JPH0838602A - 生物学的流体の加熱、ろ過及び気体除去を行う装置及びその方法 - Google Patents
生物学的流体の加熱、ろ過及び気体除去を行う装置及びその方法Info
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- JPH0838602A JPH0838602A JP7078959A JP7895995A JPH0838602A JP H0838602 A JPH0838602 A JP H0838602A JP 7078959 A JP7078959 A JP 7078959A JP 7895995 A JP7895995 A JP 7895995A JP H0838602 A JPH0838602 A JP H0838602A
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/44—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for cooling or heating the devices or media
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61M2205/00—General characteristics of the apparatus
- A61M2205/36—General characteristics of the apparatus related to heating or cooling
- A61M2205/366—General characteristics of the apparatus related to heating or cooling by liquid heat exchangers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の装置よりも高速にて作動可能である、
生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を除去する装
置を提供すること。 【構成】 生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を
除去する装置が提供される。該装置は、フィルタ装置４
４内に同軸状に保持された流体を加熱する熱交換器４２
を備えている。フィルタ装置４４が内側チャンバ２０内
で熱交換器４２から加熱後の流体を受け取り、加熱した
流体中に含まれる気体を内側チャンバ２０の排気口を通
じて大気に排出する。流体は内側チャンバ２０と外側チ
ャンバ２２とを同軸状に分離するフィルタエレメント１
４により、内側チャンバ２０と外側チャンバ２２との間
で半径方向にろ過される。
生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を除去する装
置を提供すること。 【構成】 生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を
除去する装置が提供される。該装置は、フィルタ装置４
４内に同軸状に保持された流体を加熱する熱交換器４２
を備えている。フィルタ装置４４が内側チャンバ２０内
で熱交換器４２から加熱後の流体を受け取り、加熱した
流体中に含まれる気体を内側チャンバ２０の排気口を通
じて大気に排出する。流体は内側チャンバ２０と外側チ
ャンバ２２とを同軸状に分離するフィルタエレメント１
４により、内側チャンバ２０と外側チャンバ２２との間
で半径方向にろ過される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生物学的流体の加熱、
ろ過を行い且つその流体から気体を除去する装置に関す
る。
ろ過を行い且つその流体から気体を除去する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】バッグに貯蔵した血液のような生物学的
流体は、典型的には、患者の体内に注入する前に加熱さ
れる。加熱したとき、血液中に気泡が発生するが、患者
の重大なダメージ及び死亡を防止するため、注入前にこ
の気泡を除去しなければならない。更に、注入前に、血
液中の血栓も血液からろ過して除去しなければならな
い。
流体は、典型的には、患者の体内に注入する前に加熱さ
れる。加熱したとき、血液中に気泡が発生するが、患者
の重大なダメージ及び死亡を防止するため、注入前にこ
の気泡を除去しなければならない。更に、注入前に、血
液中の血栓も血液からろ過して除去しなければならな
い。
【０００３】患者に注入する前に、生物学的流体を加熱
し、ろ過して空気を除去する現在の方法は、ヴェルカー
ルト（Ｖｅｒｋａａｒｔ）に付与された米国特許第４，
７５９，７４９号及び同第４，９００，３０８号に開示
されている。
し、ろ過して空気を除去する現在の方法は、ヴェルカー
ルト（Ｖｅｒｋａａｒｔ）に付与された米国特許第４，
７５９，７４９号及び同第４，９００，３０８号に開示
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これらのヴェルカール
トの特許には、血液を加熱する熱交換器が一本の管によ
ってフィルタ／空気除去器に直列に接続された、血液の
加熱、ろ過を行い、空気を除去する装置が開示されてい
る。このフィルタ／空気除去器は、そのフィルタ／空気
除去器の頂部付近にて熱交換器から加熱した血液を受け
取る。その加熱した血液に含まれる気泡はフィルタ／空
気除去器の頂部に形成された通気穴を通じて大気中に排
出される。次に、血液は、フィルタ／空気除去器の底部
に形成され、血液から血栓を除去するフィルタエレメン
トを通って下方に流動する。
トの特許には、血液を加熱する熱交換器が一本の管によ
ってフィルタ／空気除去器に直列に接続された、血液の
加熱、ろ過を行い、空気を除去する装置が開示されてい
る。このフィルタ／空気除去器は、そのフィルタ／空気
除去器の頂部付近にて熱交換器から加熱した血液を受け
取る。その加熱した血液に含まれる気泡はフィルタ／空
気除去器の頂部に形成された通気穴を通じて大気中に排
出される。次に、血液は、フィルタ／空気除去器の底部
に形成され、血液から血栓を除去するフィルタエレメン
トを通って下方に流動する。
【０００５】上記ヴェルカールトの米国特許に開示され
た装置に伴う問題点は、フィルタ／空気除去器が血液内
を上昇する気泡の速度よりも大きい流速で血液を処理す
ることが出来ないことである。
た装置に伴う問題点は、フィルタ／空気除去器が血液内
