JPH08319Y2 - 液体の定量吐出装置 - Google Patents
液体の定量吐出装置Info
- Publication number
- JPH08319Y2 JPH08319Y2 JP1989019925U JP1992589U JPH08319Y2 JP H08319 Y2 JPH08319 Y2 JP H08319Y2 JP 1989019925 U JP1989019925 U JP 1989019925U JP 1992589 U JP1992589 U JP 1992589U JP H08319 Y2 JPH08319 Y2 JP H08319Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- pressure
- time
- liquid
- reaches
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は液体の定量吐出装置の改良に関するものであ
る。
る。
〈従来の技術〉 液体の定量吐出装置として、下端に吐出口を有するシ
リンダーに弁を介して加圧気体源を接続し、一定の時間
間隔で弁を一定の時間、開口し、弁の開口ごとにシリン
ダー内液体を加圧気体源で加圧して一定量あて吐出する
装置が公知である。この装置においては、弁が液に接触
せず、液が高粘性であっても、液が弁の運動の抵抗とし
て作用することがないので、高粘度の液体の定量吐出に
好適である。
リンダーに弁を介して加圧気体源を接続し、一定の時間
間隔で弁を一定の時間、開口し、弁の開口ごとにシリン
ダー内液体を加圧気体源で加圧して一定量あて吐出する
装置が公知である。この装置においては、弁が液に接触
せず、液が高粘性であっても、液が弁の運動の抵抗とし
て作用することがないので、高粘度の液体の定量吐出に
好適である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、吐出を繰り返していくうちに、シリン
ダーの液残量が減少し、それに伴いシリンダー内の空間
スペースが増し、シリンダー内が一定圧力P0に達するま
での時間が相違することになり、それ迄に吐出される液
体量が相違することになり、従って弁を一定時間、開に
しても厳密には、毎回一定量の吐出を行い得ず、一回当
たりの吐出量が極く少量の定量吐出においては無視し難
い問題となる。
ダーの液残量が減少し、それに伴いシリンダー内の空間
スペースが増し、シリンダー内が一定圧力P0に達するま
での時間が相違することになり、それ迄に吐出される液
体量が相違することになり、従って弁を一定時間、開に
しても厳密には、毎回一定量の吐出を行い得ず、一回当
たりの吐出量が極く少量の定量吐出においては無視し難
い問題となる。
本考案の目的は、一回当たりの吐出量が少量の定量吐
出でも、毎回当たりの吐出量を厳密に一定にできる液体
の定量吐出装置を提供することにある。
出でも、毎回当たりの吐出量を厳密に一定にできる液体
の定量吐出装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る液体の定量吐出装置は、下端に吐出口を
有するシリンダーに弁を介して加圧気体源を接続し、弁
の開口ごとにシリンダー内液体を加圧気体源で加圧して
一定量Mあて吐出する装置において、弁を開にしてから
シリンダー内が一定の圧力P0に達するまでの時間tを測
定し、次式により (ただし、tHはシリンダー内液面が最高レベルのとき
シリンダー内が上記圧力P0に達するまでの時間の実測
値、tLはシリンダー内液面が最低レベルのときシリンダ
ー内が上記圧力P0に達するまでの時間の実測値、THはシ
リンダー内液面が最高レベルのとき吐出量が上記の一定
量Mになるまでの時間とシリンダー内が上記圧力P0に達
するまでの時間THとの差の実測値、TLはシリンダー内液
面が最低レベルのとき吐出量が上記の一定量Mになるま
での時間とシリンダー内が上記圧力P0に達するまでの時
間tLとの差の実測値) 時間Tを計算し、一定圧力P0に達したのちT時間吐出
を行う制御手段を設けたことを特徴とする構成である。
有するシリンダーに弁を介して加圧気体源を接続し、弁
の開口ごとにシリンダー内液体を加圧気体源で加圧して
一定量Mあて吐出する装置において、弁を開にしてから
シリンダー内が一定の圧力P0に達するまでの時間tを測
定し、次式により (ただし、tHはシリンダー内液面が最高レベルのとき
シリンダー内が上記圧力P0に達するまでの時間の実測
値、tLはシリンダー内液面が最低レベルのときシリンダ
ー内が上記圧力P0に達するまでの時間の実測値、THはシ
リンダー内液面が最高レベルのとき吐出量が上記の一定
量Mになるまでの時間とシリンダー内が上記圧力P0に達
するまでの時間THとの差の実測値、TLはシリンダー内液
面が最低レベルのとき吐出量が上記の一定量Mになるま
での時間とシリンダー内が上記圧力P0に達するまでの時
