JPH0834378B2 - サイドローブ抑圧空中線装置 - Google Patents

サイドローブ抑圧空中線装置

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JPH0834378B2
JPH0834378B2 JP1170095A JP17009589A JPH0834378B2 JP H0834378 B2 JPH0834378 B2 JP H0834378B2 JP 1170095 A JP1170095 A JP 1170095A JP 17009589 A JP17009589 A JP 17009589A JP H0834378 B2 JPH0834378 B2 JP H0834378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサイドローブ抑圧空中線装置に関する。
〔従来の技術〕
第1の空中線のサイドローブ抑圧のため広ビームの第
2の空中線を使用し、両者の信号レベルの比較により、
第1の空中線のサイドローブによる信号を抑圧すること
が広く行われている。
第4図は従来のサイドローブ抑圧空中線装置の受信系
の構成図、第5図は第4図のサイドローブ抑圧空中線装
置によるサイドローブ抑圧の概念図である。
挟ビームの主ビームを形成する第1の空中線1による
第1の空中線ビーム101の周辺に存在するサイドローブ
を覆うように広ビームの第2の空中線ビーム102を第2
の空中線3によって形成し、両空中線1および3による
受信信号は受信装置2および4にそれぞれ供給されたの
ち振幅比較/抑圧部5で第2の空中線ビーム102によっ
て覆われた不要部分を除去し、サイドローブ抑圧ビデオ
信号として出力される。つまり、この振幅比較/抑圧部
5による両受信信号の振幅比較において、第2の空中線
ビーム102による受信信号の方が大きいときには、この
受信信号を第1の空中線ビーム101のサイドローブによ
る信号とみなして抑圧し、サイドローブ抑圧ビデオ信号
として出力しない。この比較基準は適宜選択可能であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のサイドローブ抑圧空中線装置では、第
1の空中線と第2の空中線とが通常互いに独立した空中
線であり、これら空中線を互いに近接して設置してい
る。このため、水平面において、両者の位相中心が異な
る場合、両者の振幅比較は可能であるが、目標から両空
中線までの距離差が目標の存在角度によって変化するた
めに位相比較を伴う処理は期待できないという欠点があ
る。
また、垂直面についての両者の高さが異なる場合、空
中線ビームの地面反射によるロービングの発生が異な
り、安定した振幅比較が困難であり、また仰角によって
両者の位相が変化するために、位相比較を伴う処理は期
待できず、これに対して、高さを合わせた場合であって
も反射地点が僅かに異なると言う問題が発生するという
欠点がある。
更に、第1の空中線をビーム走査する場合、第2の空
中線は第1の空中線の走査範囲およびそのサイドロープ
を覆うような広ビームとする必要があり、第2の空中線
系のシステム利得が更に低下し、この結果、サイドロー
ブ抑圧可能距離が縮小し、実用価値を極端に減じてしま
うという欠点がある。
本発明の目的は、上述した欠点を根本的に解決すべ
く、ビーム走査による第1の空中線ビームの指向方向に
合致し、かつ、その近傍に存在しているサイドローブを
確実に抑圧できるサイドローブ抑圧用の第2の空中線ビ
ームを第1の空中線と同じ位相中心から発生することに
より、第1の空中線ビームを比較的狭くすることができ
てシステム利得の向上が計られ、かつ位相比較を伴うサ
イドローブ抑圧処理が可能なサイドローブ抑圧空中線装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるサイドローブ抑圧空中線装置は、第1の
空中線によって主ビームたる挟ビームを形成する場合の
サイドローブ抑圧を第2の空中線の形成する広ビームに
よって抑圧するサイドローブ抑圧空中線装置において、
前記第1の空中線が、アレイ構成をなす複数の空中線輻
射素子と、前記空中線輻射素子の各各をそれぞれ走査す
る走査系回路と、前記走査系回路の各各との間で給電用
電力分配を行う第1の電力分配器とを備え、前記第2の
空中線が、前記広ビームの位相中心を前記第1の空中線
の前記挟ビームの位相中心に一致させるように前記複数
の中空線輻射素子の中から選択した複数の空中線輻射素
子と、前記走査系回路のうちの該空中線輻射素子の各各
に対応してそれぞれ接続された走査系回路と、該走査系
回路の各各に給電用電力分配をそれぞれ行う第2の電力
分配器とを備えて、前記第1の空中線のビーム指向方向
に合致したサイドローブ抑圧用の前記広ビームを形成す
る。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明のサイドローブ抑圧空中線装置の一実
施例の構成である。
第1図に示すサイドローブ抑圧空中線装置は、挟ビー
ムを形成する第1の空中線として、第1の空中線ビーム
を形成するアレイ構成の複数の空中線輻射素子10と、空
中線輻射素子10の各各をそれぞれ走査する走査系回路で
ありビーム走査用移相器を含む複数の受信装置20と、受
信装置20の各各との間で給電用電力分配を行う電力分配
器40とを備える。また、第2の空中線ビームを形成する
第2の空中線は、上記第2の空中線ビームの位相中心を
上記第1の空中線ビームに一致させるように空中線輻射
素子10の中から選択した複数の空中線輻射素子10と、選
択された空中線輻射素子10の各各に対応してそれぞれ接
続された受信装置20と、これら受信装置20の各各との間
で給電用電力分配をそれぞれ行う電力分配器60とを備え
て、上記第1の空中線のビーム指向方向に合致したサイ
ドローブ抑圧用の広ビームを形成する。また、上記第1
の空中線と上記第2の空中線との共用の受信装置20から
の受信信号は、2分配器30によって電力分配器40および
60に分配される。
第1図は、位相走査を行う得る一次元アレイに対して
本発明を実施した場合を例としている。一般に、空中線
