JPH0838481A - 携帯型音声モニター装置 - Google Patents

携帯型音声モニター装置

Info

Publication number
JPH0838481A
JPH0838481A JP6197396A JP19739694A JPH0838481A JP H0838481 A JPH0838481 A JP H0838481A JP 6197396 A JP6197396 A JP 6197396A JP 19739694 A JP19739694 A JP 19739694A JP H0838481 A JPH0838481 A JP H0838481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
microphone
cough
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6197396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Iiizumi
仁美 飯泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6197396A priority Critical patent/JPH0838481A/ja
Publication of JPH0838481A publication Critical patent/JPH0838481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 咳などを長時間にわたってモニターできるよ
うにする。 【構成】 マイクロフォン10の信号を増幅器22で増
幅し、半波整流回路24aと平滑回路26aにより出力
1を取り出し、19〜31Hzの周波数範囲の信号をバ
ンドパスフィルター28bで抽出し半波整流回路24b
と平滑回路26bを経て出力2を取り出し、190〜8
10Hzの周波数範囲の信号をバンドパスフィルター2
8cで抽出し半波整流回路24cと平滑回路26cを経
て出力3を取り出す。これらの出力1〜3を組み合わせ
て咳を表すデータを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は在宅医療分野などにおい
て、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患をモニターするた
めに、生体信号から少なくとも咳に該当する信号を取り
出すための携帯型の音声モニター装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来このような携帯型音声モニター装置
はなく、人体の咽頭部にマイクロフォンを装着し、その
マイクロフォンによる音声信号をアナログテープレコー
ダーに全て記録し、後にその記録された原音信号を解析
し、咳の回数を数えるなどの処理を行なっている。しか
し、アナログテープレコーダーに原音信号を全て記録し
ようとすると、通常使用されている音楽テープでは2時
間程度しか録音することができず、それ以上にわたって
連続してモニターすることはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はマイクロフォ
ンを通して取り込んだ音声信号を解析して少なくとも咳
に関するデータを得て記憶させることにより、長時間に
わたってモニターすることができるようにすることを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するための携帯型音声モニター装置であり、人体の咽
頭部に装着するための部材に取りつけられ、音信号を取
り込むマイクロフォンと、そのマイクロフォンから取り
込んだ原音信号から特定の周波数範囲の音信号を抽出す
るバンドパスフィルターを少なくとも1個、並びに原音
信号及び前記バンドパスフィルターの出力信号を整流し
平滑化する回路を備えたアナログ信号処理部と、そのア
ナログ信号処理部の出力信号を組み合わせて少なくとも
咳に該当する信号を取り出す判定手段と、その判定手段
による判定結果をデータとして記憶する記憶手段とを備
えている。
【0005】図1は本発明を概略的に示したものであ
り、人体2にマイクロフォン4が装着され、そのマイク
ロフォン4からの信号を取り込んで処理するアナログ音
信号処理回路6はアナログ信号処理部に該当するもので
あり、アナログ音信号処理回路6で特徴抽出された信号
を取り込んで処理する携帯型ディジタル生体信号収集処
理装置8は判定手段と記憶手段を含んでいる。携帯型デ
ィジタル生体信号収集処理装置8の記憶装置に記憶され
たデータはホストコンピュータの計測プログラムに従っ
て計測データとしてホストコンピュータに送られ、ホス
トコンピュータでのデータ処理に利用される。
【0006】
【実施例】図2に本発明におけるマイクロフォン部分を
示す。(A)はマイクロフォンを装着部材に取りつけた
状態を示したものであり、単一指向性エレクトレット・
コンデンサ・マイクロフォン(松下電器産業製、WM−
56A103)10を、外界からの雑音の混入を防ぐた
めに袋帯状に形成した伸縮性のある布12で包み込み、
その布12の両端にマジックテープ14を取りつけてい
る。(B)は(A)のA−A’線位置での断面図であ
る。このマイクロフォン10は、(C)のように咽頭下
部に位置するようにしてマジックテープ14により首に
巻きつけられて取りつけられる。
【0007】図3にマイクロフォン10で得られる原音
信号を示す。会話、咳、叫び声、飲み込み音のそれぞれ
について示したものである。それぞれの周波数分析を行
なった結果を図4に示す。
【0008】会話、咳、叫び声及び飲込み音の特徴抽出
を行なうためのアナログ信号処理部20の一例を図5に
示す。マイクロフォン10の信号を増幅する増幅器22
と、増幅された原音信号を整流する半波整流回路24a
と、その整流された信号を平滑化する平滑回路26aに
より出力1が取り出される。一方、増幅された原音信号
から19〜31Hzの周波数範囲の信号を抽出するため
に、バンドパスフィルター28bが設けられ、そのバン
ドパスフィルター28bの出力信号を整流する半波整流
回路24bと、その整流された信号を平滑化する平滑回
路26bにより出力2が取り出される。さらに、増幅さ
れた原音信号から190〜810Hzの周波数範囲の信
号を抽出するために、バンドパスフィルター28cが設
けられ、そのバンドパスフィルター28cの出力信号を
整流する半波整流回路24cと、その整流された信号を
平滑化する平滑回路26cにより出力3が取り出され
る。図6はこのアナログ信号処理部20の具体的な回路
の一例を示したものであり、図5との対応部分に同じ符
号を符している。
【0009】図5及び図6を用い、会話音、咳、叫び
声、飲み込み音をそれぞれ特徴抽出したときの各出力
1,2,3の例を図7に示す。(A)〜(D)はそれぞ
