JPH08336174A - ページャ端末装置 - Google Patents

ページャ端末装置

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JPH08336174A
JPH08336174A JP7142261A JP14226195A JPH08336174A JP H08336174 A JPH08336174 A JP H08336174A JP 7142261 A JP7142261 A JP 7142261A JP 14226195 A JP14226195 A JP 14226195A JP H08336174 A JPH08336174 A JP H08336174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
display
stored
message
transmission signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7142261A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Tanaka
学 田中
Yoshitoshi Murata
嘉利 村田
Masabumi Kawahara
正文 河原
Kiyoshi Suzuki
清志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sharp Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sharp Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Sharp Corp, NTT Mobile Communications Networks Inc filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信内容に含まれる電話番号から、連絡すべ
き被呼者名を調べる。 【構成】 電子機器1は、ページャ受信手段3において
送信信号を受信し、ページャ処理手段7において、送信
信号に含まれるコードをメッセージやキャラクタに変換
する。さらにページャ処理手段7は、送信内容に含まれ
る電話番号を用いて、メモリ17にストアされる電話帳
データを検索し、当該電話番号に対応する被呼者名を調
べ、表示手段19に送信内容とともに表示する。送信内
容は、表示されていないものから優先的に表示される。
また、ページャ処理手段7は、送信内容に含まれる電話
番号を、ダイヤル手段21からトーン発信し、電話機2
6を介して公衆電話回線29に入力する。電子機器1に
は文章編集処理手段が備えられ、送信内容を当該装置の
ためのメモリエリアに転送して転記し、文章編集処理の
ために用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆電話回線を介して
ページャ基地局に送信信号を伝送し、所望のページャ端
末装置を呼出し、送信された情報を表示させるページャ
システム装置に好適に実施される、ページャ端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遠隔地でも特定の場所からの
情報を授受する事が出来るようにするための携帯用デバ
イスとして、いわゆるポケベルと呼ばれるページャ端末
装置が用いられている。ページャ端末装置の使用者は、
情報を受信したことをブザーなどの警報によって知るこ
とができる。さらに表示画面などに表示された情報に基
づいて電話を掛けるなどの行動を行うことによって、さ
らに詳しい情報を得ることができる。
【0003】このようなページャ端末装置によって送信
される情報は、限定されたキャラクタで構成される。キ
ャラクタとは、漢字、仮名文字、記号、絵記号、数字、
欧米文字などを含む概念である。たとえば限定されたキ
ャラクタとして、数字およびいくつかの記号が用いられ
る場合、当該端末装置を用いると、たとえば電話番号な
どの数字からなる情報を授受するには好適であるが、当
該端末装置を所持する使用者に電話を掛けること以外の
具体的な行動を要求することが難しい。このような場合
に、いわゆるポケベル語と呼ばれる数字のごろ合わせが
用いられることがあるけれども、このような数字のごろ
合わせでは、送信された情報の内容が理解しにくいとい
う問題がある。
【0004】このような問題を解決するために、たとえ
ば片仮名文字の1文字をを所定の数字列に対応させ、仮
名文字を数字列に変換して情報を構成し、送受信するペ
ージャ装置が実現されている。このページャ装置を用い
ると、数字以外の情報を授受することができるけれど
も、送信できる片仮名文字数は、数字だけを送信する場
合と比較して少なくなるという問題がある。
【0005】また、本件出願人は、特開平3−2323
26号公報において、送信する情報量を削減して、かつ
情報を理解しやすい形で提示する技術を提案している。
当該公報において提案されるページャ端末装置では、た
とえば日本語の文章などからなるメッセージとそれに対
応するメッセージコードとを、予め情報の送信手段とペ
ージャ端末装置とがそれぞれ有するメモリにストアして
おく。送信手段では、送信したい内容のメッセージに対
応するメッセージコードを送信する。ページャ端末装置
はメモリの内容を検索し、受信したメッセージコードに
対応するメッセージを選択して表示する。これによっ
て、予め受信側と送信側双方で取決めたメッセージを、
少ない情報量で送信し受信することができる。かつ、た
とえば2桁の数字列をメッセージコードとした場合で
も、最大100種類のメッセージのうちからメッセージ
を選択することができるので、多種多様な行動を要求す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したページャ端末
装置において、たとえば情報に電話番号が含まれる場
合、使用者は電話機のダイヤルを操作して電話番号を入
力し、電話を掛ける必要がある。この際に、番号の読み
間違いや入力操作の間違いが生じることがある。また、
ページャ端末装置を用いて電話番号だけが送信された場
合、連絡する相手の氏名などを判断することが困難とな
ることがある。さらに、電話番号とともに数字のごろ合
わせのメッセージが送信された場合、電話番号とメッセ
ージはどちらも数字であるので、一連の数字列のうち、
どこまでがメッセージであり、どこからが電話番号であ
るのかを判別することが難しいという問題がある。
【0007】ページャ端末装置には、受信した情報を複
数ストアする受信メモリが備えられることが多い。この
受信メモリにストアされる情報は、蓄積可能なデータ量
を越えると、受信日時の古いものから順次消去されてし
まう。これによって、情報を長期に渡って保存すること
が困難になる。また保存したい情報に対して符号を付
し、符号が付された情報を消去することを禁止すること
が考えられるけれども、符号を付して保存する情報のデ
ータ量の分だけ、それ以後において蓄積可能なデータ量
が減少するという問題がある。
【0008】また、ページャ端末装置において送信され
る情報は、使用者が読むという操作以外に使用すること
が難しい。したがって、メッセージコードなどを用い
て、多くの内容を含む情報を送信しても、情報を読むこ
とだけに使用され、たとえば送信された情報をスケジュ
ールとして記録したいという場合には、使用者が改めて
同じ内容を入力しなければならないというという問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、ページャ端末装置が受信
した情報に基づいて、誤りなく電話機を操作して相手を
呼出すことができるページャ端末装置であり、かつ送信
された情報を使用者が読む以外にも使用することができ
るページャ端末装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ページャ基地
局から送信されてくる電話番号を含む送信信号を無線で
受信する受信手段と、電話番号と被呼者名とを対応して
ストアする番号メモリと、表示手段と、前記受信手段か
らの出力に応答し、送信信号に含まれる電話番号と、そ
の電話番号に対応する番号メモリにストアされている被
呼者名を読出して、表示手段によって表示させる制御手
段と、公衆電話回線に被呼者を呼出すための電気信号を
送出するダイヤル手段を含むことを特徴とするページャ
端末装置である。さらにまた本発明は、ページャ基地局
から送信されてくる電話番号を含む送信信号を無線で受
信する受信手段と、電話番号と被呼者名とを対応してス
トアする番号メモリと、表示手段と、前記受信手段から
の出力に応答し、送信信号に含まれる電話番号と、その
電話番号に対応する番号メモリにストアされている被呼
者名を読出して、表示手段によって表示させる制御手段
と、前記受信手段からの出力を、文章編集処理して表示
手段に表示する文章編集処理手段とを含むことを特徴と
するページャ端末装置である。また本発明は、前記受信
手段からの出力、または表示手段によって表示されるデ
ータが転送されて転記される転記メモリをさらに有し、
この転記メモリにストアされた内容を読出して、表示手
段によって表示し、文章編集処理手段における文章編集
処理のために用いることを特徴とする。さらにまた本発
明は、前記送信信号には、予め定めるメッセージに対応
したメッセージコードが含まれており、メッセージコー
ドと、それに対応するメッセージとを対応させてストア
するコードメモリを含み、前記制御手段は、送信信号に
含まれるメッセージコードに対応するメッセージを前記
コードメモリから読出して、表示手段によって表示する
ことを特徴とする。また本発明は、任意のキャラクタ列
とメッセージとを入力する入力手段を含み、前記コード
メモリは、前記入力手段の出力に応答し、入力されたキ
ャラクタ列をメッセージコードとしてストアし、さらに
入力されたメッセージを前記メッセージコードに対応す
るメッセージとしてストアすることを特徴とする。また
本発明は、前記コードメモリと別のページャ端末装置の
コードメモリとの間で、各コードメモリにストアされた
メッセージコードとそれに対応したメッセージとを、相
互に送信および受信するメッセージ送受信手段とを含む
ことを特徴とする。また本発明は、前記受信手段は、ペ
ージャ基地局からの信号を受信可能な呼出し領域を表す
データを複数ストアする領域記憶手段と、前記領域記憶
手段にストアされたデータの中から、受信する呼出し領
域のデータを選択する領域選択手段を含み、前記領域選
択手段によって選択されたデータに基づいて、送信信号
を選択的に受信することを特徴とする。また本発明は、
ページャ基地局が、ページャ端末装置を登録するための
複数のデータをストアする登録データメモリと、前記領
域選択手段の出力に応答し、受信手段を使用する呼出し
領域のデータが変更されると、前記登録データメモリか
ら複数のデータを読出し、前記複数のデータを逐次また
は連続して送信させ、ページャ基地局における登録動作
を行わせる登録手段とを含むことを特徴とする。また本
発明は、ページャ基地局から送信されてくる送信信号を
無線で受信する受信手段と、前記受信手段の出力に応答
し、受信した内容を各受信のたび毎に個別的にストア
し、各回毎のストア内容に個別的に対応して表示記録領
域が備えられる受信メモリと、前記受信メモリのストア
内容を表示する表示手段と、前記受信メモリにストアさ
れている前記受信した内容が前記表示手段によって表示
されていないことによって、その受信した内容に対応す
る前記表示記録領域に、表示手段による表示が行われて
いないことを示す未表示データをストアする制御手段と
を含むことを特徴とするページャ端末装置である。さら
にまた本発明は、表示手段による表示を指示するために
操作される表示指示手段を備え、前記制御手段は、前記
表示指示手段の出力に応答し、表示記録領域にストアさ
れているデータが、前記受信した内容の表示手段による
表示が行われていないことを示す未表示データであると
き、前記受信メモリにストアされた前記受信した内容
を、表示指示手段の指示のたび毎に、順次的に表示手段
によって表示することを特徴とする。また本発明は、文
章編集処理を行って、表示手段に表示する文章編集処理
手段をさらに含み、前記制御手段は、文章編集処理手段
の編集処理動作中に、受信手段が送信信号を受信したと
きには、受信した内容を表示手段によって表示すること
なく前記受信メモリにストアし、文章編集処理手段の編
集処理動作が行われていないときに、受信手段が送信信
号を受信したときには、受信した内容を表示手段によっ
て表示するとともに前記受信メモリにストアすることを
特徴とする。さらにまた本発明は、前記受信メモリの全
てのストア内容を、一括して消去する一括消去手段と、
前記受信メモリにストアされる1または複数の前記受信
した内容に対応する表示記録領域にストアされる未表示
データの有無を判定する判定手段と、判定手段の出力に
応答し、表示記録領域の中に、未表示データが少なくと
も1つ含まれているときには、未表示の前記受信した内
容が受信メモリに存在することを表す未表示内容表示手
段と、一括消去を指示する一括消去指示手段とを有し、
前記制御手段は、前記一括消去指示手段の出力に応答
し、一括消去を行うと指示されたときにだけ、一括消去
手段によって受信メモリのストア内容をすべて消去させ
ることを特徴とする。また本発明は、ページャ基地局か
ら送信されてくる電話番号を含む送信信号を無線で受信
する受信手段と、前記受信手段の出力に応答し、受信し
た内容を各受信のたび毎に個別的にストアし、各回毎の
ストア内容に個別的に対応して表示記録領域が備えられ
る受信メモリと、前記受信メモリのストア内容を表示す
る表示手段と、キャラクタ列を入力するキャラクタ列入
力手段と、キャラクタ列入力手段から入力されたキャラ
クタ列の文章編集処理を行う文章編集処理手段と、前記
キャラクタ列入力手段と文章編集処理手段との出力に応
答し、入力されたキャラクタ列、および文章編集処理さ
れたキャラクタ列をストアする列メモリと、前記キャラ
クタ列入力手段によって入力されたキャラクタ列、およ
び文章編集処理手段によって文章編集処理されたキャラ
クタ列を、一時的にストアして退避させる退避メモリ
と、前記キャラクタ列入力手段によるキャラクタ列の入
力および編集中に、前記受信手段によって送信信号が受
信されたとき、キャラクタ列入力手段によって入力され
たキャラクタ列、および文章編集処理されたキャラクタ
列をストアした列メモリの内容を、前記退避メモリにス
トアしてから受信処理を行う制御手段とを含むことを特
徴とするページャ端末装置である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、ページャ端末装置は、受信手
段によって、ページャ基地局から送信されてくる送信信
号を無線で受信し、その送信内容を表示手段に表示す
る。当該端末装置には、電話番号と被呼者名とを対応し
てストアする番号メモリが備えられている。制御手段
は、送信信号が受信されると、受信信号内に含まれる電
話番号を表示手段に表示する。かつ、番号メモリから送
信信号に含まれる電話番号に対応する被呼者名を読出し
て、表示手段に、送信信号の電話番号とともに当該被呼
者名を表示する。
【0012】これによって、受信された送信信号に、連
絡するべき相手の氏名が含まれていないとき、送信信号
に含まれる電話番号が番号メモリにストアされていれ
ば、相手の氏名を読出して自動的に表示する。これによ
って、ページャ端末装置を使用する使用者が、表示され
た電話番号を基に、改めて番号メモリの内容を検索し、
相手の氏名を調べる必要がなくなる。
【0013】さらに前記ページャ端末装置は、電話番号
を被呼者を呼出すための電気信号に変換し、その電気信
号を当該端末装置が接続された公衆電話回線に送出する
ダイヤル手段を有している。ダイヤル手段から送出され
た電気信号は、公衆電話回線を伝送されて、交換機を動
作させ、当該公衆電話回線を、呼出すべき電話機が接続
された公衆電話回線に接続して、被呼者を呼出す。
【0014】これによって、番号メモリにストアされた
電話番号や、ページャ端末装置の使用者が当該端末装置
に入力した電話番号、または送信信号に含まれる電話番
号などの内の、連絡すべき被呼者の電話番号を、たとえ
ばスピーカなどからトーン発信して、当該端末装置から
電話機のハンドセットのマイクロフォンなどを介して、
直接公衆電話回線に入力することができる。したがっ
て、使用者が電話を掛けるたびに電話機のダイヤルを操
作する必要がなくなるので、ダイヤルの操作間違いなど
を防止することができる。
【0015】また本発明に従えば、ページャ端末装置
は、受信手段によって、ページャ基地局から送信されて
くる送信信号を無線で受信し、その送信内容を表示手段
に表示する。当該端末装置は前記番号メモリを有し、制
御手段は、送信信号が受信されると、受信信号内に含ま
れる電話番号および番号メモリから読出した電話番号に
対応する被呼者名を表示手段に表示する。さらにページ
ャ端末装置は、たとえばメモ機能やスケジュール機能な
どの機能を備えた文章編集処理手段を有し、受信された
送信信号を文章編集処理する対象のデータとして処理
し、表示手段に処理結果を表示する。文章編集処理と
は、予めキーボードなどから入力されメモリにストアさ
れた文章などのキャラクタ列の中に、転記メモリの内容
を挿入、追加することである。
【0016】このようなページャ端末装置を用いると、
