JPH0832590A - バッファメモリ読出し順序決定回路及び決定方法 - Google Patents

バッファメモリ読出し順序決定回路及び決定方法

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JPH0832590A
JPH0832590A JP16354394A JP16354394A JPH0832590A JP H0832590 A JPH0832590 A JP H0832590A JP 16354394 A JP16354394 A JP 16354394A JP 16354394 A JP16354394 A JP 16354394A JP H0832590 A JPH0832590 A JP H0832590A
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JP
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read order
cells
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JP16354394A
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English (en)
Inventor
Satoshi Karasawa
智 柄沢
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルの帯域制限及びCDVの抑圧を確保しつ
つ、セルの読出し遅延を押さえる。 【構成】 各種類のセルの読出し順序を記憶している読
出し順序記憶手段13を備え、バッファメモリから出力
させるセルの読出し順序を決定するバッファメモリ読出
し順序決定回路10に関する。読出した読出し順序が空
セル以外のものであるときにそのセル種類のセルを次に
読出すまでの間隔を決定するセル読出し間隔決定手段1
1が、読出し順序読出し制御手段14、16によって読
出された読出し順序のセル種類のセルがバッファメモリ
内に存在するか否かに応じてセル読出し間隔を変更す
る。本来同一の順序と決定されたM種類のセルの読出し
順序を順次読出したときに、その直後のN個(N≦M−
1)の読出し順序が空セルに係るものであればこれらN
個の読出し順序の読出しを省略させる読出しスキップ手
段15〜17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッファメモリ読出し
順序決定回路及び決定方法に関し、特に、非同期転送モ
ード網(以下、ATM網と呼ぶ)に設けられているセル
のシェーピング回路(以下、シェーパと呼ぶ)に適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
文献『豊島鑑、佐藤陽一著、「ATM網におけるVPト
ラヒックシェイパの検討」、信学技報、CS93-136,pp23-
29(Nov.1993.) 』 シェーパとは、上記文献にも述べられているように、セ
ルトラヒック制御の一機能であるシェーピング機能を実
現するものである。すなわち、セル流の持つセル遅延揺
らぎ(以下、CDVと呼ぶ)を除去し、セル流の帯域を
ピークセルレート等で規定される規定値に制限するもの
である。
【0003】シェーパは、送信ユーザ側の装置(例えば
セル多重化装置)の出力部や、ネットワークへの出力部
や、ネットワークから受信ユーザ側への出力部(例えば
クロスコネクト装置の出力部)等に配備される。
【0004】シェーパは、シェーパへの入力セルを、単
一又は複数のバーチャルパス(VP)でなるシェーピン
グ単位毎に分離し、分離したセル流をシェーピングし、
再度多重して送出するものである。具体的には、シェー
パに入力されたセルをそのまま一旦バッファメモリに書
き込み、各シェーピング単位の出力時刻に該当するセル
をバッファメモリから読出すことによってシェーピング
機能を実現する。
【0005】CDVを受けたセルはそのセル間隔が変化
している。例えば、大きなCDVを受けたセルは遅延が
大きく、1つ前のセルとのセル間隔が広がり、逆に1つ
後ろとのセル間隔が縮まってしまう。シェーパは、バッ
ファメモリよりセルを読み出す際は一定間隔でセルを読
み出すので、上述のようなセル間隔の変動はバッファメ
モリで吸収される。また、セルを一定間隔で読み出すこ
とはセル流の持つ帯域を制限することにもなる。
【0006】従来、バッファメモリからセルを読出す方
法としては、上記文献に記述されているように二つの方
法があった。
【0007】(1) 高速出力法:セルを一旦バッファメモ
リに書き込んだ後、その入力セル流のピークセルレート
よりも高速なセルレートでシェーピング単位毎にバッフ
ァメモリから読出す方法である。セル流の持つCDV
は、セルの絶対遅延に変換されて除去される。なお、シ
ェーパでの遅延時間は高速なクロックの分だけ後述する
完全除去法より少ない。
【0008】(2) 完全除去法:セルを一旦バッファメモ
リに書き込んだ後、その入力セル流のピークセルレート
でシェーピング単位毎に読出す方法である。セル流の持
つCDVは高速出力法と同様にセルの絶対遅延に変換さ
れて除去される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッフ
ァメモリからの読出し法として、上述の高速出力法又は
完全除去法を採用しているシェーパは、入力セル流が有
するCDVを除去することができるが、セルの遅延時間
を増加させてしまうことがあるという課題がある。つま
り、バッファメモリから読み出されてしまった直後に、
そのシェーピング単位のセルが到着した場合には、その
セルは次のバッファメモリからの読出しまで待たなけれ
ばならない。帯域の小さなセル流、言い換えると、セル
読出し間隔が大きなセル流にとっては、この遅延時間は
大きな問題となる。
【0010】また、高速出力法では、バッファメモリの
収容設計を出力速度を考慮して行なう必要があってバッ
ファメモリの容量がかなり大きくなり、その収容率が低
下するという課題もある。
【0011】そのため、バッファメモリの容量をさほど
大きくすることなく、シェーピングに係る処理遅延時間
を短くできるバッファメモリ読出し順序決定回路及び方
法が望まれている。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、セルをその種類毎にバッ
ファリングしているバッファメモリから出力させるセル
の読出し順序を決定するバッファメモリ読出し順序決定
回路であって、空セルの読出し順序を含め、各種類のセ
ルの読出し順序を1個ずつ記憶している読出し順序記憶
手段と、この読出し順序記憶手段から、今回のセルの読
出しタイミングでの空セルを含めたセル種類を読出し順
