JPH08317392A - 画像データ符号化装置 - Google Patents

画像データ符号化装置

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JPH08317392A
JPH08317392A JP11756795A JP11756795A JPH08317392A JP H08317392 A JPH08317392 A JP H08317392A JP 11756795 A JP11756795 A JP 11756795A JP 11756795 A JP11756795 A JP 11756795A JP H08317392 A JPH08317392 A JP H08317392A
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Application number
JP11756795A
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English (en)
Inventor
Osamu Totokawa
修 都外川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11756795A priority Critical patent/JPH08317392A/ja
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄なデータリセットマーカを削除でき、画
像データの伝送効率を向上できる画像データ符号化装置
を提供することを目的とする。 【構成】 再送受信回数が増えた場合は、リセットマー
カの挿入率が増え、相関的に廃棄データ量が少なくな
る。また、再送受信回数が減った場合は、リセットマー
カの挿入率が減るため、減ったデータ量を画像データに
割り当てる。以上のように、再送要求の増減に対応し
て、マーカ挿入ブロック数を増減させることにより、そ
の時点での通信路の状態に適応したマーカ挿入を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データの圧縮及び伸張
技術を用いた画像データの通信方式において使用される
画像データ符号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像データを帯域圧縮技術を用いて符
号化及び復号化する方式として、ISO−IEC/JT
C1/SC2/WG11にて議論され標準化されたMP
EG(Moving Picture Coding
Experts Group)方式が知られており、ま
た、カラー静止画像圧縮方式としては、JPEG(Jo
int Photographic Expert G
roup)方式などが知られている。
【0003】これらの方式は、画像内を複数画素から構
成されるブロックに分割し、このブロック内データを直
交変換方式の1つである離散コサイン変換と、量子化お
よびハフマン符号化とを組み合わせて、符号化および復
号化する方式である。
【0004】これらの方式について、図面を参照しなが
ら以下に詳しく説明する。図13はJPEG方式による
画像データ符号化回路のブロック図である。まず、符号
化において、この画像データ符号化回路は、画像情報で
ある入力画像データを複数画素ごとのブロックに分割す
るブロック分割部131、このブロック化されたデータ
に対して離散コサイン変換を行うDCT処理部132、
離散コサイン変換されたデータであるDCT係数を、そ
の係数位置ごとにステップサイズで量子化する量子化部
133、この量子化されたデータを、エントロピー符号
化して可変長データに変換するVLC部134から構成
され、このように構成された画像データ符号化回路によ
って、入力画像データから圧縮画像データが生成され出
力される。
【0005】図14はJPEG方式による画像データ復
号化回路のブロック図である。図14において、逆VL
C部141は、図13に示す画像データ符号化回路にて
符号化された圧縮画像データを復号化する。逆量子化部
142は逆VLC部141から出力された復号データを
逆量子化する。逆DCT(IDCT)処理部143は、
逆量子化部142から出力された逆量子化データすなわ
ちDCT係数に対して、逆DCT処理を行いブロック毎
の画素データに復元する。ブロック合成部144は、I
DCT処理部143から出力されたブロック毎の画素デ
ータを合成して復号画像データを生成し画像にする。
【0006】リアルタイム画像データ符号化装置では、
符号化回路とともに、他の構成要素として、画像データ
