JPH08311506A - 建材成形用素材の加圧部材 - Google Patents
建材成形用素材の加圧部材Info
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- JPH08311506A JPH08311506A JP11805295A JP11805295A JPH08311506A JP H08311506 A JPH08311506 A JP H08311506A JP 11805295 A JP11805295 A JP 11805295A JP 11805295 A JP11805295 A JP 11805295A JP H08311506 A JPH08311506 A JP H08311506A
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- sintering
- powder
- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス抜きを効率良く行い得る程度に細かく分
布した数多くの開気孔が得られ、十分な強度も得られる
建材成形用素材の加圧部材を提供する。 【構成】 金属粉末を熱間静水圧圧縮を含む処理で焼結
することにより得られ、且つ、前記処理で生じ表裏を貫
通する孔を多数備えた金属多孔体にて、建材成形用の素
材の内部に含まれる気体又は水分を前記素材の内部から
追い出して前記素材を圧密するための加圧に適した形状
に形成してある。
布した数多くの開気孔が得られ、十分な強度も得られる
建材成形用素材の加圧部材を提供する。 【構成】 金属粉末を熱間静水圧圧縮を含む処理で焼結
することにより得られ、且つ、前記処理で生じ表裏を貫
通する孔を多数備えた金属多孔体にて、建材成形用の素
材の内部に含まれる気体又は水分を前記素材の内部から
追い出して前記素材を圧密するための加圧に適した形状
に形成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦材や壁材等の建材を
成形するための素材を、その内部に含まれる気体又は水
分の追い出し(以下、気体の追い出しに代表させて「ガ
ス抜き」という)を図りつつ圧密するのに使用される加
圧部材に関する。
成形するための素材を、その内部に含まれる気体又は水
分の追い出し(以下、気体の追い出しに代表させて「ガ
ス抜き」という)を図りつつ圧密するのに使用される加
圧部材に関する。
【0002】
【従来の技術】前記加圧部材には、前記ガス抜きを図る
ために、表裏を貫通する孔(以下、開気孔という)を設
ける必要があるので、従来は、前記加圧部材に対して機
械加工による前記開気孔を多数穿設し、前記加圧部材を
多孔質体となしたもの(以下、機械加工品という)が利
用されていた。しかしながら、前記機械加工品において
は、前記開気孔が単に機械加工によって形成されるの
で、前記ガス抜きを効率良く行い得る程度に細かく分布
した数多くの開気孔を形成することが難しかった。そこ
で、一般的な焼結処理を用いて金属粉末から多孔質体を
形成することにより、前記ガス抜きを効率良く行い得る
程度に細かく分布した数多くの開気孔を形成したもの
(以下、一般焼結品という)を、前記機械加工品に代替
させるということも考えられている。
ために、表裏を貫通する孔(以下、開気孔という)を設
ける必要があるので、従来は、前記加圧部材に対して機
械加工による前記開気孔を多数穿設し、前記加圧部材を
多孔質体となしたもの(以下、機械加工品という)が利
用されていた。しかしながら、前記機械加工品において
は、前記開気孔が単に機械加工によって形成されるの
で、前記ガス抜きを効率良く行い得る程度に細かく分布
した数多くの開気孔を形成することが難しかった。そこ
で、一般的な焼結処理を用いて金属粉末から多孔質体を
形成することにより、前記ガス抜きを効率良く行い得る
程度に細かく分布した数多くの開気孔を形成したもの