メッセージコードなどを用いて、送信内容に従来の送信
内容よりも利用価値の高い情報を加えることができる。
当該端末装置では、このような送信内容をただ読むだけ
でなく、たとえばスケジュール管理などの情報として利
用することができる。これによって、従来読んだ後には
消去するだけであった送信内容をさらに利用することが
できる。
【0017】さらにまた本発明に従えば、前記ページャ
端末装置は、前記受信手段からの出力または表示手段に
よって表示されるデータ、すなわち送信された送信信
号、またはその内容が転送されて転記されてストアされ
る転記メモリを有している。当該端末装置では、転記メ
モリにストアされた内容を呼び出して、表示手段に表示
する。さらにその内容を、文章編集処理手段によって文
章編集処理する対象のデータとして用いる。
【0018】これによって、ページャ端末装置では、受
信された送信信号を順次ストアするメモリの他に、送信
信号を別途ストアする転記メモリを有するので、受信さ
れた送信信号のうちで、特に保存しておきたいものを転
記メモリに転送して保存することができる。受信した送
信信号をストアするメモリは、ストア内容を受信日時の
古いものから順次破棄していくことができるので、常に
所定の広い領域を確保することができる。
【0019】また本発明に従えば、前記送信信号には、
予め定めるメッセージに対応したメッセージコードが含
まれている。メッセージコードは、たとえば数字や所定
の記号など、ページャシステムで用いられる所定の限定
された種類のキャラクタの組合わせである。メッセージ
コードは、たとえば日本語の文章であるメッセージと対
応されて、ページャ端末装置のコードメモリにストアさ
れている。
【0020】制御手段は、送信信号に含まれるメッセー
ジコードに対応するメッセージを前記コードメモリから
読出して、表示手段によって、送信信号に含まれる電話
番号や、番号メモリから読出した被呼者名とともに表示
する。このように、メッセージコードを用いることによ
って、限定されたキャラクタを用いて、多くの情報を伝
達することができる。かつ、限定されたキャラクタを用
いて伝達された情報を、ページャ端末装置において、明
瞭でかつ具体的な表現で表示することができる。
【0021】したがって、ページャ端末装置を含むペー
ジャシステムを用いて、端末装置を有する使用者に、た
とえば行き先の指示や具体的な連絡を、改めて電話連絡
をする前に直接伝えることができる。すなわち、送信内
容として従来の送信内容と比較して、より利用価値の高
い情報を提供することができる。
【0022】さらにまた本発明に従えば、前記ページャ
端末装置は、たとえば多数のキャラクタのうち、数字や
記号など限定されたキャラクタからなる任意のキャラク
タ列と、たとえば漢字仮名交じりの文章であるメッセー
ジとを入力することができる。このキャラクタ列をメッ
セージコードとし、メッセージを当該コードに対応する
メッセージとしてストアすることができる。これによっ
て、使用者が自分の必要な文章をメッセージコードに変
換し送信し、または逆にメッセージコードから前記文章
を得ることができる。
【0023】また本発明に従えば、前記コードメモリと
別のページャ端末装置のコードメモリとの間で、コード
メモリにストアされたメッセージコードとそれに対応し
たメッセージとを、相互に送信および受信することがで
きる。したがって、たとえば使用者が作成したメッセー
ジとそれに対応するメッセージコードとを、別の使用者
が使用するページャ端末装置に容易に設定し、相互に利
用することができる。これによって、自作したメッセー
ジを複数の使用者が共有することが容易となる。
【0024】さらにまた本発明に従えば、前記受信手段
には、ページャ基地局からの信号を受信可能な呼出し領
域を表すデータが複数ストアされている。この複数の値
の中から、ページャ端末装置を使用する呼出し領域のデ
ータを選択するだけで、選択された呼出し領域のページ
ャ基地局から伝送される送信信号を選択的に受信するこ
とができる。したがって、複数の呼出し領域にまたがっ
て、ページャ端末装置を使用することができる。かつ、
容易に受信手段の設定を変更することができる。
【0025】また本発明に従えば、前記ページャ端末装
置は、ページャ端末装置の登録に必要な複数のデータ、
たとえばページャ基地局の電話番号、当該端末装置の呼
出し番号、当該機器に登録動作を行わせるための暗証番
号、および選択された呼出し領域を示すエリア番号を予
めストアしている。ページャ端末装置を使用する呼出し
領域が変更されると、前記ダイヤル手段によって、公衆
電話回線に複数のデータを逐次または連続して送信させ
る。この送信したデータに基づいて、当該呼出し領域の
ページャ基地局は、当該ページャ端末装置を登録する。
これによって、呼出し領域を切換えると同時に、ページ
ャ端末装置の登録を、使用者が暗証番号を入力して指示
するだけで、または暗証番号を入力して指示し、各デー
タの送信タイミングを指示するだけで、容易に実施する
ことができる。
【0026】さらにまた本発明に従えば、前記ページャ
端末装置は、ページャ基地局から送信されてくる電話番
号を含む送信信号を受信すると、受信した内容を各受信
のたび毎に個別的に受信メモリにストアする。当該受信
メモリには、各回毎のストア内容に個別的に対応して表
示記録領域が備えられる。この表示記録領域には、前記
受信した内容を前記表示手段において表示していないと
きには、そのことを示す未表示データがストアされる。
これによって、表示記録領域にストアされたデータか
ら、受信メモリ内にストアされた複数の受信内容を、使
用者に対して提示したかどうかを判定することができ
る。
【0027】また本発明に従えば、前記ページャ端末装
置は、受信した内容を表示手段に表示することを使用者
が指示するために操作する表示指示手段を有する。前記
制御手段は、表示指示手段から受信した内容の表示が指
示されるたびに、順次的に表示記録領域にストアされて
いるデータを判定する。当該データが、表示が行われて
いないことを示す未表示データであるときには、その表
示記録領域に対応する前記受信メモリにストアされた受
信した内容を、表示手段によって表示する。
【0028】これによって、たとえば、表示手段に受信
メモリにストアされた表示内容を表示する場合、未だ提
示されていない受信内容から順に表示することができ
る。したがって、未だ読まれていない受信内容の読出し
を、容易にかつ早く行うことができる。
【0029】さらにまた本発明に従えば、前記ページャ
端末装置は、文章編集処理行って表示手段に処理結果を
表示する文章編集処理手段をさらに有する。制御手段
は、送信信号が受信されたときに文章編集処理が行われ
ていると、受信した内容を表示手段に表示しないで受信
メモリにストアする。このときには、表示記録領域に未
表示データをストアする。また送信信号が受信されたと
きに文章編集処理が行われていないときには、受信した
内容を表示手段に表示するとともに、受信メモリにスト
アする。このときは、表示記録領域に、表示を行ったこ
とを示すデータをストアする。これによって、文章編集
処理を行っているときに送信信号が受信されても、たと
えば表示手段に表示されている文章編集処理の対象とな
るデータを保護することができる。
【0030】また本発明に従えば、ページャ端末装置
は、前記受信メモリにストアされた1または複数の前記
受信した内容を、一括して受信メモリから消去する一括
消去手段を有する。受信した内容を一括して消去するこ
とが指示されると、判定手段は、ストアされた全ての前
記受信した内容に対し、各内容に対応する表示記録領域
に、表示が行われていないことを示す未表示データがあ
るか否かを判定する。全ての表示記録領域のデータの中
に、未表示データが少なくとも1つ含まれているときに
は、未表示内容表示手段は、たとえば表示手段に、一括
消去の対象となっている複数の受信した内容の中に、未
だ表示手段に表示されていないものが含まれていること
を示す表示を行い、端末装置の使用者に知らせる。同時
に一括消去指示手段が、表示されていない内容を含む全
ての受信した内容を一括して受信メモリから消去するか
否かを使用者に選択させ指示させる。前記制御手段は、
使用者がこの全てのストア内容を消去することを指示し
た後に、一括消去手段を用いて、受信メモリの全ストア
内容を消去する。
【0031】これによって、使用者が任意の時点で、受
信メモリにストアされる送信内容を、容易に全て消去す
ることができる。したがって、ページャ端末装置の操作
性を向上させることができる。また、消去対象のストア
内容の中に、使用者に対して提示されていない送信信号
が含まれるときには、消去を行う前に使用者にそれを伝
えて、処理を続行するか否かを選択させる。これによっ
て、不用意に表示されていない送信信号を消去すること
を防止することができる。
【0032】さらにまた本発明に従えば、ページャ基地
局から送信されてくる電話番号を含む送信信号を受信す
ると、各受信毎にその内容を個別的に受信メモリにスト
アし、さらに表示手段に表示する。またページャ端末装
置では、キャラクタ列入力手段から入力されたキャラク
タ列に対して、文章編集処理を行う文章編集処理手段が
備えられる。
【0033】キャラクタ列の入力および編集中に、送信
信号が受信されると、入力されたキャラクタ列および編
集中のキャラクタ列をストアした列メモリの内容を、退
避メモリにストアしてから、受信内容を表示手段に表示
するなどの受信処理を行う。これによって、キャラクタ
列の入力や編集など、当該端末装置に付加された機能を
用いている場合に送信信号を受信した場合に、送信信号
を受信する前に実施されていた操作の結果として入力ま
たは変更されたキャラクタ列のデータを保護し、かつ受
信内容を即座に提示することができる。
【0034】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である電子機器1
の簡略化した電気的構成を示すブロック図である。電子
機器1内には、ページャシステムに用いられるページャ
端末手段が含まれる。
【0035】ページャ基地局から無線で送信された送信
信号は、ページャ受信手段3の受信アンテナ4で受信さ
れる。ページャ受信手段3内では、送信信号を復調した
後、送信信号内に電子機器1に設定されている呼出し番
号が含まれているか否かが判断される。電子機器1の呼
出し番号は、呼出し番号メモリ5にストアされている。
当該電子機器1の呼出し番号が含まれているときには、
復調した送信信号をページャ処理手段7に与える。
【0036】ページャ処理手段7には、電子機器1のペ
ージャ端末手段を作動させるか否かを切換えるページャ
スイッチ8が備えられる。ページャ処理手段7は、送信
信号が与えられると、バイブレータ11による振動、呼
出しブザー12による音響、または着信発光素子13に
よる表示などの手段で、電子機器1の使用者に送信信号
を受信したことを知らせる。使用者は、音声停止スイッ
チ14を用い、バイブレータ11、呼出しブザー12お
よび着信発光素子13のうち、どの手段を用いるかを選
択することができる。
【0037】ページャ処理手段7では、後述するよう
に、メモリ16,17にストアされるテーブルなどを参
照して、送信信号によって伝達された送信内容を、その
内容を示すキャラクタ列に変換する。キャラクタとは、
漢字、仮名文字、数字、記号、絵記号、欧米文字、など
の文字を含む概念である。キャラクタ列とは、たとえば
文章のような、複数のキャラクタのまとまりを指す。
【0038】変換されたキャラクタ列は、表示駆動手段
18を介し、表示手段19に表示される。表示手段19
における表示は、送信内容を目視表示してもよく、音声
で表示してもよい。また、送信内容を記録紙に印刷する
ようにしてもよく、さらにそのほかの表示を行ってもよ
い。また、送信信号、またはその変換されたキャラクタ
列は、メモリ17にストアされる。
【0039】ページャ受信手段3、ページャ処理手段
7、ページャスイッチ8、バイブレータ11、呼出しブ
ザー12、着信発光素子13、および音声停止スイッチ
14は、ページャ端末手段に含まれる。
【0040】ページャ処理手段7はまた、ダイヤル手段
21を用いて、公衆電話回線29に電話番号などのデー
タを入力することができる。ページャ処理手段7は、公
衆電話回線29に入力するべき発信データである電話番
号などを、トーン発信手段22に出力して音響信号に変
換し、トーン発信させる。トーン発信手段22の出力
は、増幅回路23で増幅されてスピーカ24から出力さ
れる。
【0041】トーン発信された電話番号は、電話機26
に、そのハンドセット27のマイクロフォン28から入
力される。電話機26は、音響信号として入力された電
話番号を被呼者を呼出すための電気信号に変換する。電
話機26が、たとえば直流方式で前記電気信号を作出
す、たとえばダイヤル式電話機である場合、入力された
電話番号は、番号の数字に対応した数のパルスからなる
ダイヤルパルス信号に変換される。また、電話機26
が、交流方式で前記電気信号を作出す、たとえば押しボ
タン式電話機電子ある場合、入力された電話番号は、番
号の数字に対応した、所定の2つの周波数の信号を組合
わせたダイヤル信号に変換される。変換された電気信号
は、公衆電話回線29に入力される。
【0042】また、ダイヤル手段21では、電話番号を
電気信号に変換して、コネクタなどを介し、公衆電話回
線29に直接電気信号を入力してもよい。また、ダイヤ
ル手段21から出力される信号は、トーン信号でなく、
デジタル信号など他の信号であってもよい。
【0043】また、電子機器1には、たとえば日本語の
文章などであるキャラクタ列を入力し編集する文章編集
処理手段が備えられる。中央演算処理装置31には、キ
ーボードなどで実現される入力手段32や、コネクタ3
3で接続された外部の電子機器からの出力が入力され
る。中央演算処理装置31は、入力されたキャラクタ列
の編集処理などを行う。図1では、中央演算処理装置3
1を「CPU31」と略称する。
【0044】また中央演算処理装置31には、音響表示
を行うブザー34が備えられる。中央演算処理装置3
1、入力手段32、コネクタ33、およびブザー34
は、文章編集処理手段に含まれる。
【0045】中央演算処理装置31は、ページャ処理手
段7、メモリ16,17、および表示駆動手段18と接
続される。文章編集処理手段で入力され、編集されたキ
ャラクタ列は、表示駆動手段18を介して表示手段19
に表示される。
【0046】ページャ受信手段3、バイブレータ11、
呼出しブザー12、および着信発光素子13は、電源3
6によって電力付勢されている。またトーン発信手段2
2および増幅回路23は、昇圧回路37を介して、電源
36によって電力付勢されている。さらに、中央演算処
理装置31は、電源38,39によって電力付勢されて
いる。電源39は、電源38の電圧が低下した場合など
において用いられるバックアップ用の電源である。
【0047】電子機器1のページャ端末手段は、たとえ
ば24桁数字ページャシステムのページャ端末手段であ
り、限定された複数のキャラクタ、たとえば0〜9の数
字および「〔」、「〕」、「−」、「 (スペース)」
の14個のキャラクタを用いて送信信号を構成する。以
後、ページャシステムの送信信号を構成するキャラクタ
を、限定キャラクタと称する。電子機器1では、この限
定キャラクタを用いて、たとえば漢字仮名交じりの文字
列であるようなキャラクタ列を変換し、かつ予め登録さ
れたメッセージを混在して送信信号を作成し、送信す
る。送信信号を与えられたページャ処理手段7では、限
定キャラクタだけを用いて構成された送信信号を変換し
て、送信内容をキャラクタ列に変換して表示する。
【0048】電子機器1には、複数のメッセージコード
および文字コードが設定されている。たとえば、符号
「−−」に連続して2桁の予め定められた限定キャラク
タの組合わせが存在する場合には、2桁の限定キャラク
タを文字コードとして認識する。表1は、メモリ16に
ストアされる平仮名文字変換テーブルである。また、表
2は、メモリ16にストアされる片仮名文字変換テーブ
ルである。文字変換テーブルは、マトリクス状のテーブ
ルである。当該表1,2では横方向の列に設定された限
定キャラクタと、縦方向の行に設定された限定キャラク
タとを組合わせて、仮名文字、欧米文字や数字などの単
一のキャラクタを示す文字コードとして設定する。設定
された当該文字コード1つに、1つの仮名文字が対応さ
れて設定される。以後、文字コードが設定された単一の
キャラクタを仮名文字と称する。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】また、たとえば、符号「〕〕」に連続して
2桁の予め定められた限定キャラクタの組み合わせが存
在する場合には、2桁の限定キャラクタをメッセージコ
ードとして認識する。表3は、メモリ16にストアされ
る定型メッセージ変換テーブルである。
【0052】
【表3】
【0053】定型メッセージとは、たとえば工場出荷時
に電子機器1のメモリ16の内容として設定されたメッ
セージであり、それぞれ2桁の限定キャラクタのメッセ
ージコードに対応されてストアされている。また、定型
メッセージは、そのメッセージの内容毎に、複数のメッ
セージがひとまとまりとしてストアされる。たとえば表
3に示すように、「時間」、「場所」、「指示」、「行
動」、「連絡」などの項目毎にまとめられる。
【0054】また、定型メッセージ変換テーブルと同様
の形式のテーブルである自作メッセージ変換テーブル