復号化装置が画像復号の際に、圧縮データのエラー訂正
が不能な場合に利用する廃棄画像データ範囲を示すデー
タリセットマーカを、何ブロック毎に挿入するかを示す
マーカ挿入ブロック数を格納するブロック数テーブル
と、圧縮画像データを画像データ復号化装置に送信する
画像データ伝送部とを備えている。
【0007】図15は従来のリアルタイム画像データ符
号化装置のブロック図である。ブロック数テーブル15
1には、マーカ挿入ブロック数が格納されている。この
値は、通常、リアルタイム画像圧縮伸張においては固定
である。バッファ部152は圧縮画像データを格納す
る。
【0008】画像データ圧縮部153は、ブロック分割
されたブロックに対して、離散コサイン変換(以下、D
CTと呼ぶ)や量子化処理や可変長データ変換(以下、
VLCと呼ぶ)による圧縮を行い、ブロック数テーブル
151を参照し、規定ブロック数の圧縮を行う毎にデー
タリセットマーカを付与して、バッファ部152に圧縮
画像データを格納する。
【0009】画像データ伝送部154は、バッファ部1
52に格納されている圧縮画像データを画像データ復号
化装置に送信し、画像データ復号化装置からのデータ再
送要求があればバッファ部152に格納されている圧縮
画像データを再送する。
【0010】図16は、図15に示す従来のリアルタイ
ム画像データ符号化装置に対応するリアルタイム画像デ
ータ復号化装置のブロック図である。画像データ受信部
161は、受信データをバッファ部163に蓄えると共
に、通信エラーによるデータ落ち等が無かったかどうか
を検査し、通信エラーが認められた場合は、画像データ
符号化装置に対してデータの再送を要求する。画像デー
タ伸張部162は、バッファ部163に蓄えられた圧縮
データを逆VLC処理や逆量子化処理や逆DCT処理を
行い、ブロック毎の画素データを合成し画像にする。
【0011】なお、画像データ復号化装置から画像デー
タ符号化装置に対する幾度かの再送要求にもかかわら
ず、エラーのない圧縮画像データを受信できなかった場
合には、画像データ受信部161はエラーを含んだまま
のデータをバッファ部163に蓄える。この場合、画像
データ伸張部162での伸張処理はエラーになり、画像
データ伸張部162は、圧縮画像データ中に挿入されて
いるマーカをもとに、廃棄データ範囲を決定し、そのデ
ータを廃棄する。
【0012】以上のように動作するのは、可逆圧縮伸張
と異なり、リアルタイム動画像圧縮伸張においては、再
送プロトコルを繰り返すことにより伝送効率が落ちるよ
りも、見た目に分からない程度であれば、前の画像を利
用して素早く復号する方を優先するためである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の画像データ符号化装置においては、安全なデ
ータ伝送という点だけを考えてデータリセットマーカの
挿入率を上げると、それに伴って画像データの伝送効率
が低下するという問題点を有していた。
【0014】この問題点に対して、伝送エラーによる再
送発生の増減に合わせてマーカ挿入ブロック数を変更す
る方法が考えられるが、単純に増減させるだけでは、マ
ーカ挿入ブロック数が発散しやすく、マーカ挿入ブロッ
ク数の最大/最小値の規定を含めた、より細やかな制御
ができないという問題点を有していた。
【0015】また、画像データ伸張処理に比べて負荷の
大きい画像データ圧縮処理が画像データ符号化装置内で
行われており、そのうえ、マーカ挿入ブロック数を決定
する処理も画像データ符号化装置内で行われているた
め、リアルタイム圧縮伸張処理における全体の効率が低
下するという問題点をも有していた。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するもの
で、無駄なデータリセットマーカを削除することがで
き、画像データの伝送効率を向上することができる画像
データ符号化装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像データ符号化装置
は、画像データを圧縮処理した圧縮画像データを送信
し、これを受信し伸張処理して前記画像データを復号す
る画像データの通信方式において、前記復号の際に圧縮
画像データのエラー訂正が不能な場合の廃棄画像データ
の範囲を示すデータリセットマーカを、前記圧縮画像デ
ータに挿入して送信する画像データ符号化装置であっ
て、画像を複数画素からなるブロックに分割するブロッ
ク分割部と、前記データリセットマーカの前記圧縮画像
データへの挿入を前記ブロックの何ブロック毎に行うか
を示すマーカ挿入ブロック数を格納するブロック数テー
ブルと、前記ブロック毎の画像データを圧縮処理して生