(以下、一般焼結品という)を、前記機械加工品に代替
させるということも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような一般焼結品
にあっては、焼結条件次第で、前記圧密時に加圧部材と
して実用的に耐えるだけの強度が得られないことがあ
る、という問題があった。これに対し、前記焼結処理の
条件を厳しくすることにより、前記強度を向上させるこ
とが期待できるが、前記焼結の条件を厳しくする場合に
は、その条件を厳しくすることに起因する新たな問題、
即ち、前記開気孔が潰れてその気孔径も小さくなり、前
記開気孔によるガス抜きが、前記細かい分布状態であっ
ても効率良く行えなくなる、という新たな問題が生じる
ことになる。本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであり、前記機械加工品の問題も前記一般焼結
品の問題も一挙に解消し得る建材成形用素材の加圧部
材、即ち、前記ガス抜きを効率良く行い得る程度に細か
く分布した数多くの開気孔が得られ、しかも、十分な強
度も得られる建材成形用素材の加圧部材を提供すること
を目的としている。
にあっては、焼結条件次第で、前記圧密時に加圧部材と
して実用的に耐えるだけの強度が得られないことがあ
る、という問題があった。これに対し、前記焼結処理の
条件を厳しくすることにより、前記強度を向上させるこ
とが期待できるが、前記焼結の条件を厳しくする場合に
は、その条件を厳しくすることに起因する新たな問題、
即ち、前記開気孔が潰れてその気孔径も小さくなり、前
記開気孔によるガス抜きが、前記細かい分布状態であっ
ても効率良く行えなくなる、という新たな問題が生じる
ことになる。本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであり、前記機械加工品の問題も前記一般焼結
品の問題も一挙に解消し得る建材成形用素材の加圧部
材、即ち、前記ガス抜きを効率良く行い得る程度に細か
く分布した数多くの開気孔が得られ、しかも、十分な強
度も得られる建材成形用素材の加圧部材を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建材成形用
素材の加圧部材(以下、本発明部材という)は、金属粉
末を熱間静水圧圧縮(通常、HIPと略称されているの
で、以下、HIPという)を含む処理で焼結することに
より得られ、且つ、前記処理で生じ表裏を貫通する孔を
多数備えた金属多孔体にて、建材成形用の素材の内部に
含まれる気体又は水分を前記素材の内部から追い出して
前記素材を圧密するための加圧に適した形状に形成して
あることを第1の特徴構成としている。
素材の加圧部材(以下、本発明部材という)は、金属粉
末を熱間静水圧圧縮(通常、HIPと略称されているの
で、以下、HIPという)を含む処理で焼結することに
より得られ、且つ、前記処理で生じ表裏を貫通する孔を
多数備えた金属多孔体にて、建材成形用の素材の内部に
含まれる気体又は水分を前記素材の内部から追い出して
前記素材を圧密するための加圧に適した形状に形成して
あることを第1の特徴構成としている。
【0005】また、上述した第1の特徴構成を備えた
上、前記金属多孔体が、前記金属粉末を加圧成形して、
表裏を連通する多数の連通孔を備えた予備成形体を得る
第1工程と、前記予備成形体に対し、前記連通孔内への
静水圧媒体の侵入を許容する熱間静水圧圧縮を施す第2
工程を経て得られるものであることを第2の特徴構成と
している。
上、前記金属多孔体が、前記金属粉末を加圧成形して、
表裏を連通する多数の連通孔を備えた予備成形体を得る
第1工程と、前記予備成形体に対し、前記連通孔内への
静水圧媒体の侵入を許容する熱間静水圧圧縮を施す第2
工程を経て得られるものであることを第2の特徴構成と
している。
【0006】
【作用】第1の特徴構成を備えた本発明部材を構成する
金属多孔体は、焼結によって形成されたものであり、前
