JPH08316176A - ダイシング装置 - Google Patents
ダイシング装置Info
- Publication number
- JPH08316176A JPH08316176A JP14263895A JP14263895A JPH08316176A JP H08316176 A JPH08316176 A JP H08316176A JP 14263895 A JP14263895 A JP 14263895A JP 14263895 A JP14263895 A JP 14263895A JP H08316176 A JPH08316176 A JP H08316176A
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- Japan
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- chip
- dicing
- wafer
- dicing saw
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエハに形成されたチップを個々に分割する
際に、ウエハ内における各チップの向きを判別すること
ができるダイシング装置を提供すること。 【構成】 ダイシングソー50を回転することにより、
ウエハ41に形成されたチップ44を個々に分割するダ
イシング装置であり、ダイジング装置のダイシングソー
50が片刃51である。
際に、ウエハ内における各チップの向きを判別すること
ができるダイシング装置を提供すること。 【構成】 ダイシングソー50を回転することにより、
ウエハ41に形成されたチップ44を個々に分割するダ
イシング装置であり、ダイジング装置のダイシングソー
50が片刃51である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハに形成された集
積回路のチップを個々に分割するためのダイシング装置
に関するものである。
積回路のチップを個々に分割するためのダイシング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハに形成された集積回路のチップ
は、ダイシングソー(Dicing Saw)により個
々に分割するようになっている。そのようなダイシング
作業においては、ウエハにおける削溝をできるだけ狭く
して、無駄な部分が少なくなるようにすることが必要で
ある。半導体装置としては、通常知られているTCP
(テープ・キャリア・パッケージ)や、フリップチップ
等といった実装方法をとることがある。このTCPの実
装方法では、図10に示すように、ICチップ1はリー
ド2を介して絶縁基板3の導体4に対して接続する。こ
れに対して、フリップチップの実装方法は、図11に示
している。図11において、ICチップ1は、絶縁基板
3に対して導体4および半田バンプ5を介して接続して
いる。
は、ダイシングソー(Dicing Saw)により個
々に分割するようになっている。そのようなダイシング
作業においては、ウエハにおける削溝をできるだけ狭く
して、無駄な部分が少なくなるようにすることが必要で
ある。半導体装置としては、通常知られているTCP
(テープ・キャリア・パッケージ)や、フリップチップ
等といった実装方法をとることがある。このTCPの実
装方法では、図10に示すように、ICチップ1はリー
ド2を介して絶縁基板3の導体4に対して接続する。こ
れに対して、フリップチップの実装方法は、図11に示
している。図11において、ICチップ1は、絶縁基板
3に対して導体4および半田バンプ5を介して接続して
いる。
【0003】図10と図11に示すように、ICチップ
1は、その裏面1aが剥き出しのまま絶縁基板3に対し
て実装するようになっているので、通常の樹脂モールド
されたICチップとは異なり、ICチップ1の裏面1a
に直接ICの名称やそのICの向きを示すマークをする
必要がある。このようにマークをするのは、ICチップ
1を誤った向きで実装してしまうのを防ぐためである。
このようにマークをする方法としては、一般的には、ベ
アチップまたはウエハ状態で裏面1aにレーザ光にて刻
印する方法が採用されている。
1は、その裏面1aが剥き出しのまま絶縁基板3に対し
て実装するようになっているので、通常の樹脂モールド
されたICチップとは異なり、ICチップ1の裏面1a
に直接ICの名称やそのICの向きを示すマークをする
必要がある。このようにマークをするのは、ICチップ
1を誤った向きで実装してしまうのを防ぐためである。
このようにマークをする方法としては、一般的には、ベ
アチップまたはウエハ状態で裏面1aにレーザ光にて刻
印する方法が採用されている。
【0004】図12は、一例としてベアチップ33とレ
ーザ発振器32を示しており、レーザ発振器32はベア
チップ33の裏面に対してレーザ光31を照射して、必
要なマークを刻印するようになっている。図13は、レ
ーザ発振器32とウエハ34を示している。レーザ発振
器32は、レーザ光31をウエハ34の裏面の所定の位
置に照射して、マークを刻印する。
ーザ発振器32を示しており、レーザ発振器32はベア
チップ33の裏面に対してレーザ光31を照射して、必
要なマークを刻印するようになっている。図13は、レ
ーザ発振器32とウエハ34を示している。レーザ発振
器32は、レーザ光31をウエハ34の裏面の所定の位
置に照射して、マークを刻印する。
