JPH0835406A - ごみ焼却による発電設備 - Google Patents
ごみ焼却による発電設備Info
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- JPH0835406A JPH0835406A JP17500794A JP17500794A JPH0835406A JP H0835406 A JPH0835406 A JP H0835406A JP 17500794 A JP17500794 A JP 17500794A JP 17500794 A JP17500794 A JP 17500794A JP H0835406 A JPH0835406 A JP H0835406A
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- Japan
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- steam
- pipe
- transfer pipe
- reheating
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01K—STEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
- F01K3/00—Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein
- F01K3/18—Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein having heaters
- F01K3/24—Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein having heaters with heating by separately-fired heaters
- F01K3/247—Plants characterised by the use of steam or heat accumulators, or intermediate steam heaters, therein having heaters with heating by separately-fired heaters one heater being an incinerator
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発電効率の向上を図ることにある。
【構成】 ボイラ用加熱管3を有するごみ焼却炉2と、
このボイラ用加熱管3により発生された蒸気を第1蒸気
移送管21を介して過熱管6に導くとともに燃料の燃焼に
より昇温させる蒸気昇温炉5と、この蒸気昇温炉5で昇
温された蒸気が第2蒸気移送管22を介して供給される高
圧タービン部12およびこの高圧タービン部12から排出さ
れた蒸気を第3蒸気移送管23を介して蒸気昇温炉5に設
けられた再加熱管7に導くとともにこの再加熱された蒸
気が第4蒸気移送管24を介して供給される再熱タービン
部13を有する蒸気タービン11と、この蒸気タービン11に
より駆動される発電機14とを具備し、かつ蒸気昇温炉5
内において、下方から上方に向かって、順に、過熱管
6、再加熱管7および蒸気昇温炉5に供給される燃焼空
気の空気予熱管6を配置したものである。
このボイラ用加熱管3により発生された蒸気を第1蒸気
移送管21を介して過熱管6に導くとともに燃料の燃焼に
より昇温させる蒸気昇温炉5と、この蒸気昇温炉5で昇
温された蒸気が第2蒸気移送管22を介して供給される高
圧タービン部12およびこの高圧タービン部12から排出さ
れた蒸気を第3蒸気移送管23を介して蒸気昇温炉5に設
けられた再加熱管7に導くとともにこの再加熱された蒸
気が第4蒸気移送管24を介して供給される再熱タービン
部13を有する蒸気タービン11と、この蒸気タービン11に
より駆動される発電機14とを具備し、かつ蒸気昇温炉5
内において、下方から上方に向かって、順に、過熱管
6、再加熱管7および蒸気昇温炉5に供給される燃焼空
気の空気予熱管6を配置したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ焼却による発電設
備に関するものである。
備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、ごみ焼却炉1
02で得られる蒸気により発電を行う発電設備101に
おいては、ごみ焼却炉102における温度は、そのボイ
ラ用加熱管103などの機器の構成材料に発生する腐食