記表裏を貫通する多数の孔を備えたものであるため、前
記金属多孔体は、前記機械加工品と異なって、前記ガス
抜きを効率良く行い得る程度に細かく分布した数多くの
開気孔を備えたものとなる。しかも、前記焼結は、一般
の焼結(例えば、一軸プレス成形した成形体を適宜焼結
温度に加熱保持するもの)ではなく、HIPによる焼結
(以下、HIP焼結という)であるため、焼結時に、前
記開気孔を、前記ガス抜きの機能を低下させることのな
いまま(更に詳しくは、前記開気孔の圧着消滅をあまり
起こさせないまま、或いは、開気孔の流路をできるだけ
短絡状態に維持したまま)、前記金属粉末の粒子同士の
結合を有効に生じさせる。従って、前記金属多孔体は、
そのガス抜きの機能も強度も優れたものとなる。更に詳
しくは、HIP焼結による場合は、一般の焼結と異なっ
て、被処理品に対する圧力が各部均一に分布した状態と
なるため、被処理品内部での焼結反応が効率良く進行す
るようになり、前記開気孔の圧着消滅をできるだけ生じ
させることなく、被処理物内部に閉じ込められた孔(以
下、閉気孔という)の焼結反応による結合が有効に生
じ、前記金属多孔体は、そのガス抜きの機能が低下しな
いまま強度が向上するようになる。また、一般の焼結に
よる場合は、原料粉末の充填率の向上及びその粉末粒子
間の焼結反応の効率化のため、図3(ロ)に示すよう
に、原料粉末として異形(非球形)のものが採用される
が、その異形の粉末から得られる成形体を、前記開気孔
を残存させつつ焼結しようとすると、前記開気孔よりな
る通路は、図3(ロ)からみても明らかなように、でき
るだけ短絡状態に維持された通路とはならない(図中の
矢符参照)のに対し、前記HIP焼結による場合は、図
3(イ)に示すように、原料粉末として球形のものを採
用しても焼結が可能であり、その球形の粉末から得られ
る被処理品を、前記開気孔を残存させつつHIP焼結す
るときでも、前記開気孔よりなる流路を、図3(イ)に
示すように、できるだけ短絡状態に維持された流路(図
中の矢符参照)となすことができる。
金属多孔体は、焼結によって形成されたものであり、前
記表裏を貫通する多数の孔を備えたものであるため、前
記金属多孔体は、前記機械加工品と異なって、前記ガス
抜きを効率良く行い得る程度に細かく分布した数多くの
開気孔を備えたものとなる。しかも、前記焼結は、一般
の焼結(例えば、一軸プレス成形した成形体を適宜焼結
温度に加熱保持するもの)ではなく、HIPによる焼結
(以下、HIP焼結という)であるため、焼結時に、前
記開気孔を、前記ガス抜きの機能を低下させることのな
いまま(更に詳しくは、前記開気孔の圧着消滅をあまり
起こさせないまま、或いは、開気孔の流路をできるだけ
短絡状態に維持したまま)、前記金属粉末の粒子同士の
結合を有効に生じさせる。従って、前記金属多孔体は、
そのガス抜きの機能も強度も優れたものとなる。更に詳
しくは、HIP焼結による場合は、一般の焼結と異なっ
て、被処理品に対する圧力が各部均一に分布した状態と
なるため、被処理品内部での焼結反応が効率良く進行す
るようになり、前記開気孔の圧着消滅をできるだけ生じ
させることなく、被処理物内部に閉じ込められた孔(以
下、閉気孔という)の焼結反応による結合が有効に生
じ、前記金属多孔体は、そのガス抜きの機能が低下しな
いまま強度が向上するようになる。また、一般の焼結に
よる場合は、原料粉末の充填率の向上及びその粉末粒子
間の焼結反応の効率化のため、図3(ロ)に示すよう
に、原料粉末として異形(非球形)のものが採用される
が、その異形の粉末から得られる成形体を、前記開気孔
を残存させつつ焼結しようとすると、前記開気孔よりな
る通路は、図3(ロ)からみても明らかなように、でき
るだけ短絡状態に維持された通路とはならない(図中の
矢符参照)のに対し、前記HIP焼結による場合は、図
3(イ)に示すように、原料粉末として球形のものを採
用しても焼結が可能であり、その球形の粉末から得られ
る被処理品を、前記開気孔を残存させつつHIP焼結す