序として読出す読出し順序読出し制御手段と、読出した
読出し順序が空セル以外のものであるときにそのセル種
類のセルを次に読出すまでの間隔を決定するセル読出し
間隔決定手段と、今回の読出し順序と決定された間隔と
から次に読出す順序を得て読出し順序記憶手段に書込む
次回読出し順序書込み制御手段とを有するバッファメモ
リ読出し順序決定回路において、セル読出し間隔決定手
段が、読出し順序読出し制御手段によって読出された読
出し順序のセル種類のセルがバッファメモリ内に存在す
るか否かに応じて、出力する間隔の値を変更することを
特徴とする。
【0013】また、第2の本発明は、第1の本発明と同
じバッファメモリ読出し順序決定回路を前提とし、次回
読出し順序書込み制御手段によって本来同一の順序と決
定されたM種類のセルの読出し順序を順次読出したとき
に、その直後のN個(N≦M−1)の読出し順序が空セ
ルに係るものであればこれらN個の読出し順序の読出し
を省略させる読出しスキップ手段を設けたことを特徴と
する。
【0014】第3の本発明は、セルをその種類毎にバッ
ファリングしているバッファメモリから出力させるセル
の読出し順序を決定するバッファメモリ読出し順序決定
方法であって、空セルの読出し順序を含め、各種類のセ
ルの読出し順序を1個ずつ記憶している読出し順序記憶
手段から、今回のセルの読出しタイミングでの空セルを
含めたセル種類を読出し順序として読出し、読出した読
出し順序が空セル以外のものであるときにそのセル種類
のセルを次に読出すまでの間隔を決定し、今回の読出し
順序と決定された間隔とから次に読出す順序を得て読出
し順序記憶手段に書込むバッファメモリ読出し順序決定
方法において、読出し順序記憶手段から読出された読出
し順序のセル種類のセルがバッファメモリ内に存在する
か否かに応じて、上記間隔の値を変更することを特徴と
する。
【0015】また、第4の本発明は、第3の本発明と同
じバッファメモリ読出し順序決定方法を前提とし、本来
同一の順序と決定されたM種類のセルの読出し順序を順
次読出したときに、その直後のN個(N≦M−1)の読
出し順序が空セルに係るものであればこれらN個の読出
し順序の読出しを省略させることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1及び第3の本発明は、物の発明及び方法の
発明という相違はあるが、共に、読出し順序記憶手段か
ら読出された読出し順序のセル種類のセルがバッファメ
モリ内に存在するか否かに応じて、読出された読出し順
序のセル種類のセルを次に読出すまでの間隔を変更する
ことにより、バッファメモリにセルがない状態からセル
が格納された状態に変化したときにも遅延なく読み出せ
るようにする一方、セルがバッファメモリに格納されて
いる際には所定間隔での読出しを可能とし、セルの帯域
制限及びCDVの抑制を達成するものである。
【0017】第2及び第4の本発明は、物の発明及び方
法の発明という相違はあるが、共に、本来同一の順序と
決定されたM種類のセルの読出し順序を順次読出すこと
によりそれ以降の有効なセルの読出しが遅延されること
を防止するため、本来同一の順序と決定されたM種類の
セルの読出し順序を順次読出したときに、その直後のN
個(N≦M−1)の読出し順序が空セルに係るものであ
ればこれらN個の読出し順序の読出しを省略させ、それ
以降の有効なセルの読出しを早めることで、セル遅延を
抑制するものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明によるバッファメモリ読出し順
序決定回路の一実施例を図面を参照しながら詳述する。
なお、この実施例においては、説明の簡単化のために、
シェーピング単位がVP毎であるとしている。
【0019】ここで、図1がこの実施例のバッファメモ
リ読出し順序決定回路の概略構成を示すブロック図であ
り、図2はバッファメモリ読出し順序決定回路のシェー
パ上での位置を示すものである。
【0020】図2において、シェーピング単位(VP)
毎に分離されたセルは、そのセルのVPI(バーチャル
パス識別子)が与えられたバッファメモリ制御部21に
よって、バッファメモリ20のそのVPIに係るエリア
の最後尾にキューイングされる。バッファメモリ制御部
21には、図1に詳細を示すこの実施例のバッファメモ
リ読出し順序決定回路10からVPIでなるバッファメ
モリ読出し順序(115)が与えられ、このとき、バッ
ファメモリ制御部21は、そのバッファメモリ読出し順
序(VPI)が規定するバッファメモリ20のエリアか
ら最古のセルを出力させ、また、そのエリアにキューイ
ングされているセル数(送出前のセル数)をバッファメ
モリ読出し順序決定回路10を返送する。バッファメモ
リ読出し順序決定回路10は、このセル数102の情報
をも利用して、今読出し対象となったシェーピング単位
(VP)について次に読出すタイミング(順序)を決定
する。
【0021】以上のように、この実施例のバッファメモ
リ読出し順序決定回路10は、ある時刻でセルをバッフ
ァメモリ20から読出すシェーピング単位(VP)を出
力すると共に、そのシェーピング単位(VP)の次の読
出しタイミングを決定格納するものである。
【0022】図1において、この実施例のバッファメモ
リ読出し順序決定回路10は、セル読出し間隔決定部1
1、次回読出し順序書込み制御部12、読出し順序記憶
部(スケジューラ)13、現時刻読出し順序読出し制御
部14、次カウンタ値状態探索部15、第1メモリユニ
ットアドレスカウンタ(CNT)16、論理和回路17
より構成される。
【0023】読出し順序記憶部(スケジューラ)13
は、各シェーピング単位(VP)について、次に読出す
タイミング情報を格納するものであり、図3に示す構成
を有するものである。
【0024】図3において、読出し順序記憶部13は、
第1メモリユニットアドレスカウンタ16の一巡周期
(例えば0〜127)より大きいアドレス空間(例えば
0〜200)を有する。
【0025】第1メモリユニットアドレスカウンタ16
のカウンタ値が取得るアドレス空間(例えば0〜12
7)の各ユニット(以下、第1メモリユニットと呼ぶ)
MU1には、シェーピング単位(VP)の種類を規定す
る識別情報(以下、VPIと呼ぶ)と次アドレスと最後
尾アドレスとを適宜格納できるようになされている。
【0026】後述するように、基本的には、第1メモリ
ユニットアドレスカウンタ16のカウンタ値が指示する
第1メモリユニットMU1にVPI値が格納されていれ
ば、そのVPI値に係るシェーピング単位が今回のセル
送出タイミングにおいてバッファメモリからセルを出力
させるものである。なお、第1メモリユニットアドレス
カウンタ16のカウンタ値が指示する第1メモリユニッ
トMU1が未使用の場合は、今回のセル送出タイミング
が空セルの送出時であることを意味する。また、この読