【0005】図14は、従来のダイシングソーの断面を
示している。従来のダイシングソー11は、断面で見て
長方形になっている。図14の従来のダイシングソー1
1で切断されたICチップ44が図15に示されてい
る。ICチップ44の4つの切断面44fは、垂直面で
ある。
示している。従来のダイシングソー11は、断面で見て
長方形になっている。図14の従来のダイシングソー1
1で切断されたICチップ44が図15に示されてい
る。ICチップ44の4つの切断面44fは、垂直面で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のダイ
シングソー11で切断する場合には、図15のようにウ
エハ44の4辺の切断面44fが全て同じ垂直面である
ために、このICチップ44のウエハ44内における向
きが判別できない。また、これらのベアチップのICや
ウエハは、一般的にハンドリングが難しく、特にベアチ
ップICの表面やウエハの表面には配線パタンを持って
いるために、裏面にマークを刻印するには、表面側の固
定作業に注意が必要となる。さらにベアチップICの裏
面やウエハの裏面に対してレーザマーク作業を行うの
は、非常に高度なマーク工程の作業を追加する必要があ
る。従って半導体の製造がコスト高となりかつ作業能率
が落ちる。
シングソー11で切断する場合には、図15のようにウ
エハ44の4辺の切断面44fが全て同じ垂直面である
ために、このICチップ44のウエハ44内における向
きが判別できない。また、これらのベアチップのICや
ウエハは、一般的にハンドリングが難しく、特にベアチ
ップICの表面やウエハの表面には配線パタンを持って
いるために、裏面にマークを刻印するには、表面側の固
定作業に注意が必要となる。さらにベアチップICの裏
面やウエハの裏面に対してレーザマーク作業を行うの
は、非常に高度なマーク工程の作業を追加する必要があ
る。従って半導体の製造がコスト高となりかつ作業能率
が落ちる。
【0007】そこで本発明の上記課題を解決するために
なされたものであり、ウエハに形成されたチップを個々
に分割する際に、ウエハ内における各チップのの向きを
判別することができるダイシング装置を提供することを
目的としている。
なされたものであり、ウエハに形成されたチップを個々
に分割する際に、ウエハ内における各チップのの向きを
判別することができるダイシング装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、ダイシングソーを回転することによ
り、ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシ
ング装置において、ダイシングソーが片刃であるダイシ
ング装置により、達成される。請求項2の発明にあって
は、好ましくはダイシングソーを回転することにより、
ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシング
装置において、ダイシングソーが、断面で見て段差を有
する刃を備える。
発明にあっては、ダイシングソーを回転することによ
り、ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシ
ング装置において、ダイシングソーが片刃であるダイシ
ング装置により、達成される。請求項2の発明にあって
は、好ましくはダイシングソーを回転することにより、
ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシング
装置において、ダイシングソーが、断面で見て段差を有
する刃を備える。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、片刃を有するダイシ
ングソーが回転することにより、ウエハに形成されたチ
ップが個々に分割される。この際に、個々のチップの切
断面は、片刃のどちら側が当たって切れたかが残るの
で、それによりチップのウエハ内での向きが判別でき
る。請求項2の発明によれば、断面で見て段差を有する
刃を備えるダイシングソーが回転することにより、ウエ
ハに形成されたチップが個々に分割される。この場合
に、各チップの切断面には、段差を有する刃により段差
が形成されている。これにより、チップの切断面におい
て段差が残っているかどうかを見れば、チップのウエハ
内での向きが判別できる。
ングソーが回転することにより、ウエハに形成されたチ
ップが個々に分割される。この際に、個々のチップの切
断面は、片刃のどちら側が当たって切れたかが残るの
で、それによりチップのウエハ内での向きが判別でき
る。請求項2の発明によれば、断面で見て段差を有する
刃を備えるダイシングソーが回転することにより、ウエ
ハに形成されたチップが個々に分割される。この場合
に、各チップの切断面には、段差を有する刃により段差
が形成されている。これにより、チップの切断面におい
て段差が残っているかどうかを見れば、チップのウエハ
内での向きが判別できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0011】実施例1図1は、本発明のダイシング装置
の好ましい実施例を示している。図1のダイシング装置
の本体70は、モータ71を有している。このモータ7
1の出力軸72に対して、ダイシングソー50が着脱可
能に取り付けられている。このダイシングソー50は、
たとえばダイヤモンドの微粒子を薄いホイールの刃先に
