JPH08327124A - 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置の制御方法および空気調和装置Info
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- JPH08327124A JPH08327124A JP7133604A JP13360495A JPH08327124A JP H08327124 A JPH08327124 A JP H08327124A JP 7133604 A JP7133604 A JP 7133604A JP 13360495 A JP13360495 A JP 13360495A JP H08327124 A JPH08327124 A JP H08327124A
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズ
ムを用いて、設計者の意図する多変数制御器を導入し、
最適設計された空気調和装置の制御方法および空気調和
装置を提供する。 【構成】 設定室温Tasと室温Ta との偏差、および設
定吹出温度Tcsと吹出温度Tc との偏差をそれぞれ減算
器1,5で算出するとともに、各偏差の微分値を微分器
3,7で算出し、これらの各偏差および微分値を遺伝的
アルゴリズムを用いたニューラルネットワーク9に入力
して、圧縮機周波数の増加量および室内ファン回転数の
増加量を出力し、該ニューラルネットワーク9の出力を
積分器15,17で積分し、各積分値を用いて室温およ
び吹出温度を制御している。
ムを用いて、設計者の意図する多変数制御器を導入し、
最適設計された空気調和装置の制御方法および空気調和
装置を提供する。 【構成】 設定室温Tasと室温Ta との偏差、および設
定吹出温度Tcsと吹出温度Tc との偏差をそれぞれ減算
器1,5で算出するとともに、各偏差の微分値を微分器
3,7で算出し、これらの各偏差および微分値を遺伝的
アルゴリズムを用いたニューラルネットワーク9に入力
して、圧縮機周波数の増加量および室内ファン回転数の
増加量を出力し、該ニューラルネットワーク9の出力を
積分器15,17で積分し、各積分値を用いて室温およ
び吹出温度を制御している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニューラルネットワー
クと遺伝的アルゴリズムを用いて、設計者の意図する多
変数制御器を導入し、最適設計された空気調和装置の制
御方法および空気調和装置に関する。
クと遺伝的アルゴリズムを用いて、設計者の意図する多
変数制御器を導入し、最適設計された空気調和装置の制
御方法および空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置の室温制御系において、室
温:Ta を設定室温:Tasと一致させるためには、制御
量をTa 、操作量を圧縮機周波数:Hzとするフィード
バック制御器が必要である。また、使用者の快適性を考
慮した室温制御器を構築するためには、直接使用者に風
があたる吹出温度および吹出風速を適切に制御しなけれ
ばならないため、上述したTa −Hz系室温制御器の他
に、制御量を吹出温度または室内熱交換器温度:Tc 、
操作量を室内ファン回転数:RPMinとする吹出温度制
御器を追加する必要がある。
温:Ta を設定室温:Tasと一致させるためには、制御
量をTa 、操作量を圧縮機周波数:Hzとするフィード
バック制御器が必要である。また、使用者の快適性を考
慮した室温制御器を構築するためには、直接使用者に風
があたる吹出温度および吹出風速を適切に制御しなけれ
ばならないため、上述したTa −Hz系室温制御器の他
に、制御量を吹出温度または室内熱交換器温度:Tc 、
操作量を室内ファン回転数:RPMinとする吹出温度制
御器を追加する必要がある。
【0003】これらの2つの制御器を同時に実現し、相
互干渉を起こさずに消費電力量も少ない最適な制御性を
得るためには、制御量をTa ,Tc 、操作量をHz、R
PMinとする2入力−2出力系の制御器を設計する必要
がある。
互干渉を起こさずに消費電力量も少ない最適な制御性を
得るためには、制御量をTa ,Tc 、操作量をHz、R
PMinとする2入力−2出力系の制御器を設計する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気調
和装置の制御系は非線形性が非常に強く、限られた製品
開発期間の中でこの制御器の最適設計を実機試験によっ
て行うことは非常に困難であるため、Ta −Hz系、T
c −RPMin系の制御器、すなわち2つの1入力−1出
力系制御器によってこれらの制御を行っているのが現状
である。
和装置の制御系は非線形性が非常に強く、限られた製品
開発期間の中でこの制御器の最適設計を実機試験によっ
て行うことは非常に困難であるため、Ta −Hz系、T
c −RPMin系の制御器、すなわち2つの1入力−1出
力系制御器によってこれらの制御を行っているのが現状
である。
【0005】更に詳しくは、従来の空気調和装置では、
室温、吹出温度、スーパーヒート量等をそれぞれ個別の
制御器で制御しているが、空気調和装置自身の有する能
力を最大限引き出すためには、それぞれの制御器が互い
に協調して制御を行う必要があり、このために多入力−
多出力系制御器を設計する必要があるけれども、この多
入力−多出力系制御器を設計する従来の状態空間法等で
は制御対象システムの詳細なモデル化が必要である上
に、制御性に設計者の意図を反映しにくいという問題が
ある。
室温、吹出温度、スーパーヒート量等をそれぞれ個別の
制御器で制御しているが、空気調和装置自身の有する能
力を最大限引き出すためには、それぞれの制御器が互い
に協調して制御を行う必要があり、このために多入力−
多出力系制御器を設計する必要があるけれども、この多
入力−多出力系制御器を設計する従来の状態空間法等で
は制御対象システムの詳細なモデル化が必要である上
に、制御性に設計者の意図を反映しにくいという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ニューラルネットワークと遺
伝的アルゴリズムを用いて、設計者の意図する多変数制
御器を導入し、最適設計された空気調和装置の制御方法
および空気調和装置を提供することにある。
その目的とするところは、ニューラルネットワークと遺
伝的アルゴリズムを用いて、設計者の意図する多変数制
御器を導入し、最適設計された空気調和装置の制御方法
および空気調和装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、室温センサと設定室温入
力手段を有する空気調和装置において、前記設定室温入
力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検知さ
れた室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アル
ゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室温と前
記室温との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮
機周波数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワ
ークを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値
を用いて室温を制御することを要旨とする。
め、請求項1記載の本発明は、室温センサと設定室温入
力手段を有する空気調和装置において、前記設定室温入
力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検知さ
れた室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アル
ゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室温と前
記室温との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮
機周波数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワ
ークを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値
を用いて室温を制御することを要旨とする。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記評価関数として圧縮機周波数の変動
の積算値を使用することを要旨とする。
発明において、前記評価関数として圧縮機周波数の変動
の積算値を使用することを要旨とする。
【0009】請求項3記載の本発明は、室温センサ、設
定室温入力手段、吹出温度センサ、および設定吹出温度
入力手段を有する空気調和装置において、前記設定室温
入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検知
された室温との偏差および前記設定吹出温度入力手段で
入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的
アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室温
と前記室温との偏差および該偏差の微分値および前記設
定吹出温度と前記吹出温度との偏差および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファン
回転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワー
クを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を
用いて室温および吹出温度を制御することを要旨とす
る。
定室温入力手段、吹出温度センサ、および設定吹出温度
入力手段を有する空気調和装置において、前記設定室温
入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検知
された室温との偏差および前記設定吹出温度入力手段で
入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的
アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室温
と前記室温との偏差および該偏差の微分値および前記設
定吹出温度と前記吹出温度との偏差および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファン
回転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワー
クを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を
用いて室温および吹出温度を制御することを要旨とす
る。
【0010】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記評価関数として室内ファン回転数の
変動の積算値を使用することを要旨とする。
発明において、前記評価関数として室内ファン回転数の
変動の積算値を使用することを要旨とする。
【0011】請求項5記載の本発明は、室温センサ、設
定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力手
段、スーパーヒート量センサ、および設定スーパーヒー
ト量入力手段を有する空気調和装置において、前記設定
室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで
検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手段で
入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度との偏差、および前記設定スーパーヒート
量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記ス
ーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量と
の偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを
用いて予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との
偏差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温
度との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート
量と前記スーパーヒート量との偏差および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転
数の増加量、およびメカトロ弁開度を出力する階層型ニ
ューラルネットワークを有し、該ニューラルネットワー
クの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスーパ
ーヒート量を制御することを要旨とする。
定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力手
段、スーパーヒート量センサ、および設定スーパーヒー
ト量入力手段を有する空気調和装置において、前記設定
室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで
検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手段で
入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度との偏差、および前記設定スーパーヒート
量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記ス
ーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量と
の偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを
用いて予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との
偏差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温
度との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート
量と前記スーパーヒート量との偏差および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転
数の増加量、およびメカトロ弁開度を出力する階層型ニ
ューラルネットワークを有し、該ニューラルネットワー
クの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスーパ
ーヒート量を制御することを要旨とする。
【0012】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
発明において、前記評価関数としてメカトロ弁開度の変
動幅の積算値を使用することを要旨とする。
