JPH08335095A - 音声波形接続方法 - Google Patents

音声波形接続方法

Info

Publication number
JPH08335095A
JPH08335095A JP7137054A JP13705495A JPH08335095A JP H08335095 A JPH08335095 A JP H08335095A JP 7137054 A JP7137054 A JP 7137054A JP 13705495 A JP13705495 A JP 13705495A JP H08335095 A JPH08335095 A JP H08335095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
waveform
pitch
waveforms
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7137054A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Yoshida
博子 吉田
Yasuhiko Arai
康彦 新居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7137054A priority Critical patent/JPH08335095A/ja
Publication of JPH08335095A publication Critical patent/JPH08335095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル録音したメッセージ音声を合成する
とき音声接続時の波形の形状の違いによる接続歪を軽減
し、滑らかな合成(接続)音声を得るようにする。 【構成】 位相等化手段1-1で音声A,Bのピッチパル
ス付近にパワーが集中するようなフィルタを通すことで
音声の位相を等化した音声A´,B´を得る。この位相
等化音声A´,B´は位相の違いによる波形の形状の違
いをある程度統一し、接続箇所決定手段1-2でスペクト
ル距離が近い箇所など、接続箇所を決定し、その箇所で
波形の形状を統一した位相等化音声A´,B´を波形接
続手段1-3で接続することで、波形の形状の違いによっ
て生じる接続歪を軽減させ、接続歪の少ない合成(接続)
音声1-4を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動案内放送や電気製
品の操作説明等に用いる、デジタル録音したメッセージ
音声を編集により合成する録音編集合成方法や、VCV
(Vowel-Consonant-Vowel)や、CV(Consonant-Vowel)の
音声単位を波形上で接続して合成する音声波形接続方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の音声波形接続方法は、図
8ないし図10の装置のブロック図に示すように、音声
A,Bの各音声波形の接続箇所を接続箇所決定手段8-
1,9-1,10-4で決定した後、その接続箇所で波形接続手
段8-2,9-3,ピッチ波形再配置手段10-3やピッチ波形重
合せ手段10-5により音声波形を接続し、合成音声8-3,9
-4,10-6を得ていた。
【0003】また、図9に示すように位相の差による音
声波形の接続歪を避けるために、接続箇所で接続する2
つの音声波形の相互相関を、相互相関係数計算手段9-2
でとり、相互相関の高い部分に接続箇所をシフトして接
続することによって、位相の差による接続歪を軽減して
いた。
【0004】また、図10に示すようにピッチ波形切出し
位置決定手段10-1でピッチ波形のピッチ切り出し位置を
決定し、この決定された位置を、ピッチ波形切出し手段
10-2で、ピッチ波形を切り出し、切り出したピッチ波形
をピッチ波形再配置手段10-3で再配置することで、接続
する2つの音声波形のピッチ周波数を調整し、振幅が最
大位置にすることで位相を合わせていた。そしてピッチ
波形重合せ手段10-5でピッチ波形を重合せ音声波形を接
続していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の音声波形接続方法では、接続箇所決定手段で決定した
音声波形の接続する箇所での位相の違いによって音声波
形の形状が異なる場合があり、その結果、接続した音声
波形が変形して接続歪が発生してしまうという問題があ
った。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、音声波形を接続する場合、接続する音声波形の位相
を等化することによって位相を合わせ、位相の違いから
生じる音声波形の形状の違いによる接続歪を軽減するこ
とを目的とするものである。また、接続する音声波形の
急激な変化による接続歪を軽減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため請求項1記載に係わる音声波形接続方法は、接
続すべき音声波形にマッチドフィルタを掛けてピッチパ
ルス付近にパワーを集中させて位相を等化する位相等化
手段と、位相を等化した音声波形からスペクトル距離が
小さい接続箇所を決定する接続箇所決定手段と、その接
