JPH08336166A - 映像視聴装置 - Google Patents

映像視聴装置

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Publication number
JPH08336166A
JPH08336166A JP7140232A JP14023295A JPH08336166A JP H08336166 A JPH08336166 A JP H08336166A JP 7140232 A JP7140232 A JP 7140232A JP 14023295 A JP14023295 A JP 14023295A JP H08336166 A JPH08336166 A JP H08336166A
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JP
Japan
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image
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signal
output
audio
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Pending
Application number
JP7140232A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Inagaki
悟 稲垣
Yoshihisa Nishigori
義久 錦織
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08336166A publication Critical patent/JPH08336166A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の視聴者が同じ空間を視聴する際に、臨
場感やインターフェースの優れた映像視聴装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 データベース100から画像データが送られ
ると、記憶手段103に記憶される。頭部センサ101
により視聴者の頭部位置が検出され、この頭部位置に基
づき画像制御回路106により仮想空間が構築される。
受信制御回路105により他の視聴者の音声と仮想空間
内での位置情報が受信される。画像制御回路106で
は、受信された位置情報を用いて前記仮想空間内に他視
聴者が表示される。音声制御回路107では、前記仮想
空間内に表示された他視聴者を音源として他視聴者の音
声が出力される。これにより、同一仮想空間内に別々の
視聴者がアクセスした場合、互いに相手の姿を確認で
き、さらに相手の方向から相手の音声が聞こえてくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地からの映像や、
映像を配信するセンターからの映像を視聴する映像視聴
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像視聴装置の例としては、例え
ば図13に示すものが挙げられる。図13において、1
300は映像配信を行う映像出力部、1301は視聴者
Aに映像を表示する映像表示部、1302は視聴者Aが
任意の入力を行うことができるマウス、ジョイスティッ
ク、リモコン等の入力手段、1303は視聴者Bに映像
を表示する映像表示部、1304は視聴者Bからの入力
を受ける入力手段、1305および1306は映像出力
部から映像表示部1301および1302へ接続された
通信手段である。
【0003】上記のように構成された映像視聴装置にお
いて、映像出力部1300から映像が出力されると通信
回線1305および1306を介して映像表示部130
1および1303に映像が表示される。ここで映像出力
部からは、たとえば従来のTVショッピングの番組のよ
うな映像が出力される。視聴者Aは、映像出力部から出
力された前記映像を映像表示部1301により観察する
ことができる。ここで視聴者Aは、映像中の任意の部分
に関して入力手段1302を用いて、その詳細な情報を
要求することができ、この要求に対して映像出力部側
は、映像、音声、文字等でその要求に応じる。
【0004】また視聴者Bも同様に、映像表示部130
3の映像を見ながら入力手段1304を用いて任意の映
像を映像出力部から得ることができる。
【0005】また従来の第2の映像視聴装置の例として
は例えば図14に示すものがあげられる。図14におい
て、1400は撮像カメラ、1401は撮像カメラ14
00の方向、位置や、フォーカス等のカメラパラメータ
を制御するカメラ制御回路、1402は視聴者に映像を
表示する映像表示部、1403は視聴者からカメラ位置
や方向、カメラパラメータ等の入力を受ける入力手段、
1404は撮像カメラ1400、カメラ制御回路140
1と映像表示部1402、入力手段1403とを接続す
る通信手段である。
【0006】上記のように構成された映像視聴装置にお
いて、撮像カメラ1400において撮影された映像が、
通信手段1404を介して映像表示部1402に表示さ
れる。視聴者は映像表示部1402に表示された映像を
見ながら、カメラの位置および方向やカメラパラメータ
を入力手段1403を用いて入力する。入力手段140
3によって入力された情報は通信手段1404を介して
カメラ制御回路1401に入力される。カメラ制御回路
1401では、入力手段1403からの情報に応じて、
カメラの位置および方向、カメラパラメータが制御され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな第1の従来例の映像視聴装置は、映像を用いた双方
向の通信を実現しているが、複数のグループ視聴者が同
時に映像を見ている際に、視聴者同士のコミュニケーシ
ョンがとれないという問題点がある。
【0008】また、第2の従来例の映像視聴装置におい
ても、複数の視聴者が同時に映像を視聴し、同じ空間を
共有する際に、視聴者同士のコミュニケーションがとれ
ないという問題点があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、離れた位置に
いる複数の視聴者による同時観察を実現できる映像視聴
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、画像データ及び音声データを蓄積しているホスト
端末と、このホスト端末から画像データ及び音声データ
を読み出して視聴者に出力する複数のリモート端末とか
らなる映像視聴装置において、前記リモート端末は、ホ
スト端末から画像データ及び音声データを読み出して一
時的に記憶しておく記憶手段と、視聴者の頭の動きを検
出し、位置信号を出力する頭部センサと、独自の空間座
標を有し、前記画像データが前記独自の空間座標系に変
換され、前記位置信号に基づいた視点から見た前記独自
の空間を画像として出力する画像制御手段と、前記視聴
者の音声を受信し音声信号を出力するマイクと、この音
声信号と前記位置信号とを複数の視聴者に出力する送信
手段と、他の複数のリモート端末の送信手段から、第2
の音声信号と第2の位置信号とが入力される受信手段
と、この第2の位置信号に基づき、第2の音声信号と前
記音声データとを出力する音声制御手段と、前記画像制
御手段の出力信号を視聴者に表示する画像表示手段と、
前記音声制御手段の出力信号を視聴者に出力する音声出
力手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】また本願の請求項6記載の発明は、画像デ
ータ及び音声データを蓄積しているホスト端末と、この
ホスト端末から画像データ及び音声データを常に読み出
して視聴者に表示する複数のリモート端末からなる映像
視聴装置において、前記リモート端末は、視聴者の頭の
動きを検出し、位置信号をホスト端末へ出力する頭部セ