成した圧縮画像データに対して、前記ブロック数テーブ
ルに格納されたマーカ挿入ブロック数毎に、前記データ
リセットマーカを挿入する画像データ圧縮部と、前記デ
ータリセットマーカが挿入された圧縮画像データを格納
するバッファ部と、前記復号側からの再送要求の受信回
数の値を格納する再送カウンタと、前記再送要求の受信
回数の履歴を格納する再送回数バッファと、前記バッフ
ァ部の圧縮画像データを前記復号側に送信し、前記再送
要求の受信により、前記バッファ部の圧縮画像データを
再送するとともに、前記再送カウンタの受信回数値を増
加する画像データ伝送部と、周期的に起動され、前記再
送回数バッファと再送カウンタとの情報に基づいてマー
カ挿入ブロック数を決定し、その数値を前記ブロック数
テーブルに格納し、前記再送カウンタの受信回数値をク
リアする再送管理部とを備えた構成とする。
【0018】請求項2に記載の画像データ符号化装置
は、再送要求頻度とマーカ挿入ブロック数とからなる再
送頻度対ブロック数テーブルを設け、請求項1の再送管
理部を、ブロック数テーブルに格納するマーカ挿入ブロ
ック数は、前記再送頻度対ブロック数テーブル内を、再
送カウンタと再送回数バッファとに格納されている再送
受信回数に基づいて検索し、決定するよう構成する。
【0019】請求項3に記載の画像データ符号化装置
は、画像データを圧縮処理した圧縮画像データを送信
し、これを受信し伸張処理して前記画像データを復号す
る画像データの通信方式において、前記復号の際に圧縮
画像データのエラー訂正が不能な場合の廃棄画像データ
の範囲を示すデータリセットマーカを、前記圧縮画像デ
ータに挿入して送信する画像データ符号化装置であっ
て、画像を複数画素からなるブロックに分割するブロッ
ク分割部と、前記データリセットマーカの前記圧縮画像
データへの挿入を前記ブロックの何ブロック毎に行うか
を示すマーカ挿入ブロック数を格納するブロック数テー
ブルと、前記ブロック毎の画像データを圧縮処理して生
成した圧縮画像データに対して、前記ブロック数テーブ
ルに格納されたマーカ挿入ブロック数毎に、前記データ
リセットマーカを挿入する画像データ圧縮部と、前記デ
ータリセットマーカが挿入された圧縮画像データを格納
するバッファ部と、前記バッファ部の圧縮画像データを
前記復号側に送信し、前記再送要求の受信により、前記
バッファ部の圧縮画像データを再送するとともに、前記
再送カウンタの受信回数値を増加する画像データ伝送部
とを備え、ブロック数テーブルを、前記復号側において
パケット伝送等におけるビットストリームフォーマット
の内の拡張領域に格納され、前記復号側から送られたマ
ーカ挿入ブロック数を格納するよう構成する。
【0020】
【作用】請求項1および請求項2の構成によると、通信
路の状態に応じてマーカ挿入ブロック数を増減させて、
無駄な再送要求を無くす。
【0021】請求項3の構成によると、パケット伝送等
のビットストリームフォーマット内の拡張領域に格納さ
れているマーカ挿入ブロック数を参照して、ブロック数
テーブルに格納するマーカ挿入ブロック数を決定する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例の画像データ符号化装
置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0023】最初に、第1の実施例の画像データ符号化
装置について説明する。図1は第1の実施例の画像デー
タ符号化装置の回路に対応するブロック図を示したもの
である。
【0024】図1に示すように構成された画像データ符
号化装置について、その画像圧縮動作を図3のフローチ
ャートを用いて説明する。ステップ#3−1では、入力
された動画像信号を複数の画素で構成されるブロックに
分割する。これは、図13に示す従来例におけるブロッ
ク分割部131としての動作であり、ここでは、画像デ
ータ圧縮部13において実施される。
【0025】ステップ#3−2では、画像データ圧縮部
13によって、1画像内の全てのブロックに対する圧縮
処理が終了したかどうか判定する。全て終了したならば
ステップ#3−6に進み、そうでなければステップ#3
−3に進む。
【0026】ステップ#3−3では、画像データ圧縮部
13が、DCT処理、量子化、VLCにより、ステップ
#3−1で分割されたブロック毎に圧縮処理を行い、そ
の結果をバッファに格納する。
【0027】ステップ#3−4では、ブロック数テーブ
ル11を参照し、データリセットマーカを付与するかど
うか判定する。付与するならばステップ#3−5に進
み、そうでなければステップ#3−1に戻る。