続箇所で位相等化音声を接続する波形接続手段を有す
る。
【0008】請求項2記載に係わる音声波形接続方法
は、接続する音声波形を位相等化する位相等化手段と、
位相等化した音声波形で接続する箇所を決定する接続箇
所決定手段と、位相等化した2つの音声波形の相互相関
をとり、その相互相関が高い箇所を算出する相互相関係
数計算手段と、接続箇所を相互相関係数が最大になる位
置にシフトして音声波形を接続する波形接続手段を有す
る。
【0009】請求項3記載に係わる音声波形接続方法
は、接続する音声波形の位相を等化する位相等化手段
と、接続する音声波形のピッチ波形切り出し窓位置を決
定するピッチ波形切出し窓位置決定手段と、位相等化し
た音声波形のピッチ波形を切り出すピッチ波形切出し手
段と、位相等化した接続する音声波形の接続箇所を決定
する接続箇所決定手段と、前記ピッチ波形切出し手段で
切り出されたピッチ波形を接続箇所で接続する2つの音
声波形のピッチ周波数を合わせ調整するピッチ波形再配
置手段と、ピッチ波形を重合せて音声波形を接続する位
相等化ピッチ波形重ね合わせ手段を有する。
【0010】請求項4記載に係わる音声波形接続方法
は、接続する音声波形のピッチ波形の切出し窓位置を決
定するピッチ波形切出し窓位置決定手段と、音声波形の
ピッチ波形を切り出すピッチ波形切出し手段と、切り出
したピッチ波形ごとにピッチ波形の位相を等化する位相
等化手段と、音声波形のピッチ波形を接続する箇所を決
定する接続箇所決定手段と、接続箇所で接続する2つの
位相等化ピッチ波形のピッチ周波数を合わせ調整する位
相等化ピッチ波形再配置手段と、ピッチ波形を重ね合わ
せて音声波形を接続する位相等化ピッチ波形重合せ手段
を有する。
【0011】請求項5記載に係わる音声波形接続方法
は、接続する音声波形のピッチ波形切り出し窓位置を決
定するピッチ波形切出し窓位置決定手段と、音声波形の
ピッチ波形を切り出すピッチ波形切出し手段と、音声波
形のピッチ波形を接続する箇所を決定する接続箇所決定
手段と、接続する2つの音声波形のピッチ周波数を調整
するピッチ波形再配置手段と、重ね合わせるピッチ波形
を平均したピッチ波形を生成する平均ピッチ波形生成手
段と、平均したピッチ波形を接続箇所に挿入してピッチ
波形を重ね合わせて音声波形を接続するピッチ波形重合
せ手段を有する。
【0012】
【作用】本発明の請求項1記載の発明によれば、接続箇
所での音声波形は、たとえスペクトル距離が近い箇所で
あっても音声波形の位相が合っているとは限らないた
め、接続箇所での音声波形の形状が異なる場合がある。
そのため、音声波形の形状の違いによる接続歪を避ける
ため、図1に示すように接続する音声波形に位相等化手
段1-1で図6(1),(2)に示す音声A,Bに位相等化フィ
ルタ(マッチドフィルタ)を施して図6(3),(4)に示すよ
うな位相等化音声A´,B´を求める。位相等化された
音声波形は位相成分がピッチパルス付近に集中している
ため、音声波形の形状がある程度統一されている。この
ため、形状の違う音声波形を接続することによって生じ
る接続歪を軽減することができ、接続歪が少ない合成
(接続)音声1-4を得ることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、図2に示すように
位相等化された音声を接続する際、接続箇所が決定した
後、相互相関係数計算手段2-3により接続箇所で接続す
る2つの音声波形の相互相関をとり、相互相関係数が最
大になる箇所に接続箇所をシフトさせることによって、
接続箇所の位相を合わせ、前記位相等化されたピッチパ
ルス付近にピークが明確に現れるため、相互相関係数の
最大箇所が正確に検出でき、より正確に位相を合わせる
ことができる。また、接続する音声波形の位相を等化す
ることで音声波形の形状をある程度統一することができ
るため、音声波形の形状の違いによる接続歪が少ない合
成(接続)音声2-5を得ることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、図3に示すように
位相等化手段3-1によって接続する音声波形の位相を等
化する。ピッチ波形切出し窓位置決定手段3-2で音声波
形のピッチ波形を切り出す位置を決定し、ピッチ波形切
出し手段3-3で、その位置を中心に適切な窓関数を用い
て位相等化された音声波形のピッチ波形を切り出す。そ
して、位相等化ピッチ波形再配置手段3-4で切り出した
位相等化されたピッチ波形を再配置して、接続する2つ
の位相等化されたピッチ周波数を合わせ、接続箇所決定
手段3-5で決定した接続する音声波形の接続箇所で位相
等化ピッチ波形重合せ手段3-6によりピッチ波形を重ね
合わせて音声波形を接続する。位相等化された音声波形
はある程度、音声波形の形状が統一されるため、ピッチ
波形を重ね合わせることによる音声波形の形状の崩れが
少なく、滑らかな合成(接続)音声3-7を得ることができ
る。
【0015】請求項4記載の発明は、図4に示すよう
に、ピッチ切出し窓位置決定手段4-1で決定したピッチ
波形切り出し窓位置を中心にピッチ波形切出し手段4-2
でもって音声波形から適切な窓関数でピッチ波形を切り
出し、切り出したピッチ波形ごとに位相等化手段4-3で
位相等化または、零位相化する。そして、位相等化され
たピッチ波形を位相等化ピッチ波形再配置手段4-4で再