出し時には、このシェーピング単位について後述するよ
うに次にセルを読出すタイミングが決定され、その決定
されたタイミング(基本的には、カウンタ16のカウン
タ値109+所定のセル読出し間隔101)に係る第1
メモリユニットMU1にそのVPIが格納される。
【0027】ここで、決定された次の読出しタイミング
に係る第1メモリユニットMU1に、既に他のシェーピ
ング単位の情報が格納されている場合には、第1メモリ
ユニットアドレスカウンタ16のカウンタ値が取り得る
値より大きい値の当該読出し順序記憶部13のアドレス
空間(例えば128〜200)が利用される。このアド
レス空間の各ユニット(以下、第2メモリユニットと呼
ぶ)MU2には、シェーピング単位(VP)の種類を規
定する識別情報(以下、VPIと呼ぶ)と次アドレスと
を適宜格納できるようになされている。
【0028】以上のように、同一アドレスの第1メモリ
ユニットMU1に対し、複数のシェーピング単位の次の
読出しタイミングを規定する情報を格納しようとする場
合には、第2メモリユニットMU2が利用される。
【0029】例えば、アドレス「2」の第1メモリユニ
ットMU1に対し次の読出しタイミングを規定する第1
メモリユニットMU1として、VPIが「#3」のシェ
ーピング単位、VPIが「#5」のシェーピング単位、
VPIが「#7」のシェーピング単位の順に決定された
場合であって、2番目のVPIが「#5」のシェーピン
グ単位に対しアドレス「150」の第2メモリユニット
MU2が利用され、VPIが「#7」のシェーピング単
位に対しアドレス「170」の第2メモリユニットMU
2が利用されることとなった場合には、図3に示すよう
に、アドレス「2」の第1メモリユニットMU1にはV
PIとして「#3」、次アドレスとして「150」、最
後尾アドレスとして「170」が格納され、アドレス
「150」の第2メモリユニットMU2にはVPIとし
て「#5」、次アドレスとして「170」が格納され、
アドレス「170」の第2メモリユニットMU2にはV
PIとして「#7」が格納され、次アドレスにはなんら
格納されない。
【0030】すなわち、第1メモリユニットMU1のア
ドレス(カウンタ16が取得る値)が次回の読出し時刻
を規定すると見た場合、図4に示すように、第2メモリ
ユニットMU2が利用されて同一時刻に係る情報(バッ
ファメモリ読出し順序)が繋ぎ合わされるようになされ
ている。
【0031】なお、この読出し順序記憶部13は例えば
2ポート構成のメモリでなり、後述する次回読出し順序
書込み制御部12及び現時刻読出し順序読出し制御部1
4は、別個の入出力ポートを利用する。
【0032】第1メモリユニットアドレスカウンタ16
には、論理和回路17からのイネーブル信号117が入
力され、第1メモリユニットアドレスカウンタ16は、
このイネーブル信号117の有意期間(1セル期間でな
る)に到来したセル送出タイミング信号に従って第1メ
モリユニットアドレスカウンタ値109を更新させて出
力する。第1メモリユニットアドレスカウンタ値109
は、現時刻読出し順序読出し制御部14、次カウンタ値
状態探索部15及び次回読出し順序書込み制御部12に
入力される。
【0033】現時刻読出し順序読出し制御部14は、そ
の基本的機能が、以上のような構成の読出し順序記憶部
13から、今回のセル送出タイミングの読出し順序(V
PI)を取出して出力すること、及び、その読出しに応
じて第1メモリユニットMU1及び第2メモリユニット
MU2のデータを操作することにある。
【0034】現時刻読出し順序読出し制御部14は、そ
の内部に次アドレス(第2メモリユニットMU2のアド
レス)の保持部14aを有する。現時刻読出し順序読出
し制御部14は、新たなセルの出力タイミングになる
と、内部の次アドレス保持部14aに次アドレスが設定
されているか否かを確認し、設定されている場合には、
そのアドレスをアクセスアドレス110として読出し順
序記憶部13に与えてそのアドレスの第2メモリユニッ
トMU2に格納されているデータ111を読出し、内部
の次アドレス保持部14aに次アドレスが設定されてい
ない場合には、第1メモリユニットアドレスカウンタ1
6のカウンタ値109をアクセスアドレス110として
読出し順序記憶部13に与えてそのアドレスの第1メモ
リユニットMU1に格納されているデータ111を読出
す。なお、現時刻読出し順序読出し制御部14からのラ
イトイネーブル信号113が有意でない場合には、読出
し順序記憶部13は読出し動作する。
【0035】現時刻読出し順序読出し制御部14は、こ
のようにして読み出されたデータ111におけるVPI
を、図2に示したバッファメモリ制御部21にバッファ
メモリ読出し順序115として与える。このVPI(1
15)は、セル読出し間隔決定部11及び次回読出し順
序書込み制御部12にも与えられる。なお、読出しデー
タが、そのメモリユニットが未使用であることを示して
いると(この場合のメモリユニットはMU1)、有効な
バッファメモリ読出し順序(VPI)115は出力され
ず、空セル送出を指示する。すなわち、今回のセル送出
タイミングではセル送出を行なわないことを指示する無
効なバッファメモリ読出し順序(VPI)115が出力
される。
【0036】また、現時刻読出し順序読出し制御部14
は、この読出し動作後、アクセスアドレス110を維持
させたまま、ライトイネーブル信号113を有意とする
と共に、例えばオール0やオール1等のメモリユニット
MU1又はMU2が未使用状態であることを表すライト
データ112を読出し順序記憶部13に与え、読出した
メモリユニットMU1又はMU2を未使用状態にさせ
る。
【0037】さらに、現時刻読出し順序読出し制御部1
4は、読出しデータ111に次アドレスが含まれている
場合には、その次アドレスを内部の次アドレス保持部1
4aに設定し、一方、読出しデータ111に次アドレス
が含まれていない場合には、1セル期間だけ有意となる
カウンタイネーブル信号114を出力し、次のセルの送
出タイミングに第1メモリユニットアドレスカウンタ1
6がカウントアップすることを許容させるようにする。
【0038】図2のバッファメモリ制御部21は、上述
のように、有効なバッファメモリ読出し順序(VPI)
が与えられたときには、バッファメモリ20のそのVP
Iに係るエリアから最古のセルを出力させ、そのエリア
にキューイングされているセル数を当該バッファメモリ
読出し順序決定回路10を返送する。このセル数102
は、セル読出し間隔決定部11に与えられる。
【0039】セル読出し間隔決定部11は、有効なバッ
ファメモリ読出し順序(VPI)115が与えられたと
きには、セル数102に基づいて、バッファメモリ20
のそのVPI(シェーピング単位)に係るエリアにセル
が残っているか否かを判断し、それに応じて作成したセ