の関係上、300℃までとされており、したがってごみ
焼却炉102で発生される蒸気は、加熱バーナ104を
備えた別の昇温炉105で500℃程度まで昇温された
後、発電機107を駆動する蒸気タービン106に供給
されていた。なお、図4中、108は昇温炉105に燃
焼空気を供給する送風機、109は昇温炉105内に配
置された過熱管である。
02で得られる蒸気により発電を行う発電設備101に
おいては、ごみ焼却炉102における温度は、そのボイ
ラ用加熱管103などの機器の構成材料に発生する腐食
の関係上、300℃までとされており、したがってごみ
焼却炉102で発生される蒸気は、加熱バーナ104を
備えた別の昇温炉105で500℃程度まで昇温された
後、発電機107を駆動する蒸気タービン106に供給
されていた。なお、図4中、108は昇温炉105に燃
焼空気を供給する送風機、109は昇温炉105内に配
置された過熱管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
発電設備の構成によると、昇温炉107により、蒸気温
度が高められ、この高温にされた蒸気が、蒸気タービン
106に供給されるように構成されているが、その熱効
率が悪いという欠点があった。
発電設備の構成によると、昇温炉107により、蒸気温
度が高められ、この高温にされた蒸気が、蒸気タービン
106に供給されるように構成されているが、その熱効
率が悪いという欠点があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解消し得るご
み焼却による発電設備を提供することを目的とする。
み焼却による発電設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、ボイラ用加熱管を有するご
み焼却炉と、このボイラ用加熱管により発生された蒸気
を第1蒸気移送管を介して過熱管に導くとともに燃料の
燃焼により昇温させる蒸気昇温炉と、この蒸気昇温炉で
昇温された蒸気が第2蒸気移送管を介して供給される高
圧タービン部およびこの高圧タービン部から排出された
蒸気を第3蒸気移送管を介して上記蒸気昇温炉に設けら
れた再加熱管に導くとともにこの再加熱された蒸気が第
4蒸気移送管を介して供給される再熱タービン部を有す
る蒸気タービンと、この蒸気タービンにより駆動される
発電機とを具備し、かつ上記蒸気昇温炉内において、下
方から上方に向かって、順に、過熱管、再加熱管および
蒸気昇温炉に供給される燃焼空気の空気予熱管を配置し
たごみ焼却による発電設備である。
め、本発明の第1の手段は、ボイラ用加熱管を有するご
み焼却炉と、このボイラ用加熱管により発生された蒸気
を第1蒸気移送管を介して過熱管に導くとともに燃料の
燃焼により昇温させる蒸気昇温炉と、この蒸気昇温炉で
昇温された蒸気が第2蒸気移送管を介して供給される高
圧タービン部およびこの高圧タービン部から排出された
蒸気を第3蒸気移送管を介して上記蒸気昇温炉に設けら
れた再加熱管に導くとともにこの再加熱された蒸気が第
4蒸気移送管を介して供給される再熱タービン部を有す
る蒸気タービンと、この蒸気タービンにより駆動される
発電機とを具備し、かつ上記蒸気昇温炉内において、下
方から上方に向かって、順に、過熱管、再加熱管および
蒸気昇温炉に供給される燃焼空気の空気予熱管を配置し
たごみ焼却による発電設備である。
【0006】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段において、第3蒸気移送管からの蒸気を導いてその
湿分を除去する湿分分離器を具備させるとともにこの湿
分分離器を出た蒸気を第4蒸気移送管途中に供給するよ
うに構成したごみ焼却による発電設備である。
手段において、第3蒸気移送管からの蒸気を導いてその
湿分を除去する湿分分離器を具備させるとともにこの湿
分分離器を出た蒸気を第4蒸気移送管途中に供給するよ
うに構成したごみ焼却による発電設備である。
【0007】
【作用】上記第1の手段の構成によると、ごみ焼却炉か
ら移送される蒸気を、蒸気昇温炉の過熱管にて加熱する
とともに、高圧タービン部から排出された蒸気を、過熱
管と空気予熱管との間に設けた再加熱管で再加熱し、こ
の再加熱された蒸気を再熱タービン部に供給して発電さ
せるようにしているので、発電設備における発電効率を
向上させることができる。
ら移送される蒸気を、蒸気昇温炉の過熱管にて加熱する
とともに、高圧タービン部から排出された蒸気を、過熱
管と空気予熱管との間に設けた再加熱管で再加熱し、こ
の再加熱された蒸気を再熱タービン部に供給して発電さ
せるようにしているので、発電設備における発電効率を
向上させることができる。
