JPH0836913A - 電球固定装置及び電球固定用受け金 - Google Patents

電球固定装置及び電球固定用受け金

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JPH0836913A
JPH0836913A JP6192307A JP19230794A JPH0836913A JP H0836913 A JPH0836913 A JP H0836913A JP 6192307 A JP6192307 A JP 6192307A JP 19230794 A JP19230794 A JP 19230794A JP H0836913 A JPH0836913 A JP H0836913A
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JP
Japan
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base
light bulb
spring piece
receiving plate
receiving
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Pending
Application number
JP6192307A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Saruwatari
辰彦 猿渡
Hiroshi Hasuike
寛 蓮池
Yoshihiko Oshikubo
義彦 押久保
Toshikazu Nohara
俊和 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ねじ部が形成された電球の口金と、電球の口
金に形成されたねじ部と螺合するねじ部が形成された電
球固定用受け金とから成る従来の電球固定装置に比べ
て、電球の口金と受け金との係合のストロークが短い、
電球固定装置を提供する。 【構成】 大径円筒状の基部と小径円筒状の先端部とを
有し、先端部の外面に周方向に互いに間隔を隔てて複数
の係止用突起3が形成された電球の口金2と、電球の口
金2と嵌合し、該口金2の大径円筒部と当接する円筒状
の受け金4とから成り、受け金4は、周方向に互いに間
隔を隔てて配設された、係止用突起3と同数のバネ片5
を備え、バネ片5は係止用突起3と係合する係止部6を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電球固定装置及び電球
固定用受け金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電球固定装置は、ねじ部が形成さ
れた電球の口金と、電球の口金に形成されたねじ部と螺
合するねじ部が形成された電球固定用受け金から成るも
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電球固定装置に
は、螺合のストローク、すなわち電球の口金に形成され
たねじ部と受け金に形成されたねじ部との係合のストロ
ークが長く、電球の固定および取外しに長時間を要する
という問題があった。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであり、ねじ部が形成された電球の口金と、電球
の口金に形成されたねじ部と螺合するねじ部が形成され
た電球固定用受け金とから成る従来の電球固定装置に比
べて、電球の口金と受け金との係合のストロークが短
い、電球固定装置を提供することを目的とする。また本
発明は、従来の電球固定装置の受け金に比べて、電球の
口金との係合のストロークが短い電球固定用受け金を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、大径円筒状の基部と小径円筒状
の先端部とを有し、先端部の外面に周方向に互いに間隔
を隔てて複数の係止用突起が形成された電球の口金と、
電球の口金と嵌合し、該口金の大径円筒部と当接する円
筒状の受け金とから成り、受け金は、周方向に互いに間
隔を隔てて配設された、係止用突起と同数のバネ片を備
え、バネ片は係止用突起と係合する係止部を有すること
を特徴とする電球固定装置を提供する。本発明の好まし
い態様においては、バネ片は受け金の軸方向に延在する
板バネであり、バネ片は受け金の側壁をコ字状に打ち抜
くことにより受け金と一体形成され、受け金の奥側のバ
ネ片の端部は自由端であり、係止部はバネ片と一体形成
されている。本発明の好ましい態様においては、バネ片