ル読出し間隔101を次回読出し順序書込み制御部12
に出力するものである。セル読出し間隔決定部11は、
セルが残っている場合には、セル読出し間隔101を予
め設定された第1の値103、例えば該シェーピング単
位のピークセルレートとする。一方、セルが存在しない
場合には、セル読出し間隔101を予め設定された第2
の値103、例えばシェーピング単位毎に設定しておく
許容できる遅延量とする。
【0040】次回読出し順序書込み制御部12は、その
基本的機能は、今回セルが読み出されたシェーピング単
位(VP)について、次回の読出し順序(第1メモリユ
ニットMU1のアドレス)を決定すること、その決定に
応じて読出し順序記憶部13の第1メモリユニットMU
1及び又は第2メモリユニットMU2のデータを操作す
ること、次カウンタ値状態探索部15が必要とするデー
タを読出し順序記憶部13から取出すことにある。
【0041】次回読出し順序書込み制御部12は、現時
刻読出し順序読出し制御部14から有効なバッファメモ
リ読出し順序(VPI)115が出力されている場合に
は、セル読出し間隔決定部11から入力されたセル読出
し間隔101と、第1メモリユニットアドレスカウンタ
16から入力されたカウンタ値109とを加算し、その
加算値を、バッファメモリ読出し順序(VPI)115
に係るシェーピング単位(VP)の次回の読出し順序の
格納位置(第1メモリユニットMU1のアドレス)に決
定する。なお、この値が第1メモリユニットMU1の最
大アドレスY(例えば「127」)より大きい値Xの場
合には、その越えた分を「0」からカウントした値X−
(Y+1)とする。そして、決定した格納位置(第1メ
モリユニットMU1のアドレス)をアクセスアドレス1
04として読出し順序記憶部13に与え、その格納デー
タ105を読出す。なお、次回読出し順序書込み制御部
12からのライトイネーブル信号107が有意でない場
合には、読出し順序記憶部13は読出し動作する。
【0042】ここで、読出しデータ105がその第1メ
モリユニットMU1の未使用を示していると、ライトイ
ネーブル信号107を有意にし、VPIが「今回の読出
しシェーピング単位の値」で、次アドレスが「無し」、
最後尾アドレス「無し」のデータを書込みデータ106
として読出し順序記憶部13に与え、その第1メモリユ
ニットMU1に格納させる。
【0043】これに対して、読出しデータ105がその
第1メモリユニットMU1の使用を示していると、ライ
トイネーブル信号107を非有意にしたまま、アクセス
アドレス104を、例えば、第2メモリユニットMU2
に係るアドレスで変化させてデータを読出し、未使用の
第2メモリユニットMU2を見付け出す。そして、ライ
トイネーブル信号107を有意にし、VPIが「今回の
読出しシェーピング単位の値」で、次アドレスが「無
し」のデータを書込みデータ106として読出し順序記
憶部13に与え、その第2メモリユニットMU2に格納
させる。さらに、この第2メモリユニットMU2の追加
に対応して、決定した格納位置に係る第1メモリユニッ
トMU1や、既にこの第1メモリユニットMU1に接続
されている第2メモリユニットMU2のデータを読出し
及び書込み動作を通じて更新させる。
【0044】また、次回読出し順序書込み制御部12
は、次カウンタ値状態探索部15からアドレス108が
与えられたときには、ライトイネーブル信号107を非
有意にし、そのアドレス108をアクセスアドレス10
4として、読出し順序記憶部13に与え、そのアドレス
のメモリユニット(第1メモリユニットMU1である)
に格納されているデータ105を読出す。
【0045】なお、読出し順序記憶部13からの読出し
データ105は、次回読出し順序書込み制御部12及び
次カウンタ値状態探索部15に与えられるようになされ
ているが、次回読出し順序書込み制御部12及び次カウ
ンタ値状態探索部15はそれぞれ、自己が形成した読出
しアドレスに基づいたデータだけを内部に有効に取り込
むようになされている。
【0046】次カウンタ値状態探索部15には、現時刻
読出し順序読出し制御部14から出力されたイネーブル
信号114及び第1メモリユニットアドレスカウンタ1
6のカウンタ値109が入力されているようになされて
いる。次カウンタ値状態探索部15は、前回のセル送出
タイミングにおけるイネーブル信号114の状態を内部
に保持している。次カウンタ値状態探索部15は、この
前回のセル送出タイミングにおけるイネーブル信号11
4が有意であれば(言い換えると、読出し制御部14が
カウンタ値109に基づいてバッファメモリ読出し順序
を取出した場合であれば)、なんら処理を実行せず、一
方、非有意であれば(言い換えると、読出し制御部14
がカウンタ値を利用しないで次アドレス保持部14aに
保持されている次アドレスに基づいてバッファメモリ読
出し順序を取出した場合であれば)、カウンタ値109
に1を加算した値をアドレス108として、上述したよ
うに、次回読出し順序書込み制御部12に与えてそのア
ドレスのメモリユニット(第1メモリユニットMU1)
からデータを出力させ、そのメモリユニット(第1メモ
リユニットMU1)が使用中か否かを判別する。使用中
であればなんら処理を実行しない。未使用であれば、有
意なカウンタイネーブル信号116を出力し、第1メモ
リユニットアドレスカウンタ16をカウントアップし得
る状態にする。
【0047】次に、以上のような各部からなる実施例の
バッファメモリ読出し順序決定回路10の動作を、図5
のフローチャートをも参照しながら詳述する。なお、図
5に示す一連の処理は、新たなセルの送出タイミングに
なる毎に繰返される。
【0048】新たなセルの送出タイミングになったとき
に、第1メモリユニットアドレスカウンタ16に対し
て、イネーブル信号117が入力されている場合はカウ
ントアップし、イネーブル信号117が入力されていな
い場合にはカウンタ値109は更新されない(ステップ
300)。
【0049】また、新たなセルの送出タイミングになる
と、現時刻読出し順序読出し制御部14は、その内部の
次アドレス保持部14aに次アドレスが設定されている
か否かを確認し、設定されていれば、読出し順序記憶部
13のそのアドレスのメモリユニットからデータを読出
し、その内部の次アドレス保持部14aに次アドレスが
設定されていなければ、第1メモリユニットアドレスカ
ウンタ16からのカウンタ値109(ステップ300で
更新されている場合が多い)が指示する読出し順序記憶
部13のメモリユニットからデータを読出し、その読出
しデータが有効なデータである場合には(そのメモリユ
ニットが使用されている場合には)そのデータ中のVP
Iをバッファメモリ読出し順序115として出力させる
と共に、書込み動作によってそのメモリユニットを未使
用状態にする(ステップ301、302)。さらに、読