【0008】また、上記第2の手段の構成によると、高
圧タービン部から排出された蒸気を湿分分離器に導いて
湿分を除去できるので、蒸気昇温器が使用できない場合
でも、再熱タービン部から排出される蒸気の乾き度を、
所定の許容値以上に維持することができる。
圧タービン部から排出された蒸気を湿分分離器に導いて
湿分を除去できるので、蒸気昇温器が使用できない場合
でも、再熱タービン部から排出される蒸気の乾き度を、
所定の許容値以上に維持することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1に基づき
説明する。図1に示すように、本実施例におけるごみ焼
却による発電設備1は、ボイラ用加熱管3および蒸気ド
ラム4を有するごみ焼却炉2と、下方から上方に向けて
順番に、過熱管6、再加熱管7および空気予熱管8が配
置されるとともに石油などを燃料とする加熱バーナ9が
設けられた蒸気昇温炉5と、この蒸気昇温炉5で過熱さ
れた蒸気が供給される高圧タービン部12およびこの高
圧タービン部12からの蒸気を再加熱管7で再加熱した
後、この蒸気が供給される再熱タービン部13を有する
蒸気タービン11と、この蒸気タービン11により駆動
される発電機14と、上記蒸気タービン11の再熱ター
ビン部13から排出された蒸気を復水させる復水器15
と、この復水器15からの復水を溜める復水タンク16
と、この復水タンク16内の復水を導いて加熱するとと
もに脱気を行う脱気器17とを具備し、またこの脱気器
17内の水をごみ焼却炉2のボイラ用加熱管3に供給す
る給水管18と、上記ボイラ用加熱管3からの蒸気を蒸
気昇温炉5の過熱管6に移送する(導く)第1蒸気移送
管21と、過熱管6からの蒸気を蒸気タービン11の高
圧タービン部12に移送する第2蒸気移送管22と、こ
の高圧タービン部12から排出された蒸気を再加熱管7
に供給する第3蒸気移送管23と、この再加熱管7から
の蒸気を再熱タービン部13に移送する第4蒸気移送管
24とから構成されている。また、蒸気昇温炉5に、燃
焼空気を供給する送風機19が設けられるとともに、こ
の送風機19からの燃焼空気は、空気予熱管8を経て蒸
気昇温炉5の下部燃焼室内に供給されるように構成され
ている。また、過熱管6の途中には、減温用の注水管2
0が接続されている。
説明する。図1に示すように、本実施例におけるごみ焼
却による発電設備1は、ボイラ用加熱管3および蒸気ド
ラム4を有するごみ焼却炉2と、下方から上方に向けて
順番に、過熱管6、再加熱管7および空気予熱管8が配
置されるとともに石油などを燃料とする加熱バーナ9が
設けられた蒸気昇温炉5と、この蒸気昇温炉5で過熱さ
れた蒸気が供給される高圧タービン部12およびこの高
圧タービン部12からの蒸気を再加熱管7で再加熱した
後、この蒸気が供給される再熱タービン部13を有する
蒸気タービン11と、この蒸気タービン11により駆動
される発電機14と、上記蒸気タービン11の再熱ター
ビン部13から排出された蒸気を復水させる復水器15
と、この復水器15からの復水を溜める復水タンク16
と、この復水タンク16内の復水を導いて加熱するとと
もに脱気を行う脱気器17とを具備し、またこの脱気器
17内の水をごみ焼却炉2のボイラ用加熱管3に供給す
る給水管18と、上記ボイラ用加熱管3からの蒸気を蒸
気昇温炉5の過熱管6に移送する(導く)第1蒸気移送
管21と、過熱管6からの蒸気を蒸気タービン11の高
圧タービン部12に移送する第2蒸気移送管22と、こ
の高圧タービン部12から排出された蒸気を再加熱管7
に供給する第3蒸気移送管23と、この再加熱管7から
の蒸気を再熱タービン部13に移送する第4蒸気移送管
24とから構成されている。また、蒸気昇温炉5に、燃
焼空気を供給する送風機19が設けられるとともに、こ
の送風機19からの燃焼空気は、空気予熱管8を経て蒸
気昇温炉5の下部燃焼室内に供給されるように構成され
ている。また、過熱管6の途中には、減温用の注水管2
0が接続されている。
【0010】上記構成において、ボイラ用加熱管3内で
300℃付近まで加熱された蒸気は、蒸気昇温炉5の過
熱管7に送られ、ここで燃焼される石油または灯油の燃
焼熱により、例えば395℃程度まで過熱される。
300℃付近まで加熱された蒸気は、蒸気昇温炉5の過
熱管7に送られ、ここで燃焼される石油または灯油の燃
焼熱により、例えば395℃程度まで過熱される。
【0011】そして、395℃の蒸気が、高圧タービン
部12に送られた後、この高圧タービン部12から排出
された蒸気は、再加熱管7で、例えば183℃から27
0℃まで再加熱される。この再加熱された蒸気は、再熱
タービン部13に供給され、両タービン部12,13に