発明において、前記評価関数としてメカトロ弁開度の変
動幅の積算値を使用することを要旨とする。
【0013】請求項7記載の本発明は、室温センサ、設
定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力手
段、スーパーヒート量センサ、設定スーパーヒート量入
力手段、室外熱交換器温度センサ、および設定室外熱交
換器温度入力手段を有する空気調和装置において、前記
設定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温セン
サで検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手
段で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検
知された吹出温度との偏差、前記設定スーパーヒート量
入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記スー
パーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量との
偏差、前記設定室外熱交換器温度入力手段で入力された
設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差、
該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温度との
偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート量と前
記スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、前記設
定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏差、
および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増加
量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ弁開度、およ
び室外ファン回転数を出力する階層型ニューラルネット
ワークを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分
値を用いて室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱
交換器温度を制御することを要旨とする。
定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力手
段、スーパーヒート量センサ、設定スーパーヒート量入
力手段、室外熱交換器温度センサ、および設定室外熱交
換器温度入力手段を有する空気調和装置において、前記
設定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温セン
サで検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手
段で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検
知された吹出温度との偏差、前記設定スーパーヒート量
入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記スー
パーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量との
偏差、前記設定室外熱交換器温度入力手段で入力された
設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差、
該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温度との
偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート量と前
記スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、前記設
定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏差、
および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増加
量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ弁開度、およ
び室外ファン回転数を出力する階層型ニューラルネット
ワークを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分
値を用いて室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱
交換器温度を制御することを要旨とする。
【0014】請求項8記載の本発明は、快適感演算手段
と設定快適感入力手段を有する空気調和装置において、
前記設定快適感入力手段で入力された設定快適感と前記
快適感演算手段で演算された快適感との偏差を用いた評
価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学
習され、前記設定快適感と前記演算された快適感との偏
差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増
加量および室内ファン回転数の増加量を出力する階層型
ニューラルネットワークを有し、該ニューラルネットワ
ークの出力の積分値を用いて空気調和系を制御すること
を要旨とする。
と設定快適感入力手段を有する空気調和装置において、
前記設定快適感入力手段で入力された設定快適感と前記
快適感演算手段で演算された快適感との偏差を用いた評
価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学
習され、前記設定快適感と前記演算された快適感との偏
差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増
加量および室内ファン回転数の増加量を出力する階層型
ニューラルネットワークを有し、該ニューラルネットワ
ークの出力の積分値を用いて空気調和系を制御すること
を要旨とする。
【0015】請求項9記載の本発明は、室温センサと設
定室温入力手段を有する空気調和装置において、前記設
定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサ
で検知された室温との偏差を用いた評価関数を有する遺
伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定
室温と前記室温との偏差および該偏差の微分値を入力さ
れ、圧縮機周波数の増加量を出力する階層型ニューラル
ネットワークと、該ニューラルネットワークの出力を積
分する積分器と、該積分器の積分値を用いて室温を制御
するエアコン手段とを有することを要旨とする。
定室温入力手段を有する空気調和装置において、前記設
定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサ
で検知された室温との偏差を用いた評価関数を有する遺
伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定
室温と前記室温との偏差および該偏差の微分値を入力さ
れ、圧縮機周波数の増加量を出力する階層型ニューラル
ネットワークと、該ニューラルネットワークの出力を積
分する積分器と、該積分器の積分値を用いて室温を制御
するエアコン手段とを有することを要旨とする。
【0016】請求項10記載の本発明は、室温センサ、
設定室温入力手段、吹出温度センサ、および設定吹出温
度入力手段を有する空気調和装置において、前記設定室
温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検
知された室温との偏差および前記設定吹出温度入力手段
で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知
された吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室
温と前記室温との偏差および該偏差の微分値および前記
設定吹出温度と前記吹出温度との偏差および該偏差の微
分値を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファ
ン回転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワ
ークと、該ニューラルネットワークの出力を積分する積
分器と、該積分器の積分値を用いて室温および吹出温度
を制御するエアコン手段とを有することを要旨とする。
設定室温入力手段、吹出温度センサ、および設定吹出温
度入力手段を有する空気調和装置において、前記設定室
温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサで検
知された室温との偏差および前記設定吹出温度入力手段
で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知
された吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定室
温と前記室温との偏差および該偏差の微分値および前記
設定吹出温度と前記吹出温度との偏差および該偏差の微
分値を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファ
ン回転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワ
ークと、該ニューラルネットワークの出力を積分する積
分器と、該積分器の積分値を用いて室温および吹出温度
を制御するエアコン手段とを有することを要旨とする。
【0017】請求項11記載の本発明は、室温センサ、
設定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力
手段、スーパーヒート量センサ、および設定スーパーヒ
ート量入力手段を有する空気調和装置において、前記設
定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサ
で検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手段
で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知
された吹出温度との偏差、および前記設定スーパーヒー
ト量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記
スーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量
との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズム
を用いて予め最適学習され、前記設定室温と前記室温と
の偏差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出
温度との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒー
ト量と前記スーパーヒート量との偏差および該偏差の微
分値を入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回
転数の増加量、およびメカトロ弁開度を出力する階層型
ニューラルネットワークと、該ニューラルネットワーク
の出力を積分する積分器と、該積分器の積分値を用いて
室温、吹出温度およびスーパーヒート量を制御するエア
コン手段とを有することを要旨とする。
設定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力
手段、スーパーヒート量センサ、および設定スーパーヒ
ート量入力手段を有する空気調和装置において、前記設
定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温センサ
で検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力手段
で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで検知
された吹出温度との偏差、および前記設定スーパーヒー
ト量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記
スーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量
との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズム
を用いて予め最適学習され、前記設定室温と前記室温と
の偏差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出
温度との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒー
ト量と前記スーパーヒート量との偏差および該偏差の微
分値を入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回
転数の増加量、およびメカトロ弁開度を出力する階層型
ニューラルネットワークと、該ニューラルネットワーク
の出力を積分する積分器と、該積分器の積分値を用いて
室温、吹出温度およびスーパーヒート量を制御するエア
コン手段とを有することを要旨とする。
【0018】請求項12記載の本発明は、室温センサ、
設定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力
手段、スーパーヒート量センサ、設定スーパーヒート量
入力手段、室外熱交換器温度センサ、および設定室外熱
交換器温度入力手段を有する空気調和装置において、前
記設定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温セ
ンサで検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力
手段で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで
検知された吹出温度との偏差、前記設定スーパーヒート
量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記ス
ーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量と
の偏差、前記設定室外熱交換器温度入力手段で入力され
た設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏
差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用い
て予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏
差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温度
との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート量