れ会話「おはよう」、咳、叫び声「わっ」及び飲み込み
音にそれぞれ対応している。また各信号の#1〜#3は
それぞれアナログ信号処理部における出力1〜3に対応
している。
【0010】このアナログ信号処理部の出力1〜3と
咳、会話、叫び声及び飲み込み音の対応を示すと図8の
表のように分類される。
【0011】図9は、一実施例においてアナログ信号処
理部20からの特徴抽出された信号を処理する携帯型デ
ィジタル生体信号収集処理装置8の一例であり、マイク
ロコンピュータシステムにより実現されたものである。
アナログ信号処理部20の出力信号をディジタル信号に
変換してメモリバス32に取り込むためにA/Dコンバ
ータ33が設けられている。メモリバス32にはCPU
34が接続されており、そのCPU34にはメモリバス
32を介して取り込んだデータをいったん記憶するRA
M36、モニター用ROM38の他、リアルタイムクロ
ック40、ディジタル入出力部42が接続されている。
44はRAM36とROM38のメモリバス32への接
続を切り換えるスイッチである。CPU34からはイン
ターフェースを介してホストコンピュータと接続され
る。
【0012】図9の実施例において、アナログ信号処理
部20から入力された出力1〜3に基づいてその音声入
力が咳や会話などのどれに該当するかを判定するための
処理手順を図10に示す。アナログ信号処理部20から
の音声入力に対し、出力1があるときに出力3の値が大
きいか否かを判断し、出力3の値が大きくなければ飲み
込み音であると判定し、大きければ出力1の振幅が大き
いか否かをさらに判断する。そして、出力1の振幅が大
きくなければ会話であると判定し、大きければさらに出
力1に対する出力2の比が大きいか否かを判断する。そ
して、出力2/出力1が大きければ咳であると判定し、
大きくなければ叫び声であると判定する。
【0013】この判定結果を図11に示す。図11では
25歳の女性の会話と咳の入り混じった音声をこの実施
例で特徴抽出し、咳と会話に分類したものである。会話
と咳が明確に分離されている。それぞれが記憶装置に記
憶されていく。
【0014】図12は他の実施例を表わしたものであ
る。図12では特徴抽出を行なうためにマイクロフォン
4からの音声信号を増幅する増幅器22、増幅器22の
原音信号を整流する半波整流回路24a、その整流され
た信号を平滑化する平滑回路26aの他に、970〜1
020Hzの周波数特性をもつバンドパスフィルター2
8dが1個設けられ、そのバンドパスフィルター28d
の出力信号を整流する半波整流回路24dと、その整流
された信号を平滑化する平滑回路26dが設けられてい
る。平滑回路26aと26dでそれぞれ特徴抽出された
音声信号から咳に該当する信号を取り出すために携帯型
ディジタル生体信号収集処理装置30aが設けられてい
る。
【0015】携帯型ディジタル生体信号収集処理装置3
0aによる処理の結果を図13に示す。携帯型ディジタ
ル生体信号収集処理装置30aの出力としては原音信号
に対応する音信号データ(上側)と、咳に該当する信号
データ(下側)の2つが取り出され、記憶される。さら
に、本発明ではアナログ信号処理部でのバンドパスフィ
ルターのフィルター値を変更することにより、心音など
体内から発生する他の音声信号も処理することができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明ではマイクロフォンから取り込ん
だ原音信号から特定の周波数範囲の音信号をバンドパス
フィルターで抽出し、原音信号及びバンドパスフィルタ
ーの出力信号を組み合わせて少なくとも咳に該当する信
号をリアルタイムで取り出し、データとして記憶するよ
うにしたので、生の音声信号を記録するのに比べると、
必要なメモリ容量が少なくてすみ、長時間の音声モニタ
ーが可能になる。従来は原音信号をアナログ信号として
記録した後に解析していたが、本発明によりほぼリアル
タイムに特徴抽出を行ない咳などのデータを得ることが
できるので、リアルタイムに解析することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明におけるマイクロフォン部分を示す図で
あり、(A)はマイクロフォンを装着部材に取りつけた
状態を示す平面図、(B)は(A)のA−A’線位置で
の断面図、(C)は人体に装着した状態を示す側面図で
ある。
【図3】マイクロフォンで得られる音信号を示す波形図
である。
【図4】各音の周波数分析を示す波形図である。
【図5】アナログ信号処理部の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】図5のアナログ信号処理部を具体的に示す回路
図である。
【図7】図6のアナログ信号処理部の出力を各音に対し
て示す波形図である。
【図8】咳、会話、叫び声及び飲み込み音と図6の実施
例の出力1〜3との関係を示す分類表である。
【図9】一実施例における携帯型ディジタル生体信号収
集処理装置を実現するマイクロコンピュータシステムを
示すブロック図である。
【図10】一実施例における判定処理動作を示すフロー
チャート図である。
【図11】同実施例における処理結果を示す波形図であ
る。
【図12】他の実施例を示すブロック図である。
【図13】図12の実施例における判定処理結果を示す
波形図である。
【符号の説明】 4 マイクロフォン 6 アナログ音信号処理回路 8 携帯型ディジタル生体信号収集処理装置 14 マジックテープ 24a〜24d 半波整流回路 26a〜26d 平滑回路 28b〜28d バンドパスフィルター 34 CPU 36 RAM
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10L 3/00 531 N 7/10 H04R 1/14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の咽頭部に装着するための部材に取
    りつけられ、音信号を取り込むマイクロフォンと、 前記マイクロフォンから取り込んだ原音信号から特定の
    周波数範囲の音信号を抽出するバンドパスフィルターを
    少なくとも1個、並びに原音信号及び前記バンドパスフ
    ィルターの出力信号を整流し平滑化する回路を備えたア
    ナログ信号処理部と、 前記アナログ信号処理部の出力信号を組み合わせて少な
    くとも咳に該当する信号を取り出す判定手段と、 その判定手段による判定結果をデータとして記憶する記
    憶手段とを備えたことを特徴とする携帯型音声モニター
    装置。