るときでも、前記開気孔よりなる流路を、図3(イ)に
示すように、できるだけ短絡状態に維持された流路(図
中の矢符参照)となすことができる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、前記ガス抜き
を効率良く行い得る程度に細かく分布した数多くの開気
孔が得られ、しかも、十分な強度も得られる建材成形用
素材の加圧部材が提供されるようになり、もって、前記
機械加工品の問題も前記一般焼結品の問題も一挙に解消
されて、本発明の目的が達成されるようになる。
を効率良く行い得る程度に細かく分布した数多くの開気
孔が得られ、しかも、十分な強度も得られる建材成形用
素材の加圧部材が提供されるようになり、もって、前記
機械加工品の問題も前記一般焼結品の問題も一挙に解消
されて、本発明の目的が達成されるようになる。
【0008】また、第2の特徴構成を備えた本発明部材
は、前記第1工程で得られた前記連通孔保有の予備成形
体に対し、前記連通孔内への静水圧媒体の侵入を許容す
るHIPが施されて焼結されたものである。従って、H
IPにおける静水圧媒体の圧力が、前記予備成形体の表
裏に開口した前記連通孔を介して、前記予備成形体内に
作用し、その圧力の作用下で、前記予備成形体の焼結反
応が進行するので、その焼結過程では、前記連通孔の圧
着消滅が生じることなく(即ち、前記連通孔が前記開気
孔として残存したまま)、前記予備成形体内に閉じ込め
られた閉気孔のみの焼結反応による結合が一層有効に生
じて、前記金属多孔体の強度が一層向上するようにな
る。
は、前記第1工程で得られた前記連通孔保有の予備成形
体に対し、前記連通孔内への静水圧媒体の侵入を許容す
るHIPが施されて焼結されたものである。従って、H
IPにおける静水圧媒体の圧力が、前記予備成形体の表
裏に開口した前記連通孔を介して、前記予備成形体内に
作用し、その圧力の作用下で、前記予備成形体の焼結反
応が進行するので、その焼結過程では、前記連通孔の圧
着消滅が生じることなく(即ち、前記連通孔が前記開気
孔として残存したまま)、前記予備成形体内に閉じ込め
られた閉気孔のみの焼結反応による結合が一層有効に生
じて、前記金属多孔体の強度が一層向上するようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1には、本発明の加圧部材の第1の適用
例(本発明の加圧部材をセメント成形板の湿式製造ライ
ンに適用した例)が示されている。図中の1は、瓦材と
して使用されるセメント成形板(前記建材の一例)の原
料スラリーを貯留するフローボックスであり、そのフロ
ーボックス1の下方に配置されたフェルトコンベア2上
では、前記フローボックス1のゲートから落下流出する
前記原料スラリーの供給を受けて、前記セメント成形板
の種膜Aが長尺状に形成される。前記フェルトコンベア
2の下流端部に設けられたメーキングロール3では、前
記フェルトコンベア2上で形成された前記種膜Aが複数
層に巻き取られる。その種膜Aは、適宜長さに切断・展
開されて短尺平板状の前記セメント成形板の素材Sとさ
れ、その素材Sは、本発明の加圧部材の一例としてのプ
レス型4Aを備えたプレス機4に搬送される。そのプレ
ス機4では、前記プレス型4Aによる前記素材Sの圧密
が、その内部に含まれる気体又は水分(主に水分)を前
記素材Sの内部から追い出しつつ行われる。
例(本発明の加圧部材をセメント成形板の湿式製造ライ
ンに適用した例)が示されている。図中の1は、瓦材と
して使用されるセメント成形板(前記建材の一例)の原
料スラリーを貯留するフローボックスであり、そのフロ
ーボックス1の下方に配置されたフェルトコンベア2上
では、前記フローボックス1のゲートから落下流出する
前記原料スラリーの供給を受けて、前記セメント成形板
の種膜Aが長尺状に形成される。前記フェルトコンベア
2の下流端部に設けられたメーキングロール3では、前
記フェルトコンベア2上で形成された前記種膜Aが複数