が、メモリ17にストアされている。自作メッセージ変
換テーブルには、自作メッセージとそれに対応したメッ
セージコードとが対応させてストアされる。自作メッセ
ージとは、電子機器1の使用者が任意に作成した、たと
えば漢字仮名交じりの文字列であるようなキャラクタ列
を、1つのメッセージコードに対応させたものである、
このように、任意のキャラクタ列を、コードと対応させ
たメッセージとしてストアすることによって、使用者
は、前記任意のキャラクタ列を、メッセージコードを用
いて送信し受信することができる。本実施例では、たと
えば、メッセージコードとして「00」〜「99」を設
定し、そのうちの「00」〜「49」を定型メッセージ
のメッセージコードとして用い、「50」〜「99」を
自作メッセージのメッセージコードとして用いる。前述
した文字コードは、単一のキャラクタに対応した、メッ
セージコードとみなすことができる。
【0055】電子機器1で受信した送信信号に、文字コ
ードおよびメッセージコードが含まれると認識されたと
きには、ページャ処理手段7は、当該コードを対応する
キャラクタまたはメッセージに置換えて、表示手段19
に表示する。
【0056】「〕〕」や「−−」など、そのまま表示す
る限定キャラクタと仮名文字またはメッセージに変換す
るコードとを識別する符号は、一般的な送信内容で用い
られないキャラクタの組合わせであれば、前述した符号
に限らず他の符号を用いてもよい。さらに、本実施例で
は、文字コードに平仮名、片仮名や欧米文字などをそれ
ぞれ設定しているけれども、ほかのキャラクタを設定し
てもよい。
【0057】このように、送信信号を作成し送信する電
子機器1、および送信信号を受信する電子機器1双方が
同一の文字変換テーブルを有している場合、文字コード
を用いることによって、電子機器1は、限定キャラクタ
に限らず、仮名文字など多数のキャラクタを送信内容と
して送信し受信することができる。また、受信側の電子
機器1および送信側の電子機器1双方が同一のメッセー
ジ変換テーブルを有している場合、電子機器1は、ペー
ジャシステムを用いて一度に送信することができるキャ
ラクタ数以上のキャラクタからなるキャラクタ列を送信
内容として、送信し受信することができる。
【0058】図2は、受信した送信信号の送信内容を表
示する、受信側送信内容表示動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0059】ページャ受信手段3は、受信アンテナによ
って送信信号を受信すると、送信信号を当該受信手段3
内に設けられる受信信号メモリにストアする。
【0060】ページャ受信手段3によって送信信号が受
信されると、ステップa1に進む。ステップa1では、
送信された送信信号を構成する限定キャラクタ列の先頭
の限定キャラクタの位置に、ポインタPを設定する。か
つポインタPに0を代入する初期設定を行う。ステップ
a1からステップa2に進み、ポインタPが示す限定キ
ャラクタを読込んで、レジスタCに入力する。限定キャ
ラクタは、たとえばASCIIコードに変換されて、レ
ジスタCに入力される。
【0061】ステップa2からステップa3に進み、レ
ジスタCにストアされた限定キャラクタが、送信された
限定キャラクタ列が終了したことを示しているか否かが
判断される。そうであるとき、すなわち限定キャラクタ
列の末尾のキャラクタに対する処理が終了した場合は、
ステップa4に進んで処理を終了する。限定キャラクタ
列が終了していないときはステップa5に進む。
【0062】ステップa5では、メッセージコードを示
す符号「〕〕」が検知されたことを示すメッセージフラ
グm−flagが1であるか否かが判断される。メッセ
ージフラグm−flagが1であり、符号「〕〕」が検
知されたときはステップa6に進む。符号「〕〕」が検
知されないときはステップa7に進む。ステップa7で
は、文字コードを示す符号「−−」が検知されたことを
示す文字フラグf−flagが、1であるか否かが判断
される。検知されたときはステップa8に進み、検知さ
れないときはステップa9に進む。
【0063】ステップa9では、レジスタCにストアさ
れた限定キャラクタが「〕」であるか否かが判断され
る。そうであるときはステップa10に進み、そうでな
いときはステップa11に進む。ステップa11では、
レジスタCにストアされた限定キャラクタが「−」であ
るか否かが判断される。そうであるときはステップa1
2に進む。そうでないときはステップa13に進む。レ
ジスタCにストアされた限定キャラクタが「〕」でも
「−」でもないときには、ステップa13で、当該限定
キャラクタを、たとえば数字など、そのまま表示するべ
き限定キャラクタであると判定して、表示手段19に当
該キャラクタを表示する。また、文字フラグf−fla
gおよびメッセージフラグm−flagを0にリセット
する。ステップa13からステップa14に進み、ポイ
ンタPに1加算して更新し、ステップa2に戻り、次の
限定キャラクタに対する処理を行う。
【0064】ステップa11でレジスタCにストアされ
た限定キャラクタが「−」であると判断されると、ステ
ップa12に進む。ステップa12では、当該限定キャ
ラクタが連続した2つ目の「−」であるか否か、すなわ
ち当該限定キャラクタと、その1つ前の位置の限定キャ
ラクタの組合わせが、文字コードを示す符号「−−」で
あるか否かが判断される。そうであるときはステップa
15に進み、メッセージフラグm−flagを0にリセ
ットし、文字フラグf−flagを1にセットして、ス
テップa14に進む。そうでないときは、そのままステ
ップa14に進む。
【0065】ステップa9でレジスタCにストアされた
限定キャラクタが「〕」であると判断されると、ステッ
プa10に進む。ステップa10では、当該キャラクタ
が連続した2つ目の「〕」であるか否か、すなわち当該
限定キャラクタと1つ前の限定キャラクタとの組合わせ
が、メッセージコードを示す符号「〕〕」であるか否か
が判断される。そうであるときはステップa16で、メ
ッセージフラグm−flagを1にセットし、文字フラ
グf−flagを0にリセットして、ステップa14に
進む。そうでないときは、そのままステップa14に進
む。
【0066】ステップa7で、文字フラグf−flag
が1であると判断されると、ステップa8で、レジスタ
Cにストアされた限定キャラクタが、限定キャラクタの
うちコードを構成するキャラクタ以外の限定キャラクタ
であるか否かが判断される。たとえば、コードが0〜9
の数字で構成される場合において、当該限定キャラクタ
が数字以外のたとえば記号であるか否かが判断される。
記号ではないときはステップa17に進み、レジスタC
にストアされた限定キャラクタを、前述した仮名文字変
換テーブルで変換することができる文字コードの候補と
して、所定のレジスタに一時的にストアする。
【0067】当該限定キャラクタが記号であるときは、
当該限定キャラクタおよび符号「−−」は文字コードで
はなく、そのまま表示するべき限定キャラクタであると
判断され、ステップa18に進む。ステップa18で
は、文字フラグf−flagを0にリセットし、ステッ
プa19に進む。ステップa19では、文字コードの候
補として一時的にストアされた限定キャラクタを、全て
そのまま表示手段19に表示して、ステップa14に進
む。
【0068】ステップa17からステップa20に進
み、文字コードの候補の限定キャラクタが2つ揃ったか
否かが判断される。揃ったときには、ステップa21に
進み、2つの限定キャラクタの組合わせを文字コードと
見なし、仮名文字変換テーブルからその文字コードに対
応する仮名文字を検索し、検索された仮名文字を表示手
段19に表示する。表示するとステップa14に進む。
揃わないとき、すなわち文字コードの候補の限定キャラ
クタが、1つだけストアされている場合、はそのままス
テップa14に進む。
【0069】ステップa5でメッセージフラグm−fl
agが1であると判断されると、ステップa6でレジス
タCにストアされた限定キャラクタが、たとえば数字以
外の記号であるか否かが判断される。記号ではないとき
はステップa22に進み、レジスタCにストアされた限
定キャラクタを、定型メッセージまたは自作メッセージ
のコードの候補として、一時的にストアする。記号であ
るときはステップa23に進み、メッセージフラグm−
flagを0にリセットして、ステップa24に進む。
ステップa24では、メッセージコードの候補として一
時的にストアされた限定キャラクタを全てそのまま表示
手段19に表示して、ステップa14に進む。
【0070】ステップa22からステップa25に進
み、メッセージコードの候補の限定キャラクタが2つ揃
ったか否かが判断される。揃ったときには、2つの限定
キャラクタの組合わせをメッセージコードと見なしてス
テップa26に進む。ステップa26では、メッセージ
変換テーブルから当該コードに対応するメッセージを検
索し、検索されたメッセージを表示手段19に表示す
る。表示すると、ステップa27に進む。ステップa2
7では、メッセージフラグm−flagを0にリセット
して、ステップa14に進む。限定キャラクタが2つ揃
わないときは、そのままステップa14に進む。
【0071】以上のようなステップを経て、電子機器1
は、限定キャラクタだけで構成された送信内容を、多数
のキャラクタやメッセージを用い、漢字仮名交じりの文
字列のようなキャラクタ列に変換し、表示することがで
きる。
【0072】図3は、送信する送信信号の送信内容を作
成し表示する、送信側送信内容作成表示動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0073】ステップb1からステップb2に進み、ポ
インタSPを0にリセットして初期化する。ポインタS
Pは、メモリ17の送信信号データバッファに含まれる
バッファの位置を指定するポインタである。ポインタS
Pを初期化するとステップb2からステップb3に進
み、入力手段32のキーが操作されて入力されたキャラ
クタが、限定キャラクタに含まれるキャラクタであり、
かつ文字交換テーブルには含まれないキャラクタであ
る、たとえば記号であるか否かが判断される。記号であ
るときには、ステップb3からステップb4に進み、記
号ではないときには、ステップb5に進む。
【0074】ステップb5では、入力手段32のキーが
操作されて入力されたキャラクタが、限定キャラクタに
含まれるキャラクタであり、かつ文字変換テーブルにス
トアされるキャラクタ、たとえば数字であるか否かが判
断される。数字であるときには、ステップb6に進み、
数字ではないときには、ステップb7に進む。
【0075】ステップb7では、入力手段32のキーが
操作されて入力されたキャラクタが、仮名変換テーブル
にストアされるキャラクタ、たとえば仮名文字であるか
否かが判断される。仮名文字であるときにはステップb
8に進み、仮名文字ではないときにはステップb9に進
む。
【0076】ステップb9では、入力手段32のキーが
操作されて入力されたキャラクタが、限定キャラクタで
も文字変換テーブル内の仮名文字でもない、たとえば漢
字などの他のキャラクタか否かが判断される。他のキャ
ラクタであるときには、入力されたキャラクタを送信内
容を構成するキャラクタとして用いることができないと
判断して、ステップb3に戻る。そうでないとき、すな
わち操作されたキーがキャラクタを入力するためのキー
ではない場合には、ステップb10に進む。
【0077】ステップb10では、定型メッセージまた
はは自作メッセージのコードを送信内容に組込み、採用
するか否かが判断される。採用するときは、採用された
メッセージコードを入力して、ステップb11に進む。
採用しないときには、入力手段32のキーの操作が誤っ
ていて、送信内容を作成することができないと判断され
て、ステップb3に戻る。
【0078】ステップb11では、メッセージフラグm
−flagを1にセットし、送信用データバッファに、
ポインタSPの示すバッファから順に限定キャラク
タ「〕〕mn」をストアする。「mn」は採用されたメ
ッセージのコードである。
【0079】ステップb11からステップb12に進
み、表示手段19に採用されたメッセージコード「m
n」に対応するメッセージを表示する。同時に、メッセ
ージフラグをm−flag0にリセットする。ステップ
b12からステップb13に進み、ポインタSPに4加
算して更新する。すなわち、送信信号の限定キャラクタ
列のうち、4桁分の限定キャラクタを設定したことを示
す。更新が終了すると、ステップb3に戻り、次のキャ
ラクタを入力する。
【0080】入力手段32から、限定キャラクタに含ま
れる記号が入力されたときには、ステップb4で、送信
信号データバッファのポインタSPの示すバッファに入
力されたキャラクタをそのままストアする。かつ、メッ
セージフラグm−flagと文字フラグf−flagと
を、共に0にリセットする。ステップb4からステップ
b14に進み、入力されたキャラクタを表示手段19に
表示し、ステップb15に進む。ステップb15では、
ポインタSPに1加算し更新し、ステップb3に戻る。
【0081】入力されたキャラクタが仮名文字である場
合はステップb7からステップ8に進む。また、入力さ
れたキャラクタが数字であり、かつ文字フラグf−fl
agが1であるときにも、ステップb6からステップb
8に進む。ステップb8では、仮名文字変換テーブルか
ら当該キャラクタを検索し、対応するマトリクス値k
l、すなわち文字コードを求める。
【0082】文字コードを求めるとステップb16に進
み、文字フラグf−flagが0であるか否かが判断さ
れる。0であるとき、すなわち初めて仮名文字が入力さ
れた場合にはステップb17に進み、メッセージフラグ
m−flagを0にリセットし、文字フラグf−fla
gを1にセットする。ステップ17からステップb19
に進み、送信信号データバッファに、ポインタSPの示
すバッファから順に、限定キャラクタ「−−kl」をス
トアする。ステップb19からステップb21に進み、
入力手段32から入力されたキャラクタを表示手段19
に表示する。表示すると、ステップb13に進み、ポイ
ンタSPを更新して、ステップb3に戻る。
【0083】文字フラグf−flagが0でないとき、
すなわち当該キャラクタのひとつ前に入力されたキャラ
クタが仮名文字である場合には、ステップb18に進
み、送信信号データバッファに、ポインタSPの示すバ
ッファから順に、限定キャラクタ「kl」をストアす
る。送信信号の限定キャラクタのうち、文字コードを示
す符号「−−」に続く限定キャラクタ列は、符号に続く
限定キャラクタ列を2桁ずつに区切り、区切った2桁の
限定キャラクタについて、順次文字コードであるか否か
が判断される。したがって、2文字以上の仮名文字を連
続して送信内容として送信する場合、符号「−−」は仮
名文字列の先頭の文字に対応する文字コードにだけ付加
され、2文字目に対応する文字コードからは付加されな
い。当該仮名文字列が終了し、記号やメッセージを挟ん
で、再び仮名文字列を送信する場合には、2つ目の仮名
文字列の先頭に符号「−−」を付加する。
【0084】ステップb18からステップb21に進
み、入力されたキャラクタを表示手段19に表示し、ス
テップb22に進む。ステップb22では、ポインタS
Pに2加算して更新し、ステップb3に戻る。
【0085】これによって、仮名文字やメッセージを含
む送信内容を、仮名文字やメッセージをコードに変換
し、限定キャラクタで構成された送信信号を作成するこ
とができる。かつ、表示手段19には、仮名文字やメッ
セージがそのまま表示されるので、作成した送信信号の
送信内容が分かり易い。さらに、仮名文字は、入力手段
32から仮名文字を直接入力すると、電子機器1内で自
動的に文字コードに変換されるので、使用者が各仮名文
字のコードを1つずつ入力する必要がなくなる。したが
って、送信信号の作成が容易になる。
【0086】電子機器1のメモリ17は、番号メモリで
あるメモリエリアに、たとえば電話番号と、それに対応
する被呼者名とを対応させてストアした、電話帳データ
を有する。電子機器1の使用者は、入力手段32を操作
することによって、被呼者名と電話番号とをメモリ17
にストアし、また表示手段19に表示することができ
る。
【0087】図4は、図1の電子機器1において、受信
した送信信号から電話番号を抽出し、電子機器1が予め
備える電話帳データと比較して、電話番号に対応した被
呼者を求める電話帳検索動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0088】送信信号を受信するとステップc1からス
テップc2に進み、送信内容から電話番号を抽出する。
電話番号は、電話番号文字が連続して構成されるキャラ
クタ列であり、かつその中に数字が4個〜12個含まれ
ているキャラクタ列とする。キャラクタの数が4個未満
および13個以上のキャラクタ列は電話番号と見なさず
キャラクタ列と見なす。電話番号文字とは、キャラクタ
のうち電話番号を示す場合に用いられる所定の限定され
たキャラクタ、たとえば数字0〜9、「−」、「〔」、
「〕」、「(」、「)」、「*」、「#」などのキャラ
クタを指す。ステップc2では、送信信号の限定キャラ
クタ列に電話番号が含まれると、当該電話番号をたとえ
ば判断動作対象のキャラクタ列をストアするためのレジ
スタに転送して転記するなどして抽出する。
【0089】電話番号が抽出されると、ステップc2か
らステップc3に進む。ステップc3では、電話帳デー