より発電機14が駆動される。
部12に送られた後、この高圧タービン部12から排出
された蒸気は、再加熱管7で、例えば183℃から27
0℃まで再加熱される。この再加熱された蒸気は、再熱
タービン部13に供給され、両タービン部12,13に
より発電機14が駆動される。
【0012】また、空気予熱管8で、外気温度(20℃
程度)から200℃程度に予熱された予熱空気は、空気
供給管31を介して、蒸気昇温炉5の下部の燃焼室内に
供給される。
程度)から200℃程度に予熱された予熱空気は、空気
供給管31を介して、蒸気昇温炉5の下部の燃焼室内に
供給される。
【0013】なお、再熱タービン部13から排出された
排気蒸気は復水器15で復水された後、復水タンク16
から脱気器17に移送され、ここで高圧タービン部12
からの抽気蒸気により加熱され、ボイラ給水として、再
度、ごみ焼却炉2側に供給される。
排気蒸気は復水器15で復水された後、復水タンク16
から脱気器17に移送され、ここで高圧タービン部12
からの抽気蒸気により加熱され、ボイラ給水として、再
度、ごみ焼却炉2側に供給される。
【0014】このように、ごみ焼却炉2から送られてく
る300℃以下の蒸気を、蒸気昇温炉5の過熱管6にて
加熱するとともに、高圧タービン部12から排出された
蒸気を、過熱管6と空気予熱管8との間に設けた再加熱
管7で再加熱し、この再加熱された蒸気を再熱タービン
部13に供給して発電させるようにしているので、発電
設備における発電効率を向上させることができる。
る300℃以下の蒸気を、蒸気昇温炉5の過熱管6にて
加熱するとともに、高圧タービン部12から排出された
蒸気を、過熱管6と空気予熱管8との間に設けた再加熱
管7で再加熱し、この再加熱された蒸気を再熱タービン
部13に供給して発電させるようにしているので、発電
設備における発電効率を向上させることができる。
【0015】すなわち、低温蒸気を加熱する再加熱管7
を過熱管6と空気予熱管8との間に配置しているので、
蒸気昇温炉5内での排ガス温度を下げ、結果として蒸気
昇温炉5における熱効率を向上させることができる。
を過熱管6と空気予熱管8との間に配置しているので、
蒸気昇温炉5内での排ガス温度を下げ、結果として蒸気
昇温炉5における熱効率を向上させることができる。
【0016】次に、本発明の第2の実施例を、図2に基
づき説明する。上記第1の実施例においては、高圧ター
ビン部から排出された蒸気を、蒸気昇温炉内に設けた再
加熱管で再加熱して、再熱タービン部に供給するように
説明したが、本第2の実施例においては、蒸気昇温炉が
停止した場合に、対処し得る発電設備について説明す
る。
づき説明する。上記第1の実施例においては、高圧ター
ビン部から排出された蒸気を、蒸気昇温炉内に設けた再
加熱管で再加熱して、再熱タービン部に供給するように
説明したが、本第2の実施例においては、蒸気昇温炉が
停止した場合に、対処し得る発電設備について説明す
る。
【0017】なお、第1の実施例の構成部品と同一の構
成部品については、同一の番号を付して、その詳細な説
明を省略する。すなわち、図2に示すように、蒸気昇温
炉5に設けられた再加熱管7と再熱タービン部13とを
接続する第4蒸気移送管24の途中と、再熱タービン部
13からの排気蒸気を復水器5に移送する排気蒸気移送
管32の途中とを、連通管33により接続し、再熱ター
ビン部13をバイパスするようにしたものである。
成部品については、同一の番号を付して、その詳細な説
明を省略する。すなわち、図2に示すように、蒸気昇温
炉5に設けられた再加熱管7と再熱タービン部13とを
接続する第4蒸気移送管24の途中と、再熱タービン部
13からの排気蒸気を復水器5に移送する排気蒸気移送
管32の途中とを、連通管33により接続し、再熱ター
ビン部13をバイパスするようにしたものである。
【0018】また、第4蒸気移送管24の連通管33と
の接続箇所よりも下流側部分には、第1開閉弁41が介
装されるとともに、連通管33には、第2開閉弁42が
介装され、さらに高圧タービン部12と再熱タービン部
13との連結軸34には、クラッチ(カップリング)3
5が介装されている。また、発電機14は高圧タービン
部12の出力軸側に接続されており、クラッチ35を切
り離せば、高圧タービン部12だけで発電を行うことが
できる。
の接続箇所よりも下流側部分には、第1開閉弁41が介
装されるとともに、連通管33には、第2開閉弁42が
介装され、さらに高圧タービン部12と再熱タービン部
13との連結軸34には、クラッチ(カップリング)3
5が介装されている。また、発電機14は高圧タービン
部12の出力軸側に接続されており、クラッチ35を切