出したデータに次アドレスが存在するか否かを確認し、
存在しなければカウンタイネーブル信号114を出力
し、存在していればその次アドレスを内部の次アドレス
保持部14aに設定する(ステップ303)。
【0050】なお、現時刻読出し順序読出し制御部14
が読出し順序記憶部13から読出したデータが未使用状
態を示すデータである場合には、図5では分岐経路を示
していないが、上述したステップ301のバッファメモ
リ読出し順序の出力動作以降の処理(〜ステップ31
0)は実行されず、今回のセルの送出タイミングの処理
は直ちに終了する。言い換えると、図5は、現時刻読出
し順序読出し制御部14が読出し動作したメモリユニッ
トMU1又はMU2が使用状態であることを前提に示し
たものである。
【0051】有効なバッファメモリ読出し順序(VP
I)115が出力された場合には、図2のバッファメモ
リ制御部21から、バッファメモリ20のそのVPIに
係るエリアのセル送出前のセル数102が返送される。
セル読出し間隔決定部11は、有効なバッファメモリ読
出し順序(VPI)115が与えられたときには、セル
数102に基づいて、バッファメモリ20のそのVPI
(シェーピング単位)に係るエリアにセルが残っている
か否かを判断する(ステップ304)。そして、セルが
残っている場合には、セル読出し間隔101を予め設定
された第1の値(例えば該シェーピング単位のピークセ
ルレート)とし、セルが存在しない場合には、セル読出
し間隔101を予め設定された第2の値(例えばシェー
ピング単位毎に設定しておく許容できる遅延量:一般に
は第1の値より小さい)とする(ステップ305、30
6)。
【0052】次回読出し順序書込み制御部12は、現時
刻読出し順序読出し制御部14から有効なバッファメモ
リ読出し順序(VPI)115が出力されている場合に
は、セル読出し間隔決定部11から入力されたセル読出
し間隔101と、第1メモリユニットアドレスカウンタ
16から入力されたカウンタ値109とを加算し、その
バッファメモリ読出し順序(VPI)115に係るシェ
ーピング単位(VP)の次回の読出し情報の格納位置に
決定する(ステップ307)。
【0053】そして、この格納位置に今回のバッファメ
モリ読出し順序(VPI)115の値を格納する(ステ
ップ308)。なお、この位置の第1メモリユニットM
U1が使用されているときには、また、この第1メモリ
ユニットMU1に接続されている第2メモリユニットM
U2が既にあるときには、未使用状態の第2メモリユニ
ットMU2を捜し出して、その捜し出した第2メモリユ
ニットMU2に格納すると共に、第1メモリユニットM
U1や既接続の第2メモリユニットMU2の所定データ
を更新させる。
【0054】なお、読出し記憶部13を第1メモリユニ
ットだけの構成とし、次の読出し順序の格納位置の第1
メモリユニットが使用中の場合にはそれ以降の未使用の
第1メモリユニットを捜し出して次の読出し順序を格納
することも考えられるが、未使用状態の第1メモリユニ
ットがかなり遠くにあればそれだけセル遅延が増大し、
また、それ以前の第1メモリユニットに格納されている
シェーピング単位とで読出し順序が逆転する。そのた
め、実施例のように第2メモリユニットを利用すること
が好ましい。
【0055】このようにして次の読出し順序の格納が終
了すると、次アドレス状態探索部15によって、前のセ
ル送出タイミングにおいて、現時刻読出し順序読出し制
御部14から有意なイネーブル信号114が出力された
か否かが判断される(ステップ309)。言い換える
と、今回のセル送出タイミングにおいて、読出し順序を
取出したメモリユニットが第2メモリユニットMU2で
あったか否かが判断される。さらに、言い換えると、同
一時刻(同一アドレス)を読出しタイミングと決定され
た複数のシェーピング単位が存在しているか否かが判断
される。そして、この前回のセル送出タイミングにおけ
るイネーブル信号114が有意であればなんら処理を実
行せずに一連の処理を終了し、一方、非有意であれば、
カウンタ値109に1を加算した値をアドレス108と
して、上述したように、次回読出し順序書込み制御部1
2に与えてそのアドレスのメモリユニット(第1メモリ
ユニットMU1)からデータを出力させ、そのメモリユ
ニットが使用中か否かを判別し、使用中であればなんら
処理を実行せず、未使用であれば、有意なカウンタイネ
ーブル信号116を出力して一連の処理を終了する(ス
テップ310)。
【0056】この次アドレス状態探索部15による処理
によって、後述する具体例から明らかなように、第2メ
モリユニットMU2からの読出し順序の読出しが連続し
ても、次のカウンタ値109のエリアが未使用であれば
カウンタ値109の更新を許容し、第1メモリユニット
MU1からの読出し順序の読出しに戻ったときに効率的
に第1メモリユニットMU1を指示できるようになる。
【0057】以下、実施例のバッファメモリ読出し順序
決定回路10の動作を、3個の具体例によって説明す
る。
【0058】第1例は、図6(A)に示すように、アド
レス「0」の第1メモリユニットMU1にはVPIが
「#3」のシェーピング単位が読出し順序として規定さ
れ、アドレス「1」の第1メモリユニットMU1が未使
用であり、アドレス「2」の第1メモリユニットMU1
にはVPIが「#8」のシェーピング単位が読出し順序
として規定されている場合である。
【0059】新たなセルの送出タイミングになってカウ
ンタ16のカウンタ値109が「0」に変化したとき
に、現時刻読出し順序読出し制御部14の内部の次アド
レス保持部14aに値が設定されていなければカウンタ
値109が指示するアドレス「0」のメモリユニットM
U1からVPI「#3」が取出され、バッファメモリ読
出し順序として出力され、このメモリユニットMU1は
図6(B)に示すように未使用とされ、また、イネーブ
ル信号114が出力される。ここでバッファメモリのV
PI「#3」のシェーピング単位のセルが残っている
と、セル読出し間隔として第1の値(例えば20)が決
定される。そこで、0+20の「20」がVPI「#
3」のシェーピング単位の新たな読出し順序の格納位置
に決定される。この「20」をアドレスとする第1メモ
リユニットMU1が未使用か否か確認されるが、図6
(B)に示すように未使用であるので、この「20」を
アドレスとする第1メモリユニットMU1に図6(C)
に示すようにVPI「#3」が格納される。前回のセル
送出タイミングでのイネーブル信号114が出力されて
いればここでイネーブル信号116は出力されない。
【0060】次のセルの送出タイミングになってカウン
タ16のカウンタ値109が「1」に変化したときに
は、現時刻読出し順序読出し制御部14の内部の次アド
レス保持部14aに値が設定されていないので、カウン
タ値109が指示するアドレス「1」のメモリユニット