配置することで、接続する2つの音声波形のピッチ周波
数を合わせ、接続箇所決定手段4-5で決定した接続する
音声波形の接続箇所で位相等化ピッチ波形重合せ手段4-
6により位相等化されたピッチ波形を重合せて音声波形
を接続する。このように、ピッチ波形ごとに位相を等化
することで、多少ピッチ波形を切り出す位置を誤って
も、ピッチ波形の位相は等化されるため、ピッチ波形ご
との音声波形の形状は統一され、ピッチ波形を重合せて
も音声波形の形状の崩れが少なく、滑らかな合成(接続)
音声4-7を得ることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3、あるい
は請求項4に示すような切り出したピッチ波形を重ね合
わせることにより接続する際、図5に示すように、接続
する2つのピッチ波形を平均した波形を平均ピッチ波形
生成手段5-4で生成し、ピッチ波形重ね合わせ手段5-6で
ピッチ波形を接続するとき、接続箇所に平均したピッチ
波形を挿入する。このように、平均された音声波形が接
続箇所に挿入されることによって、音声波形の急な変化
による接続歪を軽減することができ、滑らかな合成(接
続)音声5-7を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の請求項1ないし5の発明に係
る各実施例を図1ないし図5を用いて説明する。
【0018】図1は本発明の請求項1記載における音声
波形接続方法を実施する装置のブロック図であり、図1
に示すように、接続する2つの音声A,Bの音声波形を
位相等化手段1-1で位相等化法(誉田、守谷「位相等化処
理を用いた音声符号化」日本音響学会音声研究会資料
S84-05(April 23,1984)pp.33-40)等の方法で位相を等
化して位相等化音声A´,B´を得る。この位相等化の
波形図を図6に示し、(1),(2)が位相等化前、(3),(4)
が位相等化後である。
【0019】そして、接続箇所決定手段1-2では、位相
等化音声A´,B´の波形を用いて、接続する音韻内で
のスペクトル距離が最小になる波形接続箇所を決定す
る。そして、波形接続手段1-3で、決定した接続箇所で
音声波形を接続する。図6(1),(2)に示すように音声
A,Bを位相等化すると図6(3),(4)に示すように音声
A´,B´の位相成分がピッチパルス付近に等化される
ため、位相の違いによる音声波形の形状の違いがある程
度なくなり、2つの位相等化音声A´,B´を接続した
場合、位相の違いによる音声波形の形状の違いによって
生じる接続歪を軽減することができ、滑らかな合成(接
続)音声1-4を得ることができる。
【0020】図2は本発明の請求項2記載における音声
波形接続方法を実施する装置のブロック図であり、図2
に示すように、接続する2つの音声A,Bの波形を位相
等化手段2-1で位相を等化すると図6(3),(4)に示すよ
うに位相等化音声A´,B´を得る。そして、接続箇所
決定手段2-2で、位相等化音声A´,B´の波形を用い
て、音声波形を接続する箇所を決定する。そして、相互
相関係数計算手段2-3で(数1)を用いて接続箇所での2
つの位相等化音声A´,B´の相互相関をとり、相互相
関係数が最大になる位置を算出し、波形接続手段2-4に
より修正した位置で接続する。
【0021】
【数1】
【0022】接続箇所修正位置 = k+shift ここで、 ix[k]:接続される位相等化音声の信号 iy[k]:接続する位相等化音声の信号 S[j]:相互相関係数 FL1 :相互相関係数の次数 k :接続箇所 このように、位相等化した音声波形のピッチパルス付近
にパワーを集中させるようなフィルタを施した位相等化
音声A´,B´の信号は、ピッチ波形のピークが明確に
表われるため、相関を正確にとることができ、位相が正
確に合わせられる。また、位相の違いによる音声波形の
形状の違いから生じる接続歪が少ない合成(接続)音声2-
5を得ることができる。
【0023】図3は本発明の請求項3記載における音声
波形接続方法を実施する装置のブロック図であり、図3
に示すように位相等化手段3-1で接続する2つの音声
A,Bを位相等化し、図6(3),(4)に示す位相等化音声
A´,B´を得る。そしてピッチ波形切出し窓位置決定
手段3-2で、前記位相等化手段3-1で求めた位相等化され
た位相等化音声のピッチパルス位置や位相等化された音
声あるいは原音声のピッチ周期ごとのピークの最大位置
等から、ピッチ波形切り出し窓位置を決定した後、ピッ
チ波形切出し手段3-3で前記決定したピッチ波形切り出
し窓位置を中心に、ピッチ周期の2倍程度のハミング
窓、あるいは3倍程度のブラックマン・ハリス窓等、適
切な窓関数を用いて位相等化された音声A´,B´から
位相等化されたピッチ波形を切り出し、位相等化ピッチ
波形再配置手段3-4でピッチ波形を再配置してピッチ周
波数を調整し、位相等化ピッチ波形を接続箇所決定手段
3-5によって決定した接続箇所で位相等化ピッチ波形重
合せ手段3-6を用いて重畳することで接続する。
【0024】このように、接続する音声波形に位相等化
処理を施すことによって、ピッチ波形を重ね合わせて接
続する際、位相の違いによる波形の形状の違いによって
生じる接続歪を軽減することができ、滑らかな合成(接
続)音声3-7を得ることができる。