JP6197396A 1994-07-30 1994-07-30 携帯型音声モニター装置 Pending JPH0838481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197396A JPH0838481A (ja) 1994-07-30 1994-07-30 携帯型音声モニター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197396A JPH0838481A (ja) 1994-07-30 1994-07-30 携帯型音声モニター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0838481A true JPH0838481A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16373816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6197396A Pending JPH0838481A (ja) 1994-07-30 1994-07-30 携帯型音声モニター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0838481A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058281A1 (ja) * 2005-11-17 2007-05-24 Young Co., Ltd. 送受話装置
WO2007108322A1 (ja) * 2006-03-22 2007-09-27 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 診断システム及び診断システムに用いられるプログラム
JP2008042740A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Nara Institute Of Science & Technology 非可聴つぶやき音声採取用マイクロホン
CN105513613A (zh) * 2015-11-30 2016-04-20 中国农业科学院农业信息研究所 一种禽畜咳嗽声监测预警方法及装置
CN111837000A (zh) * 2018-06-28 2020-10-27 松下知识产权经营株式会社 飞沫感染抑制系统以及飞沫感染抑制方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058281A1 (ja) * 2005-11-17 2007-05-24 Young Co., Ltd. 送受話装置
JPWO2007058281A1 (ja) * 2005-11-17 2009-05-07 ヤング株式会社 送受話装置
WO2007108322A1 (ja) * 2006-03-22 2007-09-27 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 診断システム及び診断システムに用いられるプログラム
JP2008042740A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Nara Institute Of Science & Technology 非可聴つぶやき音声採取用マイクロホン
CN105513613A (zh) * 2015-11-30 2016-04-20 中国农业科学院农业信息研究所 一种禽畜咳嗽声监测预警方法及装置
CN111837000A (zh) * 2018-06-28 2020-10-27 松下知识产权经营株式会社 飞沫感染抑制系统以及飞沫感染抑制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4770189A (en) Real time multitask electronic stethoscopy system
US4226248A (en) Phonocephalographic device
US4792145A (en) Electronic stethoscope system and method
US8715201B2 (en) Detection of body sounds
WO1990008503A1 (en) Dynamic spectral phonocardiograph
JPH11506970A (ja) 胃腸音を特徴づける方法および装置
Subburaj et al. Methods of recording and analysing cough sounds
CN102512138A (zh) 一种心音监控预警方法
KR100669532B1 (ko) 유에스비디지털청진기
Azam et al. Smartphone based human breath analysis from respiratory sounds
Lee et al. Electrocardiogram and phonocardiogram monitoring system for cardiac auscultation
WO2005004725A1 (ja) 診察支援システム、データ処理端末及びデータ処理プログラム
JPH0838481A (ja) 携帯型音声モニター装置
CA2382786A1 (en) Auscultatory training system
US10289377B2 (en) Method and apparatus for auscultating inaudible signals
US8583207B2 (en) Audio/video recording method and device
CN110010145A (zh) 一种消除电子听诊器摩擦声的方法
JP2004033254A (ja) 呼吸音可視化モニタ装置、呼吸音可視化方法及び呼吸音可視化プログラム
Bhuiyan et al. Estimating the parameters of audible clinical percussion signals by fitting exponentially damped harmonics
Schuttler et al. Digital recording and computer-based analysis of lung sounds
Aras et al. Endpoint detection of lung sounds for electronic auscultation
Jandre et al. Wavelet analysis of phonocardiograms: differences between normal and abnormal heart sounds
Khoruamkid et al. A Low-Cost Digital Stethoscope for Normal and Abnormal Heart Sound Classification
CN213075698U (zh) 一种电子听诊器
Chen et al. Fetal heart signal monitoring with confidence factor