焼結させたものである。ダイヤモンドホイール50は、
片刃51を有している。この片刃51の一方の傾斜面5
1aは、ダイシングソー50の直径方向に対して所定の
角度θで傾斜して形成されている。ダイシングソーのも
う1つの面は、垂直面53である。モータ71を駆動す
ることにより、このダイシングソー50は、所定の方向
に連続回転可能になっている。このダイシングソーの回
転数は、たとえば2000ないし5000rpmで高速
回転できる。しかも本体70は、XYテーブル90によ
り、矢印Xおよび矢印Y方向に移動可能になっている。
本体70は冷却水供給部80を有している。この冷却水
供給部80は、ダイシングソー50に対して冷却水を供
給できるようになっている。なお、矢印X,Y,Zは互
いに直交している。
の好ましい実施例を示している。図1のダイシング装置
の本体70は、モータ71を有している。このモータ7
1の出力軸72に対して、ダイシングソー50が着脱可
能に取り付けられている。このダイシングソー50は、
たとえばダイヤモンドの微粒子を薄いホイールの刃先に
焼結させたものである。ダイヤモンドホイール50は、
片刃51を有している。この片刃51の一方の傾斜面5
1aは、ダイシングソー50の直径方向に対して所定の
角度θで傾斜して形成されている。ダイシングソーのも
う1つの面は、垂直面53である。モータ71を駆動す
ることにより、このダイシングソー50は、所定の方向
に連続回転可能になっている。このダイシングソーの回
転数は、たとえば2000ないし5000rpmで高速
回転できる。しかも本体70は、XYテーブル90によ
り、矢印Xおよび矢印Y方向に移動可能になっている。
本体70は冷却水供給部80を有している。この冷却水
供給部80は、ダイシングソー50に対して冷却水を供
給できるようになっている。なお、矢印X,Y,Zは互
いに直交している。
【0012】次に、図1の実施例1のダイシング装置の
作用について説明する。図2のウエハ41は、ベース4
6のダイシングテープ42にマウントされて図3に示す
ような状態になる。そして、図1のダイシングソー50
は、図4に示すダイシングライン43に沿って、矢印X
方向および矢印Y方向にダイシングを行い、ICチップ
44を個々に分割する作業を行う。まず図1のXYテー
ブル90が、本体70をダイシングの開始位置に位置決
めする。そして昇降手段95がXYテーブル90と本体
70を矢印Z方向に下げると共に、モータ71を駆動し
てダイシングソー50を回転し、かつ冷却水を冷却水供
給部80からダイシングソー50に供給する。
作用について説明する。図2のウエハ41は、ベース4
6のダイシングテープ42にマウントされて図3に示す
ような状態になる。そして、図1のダイシングソー50
は、図4に示すダイシングライン43に沿って、矢印X
方向および矢印Y方向にダイシングを行い、ICチップ
44を個々に分割する作業を行う。まず図1のXYテー
ブル90が、本体70をダイシングの開始位置に位置決
めする。そして昇降手段95がXYテーブル90と本体
70を矢印Z方向に下げると共に、モータ71を駆動し
てダイシングソー50を回転し、かつ冷却水を冷却水供
給部80からダイシングソー50に供給する。
【0013】このようにして、ダイシングソー50は、
図4に示すダイシングライン43に沿って、ウエハ41
を個々のICチップ44に分割する。これにより、図5
に示す個々のICチップ44が得られる。図7は、切ら
れた1つのICチップを拡大して示している。ICチッ
プ44の2つの辺44aは、図1のダイシングソー50
の傾斜面51aで切断されているので、図6に示すよう
に斜面44cを有している。これに対して、図7の残り
の2つの切断面44bは、図6に示すように、図1のダ
イジングソー50の垂直面53で切断されているので、
垂直面となっている。このように、ICチップ44は2
つの切断面44aと残りの切断面44bが形成されるの
で、ICチップ44の図4のウエハ41における向きが
分かる。従って、ICチップ44の向き(1ピンの位
置)が判別できることになる。従って従来のようなIC
チップの裏面あるいはウエハの裏面にレーザ光線でマー
クを刻印するといった作業が不要である。
図4に示すダイシングライン43に沿って、ウエハ41
を個々のICチップ44に分割する。これにより、図5
に示す個々のICチップ44が得られる。図7は、切ら
れた1つのICチップを拡大して示している。ICチッ
プ44の2つの辺44aは、図1のダイシングソー50
の傾斜面51aで切断されているので、図6に示すよう
に斜面44cを有している。これに対して、図7の残り
の2つの切断面44bは、図6に示すように、図1のダ
イジングソー50の垂直面53で切断されているので、
垂直面となっている。このように、ICチップ44は2
つの切断面44aと残りの切断面44bが形成されるの
で、ICチップ44の図4のウエハ41における向きが
分かる。従って、ICチップ44の向き(1ピンの位
置)が判別できることになる。従って従来のようなIC
チップの裏面あるいはウエハの裏面にレーザ光線でマー
クを刻印するといった作業が不要である。
【0014】言い換えれば、図1のダイシング装置のダ
イシングソー50が、片刃51を有しているので、刃の
どちら側が当たって図7のICチップ44の切断面44
aもしくは44bが形成されているかが判別できること
から、ICチップのウエハ内での向きが明確になるもの
である。しかもダイシングソー50を回転してウエハ4