を上昇する気泡の速度よりも大きい流速で血液を処理す
ることが出来ないことである。
【０００６】このように流速が制限される理由は、大気
中に排出されるべく上昇する気泡と反対に血液がフィル
タ／空気除去器内を下方に流動するためである。その結
果、気泡が上昇する速度よりも速い速度で血液が流動す
るから、空気は大気中に排出することが出来ない。
中に排出されるべく上昇する気泡と反対に血液がフィル
タ／空気除去器内を下方に流動するためである。その結
果、気泡が上昇する速度よりも速い速度で血液が流動す
るから、空気は大気中に排出することが出来ない。
【０００７】従って、従来の装置よりも高速にて作動可
能である、生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を
除去する装置の開発が課題とされている。
能である、生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を
除去する装置の開発が課題とされている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、生物学的流体
の加熱、ろ過を行い且つ気体を除去する装置を提供する
ものである。該装置は、生物学的流体を加熱する熱交換
器を備えている。この熱交換器は、入口ポートと、出口
通路とを備えている。フィルタ装置が熱交換器の縦軸線
に沿って熱交換器の一部を囲繞している。このフィルタ
装置は、熱交換器から加熱した生物学的流体を受け取り
得るように熱交換器の出口通路と流体連通した内部チャ
ンバを備えている。この加熱した生物学的流体は気体を
含む。内側及び外側チャンバそれぞれの頂部及び底部に
蓋をする頂部及び底部キャップが設けられている。頂部
キャップの排気口は、フィルタ装置の内側チャンバを大
気に排気して、内側チャンバ内の生物学的流体から気体
を大気中に排気する。また、フィルタ装置は、内側チャ
ンバを囲繞する外側チャンバを備えている。この内側チ
ャンバは、フィルタエレメントを介して外側チャンバと
流体連通状態に結合されており、このフィルタエレメン
トは、熱交換器の出口通路から内側チャンバに入る生物
学的流体により内側チャンバから外側チャンバ内に半径
方向に付勢された生物学的流体に対するろ過を行う。
の加熱、ろ過を行い且つ気体を除去する装置を提供する
ものである。該装置は、生物学的流体を加熱する熱交換
器を備えている。この熱交換器は、入口ポートと、出口
通路とを備えている。フィルタ装置が熱交換器の縦軸線
に沿って熱交換器の一部を囲繞している。このフィルタ
装置は、熱交換器から加熱した生物学的流体を受け取り
得るように熱交換器の出口通路と流体連通した内部チャ
ンバを備えている。この加熱した生物学的流体は気体を
含む。内側及び外側チャンバそれぞれの頂部及び底部に
蓋をする頂部及び底部キャップが設けられている。頂部
キャップの排気口は、フィルタ装置の内側チャンバを大
気に排気して、内側チャンバ内の生物学的流体から気体
を大気中に排気する。また、フィルタ装置は、内側チャ
ンバを囲繞する外側チャンバを備えている。この内側チ
ャンバは、フィルタエレメントを介して外側チャンバと
流体連通状態に結合されており、このフィルタエレメン
トは、熱交換器の出口通路から内側チャンバに入る生物
学的流体により内側チャンバから外側チャンバ内に半径
方向に付勢された生物学的流体に対するろ過を行う。
【０００９】好適な実施例において、フィルタ装置は、
フィルタ装置から生物学的流体を排出し得るように外側
チャンバと流体連通した出口ポートを備えている。この
熱交換器は、温水が加熱媒体として流動する内側導管
と、該内側導管と同軸状である外側導管とを備えてい
る。熱交換器は、この熱交換器を流れる生物学的流体が
加熱されるように内側導管と外側導管との間にら旋状の
熱交換通路を有している。フィルタエレメントは、熱交
換器に対して同軸状である。フィルタエレメントは、該
フィルタエレメント装置の内側チャンバを外側チャンバ
と流体連通状態に同軸状に結合して、流入する生物学的
流体により内側チャンバから外側チャンバ内に付勢され
た生物学的流体を半径方向にろ過する。生物学的流体
は、内側チャンバ内への熱交換器の通路を通って上方に
流動して排気口に向かい、また、内側チャンバから外側
チャンバ内に半径方向外方に進み、また、外側チャンバ
を通じて下方に流れる。
フィルタ装置から生物学的流体を排出し得るように外側
チャンバと流体連通した出口ポートを備えている。この
熱交換器は、温水が加熱媒体として流動する内側導管
と、該内側導管と同軸状である外側導管とを備えてい
る。熱交換器は、この熱交換器を流れる生物学的流体が
加熱されるように内側導管と外側導管との間にら旋状の
熱交換通路を有している。フィルタエレメントは、熱交
換器に対して同軸状である。フィルタエレメントは、該
フィルタエレメント装置の内側チャンバを外側チャンバ
と流体連通状態に同軸状に結合して、流入する生物学的
流体により内側チャンバから外側チャンバ内に付勢され
た生物学的流体を半径方向にろ過する。生物学的流体
は、内側チャンバ内への熱交換器の通路を通って上方に
流動して排気口に向かい、また、内側チャンバから外側
チャンバ内に半径方向外方に進み、また、外側チャンバ
を通じて下方に流れる。
【００１０】
【作用】本発明は、従来技術の装置よりも速い流速にて
作用可能である、生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ
気体を除去する装置を提供するものである。また、フィ
ルタ装置及び熱交換器が互いに一本の管で接続するので
はなく、単一の組立体として組み合わされるため、本発
明の装置はコンパクトでもある。故に、作動中に本発明
の装置内に保持されている血液量は、全ての構成要素が
分離している場合よりも少なくなる。その結果、使用
後、本発明の装置を廃棄したとき、無駄となる生物学的
流体の量が少なくて済む。
作用可能である、生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ
気体を除去する装置を提供するものである。また、フィ
ルタ装置及び熱交換器が互いに一本の管で接続するので
はなく、単一の組立体として組み合わされるため、本発
明の装置はコンパクトでもある。故に、作動中に本発明
の装置内に保持されている血液量は、全ての構成要素が
分離している場合よりも少なくなる。その結果、使用
後、本発明の装置を廃棄したとき、無駄となる生物学的
流体の量が少なくて済む。
【００１１】
【実施例】本発明の上記及びその他の目的、特徴及び有