層に巻き取られる。その種膜Aは、適宜長さに切断・展
開されて短尺平板状の前記セメント成形板の素材Sとさ
れ、その素材Sは、本発明の加圧部材の一例としてのプ
レス型4Aを備えたプレス機4に搬送される。そのプレ
ス機4では、前記プレス型4Aによる前記素材Sの圧密
が、その内部に含まれる気体又は水分(主に水分)を前
記素材Sの内部から追い出しつつ行われる。
【0011】前記プレス型4Aは、金属粉末を、HIP
を含む処理で後述するように焼結することにより得ら
れ、且つ、表裏を貫通する孔を多数備えた金属多孔体に
て、前記素材S内に含まれる気体又は水分を前記素材S
内から追い出して前記素材Sに前記圧密をかけるための
加圧に適した形状に形成してある。尚、前記金属多孔体
は、具体的には、気孔率:7.0〜50.0%で、50
0μm以下の気孔径を有する焼結体である。
を含む処理で後述するように焼結することにより得ら
れ、且つ、表裏を貫通する孔を多数備えた金属多孔体に
て、前記素材S内に含まれる気体又は水分を前記素材S
内から追い出して前記素材Sに前記圧密をかけるための
加圧に適した形状に形成してある。尚、前記金属多孔体
は、具体的には、気孔率:7.0〜50.0%で、50
0μm以下の気孔径を有する焼結体である。
【0012】前記HIPを含む処理について詳しく説明
する。先ず、適宜材質(例えば、ステンレス鋼、工具
鋼)の金属粉末を加圧成形(第1工程)して、表裏を連
通する多数の連通孔を備えた予備成形体を得る。前記加
圧成形の方法としては、一軸プレス成形、押出成形、冷
間静水圧圧縮(CIP)成形等から適宜選択された方法
が採用される。例えば、CIP成形を選択した場合は、
大型サイズの予備成形体を形成するときも、均質性の高
い粉末成形体を成形できる点で好適である。このような
加圧成形で得られる予備成形体の相対密度は、約95%
以下(例えば、30〜80%)である。前記加圧成形で
得られる予備成形体の気孔の分布(気孔径、気孔率等)
は、原料粉末の粒径や成形の加圧力等により制御され
る。加圧力の適正条件は、使用する原料粉末の材質や粒
子形態等により異なるが、例えば、ステンレス鋼のアト
マイズ粉末のCIP成形では、約50〜500MPaの
加圧力を選択するとよい。この程度の加圧力を選択する
場合は、前記連通孔が豊富に分布した予備成形体の成形
を容易に達成することができる。前記金属粉末の粒度
は、通常使用されるもの(例えば、1〜200μm)が
任意に使用されるが、粒度が比較的粗い粉末(例えば、
約200〜1000μm又はそれ以上の粉末)を使用す
る場合は、大きな孔径の気孔(約500μm以下)が分
布する多孔質体を容易に形成することができる。前記予
備成形体の焼結としては、静水圧媒体(Arガス、窒素
ガス等の不活性流体)中に配置した前記粉末成形体に対
し、一定時間にわたって、適宜温度に加熱し適宜圧の静
水圧加圧力をかけた状態を保持するHIP焼結(第2工
程)を適用する。このHIP焼結は、前記連通孔内への
静水圧媒体の侵入を許容する状態で行われる。前記HI
P焼結時における適正な加圧・加熱条件は、粉末成形体
の金属材質や気孔径・気孔率により異なるが、加圧力
は、例えば、約0.5〜150MPaの範囲が適当であ
る。また、加熱温度は、焼結反応の促進の観点から、高
緻密性焼結製品を製造する通常のHIP処理と同程度の
温度又はそれに近い比較的高い温度を適用することがで
きる。その処理温度は、約0.5MP〜0.95MP
(但し、MPは融点)の範囲(例えば、融点が1400
℃の場合は、約700〜1330℃)が好ましい。約
0.5MP以上とすることにより、焼結反応が効率良く
行われるようになる。また、約0.95MP以下とする
ことにより、粒子同士の過度の凝集を抑止でき、その抑
止によって、多孔質体の機能を容易に確保することがで
きる。
する。先ず、適宜材質(例えば、ステンレス鋼、工具
鋼)の金属粉末を加圧成形(第1工程)して、表裏を連
通する多数の連通孔を備えた予備成形体を得る。前記加