り離せば、高圧タービン部12だけで発電を行うことが
できる。
【0019】なお、第3蒸気移送管23途中の蒸気を脱
気器17に移送する第1抽気移送管36の途中に、第3
開閉弁43が介装され、また途中に第4開閉弁44が介
装されるとともに高圧タービン部12からの抽気を上記
第1抽気移送管36の第3開閉弁43より下流側の箇所
に供給する第2抽気移送管37が設けられている。
気器17に移送する第1抽気移送管36の途中に、第3
開閉弁43が介装され、また途中に第4開閉弁44が介
装されるとともに高圧タービン部12からの抽気を上記
第1抽気移送管36の第3開閉弁43より下流側の箇所
に供給する第2抽気移送管37が設けられている。
【0020】したがって、蒸気昇温炉5が停止した場合
には、第1開閉弁41を閉じるとともに第2開閉弁42
を開き、かつクラッチ35を切り離せば、再熱タービン
部13を使用せずに、発電機14を駆動することができ
る。なお、この場合、脱気器(または場内熱利用箇所)
17に送られる抽気は、第2抽気移送管37より行われ
る。すなわち、第3開閉弁43が閉じられ、第4開閉弁
44が開かれる。
には、第1開閉弁41を閉じるとともに第2開閉弁42
を開き、かつクラッチ35を切り離せば、再熱タービン
部13を使用せずに、発電機14を駆動することができ
る。なお、この場合、脱気器(または場内熱利用箇所)
17に送られる抽気は、第2抽気移送管37より行われ
る。すなわち、第3開閉弁43が閉じられ、第4開閉弁
44が開かれる。
【0021】次に、本発明の第3の実施例を、図3に基
づき説明する。本第3の実施例においては、上記第2の
実施例と同様に、蒸気昇温炉が停止した場合に、対処し
得る電設備について説明する。
づき説明する。本第3の実施例においては、上記第2の
実施例と同様に、蒸気昇温炉が停止した場合に、対処し
得る電設備について説明する。
【0022】なお、第1の実施例の構成部品と同一の構
成部品については、同一の番号を付して、その詳細な説
明を省略する。すなわち、図3に示すように、第3蒸気
移送管23途中から第5蒸気移送管25を介して蒸気を
導き、この蒸気の湿分を除去するデリミネータ52が内
蔵された湿分分離器51が具備され、またこの湿分分離
器51で湿分が分離された蒸気を、第6蒸気移送管26
を介して、第4蒸気移送管24の途中に供給するように
されている。
成部品については、同一の番号を付して、その詳細な説
明を省略する。すなわち、図3に示すように、第3蒸気
移送管23途中から第5蒸気移送管25を介して蒸気を
導き、この蒸気の湿分を除去するデリミネータ52が内
蔵された湿分分離器51が具備され、またこの湿分分離
器51で湿分が分離された蒸気を、第6蒸気移送管26
を介して、第4蒸気移送管24の途中に供給するように
されている。
【0023】そして、さらに上記湿分分離器51内のデ
リミネータ52上方位置には、再加熱管53が配置され
るとともに、この再加熱管53には、第1蒸気移送管2
1内の蒸気が、第7蒸気移送管27を介して供給するよ
うにされている。
リミネータ52上方位置には、再加熱管53が配置され
るとともに、この再加熱管53には、第1蒸気移送管2
1内の蒸気が、第7蒸気移送管27を介して供給するよ
うにされている。
【0024】また、第3蒸気移送管23の第5蒸気移送
管25接続箇所より下流側位置に、第5開閉弁45が介
装されるとともに、第6蒸気移送管26の途中に、第6
開閉弁46が介装され、さらに第4蒸気移送管24の第
6蒸気移送管26接続箇所より上流側位置に、第7開閉
弁47が介装されるとともに、第7蒸気移送管27の途
中には、第8開閉弁48が介装されている。
管25接続箇所より下流側位置に、第5開閉弁45が介
装されるとともに、第6蒸気移送管26の途中に、第6
開閉弁46が介装され、さらに第4蒸気移送管24の第
6蒸気移送管26接続箇所より上流側位置に、第7開閉
弁47が介装されるとともに、第7蒸気移送管27の途
中には、第8開閉弁48が介装されている。
【0025】なお、上記再加熱管58内から排出される
排気蒸気は、一旦、湿分分離器51内の底部内に入った
後、復水移送管38を介して、復水タンク16に移送さ
れる。
排気蒸気は、一旦、湿分分離器51内の底部内に入った
後、復水移送管38を介して、復水タンク16に移送さ
れる。
【0026】したがって、蒸気昇温炉5が停止した場合
には、第5および第7開閉弁45,47を閉じるととも
に第6および第8開閉弁46,48を開けば、高圧ター
ビン部12からの蒸気は、湿分分離器51内に入り、こ
こで湿分が分離されるとともに、再加熱管53で所定温
度に加熱された後、再熱タービン部13内に供給され
て、発電機14が駆動される。