は受け金の軸方向に延在する板バネであり、受け金の側
壁を帯状に打ち抜くことにより受け金と一体形成され、
受け金の入口側と受け金の奥側のバネ片の端部は受け金
の側壁に連続しており、係止部はバネ片と一体形成され
ている。
【0005】また本発明においては、周方向に互いに間
隔を隔てて配設された複数のバネ片を備え、バネ片は径
方向内方へ突出する突起を有することを特徴とする電球
固定用の筒状の受け金を提供する。本発明の好ましい態
様においては、バネ片は受け金の軸方向に延在する板バ
ネであり、受け金の側壁をコ字状に打ち抜くことにより
受け金と一体形成され、受け金の奥側のバネ片の端部は
自由端であり、突起はバネ片と一体形成されている。本
発明の好ましい態様においては、バネ片は受け金の軸方
向に延在する板バネであり、受け金の側壁を帯状に打ち
抜くことにより受け金と一体形成され、受け金の入口側
と受け金の奥側のバネ片の端部は受け金の側壁に連続し
ており、突起はバネ片と一体形成されている。本発明の
好ましい態様においては、受け金の奥部側壁に、電球の
口金に形成されたねじ部と螺合するねじ部が形成されて
いる。
【0006】
【作用】本発明に係る電球固定装置においては、電球を
受け金に固定する際に、先ず、電球の口金の先端部外面
に形成された係止用突起を、目視により、受け金が備え
るバネ片に対峙させて、電球を受け金に対して周方向に
位置決めした後、電球の口金を受け金に押し込む。電球
の口金の先端部外面に形成された係止用突起が、受け金
が備えるバネ片の係止部に当接する。電球の口金を更に
受け金に押し込むと、バネ片が弾性変形して係止部が径
方向外方へ移動し、電球の口金の先端部外面に形成され
た係止用突起が、前記係止部を乗り越える。弾性変形し
たバネ片が復元し、係止部が径方向内方へ移動して係止
用突起と係合する。係止用突起が係止部を乗り越えた時
点で、電球の口金を受け金に押し込む作業を停止する
と、口金の基部が受け金に当接し、係止用突起がバネ片
の係止部に係合した状態で、電球が受け金に固定され
る。電球の口金を受け金に押し込む際の両者の係合スト
ロークは、電球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係
合ストロークに比べて短い。従って、本発明に係る電球
固定装置においては、電球を受け金に固定する作業に要
する時間が、従来の電球固定装置に比べて短縮される。
電球を受け金から取外す際には、係止用突起とバネ片の
係止部との間の周方向の係合角度よりも僅かに大きい角
度だけ、電球を回転させる。係止用突起が周方向に移動
し、係止用突起とバネ片の係止部との係合が解除され
る。その後、電球を手前に引くと、口金の小径の先端部
外面に形成された係止用突起は受け金の内面に接触しつ
つ或いは接触することなく受け金内を軸方向に移動し、
口金が受け金から離脱し、電球が受け金から取り外され
る。係止用突起とバネ片の係止部との間の周方向の係合
角度よりも僅かに大きい角度だけ電球を回転させた後電
球の口金を受け金から引き抜く際の、口金と受け金との
あいだの係合解除のためのストロークは、電球を回転さ
せて電球の口金を受け金から離脱させる際の、口金と受
け金とのあいだの係合解除のためのストロークに比べて
短い。従って、本発明に係る電球固定装置においては、
電球を受け金から取り外す作業に要する時間が、従来の
電球固定装置に比べて短縮される。
【0007】バネ片が受け金の軸方向に延在する板バネ
であり、バネ片は受け金の側壁をコ字状に打ち抜くこと
により受け金と一体形成され、受け金の奥側のバネ片の
端部は自由端であり、係止部はバネ片と一体形成されて
いる場合には、受け金を構成する部材品数が最小とな
る。また、片持ち状態のバネ片は弾性変形し易いので、
電球の口金を受け金に押し込む際の抵抗が少なく、電球
を受け金に固定する作業が容易である。
【0008】バネ片が受け金の軸方向に延在する板バネ
であり、受け金の側壁を帯状に打ち抜くことにより受け
金と一体形成され、受け金の入口側と受け金の奥側のバ
ネ片の端部は受け金の側壁に連続しており、係止部はバ
ネ片と一体形成されている場合には、受け金を構成する
部材品数が最小となる。また、両端固定状態のバネ片は
比較的弾性変形し難く、電球の口金を受け金に押し込む
際の抵抗が比較的大きいが、電球は受け金にしっかりと
固定される。
【0009】また本発明に係る受け金においては、口金
にねじ部が形成された従来構造の電球を受け金に押し込
むと、口金のねじ山が受け金が備えるバネ片の突起に当
接する。電球を更に受け金に押し込むと、バネ片が弾性
変形してバネ片の突起が径方向外方へ移動し、口金のね