ンサと、視聴者の音声を受信し、ホスト端末へ音声信号
を出力するマイクと、ホスト端末から送信される画像を
表示する画像表示手段と、ホスト端末から送信される音
声を出力数音声出力手段とを備え、前記ホスト端末は、
独自の空間座標に画像を変換し、前記位置信号に基づい
た視点から見た前記独自の空間を画像としてリモート端
末へ出力する画像制御手段と、前記位置信号に基づき、
前記音声信号をリモート端末へ送信する音声制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また本願の請求項12の発明は、画像デー
タを蓄積しているホスト端末と、このホスト端末から画
像データを常に読み出して視聴者に出力する複数のリモ
ート端末からなる映像視聴装置において、前記リモート
端末は、視聴者の頭の動きを検出し、位置信号をホスト
端末へ出力する頭部センサと、視聴者の音声を他のリモ
ート端末へ送信する音声送信手段と、他のリモート端末
から他視聴者の音声を受信する音声受信手段とを備え、
前記ホスト端末は、独自の空間座標に前記画像データを
変換し前記位置信号に基づいた視点から見た前記独自の
空間を画像としてリモート端末へ出力する画像制御手段
と、この画像制御手段の出力を表示する画像出力手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また本願の請求項17記載の発明は、視聴
者の頭部の動きを検出し、位置信号を出力する頭部セン
サと、前記位置信号に基づき撮像方向が制御される撮像
手段と、前記撮像手段の出力画像を表示する画像表示手
段と、視聴者の音声を受信し音声信号を出力するマイク
と、前記位置信号と前記音声信号とを他視聴者へ送信す
る送信手段と、他視聴者の第2の位置信号と第2の音声
信号とを受信する受信手段と、前記第2の位置情報に基
づき、前記第2の音声信号を出力する音声制御手段と、
前記音声制御手段の出力を視聴者に出力する音声出力手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】また本願の請求項22記載の発明は、画像
と音声とを出力する複数の撮像カメラを有する撮像手段
と、前記撮像手段から出力される画像を表示する複数の
リモート端末からなる映像視聴装置において、前記リモ
ート端末は、視聴者の頭部の動きを検出して位置信号を
撮像手段に出力する頭部センサと、視聴者の音声を受信
し、音声信号を撮像手段へ出力するマイクと、撮像手段
から出力される画像を表示する画像表示手段と、撮像手
段から出力される音声を出力する音声出力手段とを備
え、前記撮像手段は、前記位置信号に基づき前記音声信
号を前記撮像カメラに入力する音声付加手段と、前記位
置信号に基づき前記複数の撮像カメラからの出力を選択
してリモート端末に出力する選択手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0015】また本願の請求項26記載の発明は、画像
データを供給するホスト端末と、ホスト端末から入力さ
れた画像データを画像として視聴者に表示するリモート
端末とからなる映像視聴システムにおいて、前記リモー
ト端末は、視聴者の頭の動きを検出し位置信号を出力す
る頭部センサと、視聴者により入力可能な第1の入力手
段と、視聴者の眼球運動を検出し視線信号として出力す
る視線センサと、独自の空間座標を有し、前記画像デー
タが前記独自の空間座標系に変換され、前記位置信号と
前記第1の入力手段からの信号に基づいた視点を設定
し、この視点から見た前記独自の空間に、前記視線信号
により視聴者が見ている空間内の箇所を検出し、ポイン
タ等を付加して画像として出力し、さらに前記ポインタ
の位置情報を出力する画像制御手段と、前記画像制御手
段の出力画像を表示する画像表示手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0016】
【作用】本願の請求項1乃至5記載の発明によれば、ホ
スト端末から画像データが送られると、リモート端末の
記憶手段に記憶されてホストとの回線が切断される。頭
部センサにより視聴者の頭部位置が検出され、この頭部
位置に基づき画像制御手段により仮想空間が構築され
る。受信手段により他の視聴者の音声と仮想空間内での
位置情報が受信され、受信された位置情報を用いて前記
画像制御手段により前記仮想空間内に他視聴者が表示さ
れ、受信された音声を用いて音声制御手段で前記仮想空
間内に表示された他視聴者を音源として音声が出力され
る。これにより、同一仮想空間内に別々の視聴者がアク
セスした場合、互いに相手の姿を確認でき、さらに相手
の方向から相手の音声が聞こえてくる。
【0017】また、本願の請求項6乃至11記載の発明
によれば、リモート端末にある頭部センサにより視聴者
の頭の位置信号が出力され、この位置信号がホスト端末
に送信されると、ホスト端末の画像制御手段により前記
位置信号にもとづき仮想空間が構築される。またこの画
像制御手段には他視聴者からの第2の位置信号も入力さ
れ、この第2の位置信号に基づき他視聴者のモデルが前
記仮想空間内に表示される。またホスト端末の音声制御
手段には、前記第2の位置信号と他視聴者の音声信号が
入力され、前記第2の位置信号に基づき前記仮想空間内
に表示された他視聴者を音源として音声が出力される。
これにより同一仮想空間内に別々の視聴者がアクセスし
た場合、互いに相手の姿を確認でき、さらに相手の方向
から相手の音声が聞こえてくる。
【0018】また、本願の請求項12乃至16記載の発
明によれば、リモート端末にある頭部センサにより視聴
者の頭の位置信号が出力され、この位置信号がホスト端
末に送信されると、ホスト端末の画像制御手段により前
記位置信号に基づき仮想空間が構築される。またこの画
像制御手段には他視聴者からの第2の位置信号も入力さ
れ、この第2の位置信号に基づき他視聴者のモデルが前
記仮想空間内に表示される。またリモート端末間で音声
信号が通信されることにより、同一仮想空間内に別々の
視聴者がアクセスした場合、互いに相手の姿を確認で
き、会話もできる。
【0019】またこのような特徴を有する請求項17〜
21記載の発明によれば、頭部センサにより視聴者の頭
の位置信号が撮像手段に出力され、前記位置信号に応じ
て前記撮像手段の撮像方向が変化され、出力画像が画像
表示手段により表示される。視聴者の音声と前記位置信
号は、送信手段と受信手段により通信され、他視聴者の
位置信号に基づき他視聴者の音声が音声制御手段により
出力される。これにより、遠隔地の映像を複数の視聴者
で視聴する際に、他視聴者の音声が他視聴者の撮像手段
の場所から聞こえることになる。
【0020】また、請求項22乃至25記載の発明によ
れば、リモート端末にある頭部センサにより視聴者の頭
の位置信号が出力され、この位置信号に基づき視聴者の
音声が音声付加手段により重み付けされて複数の撮像カ
メラに入力される。また位置信号が選択手段に送信され
ると、複数のカメラの中から適切なカメラ出力がリモー
ト端末に送信される。複数の視聴者がアクセスした場
合、互いの音声をその視聴者の視点の位置から聞こえる
ことになる。
【0021】また、請求項26乃至30記載の発明によ
れば、ホスト端末からリモート端末へ画像データが送ら
れる。リモート端末の頭部センサでは視聴者の頭部の位
置信号が画像制御手段に出力され、前記位置信号に基づ
き仮想空間が構築される。また視線センサ出力が前記画
像制御回路に入力されると、視聴者自身が注視している
仮想空間内の場所がポインタで示され、第2の入力手段
を用いることで仮想空間の動作が変化される。また複数
の視聴者がアクセスした場合、他視聴者のポインタ情報
を通信手段により得ることで、他視聴者が注視している
場所を見ることができる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1について図面を参照しつ
つ説明する。図1は実施例1の構成を示すブロック図で
ある。本図において、100はデータベースを示してお
り、109で示した101〜111は視聴者Aが使用す