間tLとの差の実測値) 時間Tを計算し、一定圧力P0に達したのちT時間吐出
を行う制御手段を設けたことを特徴とする構成である。
〈実施例の説明〉 以下、図面により本考案を説明する。
図面において、1はシリンダーであり下端に吐出口2を
有する。3は加圧気体源である。4は加圧気体源3とシ
リンー1とを連通せるパイプ、5は電磁弁である。6は
排気穴であり、シリンダー1内が所定圧力P0にまで加圧
されると、この排気穴6からの排気によりシリンダー1
内は圧力P0に保持される。7は制御手段でありシリンダ
ー1に取付けた圧力センサー71とA/D変換器72とマイコ
ン73とから構成してある。
有する。3は加圧気体源である。4は加圧気体源3とシ
リンー1とを連通せるパイプ、5は電磁弁である。6は
排気穴であり、シリンダー1内が所定圧力P0にまで加圧
されると、この排気穴6からの排気によりシリンダー1
内は圧力P0に保持される。7は制御手段でありシリンダ
ー1に取付けた圧力センサー71とA/D変換器72とマイコ
ン73とから構成してある。
上記加圧気体源3の容量とシリンダー1の容量との差
が小さいとすると、スイッチオンによって電磁弁5を開
にしたのちシリンダー1内が吐出設定圧P0に達するまで
の時間は、シリンダー1内の液面が最高レベルhH、中間
レベルh、最低レベルhLの何れかにより異なってくる。
が小さいとすると、スイッチオンによって電磁弁5を開
にしたのちシリンダー1内が吐出設定圧P0に達するまで
の時間は、シリンダー1内の液面が最高レベルhH、中間
レベルh、最低レベルhLの何れかにより異なってくる。
而して、それぞれの時間をtH,t,tLであるとする。ま
た、各レベルでの電磁弁開の時点からシリンダー内が設
定圧力P0になる時点までに吐出された液量をmH,m,mLと
し、定量吐出量をMとすれば、所定圧P0に達したのち各
レベルに応じて、M−mH,M−m,M−mLの液量の吐出が必
要となり、この吐出に要する時間をTH,T,TLとする。而
して、THはシリンダー内液面が最高レベルのとき吐出量
が上記の一定量Mになるまでの時間とシリンダー内が上
記圧力P0に達するまでの時間tHとの差であり、TLはシリ
ンダー内液面が最高レベルのとき吐出量が上記の一定量
Mになるまでの時間とシリンダー内が上記圧力P0に達す
るまでの時間tLとの差である。
た、各レベルでの電磁弁開の時点からシリンダー内が設
定圧力P0になる時点までに吐出された液量をmH,m,mLと
し、定量吐出量をMとすれば、所定圧P0に達したのち各
レベルに応じて、M−mH,M−m,M−mLの液量の吐出が必
要となり、この吐出に要する時間をTH,T,TLとする。而
して、THはシリンダー内液面が最高レベルのとき吐出量
が上記の一定量Mになるまでの時間とシリンダー内が上
記圧力P0に達するまでの時間tHとの差であり、TLはシリ
ンダー内液面が最高レベルのとき吐出量が上記の一定量
Mになるまでの時間とシリンダー内が上記圧力P0に達す
るまでの時間tLとの差である。
而るに、ΔT,Δtは共にシリンダーの吐出状態によっ
て規制される時間であり、その間にほぼ比例関係が成立
するから、 であり、従って、 が成立する。
て規制される時間であり、その間にほぼ比例関係が成立
するから、 であり、従って、 が成立する。
而るに、TH,TL,TL,THは実測できるから、 T=At+B− ただし、 が成立する。
従って、上記吐出装置において、スイッチオンにより
電磁弁を開にしてシリンダー内の圧力を上昇していくと
共にその圧力により吐出を行なわせ、シリンダー内が設
定圧力P0に達すれば(圧力P0に達するまでの時間はマイ
コンにより測定)、これを圧力センサーで検出し、A/D
変換信号によりマイコンで上記第2式に基づきTを計算
し、この期間Tだけ電磁弁の開を継続すれば一定量Mの
吐出を行い得る。
電磁弁を開にしてシリンダー内の圧力を上昇していくと
共にその圧力により吐出を行なわせ、シリンダー内が設
定圧力P0に達すれば(圧力P0に達するまでの時間はマイ
コンにより測定)、これを圧力センサーで検出し、A/D
変換信号によりマイコンで上記第2式に基づきTを計算
し、この期間Tだけ電磁弁の開を継続すれば一定量Mの
吐出を行い得る。
〈考案の効果〉 本考案に係る液体の定量吐出装置は、上述した通りの
構成であり、弁を開にした後シリンダー内が吐出設定圧
になるまでの間の吐出量と、設定圧力下での吐出量との
和が所定の一定吐出量となるように弁を制御するから、
シリンダーの容量と加圧気体源の容量との差が小さくな
り、シリンダー内を所定圧力に設定するまでの時間が長
くなっても、定量吐出を行うことができる。制御できる
から、吐出の回数が進んでシリンダーの空間スペースが
変化しても、その影響を受けることなく、厳密に一定量
の定量吐出を行うことができる。また、シリンダー内に
所定量の液体を入れた後、シリンダー内の液面が最低レ
ベルhLに達するまでシリンダー内への液の補充が不要で