1に対して通過させるだけで、このような異なる切断面
44a,44bを形成することができるので、非常に作
業が簡単である。
イシングソー50が、片刃51を有しているので、刃の
どちら側が当たって図7のICチップ44の切断面44
aもしくは44bが形成されているかが判別できること
から、ICチップのウエハ内での向きが明確になるもの
である。しかもダイシングソー50を回転してウエハ4
1に対して通過させるだけで、このような異なる切断面
44a,44bを形成することができるので、非常に作
業が簡単である。
【0015】実施例2 図8は、本発明のダイシング装置の実施例2を示してい
る。図8の実施例2のダイシング装置が図1の実施例1
のダイシング装置と比較すると、ダンシングソー150
の形状が図1の実施例1のダイシングソー50の形状と
異なる。図8のダイシングソー150は、たとえば大き
い径の第1部分151と小さい径の第2部分152を重
ねて構成したものである。従って、第1部分151と第
2部分152の間には、段差160が形成されている。
第1部分151と第2部分152は、長方形の断面とな
っている。図8の実施例2において、図1の実施例と同
様の要領でダイシングソー150を所定の方向に回転す
ることにより、図7に示すように、ICチップ44には
2つの切断面144aと残りの2つの切断面144bが
形成される。切断面144aと切断面144bは、図9
に示すような形状である。すなわち切断面144aはダ
イシングソー150の段差160に対応する段差部分1
44cが形成されている。これに対して切断面144b
は垂直な面である。このようなことから、段差160を
有するダイシングソー150を用いて、図4のダイシン
グライン43に沿ってウエハ41を切断することによ
り、個々のICチップ44には、切断面144aと、こ
れらの切断面144aと異なる別の切断面144bが形
成されるので、刃のダイシングソー150のどちら側が
当たって切れたかどうかが分かる。従って、ICチップ
44の図4のウエハ41内での向きが分かり、ICチッ
プ44の向き(1ピンの位置)が判別できることにな
る。
る。図8の実施例2のダイシング装置が図1の実施例1
のダイシング装置と比較すると、ダンシングソー150
の形状が図1の実施例1のダイシングソー50の形状と
異なる。図8のダイシングソー150は、たとえば大き
い径の第1部分151と小さい径の第2部分152を重
ねて構成したものである。従って、第1部分151と第
2部分152の間には、段差160が形成されている。
第1部分151と第2部分152は、長方形の断面とな
っている。図8の実施例2において、図1の実施例と同
様の要領でダイシングソー150を所定の方向に回転す
ることにより、図7に示すように、ICチップ44には
2つの切断面144aと残りの2つの切断面144bが
形成される。切断面144aと切断面144bは、図9
に示すような形状である。すなわち切断面144aはダ
イシングソー150の段差160に対応する段差部分1
44cが形成されている。これに対して切断面144b
は垂直な面である。このようなことから、段差160を
有するダイシングソー150を用いて、図4のダイシン
グライン43に沿ってウエハ41を切断することによ
り、個々のICチップ44には、切断面144aと、こ
れらの切断面144aと異なる別の切断面144bが形
成されるので、刃のダイシングソー150のどちら側が
当たって切れたかどうかが分かる。従って、ICチップ
44の図4のウエハ41内での向きが分かり、ICチッ
プ44の向き(1ピンの位置)が判別できることにな
る。
【0016】このように本発明の実施例のダイシング装
置では、片刃を有するダイジングソーもしくは段差のあ
る刃を有するダイシングソーを使用することにより、I
Cチップの切断面が刃のどちら側に当たって形成された
かが分かり、ICチップのウエハ内での向きが判別でき
る。つまり、ダイシング工程において、ダイシングソー
が回転してウエハを通るだけで、個々に分割して得られ
るICチップの裏面からの向き(1ピンの位置)の判別
が可能になる。
置では、片刃を有するダイジングソーもしくは段差のあ
る刃を有するダイシングソーを使用することにより、I
Cチップの切断面が刃のどちら側に当たって形成された
かが分かり、ICチップのウエハ内での向きが判別でき
る。つまり、ダイシング工程において、ダイシングソー
が回転してウエハを通るだけで、個々に分割して得られ
るICチップの裏面からの向き(1ピンの位置)の判別
が可能になる。
【0017】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、図8の実施例では、ダイシングソー15
0の段差160が、断面で見て直角になっているが、こ
れに限らず他の角度を有する段差を形成することも可能
である。また図8の実施例のダイシングソー150は、
第1部分151と第2部分152を一体化したものであ
るが、これに限らずダイシングソー150は成形により
一体のものにして勿論構わない。
い。たとえば、図8の実施例では、ダイシングソー15
0の段差160が、断面で見て直角になっているが、こ
れに限らず他の角度を有する段差を形成することも可能
である。また図8の実施例のダイシングソー150は、
第1部分151と第2部分152を一体化したものであ
るが、これに限らずダイシングソー150は成形により