MU1から未使用データが取出され、空きセルを指示す
るバッファメモリ読出し順序が出力され、このメモリユ
ニットMU1は継続して未使用とされるが、イネーブル
信号114は出力される。無効なバッファメモリ読出し
順序が出力されたので、セル読出し間隔の決定や新たな
セル読出し順序の出力位置の決定等は実行されず、読出
し順序記憶部13の格納内容は図6(C)のままであ
る。
【0061】次のセルの送出タイミングになってカウン
タ16のカウンタ値109が「2」に変化したときに
は、現時刻読出し順序読出し制御部14の内部の次アド
レス保持部14aに値が設定されていないので、カウン
タ値109が指示するアドレス「2」のメモリユニット
MU1からVPI「#8」が取出され、バッファメモリ
読出し順序として出力され、このメモリユニットMU1
は図6(D)に示すように未使用とされ、また、イネー
ブル信号114が出力される。ここでバッファメモリの
VPI「#8」のシェーピング単位のセルがなければ、
セル読出し間隔として第2の値(例えば5)が決定され
る。そこで、2+5の「7」がVPI「#8」のシェー
ピング単位の新たな読出し順序の格納位置に決定され
る。この「8」をアドレスとする第1メモリユニットM
U1が未使用か否か確認されるが、図6に示すように未
使用であるので、この「7」をアドレスとする第1メモ
リユニットMU1に図6(E)に示すようにVPI「#
8」が格納される。前回のセル送出タイミングでイネー
ブル信号114が出力されているので、ここでイネーブ
ル信号116は出力されない。
【0062】第2例は、図7(A)に示すように、アド
レス「1」の第1メモリユニットMU1にはVPIが
「#3」のシェーピング単位が読出し順序として規定さ
れていると共に、次アドレスとして「150」が、最後
尾アドレスとして170が規定され、この第1メモリユ
ニットMU1に関連してアドレス「150」の第2メモ
リユニットMU2にVPIが「#5」のシェーピング単
位と次アドレスとして「170」が規定され、さらに、
アドレス「170」の第2メモリユニットMU2にVP
Iが「#7」のシェーピング単位が規定されており、ま
た、アドレス「2」の第1メモリユニットMU1が未使
用であり、アドレス「3」の第1メモリユニットMU1
にはVPIが「#8」のシェーピング単位が読出し順序
として規定されている場合である。
【0063】新たなセルの送出タイミングになってカウ
ンタ16のカウンタ値109が「1」に変化したとき
に、現時刻読出し順序読出し制御部14の内部の次アド
レス保持部14aに値が設定されていなければカウンタ
値109が指示するアドレス「1」のメモリユニットM
U1からVPI「#3」が取出され、バッファメモリ読
出し順序として出力され、このメモリユニットMU1は
図7(B)に示すように未使用とされ、また、次アドレ
スとして次アドレス保持部14aに「150」が保持さ
れ、そのため有意なイネーブル信号114は出力されな
い。その後、詳述は避けるが、セル読出し間隔の決定や
新たなセル読出し順序の出力位置の決定等がなされる。
【0064】次のセルの送出タイミングになってもイネ
ーブル信号117は出力されていないので、カウンタ1
6のカウンタ値109は変化せず、現時刻読出し順序読
出し制御部14によって、その内部の次アドレス保持部
14aに保持されている値「150」をアドレスとする
メモリユニットMU2からVPI「#5」が取出され、
バッファメモリ読出し順序として出力され、このメモリ
ユニットMU2は図7(C)に示すように未使用とさ
れ、また、次アドレスとして次アドレス保持部14aに
「170」が保持され、そのため有意なイネーブル信号
114は出力されない。その後、詳述は避けるが、セル
読出し間隔の決定や新たなセル読出し順序の出力位置の
決定等がなされる。ここでは、前回のセルの送出タイミ
ングにおいて、イネーブル信号114が出力されていな
いので、カウンタ値「1」の次の値「2」の第1メモリ
ユニットMU1が未使用か否かが次アドレス状態探索部
15によって確認される。この場合には、未使用である
ので、探索部15から有意なイネーブル信号116が出
力される。
【0065】次のセルの送出タイミングになるとイネー
ブル信号117(116)が出力されているので、カウ
ンタ16のカウンタ値109は「2」になるが、現時刻
読出し順序読出し制御部14によって、その内部の次ア
ドレス保持部14aに保持されている値「170」をア
ドレスとするメモリユニットMU2からVPI「#7」
が取出され、バッファメモリ読出し順序として出力さ
れ、このメモリユニットMU2は図示は省略するが未使
用とされる。このときの第2メモリユニットMU2には
次アドレスが格納されていないので、次アドレス保持部
14aに次アドレスが保持されることはなく、そのため
有意なイネーブル信号114が出力される。その後、詳
述は避けるが、セル読出し間隔の決定や新たなセル読出
し順序の出力位置の決定等がなされる。ここでも、前回
のセルの送出タイミングにおいて、イネーブル信号11
4が出力されていないので、カウンタ値「2」の次の値
「3」の第1メモリユニットMU1が未使用か否かが次
アドレス状態探索部15によって確認される。この場合
には、使用中であるので、探索部15から有意なイネー
ブル信号116は出力されない。
【0066】次のセルの送出タイミングになるとイネー
ブル信号117(114)が出力されているので、カウ
ンタ16のカウンタ値109は「3」になり、次アドレ
ス保持部14aに次アドレスが保持されていないため、
現時刻読出し順序読出し制御部14によって、カウンタ
値「3」をアドレスとするメモリユニットMU1からV
PI「#8」が取出され、バッファメモリ読出し順序と
して出力され、このメモリユニットMU1は図示は省略
するが未使用とされる。以下、第1例におけると同様な
処理が実行される。
【0067】以上のように、第1メモリユニットMU1
に複数の第2メモリユニットMU2が連結されている場
合には、それら第2メモリユニットMU2からの読出し
が終了したときに、未使用の第1メモリユニット(この
例ではアドレス「2」のメモリユニット)はスキップさ
れる。
【0068】第3例は、図8(A)に示すように、アド
レス「1」の第1メモリユニットMU1にはVPIが
「#6」のシェーピング単位が読出し順序として規定さ
れ、アドレス「19」の第1メモリユニットMU1には
VPIが「#10」のシェーピング単位が読出し順序と
して規定されていると共に、次アドレスとして「13
0」が、最後尾アドレスとして「135」が規定され、
この第1メモリユニットMU1に関連してアドレス「1
30」の第2メモリユニットMU2にVPIが「#1
2」のシェーピング単位と次アドレスとして「135」
が規定され、さらに、アドレス「135」の第2メモリ