利な点は、異なる図面の全体を通して同一の部品は同様
の参照符号に表示した、図面に関する、以下の好適な実
施例の詳細な説明から明らかになるであろう。これらの
添付図面は、当然に、正確な縮尺ではなく、本発明の原
理の理解に重点を置いたものである。
利な点は、異なる図面の全体を通して同一の部品は同様
の参照符号に表示した、図面に関する、以下の好適な実
施例の詳細な説明から明らかになるであろう。これらの
添付図面は、当然に、正確な縮尺ではなく、本発明の原
理の理解に重点を置いたものである。
【００１２】図１において、注入装置１００は、該注入
装置１００を制御する制御盤８０を有するハウジング８
を備えている。静脈内注入用ポール６２がハウジング８
に固定されている。血液が入った袋Ｂ1、Ｂ2が静脈内注
入用ポール６２に掛けられている。これらの袋Ｂ1、Ｂ2
は、微小物凝集フィルタＦ1、Ｆ2、血液に適合可能な管
６４、６０、クランプＣ1、Ｃ2を介してそれぞれコネク
タ６２と流体連通している。コネクタ６２は、血液に適
合可能な管７０、空気検出器Ｄ1、入口ポートＰＴ1を介
してヒータ−フィルタ組立体１０と流体連通している。
空気検出器Ｄ1は、管７０の上方領域６６内に流体が存
在するか否かを検出する。蠕動ポンプＰはヒータ・フィ
ルタ組立体１０を通じて血液を袋Ｂ1、Ｂ2から患者６の
体内に圧送する。
装置１００を制御する制御盤８０を有するハウジング８
を備えている。静脈内注入用ポール６２がハウジング８
に固定されている。血液が入った袋Ｂ1、Ｂ2が静脈内注
入用ポール６２に掛けられている。これらの袋Ｂ1、Ｂ2
は、微小物凝集フィルタＦ1、Ｆ2、血液に適合可能な管
６４、６０、クランプＣ1、Ｃ2を介してそれぞれコネク
タ６２と流体連通している。コネクタ６２は、血液に適
合可能な管７０、空気検出器Ｄ1、入口ポートＰＴ1を介
してヒータ−フィルタ組立体１０と流体連通している。
空気検出器Ｄ1は、管７０の上方領域６６内に流体が存
在するか否かを検出する。蠕動ポンプＰはヒータ・フィ
ルタ組立体１０を通じて血液を袋Ｂ1、Ｂ2から患者６の
体内に圧送する。
【００１３】該ヒータ・フィルタ組立体１０は、同一の
縦軸線に沿ってフィルタ装置４４内で同軸状に配置され
た熱交換器４２を備えている。圧力センサＳ1が血液適
合可能な管７４及びフィルタ装置４４の側部ポート３０
を介してヒータ・フィルタ組立体１０と流体連通してい
る。圧力センサＳ1は、ヒータ・フィルタ組立体１０内
の流体圧力を検出する。熱交換器４２の入口ポートＰＴ
4及び水出口ポートＰＴ5は、それぞれハウジング８の側
部に配置されたマニホルド７８ａ、７８ｂと流体連通し
ている。これらのマニホルド７８ａ、７８ｂは、ハウジ
ング８内に入った加熱した供給温水と流体連通してい
る。水ポートＰＴ4、ＰＴ5は、温水が供給温水源から熱
交換器４２を通って流動するのを許容する。ヒータ・フ
ィルタ組立体１０は、フィルタ装置４４の出口ポートＰ
Ｔ3、温度センサＳ2、空気検出器Ｄ2、空気検出器Ｄ3、
弁Ｖ、血液適合性注入管７６及びカテーテル（又は同様
の装置）７６ａを介して患者６と流体連通している。
縦軸線に沿ってフィルタ装置４４内で同軸状に配置され
た熱交換器４２を備えている。圧力センサＳ1が血液適
合可能な管７４及びフィルタ装置４４の側部ポート３０
を介してヒータ・フィルタ組立体１０と流体連通してい
る。圧力センサＳ1は、ヒータ・フィルタ組立体１０内
の流体圧力を検出する。熱交換器４２の入口ポートＰＴ
4及び水出口ポートＰＴ5は、それぞれハウジング８の側
部に配置されたマニホルド７８ａ、７８ｂと流体連通し
ている。これらのマニホルド７８ａ、７８ｂは、ハウジ
ング８内に入った加熱した供給温水と流体連通してい
る。水ポートＰＴ4、ＰＴ5は、温水が供給温水源から熱
交換器４２を通って流動するのを許容する。ヒータ・フ
ィルタ組立体１０は、フィルタ装置４４の出口ポートＰ
Ｔ3、温度センサＳ2、空気検出器Ｄ2、空気検出器Ｄ3、
弁Ｖ、血液適合性注入管７６及びカテーテル（又は同様
の装置）７６ａを介して患者６と流体連通している。
【００１４】作動時、袋Ｂ1、Ｂ2からの血液は、フィル
タＦ1、Ｆ2、管６４、６２、クランプＣ1、Ｃ2及びコネ
クタ６２を介して管７０内に排出される。袋Ｂ1、Ｂ2の
開封は、同時に又は別個に行うことが出来る。空気検出
器Ｄ1は、管７０の上方領域６６内に流体が存在するこ
とを検出し、また、装置１００が作動するのを許容す
る。血液が熱交換器４２の入口ポートＰＴ1を通じてヒ
ータ・フィルタ組立体１０内に圧送される。温水は熱交
換器４２を通ってマニホルド７８ａから下方に水入口ポ
ートＰＴ4内に流動し、水出口ポートＰＴ5から出てマニ
ホルド７８ｂに入り、血液を適当な注入温度に加熱す
る。熱交換器４２により血液が加熱された後、その加熱
した血液はフィルタ装置４４に入る。フィルタ装置４４
は、加熱中に形成される気泡を血液から除去し、また、
血液から血栓を除去する。ヒータ・フィルタ組立体１０
により血液が処理されたならば、血液は、フィルタ装置
４４の出口ポートＰＴ3、温度センサＳ1、空気検出器Ｄ
1、Ｄ2、弁Ｖ、注入管７６及びカテーテル７６ａを介し
て患者６に注入される。
タＦ1、Ｆ2、管６４、６２、クランプＣ1、Ｃ2及びコネ
クタ６２を介して管７０内に排出される。袋Ｂ1、Ｂ2の
開封は、同時に又は別個に行うことが出来る。空気検出
器Ｄ1は、管７０の上方領域６６内に流体が存在するこ
とを検出し、また、装置１００が作動するのを許容す
る。血液が熱交換器４２の入口ポートＰＴ1を通じてヒ
ータ・フィルタ組立体１０内に圧送される。温水は熱交
換器４２を通ってマニホルド７８ａから下方に水入口ポ
ートＰＴ4内に流動し、水出口ポートＰＴ5から出てマニ
ホルド７８ｂに入り、血液を適当な注入温度に加熱す
る。熱交換器４２により血液が加熱された後、その加熱
した血液はフィルタ装置４４に入る。フィルタ装置４４
は、加熱中に形成される気泡を血液から除去し、また、
血液から血栓を除去する。ヒータ・フィルタ組立体１０
により血液が処理されたならば、血液は、フィルタ装置
４４の出口ポートＰＴ3、温度センサＳ1、空気検出器Ｄ
1、Ｄ2、弁Ｖ、注入管７６及びカテーテル７６ａを介し
て患者６に注入される。
【００１５】ヒータ・フィルタ組立体１０内の血液の圧
力は、圧力センサＳ1によって検出されて、圧力が制御
される、即ち、注入に不適当な圧力であるならば、装置
を遮断することが出来る。温度センサＳ2が加熱した血
液の温度を監視し、その情報をマイクロプロセッサにフ
ィードバックし、血液の温度が適正な値にあることを確
実にする。空気検出器Ｄ2、Ｄ3は、二重の安全機能を備