じ山がバネ片の突起を乗り越える。口金が所期深さまで
受け金に押し込まれた状態で、バネ片の突起が口金のね
じの谷と係合し、電球が受け金に固定される。電球の口
金を受け金に押し込む際の両者の係合ストロークは、電
球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係合ストローク
に比べて短い。従って、本発明に係る受け金において
は、電球を受け金に固定する作業に要する時間が、従来
の電球固定装置の受け金に比べて短縮される。電球を受
け金から取外す際には、電球を手前に引くと、バネ片が
弾性変形してバネ片の突起が径方向外方へ移動し、口金
のねじ山がバネ片の突起を乗り越え、口金が受け金から
離脱する。電球の口金を受け金から引き抜く際の両者の
係合解除のためのストロークは、電球を回転させて電球
の口金を受け金から離脱させる際の、口金と受け金との
あいだの係合解除のためのストロークに比べて短い。従
って、本発明に係る受け金においては、電球を受け金か
ら取り外す作業に要する時間が、従来の受け金に比べて
短縮される。
【0010】バネ片が受け金の軸方向に延在する板バネ
であり、バネ片は受け金の側壁をコ字状に打ち抜くこと
により受け金と一体形成され、受け金の奥側のバネ片の
端部は自由端であり、係止部はバネ片と一体形成されて
いる場合には、受け金を構成する部材品数が最小とな
る。また、片持ち状態のバネ片は弾性変形し易いので、
電球の口金を受け金に押し込む際の抵抗が少なく、電球
を受け金に固定する作業が容易である。
【0011】バネ片が受け金の軸方向に延在する板バネ
であり、受け金の側壁を帯状に打ち抜くことにより受け
金と一体形成され、受け金の入口側と受け金の奥側のバ
ネ片の端部は受け金の側壁に連続しており、係止部はバ
ネ片と一体形成されている場合には、受け金を構成する
部材品数が最小となる。また、両端固定状態のバネ片は
比較的弾性変形し難く、電球の口金を受け金に押し込む
際の抵抗が比較的大きいが、電球は受け金にしっかりと
固定される。
【0012】受け金の奥部側壁に、電球の口金に形成さ
れたねじ部と螺合するねじ部が形成されている場合に
は、口金にねじ部が形成された従来構造の電球を所期深
さまで受け金に押し込み、更に電球を僅かに回転させる
と、電球の口金に形成されたねじ部が受け金が備えるバ
ネ片の突起と係合すると共に、受け金の奥部に形成され
たねじ部と螺合して、電球がしっかりと受け金に固定さ
れる。電球の口金を受け金に押し込み、次いで僅かに回
転させる際の電球の口金と受け金との係合ストローク
は、電球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係合スト
ロークに比べて短いので、電球を受け金に固定する作業
に要する時間は、従来の電球固定装置の受け金に比べて
短縮される。
【0013】
【実施例】本発明の実施例に係る電球固定装置を図1〜
3に基づいて説明する。図1に示すように、電球1の口
金2が、大径円筒状の基部2aと小径円筒状の先端部2
bとにより構成されている。複数の係止用突起3が、先
端部2bの外面に、周方向に互いに間隔を隔てて、先端
部2bと一体形成され、或いは固着されている。係止用
突起3の径方向端部は、口金2の基部2aの外周面と同
一の径方向位置に、又は基部2aの外周面よりも僅かに
径方向内方位置に、位置決めされている。図2、3に示
すように、口金2の大径円筒状の基部2aと摺動可能に
嵌合する有底円筒状の受け金4が、周方向に互いに間隔
を隔てて配設された、係止用突起3と同数のバネ片を5
備え、バネ片5は係止用突起3と係合する係止部6を有
している。受け金4の底壁には、開口4aが形成されて
いる。バネ片5は受け金4の軸方向に延在する板バネで
あり、バネ片5は受け金4の側壁をコ字状に打ち抜くこ
とにより受け金4と一体形成されている。受け金4の奥
側のバネ片5の端部は自由端である。バネ片5は、受け
金4の径方向内方へ向けて僅かに折り曲げられている。
係止部6は、バネ片5の自由端を径方向外方へ折り返す
ことにより、バネ片5と一体形成されている。
【0014】本電球固定装置においては、電球1を受け
金4に固定する際、先ず、口金2の先端部2b外面に形
成された係止用突起3を、目視により、受け金4が備え
るバネ片5に対峙させて、電球1を受け金4に対して周
方向に位置決めした後、口金2を受け金4に押し込む。
口金2の先端部2b外面に形成された係止用突起3が、
受け金4が備えるバネ片5の係止部6に当接する。口金
2を更に受け金4に押し込むと、バネ片5が弾性変形し
