JPH0832167B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

Info

Publication number
JPH0832167B2
JPH0832167B2 JP5125117A JP12511793A JPH0832167B2 JP H0832167 B2 JPH0832167 B2 JP H0832167B2 JP 5125117 A JP5125117 A JP 5125117A JP 12511793 A JP12511793 A JP 12511793A JP H0832167 B2 JPH0832167 B2 JP H0832167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
gate
power supply
switching power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5125117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06315263A (ja
Inventor
洋介 品田
秀岳 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP5125117A priority Critical patent/JPH0832167B2/ja
Publication of JPH06315263A publication Critical patent/JPH06315263A/ja
Publication of JPH0832167B2 publication Critical patent/JPH0832167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源回路に
関し、特に絶縁ゲート型電界効果トランジスタを使用し
たスイッチング電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスイッチング電源回路の
例を図4に示す。この図4の例は、特開昭55−109
173号公報に示された回路であって、トランス4の一
次巻線に供給される電力をスイッチングするスイッチン
グ素子(MOSトランジスタ)2と、トランジスタ4の
二次巻線に出力された交流電力を整流するための整流用
MOSトランジスタ5,9と、この整流出力を平滑化す
るためのチョークコイル14及び平滑コンデンサ15と
を基本的に有する構成である。
【0003】トランジスタ5及び9は共にnチャンネル
素子であり、トランジスタ9はトランス4の二次巻線に
チャンネルが並列接続されており、トランジスタ5は当
該二次巻線にチャンネルが直列接続されるように設けら
れている。そして、トランジスタ5のゲートは抵抗16
を介してトランジスタ9のドレインに、トランジスタ9
のゲートは抵抗17を介してトランジスタ5のドレイン
に夫々接続されている。
【0004】かかる構成において、トランジスタ5,9
はトランス4により駆動され、スイッチング素子2がオ
ンのとき、トランジスタ5はオンとなり、トランジスタ
9はオフとなる。また、スイッチング素子2がオフのと
きトランジスタ5はオフとなり、トランジスタ9はオン
となって、トランス4の二次巻線に得られる交流電力を
整流して直流電力化する様に動作する。
【0005】尚、1及び3はコンデンサを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のスイッチン
グ電源回路では、整流用トランジスタ5,9の各ゲート
駆動電圧が電源回路全体の設計により決まるために、当
該ゲート駆動電圧を最適に設定することができず、必要
以上に振幅の大きなゲート駆動電圧となることがあるめ
たにトランジスタ駆動損失が増加する。
【0007】いま、MOSトランジスタのゲート容量を
Cgs,ゲート電圧をVgs,駆動周波数をfとすると、M
OSトランジスタの駆動電力Pは、 P=Cgs・Vgs2 ・f として表わされる。この様に、Pはゲート駆動電圧の2
乗に比例するために、図4の回路では、トランジスタ駆
動損失が大きくなるのである。
【0008】また、トランジスタ5,9のオフ時には、
ゲート電位はソース電位と等しくなるので、特にゲート
カットオフ電圧の低い4V駆動のMOSトランジスタを
使用した場合には、充分カットオフにすることができな
いことが生じる。特に、トランジスタオフ時におけるゲ
ート駆動電圧波形に雑音が重畳しMOSトランジスタが
誤ってオンになってしまい、損失が増大して効率が低下
するという欠点がある。
【0009】本発明の目的は、整流用MOSトランジス
タの損失を低減することが可能なスイッチング電源回路
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、トラン
スの一次巻線に供給される電力をスイッチングして前記
トランスの二次巻線の出力を整流平滑するようにしたス
イッチングレギュレータであって、互いのソースが共通
接続点で共通接続されかつ前記トランスの二次巻線間に
おいてチャンネルが直列接続された第1及び第2の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタと、前記第1のトランジ
スタのドレイン・ソース間の電圧を平滑化する平滑化手
段と、前記第2のトランジスタのドレインと前記共通接
続点との間の電圧振幅を分圧して前記第1のトランジス
タのゲート駆動電圧とする第1のコンデンサ分圧回路
と、前記第1のトランジスタのドレインと前記共通接続
点との間の電圧振幅を分圧して前記第2のトランジスタ
のゲート駆動電圧とする第2のコンデンサ分圧回路と、
前記第1のトランジスタのゲート駆動電圧の直流分を設
定する直流レベル設定手段とを含むことを特徴とするス
イッチング電源回路が得られる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図は本発明の一実施例の回路図であり、図
4と同等部分は同一符号により示しており、MOSトラ
ンジスタ5,9を整流用として用いたフォワードコンバ
ータ回路の例である。
【0013】各トランジスタ5,9のゲート部分にはゲ
ート駆動電圧の振幅を定める振幅設定回路20,21
(破線の部分)が設けられており、トランジスタ9のゲ
ート部分には、更にゲート駆動電圧の直流分を設定する