には、第5および第7開閉弁45,47を閉じるととも
に第6および第8開閉弁46,48を開けば、高圧ター
ビン部12からの蒸気は、湿分分離器51内に入り、こ
こで湿分が分離されるとともに、再加熱管53で所定温
度に加熱された後、再熱タービン部13内に供給され
て、発電機14が駆動される。
【0027】このように、高圧タービン部12から出た
蒸気を、一旦、湿分分離器51でその湿分を除去してい
るため、再熱タービン部13の出口蒸気の乾き度を、許
容レベル(例えば、88〜89%以上)に維持すること
ができる。
蒸気を、一旦、湿分分離器51でその湿分を除去してい
るため、再熱タービン部13の出口蒸気の乾き度を、許
容レベル(例えば、88〜89%以上)に維持すること
ができる。
【0028】ところで、上記第3の実施例においては、
湿分分離器51内に再加熱管53を設けたが、場合によ
っては、この再加熱管53を配置しなくてもよい。この
場合には、再熱タービン部13の出口圧力の設定値が、
必要な分だけ高くされる。
湿分分離器51内に再加熱管53を設けたが、場合によ
っては、この再加熱管53を配置しなくてもよい。この
場合には、再熱タービン部13の出口圧力の設定値が、
必要な分だけ高くされる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ご
み焼却炉から移送される蒸気を、蒸気昇温炉の過熱管に
て加熱するとともに、高圧タービン部から排出された蒸
気を、過熱管と空気予熱管との間に設けた再加熱管で再
加熱し、この再加熱された蒸気を再熱タービン部に供給
して発電させるようにしているので、発電設備における
発電効率を向上させることができる。
み焼却炉から移送される蒸気を、蒸気昇温炉の過熱管に
て加熱するとともに、高圧タービン部から排出された蒸
気を、過熱管と空気予熱管との間に設けた再加熱管で再
加熱し、この再加熱された蒸気を再熱タービン部に供給
して発電させるようにしているので、発電設備における
発電効率を向上させることができる。
【0030】すなわち、低温蒸気を加熱する再加熱管を
過熱管と空気予熱管との間に配置しているので、蒸気昇
温炉内での排ガス温度を下げ、結果として蒸気昇温炉に
おける熱効率を向上させることができる。
過熱管と空気予熱管との間に配置しているので、蒸気昇
温炉内での排ガス温度を下げ、結果として蒸気昇温炉に
おける熱効率を向上させることができる。
【0031】また、本発明の他の構成によると、高圧タ
ービン部から排出された蒸気を湿分分離器に導いて湿分
を除去できるので、蒸気昇温器が使用できない場合で
も、再熱タービン部から排出される蒸気の乾き度を、所
定の許容値以上に維持することができる。
ービン部から排出された蒸気を湿分分離器に導いて湿分
を除去できるので、蒸気昇温器が使用できない場合で
も、再熱タービン部から排出される蒸気の乾き度を、所
定の許容値以上に維持することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における発電設備の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例における発電設備の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例における発電設備の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図4】従来例における発電設備の概略構成を示す図で
ある。
ある。
1 発電設備 2 ごみ焼却炉 3 ボイラ用加熱管 5 蒸気昇温炉 7 過熱器 8 再加熱管 9 加熱バーナ 11 蒸気タービン 12 高圧タービン部 13 再熱タービン部 14 発電機 21 第1蒸気移送管 22 第2蒸気移送管 23 第3蒸気移送管 24 第4蒸気移送管 25 第5蒸気移送管 26 第6蒸気移送管 27 第7蒸気移送管 33 連通管 34 連結軸 35 クラッチ 41〜48 開閉弁 51 湿分分離器 53 再加熱管
Claims (4)
- 【請求項1】ボイラ用加熱管を有するごみ焼却炉と、こ
のボイラ用加熱管により発生された蒸気を第1蒸気移送
管を介して過熱管に導くとともに燃料の燃焼により昇温
させる蒸気昇温炉と、この蒸気昇温炉で昇温された蒸気
が第2蒸気移送管を介して供給される高圧タービン部お
よびこの高圧タービン部から排出された蒸気を第3蒸気
移送管を介して上記蒸気昇温炉に設けられた再加熱管に
導くとともにこの再加熱された蒸気が第4蒸気移送管を
介して供給される再熱タービン部を有する蒸気タービン
と、この蒸気タービンにより駆動される発電機とを具備
し、かつ上記蒸気昇温炉内において、下方から上方に向