えており、これは、気泡を含む血液が患者に注入されな
いことを確実にする上で望ましい。気泡が注入管７６を
通過する場合、検出器Ｄ2、Ｄ3が弁Ｖを閉じ、ポンプＰ
を遮断し、これにより、患者に対する血液の流れを中断
する。
力は、圧力センサＳ1によって検出されて、圧力が制御
される、即ち、注入に不適当な圧力であるならば、装置
を遮断することが出来る。温度センサＳ2が加熱した血
液の温度を監視し、その情報をマイクロプロセッサにフ
ィードバックし、血液の温度が適正な値にあることを確
実にする。空気検出器Ｄ2、Ｄ3は、二重の安全機能を備
えており、これは、気泡を含む血液が患者に注入されな
いことを確実にする上で望ましい。気泡が注入管７６を
通過する場合、検出器Ｄ2、Ｄ3が弁Ｖを閉じ、ポンプＰ
を遮断し、これにより、患者に対する血液の流れを中断
する。
【００１６】図２及び図３には、ヒータ・フィルタ組立
体１０の詳細が更に示してある。熱交換器４２は、フィ
ルタ装置４４の縦軸線に対して同軸状に配置され、熱交
換器４２の上端がフィルタ装置４４を貫通して伸長して
いる。熱交換器４２の熱交換内管１６は、Ｏ−リング３
２によりフィルタ装置４４の上端にて頂部キャップ２９
に密封されている。熱交換器４２の外管１９は、底部キ
ャップ３６及びシール３４によりフィルタ装置４４の下
端に密封されている。
体１０の詳細が更に示してある。熱交換器４２は、フィ
ルタ装置４４の縦軸線に対して同軸状に配置され、熱交
換器４２の上端がフィルタ装置４４を貫通して伸長して
いる。熱交換器４２の熱交換内管１６は、Ｏ−リング３
２によりフィルタ装置４４の上端にて頂部キャップ２９
に密封されている。熱交換器４２の外管１９は、底部キ
ャップ３６及びシール３４によりフィルタ装置４４の下
端に密封されている。
【００１７】熱交換器４２は、熱交換内管１６と、外管
１９とで形成されている。温水は水入口ポートＰＴ4を
通って熱交換内管１６に入り、水出口ポートＰＴ5を通
って熱交換内管１６から出る。熱交換内管１６は、一体
に形成されたら旋状のフルートを１６ａを有する。フル
ート１６ａの外周１６ｂは、外管１９の内壁１９ａに接
触して、外管１９の内壁１９ａと熱交換内管１６の外壁
１６ｃの間にら旋状の流体通路１８を形成する。該通路
１８は、血液が熱交換内側管１６と熱交換関係にて接触
している時間を長くして加熱を促進するため、ら旋状に
形成される。
１９とで形成されている。温水は水入口ポートＰＴ4を
通って熱交換内管１６に入り、水出口ポートＰＴ5を通
って熱交換内管１６から出る。熱交換内管１６は、一体
に形成されたら旋状のフルートを１６ａを有する。フル
ート１６ａの外周１６ｂは、外管１９の内壁１９ａに接
触して、外管１９の内壁１９ａと熱交換内管１６の外壁
１６ｃの間にら旋状の流体通路１８を形成する。該通路
１８は、血液が熱交換内側管１６と熱交換関係にて接触
している時間を長くして加熱を促進するため、ら旋状に
形成される。
【００１８】端部キャップ４０は、熱交換内管１６に対
して外管１９を密封し、これにより血液の漏洩を防止す
る。入口ポートＰＴ1が端部キャップ４０内に配置され
ており、また、該入口ポートＰＴは通路１８と流体連通
して血液が通路１８に入るのを許容する。出口通路ＰＴ
2は、加熱した血液が通路１８及び熱交換器４２から出
るのを許容する。好適な実施例において、熱交換内管１
６はアルミニウムで形成される一方、外管１９は透明な
生体適合性プラスチックで形成され、また、シール３４
及びＯ−リング３２も生体適合性エラストマーで形成さ
れる。しかしながら、これと代替的に、熱交換内管１６
及び外管１９は、ステンレス鋼のようなその他の適当な
材料で形成することも可能である。
して外管１９を密封し、これにより血液の漏洩を防止す
る。入口ポートＰＴ1が端部キャップ４０内に配置され
ており、また、該入口ポートＰＴは通路１８と流体連通
して血液が通路１８に入るのを許容する。出口通路ＰＴ
2は、加熱した血液が通路１８及び熱交換器４２から出
るのを許容する。好適な実施例において、熱交換内管１
６はアルミニウムで形成される一方、外管１９は透明な
生体適合性プラスチックで形成され、また、シール３４
及びＯ−リング３２も生体適合性エラストマーで形成さ
れる。しかしながら、これと代替的に、熱交換内管１６
及び外管１９は、ステンレス鋼のようなその他の適当な
材料で形成することも可能である。
【００１９】フィルタ装置４４は、透明な生体適合性プ
ラスチックで出来たものであることが望ましい管状ハウ
ジング１２を備えている。熱交換器４２、フィルタエレ
メント１４、頂部キャップ２９及び底部キャップ３６の
間の環状領域により画成された内側チャンバ２０は、熱
交換器４２の出口通路ＰＴ2を囲繞し且つ該出口通路Ｐ
Ｔ2と流体連通している。内側チャンバ２０は、外側チ
ャンバ２２と流体連通しており、また、該内側チャンバ
は、管状のフィルタエレメント１４により外側チャンバ
２２から同軸状に分離されている。外側チャンバ２２
は、フィルタエレメント１４と、ハウジング１２の外壁
１２ａと、頂部キャップ２９と、底部キャップ３６とで
画成された環状領域である。頂部キャップ２９と底部キ
ャップ３６との間を伸長する、等間隔に離間された４つ
のリブ３１がフィルタエレメント１４の周りで同心状に
配置され、血液がフィルタエレメント１４を経て流動す
るとき、フィルタエレメント１４が適正な位置に配置さ
れた状態を保つ。リブ３１の厚さは、フィルタエレメン
ト１４を通る血液の流れが該リブ３１により著しく妨害
されるのを防止するのに十分、薄い。
ラスチックで出来たものであることが望ましい管状ハウ
ジング１２を備えている。熱交換器４２、フィルタエレ
メント１４、頂部キャップ２９及び底部キャップ３６の
間の環状領域により画成された内側チャンバ２０は、熱
交換器４２の出口通路ＰＴ2を囲繞し且つ該出口通路Ｐ
Ｔ2と流体連通している。内側チャンバ２０は、外側チ
ャンバ２２と流体連通しており、また、該内側チャンバ
は、管状のフィルタエレメント１４により外側チャンバ
２２から同軸状に分離されている。外側チャンバ２２
は、フィルタエレメント１４と、ハウジング１２の外壁
１２ａと、頂部キャップ２９と、底部キャップ３６とで
画成された環状領域である。頂部キャップ２９と底部キ
ャップ３６との間を伸長する、等間隔に離間された４つ
のリブ３１がフィルタエレメント１４の周りで同心状に
配置され、血液がフィルタエレメント１４を経て流動す
るとき、フィルタエレメント１４が適正な位置に配置さ
れた状態を保つ。リブ３１の厚さは、フィルタエレメン
ト１４を通る血液の流れが該リブ３１により著しく妨害