ユニットMU2にVPIが「#14」のシェーピング単
位が規定されている場合である。
【0069】新たなセルの送出タイミングになってカウ
ンタ16のカウンタ値109が「1」に変化したとき
に、現時刻読出し順序読出し制御部14の内部の次アド
レス保持部14aに値が設定されていなければカウンタ
値109が指示するアドレス「1」のメモリユニットM
U1からVPI「#6」が取出され、バッファメモリ読
出し順序として出力され、このメモリユニットMU1は
図8(B)に示すように未使用とされ、また、イネーブ
ル信号114が出力される。ここでバッファメモリのV
PI「#6」のシェーピング単位のセルがあると、セル
読出し間隔として第1の値(例えば18)が決定され
る。そこで、1+18の「19」がVPI「#6」のシ
ェーピング単位の新たな読出し順序の格納位置に決定さ
れる。
【0070】この「19」をアドレスとする第1メモリ
ユニットMU1が未使用か否か確認されるが、図8
(B)に示すように使用中であるので、未使用の第2メ
モリユニットMU2が捜し出される。ここで、捜し出さ
れた未使用の第2メモリユニットMU2のアドレスが
「150」であると、図8(C)に示すように、アドレ
ス「19」の第1メモリユニットMU1の最後尾アドレ
スはこの「150」に更新され、この第1メモリユニッ
トMU1に関連して最新に追加されたアドレス「13
5」の第2メモリユニットMU2の次アドレスにはこの
「150」が挿入され、そして、アドレス「150」の
第2メモリユニットにはVPI「#6」及び次アドレス
「無し」が挿入される。この後、次アドレス状態探索部
15による処理が実行される。
【0071】以上のように、上記実施例によれば、セル
読出し間隔決定部11が、バッファメモリ読出し順序1
15が指定するシェーピング単位に該当するセルがある
が否かに応じて出力するセル間隔を変更するようにした
ので、セルの読出し遅延を押さえることができると共
に、セル間隔を平均化してセル流の帯域を制限し、CD
Vを抑圧することができる。例えば、バッファメモリに
セルがある場合には、ピークセルレートで規定される間
隔でセルを送出することにより、セル流の帯域を制限
し、CDVを抑圧でき、バッファメモリにセルがなくな
った場合は、各シェーピング単位で許容できる遅延量を
セル読出し間隔とすることで、セルがない状態からセル
がバッファメモリにある状態になっても、そのセル読出
し間隔がピークセルレートで規定される間隔よりも小さ
くなり遅延を抑えることができる。
【0072】また、上記実施例によれば、次カウンタ値
状態探索部15によって第2メモリユニットMU2の読
出し時にはそれに対応する第1メモリユニットMU1の
次の第1メモリユニットMU1が未使用状態か否かを確
認し、未使用時には読出し順序の読出しとは無関係に第
1メモリユニットアドレスカウンタ16を進めるので、
言い換えると、本来同一の順序と決定されたM種類のシ
ェーピング単位のセルの読出し順序を順次読出したとき
に、その直後のN個(N≦M−1)の読出し順序が空セ
ルに係るものであればこれらN個の読出し順序の読出し
を省略させるようにしたので、それ以降の有効なセルの
読出しを早めるようになり、遅延を少なくできる。
【0073】なお、上記実施例においては、読出し順序
記憶部13が図3に示した構成を有するものであった
が、この構成はこれに限定されない。例えば、シェーピ
ング単位毎にその読出し順序(読出し時刻)を格納した
構成のものであっても良く、これに応じて、読出し順序
読出し制御部14や次回読出し順序書込み制御部12の
構成を変更すれば良い。
【0074】また、上記実施例においては、バッファメ
モリにセルが存在するか否かの情報としてセル数が与え
られるものを示したが、セルが存在するか否かを表すフ
ラグが与えられるものであっても良い。さらに、セル数
の段階によってもセル間隔を切り替えるようにしても良
い。
【0075】さらに、上記実施例においては、次アドレ
ス状態探索部15、第1メモリユニットアドレスカウン
タ16、論理和回路17等によるスキップ手段を示した
が、スキップ手段の構成はこれに限定されない。例え
ば、スキップ数を計数するカウンタを設け、このカウン
タ値分だけ第1メモリユニットアドレスカウンタ16の
値を一気に更新させるようにしても良い。
【0076】さらにまた、上記実施例においては、未使
用の第2メモリユニットMU2を検索するためにそのア
ドレスを変化させて検索するものとしたが、検索方法は
これに限定されない。
【0077】例えば、ある未使用の第2メモリユニット
MU2の次アドレスに別の未使用の第2メモリユニット
MU2のアドレスを書き込んでおくことを次々と行な
い、このようにしてできた一連の未使用の第2メモリユ
ニットMU2の先頭アドレスと最後尾アドレスとを次回
読出し順序書き込み制御部12と現時刻読出し制御部1
4にそれぞれ保持しておく。
【0078】新たに未使用の第2メモリユニットMU2
が発生すれば、最後尾アドレスを発生した未使用の第2
メモリユニットMU2に更新し、今まで最後尾アドレス
であったアドレスの次アドレスに更新した最後尾アドレ
スを書き込む。この処理は、現時刻読出し制御部14が
行なう。
【0079】また、未使用の第2メモリユニットMU2
が必要となったならば、保持している先頭アドレスが示
す未使用の第2メモリユニットMU2を用い、その未使
用の第2メモリユニットMU2の次アドレスが示してい
る第2メモリユニットMU2のアドレスを新たな先頭ア
ドレスとして保持する。この処理は、次回読出し順序書
き込み制御部12が行なう。
【0080】以上のような未使用の第2メモリユニット
MU2の管理方法を、実施例の検索方法に代えて適用し
ても良い。
【0081】上記実施例においては、読出し順序記憶部
13をアクセスする周辺構成がハードウェアのものを示
したが、セルのビットレートにもよるが周辺構成がソフ
トウェアによるものであっても良い。この場合の処理手
順は、上記図5に準じたものとなる。従って、本発明
は、方法の発明としても特徴を有するものである。
【0082】また、上記実施例は、シェーパにおけるバ
ッファメモリ読出し順序決定回路を示したが、シェーパ
と同様なバッファメモリに対する処理が必要な他の装置
にも本発明を適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、読出し
順序記憶手段から読出された読出し順序のセル種類のセ
ルがバッファメモリ内に存在するか否かに応じて、読出
された読出し順序のセル種類のセルを次に読出すまでの
間隔を変更するようにしたので、バッファメモリにセル
がない状態からセルが格納された状態に変化したときに
も遅延なく読み出せることができ、セルがバッファメモ
リに格納されている際には所定間隔での読出しができ、
セル流の帯域を制限し、CDVを抑圧することができ
る。