と前記スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、前
記設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏
差、および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の
増加量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ弁開度、
および室外ファン回転数を出力する階層型ニューラルネ
ットワークと、該ニューラルネットワークの出力を積分
する積分器と、該積分器の積分値を用いて室温、吹出温
度、スーパーヒート量、室外熱交換器温度を制御するエ
アコン手段とを有することを要旨とする。
設定室温入力手段、吹出温度センサ、設定吹出温度入力
手段、スーパーヒート量センサ、設定スーパーヒート量
入力手段、室外熱交換器温度センサ、および設定室外熱
交換器温度入力手段を有する空気調和装置において、前
記設定室温入力手段で入力された設定室温と前記室温セ
ンサで検知された室温との偏差、前記設定吹出温度入力
手段で入力された設定吹出温度と前記吹出温度センサで
検知された吹出温度との偏差、前記設定スーパーヒート
量入力手段で入力された設定スーパーヒート量と前記ス
ーパーヒート量センサで検知されたスーパーヒート量と
の偏差、前記設定室外熱交換器温度入力手段で入力され
た設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏
差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用い
て予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏
差、該偏差の微分値、前記設定吹出温度と前記吹出温度
との偏差、該偏差の微分値、前記設定スーパーヒート量
と前記スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、前
記設定室外熱交換器温度と前記室外熱交換器温度との偏
差、および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の
増加量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ弁開度、
および室外ファン回転数を出力する階層型ニューラルネ
ットワークと、該ニューラルネットワークの出力を積分
する積分器と、該積分器の積分値を用いて室温、吹出温
度、スーパーヒート量、室外熱交換器温度を制御するエ
アコン手段とを有することを要旨とする。
【0019】請求項13記載の本発明は、快適感演算手
段と設定快適感入力手段を有する空気調和装置におい
て、前記設定快適感入力手段で入力された設定快適感と
前記快適感演算手段で演算された快適感との偏差を用い
た評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最
適学習され、前記設定快適感と前記演算された快適感と
の偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数
の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力する階
層型ニューラルネットワークと、該ニューラルネットワ
ークの出力を積分する積分器と、該積分器の積分値を用
いて空調制御を行うエアコン手段とを有することを要旨
とする。
段と設定快適感入力手段を有する空気調和装置におい
て、前記設定快適感入力手段で入力された設定快適感と
前記快適感演算手段で演算された快適感との偏差を用い
た評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最
適学習され、前記設定快適感と前記演算された快適感と
の偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数
の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力する階
層型ニューラルネットワークと、該ニューラルネットワ
ークの出力を積分する積分器と、該積分器の積分値を用
いて空調制御を行うエアコン手段とを有することを要旨
とする。
【0020】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、設定室温と
室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリ
ズムを用いて予め最適学習するニューラルネットワーク
において設定室温と室温との偏差、該偏差の微分値を入
力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該ニューラル
ネットワークの出力の積分値を用いて室温を制御してい
る。
室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリ
ズムを用いて予め最適学習するニューラルネットワーク
において設定室温と室温との偏差、該偏差の微分値を入
力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該ニューラル
ネットワークの出力の積分値を用いて室温を制御してい
る。
【0021】請求項2記載の本発明にあっては、評価関
数として圧縮機周波数の変動の積算値を使用している。
数として圧縮機周波数の変動の積算値を使用している。
【0022】請求項3記載の本発明にあっては、設定室
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差を
用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予
め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定室
温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹
出温度との偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機周
波数の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力
し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を用いて
室温および吹出温度を制御している。
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差を
用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予
め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定室
温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹
出温度との偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機周
波数の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力
し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を用いて
室温および吹出温度を制御している。
【0023】請求項4記載の本発明にあっては、評価関
数として室内ファン回転数の変動の積算値を使用してい
る。
数として室内ファン回転数の変動の積算値を使用してい
る。
【0024】請求項5記載の本発明にあっては、設定室
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、
設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差を用
いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め
最適学習するニューラルネットワークにおいて設定室温
と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出
温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量
とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値を入力し
て、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加
量、メカトロ弁開度を出力し、該ニューラルネットワー
クの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスーパ
ーヒート量を制御している。
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、
設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差を用
いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め
最適学習するニューラルネットワークにおいて設定室温
と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出
温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量
とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値を入力し
て、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加
量、メカトロ弁開度を出力し、該ニューラルネットワー
クの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスーパ
ーヒート量を制御している。
【0025】請求項6記載の本発明にあっては、評価関
数としてメカトロ弁開度の変動幅の積算値を使用してい
る。
数としてメカトロ弁開度の変動幅の積算値を使用してい
る。
【0026】請求項7記載の本発明にあっては、設定室
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、
設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差、設
定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差を用い
た評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最
適学習するニューラルネットワークにおいて設定室温と
室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温
度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量と
スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、設定室外
熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差、該偏差の微
分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回
転数の増加量、メカトロ弁開度、室外ファン回転数を出
力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を用い
て室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱交換器温
度を制御している。
温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、
設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差、設
定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差を用い
た評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最
適学習するニューラルネットワークにおいて設定室温と
室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温
度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量と
スーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、設定室外
熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差、該偏差の微
分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回
転数の増加量、メカトロ弁開度、室外ファン回転数を出
力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を用い
て室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱交換器温
度を制御している。
【0027】請求項8記載の本発明にあっては、設定快
適感と快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的
アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネッ
トワークにおいて設定快適感と快適感との偏差、該偏差
の微分値を入力し、圧縮機周波数の増加量、室内ファン
回転数の増加量を出力し、該ニューラルネットワークの
出力の積分値を用いて空気調和系を制御している。
適感と快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的
アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネッ
トワークにおいて設定快適感と快適感との偏差、該偏差
の微分値を入力し、圧縮機周波数の増加量、室内ファン
回転数の増加量を出力し、該ニューラルネットワークの
出力の積分値を用いて空気調和系を制御している。
【0028】請求項9記載の本発明にあっては、設定室
温と室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アル
ゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネットワ
ークにおいて設定室温と室温との偏差および該偏差の微
分値を入力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該ニ
ューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温を制
御している。
温と室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アル
ゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネットワ
ークにおいて設定室温と室温との偏差および該偏差の微
分値を入力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該ニ
ューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温を制
御している。
【0029】請求項10記載の本発明にあっては、設定
室温と前記室温センサで検知された室温との偏差、設定
吹出温度と吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する
遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラ
ルネットワークにおいて設定室温と室温との偏差、該偏
差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏差、該偏差
の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファ
ン回転数の増加量を出力し、該ニューラルネットワーク
の出力の積分値を用いて室温および吹出温度を制御して
いる。
室温と前記室温センサで検知された室温との偏差、設定
吹出温度と吹出温度との偏差を用いた評価関数を有する
遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラ
ルネットワークにおいて設定室温と室温との偏差、該偏
差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏差、該偏差
の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファ
ン回転数の増加量を出力し、該ニューラルネットワーク
の出力の積分値を用いて室温および吹出温度を制御して
いる。
【0030】請求項11記載の本発明にあっては、設定
室温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定
室温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と
吹出温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒー
ト量とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値を入
力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増
加量、メカトロ弁開度を出力し、該ニューラルネットワ
ークの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスー
パーヒート量を制御している。
室温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定
室温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と
吹出温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒー
ト量とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値を入
力して、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増
加量、メカトロ弁開度を出力し、該ニューラルネットワ
ークの出力の積分値を用いて室温、吹出温度およびスー
パーヒート量を制御している。
【0031】請求項12記載の本発明にあっては、設定
室温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏
差、設定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定
室温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と
吹出温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒー
ト量とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、設
定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差、該偏
差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内フ
ァン回転数の増加量、メカトロ弁開度、室外ファン回転
数を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値
を用いて室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱交
換器温度を制御している。
室温と室温との偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、設定スーパーヒート量とスーパーヒート量との偏
差、設定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習するニューラルネットワークにおいて設定
室温と室温との偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と
吹出温度との偏差、該偏差の微分値、設定スーパーヒー
ト量とスーパーヒート量との偏差、該偏差の微分値、設
定室外熱交換器温度と室外熱交換器温度との偏差、該偏
差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量、室内フ
ァン回転数の増加量、メカトロ弁開度、室外ファン回転
数を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値
を用いて室温、吹出温度、スーパーヒート量、室外熱交
換器温度を制御している。
【0032】請求項13記載の本発明にあっては、設定
快適感と快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネ
ットワークにおいて設定快適感と快適感との偏差、該偏
差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量および室
内ファン回転数の増加量を出力し、該ニューラルネット
ワークの出力の積分値を用いて空調制御を行っている。
快適感と快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネ
ットワークにおいて設定快適感と快適感との偏差、該偏
差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量および室
内ファン回転数の増加量を出力し、該ニューラルネット
ワークの出力の積分値を用いて空調制御を行っている。
【0033】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0034】図1は、本発明の実施例1に係わる空気調
和装置の構成を示す図である。同図に示す空気調和装置
は、ニューラルネットワークおよび遺伝的アルゴリズム
を用いて、室温および吹出温度を制御する2入力−2出
力系フィードバック制御器、すなわち制御量を室温
Ta 、吹出温度Tc とし、操作量を圧縮機周波数Hz、
室内ファン回転数RPMinとして、室温Ta および吹出
温度Tc をそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度T
csに一致させるTa ,Tc −Hz,RPMinの2入力−
2出力系制御器を構成するものである。なお、本実施例
および以下に説明する各実施例では、吹出温度Tc を使
用して説明するが、この吹出温度の代わりに室内熱交換
器温度Tc を使用してもよいものである。
和装置の構成を示す図である。同図に示す空気調和装置
は、ニューラルネットワークおよび遺伝的アルゴリズム
を用いて、室温および吹出温度を制御する2入力−2出
力系フィードバック制御器、すなわち制御量を室温
Ta 、吹出温度Tc とし、操作量を圧縮機周波数Hz、
室内ファン回転数RPMinとして、室温Ta および吹出
温度Tc をそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度T
csに一致させるTa ,Tc −Hz,RPMinの2入力−
2出力系制御器を構成するものである。なお、本実施例
および以下に説明する各実施例では、吹出温度Tc を使
用して説明するが、この吹出温度の代わりに室内熱交換
器温度Tc を使用してもよいものである。
【0035】更に詳しくは、図1に示す空気調和装置
は、図示しない室温センサ、設定室温入力手段、吹出温
度検知センサ、および設定吹出温度入力手段を有する周
波数可変式の空気調和装置であって、室温センサで検知
された室温Ta と設定室温入力手段から入力される設定
室温Tasとの偏差を減算器1で算出し、この偏差を微分
器3で時間微分して微分値(ディジタル制御では、差分
値)を算出するとともに、また吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度Tc と設定吹出温度入力手段で入力された
設定吹出温度Tcsとの偏差を減算器5で算出し、この偏
差を微分器7で時間微分して微分値を算出している。
は、図示しない室温センサ、設定室温入力手段、吹出温
度検知センサ、および設定吹出温度入力手段を有する周
波数可変式の空気調和装置であって、室温センサで検知
された室温Ta と設定室温入力手段から入力される設定
室温Tasとの偏差を減算器1で算出し、この偏差を微分
器3で時間微分して微分値(ディジタル制御では、差分
値)を算出するとともに、また吹出温度センサで検知さ
れた吹出温度Tc と設定吹出温度入力手段で入力された
設定吹出温度Tcsとの偏差を減算器5で算出し、この偏
差を微分器7で時間微分して微分値を算出している。
【0036】このように算出された各偏差値および各微
分値は、階層型ニューラルネットワーク9に入力され、
ニューラルネットワーク9は、これらの各入力からそれ
ぞれの操作量の変化量、すなわち圧縮機周波数Hzおよ
び室内ファン回転数RPMinの変化量を出力する。これ
らの各出力はそれぞれ比例ゲイン11,13を乗算さ
れ、積分器15,17で積分されて、圧縮機周波数Hz
および室内ファン回転数RPMinとしてエアコン/環境
系19に入力され、これにより室温Ta および吹出温度
Tc がそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度Tcsに
一致するように制御されている。
分値は、階層型ニューラルネットワーク9に入力され、
ニューラルネットワーク9は、これらの各入力からそれ
ぞれの操作量の変化量、すなわち圧縮機周波数Hzおよ
び室内ファン回転数RPMinの変化量を出力する。これ
らの各出力はそれぞれ比例ゲイン11,13を乗算さ
れ、積分器15,17で積分されて、圧縮機周波数Hz
および室内ファン回転数RPMinとしてエアコン/環境
系19に入力され、これにより室温Ta および吹出温度
Tc がそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度Tcsに
一致するように制御されている。
【0037】上述したニューラルネットワーク5は、特
性関数に、
性関数に、
【数1】 f(x)=1/{1+exp(−x)} (1) のシグモイド関数を用いた多入力−1出力のユニット
(ニューロン)を用い、前層のすべてのユニットと結合
しており、層内結合を持たないネットワークである。ユ
ニット結合間には、結合の強さを表す“結合荷重:w”
が存在し、あるユニットの出力は、前層のすべての出力
値にそれぞれの結合荷重を乗じ、その値を入力とする特
性関数値を出力する。すなわち、i層j番目のユニット
の出力値をyi,j とすると、
(ニューロン)を用い、前層のすべてのユニットと結合
しており、層内結合を持たないネットワークである。ユ
ニット結合間には、結合の強さを表す“結合荷重:w”
が存在し、あるユニットの出力は、前層のすべての出力
値にそれぞれの結合荷重を乗じ、その値を入力とする特
性関数値を出力する。すなわち、i層j番目のユニット
の出力値をyi,j とすると、
【数2】 によって計算され出力される。
【0038】ニューラルネットワークにおける、学習と
は式(2)におけるユニット間の結合荷重:wを、その
問題に即した適切な値に設定することである。一般に階
層型ニューラルネットワークの学習方法として教師信号
を用いた“バックプロパゲーション・アルゴリズム(誤
差逆伝播法)”が用いられることが多いが、本対象の場
合教師信号である、最適制御を行う制御量を他の方法で
算出することが難しいため、これを容易に適用すること
ができない。
は式(2)におけるユニット間の結合荷重:wを、その
問題に即した適切な値に設定することである。一般に階
層型ニューラルネットワークの学習方法として教師信号
を用いた“バックプロパゲーション・アルゴリズム(誤
差逆伝播法)”が用いられることが多いが、本対象の場
合教師信号である、最適制御を行う制御量を他の方法で
算出することが難しいため、これを容易に適用すること
ができない。
【0039】そこで本発明では、図2に示すように“遺
伝的アルゴリズム(GA)”を用いて、この多変数制御
器用ニューラルネットワークの学習を行う。
伝的アルゴリズム(GA)”を用いて、この多変数制御
器用ニューラルネットワークの学習を行う。
【0040】まず、ニューラルネットワークの結合荷重
をGAの遺伝子としてコーディングする。例えば、結合
荷重を1次元のビット列に置き換えたり、あるいは、階
層構造を持つネットワーク構造の各々の階層ごとに、1
次元のビット列に置き換え、全体として2次元のビット
列にコーディングを行う。
をGAの遺伝子としてコーディングする。例えば、結合
荷重を1次元のビット列に置き換えたり、あるいは、階
層構造を持つネットワーク構造の各々の階層ごとに、1
次元のビット列に置き換え、全体として2次元のビット
列にコーディングを行う。
【0041】そして、学習初期に一様乱数を用いて第一
世代の遺伝子集団を発生させ、これに基づいて制御シミ
ュレーションを行う。次に、この制御シミュレーション
の結果に基づいて、遺伝子としてコーディングされたニ
ューラルネットワーク結合荷重の評価を、次に説明する
空気調和装置特有の評価関数を用いて環境への適合度を
計算し、この適合度を用いて、GAオペレーションであ
る“交叉”、“突然変異”、“淘汰”等を繰り返し、環
境に(評価関数)適合した、最適なニューラルネットワ
ークの結合荷重を生成することができる。
世代の遺伝子集団を発生させ、これに基づいて制御シミ
ュレーションを行う。次に、この制御シミュレーション
の結果に基づいて、遺伝子としてコーディングされたニ
ューラルネットワーク結合荷重の評価を、次に説明する
空気調和装置特有の評価関数を用いて環境への適合度を
計算し、この適合度を用いて、GAオペレーションであ
る“交叉”、“突然変異”、“淘汰”等を繰り返し、環
境に(評価関数)適合した、最適なニューラルネットワ
ークの結合荷重を生成することができる。
【0042】図3、図4、図5に本実施例で使用する評
価関数の説明図を示し、その詳細を以下に説明する。
価関数の説明図を示し、その詳細を以下に説明する。
【0043】
【数3】
【数4】 以上の評価関数に対して以下のように全体の評価関数:
Jを統合し、その遺伝子に対する適合度とする。
Jを統合し、その遺伝子に対する適合度とする。
【0044】
【数5】 J=w1 ・JTa+w2 ・JHz+w3 ・JTc+w4 ・JRPMin +w5 ・JW (8) ただし、w1 〜w5 は評価関数の結合荷重であり、これ
らを調整することにより設計者の意図する制御性を満足
する最適多変数非線形制御器が安価に自動生成すること
ができる。
らを調整することにより設計者の意図する制御性を満足
する最適多変数非線形制御器が安価に自動生成すること
ができる。
【0045】上述した実施例1では、図6に示すよう
に、Ta ,Tc −−Hz,RPMin系の2入力−2出力
非線形制御器が安価に自動生成することができ、相互干
渉の無い室温制御および吹出温度制御が可能である。よ
って、ドラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提
供することができる。また、評価関数に消費電力を考慮
することにより、制御性に関する無駄なエネルギ消費を
防ぐことができ、最低消費電力で目的の室温および吹出
温度を得ることができる。
に、Ta ,Tc −−Hz,RPMin系の2入力−2出力
非線形制御器が安価に自動生成することができ、相互干
渉の無い室温制御および吹出温度制御が可能である。よ
って、ドラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提
供することができる。また、評価関数に消費電力を考慮
することにより、制御性に関する無駄なエネルギ消費を
防ぐことができ、最低消費電力で目的の室温および吹出
温度を得ることができる。
【0046】次に、本発明の実施例2について説明す
る。図7は、実施例2の空気調和装置の構成を示す図で
ある。同図に示す空気調和装置は、図1に示した実施例
1の室温Ta および吹出温度Tc に加えて、スーパーヒ
ート量SHを導入し、制御量を室温Ta 、吹出温度
Tc 、スーパーヒート量SHとし、操作量を圧縮機周波
数Hz、室内ファン回転数RPMin、メカトロ弁開度P
ulseとして、室温Ta 、吹出温度Tc 、スーパーヒート
量SHをそれぞれ設定室温Tas、設定吹出温度Tcs、設
定スーパーヒート量SHに一致させるTa ,Tc ,SH
−Hz,RPMin,Pulseの3入力−3出力系制御器を
構成するものであり、スーパーヒート量SHの制御関係
の追加に伴い、減算器21、微分器23、比例ゲイン2
5、積分器27が追加されるとともに、ニューラルネッ
トワーク91、エアコン/環境系191に変更されてい
る。
る。図7は、実施例2の空気調和装置の構成を示す図で
ある。同図に示す空気調和装置は、図1に示した実施例
1の室温Ta および吹出温度Tc に加えて、スーパーヒ
ート量SHを導入し、制御量を室温Ta 、吹出温度
Tc 、スーパーヒート量SHとし、操作量を圧縮機周波
数Hz、室内ファン回転数RPMin、メカトロ弁開度P
ulseとして、室温Ta 、吹出温度Tc 、スーパーヒート
量SHをそれぞれ設定室温Tas、設定吹出温度Tcs、設
定スーパーヒート量SHに一致させるTa ,Tc ,SH
−Hz,RPMin,Pulseの3入力−3出力系制御器を
構成するものであり、スーパーヒート量SHの制御関係
の追加に伴い、減算器21、微分器23、比例ゲイン2
5、積分器27が追加されるとともに、ニューラルネッ
トワーク91、エアコン/環境系191に変更されてい
る。
【0047】更に具体的に説明すると、空気調和装置の
絞りに電子膨張弁を用いる場合、通常、制御量を SH=Ts −Tev (9) で表されるスーパーヒート量:SH、操作量をメカトロ
弁開度:Pulseとし、SHを設定スーパーヒート量:S
Hs と一致させるようにフィードバック制御を行う。た
だし、Ts :サクションカップ温度、Tev:蒸発温度を
表す。
絞りに電子膨張弁を用いる場合、通常、制御量を SH=Ts −Tev (9) で表されるスーパーヒート量:SH、操作量をメカトロ
弁開度:Pulseとし、SHを設定スーパーヒート量:S
Hs と一致させるようにフィードバック制御を行う。た
だし、Ts :サクションカップ温度、Tev:蒸発温度を
表す。
【0048】しかしながら、冷媒の蒸発温度は冷房時に
おいて、Tev=Tc であり、また、メカトロ弁開度によ
り空気調和装置の能力も変化するので、SH−−Pulse
系の制御器と実施例1記載の制御器とを同時に行うと、
明らかに相互干渉を起こし、ハンチング等を引き起こ
し、制御性が悪化する。
おいて、Tev=Tc であり、また、メカトロ弁開度によ
り空気調和装置の能力も変化するので、SH−−Pulse
系の制御器と実施例1記載の制御器とを同時に行うと、
明らかに相互干渉を起こし、ハンチング等を引き起こ
し、制御性が悪化する。
【0049】そこで本実施例では、これらの制御系を1
つにまとめ、Ta ,Tc ,SH−−Hz,RPMin,P
ulse系の3入力−3出力制御器として、実施例1と同様
に制御器を構成する。
つにまとめ、Ta ,Tc ,SH−−Hz,RPMin,P
ulse系の3入力−3出力制御器として、実施例1と同様
に制御器を構成する。
【0050】実施例2特有の評価関数を図8に示し、以
下に説明を加える。
下に説明を加える。
【0051】
【数6】 以上の評価関数と実施例1記載の評価関数をすべて、
【数7】 J=w1 ・JTa+w2 ・JHz+w3 ・JTc+w4 ・JRPMin +w5 ・JSH+w6 ・JPulse +w7 ・JW (12) のように統合して、各遺伝子の評価関数とする。
【0052】上述した実施例2では、図9に示すよう
に、Ta ,Tc ,SH−−Hz,RPMin,Pulse系の
3入力−3出力非線形制御器が安価に自動生成すること
ができ、相互干渉の無い室温制御、吹出温度制御および
スーパーヒート制御が可能である。よって、ドラフト感
が無く、快適な空調環境を使用者に提供することができ
る。また、評価関数に消費電力を考慮することにより、
制御性に関する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、
最低消費電力で目的の室温、吹出温度およびスーパーヒ
ート量を得ることができる。
に、Ta ,Tc ,SH−−Hz,RPMin,Pulse系の
3入力−3出力非線形制御器が安価に自動生成すること
ができ、相互干渉の無い室温制御、吹出温度制御および
スーパーヒート制御が可能である。よって、ドラフト感
が無く、快適な空調環境を使用者に提供することができ
る。また、評価関数に消費電力を考慮することにより、
制御性に関する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、
最低消費電力で目的の室温、吹出温度およびスーパーヒ
ート量を得ることができる。
【0053】次に、本発明の実施例3について説明す
る。図10は、実施例3の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図7に示した実施
例2に加えて、室外熱交換器温度Te を導入し、制御量
を室温Ta 、吹出温度Tc 、スーパーヒート量SH、室
外熱交換器温度Te とし、操作量を圧縮機周波数Hz、
室内ファン回転数RPMin、メカトロ弁開度Pulse、室
外ファン回転数RPMou t として、室温Ta 、吹出温度
Tc 、スーパーヒート量SH、室外熱交換器温度Te を
それぞれ設定室温Tas、設定吹出温度Tcs、設定スーパ
ーヒート量SHs、設定室外熱交換器温度Tesに一致さ
せるTa ,Tc ,SH,Te −Hz,RPMin,Puls
e,RPMout の4入力−4出力系制御器を構成するも
のであり、室外熱交換器温度Te の制御関係の追加伴
い、減算器29、微分器31、比例ゲイン33、積分器
35が追加されるとともに、ニューラルネットワーク9
2、エアコン/環境系192に変更されている。
る。図10は、実施例3の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図7に示した実施
例2に加えて、室外熱交換器温度Te を導入し、制御量
を室温Ta 、吹出温度Tc 、スーパーヒート量SH、室
外熱交換器温度Te とし、操作量を圧縮機周波数Hz、
室内ファン回転数RPMin、メカトロ弁開度Pulse、室
外ファン回転数RPMou t として、室温Ta 、吹出温度
Tc 、スーパーヒート量SH、室外熱交換器温度Te を
それぞれ設定室温Tas、設定吹出温度Tcs、設定スーパ
ーヒート量SHs、設定室外熱交換器温度Tesに一致さ
せるTa ,Tc ,SH,Te −Hz,RPMin,Puls
e,RPMout の4入力−4出力系制御器を構成するも
のであり、室外熱交換器温度Te の制御関係の追加伴
い、減算器29、微分器31、比例ゲイン33、積分器
35が追加されるとともに、ニューラルネットワーク9
2、エアコン/環境系192に変更されている。
【0054】更に具体的に説明すると、空気調和装置の
最適なマッチング(最大をCOP運転)を実現するため
には、実施例2記載の制御系の他に、制御量を室外熱交
換器温度:Te 、操作量を室外ファン回転数:RPM
out とし、Te と設定室外熱交換器温度Tesとを一致さ
せるように設計された室外熱交換器温度器を追加する必
要がある。しかし、実施例2記載のTa ,Tc ,SH−
−Hz,RPMin,Pulse系制御器と、Te −−RPM
out 系制御器を個別に実装すると、それぞれの制御量が
相互干渉を起こし、ハンチングを引き起こし、安定した
制御を実現できない恐れがある。
最適なマッチング(最大をCOP運転)を実現するため
には、実施例2記載の制御系の他に、制御量を室外熱交
換器温度:Te 、操作量を室外ファン回転数:RPM
out とし、Te と設定室外熱交換器温度Tesとを一致さ
せるように設計された室外熱交換器温度器を追加する必
要がある。しかし、実施例2記載のTa ,Tc ,SH−
−Hz,RPMin,Pulse系制御器と、Te −−RPM
out 系制御器を個別に実装すると、それぞれの制御量が
相互干渉を起こし、ハンチングを引き起こし、安定した
制御を実現できない恐れがある。
【0055】そこで、これらの制御器を図10に示すよ
うに“Ta ,Tc ,SH,Te −−Hz,RPMin,P
ulse,RPMout ”系の4入力−4出力系として考え、
実施例2と同様な手法により、この制御器の設計を行
う。
うに“Ta ,Tc ,SH,Te −−Hz,RPMin,P
ulse,RPMout ”系の4入力−4出力系として考え、
実施例2と同様な手法により、この制御器の設計を行
う。
【0056】実施例3特有の評価関数を図11に示し、
以下に説明を加える。
以下に説明を加える。
【0057】
【数8】 以上の評価関数と実施例2記載の評価関数をすべて、
【数9】 J=w1 ・JTa+w2 ・JHz+w3 ・JTc+w4 ・JRPMin +w5 ・JSH+w6 ・JPulse +w7 ・JTe+w8 ・JRPMout+w9 ・JW (15) のように統合して、各遺伝子の評価関数とする。
【0058】上述した実施例3では、図12に示すよう
に、Ta ,Tc ,SH,Te −−Hz,RPMin,Pul
se,RPMout 系の4入力−4出力非線形制御器が安価
に自動生成することができ、相互干渉の無い室温制御、
吹出温度制御、スーパーヒート制御および室外熱交換器
温度制御が可能である。よって、ドラフト感が無く、快
適な空調環境を使用者に提供することができる。また、
評価関数に消費電力を考慮することにより、制御性に関
する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、最低消費電
力で目的の室温、吹出温度、スーパーヒート量および室
外熱交換器温度を得ることができ、いかなる環境下にお
いても最大効率(COP)運転を行うことができる。
に、Ta ,Tc ,SH,Te −−Hz,RPMin,Pul
se,RPMout 系の4入力−4出力非線形制御器が安価
に自動生成することができ、相互干渉の無い室温制御、
吹出温度制御、スーパーヒート制御および室外熱交換器
温度制御が可能である。よって、ドラフト感が無く、快
適な空調環境を使用者に提供することができる。また、
評価関数に消費電力を考慮することにより、制御性に関
する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、最低消費電
力で目的の室温、吹出温度、スーパーヒート量および室
外熱交換器温度を得ることができ、いかなる環境下にお
いても最大効率(COP)運転を行うことができる。
【0059】次に、本発明の実施例4について説明す
る。図13は、実施例4の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、使用者の快適感P
MVを導入し、制御量を快適感PMVとし、操作量を圧
縮機周波数Hz、室内ファン回転数RPMinとして、快
適感PMVを設定快適感PMVs に一致させるPMV−
Hz,RPMinの1入力−2出力系制御器を構成するも
のであり、快適感PMVと設定快適感PMVs との偏差
を算出する減算器39、この偏差の時間微分を演算する
微分器41、比例ゲイン11,13、積分器15,1
7、エアコン/環境系19、および快適感PMVを演算
するPMV演算手段37を有する。
る。図13は、実施例4の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、使用者の快適感P
MVを導入し、制御量を快適感PMVとし、操作量を圧
縮機周波数Hz、室内ファン回転数RPMinとして、快
適感PMVを設定快適感PMVs に一致させるPMV−
Hz,RPMinの1入力−2出力系制御器を構成するも
のであり、快適感PMVと設定快適感PMVs との偏差
を算出する減算器39、この偏差の時間微分を演算する
微分器41、比例ゲイン11,13、積分器15,1
7、エアコン/環境系19、および快適感PMVを演算
するPMV演算手段37を有する。
【0060】更に具体的に説明すると、従来の空気調和
装置は一般的に室温を設定室温に保つことによって、使
用者の快適感を満足させようとしてきた。しかし、使用
者の快適感を決定する要素としては室温だけではなく、
湿度、輻射等の要素をも含んでいる。そこで、実施例4
では図13に示すように、使用者の快適感として、多く
用いられている“PMV値”を制御量、空気調和装置に
おいてPMV値を変化させるために重要な要素である圧
縮機周波数、室内ファン回転数を操作量とした“PMV
−−Hz,RPMin”系の1入力−2出力系として考
え、実施例1と同様な手法により、この制御器の設計を
行う。
装置は一般的に室温を設定室温に保つことによって、使
用者の快適感を満足させようとしてきた。しかし、使用
者の快適感を決定する要素としては室温だけではなく、
湿度、輻射等の要素をも含んでいる。そこで、実施例4
では図13に示すように、使用者の快適感として、多く
用いられている“PMV値”を制御量、空気調和装置に
おいてPMV値を変化させるために重要な要素である圧
縮機周波数、室内ファン回転数を操作量とした“PMV
−−Hz,RPMin”系の1入力−2出力系として考
え、実施例1と同様な手法により、この制御器の設計を
行う。
【0061】本実施例において、PMV値の算出には、
例えば図14に示すように、空気調和装置に具備した、
室温検出手段、室内湿度検出手段、輻射温度検出手段、
気流速度検出手段、着衣量検出手段、活動量検出手段に
より得られた値より、PMV演算手段によってリアルタ