されるのを防止するのに十分、薄い。
【００２０】頂部キャップ２９の排気穴２８、２８ａは
内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２をそれぞれ大気
に排気する。排気穴２８、２８ａは、ハウジング１２の
頂部に形成され、頂部キャップ２９を貫通して伸長す
る、半径方向スロットの形態であることが望ましい。熱
交換器４２の出口通路ＰＴ2は、内側チャンバ２０の頂
部及び排気穴２８の付近に配置されている。フィルタエ
レメント２６、２６ａは、排気穴２８、２８ａをそれぞ
れ覆い、大気と内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２
との間に滅菌バリヤを提供する。フィルタエレメント２
６、２６ａは、空気の透過は許容するが、液体及び大部
分の細菌の透過は妨害する適当な孔寸法を有する多孔性
のポリテトラ・フロロエチレン及びポリエステル織地の
積層品であることが望ましい。その結果、排気穴２８、
２８ａを通って内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２
から出るのは気体に限られ、血液がここから出ることが
出来ない。更に、汚染物質が排気穴２８、２８ａを通っ
て内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２に入ることは
出来ない。また、排気穴２８、２８ａは半径方向穴とし
て説明したが、これと代替的に、これらの排気穴２８、
２８ａは、円形穴又は矩形のスロットといったその他の
適当な形態とすることが可能である。更に、内側チャン
バ２０及び外側チャンバ２２は、大気ではなく、真空圧
に排気することも可能である。
内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２をそれぞれ大気
に排気する。排気穴２８、２８ａは、ハウジング１２の
頂部に形成され、頂部キャップ２９を貫通して伸長す
る、半径方向スロットの形態であることが望ましい。熱
交換器４２の出口通路ＰＴ2は、内側チャンバ２０の頂
部及び排気穴２８の付近に配置されている。フィルタエ
レメント２６、２６ａは、排気穴２８、２８ａをそれぞ
れ覆い、大気と内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２
との間に滅菌バリヤを提供する。フィルタエレメント２
６、２６ａは、空気の透過は許容するが、液体及び大部
分の細菌の透過は妨害する適当な孔寸法を有する多孔性
のポリテトラ・フロロエチレン及びポリエステル織地の
積層品であることが望ましい。その結果、排気穴２８、
２８ａを通って内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２
から出るのは気体に限られ、血液がここから出ることが
出来ない。更に、汚染物質が排気穴２８、２８ａを通っ
て内側チャンバ２０及び外側チャンバ２２に入ることは
出来ない。また、排気穴２８、２８ａは半径方向穴とし
て説明したが、これと代替的に、これらの排気穴２８、
２８ａは、円形穴又は矩形のスロットといったその他の
適当な形態とすることが可能である。更に、内側チャン
バ２０及び外側チャンバ２２は、大気ではなく、真空圧
に排気することも可能である。
【００２１】フィルタ装置４４に形成された流体の出口
ポートＰＴ3は、外側チャンバ２２と流体連通してお
り、また、流体が外側チャンバ２２及びヒータ・フィル
タ組立体１０から出ることを許容する。また、側部ポー
ト３０は、外側チャンバ２２とも流体連通しており、ま
た、ヒータ・フィルタ組立体１０内の圧力を感知し得る
ように管７４を介して圧力センサＳ1に接続されてい
る。ハウジング１２は、透明な生体適合性プラスチック
で出来ていることが望ましいが、ハウジング１２は半透
明プラスチック、又は、ステンレス鋼のようなその他の
適当な材料にて形成することが出来る。
ポートＰＴ3は、外側チャンバ２２と流体連通してお
り、また、流体が外側チャンバ２２及びヒータ・フィル
タ組立体１０から出ることを許容する。また、側部ポー
ト３０は、外側チャンバ２２とも流体連通しており、ま
た、ヒータ・フィルタ組立体１０内の圧力を感知し得る
ように管７４を介して圧力センサＳ1に接続されてい
る。ハウジング１２は、透明な生体適合性プラスチック
で出来ていることが望ましいが、ハウジング１２は半透
明プラスチック、又は、ステンレス鋼のようなその他の
適当な材料にて形成することが出来る。
【００２２】このヒータ・フィルタ組立体１０の作用に
関して、以下により詳細に説明する。温水は、水入口ポ
ートＰＴ4に入り、熱交換器４２の水出口ポートＰＴ5か
ら出て、熱交換内管１６を加熱する。血液はポンプＰ
（図１）により圧送されて、端部キャップ４０の入口ポ
ートＰＴ1を通って熱交換器４２に入る。血液は、ら旋
状通路１８に入り、ら旋状通路１８内の熱交換器４２を
通じて上方に圧送される。この血液は、熱交換内管１６
の外壁１６ｃの上を流れるときに加熱される。この加熱
された血液は、出口通路ＰＴ2にて通路１８から出て、
また、内側チャンバ２０に入る。熱交換器４２内の加熱
された血液内に生じる気泡は、上方に流れ、上昇する血
液内で排気穴に２８に向けて運ばれる。これらの気泡
は、内側チャンバ２０から大気中にフィルタエレメント
２６及び排気口２８を通じて排気される。また、上方に
流れる気泡は、上昇する血液によって排気穴２８に向け
て上方にも運ばれるから、このヒータ・フィルタ組立体
１０を通る血液の流速は、気泡が上昇する速度により制
限されない。その結果、ヒータ・フィルタ組立体１０
は、少なくとも６リットル／分の流量にて機能すること
が可能である。次に、内側チャンバ２０内の血液は、出
口通路ＰＴ2から内側チャンバ２０に入る追加の血液に
よって、内側チャンバ２０内で下方に付勢され、フィル
タエレメント１４を通じて半径方向外方に外側チャンバ
２２内に導入される。フィルタエレメント１４は、血液
から血栓及びその他の不要な微粒子を除去する。血液中
に残る全ての気泡は、フィルタエレメント２６ａ及び排
気穴２８ａを介して出口チャンバ２２から外に排出する
ことが出来る。処理済みの血液は、フィルタ装置４４の
出口ポートＰＴ3を介して出口チャンバ２２及びヒータ
・フィルタ組立体１０から排出される。好適な実施例に
おいて、フィルタエレメント１４は、４０μｍフィルタ
である。しかしながら、これと代替的に、フィルタエレ
メント１４の孔径は変更が可能である。更に、内側チャ
ンバ２０からフィルタエレメント１４を通じて外側チャ