て係止部6が径方向外方へ移動し、口金2の先端部2b
外面に形成された係止用突起3が、係止部6を乗り越え
る。弾性変形したバネ片5が復元し、係止部6が径方向
内方へ移動して係止用突起3と係合する。係止用突起3
が係止部6を乗り越えた時点で、口金2を受け金4に押
し込む作業を停止すると、図3に示すように、口金2の
基部2aが受け金4に当接し、係止用突起3がバネ片5
の係止部6に係合し、電球1の端部に形成された電極用
端子1aが受け金4の底壁に形成された開口4aに嵌合
し、口金2の先端部2bの前端が受け金4の底壁に当接
した状態で、電球1が受け金4に固定される。本電球固
定装置における、電球1の口金2を受け金4に押し込む
際の両者の係合ストロークは、従来の電球固定装置にお
ける、電球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係合ス
トロークに比べて短い。従って、本電球固定装置におい
ては、電球を受け金に固定する作業に要する時間が、従
来の電球固定装置に比べて短縮される。
【0015】電球1を受け金4から取外す際には、係止
用突起3とバネ片5の係止部6との間の周方向の係合角
度よりも僅かに大きい角度だけ、電球1を回転させる。
係止用突起3が周方向に移動し、係止用突起3とバネ片
5の係止部6との係合が解除される。その後、電球1を
手前に引くと、口金2の小径の先端部2b外面に形成さ
れた係止用突起3は受け金4の内面に接触しつつ、或い
は接触することなく受け金4内を軸方向に移動し、口金
2が受け金4から離脱し、電球1が受け金4から取り外
される。係止用突起3とバネ片5の係止部6との間の周
方向の係合角度よりも僅かに大きい角度だけ電球1を回
転させた後電球1の口金2を受け金4から引き抜く際
の、口金2と受け金4との間の係合解除のためのストロ
ークは、従来の電球固定装置における、電球を回転させ
て電球の口金を受け金から離脱させる際の、口金と受け
金とのあいだの係合解除のためのストロークに比べて短
い。従って、本電球固定装置においては、電球を受け金
から取り外す作業に要する時間が、従来の電球固定装置
に比べて短縮される。
【0016】本電球固定装置においては、バネ片5が受
け金4の軸方向に延在する板バネであり、バネ片5は受
け金4の側壁をコ字状に打ち抜くことにより受け金4と
一体形成され、係止部6はバネ片5と一体形成されてい
るので、受け金4を構成する部材品数は最小数、すなわ
ち1となり、受け金4の製作工数、ひいては受け金4の
製作コストは低い。受け金4の奥側のバネ片5の端部は
自由端であり、片持ち状態のバネ片5は弾性変形し易い
ので、電球1の口金2を受け金4に押し込む際の抵抗が
少なく、電球1を受け金4に固定する作業が容易であ
る。
【0017】上述の電球固定装置において、図4に示す
ように、バネ片5を受け金4の軸方向に延在する板バネ
とし、受け金4の側壁を帯状に打ち抜くことによりバネ
片5を受け金4と一体形成し、受け金4の入口側と受け
金4の奥側のバネ片5の端部を受け金の側壁に連続さ
せ、バネ片5を受け金の径方向内側へ突出させ、バネ片
5を径方向外方へ折り曲げて、係止部6をバネ片5と一
体形成しても良い。この場合にも、図1〜3に示した電
球固定装置と同様に、受け金4を構成する部材品数が最
小となる。両端固定状態のバネ片5は比較的弾性変形し
難く、電球1の口金2を受け金4に押し込む際の抵抗が
比較的大きいが、電球1は受け金4にしっかりと固定さ
れる。
【0018】本発明に係る電球固定用受け金を図5〜7
に基づいて説明する。有底円筒状の受け金14が、周方
向に互いに間隔を隔てて配設された複数のバネ片15を
備えている。受け金の底壁には開口14aが形成されて
いる。バネ片15は径方向内方へ突出する突起16を有
している。バネ片15は受け金14の軸方向に延在する
板バネであり、受け金14の側壁をコ字状に打ち抜くこ
とにより受け金14と一体形成されている。受け金14
の奥側のバネ片15の端部は自由端である。バネ片15
は、受け金14の径方向内方へ向けて僅かに折り曲げら
れている。突起16はバネ片15の自由端近傍を折り曲
げることにより、バネ片15と一体形成されている。
【0019】本電球固定用受け金においては、図6に示
すように、口金12にねじ部13が形成された従来構造
の電球11を受け金14に押し込むと、口金12のねじ
山13aが、受け金14が備えるバネ片15の突起16
に当接する。電球11を更に受け金14に押し込むと、
バネ片15が弾性変形してバネ片15の突起16が径方
向外方へ移動し、口金12のねじ山13aがバネ片の突
起16を乗り越える。図7に示すように、口金12が所