あり、シリンダーの液面を制御するための制御系統を設
ける必要がなく、装置の簡易化を図ることができる。
構成であり、弁を開にした後シリンダー内が吐出設定圧
になるまでの間の吐出量と、設定圧力下での吐出量との
和が所定の一定吐出量となるように弁を制御するから、
シリンダーの容量と加圧気体源の容量との差が小さくな
り、シリンダー内を所定圧力に設定するまでの時間が長
くなっても、定量吐出を行うことができる。制御できる
から、吐出の回数が進んでシリンダーの空間スペースが
変化しても、その影響を受けることなく、厳密に一定量
の定量吐出を行うことができる。また、シリンダー内に
所定量の液体を入れた後、シリンダー内の液面が最低レ
ベルhLに達するまでシリンダー内への液の補充が不要で
あり、シリンダーの液面を制御するための制御系統を設
ける必要がなく、装置の簡易化を図ることができる。
図は本考案の実施例を示す説明図である。 図において、1はシリンダー、2は吐出口、3は加圧気
体源、5は電磁弁、7は制御手段である。
体源、5は電磁弁、7は制御手段である。
Claims (1)
- 【請求項1】下端に吐出口を有するシリンダーに弁を介
して加圧気体源を接続し、弁の開口ごとにシリンダー内
液体を加圧気体源で加圧して一定量Mあて吐出する装置
において、弁を開にしてからシリンダー内が一定の圧力
P0に達するまでの時間tを測定し、次式により (ただし、tはシリンダー内液面が最高レベルのときシ
リンダー内が上記圧力P0に達するまでの時間の実測値、
tLはシリンダー内液面が最低レベルのときシリンダー内
が上記圧力P0に達するまでの時間の実測値、THはシリン
ダー内液面が最高レベルのとき吐出量が上記の一定量M
になるまでの時間とシリンダー内が上記圧力P0に達する
までの時間tHとの差の実測値、TLはシリンダー内液面が
最低レベルのとき吐出量が上記の一定量Mになるまでの
時間とシリンダー内が上記圧力P0に達するまでの時間tL
との差の実測値) 時間Tを計算し、一定圧力P0に達したのちT時間吐出を
行う制御手段を設けたことを特徴とする液体の定量吐出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989019925U JPH08319Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 液体の定量吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989019925U JPH08319Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 液体の定量吐出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111700U JPH02111700U (ja) | 1990-09-06 |
JPH08319Y2 true JPH08319Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31235866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989019925U Expired - Lifetime JPH08319Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 液体の定量吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08319Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550454Y2 (ja) * | 1991-05-31 | 1997-10-15 | 株式会社カンセイ | 液体供給装置 |
JP2528358Y2 (ja) * | 1992-09-01 | 1997-03-12 | 康克 井野内 | エアーによる液体定量吐出装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5217791A (en) * | 1975-06-24 | 1977-02-09 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Electro-chemical illumination display device |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1989019925U patent/JPH08319Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02111700U (ja) | 1990-09-06 |
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