イムにPMV値の演算を行う。あるいは、空気調和装置
に標準的な状態検出手段と、操作量よりPMV値を推測
し、予め定められたテーブルを参照することによって、
PMV値を得てもよい。
例えば図14に示すように、空気調和装置に具備した、
室温検出手段、室内湿度検出手段、輻射温度検出手段、
気流速度検出手段、着衣量検出手段、活動量検出手段に
より得られた値より、PMV演算手段によってリアルタ
イムにPMV値の演算を行う。あるいは、空気調和装置
に標準的な状態検出手段と、操作量よりPMV値を推測
し、予め定められたテーブルを参照することによって、
PMV値を得てもよい。
【0062】実施例4特有の評価関数を図15に示し、
以下に説明を加える。
以下に説明を加える。
【0063】
【数10】 ただし、PMVs は設定PMV値を表す。この評価関数
と実施例1記載のJHz,JRPMin ,JW を、
と実施例1記載のJHz,JRPMin ,JW を、
【数11】 J=w1 ・JPMV +w2 ・JHz+w3 +JRPMin +w4 ・JW (17) のように統合して、各遺伝子の適合度を計算する。
【0064】上述した実施例4では、図16に示すよう
に、PMV−−Hz,RPMin系の1入力−2出力非線
形制御器を安価に自動生成することができ、相互干渉の
無いPMV(快適感)制御器が可能である。よって、ド
ラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供するこ
とができる。また、評価関数に消費電力を考慮すること
により、制御性に関する無駄なエネルギ消費を防ぐこと
ができ、最低消費電力で目的の快適感(PMV値)を実
現することができる。
に、PMV−−Hz,RPMin系の1入力−2出力非線
形制御器を安価に自動生成することができ、相互干渉の
無いPMV(快適感)制御器が可能である。よって、ド
ラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供するこ
とができる。また、評価関数に消費電力を考慮すること
により、制御性に関する無駄なエネルギ消費を防ぐこと
ができ、最低消費電力で目的の快適感(PMV値)を実
現することができる。
【0065】次に、本発明の実施例5について説明す
る。図17は、実施例5の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図13に示したP
MVを導入した実施例4に対して図10の実施例3で導
入したスーパーヒート量SHおよび室外熱交換器温度T
e を追加したものであり、制御量を快適感PMV、スー
パーヒート量SH、室外熱交換器温度Te とし、操作量
を圧縮機周波数Hz、室内ファン回転数RPMin、メカ
トロ弁開度Pulse、室外ファン回転数RPMoutとし
て、快適感PMV、スーパーヒート量SH、室外熱交換
器温度Te をそれぞれ設定快適感PMVs 、設定スーパ
ーヒート量SHs 、設定室外熱交換器温度Tesに一致さ
せるPMV,SH,Te −Hz,RPMin,Pulse,R
PMout の3入力−4出力系制御器を構成するものであ
り、減算器39,21,29、微分器41,23,3
1、ニューラルネットワーク94、比例ゲイン11,1
3,25,33、積分器15,17,27,35、エア
コン/環境系192、PMV演算手段37を有する。
る。図17は、実施例5の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図13に示したP
MVを導入した実施例4に対して図10の実施例3で導
入したスーパーヒート量SHおよび室外熱交換器温度T
e を追加したものであり、制御量を快適感PMV、スー
パーヒート量SH、室外熱交換器温度Te とし、操作量
を圧縮機周波数Hz、室内ファン回転数RPMin、メカ
トロ弁開度Pulse、室外ファン回転数RPMoutとし
て、快適感PMV、スーパーヒート量SH、室外熱交換
器温度Te をそれぞれ設定快適感PMVs 、設定スーパ
ーヒート量SHs 、設定室外熱交換器温度Tesに一致さ
せるPMV,SH,Te −Hz,RPMin,Pulse,R
PMout の3入力−4出力系制御器を構成するものであ
り、減算器39,21,29、微分器41,23,3
1、ニューラルネットワーク94、比例ゲイン11,1
3,25,33、積分器15,17,27,35、エア
コン/環境系192、PMV演算手段37を有する。
【0066】すなわち、図17に示す実施例5は、実施
例4のPMV制御の構成に、最適冷凍サイクル制御の要
素をつけ加えるために、実施例3の要素を追加して、
“PMV,SH,Te −−Hz,RPMin,Pulse,R
PMout 系の3入力−4出力の制御器と考え、実施例1
と同様の手法によりこの制御器の設計を行う。
例4のPMV制御の構成に、最適冷凍サイクル制御の要
素をつけ加えるために、実施例3の要素を追加して、
“PMV,SH,Te −−Hz,RPMin,Pulse,R
PMout 系の3入力−4出力の制御器と考え、実施例1
と同様の手法によりこの制御器の設計を行う。
【0067】評価関数は、この制御器構成に関係ある前
実施例記載の、JPMV ,JHz,JRP Min ,JSH,J
Pulse ,JTe,JRPMout,JW を、
実施例記載の、JPMV ,JHz,JRP Min ,JSH,J
Pulse ,JTe,JRPMout,JW を、
【数12】 J=w1 ・JPMV +w2 ・JHz+w3 ・JRPMin +w4 ・JSH+w5 ・JPulse +w6 ・JTe+w7 ・JRPMout+w8 ・JW (18) のように統合して、各遺伝子の評価関数とする。
【0068】上述した実施例5では、図18に示すよう
に、PMV,SH,Te −−Hz,RPMin,Pulse,
RPMout 系の3入力−4出力非線形制御器を安価に自
動生成することができ、相互干渉の無いPMV(快適
感)制御器が可能である。よって、ドラフト感が無く、
快適な空調環境を使用者に提供することができる。ま
た、評価関数に消費電力を考慮することにより、制御性
に関する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、最低消
費電力で、目的の快適感(PMV値)を実現することが
できる。また、いかなる環境下においても最大効率(C
OP)で運転することができる。
に、PMV,SH,Te −−Hz,RPMin,Pulse,
RPMout 系の3入力−4出力非線形制御器を安価に自
動生成することができ、相互干渉の無いPMV(快適
感)制御器が可能である。よって、ドラフト感が無く、
快適な空調環境を使用者に提供することができる。ま
た、評価関数に消費電力を考慮することにより、制御性
に関する無駄なエネルギ消費を防ぐことができ、最低消
費電力で、目的の快適感(PMV値)を実現することが
できる。また、いかなる環境下においても最大効率(C
OP)で運転することができる。
【0069】次に、本発明の実施例6について説明す
る。実施例6は、前記実施例1〜実施例5の遺伝的アル
ゴリズム(GA)によるニューラルネットワークの学習
における図2に示した制御シミュレーションにおいて、
少なくとも、 1.外乱として、途中で設定量を変化させた制御シミュ
レーションによって、遺伝子(ニューラルネットワーク
の統合荷重)を評価する。
る。実施例6は、前記実施例1〜実施例5の遺伝的アル
ゴリズム(GA)によるニューラルネットワークの学習
における図2に示した制御シミュレーションにおいて、
少なくとも、 1.外乱として、途中で設定量を変化させた制御シミュ
レーションによって、遺伝子(ニューラルネットワーク
の統合荷重)を評価する。
【0070】2.設定温度の異なる複数の条件の制御シ
ミュレーションによって、遺伝子(ニューラルネットワ
ークの統合荷重)を評価する。
ミュレーションによって、遺伝子(ニューラルネットワ
ークの統合荷重)を評価する。
【0071】3.空調負荷条件の異なる複数のモデルを
用いた制御シミュレーションによって、遺伝子(ニュー
ラルネットワークの統合荷重)を評価する。
用いた制御シミュレーションによって、遺伝子(ニュー
ラルネットワークの統合荷重)を評価する。
【0072】の何れかの評価方法を用いて学習を行う。
【0073】本発明において、単一の制御シミュレーシ
ョンモデル、シミュレーション条件下のみで適合度を計
算すると、その条件のみ最適化された解を求めることに
なり、非常にピーキーな制御器となってしまう恐れがあ
る。そこで、前述のように制御シミュレーションに外乱
を加えることによって、汎用性のある、すなわちロバス
ト性を有する多入力−多出力非線形制御器を構築するこ
とが可能になる。
ョンモデル、シミュレーション条件下のみで適合度を計
算すると、その条件のみ最適化された解を求めることに
なり、非常にピーキーな制御器となってしまう恐れがあ
る。そこで、前述のように制御シミュレーションに外乱
を加えることによって、汎用性のある、すなわちロバス
ト性を有する多入力−多出力非線形制御器を構築するこ
とが可能になる。
【0074】上述した実施例6では、図19に示すよう
に、単一の制御シミュレーションを用いて設計した制御
器に比べて、空調負荷変化に対する制御器のロバスト性
を向上させ、如何なる環境下においても安定した制御が
行える。
に、単一の制御シミュレーションを用いて設計した制御
器に比べて、空調負荷変化に対する制御器のロバスト性
を向上させ、如何なる環境下においても安定した制御が
行える。
【0075】次に、本発明の実施例7について説明す
る。図20は、実施例7の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、石油またはガスを
燃料として燃焼させて、室内空気を加熱し、ファンによ
って加熱空気を室内に供給する暖房装置によって使用者
の快適性を考慮した室温制御を行うものであり、制御量
を室温Ta 、吹出温度Tc とし、操作量を燃料流量q、
ファン回転数RPMとして、室温Ta および吹出温度T
c をそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度Tcsに一
致させるTa ,Tc −q,RPMの2入力−2出力系制
御器を構成するものであり、減算器1,5、微分器3,
7、ニューラルネットワーク95、比例ゲイン37,1
3、積分器39,17、ファンヒータ/環境系41を有
する。この系も実施例1−5と同様に干渉系であるの
で、実施例1と同様の手法により室温制御を行う。
る。図20は、実施例7の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、石油またはガスを
燃料として燃焼させて、室内空気を加熱し、ファンによ
って加熱空気を室内に供給する暖房装置によって使用者
の快適性を考慮した室温制御を行うものであり、制御量
を室温Ta 、吹出温度Tc とし、操作量を燃料流量q、
ファン回転数RPMとして、室温Ta および吹出温度T
c をそれぞれ設定室温Tasおよび設定吹出温度Tcsに一
致させるTa ,Tc −q,RPMの2入力−2出力系制
御器を構成するものであり、減算器1,5、微分器3,
7、ニューラルネットワーク95、比例ゲイン37,1
3、積分器39,17、ファンヒータ/環境系41を有
する。この系も実施例1−5と同様に干渉系であるの
で、実施例1と同様の手法により室温制御を行う。
【0076】図21、図22に本実施例の評価関数の模
式図を示し、以下にその詳細について説明する。
式図を示し、以下にその詳細について説明する。
【0077】
【数13】 以上の評価関数と、実施例1で説明した消費電力に関す
る評価関数:JW に対して以下のように全体の評価関
数:Jを統合し、その遺伝子に対する適合度とする。
る評価関数:JW に対して以下のように全体の評価関
数:Jを統合し、その遺伝子に対する適合度とする。
【0078】
【数14】 J=w1 ・JTa+w2 ・Jq +w3 ・JTc+w4 ・JRPM +w5 ・JQ +w6 ・JW (24) ただし、w1 〜w6 は評価関数の統合荷重であり、これ
らを調整することにより設計者の意図する制御性を満足
する最適多変数非線形制御器が安価に自動生成すること
ができる。
らを調整することにより設計者の意図する制御性を満足
する最適多変数非線形制御器が安価に自動生成すること
ができる。
【0079】上述した実施例7では、図23に示すよう
に、Ta ,Tc −−q,RPM系の2入力−2出力非線
形制御器が安価に自動生成することができ、相互干渉の
無い室温制御および吹出温度制御が可能である。よっ
て、ドラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供
することができる。また、評価関数に燃料消費量および
消費電力を考慮することにより、制御性に関する無駄な
エネルギ消費を防ぐことができ、最低消費電力で、目的
の室温および吹出温度を得ることができる。
に、Ta ,Tc −−q,RPM系の2入力−2出力非線
形制御器が安価に自動生成することができ、相互干渉の
無い室温制御および吹出温度制御が可能である。よっ
て、ドラフト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供
することができる。また、評価関数に燃料消費量および
消費電力を考慮することにより、制御性に関する無駄な
エネルギ消費を防ぐことができ、最低消費電力で、目的
の室温および吹出温度を得ることができる。
【0080】次に、本発明の実施例8について説明す
る。図24は、実施例8の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図20の実施例7
において図13の実施例4と同様に使用者の快適感PM
Vを導入し、制御量を快適感PMVとし、操作量を燃料
流量q、ファン回転数RPMとして、快適感PMVを設
定快適感PMVs に一致させるPVM−q,RPMの1
入力−2出力系制御器を構成するものであり、快適感P
MVと設定快適感PMVs との偏差を算出する減算器3
9、この偏差の時間微分を演算する微分器41、比例ゲ
イン37,13、積分器39,17、ファンヒータ/環
境系41、および快適感PMVを演算するPMV演算手
段43を有する。
る。図24は、実施例8の空気調和装置の構成を示す図
である。同図に示す空気調和装置は、図20の実施例7
において図13の実施例4と同様に使用者の快適感PM
Vを導入し、制御量を快適感PMVとし、操作量を燃料
流量q、ファン回転数RPMとして、快適感PMVを設
定快適感PMVs に一致させるPVM−q,RPMの1
入力−2出力系制御器を構成するものであり、快適感P
MVと設定快適感PMVs との偏差を算出する減算器3
9、この偏差の時間微分を演算する微分器41、比例ゲ
イン37,13、積分器39,17、ファンヒータ/環
境系41、および快適感PMVを演算するPMV演算手
段43を有する。
【0081】更に具体的に説明すると、暖房装置におい
ても一般的に室温を設定室温に保つことによって、使用
者の快適感を満足させようとしてきた。しかし、使用者
の快適感を決定する要素としては室温だけではなく、湿
度、輻射等の要素をも含んでいる。そこで、実施例8で
は図24に示すように、使用者の快適感として、多く用
いられている“PMV値”を制御量、暖房装置において
PMV値を変化させるために重要な要素である燃料流
量、ファン回転数を操作量とした“PMV−−q,RP
M”系の1入力−2出力系として考え、実施例1と同様
な手法により、この制御器の設計を行う。
ても一般的に室温を設定室温に保つことによって、使用