一体のものにして勿論構わない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
エハに形成されたチップを個々に分割する際に、ウエハ
内における各チップの向きを判別することができる。
エハに形成されたチップを個々に分割する際に、ウエハ
内における各チップの向きを判別することができる。
【図1】本発明のダイシング装置の実施例1を示し、ダ
イシングソーによりウエハを切断している状態を示す
図。
イシングソーによりウエハを切断している状態を示す
図。
【図2】ウエハをダイシングテープに貼り付ける状態を
示す図。
示す図。
【図3】ウエハがダイシングテープに貼り付けられた状
態を示す図。
態を示す図。
【図4】ウエハ上のダイシングラインを示す図。
【図5】ウエハがダイシングラインに沿って個々に切断
された状態を示す図。
された状態を示す図。
【図6】図1の実施例のダイシング装置により切断され
たICチップの切断面の一例を示す図。
たICチップの切断面の一例を示す図。
【図7】図1の実施例1により切断された1つのICチ
ップの平面図。
ップの平面図。
【図8】本発明のダイシング装置の実施例2を示す図で
あり、ウエハを切断している状態を示す図。
あり、ウエハを切断している状態を示す図。
【図9】図8の実施例2のダイシングソーにより切断さ
れたICチップの断面図。
れたICチップの断面図。
【図10】従来のTCPの実装方法を示す図。
【図11】フリップチップの実装方法を示す図。
【図12】ベアチップの裏面にレーザ光によりマークを
刻印する状態を示す図。
刻印する状態を示す図。
【図13】ウエハの裏面にレーザ光でマークを刻印する
状態を示す図。
状態を示す図。
【図14】従来のダイシングソーを示す断面図。
【図15】図14の従来のダイシングソーにより切断さ
れたICチップの断面図。
れたICチップの断面図。
41 ウエハ 44 ICチップ(チップ) 44b,144b 垂直面 44c 傾斜面 144c 段差部分 50,150 ダイシングソー 51 片刃 160 段差
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイシングソーを回転することにより、
ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシング
装置において、 ダイシングソーが片刃であることを特徴とするダイシン
グ装置。 - 【請求項2】 ダイシングソーを回転することにより、
ウエハに形成されたチップを個々に分割するダイシング
装置において、 ダイシングソーが、断面で見て段差を有する刃を備える
ことを特徴とするダイシング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14263895A JPH08316176A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ダイシング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14263895A JPH08316176A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ダイシング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08316176A true JPH08316176A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15320011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14263895A Pending JPH08316176A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | ダイシング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08316176A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1193738A2 (en) * | 2000-09-22 | 2002-04-03 | Ishii Tool & Engineering Corporation | Method and apparatus for manufacturing chips |
JP2011169784A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Disco Corp | 検査用試料作製方法 |
JP2015046551A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 株式会社ディスコ | 切削ブレード及びウェーハの分割方法 |
CN104476684A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-04-01 | 马鞍山太时芯光科技有限公司 | 一种新型结构的led芯片切割刀具及led芯片切割方法 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP14263895A patent/JPH08316176A/ja active Pending
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