タをメモリ17から読込み、取得したか否かが判断され
る。電話帳データは、表4に示すように、電話番号と被
呼者名とを対応させてストアしたものである。
【0090】
【表4】
【0091】電話帳データを取得した場合には、ステッ
プc4に進み、電話帳データに含まれる複数の被呼者名
のいずれか1つに対し、その被呼者名に対応する電話番
号が抽出できたか否かが判断される。抽出できないと
き、すなわち被呼者名だけがストアされている場合に
は、ステップc3に戻り、他の被呼者名に対して処理を
行う。ステップc4で、複数の被呼者名のうちいずれか
1つの被呼者名に対応する電話番号が抽出されると、ス
テップc5に進む。ステップc5では、送信内容から抽
出した電話番号と、電話帳データから抽出した電話番号
とを比較し、両方の電話番号が一致するか否かが判断さ
れる。一致しない場合には、ステップc4に戻り、電話
帳データから他の電話番号を抽出する。
【0092】抽出された2つの電話番号が一致した場合
には、ステップc6に進み、当該電話番号に対応する被
呼者名を電話帳データから読込み、送信内容と共に表示
手段19に表示して、ステップc7で処理を終了する。
また送信内容から電話番号が抽出できなかった場合に
は、ステップc2からステップc8に進み、送信内容を
そのまま表示して、処理を終了する。
【0093】表5は、受信された送信信号と、その送信
信号に対して当該電話帳検索処理を実施して表示した送
信内容とを示す表である。
【0094】
【表5】
【0095】表5(1)に示すように、受信された送信
信号に電話番号「03−3333−1234」だけが含
まれている場合、電話番号であるキャラクタ列を1つの
任意の桁数のコードと見なし、たとえば「電話して下さ
い」などのメッセージを被呼者名とともに表示する。ま
た、表5(2)に示すように、送信信号に含まれる電話
番号「5−6789」の末尾に付随した「〕〕14」は
メッセージコードであり、電子機器1は、このコードに
対応するメッセージ「連絡して下さい」を被呼者名とと
もに表示する。
【0096】電話帳データ内に、一つの被呼者名に複数
の電話番号が対応してストアされる場合、対応する全て
の電話番号を検索対象とする。複数の電話番号のうち、
一つの電話番号が送信内容から抽出された電話番号と一
致すれば、その電話番号を含む複数の電話番号を有する
被呼者名を表示する。また送信信号に複数の電話番号が
含まれる場合、まず、最初に抽出された電話番号を用い
て全電話帳データの検索を行う。当該電話番号が電話帳
データから抽出した電話番号と一致しなければ、以後、
2番目以降に抽出された電話番号を用いて、順次電話帳
データの検索を行う。
【0097】これによって、送信内容に連絡すべき相手
の氏名が含まれていない場合などにも、当該電話番号の
被呼者名を知ることが出来る。
【0098】図5は、図4で示す電話帳検索動作におい
て、送信内容から電話番号を抽出する電話番号抽出動作
を説明するためのフローチャートである。
【0099】ステップd1からステップd2に進み、送
信信号の先頭の限定キャラクタにポインタMPを位置さ
せ、その値を、初期値であるたとえば−1としてセット
する。また、送信信号のキャラクタ数を、残桁数の初期
値とする。
【0100】ステップd2からステップd3に進み、残
桁数が0でないか否かが判断される。0ではないときは
ステップd4に進む。0であるときには、処理すべき対
象の限定キャラクタが存在しないと判断して、ステップ
d11に進んで処理を終了する。
【0101】ステップd4では、ポインタMPに1加算
して更新し、ポインタMPが示す位置、たとえば受信し
た送信信号がストアされるレジスタのうち、ポインタM
Pの値と一致するアドレスのレジスタにストアされた限
定キャラクタを1文字取得する。たとえば、当該限定キ
ャラクタを、判断動作対象のキャラクタをストアするた
めのレジスタに転送して転記するなどして、取得する。
ステップd4からステップd5に進み、限定キャラクタ
が「〕」であるか否かが判断される。そうであるときに
はステップd6に進み、そうでないときにはステップd
7に進む。
【0102】ステップd7では、取得された限定キャラ
クタが「−」であるか否かが判断される。そうであると
きはステップd8へ進む。そうでないときは、取得した
限定キャラクタがコードを示す符号の一部ではないと判
断して、ステップd9に進む。ステップd9では、受信
した限定キャラクタをそのまま表示すると確定する。ス
テップd9からステップd10に進み、残桁数から1減
算して更新する。かつ、更新した残桁数のした値が0で
あるか否かが判断される。残桁数が0でなく、まだ送信
信号の限定キャラクタ列に、表示の確定がなされていな
い限定キャラクタがある場合にはステップd3に戻る。
0であるときにはステップd11に進んで、そのまま処
理を終了する。
【0103】ステップd4で取得した限定キャラクタが
「〕」である場合、ステップd5からステップd6に進
み、残桁数の値が4以上であるか否かが判断される。そ
うであるとき、すなわち当該限定キャラクタ以降の限定
キャラクタ列にメッセージコードが含まれる可能性があ
る場合は、ステップd12に進む。ステップd12で
は、ポインタMPに1加算して更新し、そのポインタM
Pが示す位置にストアされた限定キャラクタを1文字取
得する。
【0104】ステップd12からステップd13に進
み、取得した限定キャラクタが「〕」であるか否かが判
断される。そうでないとき、すなわちメッセージコード
を示す符号「〕〕」が抽出されなかったときはステップ
d15に進み、ポインタMPから1減算して更新し、ポ
インタMPが示す位置にストアされた限定キャラクタを
1文字取得する。すなわち、ステップd4で取得した限
定キャラクタを再び取得する。
【0105】メッセージコードを示す符号「〕〕」が抽
出されたときはステップd14に進んで、後述する定型
自作メッセージ処理を行い、ステップb4に戻る。ま
た、ステップd6で残桁数が4未満である場合には、符
号2桁、コード2桁の最低4桁の限定キャラクタを必要
とするメッセージコードが入力されている可能性がない
と考えられる。このときは、そのままステップd9に進
み、当該限定キャラクタをそのまま表示すると確定す
る。
【0106】取得した限定キャラクタが「−」である場
合、ステップd7からステップd8に進み、残桁数が4
以上であるか否かが判断される。そうであるときはステ
ップd16に進み、ポインタMPに1加算して更新し、
ポインタMPが示す位置にストアされた限定キャラクタ
を1文字取得する。ステップd16からステップd17
に進み、取得した限定キャラクタが「−」であるか否か
が判断される。そうでないとき、すなわち文字コードを
示す符号「−−」が抽出されなかったときはステップd
19に進み、ポインタMPから1減算して更新し、ポイ
ンタMPが示す位置にストアされた限定キャラクタを1
文字取得する。文字コードを示す符号「−−」が抽出さ
れたときはステップd18に進んで、後述する自由メッ
セージ処理を行い、ステップb11に進んで処理を終了
する。
【0107】図6は図5で示す電話番号抽出動作で行わ
れる定型自作メッセージ処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【0108】図5のフローチャートのステップd13
で、メッセージコードを示す符号「〕〕」が抽出される
と、ステップe1からステップe2に進む。ステップe
2では符号「〕〕」に続く2つの限定キャラクタが取得
され、取得された限定キャラクタが、限定キャラクタの
うちコードを構成するキャラクタ、たとえば数字である
か否かが判断される。数字ではないときは、限定キャラ
クタ列「〕〕」はメッセージコードを示す符号ではなか
ったと判断して、ステップe3に進む。ステップe3で
はポインタMPから1減算して更新し、そのポインタM
Pが示す位置の限定キャラクタを取得し、図5のフロー
チャートのステップd9に戻り、当該限定キャラクタ列
をそのまま表示すると確定する。
【0109】前記2つの限定キャラクタが数字であると
きには、ステップe4に進み、メッセージ変換テーブル
にステップe2で取得した限定キャラクタ列と同じキャ
ラクタ列のコードが存在するか否か、すなわち当該コー
ドに該当する定型メッセージ又は自由メッセージがある
か否かが判断される。コードがあるときは、ステップe
6に進んで当該メッセージを表示することを確定する。
コードがないときはステップe5に進み、ポインタMP
を2減算して更新し、ステップe3に戻る。
【0110】メッセージが確定されるとステップe7に
進み、残桁数から4減算して更新する。かつ、更新した
残桁数の値が0であるか否かが判断される。0であると
き、すなわち、送信信号の限定キャラクタ列うち、現在
表示の確定が終了したキャラクタ以降にも、未だ表示の
確定が行われていないキャラクタがある場合、ステップ
e8に進んで処理を終了する。前記値が0ではないとき
には、図5のフローチャートのステップd4に戻る。
【0111】これによって、送信信号の限定キャラクタ
列から、文字コード、メッセージコードを除いたキャラ
クタ列を得ることができる。このキャラクタ列のうち、
電話番号文字で構成されたキャラクタ列を送信信号に含
まれる電話番号であると見なして、抽出する。
【0112】図7は図5の電話番号抽出処理において、
自由メッセージ処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0113】図5のフローチャートのステップd4で、
文字コードを示す符号「−−」が抽出されると、ステッ
プf1からステップf2に進む。
【0114】ステップf2では符号に続く2つの限定キ
ャラクタが取得され、取得された限定キャラクタが、限
定キャラクタのうちの数字であるか否かが判断される。
数字であるときは、ステップf4に進み、数字でないと
きはステップf3に進む。ステップf3では、ポインタ
MPから1減算して更新し、更新したポインタMPが示
す位置の限定キャラクタを取得し、図5のフローチャー
トのステップd9に戻る。
【0115】ステップf4では、取得された数字が「0
0」であるか否かが判断される。符号「−−」の後に
「00」が続いた場合、「00」は片仮名文字変換テー
ブルと平仮名文字変換テーブルとを切換える、テーブル
切換えコードであると判断する。「00」である場合に
は、ステップf5に進む。そうでない場合にはステップ
f6に進み、当該コードに対応する仮名文字を仮名文字
変換テーブルから検索して、表示するキャラクタを確定
する。確定すると、ステップf13に進む。
【0116】ステップf5では、残桁数の値が6以上で
あるか否かが判断される。残桁数が6未満であるときに
は、表示が確定していないキャラクタ列に、「−−0
0」に続いて2桁のコードが入らないと判断され、ステ
ップf7に進み、ポインタMPから2減算して更新し、
ステップf3に戻る。
【0117】残桁数が6以上であるときはステップf8
に進み、「00」に続く2つの限定キャラクタが取得さ
れ、取得された2つの限定キャラクタが数字であるか否
かが判断される。取得された限定キャラクタが数字では
ない場合、すなわちコードでないときはステップf7に
戻る。数字である場合はステップf9に進み、取得され
た数字が「00」であるか否かが判断される。キャラク
タ列「−−0000」は、文字コードとは見なさず、限
定キャラクタ列として取扱う。「00」であるときはス
テップf10に進み、ポインタMPから1減算して更新
し、ステップf7に戻る。
【0118】取得された数字が「00」ではない場合は
ステップf11に進み、取得した数字が文字コードであ
ると判断して、当該コードに対応する仮名文字を、ステ
ップf6で検索した仮名文字変換テーブルとは別の仮名
文字変換テーブルから検索して、表示するべきキャラク
タを確定する。確定すると、ステップf12に進み、残
桁数から2減算して更新し、ステップf13に進む。
【0119】ステップf13では、残桁数から4減算し
て更新する。また、減算した残桁数の値が0ではないか
否かが判断される。すなわち、送信信号の限定キャラク
タ列に、表示が確定していない限定キャラクタがあるか
否かが判断される。0ではない場合はステップf14に
進み、0であるときにはステップf26に進んで処理を
終了する。
【0120】ステップf14では、残桁数が2以上であ
るか否かが判断される。残桁数が2未満であるときに
は、ステップf1〜ステップf13の処理で表示が確定
した限定キャラクタ以後の限定キャラクタ列にコードが
含まれていないと判断して、図5のフローチャートのス
テップd4に戻る。残桁数が2以上であるときはステッ
プf15に進み、表示が確定した限定キャラクタに続く
2つの限定キャラクタが取得され、取得された限定キャ
ラクタが数字であるか否かが判断される。そうであると
きは、ステップf16に進み、そうでないときは図5の
フローチャートのステップd4に戻る。
【0121】ステップf16では、取得された数字が
「00」であるか否かが判断される。「00」でないと
きにはステップf17に進み、当該コードに対応する仮
名文字を仮名文字変換テーブルから検索して表示するべ
きキャラクタを確定する。確定すると、ステップf25
に進み、残桁数から2減算して更新する。また、減算し
た残桁数の値が0でないか否かが判断される。そうであ
るときにはステップf26で処理を終了する。そうでな
いときにはステップf14に戻る。
【0122】ステップf18では、残桁数が4以上であ
るか否かが判断される。そうでないときにはステップf
19に進み、ポインタMPから2減算して更新し、図5
のフローチャートのステップd4に戻る。残桁数が4以
上であるときはステップf20に進み、「00」に続く
2つのキャラクタが取得され、取得されたキャラクタが
数字であるか否かが判断される。そうであるときはステ
ップf21に進み、そうでないときはステップf19に
戻る。
【0123】ステップf21では、取得された数字が
「00」であるか否かが判断される。そうであるとき、
すなわちキャラクタ列が「−−0000」であるときは
ステップf22に進み、ポインタMPから2減算してス
テップf19に戻る。「00」ではない場合にはステッ
プf23に進み、残桁数から2減算してステップf24
に進む。ステップf24では、メモリ16にストアされ
る2種類の仮名文字変換テーブルのうち、現在検索対象
となっている一方のテーブルを、他方のテーブルに切換
える。切換えるとステップf17に進み、当該コードに
対応する仮名文字を切換えた仮名文字変換テーブルから
検索して表示を確定する。
【0124】以上の操作によって、送信信号から抽出し
た符号に基づき、メッセージコード又は文字コードを抽
出し、メッセージまたはキャラクタに変換して、表示手
段19に表示する表示内容を確定することができる。
【0125】図8は図1の電子機器において、電話帳デ
ータから電話番号を抽出して、電話番号をトーン発信す
る番号発信動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0126】ステップg1からステップ2に進み、カウ
ンタNに初期値である、たとえば−1を代入し、カウン
タMに初期値である、たとえば1を代入する初期設定を
行う。
【0127】図9は、メモリ17にストアされた電話帳
データのメモリ構成51を示す図である。電話帳データ
には、複数の被呼者名52がストアされ、各被呼者名5
2に1または複数の電話番号53が対応してストアされ
る。各被呼者名52には、1から順に番号54が付加さ
れる。1つの被呼者名に対応する複数の電話番号53の
個々の電話番号には、その先頭と末尾とに所定のキャラ
クタ55が付加される。個々の電話番号が連続したキャ
ラクタ列としてストアされる場合には、所定のキャラク
タ55で挟まれた間のキャラクタ列を1つの電話番号と
見なす。1つの被呼者名52に対応する個々の電話番号
を先頭から順次、電話番号T1〜電話番号TMと表す。
【0128】ステップg2からステップg3に進み、入
力手段32の検索キーが操作されたことを検知すると、
ステップg4に進む。ステップg4では、メモリ17に
ストアされた電話帳データから、カウンタNに対応する
番号の被呼者名と、それに対応する1または複数の電話
番号を検索して、ステップg5に進む。
【0129】ステップg5では、ステップg4で検索さ
れた被呼者名およびそれに対応する電話番号とを読込
み、表示するためのデータをストアする表示メモリにス
トアして、ステップg6に進む。表示メモリはたとえば
表示駆動手段18内に設けられる。ステップg6では、
読込んだ被呼者名と電話番号とを、表示手段19に表示
する。
【0130】図10は、たとえば2番目の被呼者名58
とそれに対応する電話番号T1〜T3とを、表示手段1
9に目視表示した表示画面57を示す図である。複数の
電話番号T1〜T3のうち、カウンタMの値に対応する
電話番号TM、たとえば電話番号T1は、他の電話番号
T2,T3と表示様態が変更されて表示されている。電
話番号T1は、たとえば反転表示されている。このよう
に表示様態を変更することによって、当該電話番号が選
択指示されていることを示す。反転表示とは、文字を黒
色で示し、背景を白とする通常の表示様態とは逆に、文
字を白色で示し、背景を黒色とする表示である。図10
の2点鎖線で囲まれた領域は、反転表示が行われる領域
を示す。
【0131】ステップg6からステップg7に進み、入
力手段32の発信キーが操作されたか否かが判断され
る。発信キーは、選択指示された電話番号をダイヤル手