期深さまで受け金14に押し込まれた状態で、バネ片1
5の突起16が口金12のねじの谷13bと係合し、電
球11の端部に形成された電極用端子11aが受け金1
4の底壁に形成された開口14aに嵌合した状態で、電
球11が受け金14に固定される。本電球固定用受け金
における、電球11の口金12を受け金14に押し込む
際の両者の係合ストロークは、従来の電球固定用受け金
における、電球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係
合ストロークに比べて短い。従って、本電球固定用受け
金においては、電球を受け金に固定する作業に要する時
間が、従来の電球固定装置の受け金に比べて短縮され
る。
【0020】電球11を受け金14から取外す際には、
電球11を手前に引くと、バネ片15が弾性変形してバ
ネ片15の突起16が径方向外方へ移動し、口金12の
ねじ山13aがバネ片15の突起16を乗り越え、口金
12が受け金14から離脱する。本電球固定用受け金に
おける、電球11の口金12を受け金14から引き抜く
際の両者の係合解除のためのストロークは、従来の電球
固定用受け金における、電球を回転させて電球の口金を
受け金から離脱させる際の、口金と受け金とのあいだの
係合解除のためのストロークに比べて短い。従って、本
電球固定用受け金においては、電球を受け金から取り外
す作業に要する時間が、従来の受け金に比べて短縮され
る。
【0021】本電球固定用受け金においては、バネ片1
5が受け金14の軸方向に延在する板バネであり、バネ
片15は受け金14の側壁をコ字状に打ち抜くことによ
り受け金14と一体形成され、係止部16はバネ片15
と一体形成されているので、受け金14を構成する部材
品数は最小数、すなわち1となり、受け金14の製作工
数、ひいては受け金14の製作コストは低い。受け金1
4の奥側のバネ片15の端部は自由端であり、片持ち状
態のバネ片15は弾性変形し易いので、電球11の口金
12を受け金14に押し込む際の抵抗が少なく、電球1
1を受け金14に固定する作業が容易である。
【0022】上述の電球固定用受け金においてて、図8
に示すように、バネ片15を受け金14の軸方向に延在
する板バネとし、受け金14の側壁を帯状に打ち抜くこ
とによりバネ片15を受け金14と一体形成し、受け金
14の入口側と受け金14の奥側のバネ片15の端部を
受け金14の側壁に連続させ、バネ片15を受け金の径
方向内方へ突出させ、バネ片15を折り曲げて、係止部
16をバネ片15と一体形成しても良い。この場合に
も、図5〜7に示した電球固定用受け金と同様に、受け
金14を構成する部材品数が最小となる。両端固定状態
のバネ片15は比較的弾性変形し難く、電球11の口金
12を受け金14に押し込む際の抵抗が比較的大きい
が、電球11は受け金14にしっかりと固定される。
【0023】図5〜7の電球固定用受け金において、図
9に示すように、受け金14の奥部側壁に、電球の口金
に形成されたねじ部と螺合するねじ部14bを形成して
も良い。受け金14の奥部側壁に、電球の口金に形成さ
れたねじ部と螺合するねじ部14bが形成されている場
合には、口金にねじ部が形成された従来構造の電球を所
期深さまで受け金14に押し込み、更に電球を僅かに回
転させると、電球の口金に形成されたねじ部が受け金1
4が備えるバネ片15の突起16と係合すると共に、受
け金14の奥部に形成されたねじ部14bと螺合して、
電球がしっかりと受け金に固定される。電球の口金を受
け金14に押し込み、次いで僅かに回転させる際の電球
の口金と受け金14との係合ストロークは、電球の口金
を受け金にねじ込む際の両者の係合ストロークに比べて
短いので、電球を受け金に固定する作業に要する時間
は、従来の電球固定装置の受け金に比べて短縮される。
【0024】
【効果】以上説明したごとく、本発明に係る電球固定装
置においては、電球の口金を受け金に押し込むことによ
り、電球が受け金に固定される。電球の口金を受け金に
押し込む際の両者の係合ストロークは、電球の口金を受
け金にねじ込む際の両者の係合ストロークに比べて短
い。従って、本発明に係る電球固定装置においては、電
球を受け金に固定する作業に要する時間が、従来の電球
固定装置に比べて短縮される。バネ片が受け金の軸方向
に延在する板バネであり、バネ片は受け金の側壁をコ字
状に打ち抜くことにより受け金と一体形成され、係止部
はバネ片と一体形成されている場合は、受け金を構成す
る部材品数が最小となる。受け金の奥側のバネ片の端部
が自由端である場合は、片持ち状態のバネ片は弾性変形