るもので、101は視聴者Aの頭の位置及び方向を検出
する頭部センサ、102は視聴者Aの声を入力するマイ
ク、103はデータベース100からの画像データを記
憶する記憶回路、104は視聴者Aからの入力を受ける
入力手段、105は他の視聴者からの情報を受信する受
信制御回路、106は頭部センサ101と受信制御回路
105とからの入力に基づき、記憶回路103からの画
像データを制御する画像制御回路、107は他の視聴者
の音声等を出力する音声制御回路、108は他の視聴者
に情報を出力する送信制御回路、110は画像制御回路
106からの画像を表示する画像表示部である。112
〜122は視聴者Bが使用するもので、視聴者Aが使用
する101〜111に対応している。
【0023】図2は実際に視聴者が本映像視聴装置を使
用した場合の外観図であり、図1と同じ符号のものは同
じ働きをするものである。図2において、200は図1
における103および105〜108を含んだユニット
である。
【0024】上記のように構成された第1実施例におけ
る映像視聴装置において、視聴者Aが入力手段104を
用いて所望の画像を送信するようにデータベースに送信
要求を送ると、データベースから画像データが送信さ
れ、記憶回路103に記憶される。一度画像データが送
信され記憶回路103に記憶されれば、その時点で通信
回線はクローズされる。
【0025】画像制御回路106では、記憶回路103
から読み出されたデータ、頭部センサ101および入力
手段104からの情報にもとづき、仮想的な空間が生成
される。すなわち、頭部センサ101で検出された視聴
者Aの頭の方向及び位置と、入力手段104から入力さ
れた視聴者Aの空間的位置とにより、仮想空間内の視聴
者Aの視点位置および方向が決定され、その視点位置お
よび方向に対する画像が、仮想空間として表示される。
この様子を図3に示す。
【0026】図3において、(a)はモデリングされた
画像データで、300はデータベース100から送信さ
れ記憶回路103において記憶された自動車データのイ
メージである。(b)は視聴者Aが正面方向を向いてい
る場合の画像制御回路106の出力画像で、301は画
像の表示枠で仮想空間を示しており、302は仮想空間
内に配置された画像データ、303は背景画像である。
ここで背景画像303は、任意に取り込める画像であ
り、背景をつけるか否かは視聴者の判断で行うことがで
き、背景をつける場合はあらかじめ記憶回路103に記
憶されているデータを用いる。このように、モデリング
された画像データ300が、画像制御回路106におい
て仮想空間内に表示される。次に(c)は視聴者Aが左
方向に向いた場合に表示される画像を示しており、この
場合視聴者Aの視点方向の変化量が頭部センサにより検
出され、この変化量に応じて表示画像が変化する。この
ように視聴者が左を向けば仮想空間内の左の画像が表示
され、右を向けば右の画像が表示される。また、入力手
段104により、仮想空間内を上下左右前後に移動する
こともでき、例えば仮想空間内の物体302の裏側をの
ぞき込むことも可能である。
【0027】次に音声制御回路107について説明す
る。前述のように画像データがデータベース100から
記憶回路103に送信される際に、その画像データに音
のデータも付加されて送信される。すなわち図3におい
て、送信される画像が300に示されるように自動車の
画像であれば、例えば自動車の音やこの自動車について
の説明の音声のデータも付加されている。この場合、視
聴者Aが正面方向を向いており、自動車300が正面方
向にあれば付加された音が正面方向から聞こえてくるよ
うな制御がなされ、視聴者Aが左を向いて図3(c)の
ような状態になれば、音が右方向から聞こえてくるよう
な制御がなされる。もちろん音源である自動車に近づく
動作をすれば音は大きくなり、逆に遠ざかれば音は小さ
くなる。このような3次元空間内の音の制御は、スピー
カが2つあれば理論的に可能な技術であり、これまでに
知られていることである。
【0028】次に、複数の視聴者が前述の仮想空間を共
有する場合について述べる。この装置では、同一の仮想
空間を複数の視聴者が共有することができる。例えば視
聴者Aおよび視聴者Bが同一の仮想空間を共有する場
合、視聴者Aの送信制御回路108からは、視聴者Aの
頭部位置及び方向の情報とマイク102により受信され
た視聴者Aの音声とが送信される。
【0029】視聴者Bの受信制御回路116では、送信
制御回路108から送信された情報が受信され、画像制
御回路117及び音声制御回路118に入力される。画
像制御回路117では視聴者Aの位置情報に基づき、仮
想空間内に視聴者Aが図4(a)のように表示される。
図4(a)は視聴者Bに表示される画像の模式図を示し
ており、図4(b)は視聴者Aに表示される画像の模式
図を示している。
【0030】図4(a)において、400は視聴者Bが
視聴している仮想空間、401は図3における自動車3
02、402は図3における背景303、403は視聴
者Aのモデルである。ここで視聴者Aのモデル403は
あらかじめ記憶回路114に記憶されている視聴者Aの
データでも良いし、視聴者Aの位置のみを示すポインタ
でもよく、視聴者Aの送信制御回路108から送信され
た視聴者Aの位置情報に基づき視聴者Bの仮想空間に表
示される。
【0031】送信制御回路108から送信された視聴者
Aの音声は、視聴者Bの音声制御回路118に入力さ
れ、図4において仮想空間内の視聴者Aのモデル403
を音源と設定される。すなわち視聴者Bが視聴する際
に、データベース100から送信された画像データの音
はもちろんのこと、同一仮想空間内にアクセスしている
視聴者Aの音声も、実際に視聴者Aの仮想空間内の位置
から聞こえてくることになる。
【0032】視聴者Bの送信制御回路119からもマイ
ク113で受信した視聴者Bの音声と視聴者Bの位置と
が、視聴者Aの受信制御回路105に送信される。これ
により、視聴者Aが視聴している仮想空間内にも視聴者
Bの姿及び音声を図4(b)のように表示することがで
き、視聴者Aおよび視聴者Bがあたかも同じ空間内にい
るかのごとく、同一のものを視聴することができる。こ
こで404は視聴者Bのモデルである。
【0033】なお、ここでは視聴者は2人で説明を行っ
たが、3人以上の視聴者でも、送信制御回路および受信
制御回路の接続により、同一空間を共有することもでき
る。また図1において、視聴者Aおよび視聴者Bの装置
である109および120は、計算機システムを利用し
ても実現することができる。このばあい、記憶回路10
3はメモリやハードディスク等の記憶装置、受信制御回
路105および送信制御回路108はネットワーク装
置、画像制御回路106と音声制御回路107は専用ハ
ードウェア、もしくは計算機のCPUにより実現可能で
ある。またデータベース100と視聴者Aの端末109
は遠隔地にあってもよく、その場合データベースからの
データは公衆回線等を介して送信されることにより実現
される。また、画像制御回路106内で視点を2つ設定
することにより、両眼立体視用の2チャンネルの画像を
出力することもでき、この場合画像表示部110に両眼
立体視用ディスプレイを用いることで、視聴者は立体映
像を視聴することができる。
【0034】(実施例2)本発明の実施例2について図
面を参照しつつ説明する。図5は実施例2の構成を示す
ブロック図である。本図において、500はデータベー
ス、501は視聴者の視点位置を検出して視点位置及び
方向を出力する視点制御回路、502は視点制御回路5
01からの入力に基づきデータベース500から画像デ
ータを抽出する画像制御回路、503は視点制御回路5
01からの入力に基づき音声データの音源を設定する音
声制御回路、504は画像制御回路502と音声制御回
路503の出力を合成して送信する送信制御回路、50
4は視聴者からの信号を受信して、位置情報を視点制御
回路501に、音声情報を音声制御回路503に出力す
る受信制御回路、506は視聴者Aの端末で、507は