かって、順に、過熱管、再加熱管および蒸気昇温炉に供
給される燃焼空気の空気予熱管を配置したことを特徴と
するごみ焼却による発電設備。 - 【請求項2】第4蒸気移送管の途中に第1開閉弁を設け
るとともにこの第1開閉弁より上流側の第4蒸気移送管
の途中と再熱タービン部から排出された排気蒸気を復水
器に移送する排気蒸気移送管途中とを連通管を介して接
続し、上記連通管途中に第2開閉弁を設けたことを特徴
とする請求項1記載のごみ焼却による発電設備。 - 【請求項3】第3蒸気移送管からの蒸気を導いてその湿
分を除去する湿分分離器を具備させるとともにこの湿分
分離器を出た蒸気を第4蒸気移送管途中に供給するよう
に構成したことを特徴とする請求項1記載のごみ焼却に
よる発電設備。 - 【請求項4】湿分分離器内に、第1蒸気移送管内の蒸気
が導かれる再加熱管を配置したことを特徴とする請求項
3記載のごみ焼却による発電設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17500794A JP2806806B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | ごみ焼却による発電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17500794A JP2806806B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | ごみ焼却による発電設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835406A true JPH0835406A (ja) | 1996-02-06 |
JP2806806B2 JP2806806B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=15988590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17500794A Expired - Fee Related JP2806806B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | ごみ焼却による発電設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2806806B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10160110A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ごみ焼却発電プラント |
JP2000199620A (ja) * | 1998-10-12 | 2000-07-18 | Nkk Corp | 廃棄物焼却・熱処理炉 |
JP2015531838A (ja) * | 2012-08-03 | 2015-11-05 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | 動力回収のための方法 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP17500794A patent/JP2806806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10160110A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ごみ焼却発電プラント |
JP2000199620A (ja) * | 1998-10-12 | 2000-07-18 | Nkk Corp | 廃棄物焼却・熱処理炉 |
JP2015531838A (ja) * | 2012-08-03 | 2015-11-05 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | 動力回収のための方法 |
US10309642B2 (en) | 2012-08-03 | 2019-06-04 | Shell Oil Company | Process for recovering power in a process for producing ethylene |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2806806B2 (ja) | 1998-09-30 |
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