【0025】図4は本発明の請求項4における音声波形
接続方法を実施する装置のブロック図であり、図4に示
すように、ピッチ波形切出し窓位置決定手段4-1でピッ
チ波形切出し窓位置を決定した後、ピッチ波形切出し手
段4-2でピッチ波形を切り出し、位相等化手段4-3で切り
出したピッチ波形ごとに位相等化または零位相化等の処
理を行い、位相等化または零位相化したピッチ波形を位
相等化ピッチ波形再配置手段4-4で再配置してピッチ周
波数を調整し、接続箇所決定手段4-5で決定した接続箇
所で位相等化ピッチ波形重合せ手段4-6によって、ピッ
チ波形を重ね合わせることで接続する。このことによっ
て、ピッチ波形を重ね合わせて接続する際、位相の違い
に基づく波形の形状の違いにより生じる接続歪を軽減す
ることができ、滑らかな合成(接続)音声4-7を得ること
ができる。
【0026】図5は本発明の請求項5における音声波形
接続方法を実施する装置のブロック図であり、図3,図
4で説明したようにピッチ波形を切り出して音声を接続
する場合、ピッチ波形重合せ手段5-6において接続箇所
でピッチ波形を重ね合わせてピッチを接続する際、平均
ピッチ波形生成手段5-4で重ね合わせる図7(5)に示すピ
ッチ波形2と3の平均波形2+3を図7(5)に示すように接
続する音声波形を挿入する。このことによって、急な音
声波形の変化を回避することができ、接続歪が少ない滑
らかな合成(接続)音声5-7を得ることができる。
【0027】ここで、図7について簡単に説明すると、
(1)は音声波形のピッチ波形を図3〜図5に示すピッチ
波形切出し窓位置決定手段3-2,4-1,5-1で決定した切
り出し窓位置をピッチ波形切出し手段3-3,4-2,5-2に
よって切り出すときのピッチ波形切り出し位置とピッチ
波形切り出し窓を示す。(2),(3)は図3〜図5に示すピ
ッチ波形切出し手段3-3,4-2,5-2で切り出された音声
A,Bの各ピッチ波形1,2,3,4である。(4)は従
来方法による音声A,Bの合成音声を示し、上記(2),
(3)のピッチ波形1〜4を単に合成したものである。
【0028】この場合、音声波形の急激な変化がある
と、図7(4)のように合成するのでは接続歪が生じる
が、図7(5)のように接続箇所にピッチ波2と3の平均
ピッチ波形2+3を挿入することで、接続歪を軽減でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声波形接
続方法は、音声波形のスペクトル距離が近い箇所におい
ても、位相の違いによる音声波形の形状が違うことによ
って生じる接続歪を、音声波形を位相等化することによ
って波形の形状をある程度統一して軽減し、接続歪の少
ない自然で滑らかな合成(接続)音声を得ることができ
る。
【0030】また、接続音声の相互相関をとって位相を
合わせ音声を接続する際、接続音声を位相等化すること
により正確に位相を合わせることができる。
【0031】また、適切な窓関数でピッチ波形を切り出
し、切り出した波形ごとに位相等化や、零位相化して位
相を合わせることによって位相の違いによる波形の形状
の差による接続歪を軽減することができる。
【0032】また、ピッチ波形を重畳して音声を接続す
る際、接続するピッチ波形の平均されたピッチ波形を接
続箇所に挿入することにより音声波形の急激な変化を避
けることができ、滑らかな合成(接続)音声を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の一実施例における音声波形
接続方法の装置構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の請求項2の一実施例における音声波形
接続方法の装置構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の請求項3の一実施例における音声波形
接続方法の装置構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の請求項4の一実施例における音声波形
接続方法の装置構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の請求項5の一実施例における音声波形
接続方法の装置構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の位相等化手段における位相等化音声を
説明する波形図である。
【図7】図5の音声波形接続法を示す図である。
【図8】従来の音声波形の接続方法を示す装置のブロッ
ク図である。
【図9】従来の音声波形の接続方法を示す装置のブロッ
ク図である。
【図10】従来の音声波形の接続方法を示す装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1-1,2-1,3-1,4-3…位相等化手段、 1-2,2-2,3-
5,4-5,5-5,…接続箇所決定手段、 1-3,2-4…波形
接続手段、 2-3…相互相関係数計算手段、 3-2,4-
1,5-1…ピッチ波形切出し窓位置決定手段、 3-3,4-
2,5-2…ピッチ波形切出し手段、 3-4,4-4…位相等化
ピッチ波形再配置手段、 3-6,4-6,5-6…位相等化ピ
ッチ波形重合せ手段、 5-3…ピッチ波形再配置手段、