送信制御回路504からの信号を画像信号と音声信号と
に分離する受信回路、508は送信回路、509は視聴
者Aの頭の位置および方向を検出する頭部センサ、51
0は視聴者Aが操作する入力手段、511は視聴者Aの
音声を受信するマイク、512は視聴者Aに画像を表示
する画像表示部、513は視聴者Aに音声を出力するス
ピーカである。514は視聴者Bが使用する端末で、5
15〜521は前述の507〜513と同様である。ま
た視聴者が実際に装置を装着した外観図は図2のとおり
である。
【0035】上記のように構成された第2実施例におけ
る映像視聴装置において、頭部センサ509により視聴
者Aの頭部方向及び頭部位置が検出され、入力手段51
0により視聴者Aの移動量が検出され、マイク511に
より視聴者Aの音声が受信される。これらの信号が送信
回路508に入力されると、それぞれの信号が合成され
て出力される。送信された信号は受信制御回路505に
入力され、頭部センサ509の出力信号および入力手段
510の信号とが抽出され視点制御回路501に入力さ
れる。一方マイク511で受信された音声信号は音声制
御回路503に入力される。
【0036】視点制御回路501では、頭部センサ50
9と入力手段510との出力信号から、視聴者Aの視点
の位置および方向を、仮想空間内の座標系を用いて算出
し、画像制御回路502および音声制御回路503に視
点情報として出力する。画像制御回路502では、前記
視点情報を用いて、データベース500から画像データ
を読み出し、視聴者Aの視点位置および方向に適切な画
像を出力する。すなわち視聴者Aが右を向けば、向いた
量だけ仮想空間内の右方向の画像を出力し、下を向けば
その分仮想空間内で視点を下に向けるという処理であ
る。
【0037】音声制御回路503では前記視点情報を用
いて、データベース500から仮想空間内の表示物体に
設定された音声データを読み込み、視聴者Aの視点位置
および方向に適切な音声を出力する。すなわち、視聴者
Aが2つのスピーカを使用して、3次元音響処理によ
り、音源の方向から音が聞こえてくるという処理が行わ
れる。つまり、仮想空間内で音源が正面方向にある場合
は、音声は正面方向から聞こえ、視聴者Aが右を向け
ば、仮想空間内では音源は左へ移動するため、音声は左
方向から聞こえるように制御される。このような制御を
受けた音声が送信制御回路504に出力される。
【0038】送信制御回路504では、画像制御回路5
02の出力信号と、音声制御回路503の出力信号とが
合成されて送信される。
【0039】受信回路507では、送信制御回路504
から送信された信号が受信され、画像信号と音声信号と
に分離されてそれぞれ画像表示部512およびスピーカ
513に出力される。ここで視聴者Aは、正面を向いて
いれば仮想空間内でも正面方向の画像および音声を視聴
し、右を向けば仮想空間でも右方向を向いたときの画像
及び音声を視聴することになる。
【0040】次に視聴者が複数になった場合について説
明する。視聴者Bが視聴者Aと別々の仮想空間に入る場
合は、画像制御回路502や音声制御回路503等をタ
イムシェアリングで使用したり、回路を複数用いること
で別々の仮想空間で独立の動作が可能である。視聴者B
が視聴者Aとともに同一の仮想空間に入る場合を説明す
る。
【0041】視聴者Aの場合と同様に、視聴者Bの送信
回路516からは、頭部センサ517と入力手段518
とマイク519の出力が合成されて送信される。受信制
御回路505では送信回路508および516からの信
号を受信し、視聴者Aおよび視聴者Bの視点位置がそれ
ぞれ視点制御回路501で算出され、画像制御回路50
2および音声制御回路503に出力される。画像制御回
路502および音声制御回路503では、視聴者Aおよ
び視聴者B用に例えばタイムシェアリングで処理が行わ
れる。
【0042】視聴者A用の画像および音声を出力する場
合、画像制御回路502には、視聴者Bの仮想空間内で
の位置情報も入力されており、視聴者Bのモデル画像が
出力画像に合成される。すなわち視聴者Aは、仮想空間
内で視聴者Bを確認することができる。合成される視聴
者Bのモデルは、簡単なコンピュータグラフィックスで
もよいし、あらかじめデータベース500に実写データ
として登録しておけば、リアルなモデルとなる。さらに
音声制御回路503では、視聴者Bの音声と視聴者Bの
仮想空間内での位置情報とが入力されており、前記視聴
者Bのモデルの位置を音源として、視聴者Bの音声を出
力するように制御される。これにより、視聴者Aは、視
聴者Bがあたかも仮想空間内に存在するかのように視聴
できる。
【0043】また視聴者B用の画像及び音声を出力する
場合、上記に述べたものと同様に、視聴者Bにとって
も、視聴者Aがあたかも仮想空間内に存在するかのよう
に視聴できる。この様子は実施例1で述べたように図4
のように視聴できる。すなわち図4(a)は視聴者Bの
視聴している仮想空間を示しており、403は視聴者A
のモデルである。視聴者Aの音声も仮想空間内の403
の方向から聞こえてくる。図4(b)は視聴者Aの視聴
している仮想空間を示しており、404は視聴者Bであ
り、視聴者Bの音声も仮想空間内の404の方向から聞
こえてくる。
【0044】なお、ここでは視聴者は2人で説明を行っ
たが、3人以上の視聴者でも、画像出力部にアクセスす
れば同一空間を共有することもできる。また視聴者Aの
端末506および視聴者Bの端末514は遠隔地にあっ
てもよく、その場合送信制御回路504や受信制御回路
505とは公衆回線やCATV回線等を介して接続され
ることにより実現される。また画像制御回路502と音
声制御回路503はタイムシェアリング処理で複数の視
聴者の処理を行うことができるが、回路を複数備えるこ
とにより処理を行ってもよい。また、視点制御回路50
1は、視聴者側の端末にあってもよく、この場合送信回
路508で合成されて送信される。また、画像制御回路
502内で視点を2つ設定することにより、両眼立体視
用の2チャンネルの画像を出力することもでき、この場
合画像表示部512に両眼立体視用ディスプレイを用い
ることで、視聴者は立体映像を視聴することができる。
【0045】(実施例3)本発明の実施例3について図
面を参照しつつ説明する。図6は実施例3の構成を示す
ブロック図である。本図において、600は画像データ
を蓄積しているデータベース、601は視聴者の視点を
算出する視点制御回路、602は視点制御回路の出力を
もとにデータベース600から画像を抽出する画像制御
回路、603は送信回路、604は視聴者Aの頭の位置
および方向を検出する頭部センサ、605は視聴者Aの
入力手段、606は視聴者Aの音声を出力し視聴者Bの
音声を受信する通信部、607は視聴者Aに画像を表示
する画像表示部、視聴者Bに対する608〜612は、
視聴者Aに対する603〜607と同等の機能を有す
る。
【0046】上記のように構成された映像視聴装置にお
いて、頭部センサ604により視聴者Aの頭の位置及び
方向が検出され、入力手段605により視聴者Aの仮想
空間内での移動量が検出される。頭部センサ604の出
力と入力手段605の出力とは送信回路603に入力さ
れ、信号が合成されて視点制御回路601に送信され
る。
【0047】また頭部センサ610により視聴者Bの頭
の位置及び方向が検出され、入力手段609により視聴
者Bの仮想空間内での移動量が検出される。頭部センサ
610の出力と入力手段609の出力とは送信回路60
8に入力され、信号が合成されて視点制御回路601に
送信される。
【0048】視点制御回路601では、送信回路603
の出力信号から視聴者Aおよび視聴者Bの仮想空間内で
の頭の位置および方向が算出され、画像制御回路602
に出力される。画像制御回路602では、仮想空間内の
画像データが読み出され、視聴者Aおよび視聴者Bの仮
想空間内の視点に応じて変換され、画像表示部607お
よび612に出力される。この際、視聴者Aが視聴する
画像表示部607へは、視聴者Bの仮想空間内の位置に
視聴者Bのモデルデータが合成されて表示され、視聴者