し易いので、電球の口金を受け金に押し込む際の抵抗が
少なく、電球を受け金に固定する作業が容易である。バ
ネ片が受け金の軸方向に延在する板バネであり、受け金
の側壁を帯状に打ち抜くことにより受け金と一体形成さ
れ、係止部はバネ片と一体形成されている場合は、受け
金を構成する部材品数が最小となる。受け金の入口側と
受け金の奥側のバネ片の端部が受け金の側壁に連続して
いる場合は、両端固定状態のバネ片は比較的弾性変形し
難く、電球の口金を受け金に押し込む際の抵抗が比較的
大きいが、電球は受け金にしっかりと固定される。
【0025】また本発明に係る受け金においては、従来
構造の電球のねじ部が形成された口金を受け金に押し込
むことにより、従来構造の電球が受け金に固定される。
電球の口金を受け金に押し込む際の両者の係合ストロー
クは、電球の口金を受け金にねじ込む際の両者の係合ス
トロークに比べて短い。従って、本発明に係る受け金に
おいては、電球を受け金に固定する作業に要する時間
が、従来の電球固定装置の受け金に比べて短縮される。
バネ片が受け金の軸方向に延在する板バネであり、バネ
片は受け金の側壁をコ字状に打ち抜くことにより受け金
と一体形成され、係止部はバネ片と一体形成されている
場合は、受け金を構成する部材品数が最小となる。受け
金の奥側のバネ片の端部が自由端である場合は、片持ち
状態のバネ片は弾性変形し易いので、電球の口金を受け
金に押し込む際の抵抗が少なく、電球を受け金に固定す
る作業が容易である。バネ片が受け金の軸方向に延在す
る板バネであり、受け金の側壁を帯状に打ち抜くことに
より受け金と一体形成され、係止部はバネ片と一体形成
されている場合は、受け金を構成する部材品数が最小と
なる。受け金の入口側と受け金の奥側のバネ片の端部が
受け金の側壁に連続している場合は、両端固定状態のバ
ネ片は比較的弾性変形し難く、電球の口金を受け金に押
し込む際の抵抗が比較的に大きいが、電球は受け金にし
っかりと固定される。受け金奥部の受け金の側壁に、電
球の口金に形成されたねじ部と螺合するねじ部が形成さ
れている場合は、従来構造の電球のねじ部が形成された
口金を受け金に所期深さまで押し込み、更に僅かに回転
させることにより、従来構造の電球の口金に形成された
ねじ部が、受け金が備えるバネ片の突起と係合すると共
に、受け金の奥部に形成されたねじ部と螺合して、従来
構造の電球がしっかりと受け金に固定される。電球の口
金を受け金に押し込み、次いで僅かに回転させる際の電
球の口金と受け金との係合ストロークは、電球の口金を
受け金にねじ込む際の両者の係合ストロークに比べて短
いので、電球を受け金に固定する作業に要する時間は、
従来の電球固定装置の受け金に比べて短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電球固定装置の口金側の
構成を示す図である。(a)は側面図であり、(b)は
(a)のb−b矢視図である。
【図2】本発明の実施例に係る電球固定装置の受け金側
の構成を示す図である。(a)は正面図であり、(b)
は(a)のb−b矢視図である。
【図3】本発明の実施例に係る電球固定装置の作動状態
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る電球固定装置の変形例を
示す図である。(a)は側面図であり、(b)は(a)
の線b−bに沿った断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る電球固定用受け金の構成
を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は
(a)の線b−bに沿った断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る電球固定用受け金の作動
状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る電球固定用受け金の作動
状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る電球固定用受け金の変形
例を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は
(a)の線b−bに沿った断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る電球固定用受け金の変形