者の快適感を満足させようとしてきた。しかし、使用者
の快適感を決定する要素としては室温だけではなく、湿
度、輻射等の要素をも含んでいる。そこで、実施例8で
は図24に示すように、使用者の快適感として、多く用
いられている“PMV値”を制御量、暖房装置において
PMV値を変化させるために重要な要素である燃料流
量、ファン回転数を操作量とした“PMV−−q,RP
M”系の1入力−2出力系として考え、実施例1と同様
な手法により、この制御器の設計を行う。
【0082】本実施例において、PMV値の算出には、
例えば実施例4の図14に示すように、暖房装置に具備
した室温検出手段、室内湿度検出手段、輻射温度検出手
段、気流速度検出手段、着衣量検出手段、活動量検出手
段により得られた値より、PMV演算手段によってリア
ルタイムにPMV値の演算を行う。あるいは、空気調和
装置に標準的な状態検出手段と、操作量よりPMV値を
推測し、予め定められたテーブルを参照することによっ
て、PMV値を得てもよい。
例えば実施例4の図14に示すように、暖房装置に具備
した室温検出手段、室内湿度検出手段、輻射温度検出手
段、気流速度検出手段、着衣量検出手段、活動量検出手
段により得られた値より、PMV演算手段によってリア
ルタイムにPMV値の演算を行う。あるいは、空気調和
装置に標準的な状態検出手段と、操作量よりPMV値を
推測し、予め定められたテーブルを参照することによっ
て、PMV値を得てもよい。
【0083】実施例8特有の評価関数を図25に示し、
以下に説明を加える。
以下に説明を加える。
【0084】
【数15】 ただし、PMVs は設定PMV値を表す。この評価関数
と実施例7記載のJq ,JRPM ,JQ と、実施例1記載
のJW を、
と実施例7記載のJq ,JRPM ,JQ と、実施例1記載
のJW を、
【数16】 J=w1 ・JPMV +w2 ・Jq +w3 ・JRPM +w4 ・JQ +w5 ・JW (26) のように統合して、各遺伝子の適合度を計算する。
【0085】上述した実施例8では、図26に示すよう
に、PMV−−q,RPMin系の1入力−2出力非線形
制御器を安価に自動生成することができ、相互干渉の無
いPMV(快適感)制御器が可能である。よって、ドラ
フト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供すること
ができる。また、評価関数に消費燃料、消費電力を考慮
することにより、制御性に関する無駄なエネルギ消費を
防ぐことができ、最低消費電力で、目的の快適感(PM
V値)を実現することができる。
に、PMV−−q,RPMin系の1入力−2出力非線形
制御器を安価に自動生成することができ、相互干渉の無
いPMV(快適感)制御器が可能である。よって、ドラ
フト感が無く、快適な空調環境を使用者に提供すること
ができる。また、評価関数に消費燃料、消費電力を考慮
することにより、制御性に関する無駄なエネルギ消費を
防ぐことができ、最低消費電力で、目的の快適感(PM
V値)を実現することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
設定室温と室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネ
ットワークにおいて設定室温と室温との偏差、該偏差の
微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該
ニューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温を
制御しているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境
を提供できる。
設定室温と室温との偏差を用いた評価関数を有する遺伝
的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニューラルネ
ットワークにおいて設定室温と室温との偏差、該偏差の
微分値を入力して、圧縮機周波数の増加量を出力し、該
ニューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温を
制御しているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境
を提供できる。
【0087】また、本発明によれば、設定室温と室温と
の偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差を用いた評価
関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習
するニューラルネットワークにおいて設定室温と室温と
の偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との
偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加
量および室内ファン回転数の増加量を出力し、該ニュー
ラルネットワークの出力の積分値を用いて室温および吹
出温度を制御しているので、ドラフト感が無く、快適な
空調環境を提供できる。
の偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差を用いた評価
関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習
するニューラルネットワークにおいて設定室温と室温と
の偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との
偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機周波数の増加
量および室内ファン回転数の増加量を出力し、該ニュー
ラルネットワークの出力の積分値を用いて室温および吹
出温度を制御しているので、ドラフト感が無く、快適な
空調環境を提供できる。
【0088】更に、本発明によれば、設定室温と室温と
の偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、設定スーパ
ーヒート量とスーパーヒート量との偏差を用いた評価関
数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習す
るニューラルネットワークにおいて設定室温と室温との
偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量とスーパー
ヒート量との偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機
周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ
弁開度を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積
分値を用いて室温、吹出温度およびスーパーヒート量を
制御しているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境
を提供できる。
の偏差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、設定スーパ
ーヒート量とスーパーヒート量との偏差を用いた評価関
数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習す
るニューラルネットワークにおいて設定室温と室温との
偏差、該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏
差、該偏差の微分値、設定スーパーヒート量とスーパー
ヒート量との偏差、該偏差の微分値を入力して、圧縮機
周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量、メカトロ
弁開度を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積
分値を用いて室温、吹出温度およびスーパーヒート量を
制御しているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境
を提供できる。
【0089】本発明によれば、設定室温と室温との偏
差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、設定スーパーヒ
ート量とスーパーヒート量との偏差、設定室外熱交換器
温度と室外熱交換器温度との偏差を用いた評価関数を有
する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニュ
ーラルネットワークにおいて設定室温と室温との偏差、
該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏差、該
偏差の微分値、設定スーパーヒート量とスーパーヒート
量との偏差、該偏差の微分値、設定室外熱交換器温度と
室外熱交換器温度との偏差、該偏差の微分値を入力し
て、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加
量、メカトロ弁開度、室外ファン回転数を出力し、該ニ
ューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温、吹
出温度、スーパーヒート量、室外熱交換器温度を制御し
ているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境を提供
できる。
差、設定吹出温度と吹出温度との偏差、設定スーパーヒ
ート量とスーパーヒート量との偏差、設定室外熱交換器
温度と室外熱交換器温度との偏差を用いた評価関数を有
する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習するニュ
ーラルネットワークにおいて設定室温と室温との偏差、
該偏差の微分値、設定吹出温度と吹出温度との偏差、該
偏差の微分値、設定スーパーヒート量とスーパーヒート
量との偏差、該偏差の微分値、設定室外熱交換器温度と
室外熱交換器温度との偏差、該偏差の微分値を入力し
て、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加
量、メカトロ弁開度、室外ファン回転数を出力し、該ニ
ューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温、吹
出温度、スーパーヒート量、室外熱交換器温度を制御し
ているので、ドラフト感が無く、快適な空調環境を提供
できる。
【0090】本発明によれば、設定快適感と快適感との
偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用
いて予め最適学習するニューラルネットワークにおいて
設定快適感と快適感との偏差、該偏差の微分値を入力
し、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量
を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を
用いて空気調和系を制御しているので、ドラフト感が無
く、快適な空調環境を提供できる。
偏差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用
いて予め最適学習するニューラルネットワークにおいて
設定快適感と快適感との偏差、該偏差の微分値を入力
し、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量
を出力し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を
用いて空気調和系を制御しているので、ドラフト感が無
く、快適な空調環境を提供できる。
【図1】本発明の実施例1に係わる空気調和装置の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】実施例1に使用される遺伝的アルゴリズムによ
るニューラルネットワークの学習を示す図である。
るニューラルネットワークの学習を示す図である。
【図3】実施例1の室温制御性に関する評価関数を示す
図である。
図である。
【図4】実施例1の吹出温度制御性に関する評価関数を
示す図である。
示す図である。
【図5】実施例1の消費電力制御性に関する評価関数を
示す図である。
示す図である。
【図6】実施例1の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例1の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例1の効果を示している。
【図7】実施例2の構成を示す図である。
【図8】実施例2のスーパーヒート制御に関する評価関
数を示す図である。
数を示す図である。
【図9】実施例2の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×3の効果を示
し、(b)は実施例2の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×3の効果を示
し、(b)は実施例2の効果を示している。
【図10】実施例3の構成を示す図である。
【図11】実施例3の室外熱交換器温度制御に関する評
価関数を示す図である。
価関数を示す図である。
【図12】実施例3の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×4の効果を示
し、(b)は実施例3の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×4の効果を示
し、(b)は実施例3の効果を示している。
【図13】実施例4の構成を示す図である。
【図14】実施例4に使用されるPMV演算手段の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図15】実施例4のPMV制御に関する評価関数を示
す図である。
す図である。
【図16】実施例4の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例4の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例4の効果を示している。
【図17】実施例5の構成を示す図である。
【図18】実施例5の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×4の効果を示
し、(b)は実施例5の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×4の効果を示
し、(b)は実施例5の効果を示している。
【図19】実施例6の効果を示す図であり、(a)はロ
バスト性を考慮しない(実施例1)の場合の効果を示
し、(b)はロバスト性を考慮した(実施例1+6)の
効果を示している。
バスト性を考慮しない(実施例1)の場合の効果を示
し、(b)はロバスト性を考慮した(実施例1+6)の
効果を示している。
【図20】実施例7の構成を示す図である。
【図21】実施例7の室温制御性に関する評価関数を示
す図である。
す図である。
【図22】実施例7の吹出温度制御性に関する評価関数
を示す図である。
を示す図である。