Bが視聴する画像表示部612へは、視聴者Aの仮想空
間内の位置に視聴者Aのモデルデータが合成されて表示
される。
【0049】視聴者Aの画像表示部607および視聴者
Bの画像表示部612に表示される画像は、実施例2で
述べた図4のとおりである。つまり図4(a)におい
て、400が画像表示部612に表示されている画像
で、401および402はデータベースから読み出した
データを視聴者Bの視点に変換して表示されたもので、
403は視聴者Aのモデルである。図4(b)は視聴者
Aの視聴する画像であり、404は視聴者Bのモデルで
ある。
【0050】この際視聴者Aおよび視聴者Bのモデル
は、あらかじめ視聴者Aおよび視聴者Bの姿がモデリン
グされたデータをデータベース600に登録しておけ
ば、視聴者が視聴する際には、あたかも仮想空間内に他
の視聴者が存在するかのごとく視聴できる。また視聴者
Aおよび視聴者Bのモデルとして、単に図形を表示する
だけでも、仮想空間内での他の視聴者の位置を知ること
ができる。
【0051】通信部606および611は電話の働きを
し、通信部606では視聴者Bの音声が受信され視聴者
Aの耳に届く。また通信部611では視聴者Aの音声が
受信され視聴者Bの耳に届く。これにより、共通の仮想
空間内を複数の視聴者が会話しながら動き回ることがで
きる。
【0052】なお、ここでは視聴者は2人で説明を行っ
たが、3人以上の視聴者でも、データベースにアクセス
すれば同一空間を共有することもできる。また視聴者A
および視聴者Bは遠隔地にいてもよく、その場合視聴者
の送信回路と視点制御回路や画像制御回路とは、公衆回
線やCATV回線等を介して接続されることにより実現
される。また画像制御回路602はタイムシェアリング
処理で複数の視聴者の処理を行うことができるが、画像
制御回路を複数備えることにより処理を行ってもよい。
また、視点制御回路は、視聴者側にあってもよく、この
場合送信回路で視点情報も合成されて送信される。ま
た、画像制御回路602内で視点を2つ設定することに
より、両眼立体視用の2チャンネルの画像を出力するこ
ともでき、この場合画像表示部607に両眼立体視用デ
ィスプレイを用いることで、視聴者は立体映像を視聴す
ることができる。
【0053】(実施例4)本発明の実施例4について図
面を参照しつつ説明する。図7は実施例4の構成を示す
ブロック図である。本図において、700は音声を集音
するとともに映像を撮像する撮像カメラ、701は撮像
カメラ700の撮像方向や焦点距離等のカメラパラメー
タを制御するカメラ制御回路、702は視聴者の頭の向
きおよび位置を検出する頭部センサ、703は視聴者の
入力手段、704は頭部センサ702と入力手段703
との出力信号より、視聴者の視点の位置および方向を算
出し出力する位置検出回路、705は視聴者の音声を受
信するマイク、706は位置検出回路704の出力信号
とマイク705の音声信号とを合成して出力し、さらに
他視聴者と通信をする通信制御回路、707は撮像カメ
ラ700からの映像信号及び音声信号を分離して出力す
る信号処理回路、708は視聴者に画像を表示する画像
表示部、709は信号処理回路707の出力音声信号
と、通信制御回路706の出力音声信号とを合成して空
間音響制御を行う音声制御回路、710および711は
視聴者に音声を出力する左右両耳用のスピーカ、712
は受信端子、713は送信端子である。
【0054】上記のように構成された映像視聴装置の動
作について説明する。頭部センサ702により、視聴者
の頭の方向および位置が検出される。また入力手段70
3により、撮像カメラの動作等が入力される。位置検出
回路704では、頭部センサ702および入力手段70
3により、視聴者が向いた方向および移動した位置が演
算され位置情報信号として出力される。また入力手段7
03により入力された焦点位置等のカメラパラメータに
ついての情報も出力される。マイク705では視聴者の
音声が集音され視聴者音声信号として出力される。
【0055】次に通信制御回路706の動作について説
明する。位置情報信号と視聴者音声信号とが通信制御回
路706に入力されると、位置情報信号はカメラ制御回
路701にそのまま出力される。また位置情報信号と視
聴者音声信号とは合成され、送信端子713に出力され
る。受信端子713からは他視聴者の送信端子からの信
号、すなわち位置情報信号と視聴者音声信号とが合成さ
れた信号が受信され、その受信された信号が音声制御回
路709に出力される。
【0056】カメラ制御回路701では位置情報信号に
基づき撮像カメラの位置及び方向の制御、カメラパラメ
ータの制御を行う制御信号が出力される。撮像カメラ7
00では、カメラ制御回路701から出力される制御信
号に基づき撮像が行われ、集音されたカメラ音声信号と
撮像された画像信号とが出力される。撮像カメラ700
から出力された信号は信号処理回路707に入力され、
画像信号と音声信号とに分離され、画像信号は画像表示
部708に、音声信号は音声制御回路709に出力され
る。
【0057】音声制御回路709には、撮像カメラ70
0で集音されたカメラ音声信号と、通信制御回路706
からの信号、すなわち他視聴者の位置情報信号と他視聴
者の視聴者音声信号とが入力される。ここで視聴者音声
信号は他視聴者の位置情報信号に基づき、空間的に音場
制御される。たとえば撮像カメラが移動体に搭載されて
おり、複数の視聴者が通信制御回路で接続されいる場合
について説明する。
【0058】図8において800は視聴者Aが視聴して
いる画像、すなわち視聴者Aの撮像カメラが撮像してい
る画像で、801および802はそれぞれ視聴者B、視
聴者Cの撮像カメラが搭載されている移動体である。視
聴者Aの音声制御回路709には、視聴者Bおよび視聴
者Cの位置情報および音声信号が通信制御回路706を
通して入力されており、ここで視聴者Bの音声信号は移
動体801から、視聴者Cの音声信号は移動体802か
ら音声が聞こえるように制御される。また視聴者Bや視
聴者Cにとっても、他の移動体の方向からそれぞれの視
聴者の音声を聞くことができる。すなわち複数の視聴者
が通信制御回路で接続されておれば、あたかも各視聴者
が撮像カメラの位置にいるかのごとく視聴することがで
きる。
【0059】なお、位置情報をもとに音源を設定する空
間音場制御は、スピーカを2つ用いれば可能な制御であ
ることはすでに知られていることである。また撮像カメ
ラと視聴者とは遠隔地にあってもよく、この場合、撮像
カメラと視聴者の端末とは公衆回線等で接続することに
より実現できる。また撮像カメラを移動体に搭載した場
合について説明を行ったが、例えばロボット等に搭載
し、視聴者の入力手段からロボットの制御信号を入力す
れば遠隔操作によるロボット制御が行える。また複数の
視聴者が通信制御回路で接続されると、複数視聴者が互
いに臨場感ある音声で連絡を取り合い、複数のロボット
による共同作業を行うこともできる。また、撮像カメラ
700を複数用いることで、両眼立体視用の2チャンネ
ルの画像を出力することもでき、この場合画像表示部7
08に両眼立体視用ディスプレイを用いることで、視聴
者は立体映像を視聴することができる。
【0060】(実施例5)本発明の実施例5について図
面を参照しつつ説明する。図9は実施例5の構成を示す
ブロック図である。本図において、900〜902は音
声を集音するとともに映像を撮像する撮像カメラ、90
3は撮像カメラ900〜902の中から視聴者からの要
求信号に基づき一つの映像を選択して出力する選択回
路、904は撮像カメラの音声集音部分に視聴者の音声
を付加する音声付加回路、905は視聴者Aの端末で、
906は視聴者Aの音声を集音するマイク、907は入
力手段、908は視聴者Aの頭の動きを検出する頭部セ
ンサ、909は入力手段907と頭部センサ908から
の入力に基づき、選択回路903に要求信号を出力する
画像制御回路、910は前記要求信号とともに視聴者A
の音声を出力する音声制御回路、911は視聴者Aに画
像を表示する画像表示部、912は視聴者Aに音声を出