直流レベル設定回路22(一点鎖線の部分)が設けられ
ている。
【0014】振幅設定回路20は、トランス4の二次巻
線の一端とトランジスタ5のゲートとの間に設けられた
コンデンサ7と、トランジスタ5のゲートとソースとの
間に設けられたコンデンサ6と、このコンデンサ6に並
列に設けられた抵抗8とからなっている。コンデンサ6
と7との比により定まる分圧電圧がトランジスタ5のゲ
ートへ印加されることになる。
【0015】また、振幅設定回路21は、トランス4の
二次巻線の他端とトランジスタ9のゲートとの間に設け
られたコンデンサ11と、トランジスタ9のゲートとソ
ースとの間に設けられたコンデンサ10と、このコンデ
ンサ10に並列に設けられた抵抗13とからなる。コン
デンサ10と11との比により定まる分圧電圧がトラン
ジスタ9のゲートへ印加されることになる。
【0016】直流レベル設定回路22は、トランジスタ
9のドレインとゲートとの間に接続された抵抗12と、
ゲートとソースとの間に接続された抵抗13とからな
り、トランジスタ9のゲートには抵抗12と13との比
により定まる分圧直流電圧が印加される。
【0017】かかる構成において、トランジスタ5,9
のゲートには、抵抗ではなくコンデンサ7,11が夫々
接続されているので、トランジスタ5,9のゲートとソ
ース間には、トランス4の二次巻線電圧がそのまま印加
されるのではなく、トランジスタ5ではコンデンサ7と
6とにより分圧された電圧が印加され、トランジスタ9
ではコンデンサ11と10とにより分圧された電圧が印
加される。すなわち、トランジスタ5,9のゲートとソ
ース間の電圧振幅はコンデンサ7,11により夫々調整
することが可能となる。
【0018】尚、コンデンサ6,10はトランジスタ
5,9の各ゲート寄生容量を用いることができるもので
ある。
【0019】また、トランス4の二次巻線の直流分はコ
ンデンサ7,11にて夫々阻止されるので、トランジス
タ5のゲートソース間には純交流電圧が印加され、トラ
ンジスタ9のゲートソース間には抵抗12,13で直流
分が分圧された交流電圧が印加されることになる。すな
わち、トランジスタ9のゲートソース間電圧の直流分は
抵抗12により調整することができることになる。
【0020】図2は図1の回路のトランジスタ9のゲー
ト駆動電圧波形を従来例と比較して示したものである。
図2(d)は主スイッチ素子2のオンオフ波形であり、
(a)はそのときの図4の従来回路のトランジスタ9の
ゲート駆動電圧波形である。この(a)の波形では、前
述した如く、ゲート駆動電圧波形がコンバータ主回路の
設計により定まり、トランジスタ9の駆動損失は大とな
る。また、トランジスタ9のオフ時には、ゲート電位が
ソース電位と略等しいために、トランジスタ9が充分に
カットオフになり得ず損失が発生する原因となってい
る。
【0021】図2(b)は図1の回路において抵抗12
が接続されていない場合のトランジスタ9のゲート駆動
電圧波形であり、コンデンサ11によりその振幅を最適
に調整して設定することができるために、駆動損失が小
さくなる。また、トランジスタ9のオフ時には、ゲート
電位がソース電位よりも低くなるので、トランジスタ9
を充分にカットオフとすることができる。
【0022】図2(c)は図1の回路において抵抗12
を接続して直流分を調整して設定した場合のトランジス
タ9のゲート駆動電圧波形である。この様に、抵抗12
と13との分圧比により直流分を設定できるので、トラ
ンジスタ9のいわゆるボディダイオードが導通する期間
t1 〜t2 ″,t3 ″〜t4 を、(b)の直流分がない
場合の期間t1 〜t2 ′,t3 ′〜t4 に比し短くでき
るために、導通損失及びリカバリー電流による損失を小
さくできるのである。
【0023】図3は本発明の他の実施例の回路図であ
り、図1と同等部分は同一符号により示している。本例
では、トランジスタ9のゲート直流分設定用の抵抗12
の一端をコンバータ出力の正側(コンデンサ15の正
側)に接続したものであり、図1の作用効果と同一の作
用効果を生ずることは明らかである。
【0024】尚、トランジスタ5のゲートには直流レベ
ル設定回路を設けていないが、このトランジスタ5のゲ
ート駆動電圧波形は主スイッチ2がオンオフする短形状
波形がそのまま供給され、トランジスタ9のゲートに印
加されるような正弦波形(図2(b),(c)参照)で
はないので、トランジスタのボディダイオードの導通期
間の問題は生じないためである。
【0025】図1,3の回路における抵抗8はトランジ
スタ5のゲート電位の安定化のためのものであって、ト
ランジスタ5のゲート駆動電圧の振幅設定には必須のも
のではない。
【0026】尚、上記実施例では、MOSトランジスタ
を用いているが、一般には絶縁ゲート型の電界効果素子
を用いることができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、整流
用トランジスタのゲート駆動電圧の振幅設定及び直流レ
ベル設定をなす回路を設けたので、トランジスタの駆動
電圧を最適とすることができ、よってトランジスタの損
失を低減することが可能となって効率が向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】(a)は従来回路の動作波形図、(b)は図1
の回路において直流レベル設定を行わない場合の動作波
形図、(c)は図1の回路の動作波形図、(d)は主ス
イッチ素子2のオンオフ波形図である。
【図3】本発明の他の実施例の回路図である。
【図4】従来のスイッチング電源回路の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 主スイッチ素子 4 トランス 5,9 整流用MOSトランジスタ 6,7,10,11 分圧用コンデンサ 8,12,13 抵抗 14 チョークコイル 15 平滑コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの一次巻線に供給される電力を
    スイッチングして前記トランスの二次巻線の出力を整流
    平滑するようにしたスイッチングレギュレータであっ
    て、互いのソースが共通接続点で共通接続されかつ前記
    トランスの二次巻線間においてチャンネルが直列接続さ
    れた第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    と、前記第1のトランジスタのドレイン・ソース間の電