段21からトーン発信すること使用者が指示するための
キーである。電話番号の発信が指示されると、ステップ
g8に進む。ステップg8では、ダイヤル手段21から
選択指示された電話番号TMをトーン発信して、ステッ
プg3に戻る。
【0132】発信キーが操作されないときには、ステッ
プg9で入力手段32のスクロールキーが操作されたか
否かが判断される。スクロールキーは、1つの被呼者名
に対応した複数の電話番号T1〜TMから、所望の電話
番号を選択指示するために用いられる。操作されたとき
には、カウンタMに1加算して更新し、ステップg11
に進む。操作されないときには、そのままステップg1
1に進む。
【0133】ステップg11では、カウンタMの値に対
応する番号の電話番号TMが、前述した所定のキャラク
タ55だけなど、それ以上電話番号がストアされていな
い事を示す符号56、たとえば所定のキャラクタ55で
あるか否かが判断される。そうであるときには、ステッ
プg12でカウンタMに1を代入して更新し、ステップ
g13に進む。すなわち、最初に選択指示された電話番
号を再び選択指示する。そうでない場合には、そのまま
ステップg13に進む。ステップg13では、更新され
たカウンタMの値に対応するTMの電話番号を反転表示
して指示して、ステップg7に戻る。
【0134】図11は、カウンタMの値が更新された後
の被呼者名と電話番号とを表示した、表示手段19の表
示画面57aを示す図である。カウンタMの値に1が加
算されたことによって、反転表示が行われる領域62a
が、図10で示す領域62の位置から移動し、選択指示
された電話番号が、1番目のものから2番目のものに変
更されている。すなわち、スクロールキーを操作するだ
けで、複数の電話番号の中から、任意の電話番号を選択
することができる。
【0135】このような番号発信処理を行うことによっ
て、電子機器1は、予めストアされた電話番号を容易に
トーン発信することができる。
【0136】図12は、図1の電子機器を用い、送信内
容を作成し、かつ送信先のページャ端末装置の呼出し番
号を検索して発信する、送信信号発信動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0137】ステップh1からステップh2に進み、た
とえば図3のフローチャートで説明した送信内容作成動
作にしたがって送信信号を作成する。表6は作成された
送信信号の送信内容を示す。
【0138】
【表6】
【0139】表6に示す、キャラクタ列「会社に連絡せ
よ」が、作成された送信内容である。当該キャラクタ列
は、たとえばメッセージ変換テーブルを参照して、コー
ドに変換されて送信される。また、キャラクタ列「送信
メッセージ」は、現在表示手段に表示される内容が、ペ
ージャシステムを用いて他のページャ端末装置に対して
発信される送信信号の送信内容であることを示すために
表示されるキャラクタ列である。
【0140】ステップh2からステップh3に進み、番
号データを呼出すコール機能を起動するか否かが判断さ
れる。起動する場合はステップh4に進み、しない場合
にはステップh3に戻る。
【0141】番号データは、番号メモリである、メモリ
17の呼出し番号メモリエリアにストアされる。番号デ
ータは、ページャ端末装置を所持する被呼者の被呼者名
と当該ページャ端末装置の呼出し番号とを、対応させた
データである。番号データは、たとえば、電話帳データ
と同様の形式で構成される。また、呼出し番号は、電話
帳データに電話番号とともにストアさせるようにしても
よい。
【0142】ステップh4では、カウンタNを初期値で
ある、たとえば1に設定する初期設定を行う。ステップ
h4からステップh5に進み、番号データの被呼者名と
呼出し番号とを読込んで、表示手段19に表示する。表
7は番号データを表示手段19に表示した状態を示す。
【0143】
【表7】
【0144】表示手段19には、複数の被呼者名とそれ
に対応した呼出し番号とがリスト形式で表示される。ス
テップh5からステップh6に進み、入力手段32のス
クロールキーが操作されたか否かが判断される。操作さ
れた場合は、ステップh7に進み、カウンタNに1加算
して更新し、ステップh5に戻る。操作されない場合
は、ステップh8に進み、番号データをリスト形式の表
示から、被呼者名1つに対応した呼出し番号だけを表示
する1件表示を行うか否かが判断される。すなわち、表
示手段19に表示された複数の被呼者名から、所望の1
つの被呼者名を選択する。
【0145】1件表示を行うと判断されると、ステップ
h9に進み、カウンタNの値に対応した番号の被呼者名
とそれに対応した呼出し番号とを、番号データをストア
するメモリエリアから読込んで、表示手段19に表示す
る。表8は、番号データの1件表示を行った表示手段1
9の表示画面を示す。
【0146】
【表8】
【0147】一件表示を行わないときは、ステップh5
に戻る。
【0148】ステップh9からステップh10に進む。
1つの被呼者名に対応して、複数の呼出し番号がストア
されている場合、ステップh10で図8のフローチャー
トのステップg9〜ステップg13で示す電話番号の選
択指示動作と同様の選択指示動作を行い、所望の被呼者
名に対応する複数の呼出し番号の中から、所望の呼出し
番号を選択する。選択すると、ステップh11に進み、
選択された呼出し番号を採用するか否かが判断される。
採用する場合には、ステップh12に進み、しない場合
には、ステップh5に戻る。
【0149】被呼者名と呼出し番号とが選択されると、
ステップh12で選択した被呼者名と呼出し番号とを送
信先情報として、たとえばダイヤル手段21によって発
信するデータをストアするメモリエリアにストアする。
また表示手段19に表示する。表9は、表6で示した送
信内容と、選択した被呼者名と呼出し番号とを表示した
表示手段19の表示画面を示す。
【0150】
【表9】
【0151】表示画面には、送信先のページャ端末装置
を所持する被呼者名「鈴木直樹」と、対応する呼出し番
号「03−1234−5678」とが、送信内容である
「会社に連絡せよ」とともに表示される。これによっ
て、電子機器1の使用者は、選択した呼出し番号、およ
び送信先のページャ端末装置を所持する被呼者名とを確
認することができる。
【0152】送信先情報が決定すると、ステップh13
に進み、呼出し番号を発信するか否かが判断される。発
信する場合には、ステップh14に進み、ダイヤル手段
21から、呼出し番号をトーン発信する。発信しない場
合には、ステップh13に戻る。呼出し信号の発信が終
了するとステップh15に進み、送信内容を示す送信信
号を発信するか否かが判断される。発信しない場合には
ステップh15に戻る。発信する場合には、ステップh
16に進んで送信内容を示す送信信号をトーン発信し、
ステップh17に進んで処理を終了する。
【0153】これによって、予め電子機器1にストアさ
れている呼出し番号や被呼者名を、たとえば入力手段3
2のスクロールキーを操作して、表示されたキャラクタ
列を反転表示する領域を動かして選択するだけで、送信
先情報として表示することができる。また、送信先のペ
ージャ端末装置の呼出し番号を同様に選択して、ダイヤ
ル手段21から、容易に発信させることができる。
【0154】図13は図1の電子機器1において、受信
した送信内容から抽出した電話番号を、電子機器1から
公衆電話回線に入力するコールバック動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0155】ステップi1からステップi2に進み、受
信した送信信号の送信内容から、当該機器1から公衆電
話回線を介して発信するべき電話番号を抽出したか否か
が判断される。電話番号抽出動作は、前述した図5のフ
ローチャートに基づいて行う。電話番号が抽出される
と、ステップi3に進む。ステップi3では、発信する
電話番号を表示手段19に表示する。表10は、受信し
た送信信号、表示手段19に表示される送信内容、およ
び発信する電話番号を示す。
【0156】
【表10】
【0157】表10(1)および表10(2)に示すよ
うに、受信した送信信号の中に電話番号が1つだけ含ま
れる場合には、電子機器1は、その電話番号を発信す
る。また、表10(3)および表10(4)に示すよう
に、受信した送信信号の中に電話番号が複数含まれる場
合には、電子機器1は、複数の電話番号のうち、いずれ
か1つの電話番号を選択して発信する。たとえば、表1
0(3)に示すように、表4に示す電話帳データに含ま
れる電話番号を選択してもよい。また表10(4)に示
すように、送信信号の限定キャラクタ列の先頭から順
次、電話番号抽出動作を行い、最初に抽出された電話番
号を選択してもよい。
【0158】ステップi3からステップi4に進み、発
信する電話番号をダイヤル手段21からトーン発信する
ように指示して、ステップi5に進む。
【0159】電子機器1のダイヤル手段が、電話番号を
変換したトーン信号を発信する発信速度は、たとえば所
定の速度と、所定の速度よりも遅い速度の2つの速度と
のいずれか1つに設定される。電話回線がつながりにく
いときなどは、発信速度を所定の速度よりも遅くする。
【0160】発信速度の設定は、コールバック動作など
の諸動作を一旦終了した後に、設定変更のための処理動
作を実行して行う。また、電子機器1では、コールバッ
ク動作などの諸動作を実施しているときに、たとえば使
用者が入力手段32などを操作することによって、実施
されている動作においてだけ、設定された速度が所定の
速度であっても、強制的に発信速度を所定の速度よりも
遅い速度としてトーン信号を発信することができる。
【0161】ステップi5では、トーン発信の発信速度
を強制的に所定の速度よりも遅くするか否かが判断され
る。速度を強制されないときはステップi7に進み、電
子機器1に設定されている発信速度の設定状態が所定の
速度であるか否かが判断される。そうであるときはステ
ップi8に進み、たとえば発信する電話番号をトーン発
信するために変換した発信データを1単位当たり110
msとなる速度で発信する。発信速度が強制的に所定の
速度よりも遅く設定される場合、または電子機器1が速
度を遅くすると設定される場合には、ステップi6に進
み、たとえば発信データを1単位当たり220msとな
る速度で発信する。
【0162】発信データの発信が終了すると、ステップ
i6またはステップi8からステップi9に進み、電子
機器1の電源の電圧が低下したり、電池交換スイッチが
OFFになっているか否かが判断される。そうでないと
きは、ステップi2に戻る。そうであるときは、ステッ
プi10に進み、当該電子機器1の電源をOFF状態と
して、ステップi11で処理を終了する。また、受信し
た送信信号の送信内容から電話番号が抽出できなかった
場合は、ステップi2からステップi11に進んで、そ
のまま処理を終了する。
【0163】これによって、送信信号を受信し、送信内
容に含まれる連絡先に電話をする場合、電子機器1から
直接電話機26に、送信内容に含まれる電話番号をトー
ン発信することができる。これによって、電子機器1の
使用者が、たとえば自ら表示手段を目視しながら電話機
26のダイヤルを操作する必要がなくなる。
【0164】電子機器1は、受信した送信信号を、複数
記録することができる。表11は、送信信号をストアす
る受信メモリである、メモリ17の受信メモリエリアの
メモリ構成を示す。
【0165】
【表11】
【0166】受信メモリエリアに設定された複数の領域
「受信メッセージ1」〜「受信メッセージ40」には、
それぞれ受信した送信信号が順次ストアされる。各領域
には、それぞれ番号が付加され、かつチェックマークM
Cが付加される。各領域の容量はページャシステムで1
度に送信することができる最大のデータ量をストアする
ことができる容量を有し、各領域毎に固定されている。
受信された送信信号は、たとえば受信した順に、番号の
若い領域から順次ストアされる。受信メモリエリアの領
域には、受信した送信信号を、メッセージコードや文字
コードを対応するメッセージやキャラクタに置換えた状
態でストアされても良い。
【0167】チェックマークMCは、表示記録領域であ
り、領域にストアされた受信された送信信号の送信内容
を、表示手段19に表示したか否かが判断されるための
データがストアされる。表示した場合には、当該チェッ
クマークMCに「1」を代入し、表示していない場合に
は、「0」を代入する。「0」は、受信された送信信号
が表示されていないことを示す、未表示データである。
また、チェックマークMCに代入するデータは、使用者
が任意に書換えることができる。すなわち、チェックマ
ークMCが0である領域にストアされる送信信号は、使
用者が繰返し表示することを望む送信信号である。
【0168】たとえば、電子機器1が文章編集処理手段
によって文章編集処理が行っていないときに、ページャ
受信手段3において送信信号が受信されたときには、送
信信号の送信内容を表示手段19において表示するとと
もに、受信メモリエリアに送信信号をストアする。この
とき、チェックマークMC(N)には「1」が代入され
る。また、電子機器1が文章編集処理が行っているとき
に、送信信号が受信されたときには、送信信号の送信内
容の表示を行わないで、受信メモリエリアに送信信号を
ストアするようにしてもよい。このとき、チェックマー
クMC(N)には「0」が代入される。
【0169】図14は、受信した送信信号の送信内容を
使用者に対して表示したかどうかを判断し、表示してい
ないものから順次表示する未読内容表示動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0170】ステップj1からステップj2に進み、カ
ウンタNに−1を代入する初期設定を行い、ステップj
3に進む。ステップj3では、入力手段32の優先検索
キーが操作されたか否かが判断される。優先検索キー
は、チェックマークMCが0である領域にストアされる
受信された送信信号を優先して表示手段19に表示す
る、優先表示を行うことを指示するキーである。優先検
索キーが操作されないときはステップj4に進む。
【0171】優先検索キーが操作されるとステップj5
に進み、カウンタNに1加算して更新する。ステップj
5からステップj6に進み、メモリ17の受信メモリエ
リアの領域のうち、カウンタNの値に対応する番号を付
された領域、すなわちN番目の領域にストアされる送信
信号またはその送信内容と、その領域に付加されたチェ
ックマークMCを読込む。
【0172】ステップj6からステップj7に進み、N
番目の領域のチェックマークMC(N)が1であるか否
かが判断される。すなわち、当該送信信号が表示手段1
9に既に表示され、優先表示の対象ではないものである
か否かが判断される。
【0173】チェックマークMCが1であり、N番目の
送信信号のが優先表示の対象ではない場合には、ステッ
プj5に戻り、次の送信信号とチェックマークMCとを
読込む。チェックマークMCが0であるときは、対応す
る領域の送信信号が未だ表示されていない、または優先
表示の対象であると判断して、ステップj8に進み、当
該送信信号の送信内容を表示手段19に表示する。
【0174】ステップj8からステップj9に進み、再
び優先検索キーが操作されたか否かが判断される。操作
されたときには、ステップj5に戻る。操作されないと
きには、ステップj10に進み、入力手段32のクリア
キーが操作されたか否かが判断される。操作されたとき
には、ステップj2に戻り、最初から未読内容表示動作
をやり直す。
【0175】クリアキーが操作されないときには、ステ
ップj11に進み、表示した送信信号をストアする領域
のチェックマークMCに、その送信内容を表示したこと
を示すチェックを付けるか否かが判断される。付けると
きには、ステップj12に進み、N番目の領域のチェッ
クマークMC(N)に1を代入して更新し、ステップj
3に戻る。付けないとき、すなわち表示した送信信号を
優先表示の対象とする場合には、そのままステップj3
に戻る。これによって、チェックマークMCが0である
送信信号を優先的に表示することができる。
【0176】優先表示を行わない場合には、ステップj
3からステップj4に進む。ステップj4では、受信メ
モリエリアにストアされた全ての送信信号を表示対象と
する通常検索キーが操作されたか否かが判断される。操
作された場合には、ステップj13に進み、カウンタN
に1加算して更新する。操作されない場合には、ステッ
プj3に戻る。ステップj13からステップj14に進
み、受信メモリエリアのN番目の領域から送信信号とチ
ェックマークMCとを読込み、ステッj15で、その送
信信号の送信内容を表示する。
【0177】ステップj15からステップj16に進
み、再び通常検索キーが操作されたか否かが判断され
る。操作されたときには、ステップj13に戻る。操作
されないときには、ステップj17に進み、入力手段3
2のクリアキーが操作されたか否かが判断される。操作
されたときには、ステップj2に戻り、最初から未読内
容表示動作をやり直す。
【0178】ステップj17からステップj18に進
み、表示されているN番目の領域のチェックマークMC
が1であるか否かが判断される。1であるときは、ステ
ップj19に進み、0であるときには、ステップj20
に進む。
【0179】ステップj19では、チェックを消去する
か否かが判断される。消去するときにはステップj21
に進み、N番目の領域のチェックマークMC(N)に0
を代入して更新し、ステップj3に戻る。消去しないと