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電球 2 口金 3 係止用突起 4 受け金 5 バネ片 6 係止部 11 電球 12 口金 13 ねじ部 14 受け金 15 バネ 16 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押久保 義彦 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)発明者 野原 俊和 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径円筒状の基部と小径円筒状の先端部
    とを有し、先端部の外面に周方向に互いに間隔を隔てて
    複数の係止用突起が形成された電球の口金と、電球の口
    金と嵌合し、該口金の大径円筒部と当接する円筒状の受
    け金とから成り、受け金は、周方向に互いに間隔を隔て
    て配設された、係止用突起と同数のバネ片を備え、バネ
    片は係止用突起と係合する係止部を有することを特徴と
    する電球固定装置。
  2. 【請求項2】 バネ片は受け金の軸方向に延在する板バ
    ネであり、バネ片は受け金の側壁をコ字状に打ち抜くこ
    とにより受け金と一体形成され、受け金の奥側のバネ片
    の端部は自由端であり、係止部はバネ片と一体形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電球固定装
    置。
  3. 【請求項3】 バネ片は受け金の軸方向に延在する板バ
    ネであり、受け金の側壁を帯状に打ち抜くことにより受
    け金と一体形成され、受け金の入口側と受け金の奥側の
    バネ片の端部は受け金の側壁に連続しており、係止部は
    バネ片と一体形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電球固定装置。
  4. 【請求項4】 周方向に互いに間隔を隔てて配設された
    複数のバネ片を備え、バネ片は径方向内方へ突出する突
    起を有することを特徴とする電球固定用の筒状の受け
    金。
  5. 【請求項5】 バネ片は受け金の軸方向に延在する板バ
    ネであり、受け金の側壁をコ字状に打ち抜くことにより
    受け金と一体形成され、受け金の奥側のバネ片の端部は
    自由端であり、突起はバネ片と一体形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の受け金。
  6. 【請求項6】 バネ片は受け金の軸方向に延在する板バ
    ネであり、受け金の側壁を帯状に打ち抜くことにより受
    け金と一体形成され、受け金の入口側と受け金の奥側の
    バネ片の端部は受け金の側壁に連続しており、突起はバ
    ネ片と一体形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の受け金。
  7. 【請求項7】 受け金の奥部側壁に、電球の口金に形成
    されたねじ部と螺合するねじ部が形成されていることを
    特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の受け
    金。
JP6192307A 1994-07-25 1994-07-25 電球固定装置及び電球固定用受け金 Pending JPH0836913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6376085B1 (en) 1998-02-25 2002-04-23 Ngk Insulators, Ltd. Joining material for electronic components electronic components and a method for manufacturing the same
JP2011507643A (ja) * 2007-12-28 2011-03-10 ノイエ マグネートオーデュン ゲーエムベーハー 骨接合用接触デバイス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6376085B1 (en) 1998-02-25 2002-04-23 Ngk Insulators, Ltd. Joining material for electronic components electronic components and a method for manufacturing the same
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