ンバ２２に達する血液の流れは、全方向（３６０°）に
向けて半径方向外方に流動する状態で示してあるが、３
６０°以下の半径方向外方にしか流動しないように制限
することも可能である。
関して、以下により詳細に説明する。温水は、水入口ポ
ートＰＴ4に入り、熱交換器４２の水出口ポートＰＴ5か
ら出て、熱交換内管１６を加熱する。血液はポンプＰ
（図１）により圧送されて、端部キャップ４０の入口ポ
ートＰＴ1を通って熱交換器４２に入る。血液は、ら旋
状通路１８に入り、ら旋状通路１８内の熱交換器４２を
通じて上方に圧送される。この血液は、熱交換内管１６
の外壁１６ｃの上を流れるときに加熱される。この加熱
された血液は、出口通路ＰＴ2にて通路１８から出て、
また、内側チャンバ２０に入る。熱交換器４２内の加熱
された血液内に生じる気泡は、上方に流れ、上昇する血
液内で排気穴に２８に向けて運ばれる。これらの気泡
は、内側チャンバ２０から大気中にフィルタエレメント
２６及び排気口２８を通じて排気される。また、上方に
流れる気泡は、上昇する血液によって排気穴２８に向け
て上方にも運ばれるから、このヒータ・フィルタ組立体
１０を通る血液の流速は、気泡が上昇する速度により制
限されない。その結果、ヒータ・フィルタ組立体１０
は、少なくとも６リットル／分の流量にて機能すること
が可能である。次に、内側チャンバ２０内の血液は、出
口通路ＰＴ2から内側チャンバ２０に入る追加の血液に
よって、内側チャンバ２０内で下方に付勢され、フィル
タエレメント１４を通じて半径方向外方に外側チャンバ
２２内に導入される。フィルタエレメント１４は、血液
から血栓及びその他の不要な微粒子を除去する。血液中
に残る全ての気泡は、フィルタエレメント２６ａ及び排
気穴２８ａを介して出口チャンバ２２から外に排出する
ことが出来る。処理済みの血液は、フィルタ装置４４の
出口ポートＰＴ3を介して出口チャンバ２２及びヒータ
・フィルタ組立体１０から排出される。好適な実施例に
おいて、フィルタエレメント１４は、４０μｍフィルタ
である。しかしながら、これと代替的に、フィルタエレ
メント１４の孔径は変更が可能である。更に、内側チャ
ンバ２０からフィルタエレメント１４を通じて外側チャ
ンバ２２に達する血液の流れは、全方向（３６０°）に
向けて半径方向外方に流動する状態で示してあるが、３
６０°以下の半径方向外方にしか流動しないように制限
することも可能である。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、特に、その好適な実施例に関
して図示し且つ説明したが、当業者には、特許請求の範
囲に記載した本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、そ
の形態及び細部の点で各種の変更が可能であることが理
解されよう。例えば、本発明の装置は、血液の加熱、ろ
過を行い且つ且つ気体を除去する装置として説明した
が、この装置は、任意の流体、又は流体の混合体を除去
するために使用可能である。更に、内側チャンバ２０、
外側チャンバ２２及びフィルタ装置のフィルタエレメン
ト１４は、熱交換器４２と同軸状である必要はなく、互
いに関して偏心させることも可能である。更に、熱交換
内管１６に代えて、電気加熱要素を使用することも出来
る。電気加熱要素を囲繞した、水を保持するジャケット
を採用して、電気加熱要素における高温の箇所を無く
し、均一な温度の熱交換面を提供することが出来る。ま
た、フィルタエレメント１４は、管状の形状である必要
はなく、矩形又は多角形の形状であつてもよい。
して図示し且つ説明したが、当業者には、特許請求の範
囲に記載した本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、そ
の形態及び細部の点で各種の変更が可能であることが理
解されよう。例えば、本発明の装置は、血液の加熱、ろ
過を行い且つ且つ気体を除去する装置として説明した
が、この装置は、任意の流体、又は流体の混合体を除去
するために使用可能である。更に、内側チャンバ２０、
外側チャンバ２２及びフィルタ装置のフィルタエレメン
ト１４は、熱交換器４２と同軸状である必要はなく、互
いに関して偏心させることも可能である。更に、熱交換
内管１６に代えて、電気加熱要素を使用することも出来
る。電気加熱要素を囲繞した、水を保持するジャケット
を採用して、電気加熱要素における高温の箇所を無く
し、均一な温度の熱交換面を提供することが出来る。ま
た、フィルタエレメント１４は、管状の形状である必要
はなく、矩形又は多角形の形状であつてもよい。
【図１】生物学的流体の加熱、ろ過を行い且つ気体を除
去する、本発明のヒータ・フィルタ組立体を含む注入装
置の側面図である。
去する、本発明のヒータ・フィルタ組立体を含む注入装
置の側面図である。
【図２】本発明のヒータ・フィルタ組立体の側断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明のヒータ・フィルタ組立体の断面図であ
る。
る。
６ 患者 ８ ハウジング １０ ヒータ・フィルタ １２ ハウジング １２ａ ハウジングの外壁 １４ フィルタエ
レメント １６ 熱交換内管 １６ａ フルート １６ｂ フルートの外周 １６ｃ 内管の外
壁 １８ 流体通路 １９ 熱交換外管 １９ａ 外管の内壁 ２０ 内側チャン
バ ２２ 外側チャンバ ２６、２６ａ フ
ィルタエレメント ２８、２８ａ 排気穴 ２９ 頂部キャッ
プ ３０、３３ 側部ポート ３１ リブ ３２ Ｏ−リング ３４ シール ３６ 底部キャップ ４０ 端部キャッ
プ ４２ 熱交換器 ４４ フィルタ装
置 ６０、６４ 管 ６２ コネクタ ６６ 上方領域 ７０、７４ 管 ７６ 注入管 ７６ａ カテーテ
ル ７８ａ、７８ｂ マニホルド ８０ 制御盤 １００ 注入装置 Ｂ1、Ｂ2 血液袋 Ｃ1、Ｃ2 クランプ Ｄ1、Ｄ2、Ｄ3
検出器 Ｆ1、Ｆ2 フィルタ Ｐ 蠕動ポンプ ＰＴ1、ＰＴ2、ＰＴ3、ＰＴ4、ＰＴ5 ポート Ｖ 弁 Ｓ1Ｓ2 センサ
レメント １６ 熱交換内管 １６ａ フルート １６ｂ フルートの外周 １６ｃ 内管の外
壁 １８ 流体通路 １９ 熱交換外管 １９ａ 外管の内壁 ２０ 内側チャン
バ ２２ 外側チャンバ ２６、２６ａ フ
ィルタエレメント ２８、２８ａ 排気穴 ２９ 頂部キャッ
プ ３０、３３ 側部ポート ３１ リブ ３２ Ｏ−リング ３４ シール ３６ 底部キャップ ４０ 端部キャッ
プ ４２ 熱交換器 ４４ フィルタ装
置 ６０、６４ 管 ６２ コネクタ ６６ 上方領域 ７０、７４ 管 ７６ 注入管 ７６ａ カテーテ