力する音声出力部である。913は視聴者Bの端末であ
り、914〜920は視聴者Aにおける906〜912
と同等の働きを有する。
【0061】上記のように構成された本実施例における
映像視聴装置において、頭部センサ908により視聴者
Aの頭の動きが検出されると、画像制御回路909にお
いて900〜902の撮像カメラの中から頭の向いてい
る方向を撮影している撮像カメラの要求信号を出力す
る。これを図10を用いて説明する。図10において1
000は撮像物体、1001〜1008は撮像カメラで
ある。例えば撮像カメラが図10のように配置されてい
る場合、視聴者が正面を向いている場合は撮像カメラ1
000を選択する要求信号が出力される。つぎに視聴者
が右方向にのぞき込んだ場合、頭部センサ908により
その動きが検出され、画像制御回路909からは撮像カ
メラ1002を選択するような要求信号が出力される。
同様に視聴者が左方向をのぞき込んだ場合、撮像カメラ
1008を選択するような要求信号が出力される。また
視聴者Aは入力手段907を用いて撮像カメラを選択す
ることもできる。選択された撮像カメラには、視聴者A
が選択していることがわかるようにライト等が点灯され
る。
【0062】選択回路903では、要求信号に応じて撮
像カメラが選択され、その撮像カメラの出力画像が画像
表示部911へ出力されるとともに音声信号が912へ
出力される。
【0063】マイク906では視聴者Aの音声が集音さ
れ音声信号として音声制御回路910へ出力される。音
声制御回路910には画像制御回路909から要求信号
が入力され、この要求信号と音声とが音声付加回路90
4に出力される。音声付加回路904では、それぞれの
撮像カメラの音声入力部に視聴者Aの音声信号が入力さ
れる。この際、要求信号により選択された撮像カメラか
らの距離に応じて音声信号が減衰されて入力される。こ
の様子を図10を用いて説明する。
【0064】視聴者Aの画像制御回路909からの要求
信号が撮像カメラ1001である場合、1001の撮像
カメラの音声入力部には視聴者Aの音声が入力される。
ここで撮像カメラの音声入力部は2チャンネルのステレ
オ式であり、左右両方のチャンネルに同じ大きさの音声
が入力される。1002〜1008の撮像カメラには、
撮像カメラ1001からの距離に応じて音声が減衰され
て入力される。この際音声は2チャンネルあるので、チ
ャンネルごとに減衰率を変化させることにより音源の方
向を設定することができる。すなわちどの撮像カメラか
らの出力音声を聞いても1001の方向から音声が聞こ
えるようになる。
【0065】次に、視聴者Aおよび視聴者Bが図9に示
されるように同時に視聴している場合について説明す
る。視聴者Bでは、前述の視聴者Aと同様の処理が行わ
れる。ここで図10において視聴者Aが1002の撮像
カメラを選択し、視聴者Bが1003の撮像カメラを選
択して視聴している場合、視聴者Bにとって視聴者Aの
音声は前述のように1002の方向から聞こえ、視聴者
Aにとって視聴者Bの音声は1003のほうから聞こえ
ることになる。すなわち、視聴者Aは前方にある撮像カ
メラのライトで視聴者Bの視聴しているカメラを認識で
きるとともに音声もその方向から聞こえてくる。視聴者
Bにとっても同様である。これにより視聴者Aおよび視
聴者Bともに違和感無く会話でき視聴することができ
る。
【0066】(実施例6)本発明の実施例6について図
面を参照しつつ説明する。図11は実施例6の構成を示
すブロック図である。本図において、1100は3次元
座標を有する画像データを蓄積しているデータベース、
1101は視聴者Aのリモート端末で、1102は視聴
者Aの頭部運動から視聴者Aの視点を検出し、位置信号
として出力する頭部センサ、1103は視聴者Aの移動
量入力手段、1104は視聴者Aの眼球運動から視聴者
Aの視線方向を検出し、視線信号として出力する視線セ
ンサ、1105は視聴者Aが入力を行う入力手段、11
06は他視聴者のポインタ信号を受信するポインタ受信
回路、1107は前記位置信号と移動量入力手段からの
信号と、前記視線信号と入力ボタン1105およびポイ
ンタ受信回路1106からの信号にもとづき、データベ
ース1100からの画像データを変換して画像として出
力し、さらにポインタ信号を出力する画像制御回路、1
108は画像制御回路1107の出力の一つであるポイ
ンタ信号をデータベース1100および他視聴者のポイ
ンタ受信回路へ出力するポインタ送信回路、1109は
画像制御回路1107の出力画像を表示する画像表示部
であり、ここでは頭部搭載型のディスプレイであるヘッ
ドマウントディスプレイを用いる。1110は視聴者B
のリモート端末で、1111〜1118は視聴者Aの1
102〜1109と同等の働きを有する。
【0067】上記のように構成された第6実施例におけ
る映像視聴装置の動作について説明する。画像制御回路
1107において、独自の3次元座標を有する仮想空間
が構築されると、データベースからの画像データがこの
仮想空間内の座標系に変換される。つぎに頭部センサ1
102で視聴者Aの頭部運動が検出されると、視聴者A
の位置信号、すなわち実空間上での頭部の3次元座標お
よび3軸に対する回転量が画像制御回路1107に入力
される。この位置信号が仮想空間内の座標系に変換され
て、視点として設定される。この視点から見た前記画像
データの様子が画像信号として画像表示部1109に出
力される。すなわち視聴者Aは、実空間上で右方向を向
くと、仮想空間内でも右方向の画像が視聴でき、実空間
上で左方向を向くと仮想空間内でも左方向の画像が視聴
できる。
【0068】次に移動量入力手段1103からは、視聴
者Aが仮想空間内で上下左右前後の移動を行う場合に使
用される。例えばジョイスティック等を用いて入力が行
われ、視聴者Aがジョイスティックを前方へ倒せば、画
像制御回路1107において視点が仮想空間内で前方へ
移動する。
【0069】視線センサ1104では視聴者Aの眼球運
動が検出され、視線方向を示す視線信号が出力される。
1107ではこの視線情報に基づき、視聴者Aが仮想空
間内のどの箇所を注視しているかが、例えば図12
(a)に示すようにポインタとして表示される。図12
(a)において、1200は表示画像で1201は注視
点を示しているポインタである。
【0070】入力ボタン1105は1つもしくは複数の
ボタンからなり、たとえば図12(b)のように、画像
中のメニューなどを指定するのに使用される。図12
(b)において、1202は表示画像、1203はデー
タベース1100から読み出されて視聴者Aの視点から
見た画像データ、1204および1205はデータベー
ス側から出力されて仮想空間内に表示された仮想的なボ
タン、1206は視聴者Aの注視点を示している。ここ
で入力ボタン1105によって、この仮想的なボタンの
操作を行うことができる。
【0071】画像制御回路1107の出力の1つである
ポインタ信号は、図12における視聴者Aの注視点の位
置を示す信号である。ただしその注視点の位置は、仮想
空間内の座標系ではなくデータベース側の座標系で出力
される。出力されたポインタ信号はデータベース110
0および他視聴者のリモート端末にあるポインタ受信回
路1115に入力される。データベース1100ではこ
のポインタ信号に基づき、他の画像データを送信するな
どの動作が行われる。
【0072】ポインタ受信回路1106では、視聴者B
のポインタ送信回路1117からポインタ信号が受信さ
れ、画像制御回路1107に入力される。画像制御回路
1107では、このポインタ信号が仮想空間の座標系に
変換されて図12(c)の1207のように表示され
る。図12(c)において図12(b)と同じ符号のも
のは同じものを示している。1207は視聴者Bの注視
点を示すポインタである。すなわち視聴者Aは、他視聴
者がどの部分を注視しているかを把握することができ
る。ただしこの場合、自分の注視点である1206で示
されるポインタは表示しないようにも設定可能である。
【0073】なお、画像表示部1109は視聴者Aの視
点から見た画像を見る場合のみ説明を行ったが、表示部