【図23】実施例7の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例7の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例7の効果を示している。
【図24】実施例8の構成を示す図である。
【図25】実施例8のPMV制御に関する評価関数を示
す図である。
す図である。
【図26】実施例8の効果を従来と比較した図であり、
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例8の効果を示している。
(a)は従来の1入力−1出力制御器×2の効果を示
し、(b)は実施例8の効果を示している。
1,5 減算器 3,7 微分器 9 ニューラルネットワーク 11,13 比例ゲイン 15,17 積分器 19 エアコン/環境系
Claims (13)
- 【請求項1】 室温センサと設定室温入力手段を有する
空気調和装置において、前記設定室温入力手段で入力さ
れた設定室温と前記室温センサで検知された室温との偏
差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用い
て予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差
および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増加
量を出力する階層型ニューラルネットワークを有し、該
ニューラルネットワークの出力の積分値を用いて室温を
制御することを特徴とする空気調和装置の制御方法。 - 【請求項2】 前記評価関数として圧縮機周波数の変動
の積算値を使用することを特徴とする請求項1記載の空
気調和装置の制御方法。 - 【請求項3】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出温
度センサ、および設定吹出温度入力手段を有する空気調
和装置において、前記設定室温入力手段で入力された設
定室温と前記室温センサで検知された室温との偏差およ
び前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹出温度
と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との偏差を
用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予
め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差およ
び該偏差の微分値および前記設定吹出温度と前記吹出温
度との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周
波数の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力す
る階層型ニューラルネットワークを有し、該ニューラル
ネットワークの出力の積分値を用いて室温および吹出温
度を制御することを特徴とする空気調和装置の制御方
法。 - 【請求項4】 前記評価関数として室内ファン回転数の
変動の積算値を使用することを特徴とする請求項3記載
の空気調和装置の制御方法。 - 【請求項5】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出温
度センサ、設定吹出温度入力手段、スーパーヒート量セ
ンサ、および設定スーパーヒート量入力手段を有する空
気調和装置において、前記設定室温入力手段で入力され
た設定室温と前記室温センサで検知された室温との偏
差、前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹出温
度と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との偏
差、および前記設定スーパーヒート量入力手段で入力さ
れた設定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量セン
サで検知されたスーパーヒート量との偏差を用いた評価
関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習
され、前記設定室温と前記室温との偏差、該偏差の微分
値、前記設定吹出温度と前記吹出温度との偏差、該偏差
の微分値、前記設定スーパーヒート量と前記スーパーヒ
ート量との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮
機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量、および
メカトロ弁開度を出力する階層型ニューラルネットワー
クを有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を
用いて室温、吹出温度およびスーパーヒート量を制御す
ることを特徴とする空気調和装置の制御方法。 - 【請求項6】 前記評価関数としてメカトロ弁開度の変
動幅の積算値を使用することを特徴とする請求項5記載
の空気調和装置の制御方法。 - 【請求項7】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出温
度センサ、設定吹出温度入力手段、スーパーヒート量セ
ンサ、設定スーパーヒート量入力手段、室外熱交換器温
度センサ、および設定室外熱交換器温度入力手段を有す
る空気調和装置において、前記設定室温入力手段で入力
された設定室温と前記室温センサで検知された室温との
偏差、前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹出
温度と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との偏
差、前記設定スーパーヒート量入力手段で入力された設
定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量センサで検
知されたスーパーヒート量との偏差、前記設定室外熱交
換器温度入力手段で入力された設定室外熱交換器温度と
前記室外熱交換器温度との偏差を用いた評価関数を有す
る遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記
設定室温と前記室温との偏差、該偏差の微分値、前記設
定吹出温度と前記吹出温度との偏差、該偏差の微分値、
前記設定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量との
偏差、該偏差の微分値、前記設定室外熱交換器温度と前
記室外熱交換器温度との偏差、および該偏差の微分値を
入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転数の
増加量、メカトロ弁開度、および室外ファン回転数を出
力する階層型ニューラルネットワークを有し、該ニュー
ラルネットワークの出力の積分値を用いて室温、吹出温
度、スーパーヒート量、室外熱交換器温度を制御するこ
とを特徴とする空気調和装置の制御方法。 - 【請求項8】 快適感演算手段と設定快適感入力手段を
有する空気調和装置において、前記設定快適感入力手段
で入力された設定快適感と前記快適感演算手段で演算さ
れた快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的ア
ルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定快適感
と前記演算された快適感との偏差および該偏差の微分値
を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファン回
転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワーク
を有し、該ニューラルネットワークの出力の積分値を用
いて空気調和系を制御することを特徴とする空気調和装
置の制御方法。 - 【請求項9】 室温センサと設定室温入力手段を有する
空気調和装置において、前記設定室温入力手段で入力さ
れた設定室温と前記室温センサで検知された室温との偏
差を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用い
て予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差
および該偏差の微分値を入力され、圧縮機周波数の増加
量を出力する階層型ニューラルネットワークと、該ニュ
ーラルネットワークの出力を積分する積分器と、該積分
器の積分値を用いて室温を制御するエアコン手段とを有
することを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項10】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出
温度センサ、および設定吹出温度入力手段を有する空気
調和装置において、前記設定室温入力手段で入力された
設定室温と前記室温センサで検知された室温との偏差お
よび前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹出温
度と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との偏差
を用いた評価関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて
予め最適学習され、前記設定室温と前記室温との偏差お
よび該偏差の微分値および前記設定吹出温度と前記吹出
温度との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮機
周波数の増加量および室内ファン回転数の増加量を出力
する階層型ニューラルネットワークと、該ニューラルネ
ットワークの出力を積分する積分器と、該積分器の積分
値を用いて室温および吹出温度を制御するエアコン手段
とを有することを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項11】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出
温度センサ、設定吹出温度入力手段、スーパーヒート量
センサ、および設定スーパーヒート量入力手段を有する
空気調和装置において、前記設定室温入力手段で入力さ
れた設定室温と前記室温センサで検知された室温との偏
差、前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹出温
度と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との偏
差、および前記設定スーパーヒート量入力手段で入力さ
れた設定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量セン
サで検知されたスーパーヒート量との偏差を用いた評価
関数を有する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習
され、前記設定室温と前記室温との偏差、該偏差の微分
値、前記設定吹出温度と前記吹出温度との偏差、該偏差
の微分値、前記設定スーパーヒート量と前記スーパーヒ
ート量との偏差および該偏差の微分値を入力され、圧縮
機周波数の増加量、室内ファン回転数の増加量、および
メカトロ弁開度を出力する階層型ニューラルネットワー
クと、該ニューラルネットワークの出力を積分する積分
器と、該積分器の積分値を用いて室温、吹出温度および
スーパーヒート量を制御するエアコン手段とを有するこ
とを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項12】 室温センサ、設定室温入力手段、吹出
温度センサ、設定吹出温度入力手段、スーパーヒート量
センサ、設定スーパーヒート量入力手段、室外熱交換器
温度センサ、および設定室外熱交換器温度入力手段を有
する空気調和装置において、前記設定室温入力手段で入
力された設定室温と前記室温センサで検知された室温と
の偏差、前記設定吹出温度入力手段で入力された設定吹
出温度と前記吹出温度センサで検知された吹出温度との
偏差、前記設定スーパーヒート量入力手段で入力された
設定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量センサで
検知されたスーパーヒート量との偏差、前記設定室外熱
交換器温度入力手段で入力された設定室外熱交換器温度
と前記室外熱交換器温度との偏差を用いた評価関数を有
する遺伝的アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前
記設定室温と前記室温との偏差、該偏差の微分値、前記
設定吹出温度と前記吹出温度との偏差、該偏差の微分
値、前記設定スーパーヒート量と前記スーパーヒート量
との偏差、該偏差の微分値、前記設定室外熱交換器温度
と前記室外熱交換器温度との偏差、および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量、室内ファン回転
数の増加量、メカトロ弁開度、および室外ファン回転数
を出力する階層型ニューラルネットワークと、該ニュー
ラルネットワークの出力を積分する積分器と、該積分器
の積分値を用いて室温、吹出温度、スーパーヒート量、
室外熱交換器温度を制御するエアコン手段とを有するこ
とを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項13】 快適感演算手段と設定快適感入力手段
を有する空気調和装置において、前記設定快適感入力手
段で入力された設定快適感と前記快適感演算手段で演算
された快適感との偏差を用いた評価関数を有する遺伝的
アルゴリズムを用いて予め最適学習され、前記設定快適
感と前記演算された快適感との偏差および該偏差の微分
値を入力され、圧縮機周波数の増加量および室内ファン
回転数の増加量を出力する階層型ニューラルネットワー
クと、該ニューラルネットワークの出力を積分する積分
器と、該積分器の積分値を用いて空調制御を行うエアコ
ン手段とを有することを特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133604A JPH08327124A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133604A JPH08327124A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327124A true JPH08327124A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15108692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133604A Pending JPH08327124A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08327124A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-05-31 JP JP7133604A patent/JPH08327124A/ja active Pending
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