    圧を平滑化する平滑化手段と、前記第2のトランジスタ
    のドレインと前記共通接続点との間の電圧振幅を分圧し
    て前記第1のトランジスタのゲート駆動電圧とする第1
    のコンデンサ分圧回路と、前記第1のトランジスタのド
    レインと前記共通接続点との間の電圧振幅を分圧して前
    記第2のトランジスタのゲート駆動電圧とする第2のコ
    ンデンサ分圧回路と、前記第1のトランジスタのゲート
    駆動電圧の直流分を設定する直流レベル設定手段とを含
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 前記直流レベル設定手段は、前記第1の
    トランジスタのドレイン・ソース間電圧を分圧する抵抗
    分圧回路であることを特徴とする請求項1記載のスイッ
    チング電源回路。
JP5125117A 1993-04-27 1993-04-27 スイッチング電源回路 Expired - Lifetime JPH0832167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5125117A JPH0832167B2 (ja) 1993-04-27 1993-04-27 スイッチング電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5125117A JPH0832167B2 (ja) 1993-04-27 1993-04-27 スイッチング電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06315263A JPH06315263A (ja) 1994-11-08
JPH0832167B2 true JPH0832167B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=14902272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5125117A Expired - Lifetime JPH0832167B2 (ja) 1993-04-27 1993-04-27 スイッチング電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0832167B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2743869B2 (ja) * 1995-06-07 1998-04-22 日本電気株式会社 スイッチング電源
JP2806320B2 (ja) * 1995-09-13 1998-09-30 日本電気株式会社 同期整流回路
US7272021B2 (en) 1997-01-24 2007-09-18 Synqor, Inc. Power converter with isolated and regulated stages
US7269034B2 (en) 1997-01-24 2007-09-11 Synqor, Inc. High efficiency power converter
AU722043B2 (en) 1997-01-24 2000-07-20 Synqor, Inc. High efficiency power converter
US7787261B2 (en) 2006-11-01 2010-08-31 Synqor, Inc. Intermediate bus architecture with a quasi-regulated bus converter
US10199950B1 (en) 2013-07-02 2019-02-05 Vlt, Inc. Power distribution architecture with series-connected bus converter

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2819932B2 (ja) * 1992-03-05 1998-11-05 日本電気株式会社 フォワードコンバータのmosfet整流回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06315263A (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2819932B2 (ja) フォワードコンバータのmosfet整流回路
US5164657A (en) Synchronous switching power supply comprising buck converter
US5818704A (en) Synchronizing/driving circuit for a forward synchronous rectifier
JPH0357713B2 (ja)
US6707650B2 (en) Self-synchronized synchronous rectifier
JP2990133B2 (ja) スイッチング電源回路
JPH0832167B2 (ja) スイッチング電源回路
JPH08126332A (ja) スイッチング電源装置
JPH09154276A (ja) 同期整流回路
JPH1169803A (ja) スイッチング電源
JPH07337005A (ja) Dc/dcコンバータおよび電源装置
JPWO2004001937A1 (ja) Dc−dcコンバータ
JP2882472B2 (ja) パワー絶縁ゲート形fetを用いた電源回路
JPH05268762A (ja) 昇圧型アクティブフィルタ回路
JP2001327163A (ja) 同期整流スイッチングコンバータ
JPH0740785B2 (ja) 多チヤンネルインバ−タ回路
JPH05316725A (ja) スイッチング電源の整流回路
JP2679585B2 (ja) スイッチング電源回路
JP2999905B2 (ja) スイッチング電源
JPH0349476Y2 (ja)
JPH0424791Y2 (ja)
JPH03128673A (ja) Dc―dcコンバータ
JPS6336230B2 (ja)
JPS58195471A (ja) スイツチング・レギユレ−タ
JP4389596B2 (ja) 直流電源装置