【0028】ステップ#3−5では、データリセット用
のマーカをバッファ部12に格納されている圧縮データ
の後に付与する。ステップ#3−6では、バッファ部1
2の圧縮データを送信する。
【0029】以上のような動作により、データリセット
マーカを含んだ圧縮画像データを生成する。次に、画像
データ伝送部14が画像データ復号化装置からの再送要
求を受信した時の動作を、図4のフローチャートを用い
て説明する。
【0030】ステップ#4−1では、画像データ伝送部
14は、再送管理部16に対して、再送要求を受信した
ことを通知する。ステップ#4−2では、再送管理部1
6は再送カウンタ17のカウント値を1増やす。
【0031】以上のような動作により、再送要求の受信
回数である再送受信回数が再送カウンタにセットされ
る。次に、周期起動される再送管理部16の動作を、図
5のフローチャートを用いて説明する。
【0032】図2に再送回数バッファ15の例を示す。
再送回数バッファ15には、再送要求受信回数の履歴が
キューイングされる。ステップ#5−1では、再送回数
バッファ15と再送カウンタ17とから、前回の再送受
信回数と今回の再送受信回数との比較を行う。今回の再
送受信回数が多ければステップ#5−2に進み、少なけ
ればステップ#5−3に進み、等しければステップ#5
−4に進む。
【0033】ステップ#5−2では、ブロック数テーブ
ル11の値を1増やし、ステップ#5−3では、ブロッ
ク数テーブル11の値を1減らす。ステップ#5−4で
は、再送回数バッファ15に現在の再送カウンタ17の
数値をプッシュし、再送カウンタ17をクリアする。
【0034】例えば、再送受信回数が増えた場合は、リ
セットマーカの挿入率が増え、相関的に廃棄データ量が
少なくなることが期待されるため、より良い画像データ
を復号することができる。また、再送受信回数が減った
場合は、リセットマーカの挿入率が減るため、減ったデ
ータ量を画像データに割り当てることが出来、同様によ
り良い画像データの復元に寄与する。
【0035】以上のように第1の実施例によれば、再送
要求の増減に対応して、マーカ挿入ブロック数を増減さ
せることにより、その時点での通信路の状態に適応した
マーカ挿入が可能になり、従来の画像データ符号化装置
に比べて、より良い画像データを復号化できる圧縮デー
タを生成することができる。
【0036】次に、第2の実施例の画像データ符号化装
置について説明する。図6は第2の実施例の画像データ
符号化装置の回路に対応するブロック図を示したもので
ある。
【0037】図6に示すように構成された画像データ符
号化装置において、周期起動される再送管理部66の動
作を図8のフローチャートを用いて説明する。なお、こ
の実施例では、画像圧縮動作は図3と、再送要求受信時
の動作は図4と同じである。また、図7に再送頻度対ブ
ロック数テーブル68の例を示す。この再送頻度対ブロ
ック数テーブル68は、以前(1回前)の再送受信回数
の頻度と今回(現在)の再送受信回数の頻度とに基づい
てマーカ挿入ブロック数を決定するために用いる。
【0038】ステップ#8−1では、再送回数バッファ
65に格納されている再送受信回数と再送カウンタ67
の値とを検索のキーにして、再送頻度対ブロック数テー
ブル68からマーカ挿入ブロック数を決定する。この実
施例では、前回の再送受信回数「10」と今回の再送受
信回数「12」を検索のキーにして、マーカ挿入ブロッ
ク数「10」が選択される。
【0039】ステップ#8−2では、再送回数バッファ
65に再送カウンタ67の数値をプッシュし、再送カウ
ンタ67をクリアする。例えば、再送受信回数は、通信
路の状態によっては、ある範囲内で増減を繰り返すこと
も多い。この場合、前回の再送回数だけをもとにマーカ
挿入ブロック数を決定すると、マーカ挿入率が無駄に発
散してしまい、かえって伝送効率が落ちる。また、マー
カ挿入率がある上限を越えてしまうと、通信路制約上か
えって画像データが少なくなり、結果的に復号画像の画
質が落ちてしまう場合もある。また、データ通信の信頼
性の点からは、マーカ挿入率の下限を設定しておくほう
が良い。再送頻度対ブロック数テーブル68を用いて、
マーカ挿入ブロック数を決定することで、マーカ挿入率
が発散することがなく、上下限を設定することもでき、
より信頼性の高い安定した画像データの復元に寄与する
ことができる。
【0040】以上のように第2の実施例によれば、第1
の実施例の画像データ符号化装置に加え、再送要求頻度
の履歴と現在の再送要求受信回数とを検索のキーにし
て、マーカ挿入ブロック数を決定するための再送頻度対
ブロック数テーブル68を備えることにより、より信頼
性の高い安定した画像データを復元化できる圧縮画像デ