ビームは二次元であり、従って位相走査などによるビー
ム走査も二次元で行われるが、第1図では、説明の便を
考慮して一次元かつ受信の場合を例としている。
次に、第1図の実施例の動作について説明する。
複数の空中線輻射素子10は、ビーム走査用移相器を含
む複数の受信装置20および電力分配器40により、挟ビー
ムの主ビームたる第1の空中線ビームを形成する第1の
空中線を構成し、電力分配器40の出力端子50には第1の
空中線ビームによる出力を送出する。
第2図は第1図の実施例における空中線の振幅分布を
模式的に示す特性図である。(a)は第1の空中線の振
幅分布,(b)は第2の空中線の振幅分布を示してお
り、いずれも空中線輻射素子10の配列と,配列した各空
中線輻射素子10ごとの振幅とを対応させつ表示してい
る。
また、第3図は第1図の実施例におけるサイドローブ
抑圧を模式的輻射ビームで示す説明図である。
第3図において、第1の空中線の空中線ビーム201は
挟ビームであり、第2の空中線の空中線ビーム202は広
ビームである。第2の空中線は、上述した第1の空中線
による第1の空中線ビーム201と第2の空中線ビーム202
の位相中心を一致させるように複数の空中線輻射素子10
の中から選択した何個かの空中線輻射素子10を使用し、
これら選択された空中線輻射素子10に対応して接続され
ている受信装置20およびこれら受信装置20に接続されて
いる2分配器30を介して受信出力をとり出す。そして、
この受信出力を電力分配器60を通して出力端子70から得
ることにより第2の空中線ビーム202による受信出力が
得られる。この第2の空中線ビーム202は、第3図に示
すように、第1の空中線ビーム201とそのサイドローブ
を効果的に覆うように整形することができる。またこの
第2の空中線ビーム202は、第1の空中線ビーム201と同
一位相中心から発生している。さらに、この第2の空中
線ビーム202の指向方向は、第1の空中線ビーム201の走
査につれて移動するために、この第2の空中線ビーム20
2は先に第5図に例示した第2の空中線ビーム102より格
段に狭くすることが出来る。この事実は、第2の空中線
系のシステム利得を格段に上昇できることを意味する。
上述の実施例は、本発明のサイドローブ抑圧空中線装
置を受信系に実施した場合であるが、送信系に使用する
場合は、第1図に示した移相器を含む複数の受信装置20
を送信機能を有するレーダモジュールに置換すればよ
く、複数の空中線輻射素子10の中心部分のみを用いて送
信することにより、第2の空中線ビーム202で広ビーム
を容易に達成できる。実際の応用としては、目標側の受
信装置においては、同時に送信された送信信号は区別で
きないので、第1の空中線からの送信の後、第2の空中
線ビームから送信し、目標側で受信する際、受信信号を
時系列的に比較し判定することができる。また、本発明
のサイドローブ抑圧空中線装置を送信、受信の両方に採
用しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、空中線輻射素子と
走査系回路とを共用し、しかも同一位相中心から第1お
よび第2の空中線ビームを発生することにより、位相情
報処理を含んだ高級なサイドローブ抑圧処理を実現でき
るという効果がある。
また、同一位相面から空中線ビームが発生するため、
垂直面に関しても空中線ビームの地面反射の影響が同一
となり、反射のある場合でも安定なサイドローブ抑圧動
作が実現できるという効果がある。
さらに、第2の空中線ビームが第1の空中線ビームの
方向に発生するため、第2の空中線ビームのビーム幅を
格段に狭くし処理利得を向上できるという効果がある。
このことは、サイドローブ抑圧可能距離の大幅な拡大に
つながるものであり、例えば、2次元とともに、仮にビ
ーム幅を4分の1に出来たとすれば約12dBの利得上昇と
なり、サイドローブ抑圧可能距離を一挙4倍に拡大でき
るという効果があり、従来のサイドローブ抑圧系が持つ
本質的な欠点をすべて解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサイドローブ抑圧空中線装置の一実施
例の構成図、第2図は第1図の実施例における空中線の
振幅分布を模式的に示す特性図であり,(a)は第1の
空中線の振幅分布,(b)は第2の空中線の振幅分布、
第3図は第1図の実施例におけるサイドローブ抑圧を模
式的輻射ビームで示す説明図、第4図は従来のサイドロ
ーブ抑圧空中線装置の受信系の構成図、第5図は第4図
のサイドローブ抑圧空中線装置によるサイドローブ抑圧
の概念図である。 1……第1の空中線、2……受信装置、3……第2の空
中線、4……受信装置、5……振幅比較/抑圧部、10…
…空中線輻射素子、20……受信装置、30……2分配器、
40……電力分配器、50……出力端子、60……電力分配
器、70……出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の空中線によって主ビームたる挟ビー
    ムを形成する場合のサイドローブ抑圧を第2の空中線の
    形成する広ビームによって抑圧するサイドローブ抑圧空
    中線装置において、 前記第1の空中線が、アレイ構成をなす複数の空中線輻
    射素子と、前記空中線輻射素子の各各をそれぞれ走査す
    る走査系回路と、前記走査系回路の各各に給電用電力分
    配を行う第1の電力分配器とを備え、 前記第2の空中線が、前記広ビームの位相中心を前記第
    1の空中線の前記挟ビームの位相中心に一致させるよう
    に前記複数の中空線輻射素子の中から選択した複数の空
    中線輻射素子と、前記走査系回路のうちの該空中線輻射
    素子の各各に対応して接続された走査系回路と、該走査
    系回路の各各との間で給電用電力分配をそれぞれ行う第
    2の電力分配器とを備えて、前記第1の空中線のビーム
    指向方向に合致したサイドローブ抑圧用の前記広ビーム
    を形成することを特徴とするサイドローブ抑圧空中線装
    置。
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