圧成形の方法としては、一軸プレス成形、押出成形、冷
間静水圧圧縮(CIP)成形等から適宜選択された方法
が採用される。例えば、CIP成形を選択した場合は、
大型サイズの予備成形体を形成するときも、均質性の高
い粉末成形体を成形できる点で好適である。このような
加圧成形で得られる予備成形体の相対密度は、約95%
以下(例えば、30〜80%)である。前記加圧成形で
得られる予備成形体の気孔の分布(気孔径、気孔率等)
は、原料粉末の粒径や成形の加圧力等により制御され
る。加圧力の適正条件は、使用する原料粉末の材質や粒
子形態等により異なるが、例えば、ステンレス鋼のアト
マイズ粉末のCIP成形では、約50〜500MPaの
加圧力を選択するとよい。この程度の加圧力を選択する
場合は、前記連通孔が豊富に分布した予備成形体の成形
を容易に達成することができる。前記金属粉末の粒度
は、通常使用されるもの(例えば、1〜200μm)が
任意に使用されるが、粒度が比較的粗い粉末(例えば、
約200〜1000μm又はそれ以上の粉末)を使用す
る場合は、大きな孔径の気孔(約500μm以下)が分
布する多孔質体を容易に形成することができる。前記予
備成形体の焼結としては、静水圧媒体(Arガス、窒素
ガス等の不活性流体)中に配置した前記粉末成形体に対
し、一定時間にわたって、適宜温度に加熱し適宜圧の静
水圧加圧力をかけた状態を保持するHIP焼結(第2工
程)を適用する。このHIP焼結は、前記連通孔内への
静水圧媒体の侵入を許容する状態で行われる。前記HI
P焼結時における適正な加圧・加熱条件は、粉末成形体
の金属材質や気孔径・気孔率により異なるが、加圧力
は、例えば、約0.5〜150MPaの範囲が適当であ
る。また、加熱温度は、焼結反応の促進の観点から、高
緻密性焼結製品を製造する通常のHIP処理と同程度の
温度又はそれに近い比較的高い温度を適用することがで
きる。その処理温度は、約0.5MP〜0.95MP
(但し、MPは融点)の範囲(例えば、融点が1400
℃の場合は、約700〜1330℃)が好ましい。約
0.5MP以上とすることにより、焼結反応が効率良く
行われるようになる。また、約0.95MP以下とする
ことにより、粒子同士の過度の凝集を抑止でき、その抑
止によって、多孔質体の機能を容易に確保することがで
きる。
【0013】このような処理によって得られた金属多孔
体の製造条件の詳細及び諸特性を表1に示す。
体の製造条件の詳細及び諸特性を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】金属粉末(ステンレス鋼(SUS310S
相当)のアトマイズ粉末、工具鋼(SKD61相当)の
アトマイズ粉末)を原料とし、ゴム型に封入してCIP
成形により予備成形体(成形体サイズ:300mm×3
00mm×300mm)を形成し、その予備成形体をH
IP装置に装入し、焼結処理を行って金属多孔体(金属
多孔体サイズ:300mm×300mm×300mm)
を得た(供試材No.1〜5)。供試材No.1〜5
は、本発明例であり、供試材No.11は、粉末成形体
を真空雰囲気中で加熱焼結して得られた比較例である。
表中、「孔径分布」欄の数値は最大気孔径(μm)、
「ガス抜き性」欄の数値は、エアーの通過に必要な圧力
(kgf/cm2 )であり、「曲げ強度」欄の数値は、
JIS B1601の曲げ試験法(スパン距離:30m
m)による3点曲げ強度(kgf/mm2 )の測定結果
を示している。本発明例は、No.1〜3に示されるよ
うに、比較例のNo.11と比べ、高いガス抜き性を有
すると同時に、No.11を大きく凌ぐ強度を備えてい
る。特に、本発明例のNo.2は格段の高強度化を達成
している。本発明例のNo.4は、比較例のNo.11
と同等の強度を維持しながら、大孔径・高開気孔率を有
し、より高いガス抜き性を備えており、また、本発明例
のNo.5は、金属材質を異にするが、高い開気孔率・
ガス抜き性と改良された強度を具備し、比較例のNo.