5-4…平均ピッチ波形生成手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声波形を接続することによって新たな
    音声を合成する際、前記接続する音声波形に位相等化を
    施した位相等化音声を用いて接続することによって、位
    相による音声波形の形状の違いに基づく接続歪を軽減し
    た合成音声を得ることを特徴とする音声波形接続方法。
  2. 【請求項2】 音声波形を接続することによって新たな
    音声を合成する際、前記接続する音声波形に位相等化を
    施した位相等化音声の接続箇所が決定した後、音声波形
    を接続する箇所で接続する音声波形の相互相関をとり、
    前記接続箇所を相互相関が最大の位置にシフトすること
    によって、位相による音声波形の形状の違いに基づく接
    続歪を軽減した合成音声を得ることを特徴とする音声波
    形接続方法。
  3. 【請求項3】 音声波形を接続することによって新たな
    音声を合成する際、前記接続する音声波形に適切な窓関
    数を用いてピッチ波形を切り出し、前記接続する音声波
    形に位相等化を施した位相等化音声に適切な窓関数を用
    いてピッチ波形を切り出し、前記位相等化されたピッチ
    波形を再配置して音声波形のピッチ周波数を合わせ、音
    声波形を接続する箇所で前記位相等化されたピッチ波形
    を重ね合わせることによって、位相による音声波形の形
    状の違いに基づく接続歪を軽減した合成音声を得ること
    を特徴とする音声波形接続方法。
  4. 【請求項4】 音声波形を接続することによって新たな
    音声を合成する際、前記接続する音声波形に適切な窓関
    数を用いてピッチ波形を切り出し、切り出されたピッチ
    波形ごとに位相等化を施したピッチ波形を再配置して音
    声波形のピッチ周波数を合わせ、音声波形を接続する箇
    所で前記位相等化されたピッチ波形を重ね合わせること
    によって、位相による音声波形の形状の違いに基づく接
    続歪を軽減した合成音声を得ることを特徴とする音声波
    形接続方法。
  5. 【請求項5】 音声波形を接続することによって新たな
    音声を合成する際、前記接続する音声波形に適切な窓関
    数を用いてピッチ波形を切り出し、切り出されたピッチ
    波形を再配置して音声波形のピッチ周波数を合わせ、接
    続する2つのピッチ波形を平均したピッチ波形を、音声
    波形を接続する箇所に挿入し、当該接続箇所で前記ピッ
    チ波形と平均したピッチ波形を重ね合わせることによっ
    て、音声波形の急激な変化による接続歪を軽減した合成
    音声を得ることを特徴とする音声波形接続方法。
JP7137054A 1995-06-02 1995-06-02 音声波形接続方法 Pending JPH08335095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7137054A JPH08335095A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 音声波形接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7137054A JPH08335095A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 音声波形接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08335095A true JPH08335095A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15189809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7137054A Pending JPH08335095A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 音声波形接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08335095A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530703A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 ルノー・アンド・オスピー・スピーチ・プロダクツ・ナームローゼ・ベンノートシャープ 音声波形の連結を用いる音声合成
WO2003005342A1 (fr) * 2001-07-02 2003-01-16 Kabushiki Kaisha Kenwood Procede et appareil de couplage de signaux
JP2009109805A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Corp 音声処理装置及びその方法