ータを生成することができる。
【0041】次に、第3の実施例の画像データ符号化装
置について説明する。図9は第3の実施例の画像データ
符号化装置の回路に対応するブロック図を示したもので
ある。
【0042】図9に示すように構成された画像データ符
号化装置について説明する。この画像データ符号化装置
に対応する画像データ復号化装置を図10に示す。図1
0に示す画像データ復号化装置が、図9に示す画像デー
タ符号化装置に対して、画像データの再送を要求する動
作を、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0043】ステップ#11−1では、再送管理部10
6は再送カウンタ104の値を1増やす。ステップ#1
1−2では、画像データ受信部101は、ブロック数テ
ーブル105を参照し、再送要求パケットのビットスト
リームフォーマットの内、拡張領域にマーカ挿入ブロッ
ク数を格納し、再送要求メッセージを送信する。
【0044】なお、ブロック数テーブル105は、周期
起動される再送管理部106により更新される。その動
作は、図5に示す画像データ符号化装置における再送管
理部16の動作と同じである。これは、マーカ挿入ブロ
ック数の決定を、画像データ符号化装置ではなく、画像
データ復号化装置側で行うことを意味する。
【0045】次に、画像データ符号化装置が画像データ
復号化装置からの再送要求を受信した時の動作を、図1
2のフローチャートを用いて説明する。ステップ#12
−1では、画像データ伝送部94は、再送要求パケット
のビットストリームフォーマットの内、拡張領域に格納
されたマーカ挿入ブロック数を参照する。
【0046】ステップ#12−2では、画像データ伝送
部94は、ステップ#12−1で参照した値をブロック
数テーブル91にセットする。この様に、マーカ挿入ブ
ロック数を画像データ復号化装置内で決定することによ
り、マーカ挿入ブロック数決定処理を画像データ符号化
装置で行わずにすみ、リアルタイム圧宿伸張処理におけ
る全体の効率が向上する。
【0047】以上のように第3の実施例によれば、パケ
ット伝送等のビットストリームフォーマットの内、拡張
領域にマーカ挿入ブロック数を格納することにより、伝
送効率を落とすことなく、より良い画像データを復号化
できる圧縮データを生成することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通信路の
状態に応じてマーカ挿入ブロック数を増減させて、無駄
な再送要求を無くすことができる。
【0049】そのため、無駄なデータリセットマーカを
削除することができ、画像データの伝送効率を向上する
ことができる。また、パケット伝送等のビットストリー
ムフォーマット内の拡張領域に格納されているマーカ挿
入ブロック数を参照して、ブロック数テーブルに格納す
るマーカ挿入ブロック数を決定することができる。
【0050】そのため、無駄なデータリセットマーカを
削除することができるとともに、装置の負担を軽減する
ことができ、画像データの伝送効率を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像データ符号化装置
の構成図
【図2】同実施例の再送回数バッファの構成例
【図3】同実施例の画像圧縮動作のフローチャート
【図4】同実施例の再送要求受信時のフローチャート
【図5】同実施例の再送管理部のフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例の画像データ符号化装置
の構成図
【図7】同実施例の再送頻度対ブロック数テーブルの構
成例
【図8】同実施例の再送管理部のフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例の画像データ符号化装置
の構成図
【図10】同実施例に対する画像データ復号化装置の構
成図
【図11】同実施例への画像データ復号化装置のデータ
再送要求のフローチャート
【図12】同実施例の再送要求受信時のフローチャート
【図13】JPEG方式の画像データ符号化回路の構成
【図14】同JPEG方式の画像データ復号化回路の構
成図
【図15】従来のリアルタイム画像データ符号化装置の
構成図
【図16】同従来例に対応するリアルタイム画像データ
復号化装置の構成図
【符号の説明】
13、63、93 画像データ圧縮部 11、61、91 ブロック数テーブル 12、62、92 バッファ部 17、67 再送カウンタ 15、65 再送回数バッファ 14、64、94 画像データ伝送部 16、66 再送管理部 68 再送頻度対ブロック数テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを圧縮処理した圧縮画像デー