きには、そのままステップj3に戻る。
【0180】ステップj20では、チェックを付けるか
否かが判断される。付けるときにはステップj22に進
み、N番目の領域のチェックマークMC(N)に1を代
入して更新し、ステップj3に戻る。消去しないときに
は、そのままステップj3に戻る。
【0181】これによって、複数の受信した送信信号を
表示するときには、未だ使用者に提示されていないよう
な、優先表示の対象となる送信信号から表示することが
できる。また、チェックマークMCは使用者が任意にチ
ェックを付けたり消去したりすることができるので、選
択した送信信号を、優先表示の対象として、繰返し表示
させることができる。
【0182】前記電子機器1は時計回路を備える。ペー
ジャ処理手段7では、ページャ受信手段3において、送
信信号が受信された日付および時刻を計時している。計
時された受信日時は、受信メモリエリアの各領域に対応
して設けられる受信時刻記録領域にストアされる。
【0183】前述した受信メモリエリアには、送信信号
が受信されるたび毎に、その送信信号がストアされる。
受信メモリエリアにストアすることができる受信件数な
どのデータ量は、予め定められている。予め定められた
受信件数を越えて、送信信号が受信されると、ページャ
処理手段7は、受信メモリエリアの受信時刻記録領域に
ストアされる受信日時を読出して比較演算を行い、受信
日時が最も古い領域にストアされる送信信号を消去した
後に、その領域に新たに受信された送信信号をストアす
る。
【0184】電子機器1に備えられるメモリ17の受信
メモリエリアには、たとえば40件分などの、多数の受
信された送信信号がストアされる。このようにストアさ
れる送信信号の数が増えると、受信メモリエリアから任
意の送信信号を選択し表示させるときに、受信日時の古
いものから新しいものまでが存在するために、表示対象
とする送信信号が探しにくくなることが考えられる。こ
のような問題を防ぐために、一度受信メモリエリアのス
トア内容を全て消去して、新たに受信した送信信号をス
トアしていくことが考えられる。
【0185】電子機器1は、受信メモリエリアにストア
される1または複数の送信内容を、一括して全て消去す
ることができる。受信メモリエリアのメモリ構成を表1
2に示す。この受信メモリエリアのメモリ構成は、表1
1で示すメモリ構成と類似の構成を有する。
【0186】
【表12】
【0187】受信メモリエリアに設定された複数の領域
「受信メッセージ1」〜「受信メッセージ40」には、
それぞれ受信された送信信号が順次ストアされる。各領
域にはそれぞれ番号およびチェックマークMC(N)が
付加されている。チェックマークMCには、受信された
送信信号を表示手段19に表示したか否かを示すデータ
である「1」および「0」のいずれか1つがストアされ
る。また、受信された送信信号がストアされていない領
域のチェックマークMC(N)には、送信信号がストア
されていないことを示すデータである、「2」がストア
される。表12に示す受信メモリエリアには、番号1〜
5が付された領域にそれぞれ送信信号がストアされてい
る。番号6〜40が付された領域には、送信信号がスト
アされていない。
【0188】図15は、受信メモリエリアのストア内容
を一括して消去する一括消去動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0189】ステップjc1からステップjc2に進
み、電子機器1が動作している状態で、使用者が入力手
段32が操作すると、ステップjc3に進む。ステップ
jc3では、入力手段32の出力から、一括消去機能を
起動させるか否かが判断される。起動させるときにはス
テップjc4に進み、起動させないときにはステップj
c2に戻る。
【0190】ステップjc4では、カウンタNに初期値
である、たとえば−1を代入する。同時にカウンタL
に、受信メモリエリアにストアすることができる送信信
号の件数、すなわち領域の数であるたとえば40を初期
値として代入する。カウンタの初期設定が終了すると、
ステップjc5に進み、カウンタNに1加算して更新
し、ステップjc6に進む。
【0191】ステップjc6では、メモリ17の受信メ
モリエリアの領域のうち、カウンタNの値に対応する番
号を付された領域に付加されたチェックマークMC
(N)を読込む。読込むと、ステップjc6からステッ
プjc7に進む。ステップjc7では、チェックマーク
MC(N)の値が0〜2のいずれであるかが判定され
る。
【0192】チェックマークMC(N)の値が1である
ときには、そのチェックマークが付加された領域にスト
アされる送信信号は既に表示されている。このときには
ステップjc7からステップjc8に進み、カウンタL
から1減算して更新し、ステップjc9に進む。ステッ
プjc9では、カウンタLの値が0であるか否かが判断
される。カウンタLが0であることは、受信メモリエリ
アの全ての領域について、チェックマークMC(N)の
判定が終了したことを示す。カウンタLの値が0ではな
いときにはステップjc5に戻り、次の番号の領域につ
いて、チェックマークの判定を行う。カウンタLの値が
0であるときには、チェックマークの判定を終了して、
ステップjc12に進む。
【0193】チェックマークMC(N)の値が2である
ときは、そのチェックマークMC(N)が付加された領
域の番号以後の番号が付加された領域には、送信信号が
ストアされていない。このときには、チェックマークの
判定を終了して、ステップjc12に進む。
【0194】チェックマークMC(N)の値が0である
ときは、そのチェックマークMC(N)が付加された領
域にストアされる送信信号は、未だに表示手段19に表
示されていないものであるか、または優先表示の対象と
して、繰返し表示されるものである。このときには、ス
テップjc10に進む。
【0195】ステップjc10では、表示手段19に、
たとえば「また読出されていないメッセージがあります
が消去してよいですか Y/N」というような、未だ表
示されていない送信信号があることを示し、あらためて
受信メモリエリアのストア内容を消去するか否かを使用
者に確認させ指示させるための表示を行う。たとえば、
入力手段32「Y」キーが操作されると、一括消去動作
を続行し、「N」キーが操作されると一括消去を行わな
いで当該動作を終了する。表示を行うとステップjc1
1に進み入力手段32からの出力が与えられることを待
つ。
【0196】入力手段32からの出力が与えられると、
入力手段32のどのキーが操作されたかが判定される。
「Y」キーおよび「N」キー以外のキーが操作されたと
きには、そのままステップjc11に戻り、キー操作を
待つ。「N」キーが操作されたときには、ステップjc
11からステップjc2に戻り、一括消去動作を終了す
る。「Y」キーが操作されたときには、チェックマーク
MC(N)が0である領域の送信信号を含む全ての送信
信号を消去すると決定して、ステップjc12に進む。
【0197】送信信号がストアされている受信メモリエ
リアの全ての領域についてチェックマークMC(N)の
判定が終了した場合、およびチェックマークMC(N)
が0である領域を含む全ての領域について送信信号を消
去すると決定した場合に、ステップjc11に進む。ス
テップjc11では、受信メモリエリアにストアされて
いる全ての送信信号を消去する。送信信号の消去に伴
い、チェックマークMC(N)の値は、全て2に変更さ
れる。消去が終了すると、一括消去動作を終了して、ス
テップjc2に戻る。
【0198】これによって、受信メモリエリアに多数ス
トアされている送信信号を、容易に一括して消去するこ
とができる。したがって、送信信号を一件分ずつ消去す
る場合と比較して、消去する手順が簡略化することがで
きる。また、一括消去の対象となるものに、優先表示対
象となる送信信号や、未だ表示されていない送信信号が
含まれている場合は、それらの送信信号が含まれている
ことを使用者に提示し、一括消去を実行しても良いか否
かを確認するので、不用意に保存したい送信信号を不用
意に消去することを防止することができる。
【0199】一括消去する対象の複数の送信信号に、未
だ表示手段に表示されていないものが含まれていること
を表示する未表示内容表示手段は、本実施例では、前記
表示手段19と同一の表示手段によって、図15のフロ
ーチャートのステップjc10において前述した文章
を、目視表示する構成であるけれども、本発明の他の実
施例として、表示記録領域であるチェックマークMC
に、未表示データである「0」がストアされた領域が存
在するときには、ブザーまたはスピーカなどからそのこ
とを示す音響表示を行うようにしてもよい。
【0200】図16は、受信した送信信号の送信内容
を、電子機器1に備えられる文章編集処理手段において
入力編集することができるデータとして取込む、データ
転記動作を説明するためのフローチャートである。文章
編集処理手段はメモ機能およびスケジュール機能のため
のメモリエリアを有する。メモ機能とは、入力手段32
から、キャラクタ列を入力し編集する機能である。スケ
ジュール機能とは、入力されたキャラクタ列を日付と対
応させて、ストアし表示する機能である。
【0201】ステップk1からステップk2に進み、カ
ウンタNに初期値である、たとえば−1を代入する初期
設定を行う。ステップk2からステップk3に進み、入
力手段32の検索キーが操作されたことを検知するとス
テップk4に進む。ステップk4ではカウンタNに1加
算して更新し、ステップk5に進む。ステップk5で
は、メモリ17にストアされる送信信号のうち、カウン
タNの値に対応する番号の送信信号を読込み、ステップ
k6に進む。表13は、メモリ17に含まれる、受信し
た送信信号をストアする受信メモリエリアのメモリ構成
を示す。受信メモリエリアには複数の領域が設定され、
受信した送信信号を、各領域に1つずつストアすること
ができる。また、各領域には、番号が付加されている。
【0202】
【表13】
【0203】ステップk6では、読込んだ送信信号を、
図2のフローチャートで示す受信側送信内容表示動作に
基づいて、含まれるコードを対応するメッセージやキャ
ラクタに置換えて、表示手段19に表示するキャラクタ
列に変換する。
【0204】ステップk6からステップk7に進み、変
換した送信信号を、転送バッファBFにストアして、ス
テップk8に進む。転送バッファBFは、たとえばメモ
リ17内に設定される。ステップk8では、再び入力手
段32の検索キーが操作されたか否かが判断される。操
作されたときには、ステップk4に戻り、次の送信信号
に対して送信信号の変換の処理を実施する。操作されな
いときはステップk9に進み、入力手段32のクリアキ
ーが操作されたか否かが判断される。操作されたときに
は、ステップk2に戻り、最初からデータ転記動作をや
り直す。
【0205】クリアキーが操作されないときには、ステ
ップk10に進み、転送バッファBFにストアされた変
換された送信信号を、電子機器1のメモ機能用データと
して転記するか否かが判断される。そうであるときはス
テップk11に進み、変換された送信信号をメモ機能用
データとして、メモリ17のメモ用メモリエリアに転送
してストアする。そうでないときには、ステップk12
に進む。
【0206】ステップk12では、バッファBFにスト
アされた変換された送信信号を、電子機器1のスケジュ
ール機能用データとして転記するか否かが判断される。
そうであるときはステップk13に進み、変換された送
信信号を、スケジュール機能用データとして、メモリ1
7のスケジュール用メモリエリアに転送してストアす
る。そうでないときには、ステップk3に戻る。
【0207】このように、ストアされた送信内容を、電
子機器1の他の機能に転用することができる。したがっ
て、コードを用い、電話番号以外の情報を送信し受信し
た送信内容を有効に利用することができる。
【0208】図1の電子機器1のページャ受信手段3に
は、電子機器1を使用する呼出しエリアに応じて、受信
手段3のたとえば受信する搬送波の周波数帯を選択し設
定するエリア選択回路が設けられている。これによっ
て、当該機器1を、複数の搬送波の周波数帯の異なる呼
出しエリアにおいて、ページャシステムのページャ端末
装置として用いることができる。図17は、呼出しエリ
アを変更した場合に、当該エリアにおいて使用すること
ができるように電子機器1のページャ受信手段3を設定
する、エリア設定動作を説明するためのフローチャート
である。
【0209】ステップq1からステップq2に進み、現
在設定されている呼出しエリアを認識する。呼出しエリ
アが変更されると、ステップq3に進む。ステップq3
では、メモリ16にストアされる複数のエリア設定値デ
ータを全て、表示用メモリエリアに読込み、ステップq
4に進む。
【0210】表14はエリア設定値データをストアする
メモリエリアのメモリ構成を示す。たとえば、電子機器
1は、5つのエリアにまたがって使用できるものとす
る。エリア設定値データは、たとえば、電子機器1に設
定される呼出し番号に含まれる市外番号である。変数C
1〜C5は、現在設定されているエリアを示すために用
いられる。
【0211】
【表14】
【0212】ステップq4では、全てのエリア設定値デ
ータを表示手段19に表示する。図18は、エリア設定
値データを表示した表示手段19の表示状態65を示す
図である。表示手段19には、各エリア設定値データに
含まれるパラメータのうち、市外番号67が表示され
る。また各エリア設定値データには、それぞれエリア番
号68が付される。また、現在設定されている呼出しエ
リアのエリア設定値データには、所定のキャラクタ6
9、たとえば「*」が付加される。
【0213】ステップq4からステップq5に進み、た
とえばエリア設定値データに付加される番号に対応する
入力手段32の数字キーを操作するなど、使用者が呼出
しエリアを選択する動作が行われるのを待つ。動作が行
われたことを検知すると、ステップq6に進む。ステッ
プq6では、入力された数字Eが、1以上5以下の数字
であるかどうか、すなわち呼出しエリアの選択動作が正
しく行われたか否かが判断される。
【0214】動作が誤っているときには、ステップq5
に戻り、選択動作をやり直す。動作が正しいときには、
ステップq7に進み、数字Eの値に対応するエリア番号
の付されたエリア設定値データの基づいて、ページャ受
信手段3のエリア選択回路の設定を切換え変更する。
【0215】ステップq7からステップq8に進み、変
数C1〜C5のうち、選択されたエリア設定値データに
付された変数に1を代入して更新し、その他のデータに
付された変数に0を代入して更新する。変数の更新が終
了すると、ステップq3に戻る。
【0216】これによって、表示手段19に表示された
全てのエリア設定値データのうちから、必要なデータの
エリア番号を選択するだけで、容易に電子機器1のペー
ジャ受信手段3の設定を変更することができる。したが
って、使用者がデータを記憶し、入力手段32から入力
する必要がなくなる。
【0217】ページャシステムにおいて呼出しエリアを
変更する場合、ページャ端末装置の設定を呼出しエリア
に合わせるだけでなく、当該呼出しエリアのページャ基
地局に、当該ページャ端末装置を登録する必要がある。
図19は、電子機器1をページャ基地局に登録する、登
録動作を説明するためのフローチャートである。当該登
録動作は、前述したエリア設定動作が行われた後に行わ
れる。
【0218】エリア設定動作が終了すると、ステップr
1からステップr2に進み、電子機器1に設定される暗
証番号が入力手段32から入力されることを待つ。入力
されると、ステップr3に進む。たとえば、電子機器1
に設定される呼出し番号は「0123−4567−89
01」であり、暗証番号は「9876」であるとする。
暗証番号は、当該電子機器1を操作し登録動作を行って
いるのが、暗証番号を知る所有者であることを確認する
ために設けられる。
【0219】ステップr3では入力された暗証番号が、
電子機器1に設定された暗証番号と一致し、正しく入力
されたか否かが判断される。誤っているときには、ステ
ップr2に戻る。これによって、電子機器1の暗証番号
を知る所有者以外の者によって、登録動作が行われ、電
子機器1が登録されるページャ基地局が変更されること
を防止することができる。
【0220】暗証番号が正しいときには、ステップr4
に進み、当該呼出しエリアのページャ基地局を登録動作
のために呼出すための番号である基地局番号をメモリ1
7から読込み、トーン信号を生成する。ステップr5か
らステップr6に進み、基地局番号を、ダイヤル手段か
ら公衆電話回線を介し、トーン発信する。発信が終了す
ると、ステップr6に進む。
【0221】ステップr6では、電子機器1に設定され
る呼出し番号をメモリ17、またはページャ受信手段3
の呼出し番号メモリ5から読込み、その市内局番と番
号、たとえば「4567−8901」から、トーン信号
を生成する。ステップr6からステップr7に進み、当
該呼出し番号を、ダイヤル手段21から公衆電話回線を
介し、トーン発信する。発信が終了すると、ステップr
8に進み、暗証番号をトーン発信する。さらにステップ
r9に進み、選択された呼出しエリアのエリア設定値デ
ータに付された、エリア番号をトーン発信する。登録に
必要な全てのデータを発信すると、ステップr10で本
フローチャートの動作を終了する。
【0222】ページャ基地局は、表14で示したエリア
設定値データと、付されたエリア番号とのデータを有し