をマルチウィンドウにすることにより、視聴者Aと視聴
者Bの双方の視点から見た画像を同時に視聴することも
可能である。また、画像制御回路1107内で視点を2
つ設定することにより、両眼立体視用の2チャンネルの
画像を出力することもでき、この場合画像表示部110
9に両眼立体視用ディスプレイを用いることで、視聴者
は立体映像を視聴することができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1乃至5記載の発明によれば、ホスト端末から画像デ
ータを送信した後は回線が切断されるので通信コストが
抑えられる。また複数の視聴者間で音声および仮想空間
内での位置情報を共有するので、視聴している仮想空間
内に他視聴者の場所を表示でき、また他視聴者の音声も
その場所から聞こえてくるので、臨場感の高い映像視聴
装置を実現できる。
【0075】また、本願の請求項6乃至11記載の発明
によれば、ホスト端末で仮想空間の構築がなされるの
で、安価にリモート端末画実現できる。
【0076】また、本願の請求項12乃至16記載の発
明によれば、音声はリモート端末間で通信するので、ホ
スト端末およびリモート端末ともに安価に実現できる。
【0077】また、本願の請求項17乃至21記載の発
明によれば、他視聴者のカメラ方向から音声が聞こえて
くることにより、遠隔地での共同作業を行う際に、視聴
者間の距離が遠く離れていても、あたかもその場所にい
るかのごとく臨場感を体験できる。
【0078】また、本願の請求項22乃至25記載の発
明によれば、撮像カメラが固定されているので容易な構
成で遠隔地の映像を視聴できる。
【0079】また、本願の請求項26乃至30記載の発
明によれば、視線が検出されポインタとして扱われるこ
とで、インターフェースの良い双方向通信が実現でき
る。また他視聴者の注視している部分を見ることができ
るので、共同作業の際の意志疎通がスムースに行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における映像視聴装置のブロ
ック図
【図2】本発明の実施例1における映像視聴装置の外観
【図3】本発明の実施例1における仮想空間の説明図
【図4】本発明の実施例1における画像制御回路の説明
【図5】本発明の実施例2における映像視聴装置のブロ
ック図
【図6】本発明の実施例3における映像視聴装置のブロ
ック図
【図7】本発明の実施例4における映像視聴装置のブロ
ック図
【図8】本発明の実施例4における音声制御回路の説明
【図9】本発明の実施例5における映像視聴装置のブロ
ック図
【図10】本発明の実施例5における撮像手段の説明図
【図11】本発明の実施例6における映像視聴装置のブ
ロック図
【図12】本発明の実施例6における画像制御回路の説
明図
【図13】第1の従来例のブロック図
【図14】第2の従来例のブロック図
【符号の説明】
100 データベース 101、112 頭部センサ 102、113 マイク 103、114 記憶回路 104、115 入力手段 105、116 受信制御回路 106、117 画像制御回路 107、118 音声制御回路 108、119 送信制御回路 109、120 リモート端末 110、121 画像表示部 111、122 スピーカ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ及び音声データを蓄積している
    ホスト端末と、このホスト端末から画像データ及び音声
    データを読み出して視聴者に出力する複数のリモート端
    末とからなり、 前記リモート端末は、ホスト端末から画像データ及び音
    声データを読み出して一時的に記憶しておく記憶手段
    と、 視聴者の頭の動きを検出し、位置信号を出力する頭部セ
    ンサと、 独自の空間座標を有し、前記画像データが前記独自の空
    間座標系に変換され、前記位置信号に基づいた視点から
    見た前記独自の空間を画像として出力する画像制御手段
    と、 前記視聴者の音声を受信し音声信号を出力するマイク
    と、 この音声信号と前記位置信号とを複数の視聴者に出力す
    る送信手段と、 他の複数のリモート端末の送信手段から、第2の音声信
    号と第2の位置信号とが入力される受信手段と、 この第2の位置信号に基づき、第2の音声信号と前記音
    声データとを出力する音声制御手段と、 前記画像制御手段の出力信号を視聴者に表示する画像表
    示手段と、 前記音声制御手段の出力信号を視聴者に出力する音声出
    力手段とを備えたことを特徴とする映像視聴装置。
  2. 【請求項2】前記第2の音声制御手段は、前記第2の位
    置信号に基づき前記第2の音声信号の音源位置を前記独
    自の空間に設定して空間的な音場を出力する2チャンネ
    ルの音声出力を有することを特徴とする請求項1記載の
    映像視聴装置。
  3. 【請求項3】前記画像制御手段は、前記位置信号に基づ
    く視点を左右両眼に設定し、両眼視差を有する2チャン
    ネルの画像を出力し、 前記画像表示手段は両眼視差立体表示手段であることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の映像視聴装
    置。
  4. 【請求項4】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプレ
    イであることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3記載の映像視聴装置。
  5. 【請求項5】前記画像データは3次元座標を有するデー
    タであり、前記音声データはその音源位置を3次元座標
    で有するデータであることを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の映像視聴装置。
  6. 【請求項6】画像データ及び音声データを蓄積している
    ホスト端末と、このホスト端末から画像データ及び音声
    データを常に読み出して視聴者に表示する複数のリモー
    ト端末とからなり、 前記リモート端末は、視聴者の頭の動きを検出し、位置
    信号をホスト端末へ出力する頭部センサと、 視聴者の音声を受信し、ホスト端末へ音声信号を出力す
    るマイクと、 ホスト端末から送信される画像を表示する画像表示手段
    と、 ホスト端末から送信される音声を出力数音声出力手段と
    を備え、 前記ホスト端末は、独自の空間座標に画像を変換し、前
    記位置信号に基づいた視点から見た前記独自の空間を画
    像としてリモート端末へ出力する画像制御手段と、 前記位置信号に基づき、前記音声信号をリモート端末へ
    送信する音声制御手段とを備えたことを特徴とする映像
    視聴装置。
  7. 【請求項7】前記音声制御手段は、前記位置信号に基づ
    き前記音声信号の音源位置を前記独自の空間に設定して
    空間的な音場を出力する2チャンネルの音声出力を有す
    ることを特徴とする請求項6記載の映像視聴装置。
  8. 【請求項8】前記画像制御手段は、前記位置信号に基づ
    く視点を左右両眼に設定し、両眼視差を有する2チャン
    ネルの画像を出力し、 前記画像表示手段は両眼視差立体表示手段であることを
    特徴とする請求項6または請求項7記載の映像視聴装
    置。
  9. 【請求項9】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプレ
    イであることを特徴とする請求項6または請求項7また
    は請求項8記載の映像視聴装置。
  10. 【請求項10】前記画像データは3次元座標を有するデ
    ータであり、前記音声データはその音源位置を3次元座
    標で有するデータであることを特徴とする請求項6から
    請求項9のいずれかに記載の映像視聴装置。
  11. 【請求項11】前記ホスト端末は、複数のリモート端末