ル ７８ａ、７８ｂ マニホルド ８０ 制御盤 １００ 注入装置 Ｂ1、Ｂ2 血液袋 Ｃ1、Ｃ2 クランプ Ｄ1、Ｄ2、Ｄ3
検出器 Ｆ1、Ｆ2 フィルタ Ｐ 蠕動ポンプ ＰＴ1、ＰＴ2、ＰＴ3、ＰＴ4、ＰＴ5 ポート Ｖ 弁 Ｓ1Ｓ2 センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｍ 5/14 ４６７ Ｎ (72)発明者 ジェリー・アール・ブライトビル アメリカ合衆国マサチューセッツ州02165, ニュートン，レキシントン・ストリート 45 (72)発明者 ゲイリー・アール・ステイシー アメリカ合衆国マサチューセッツ州02050, マーシュフィールド，ハムステッド・ウェ イ 51
Claims (19)
- 【請求項１】 生物学的流体を加熱する、縦軸線を有す
る熱交換器であって、入口ポート及び出口通路を有する
前記熱交換器を備える装置にして、 前記縦軸線に沿って熱交換器の一部を囲繞するフィルタ
装置を備え、 該フィルタ装置が、 気体を含む加熱した流体を前記熱交換器から受け取り得
るように、該熱交換器の出口通路と流体連通した内側チ
ャンバと、 該内側チャンバを囲繞する外側チャンバであって、該内
側及び外側チャンバが頂部及び底部を有する前記外側チ
ャンバと、 前記内側チャンバ及び外側チャンバの頂部を包む頂部キ
ャップと、 前記内側チャンバ及び外側チャンバの底部を包む底部キ
ャップと、 前記頂部キャップに形成され、前記内側チャンバを排気
して、該内側チャンバ内の加熱した流体から気体を排気
する排気口と、 前記内側チャンバ及び外側チャンバ同士を流体連通状態
に結合するフィルタエレメントであって、前記内側チャ
ンバから前記外側チャンバに半径方向に圧送された流体
をろ過する前記フィルタエレメントと、を備えることを
特徴とする装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の装置にして、 前記フィルタ装置が、 前記外側チャンバと流体連通し、フィルタ装置から流体
を排出する出口ポートを更に備えることを特徴とする熱
交換器。 - 【請求項３】 請求項１に記載の装置にして、 前記熱交換器が、 加熱媒体を含む内側導管と、 前記内側導管と同軸状である外側導管であって、前記内
側導管と該外側導管との間に熱交換通路を形成し、該熱
交換通路内を流動する流体が加熱されるようにする前記
外側導管と、を備えることを特徴とする装置。 - 【請求項４】 請求項３に記載の装置にして、 前記加熱媒体が前記内側導管内を流動する温水であるこ
とを特徴とする装置。 - 【請求項５】 請求項３に記載の装置にして、 前記熱交換通路がら旋状であることを特徴とする装置。
- 【請求項６】 請求項１に記載の装置にして、 前記フィルタエレメントが、前記熱交換器に対して同軸
状であり、 該フィルタエレメントが、流体を半径方向にろ過し得る
ように前記内側チャンバを前記外側チャンバと流体連通
状態に接続することを特徴とする装置。 - 【請求項７】 請求項６に記載の装置にして、 流体が、熱交換通路を通って排気口に向け上方に流動し
て、内側チャンバに入り、該内側チャンバから半径方向
外方に流動して外側チャンバ内に入り、外側チャンバを
通って下方に流動するようにしたことを特徴とする装
置。 - 【請求項８】 生物学的流体を加熱する、縦軸線を有す
る熱交換器であって、入口ポート及び出口通路を有する
前記熱交換器を備える装置にして、 前記縦軸線に沿って熱交換器の一部を囲繞するフィルタ
装置を備え、 該フィルタ装置が、 気体を含む加熱した流体を前記熱交換器から受け取り得
るように、前記熱交換器の出口通路と流体連通した内側
チャンバと、 該内側チャンバを囲繞する外側チャンバであって、該内
側及び外側チャンバが頂部及び底部を有する前記外側チ
ャンバと、 前記内側チャンバ及び外側チャンバの頂部を包む頂部キ
ャップと、 前記内側チャンバ及び外側チャンバの底部を包む底部キ
ャップと、 前記頂部キャップに形成され、前記内側チャンバを排気
して、該内側チャンバ内の加熱した流体から気体を大気
中へ排気する排気口と、 前記内側チャンバ及び外側チャンバ同士を流体連通状態
に結合するフィルタエレメントであって、前記内側チャ
ンバから前記外側チャンバに半径方向に圧送された流体
を半径方向にろ過する前記フィルタエレメントと、を備
え、 装置内の流体が、熱交換通路を通って排気口に向け上方
に流動して内側チャンバに入り、該内側チャンバから半
径方向外方に流動して外側チャンバ内に入り、外側チャ
ンバを通って下方に流動するようにしたことを特徴とす
る装置。 - 【請求項９】 請求項８に記載の装置にして、 前記フィルタ組立体が、 前記外側チャンバと流体連通し、フィルタ装置から流体
を排出する出口ポートを更に備えることを特徴とする装
置。 - 【請求項１０】 請求項８に記載の装置にして、前記熱
交換器が、 加熱媒体を含む内側導管と、 前記内側導管と同軸状である外側導管であって、前記内
側導管と該外側導管との間に熱交換通路を形成し、該熱
交換通路内を流動する流体が加熱されるようにする前記
外側導管と、を備えることを特徴とする装置。 - 【請求項１１】 請求項１０に記載の装置にして、 前記加熱媒体が前記内側導管内を流動する温水であるこ
とを特徴とする装置。 - 【請求項１２】 請求項１０に記載の装置にして、 前記熱交換通路がら旋状であることを特徴とする熱交換
器。 - 【請求項１３】 生物学的流体を処理する方法にして、 縦軸線を有する熱交換器により生物学的流体を加熱する
段階と、 加熱後の流体を熱交換器からフィルタ装置の内側チャン
バ内に排出する段階であって、前記フィルタ装置の前記
内側チャンバが縦軸線に沿って熱交換器の一部を囲繞し
ている前記加熱後流体排出段階と、 内側チャンバの排気口を通じて気体を排気することによ
り、前記フィルタ装置の内側チャンバ内の加熱後流体か
ら気体を除去する段階と、 流体を内側チャンバからフィルタエレメントを通って半
径方向に外側チャンバ内に付勢させることにより、流体
をろ過する段階とを備え、 前記外側チャンバが、前記内側チャンバを囲繞し且つ前
記フィルタエレメントにより前記内側チャンバと流体連
通状態に結合されるようにしたことを特徴とする方法。 - 【請求項１４】 請求項１３に記載の生物学的流体の処
理方法にして、 該流体を患者の体内に注入する段階を更に備えることを
特徴とする方法。 - 【請求項１５】 請求項１３に記載の生物学的流体の処
理方法にして、 処理すべき生物学的流体をポンプにより熱交換器内に圧