US8280737B2 (en) 2007-09-06 2012-10-02 Fujitsu Limited Sound signal generating method, sound signal generating device, and recording medium
CN108859941A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 福特全球技术公司 用于怠速-停止期间的发动机声音的方法和系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530703A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 ルノー・アンド・オスピー・スピーチ・プロダクツ・ナームローゼ・ベンノートシャープ 音声波形の連結を用いる音声合成
WO2003005342A1 (fr) * 2001-07-02 2003-01-16 Kabushiki Kaisha Kenwood Procede et appareil de couplage de signaux
US7739112B2 (en) 2001-07-02 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Kenwood Signal coupling method and apparatus
US8280737B2 (en) 2007-09-06 2012-10-02 Fujitsu Limited Sound signal generating method, sound signal generating device, and recording medium
JP5141688B2 (ja) * 2007-09-06 2013-02-13 富士通株式会社 音信号生成方法、音信号生成装置及びコンピュータプログラム
JP2009109805A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Corp 音声処理装置及びその方法
CN108859941A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 福特全球技术公司 用于怠速-停止期间的发动机声音的方法和系统
CN108859941B (zh) * 2017-05-11 2023-09-29 福特全球技术公司 用于怠速-停止期间的发动机声音的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6690805B1 (en) Audio signal noise reduction system
US7974838B1 (en) System and method for pitch adjusting vocals
KR101047194B1 (ko) 사운드 검출 및 위치측정 시스템
US6349277B1 (en) Method and system for analyzing voices
US6519344B1 (en) Audio system
US20070086596A1 (en) Measuring apparatus, measuring method, and sound signal processing apparatus
JPH0997091A (ja) 予め記録された背景音楽のピッチ変化方法およびカラオケシステム
TWI524785B (zh) 用以簡化音響環境之模型的方法以及用以將第一音頻流轉換為第二音頻流的方法及轉換器
US6507820B1 (en) Speech band sampling rate expansion
Stylianou Removing linear phase mismatches in concatenative speech synthesis
JP3265962B2 (ja) 音程変換装置
US6513007B1 (en) Generating synthesized voice and instrumental sound
JPH08335095A (ja) 音声波形接続方法
US4630300A (en) Front-end processor for narrowband transmission
US6771784B2 (en) Sub woofer system
WO2006090553A1 (ja) 音声帯域拡張装置
US7127389B2 (en) Method for encoding and decoding spectral phase data for speech signals
JP2841797B2 (ja) 音声分析・合成装置
Suzuki et al. Time-scale modification of speech signals using cross-correlation functions
EP0421531B1 (en) Device for sound synthesis
JP3263015B2 (ja) 音声素片接続方法及び音声合成装置
JP2654643B2 (ja) 音声分析方法
JP2008262140A (ja) 音程変換装置及び音程変換方法
JPH0965483A (ja) 車室内周波数特性自動補正システム
JP3233543B2 (ja) インパルス駆動点抽出方法およびピッチ波形抽出方法とその装置