ている。当該基地局は、送信された呼出し番号やエリア
番号と、前記データとをに基づいて、当該機器1を登録
する。
【0223】これによって、容易に電子機器1をページ
ャ基地局に登録することができる。したがって、使用者
は、電子機器1をページャ基地局に登録するのに必要な
データを調べ、電話機のダイヤルを操作して入力する必
要がなくなる。また、前述した登録動作においては、た
とえば、ページャ基地局から送信されるガイドアナウン
スが指示するタイミング毎に、各信号を公衆電話回線に
入力する必要がある。電子機器1は、使用者が登録動作
の実行を指示すると、たとえばタイマなどで各信号の発
信タイミングを制御して、連続的に発信するようにして
もよい。また、各信号を発信するタイミングを、使用者
がその都度指示し、番号を逐次発信するようにしてもよ
い。
【0224】前述した呼出し番号や基地局番号は、予め
メモリ16,17にストアされている。図20は、番号
を入力する番号入力動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0225】ステップs1からステップs2に進み、た
とえば、入力手段32の所定のキーが操作されて、市街
局番が入力されることを検知すると、ステップs3に進
み、たとえば数字キーを操作して、番号を入力する。入
力が終了するとステップs4に進む。ステップs4で
は、市内局番が入力されることを検知するとステップs
5に進み、番号を入力する。入力が終了すると、ステッ
プs6に進む。ステップs6で、番号が入力されること
を検知すると、ステップs7に進み、番号を入力する。
番号が入力されると、ステップs8に進み、呼出し番号
をメモリ17や呼出し番号メモリ5にストアする。呼出
し番号のうち、市外番号と市内番号との間および市内番
号と番号との間には、所定のキャラクタ、たとえば三角
の記号などが付され、各番号を個別に識別できるように
設定されてストアされる。番号がストアされるとステッ
プs9に進み、本フローチャートの動作を終了する。
【0226】電子機器1には、ページャ端末装置の他
に、文章編集処理手段が備えられる。文章編集処理手段
の機能が実行されているときにページャ受信手段3が送
信信号を受信した場合には、当該機能の処理を一旦停止
して、受信した送信信号を表示手段19に表示する。図
21は、機能実行時受信内容表示動作を説明するための
フローチャートである。当該動作では、送信信号を受信
すると、文章編集処理手段の各機能において入力および
編集された処理対象のデータをストアするメモリエリア
の内容を、退避メモリエリアに転送してストアしてか
ら、図2の受信側送信内容表示動作を実施する。前述し
たメモリエリア、および退避メモリエリアは、メモリ1
7内に設けられる。
【0227】電子機器1は、たとえば前述したように、
電話帳機能、メモ機能、スケジュール機能、受信側送信
内容表示機能、送信側送信内容作成表示機能を有し、そ
の他に、たとえば日付を表示するカレンダー機能を有す
る。
【0228】ステップu1からステップu2に進み、変
数Aの値を初期値である1に設定する。ステップu2か
らステップu3に進み、ページャ受信手段3において送
信信号が受信されたか否かが判断される。受信されたと
きにはステップu4に進み、されていないときにはステ
ップu5に進む。ステップu5では、文章編集処理手段
に複数備えられる機能を選択する、入力手段32の機能
選択キーが操作されたか否かが判断される。操作された
ときには、ステップu6で選択された機能に応じて変数
Aの値を決定し、ステップu7に進む。機能選択キーが
操作されないときには、ステップu5からステップu7
に進む。
【0229】ステップu7で、入力手段32の機能選択
キー以外の他のキー、たとえば編集動作のためのキーが
操作されているか否かが判断される。操作されていると
判断されると、編集動作が行われたことを示す、たとえ
ばフラグの値を変更して、変数Aの値に基づいて、ステ
ップu8〜ステップu13のいずれかのステップに進
む。操作されていないと判断されると、変数Aの値に基
づいて、ステップu8〜ステップu13のうちのいずれ
か1つのステップに進む。
【0230】たとえば、変数Aの値が1であるときに
は、ステップu8に進み、電話帳機能が実行される。電
話帳処理が行われ、かつステップu7で他のキーが操作
されていないと判断されているときには、ステップu1
4に進んで電話帳処理に対応したデータが表示手段19
に表示される。また、操作されたと判断されるときに
は、ステップu15に進んでデータの入力や変更などの
編集動作が行われる。編集動作が実行され、データが変
更されると、ステップu16に進んで、変更フラグEに
1がセットされる。
【0231】変数Aの値が2であるときには、ステップ
u9に進み、メモ機能が実行される。メモ処理が行われ
ると、ステップu7のキー入力の判断に基づいて、ステ
ップu17に進んでメモ処理に対応したデータの表示動
作が行われたり、またはステップu18に進んでデータ
の編集動作が行われたりする。編集動作が実行される
と、ステップu19に進んで、変更フラグEに1がセッ
トされる。
【0232】変数Aの値が3であるときには、ステップ
u10に進み、スケジュール機能が実行される。スケジ
ュール処理が行われると、ステップu7のキー入力の判
断に基づいて、ステップu20に進んでスケジュール処
理に対応したデータの表示動作、またはステップu21
に進んでデータの編集動作が行われる。編集動作が実行
されると、ステップu22に進んで、変更フラグEに1
がセットされる。
【0233】変数Aの値が4であるときには、ステップ
u11に進み、カレンダー機能が実行される。カレンダ
ー処理が行われると、ステップu7のキー入力の判断に
基づいて、ステップu23に進んでカレンダー処理に対
応したデータの表示動作、またはステップu24に進ん
でデータの編集動作が行われる。編集動作が実行される
と、ステップu25に進んで、変更フラグEに1がセッ
トされる。
【0234】変数Aの値が5であるときには、ステップ
u12に進み、図2のフローチャートなどで示す、受信
側送信内容表示動作が実行される。
【0235】変数Aの値が6であるときには、ステップ
u13に進み、図3のフローチャートなどで示す、送信
側送信内容作成表示動作が実行される。当該動作が行わ
れると、ステップu7のキー入力の判断に基づいて、ス
テップu26で当該動作に対応するデータの表示動作、
またはステップu27でデータの編集動作が行われる。
編集動作が実行されると、ステップu28に進んで、変
更フラグEに1がセットされる。
【0236】ステップu16、ステップu19、ステッ
プu22、ステップu25、またはステップu28のい
ずれかで変更フラグEが1にセットされると、ステップ
u3に戻る。また、ステップu14、ステップu17、
ステップu20、ステップu23、またはステップu2
6のいずれかで表示動作が実行されると、そのままステ
ップu3に戻る。
【0237】ステップu3で送信信号を受信したと判断
された場合には、ステップu4に進み、変更フラグEが
1であるか否かが判断される。1であるときはステップ
u29に進み、1ではないときには、ステップu39に
進む。
【0238】ステップu29では変数Aの値が1であ
り、電話帳機能が実行されていたか否かが判断される。
そうであるときには、ステップu30で、編集中の電話
帳データをメモリ17の退避メモリエリアに一時的にス
トアして、ステップu39に進む。そうでないときは、
ステップu31に進む。
【0239】ステップu31では変数Aの値が2であ
り、メモ機能が実行されていたか否かが判断される。そ
うであるときには、ステップu32で、編集中のメモデ
ータを退避メモリエリアに一時的にストアして、ステッ
プu39に進む。そうでないときは、ステップu33に
進む。
【0240】ステップu33では変数Aの値が3であ
り、スケジュール機能が実行されていたか否かが判断さ
れる。そうであるときには、ステップu34で、編集中
のスケジュールデータを退避メモリエリアに一時的にス
トアして、ステップu39に進む。そうでないときは、
ステップu35に進む。
【0241】ステップu35では変数Aの値が4であ
り、カレンダー機能が実行されていたか否かが判断され
る。そうであるときには、ステップu36で、編集中の
カレンダーデータを退避メモリエリアに一時的にストア
して、ステップu39に進む。そうでないときは、ステ
ップu37に進む。
【0242】ステップu37では変数Aの値が6であ
り、送信側送信内容作成表示機能が実行されていたか否
かが判断される。そうであるときには、ステップu38
で、編集中のメモデータを退避メモリエリアに一時的に
ストアして、ステップu39に進む。そうでないときは
そのままステップu39に進む。
【0243】ステップu39では、変更フラグEに0を
代入してリセットし、ステップu40に進む。ステップ
u40では、ページャ処理手段7で変換された送信信号
の送信内容を表示用メモリエリアにストアし、ステップ
u41で、送信内容を表示手段19に表示する。表示が
終了すると、ステップu3に戻る。
【0244】これによって、送信信号を受信したときに
は、即座にその送信内容を表示手段19に表示すること
ができる。また、そのときに編集中のデータを一時的に
退避メモリエリアに退避させ、保護することができる。
【0245】電子機器1は、メッセージコードを用いて
送信し受信するメッセージを使用者が任意に設定する自
作メッセージ変換テーブルを有している。また、当該機
器1は、他の電子機器1との間で、自作メッセージのデ
ータを相互に送信し受信することができる。図22は、
メッセージデータ通信動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0246】ステップv1からステップv2に進み、自
作メッセージ変換テーブルにストアされるメッセージと
メッセージコードとを、リスト状に表示手段19に表示
する。表15は、自作メッセージとそれに対応するメッ
セージコードとを、表示手段19に表示した状態を示
す。
【0247】
【表15】
【0248】ステップv2からステップv3に進み、他
の電子機器1から自作メッセージのデータが送られて来
たか否かが判断される。そうでないときにはステップv
4に進み、送られて来たときにはステップv5に進む。
【0249】ステップv5では、送られて来た自作メッ
セージのデータが1件だけ、すなわち1つのメッセージ
コードに対応するメッセージのデータだけが送られて来
たか否かが判断される。1件だけ送られてきた場合に
は、ステップv7に進み、全てのメッセージコードに対
応する自作メッセージのデータが送られて来たときに
は、ステップv6に進む。ステップv7では、電子機器
1の自作メッセージ変換テーブルにおいて、送られて来
たメッセージコードと同一のコードのメッセージのデー
タを、送られて来たメッセージのデータに書換える。ス
テップv6では、自作メッセージ変換テーブルの全ての
メッセージデータを送られて来たメッセージのデータに
書換える。書換えが終了するとステップv2に戻る。
【0250】ステップv3でデータが送られて来ていな
い場合、ステップv4に進み、他の電子機器1に自作メ
ッセージ変換テーブルにストアされるすべてのメッセー
ジのデータを送るか否かが判断される。全てのメッセー
ジのデータを送る場合はステップv8に進み、全ての自
作メッセージのデータを、他の電子機器1に送信する。
送らない場合はステップv9に進む。
【0251】ステップv9では、自作メッセージのコー
ドが入力されたか否かが判断される。入力されたときに
はステップv10で入力された値をバッファNにストア
し、ステップv11でバッファNの値が50以上99以
下であるか否か、すなわち自作メッセージのメッセージ
コードとして設定されるコードであるか否かが判断され
る。バッファNの値が正しくないときには、ステップv
2に戻る。値が正しいときにはステップv12に進む。
【0252】ステップv12ではコードがバッファNの
値と等しい自作メッセージを表示手段19に表示する。
表16は、たとえばコード50を選択した場合、メッセ
ージコードとそれに対応するメッセージとを表示手段1
9に表示した状態を示す。
【0253】
【表16】
【0254】表16に示すキャラクタ列「自作メッセー
ジ」は、表示しているキャラクタ列が、電子機器1に自
作メッセージとしてストアされていることを示すキャラ
クタである。
【0255】ステップv12からステップv13に進
み、他の電子機器1に当該自作メッセージのデータを送
るか否かが判断される。データを送る場合はステップv
14に進み、当該自作メッセージのデータを対応するメ
ッセージコードとともに、他の電子機器1に送信する。
送らない場合はステップv15に進む。
【0256】ステップv15では、コードの値がバッフ
ァNの値と等しいメッセージの修正または入力などの、
メッセージの編集を行うか否かが判断される。行う場合
には、ステップv16に進み、当該コードのメッセージ
を修正して、または新規にメッセージを入力して、ステ
ップv13に戻る。編集を行わないときには、ステップ
v15からステップv2に戻る。
【0257】これによって、使用者が任意に作成する自
作メッセージを、他の使用者が使用する電子機器1と容
易に共有することができる。したがって、多くの電子機
器1との間で、自作メッセージコードを用いた送信信号
のやり取りをすることができる。
【0258】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ページャ
端末装置は、受信手段によって、ページャ基地局から送
信されてくる送信信号を受信し、送信信号に含まれる電
話番号を表示手段に表示し、かつ番号メモリを検索して
得た当該電話番号に対応する被呼者の氏名を同時に表示
する。これによって、受信された送信信号に、連絡する
べき相手の氏名が含まれていないときでも、被呼者の氏
名を確認することができる。かつ、その検索は自動的に
行われるので、使用者自身が番号メモリを検索する必要
がなくなる。したがって、当該端末装置の操作性を向上
させることができる。かつ、送信された内容に付加価値
を付す事ができる。
【0259】また、前記ページャ端末装置は、番号メモ
リにストアされる電話番号や使用者が当該端末装置に入
力した電話番号や、送信信号に含まれる電話番号を、直
接ダイヤル発信して、被呼者を呼出すことができる。こ
れによって、使用者自身が電話のダイヤルを操作する必
要がなくなる。したがってダイヤルの操作間違いなどを
防止し、正しい連絡先の電話番号を確実に入力すること
ができ、操作性を向上することができる。
【0260】さらにまた本発明によれば、前記ページャ
端末装置は、送信された送信信号、またはその内容を表
示すると同時に、文章編集処理して表示手段に表示する
ことができる。これによって、伝達された送信内容をた
だ読むだけでなく、たとえばスケジュール管理などの情
報として利用することができる。したがって、付加価値
を付した情報を有効に利用することができる。
【0261】また本発明によれば、前記ページャ端末装
置は、送信された送信信号やその内容を文章編集処理の
ためにストアする転記メモリを有している。送信信号や
その内容は、転送されて転記メモリにストアされる。こ
れによって、送信信号を順次ストアするメモリの容量を
減少させる事なく、その内容をデータとして保存するこ
とができる。したがって、常に一定の件数の送信信号を
ストアすることができる。
【0262】さらにまた本発明によれば、前記ページャ
端末装置は、送信信号に含まれるメッセージコードに対
応するメッセージを前記コードメモリから読出して、被
呼者名や電話番号が表示された表示手段にともに表示す
る。このように、メッセージコードを用いることによっ
て、限定されたキャラクタを用いて、多くの情報を伝送
することができる。これによって、送信された内容に付
加価値を付すことができるので、端末装置の使用者に、
電話連絡を求めるだけでなく、他の様々な行動を指示す
ることができる。したがって、当該端末装置で伝達する
情報を、多目的に使用することができる。
【0263】また本発明によれば、前記ページャ端末装
置は、使用者がメッセージコードに対応するメッセージ
を作成し、利用することができる。これによって、使用
者が自分の必要な文章をメッセージコードに変換して送
信し、メッセージコードから前記文章を得ることができ
る。これによって、送信された送信内容がわかりやすく
なる。かつ、個々の使用者の使用様態に応じたメッセー
ジを表示することができる。
【0264】さらにまた本発明によれば、前記コードメ
モリと別のページャ端末装置のコードメモリとの間で、
当該メモリにストアされメッセージコードとそれに対応
したメッセージとを、相互に送信および受信することが
できる。したがって、たとえば使用者が作成したメッセ
ージとそれに対応するメッセージコードとを、別の使用
者が使用するページャ端末装置に容易に設定し、相互に
利用することができる。これによって、自作したメッセ
ージを複数の使用者が共有することが容易となる。した
がって、同一の使用様態に基づいて、当該端末装置を使
用する複数の使用者の間で、この使用様態独自のメッセ
ージを作成設定して使用することが容易となり、操作性
が向上する。
【0265】また本発明によれば、前記受信手段を使用
する呼出し領域に応じて変化する受信手段の設定を、予
めストアされている複数の値から選択するだけで、変更
することができる。これによって、たとえば搬送波の周
