JPH08332103A - 衣類用簡易取付ボタン

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(57)【要約】【目的】針と糸を使わずに付けられる、衣類用簡易取
付ボタンを提供する。【構成】ボタンの裏側の中央に先の尖ったねじ状の突
起を設け、その突起の根元に円形溝を設けるとともに、
この突起の一部に孔を設けて、この部分で折れ易くした
ことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、縫わずに付けられる衣
類用簡易取付ボタンに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の衣類用ボタンは、針と糸で縫い付
けていた。しかし、外出先などでは容易に縫い付けられ
なかったり、縫いつける技術がない人には付けられなか
った。また、縫い付けるための時間を必要とした。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、針と糸がな
くても付けられる衣類用簡易取付ボタンの提供を目的と
するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、衣類用簡易取
付ボタンであって、ボタンの裏側の中央に先の尖ったね
じ状の突起を設け、その突起の根元に円形溝を設けると
ともに、この突起に折れ易くするための孔等を設ける手
段を講じたものである。

【０００５】

【作用】本発明は、上記のような手段を講じたので、こ
れを付けるときは、突起を衣類に差し込み、ボタンの頭
を持って突起の根元までねじ込んだ後、指先で突起を折
って取り除く。残った突起の一部とボタンの頭に衣類が
挟まれてボタンが衣類に保持される。

【０００６】

【実施例】以下、図面に示す実施例について、詳細に説
明する。

【０００７】この実施例の衣類用簡易取付ボタンは、ボ
タンが掛けやすいように頭１に足台７を設け、その中央
に円形溝３を介して先の尖ったねじ部４がある突起２を
設け、さらに、突起２を折ったときにこのねじ部４の根
元６が残るように孔５を設けたものであり、プラスチッ
ク成形により安価に大量生産ができる。

【０００８】この実施例のものは、ねじ部４によって、
突起２は容易に衣類を通過するので、大きな穴は開か
ず、ねじ部４の根元６と頭１で挟まれた衣類から容易に
抜けることはない。

【０００９】この実施例で示されるように、孔５によっ
て、道具を必要とせずに指先で足先を除去できるので、
すぐにボタンを取り付けられるとともに、装着後の違和
感がない。

【００１０】ソーイングセットには、一般的な大きさの
ワイシャツボタンが含まれているが、特にワイシャツ着
用者が多いビジネスホテルなどでは、この衣類用簡易取
付ボタンが大いに役立つと思われる。

【００１１】

【発明の効果】本発明は以上に説明したように、針と糸
がなくても、また、技術がなくてもボタン付けができ、
外出先やとっさの時にも短時間で容易にボタンを付ける
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の側面図である。

【図２】実施例の底面図である。

【符号の説明】

１・・頭、２・・突起、３・・円形溝、４・・ねじ部、
５・・孔６・・ねじ部の根元、７・・足台

【特許請求の範囲】