【0084】また、別の本発明によれば、本来同一の順
序と決定されたM種類のセルの読出し順序を順次読出し
たときに、その直後のN個(N≦M−1)の読出し順序
が空セルに係るものであればこれらN個の読出し順序の
読出しを省略させるようにしたので、それ以降の有効な
セルの読出しを早めることができ、この面からセルの読
出し遅延を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例回路の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例回路の装置での位置を示すブロック図で
ある。
【図3】実施例の読出し順序記憶部の構成を示す説明図
である。
【図4】実施例の読出し順序記憶部の構成を別の観点か
ら示す説明図である。
【図5】実施例回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】実施例回路の具体的動作例の説明図(その1)
である。
【図7】実施例回路の具体的動作例の説明図(その2)
である。
【図8】実施例回路の具体的動作例の説明図(その3)
である。
【符号の説明】 10…バッファメモリ読出し順序決定回路、11…セル
読出し間隔決定部、12…次回読出し順序書込み制御
部、13…読出し順序記憶部(スケジューラ)、14…
現時刻読出し順序読出し制御部、15…次アドレス状態
探索部、16…第1メモリユニットアドレスカウンタ、
17…論理和回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルをその種類毎にバッファリングして
    いるバッファメモリから出力させるセルの読出し順序を
    決定するバッファメモリ読出し順序決定回路であって、
    空セルの読出し順序を含め、各種類のセルの読出し順序
    を1個ずつ記憶している読出し順序記憶手段と、この読
    出し順序記憶手段から、今回のセルの読出しタイミング
    での空セルを含めたセル種類を読出し順序として読出す
    読出し順序読出し制御手段と、読出した読出し順序が空
    セル以外のものであるときにそのセル種類のセルを次に
    読出すまでの間隔を決定するセル読出し間隔決定手段
    と、今回の読出し順序と決定された間隔とから次に読出
    す順序を得て読出し順序記憶手段に書込む次回読出し順
    序書込み制御手段とを有するバッファメモリ読出し順序
    決定回路において、 上記セル読出し間隔決定手段が、上記読出し順序読出し
    制御手段によって読出された読出し順序のセル種類のセ
    ルがバッファメモリ内に存在するか否かに応じて、出力
    する間隔の値を変更することを特徴とするバッファメモ
    リ読出し順序決定回路。
  2. 【請求項2】 セルをその種類毎にバッファリングして
    いるバッファメモリから出力させるセルの読出し順序を
    決定するバッファメモリ読出し順序決定回路であって、
    空セルの読出し順序を含め、各種類のセルの読出し順序
    を1個ずつ記憶している読出し順序記憶手段と、この読
    出し順序記憶手段から、今回のセルの読出しタイミング
    での空セルを含めたセル種類を読出し順序として読出す
    読出し順序読出し制御手段と、読出した読出し順序が空
    セル以外のものであるときにそのセル種類のセルを次に
    読出すまでの間隔を決定するセル読出し間隔決定手段
    と、今回の読出し順序と決定された間隔とから次に読出
    す順序を得て読出し順序記憶手段に書込む次回読出し順
    序書込み制御手段とを有するバッファメモリ読出し順序
    決定回路において、 上記次回読出し順序書込み制御手段によって本来同一の
    順序と決定されたM種類のセルの読出し順序を順次読出
    したときに、その直後のN個(N≦M−1)の読出し順
    序が空セルに係るものであればこれらN個の読出し順序
    の読出しを省略させる読出しスキップ手段を設けたこと
    を特徴とするバッファメモリ読出し順序決定回路。
  3. 【請求項3】 セルをその種類毎にバッファリングして
    いるバッファメモリから出力させるセルの読出し順序を
    決定するバッファメモリ読出し順序決定方法であって、
    空セルの読出し順序を含め、各種類のセルの読出し順序
    を1個ずつ記憶している読出し順序記憶手段から、今回
    のセルの読出しタイミングでの空セルを含めたセル種類
    を読出し順序として読出し、読出した読出し順序が空セ
    ル以外のものであるときにそのセル種類のセルを次に読
    出すまでの間隔を決定し、今回の読出し順序と決定され
    た間隔とから次に読出す順序を得て読出し順序記憶手段
    に書込むバッファメモリ読出し順序決定方法において、 上記読出し順序記憶手段から読出された読出し順序のセ
    ル種類のセルがバッファメモリ内に存在するか否かに応
    じて、上記間隔の値を変更することを特徴とするバッフ
    ァメモリ読出し順序決定方法。
  4. 【請求項4】 セルをその種類毎にバッファリングして
    いるバッファメモリから出力させるセルの読出し順序を
    決定するバッファメモリ読出し順序決定方法であって、
    空セルの読出し順序を含め、各種類のセルの読出し順序
    を1個ずつ記憶している読出し順序記憶手段から、今回
    のセルの読出しタイミングでの空セルを含めたセル種類
    を読出し順序として読出し、読出した読出し順序が空セ
    ル以外のものであるときにそのセル種類のセルを次に読
    出すまでの間隔を決定し、今回の読出し順序と決定され
    た間隔とから次に読出す順序を得て読出し順序記憶手段
    に書込むバッファメモリ読出し順序決定方法において、 本来同一の順序と決定されたM種類のセルの読出し順序
    を順次読出したときに、その直後のN個(N≦M−1)
    の読出し順序が空セルに係るものであればこれらN個の
    読出し順序の読出しを省略させることを特徴とするバッ
    ファメモリ読出し順序決定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7058069B2 (en) 2000-03-03 2006-06-06 Juniper Networks, Inc. Delay variation buffer control technique
JP2008148151A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Toyota Motor Corp データ中継装置

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