波数帯が異なる複数の呼出し可能地域にまたがって当該
ページャ端末装置を使用することができるとともに、容
易に受信手段の設定を変更することができる。したがっ
て、呼出し可能地域の変更が容易になる。
【0266】さらにまた本発明によれば、前記ページャ
端末装置は、受信手段の設定が変更されると、呼出し領
域のページャ基地局に当該ページャ端末手段を登録のた
めのパラメータを順次送信する。これによって、呼出し
領域を切換えると同時に、端末装置の登録を容易に実施
することができる。したがって、呼出し領域を変更して
も、当該端末装置を短時間で使用可能な状態にでき、よ
り使用し易くなる。
【0267】また本発明によれば、前記ページャ端末装
置は、受信メモリ内にストアした受信内容を表示したか
否かを表示記録領域に記録している。これによって、使
用者に受信内容を提示したか否かを容易に判別すること
ができる。
【0268】さらにまた本発明によれば、前記制御手段
は、受信メモリにストアされた表示内容を、表示手段に
表示する場合、表示記録領域にストアされたデータに従
って、未だ提示されていない表示内容から順に表示す
る。したがって使用者に提示されていない情報を優先的
に提示し、読落としなどを防止することができる。
【0269】また本発明によれば、前記ページャ端末装
置は、文章編集処理手段を有し、文章編集処理をおこな
っているときに送信信号が受信されたときには、送信信
号の送信内容を表示手段に表示しないで、受信メモリに
送信内容をストアする。これによって、送信信号が受信
されたときに文章編集処理が突然中断されることを防止
することができる。またそのとき表示手段に表示されて
いた文章編集処理の対象となるデータを保護することが
できる。したがって、当該端末装置の操作性をさらに向
上させることができる。
【0270】さらにまた本発明によれば、受信メモリに
ストアされる複数の受信内容は、一括して消去すること
ができる。複数の受信内容のうちに、未だ表示されてい
ないものが少なくとも1つ含まれているときには、使用
者に提示されていない受信内容を含む全ての受信内容を
一括して消去するか否かを選択させる。消去が選択され
たときだけ、全てのストア内容を一括して消去する。こ
れによって、受信メモリのストア内容を容易に消去する
ことができるとともに、未だ読まれていないストア内容
まで不用意に消去することを防止することができる。し
たがって、ぺージャ端末装置の操作性をさらに向上させ
ることができる。
【0271】さらにまた本発明によれば、文章の入力及
び編集機能が付加されたページャ端末装置において、キ
ャラクタ列の入力および編集処理を行っている間に、送
信信号が受信されると、入力されたキャラクタ列および
文章編集処理が行われたキャラクタ列を退避メモリにス
トアしてから、受信内容を表示する。これによって、付
加された機能を用いている場合にも、送信信号を受信し
たことを最優先で使用者に提示することができる。か
つ、付加された機能を用いた結果もまた不用意に消去す
ることなく保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子機器1の簡略化し
た電気的構成を示すブロック図である。
【図2】受信した送信信号の送信内容を表示する、受信
側送信内容表示動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】送信する送信信号の送信内容を作成し表示す
る、送信側送信内容作成表示動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】図1の電子機器1において、受信した送信信号
から電話番号を抽出し、電子機器1が予め備える電話帳
データと比較して、電話番号に対応した被呼者を求める
電話帳検索動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図4で示す電話帳検索動作において、送信内容
から電話番号を抽出する電話番号抽出動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】図5で示す電話番号抽出動作において行われ
る、定型自作メッセージ処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】図5の電話番号抽出処理において行われる、自
由メッセージ処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】図1の電子機器において、電話帳データから電
話番号を抽出して、電話番号をトーン発信する番号発信
動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】メモリ17にストアされた電話帳データのメモ
リ構成51を示す図である。
【図10】2番目の被呼者名とそれに対応する電話番号
とを1件表示した、表示手段19の表示画面57を示す
図である。
【図11】カウンタMの値が更新された後の、2番目の
被呼者名とそれに対応する電話番号とを1件表示した、
表示手段19の表示画面57aを示す図である。
【図12】図1の電子機器において、送信信号を作成
し、かつ先のページャ端末装置の呼出し番号を検索して
発信する、送信信号発信動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図13】図1の電子機器において、受信した送信内容
から抽出した電話番号を、当該機器から公衆電話回線に
入力するコールバック動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図14】受信した送信信号の送信内容を使用者に対し
て表示したかどうかを判断し、表示していないものから
順次表示する、未読内容表示動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】受信した送信信号をストアする受信メモリエ
リアのストア内容を、一括して消去する一括消去動作を
説明するためのフローチャートである。
【図16】受信した送信信号の送信内容を、電子機器1
に備えられる文章編集処理手段において入力編集するこ
とができるデータとして取込む、データ転記動作を説明
するためのフローチャートである。
【図17】呼出しエリアを変更した場合に、当該エリア
に電子機器1のページャ受信手段3を設定する、エリア
設定動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】エリア設定値データを表示した、表示手段1
9の表示画面65を示す図である。
【図19】電子機器1をページャ基地局に登録する、登
録動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】番号を入力する番号入力動作を説明するため
のフローチャートである。
【図21】文章編集処理手段の機能が実行されている場
合にページャ受信手段3が送信信号を受信した場合に
は、当該機能の処理を一旦停止して、受信した送信信号
を表示手段19に表示する、機能実行時受信内容表示動
作を説明するためのフローチャートである。
【図22】電子機器1と他の電子機器1との間で、自作
メッセージのデータを相互に送信し受信する、メッセー
ジデータ通信動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電子機器 3 ページャ受信手段 16,17 メモリ 19 表示手段 21 ダイヤル手段 29 公衆電話回線 31 CPU 32 入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 正文 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 鈴木 清志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページャ基地局から送信されてくる電話
    番号を含む送信信号を無線で受信する受信手段と、 電話番号と被呼者名とを対応してストアする番号メモリ
    と、 表示手段と、 前記受信手段からの出力に応答し、送信信号に含まれる
    電話番号と、その電話番号に対応する番号メモリにスト
    アされている被呼者名を読出して、表示手段によって表
    示させる制御手段と、 公衆電話回線に被呼者を呼出すための電気信号を送出す
    るダイヤル手段とを含むことを特徴とするページャ端末
    装置。
  2. 【請求項2】 ページャ基地局から送信されてくる電話
    番号を含む送信信号を無線で受信する受信手段と、 電話番号と被呼者名とを対応してストアする番号メモリ
    と、 表示手段と、 前記受信手段からの出力に応答し、送信信号に含まれる
    電話番号と、その電話番号に対応する番号メモリにスト
    アされている被呼者名を読出して、表示手段によって表
    示させる制御手段と、 前記受信手段からの出力を、文章編集処理して表示手段
    に表示する文章編集処理手段とを含むことを特徴とする
    ページャ端末装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段からの出力、または表示手
    段によって表示されるデータが転送されて転記される転
    記メモリをさらに有し、 この転記メモリにストアされた内容を読出して、表示手
    段によって表示し、文章編集処理手段における文章編集
    処理のために用いることを特徴とする請求項2記載のペ
    ージャ端末装置。
  4. 【請求項4】 前記送信信号には、予め定めるメッセー
    ジに対応したメッセージコードが含まれており、 メッセージコードと、それに対応するメッセージとを対
    応させてストアするコードメモリを含み、 前記制御手段は、送信信号に含まれるメッセージコード
    に対応するメッセージを前記コードメモリから読出し
    て、表示手段によって表示することを特徴とする請求項
    1記載のページャ端末装置。
  5. 【請求項5】 任意のキャラクタ列とメッセージとを入
    力する入力手段を含み、 前記コードメモリは、前記入力手段の出力に応答し、入
    力されたキャラクタ列をメッセージコードとしてストア
    し、さらに入力されたメッセージを前記メッセージコー
    ドに対応するメッセージとしてストアすることを特徴と
    する請求項4記載のページャ端末装置。
  6. 【請求項6】 前記コードメモリと別のページャ端末装
    置のコードメモリとの間で、各コードメモリにストアさ
    れたメッセージコードとそれに対応したメッセージと
    を、相互に送信および受信するメッセージ送受信手段と
    を含むことを特徴とする請求項4記載のページャ端末装
    置。
  7. 【請求項7】 前記受信手段は、ページャ基地局からの
    信号を受信可能な呼出し領域を表すデータを複数ストア
    する領域記憶手段と、 前記領域記憶手段にストアされたデータの中から、受信
    する呼出し領域のデータを選択する領域選択手段を含
    み、 前記領域選択手段によって選択されたデータに基づい
    て、送信信号を選択的に受信することを特徴とする請求
    項1記載のページャ端末装置。
  8. 【請求項8】 ページャ基地局がページャ端末装置を登
    録するための複数のデータをストアする登録データメモ
    リと、 前記領域選択手段の出力に応答し、受信手段を使用する
    呼出し領域のデータが変更されると、前記登録データメ
    モリから複数のデータを読出し、前記複数のデータを逐
    次または連続して送信させ、ページャ基地局における登
    録動作を行わせる登録手段とを含むことを特徴とする請
    求項7記載のページャ端末装置。
  9. 【請求項9】 ページャ基地局から送信されてくる送信
    信号を無線で受信する受信手段と、 前記受信手段の出力に応答し、受信した内容を各受信の
    たび毎に個別的にストアし、各回毎のストア内容に個別
    的に対応して表示記録領域が備えられる受信メモリと、 前記受信メモリのストア内容を表示する表示手段と、 前記受信メモリにストアされている前記受信した内容が
    前記表示手段によって表示されていないことによって、
    その受信した内容に対応する前記表示記録領域に、表示
    手段による表示が行われていないことを示す未表示デー
    タをストアする制御手段とを含むことを特徴とするペー
    ジャ端末装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段による表示を指示するた
    めに操作される表示指示手段を備え、 前記制御手段は、前記表示指示手段の出力に応答し、表
    示記録領域にストアされているデータが、前記受信した
    内容の表示手段による表示が行われていないことを示す
    未表示データであるとき、前記受信メモリにストアされ
    た前記受信した内容を、表示指示手段の指示のたび毎
    に、順次的に表示手段によって表示することを特徴とす
    る請求項9記載のページャ端末装置。
  11. 【請求項11】 文章編集処理を行って、表示手段に表
    示する文章編集処理手段をさらに含み、 前記制御手段は、文章編集処理手段の編集処理動作中
    に、受信手段が送信信号を受信したときには、受信した
    内容を表示手段によって表示することなく前記受信メモ
    リにストアし、文章編集処理手段の編集処理動作が行わ
    れていないときに、受信手段が送信信号を受信したとき
    には、受信した内容を表示手段によって表示するととも
    に前記受信メモリにストアすることを特徴とする請求項
    9記載のページャ端末装置。
  12. 【請求項12】 前記受信メモリの全てのストア内容
    を、一括して消去する一括消去手段と、 前記受信メモリにストアされる1または複数の前記受信
    した内容に対応する表示記録領域にストアされる未表示
    データの有無を判定する判定手段と、 判定手段の出力に応答し、表示記録領域の中に、未表示
    データが少なくとも1つ含まれているときには、未表示
    の前記受信した内容が受信メモリに存在することを表す
    未表示内容表示手段と、 一括消去を指示する一括消去指示手段とを有し、 前記制御手段は、前記一括消去指示手段の出力に応答
    し、一括消去を行うと指示されたときにだけ、一括消去
    手段によって受信メモリのストア内容を全て消去させる
    ことを特徴とする請求項9記載のページャ端末装置。
  13. 【請求項13】 ページャ基地局から送信されてくる電
    話番号を含む送信信号を無線で受信する受信手段と、 前記受信手段の出力に応答し、受信した内容を各受信の
    たび毎に個別的にストアし、各回毎のストア内容に個別
    的に対応して表示記録領域が備えられる受信メモリと、 前記受信メモリのストア内容を表示する表示手段と、 キャラクタ列を入力するキャラクタ列入力手段と、 キャラクタ列入力手段から入力されたキャラクタ列の文
    章編集処理を行う文章編集処理手段と、 前記キャラクタ列入力手段と文章編集処理手段との出力
    に応答し、入力されたキャラクタ列、および文章編集処
    理されたキャラクタ列をストアする列メモリと、 前記キャラクタ列入力手段によって入力されたキャラク
    タ列、および文章編集処理手段によって文章編集処理さ
    れたキャラクタ列を、一時的にストアして退避させる退
    避メモリと、 前記キャラクタ列入力手段によるキャラクタ列の入力お
    よび編集中に、前記受信手段によって送信信号が受信さ
    れたとき、キャラクタ列入力手段によって入力されたキ
    ャラクタ列、および文章編集処理されたキャラクタ列を
    ストアした列メモリの内容を、前記退避メモリにストア
    してから受信処理を行う制御手段とを含むことを特徴と
    するページャ端末装置。
JP7142261A 1995-06-08 1995-06-08 ページャ端末装置 Pending JPH08336174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017516199A (ja) * 2014-04-02 2017-06-15 シャンハイ・シュール・(クーテック)・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッドShanghai Chule (Cootek) Information Technology Co, Ltd. 移動端末に業者プロモーション情報を発信する方法、装置およびシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017516199A (ja) * 2014-04-02 2017-06-15 シャンハイ・シュール・(クーテック)・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッドShanghai Chule (Cootek) Information Technology Co, Ltd. 移動端末に業者プロモーション情報を発信する方法、装置およびシステム

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