    タを送信し、これを受信し伸張処理して前記画像データ
    を復号する画像データの通信方式において、前記復号の
    際に圧縮画像データのエラー訂正が不能な場合の廃棄画
    像データの範囲を示すデータリセットマーカを、前記圧
    縮画像データに挿入して送信する画像データ符号化装置
    であって、画像を複数画素からなるブロックに分割する
    ブロック分割部と、前記データリセットマーカの前記圧
    縮画像データへの挿入を前記ブロックの何ブロック毎に
    行うかを示すマーカ挿入ブロック数を格納するブロック
    数テーブルと、前記ブロック毎の画像データを圧縮処理
    して生成した圧縮画像データに対して、前記ブロック数
    テーブルに格納されたマーカ挿入ブロック数毎に、前記
    データリセットマーカを挿入する画像データ圧縮部と、
    前記データリセットマーカが挿入された圧縮画像データ
    を格納するバッファ部と、前記復号側からの再送要求の
    受信回数の値を格納する再送カウンタと、前記再送要求
    の受信回数の履歴を格納する再送回数バッファと、前記
    バッファ部の圧縮画像データを前記復号側に送信し、前
    記再送要求の受信により、前記バッファ部の圧縮画像デ
    ータを再送するとともに、前記再送カウンタの受信回数
    値を増加する画像データ伝送部と、周期的に起動され、
    前記再送回数バッファと再送カウンタとの情報に基づい
    てマーカ挿入ブロック数を決定し、その数値を前記ブロ
    ック数テーブルに格納し、前記再送カウンタの受信回数
    値をクリアする再送管理部とを備えた画像データ符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 再送要求頻度とマーカ挿入ブロック数と
    からなる再送頻度対ブロック数テーブルを設け、再送管
    理部を、ブロック数テーブルに格納するマーカ挿入ブロ
    ック数は、前記再送頻度対ブロック数テーブル内を、再
    送カウンタと再送回数バッファとに格納されている再送
    受信回数に基づいて検索し、決定するよう構成した請求
    項1に記載の画像データ符号化装置。
  3. 【請求項3】 画像データを圧縮処理した圧縮画像デー
    タを送信し、これを受信し伸張処理して前記画像データ
    を復号する画像データの通信方式において、前記復号の
    際に圧縮画像データのエラー訂正が不能な場合の廃棄画
    像データの範囲を示すデータリセットマーカを、前記圧
    縮画像データに挿入して送信する画像データ符号化装置
    であって、画像を複数画素からなるブロックに分割する
    ブロック分割部と、前記データリセットマーカの前記圧
    縮画像データへの挿入を前記ブロックの何ブロック毎に
    行うかを示すマーカ挿入ブロック数を格納するブロック
    数テーブルと、前記ブロック毎の画像データを圧縮処理
    して生成した圧縮画像データに対して、前記ブロック数
    テーブルに格納されたマーカ挿入ブロック数毎に、前記
    データリセットマーカを挿入する画像データ圧縮部と、
    前記データリセットマーカが挿入された圧縮画像データ
    を格納するバッファ部と、前記バッファ部の圧縮画像デ
    ータを前記復号側に送信し、前記再送要求の受信によ
    り、前記バッファ部の圧縮画像データを再送するととも
    に、前記再送カウンタの受信回数値を増加する画像デー
    タ伝送部とを備え、ブロック数テーブルを、前記復号側
    においてパケット伝送等におけるビットストリームフォ
    ーマットの内の拡張領域に格納され、前記復号側から送
    られたマーカ挿入ブロック数を格納するよう構成した画
    像データ符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1169325A (ja) * 1997-08-11 1999-03-09 Ando Electric Co Ltd 動画通信管理装置

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JPH1169325A (ja) * 1997-08-11 1999-03-09 Ando Electric Co Ltd 動画通信管理装置

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