送する段階を更に備えることを特徴とする方法。 - 【請求項１６】 請求項１３に記載の生物学的流体の処
理方法にして、 前記フィルタエレメントが、前記内側チャンバを前記外
側チャンバと流体連通状態に同軸状に結合し、これによ
り流体を半径方向にろ過するようにしたことを特徴とす
る方法。 - 【請求項１７】 請求項１６に記載の生物学的流体の処
理方法にして、 前記流体が、熱交換通路を通って排気口に向け上方に流
動して内側チャンバに入り、該内側チャンバから半径方
向に流動して外側チャンバ内に入り、外側チャンバを通
って下方に流動するようにしたことを特徴とする方法。 - 【請求項１８】 生物学的流体を処理する方法にして、 処理すべき生物学的流体をポンプにより縦軸線を有する
熱交換器内に圧送する段階と、 前記熱交換器により生物学的流体を加熱する段階と、 加熱後の流体を熱交換器からフィルタ装置の内側チャン
バ内に排出する段階であって、前記フィルタ装置の前記
内側チャンバが縦軸線に沿って熱交換器の一部を囲繞す
る前記加熱後流体排出段階と、 内側チャンバの排気口を通じて気体を大気中へ排気する
ことにより、前記フィルタ装置の内側チャンバ内の加熱
後流体から気体を除去する段階と、 流体を内側チャンバからフィルタエレメントを通って半
径方向に外側チャンバ内に付勢させることにより、流体
をろ過する段階であって、前記外側チャンバが前記内側
チャンバを同軸状に囲繞し且つ前記フィルタエレメント
により前記内側チャンバと流体連通状態に結合される前
記流体ろ過段階と、 前記流体を患者の体内に注入する段階を更に備えること
を特徴とする方法。 - 【請求項１９】 請求項１８に記載の生物学的流体の処
理方法にして、 前記流体が、熱交換器を通って排気口に向け上方に流動
して、内側チャンバに入り、該内側チャンバから半径方
向に流動して外側チャンバ内に入り、外側チャンバを通
って下方に流動するようにしたことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US222649 | 1994-04-04 | ||
| US08/222,649 US5514095A (en) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | Apparatus for heating, filtering and eliminating gas from biological fluids |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838602A true JPH0838602A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=22833112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7078959A Pending JPH0838602A (ja) | 1994-04-04 | 1995-04-04 | 生物学的流体の加熱、ろ過及び気体除去を行う装置及びその方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5514095A (ja) |
| EP (1) | EP0676215B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0838602A (ja) |
| DE (2) | DE69522733T2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001526098A (ja) * | 1997-12-22 | 2001-12-18 | セルガード，インコーポレイティド | 液体中のガス泡と溶解されたガスとを除去する装置 |
| JP2011527599A (ja) * | 2008-07-11 | 2011-11-04 | スミス メディカル エーエスディー インコーポレーテッド | 多内腔熱交換器 |
Families Citing this family (66)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5549559A (en) | 1990-03-22 | 1996-08-27 | Argomed Ltd. | Thermal treatment apparatus |
| AU6683498A (en) | 1997-03-03 | 1998-09-22 | Medical Solutions, Inc. | Method and apparatus for pressure infusion and temperature control of infused liquids |
| US5899873A (en) * | 1997-03-24 | 1999-05-04 | Quest Medical, Inc. | Biological fluid delivery system |
| US6467953B1 (en) | 1999-03-30 | 2002-10-22 | Medical Solutions, Inc. | Method and apparatus for monitoring temperature of intravenously delivered fluids and other medical items |
| US5961700A (en) * | 1997-10-31 | 1999-10-05 | Sims Level 1 | Filter system for removal of gas and particulates from cellular fluids |
| US6139528A (en) * | 1998-01-13 | 2000-10-31 | Jireh International Corporation | Intravenous warming system |
| US6554791B1 (en) * | 1999-09-29 | 2003-04-29 | Smisson-Cartledge Biomedical, Llc | Rapid infusion system |
| AU5917900A (en) * | 1999-10-26 | 2001-05-08 | Level 1 Inc. | Apparatus for regulating the temperature of fluid |
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