    と接続され、かつ複数の画像制御手段と複数の音声制御
    手段とを備えたことを特徴とする請求項6から請求項1
    0のいずれかに記載の映像視聴装置。
  12. 【請求項12】画像データを蓄積しているホスト端末
    と、このホスト端末から画像データを常に読み出して視
    聴者に出力する複数のリモート端末とからなり、 前記リモート端末は、視聴者の頭の動きを検出し、位置
    信号をホスト端末へ出力する頭部センサと、 視聴者の音声を他のリモート端末へ送信する音声送信手
    段と、 他のリモート端末から他視聴者の音声を受信する音声受
    信手段とを備え、 前記ホスト端末は、独自の空間座標に前記画像データを
    変換し前記位置信号に基づいた視点から見た前記独自の
    空間を画像としてリモート端末へ出力する画像制御手段
    と、 この画像制御手段の出力を表示する画像出力手段とを備
    えたことを特徴とする映像視聴装置。
  13. 【請求項13】前記画像制御手段は、前記位置信号に基
    づく視点を左右両眼に設定し、両眼視差を有する2チャ
    ンネルの画像を出力し、 前記画像表示手段は両眼視差立体表示手段であることを
    特徴とする請求項12記載の映像視聴装置。
  14. 【請求項14】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプ
    レイであることを特徴とする請求項12または請求項1
    3記載の映像視聴装置。
  15. 【請求項15】前記画像データは3次元座標を有するデ
    ータであることを特徴とする請求項12または請求項1
    3または請求項14記載の映像視聴装置。
  16. 【請求項16】前記ホスト端末は複数の画像制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項12から請求項15のい
    ずれかに記載の映像視聴装置。
  17. 【請求項17】視聴者の頭部の動きを検出し、位置信号
    を出力する頭部センサと、前記位置信号に基づき撮像方
    向が制御される撮像手段と、前記撮像手段の出力画像を
    表示する画像表示手段と、視聴者の音声を受信し音声信
    号を出力するマイクと、前記位置信号と前記音声信号と
    を他視聴者へ送信する送信手段と、他視聴者の第2の位
    置信号と第2の音声信号とを受信する受信手段と、前記
    第2の位置情報に基づき、前記第2の音声信号を出力す
    る音声制御手段と、前記音声制御手段の出力を視聴者に
    出力する音声出力手段とを備えたことを特徴とする映像
    視聴装置。
  18. 【請求項18】前記音声制御手段は、前記位置信号に基
    づき前記音声信号の音源位置を前記撮像手段の映像に合
    成して空間的な音場を出力する2チャンネルの音声出力
    を有することを特徴とする請求項17記載の映像視聴装
    置。
  19. 【請求項19】ズーム倍率等のカメラパラメータを入力
    する入力手段を備え、前記撮像手段は前記入力手段から
    の出力に応じてカメラパラメータが変化することを特徴
    とする請求項17または請求項18記載の映像視聴装
    置。
  20. 【請求項20】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプ
    レイであることを特徴とする請求項17または請求項1
    8または請求項19記載の映像視聴装置。
  21. 【請求項21】前記撮像手段は、複数の撮像カメラを有
    して両眼視差を有する2チャンネルの画像を出力し、 前記画像表示手段は両眼視差立体表示手段であることを
    特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載
    の映像視聴装置。
  22. 【請求項22】画像と音声とを出力する複数の撮像カメ
    ラを有する撮像手段と、 前記撮像手段から出力される画像を表示する複数のリモ
    ート端末とからなり、 前記リモート端末は、視聴者の頭部の動きを検出して位
    置信号を撮像手段に出力する頭部センサと、 視聴者の音声を受信し、音声信号を撮像手段へ出力する
    マイクと、 撮像手段から出力される画像を表示する画像表示手段
    と、 撮像手段から出力される音声を出力する音声出力手段と
    を備え、 前記撮像手段は、前記位置信号に基づき前記音声信号を
    前記撮像カメラに入力する音声付加手段と、 前記位置信号に基づき前記複数の撮像カメラからの出力
    を選択してリモート端末に出力する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする映像視聴装置。
  23. 【請求項23】前記音声制御手段は、前記位置信号に基
    づき前記音声信号の音源位置を前記撮像手段の映像に合
    成して空間的な音場を出力する2チャンネルの音声出力
    を有することを特徴とする請求項22記載の映像視聴装
    置。
  24. 【請求項24】ズーム倍率等のカメラパラメータを入力
    する入力手段を備え、前記撮像手段は前記入力手段から
    の出力に応じてカメラパラメータが変化することを特徴
    とする請求項22または請求項23記載の映像視聴装
    置。
  25. 【請求項25】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプ
    レイであることを特徴とする請求項22から請求項24
    のいずれかに記載の映像視聴装置。
  26. 【請求項26】画像データを供給するホスト端末と、ホ
    スト端末から入力された画像データを画像として視聴者
    に表示するリモート端末とからなり、 前記リモート端末は、視聴者の頭の動きを検出し位置信
    号を出力する頭部センサと、 視聴者により入力可能な第1の入力手段と、 視聴者の眼球運動を検出し視線信号として出力する視線
    センサと、 独自の空間座標を有し、前記画像データが前記独自の空
    間座標系に変換され、前記位置信号と前記第1の入力手
    段からの信号に基づいた視点を設定し、この視点から見
    た前記独自の空間に、前記視線信号により視聴者が見て
    いる空間内の箇所を検出し、ポインタ等を付加して画像
    として出力し、さらに前記ポインタの位置情報を出力す
    る画像制御手段と、 前記画像制御手段の出力画像を表示する画像表示手段と
    を備えたことを特徴とする映像視聴装置。
  27. 【請求項27】前記画像制御手段は、前記位置信号に基
    づく視点を左右両眼に設定し、両眼視差を有する2チャ
    ンネルの画像を出力し、 前記画像表示手段は両眼視差立体表示手段であることを
    特徴とする請求項26記載の映像視聴装置。
  28. 【請求項28】前記画像表示手段は頭部搭載型ディスプ
    レイであることを特徴とする請求項26または請求項2
    7記載の映像視聴装置。
  29. 【請求項29】前記リモート端末は、視聴者により入力
    可能な第2の入力手段を備え、 前記ホスト端末は、前記ポインタが指し示す場所と、前
    記第2の入力手段の入力状態とから動作が制御されるこ
    とを特徴とする請求項26または請求項27または請求
    項28記載の映像視聴装置。
  30. 【請求項30】前記ホスト端末に、前記リモート端末が
    複数接続され、 前記リモート端末は、前記ポインタの位置情報を通信す
    る通信手段を備え、 前記画像制御回路は、前記通信手段により入力された他
    視聴者のポインタの位置情報から、他視聴者のポインタ
    も付加して出力することを特徴とする請求項26から請
    求項29のいずれかに記載の映像視聴装置。
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