11との差異は歴然である。
相当)のアトマイズ粉末、工具鋼(SKD61相当)の
アトマイズ粉末)を原料とし、ゴム型に封入してCIP
成形により予備成形体(成形体サイズ:300mm×3
00mm×300mm)を形成し、その予備成形体をH
IP装置に装入し、焼結処理を行って金属多孔体(金属
多孔体サイズ:300mm×300mm×300mm)
を得た(供試材No.1〜5)。供試材No.1〜5
は、本発明例であり、供試材No.11は、粉末成形体
を真空雰囲気中で加熱焼結して得られた比較例である。
表中、「孔径分布」欄の数値は最大気孔径(μm)、
「ガス抜き性」欄の数値は、エアーの通過に必要な圧力
(kgf/cm2 )であり、「曲げ強度」欄の数値は、
JIS B1601の曲げ試験法(スパン距離:30m
m)による3点曲げ強度(kgf/mm2 )の測定結果
を示している。本発明例は、No.1〜3に示されるよ
うに、比較例のNo.11と比べ、高いガス抜き性を有
すると同時に、No.11を大きく凌ぐ強度を備えてい
る。特に、本発明例のNo.2は格段の高強度化を達成
している。本発明例のNo.4は、比較例のNo.11
と同等の強度を維持しながら、大孔径・高開気孔率を有
し、より高いガス抜き性を備えており、また、本発明例
のNo.5は、金属材質を異にするが、高い開気孔率・
ガス抜き性と改良された強度を具備し、比較例のNo.
11との差異は歴然である。
【0016】また、前記HIPを含む処理としては、上
述した予備成形体の加圧成形を含む方法の他に、前記金
属粉末をカプセルに真空密封し、そのカプセルにHIP
処理を施す方法(以下、カプセル使用のHIP処理とい
う)が考えられる。そのカプセル使用のHIP処理の条
件としては、高緻密質の焼結体の製造を目的とする通常
の焼結条件と異なって、比較的低温・低圧・短時間の処
理条件が選択される。例えば、ステンレス鋼や工具鋼の
粉末を原料粉末とする、前記カプセル使用のHIP処理
では、温度:約400〜800℃、加圧力:約50〜1
50MPa、処理時間:約0.5〜4.0Hrの条件が
適当である。前記焼結によって得られる金属多孔体の気
孔径や気孔率は、前記HIP処理での加熱温度、加圧
力、処理時間等を制御因子として調整される。前記カプ
セル使用のHIP処理の後処理として、適当な温度域
(好ましくは、融点の60〜90%の温度域)に適当時
間(例えば、約2〜10Hr)保持する熱処理(強化熱
処理)を施すことが好ましい。この強化熱処理は、焼結
体の気孔率・気孔径に実質的な変化を生じさせずに、粒
子同士の結合を強化する上で有効であり、殊に、高い強
度・剛性が要求される金属多孔体の製造時には、この強
化熱処理の実施が推奨される。前記強化熱処理は、焼結
体をカプセルに封入したままの状態で実施することがで
きる。カプセルに封入したままの状態で実施することに
より、雰囲気ガスとの反応による変質・劣化を阻止しな
がら前記熱処理の効果を生じさせることができる。ま
た、カプセルのない状態でのこのような強化熱処理は、
真空中又はArガス中で行うとよい。
述した予備成形体の加圧成形を含む方法の他に、前記金
属粉末をカプセルに真空密封し、そのカプセルにHIP
処理を施す方法(以下、カプセル使用のHIP処理とい
う)が考えられる。そのカプセル使用のHIP処理の条
件としては、高緻密質の焼結体の製造を目的とする通常
の焼結条件と異なって、比較的低温・低圧・短時間の処
理条件が選択される。例えば、ステンレス鋼や工具鋼の
粉末を原料粉末とする、前記カプセル使用のHIP処理
では、温度:約400〜800℃、加圧力:約50〜1
50MPa、処理時間:約0.5〜4.0Hrの条件が
適当である。前記焼結によって得られる金属多孔体の気
孔径や気孔率は、前記HIP処理での加熱温度、加圧
力、処理時間等を制御因子として調整される。前記カプ
セル使用のHIP処理の後処理として、適当な温度域
(好ましくは、融点の60〜90%の温度域)に適当時
間(例えば、約2〜10Hr)保持する熱処理(強化熱
処理)を施すことが好ましい。この強化熱処理は、焼結
体の気孔率・気孔径に実質的な変化を生じさせずに、粒
子同士の結合を強化する上で有効であり、殊に、高い強
度・剛性が要求される金属多孔体の製造時には、この強
化熱処理の実施が推奨される。前記強化熱処理は、焼結
体をカプセルに封入したままの状態で実施することがで
きる。カプセルに封入したままの状態で実施することに
より、雰囲気ガスとの反応による変質・劣化を阻止しな
がら前記熱処理の効果を生じさせることができる。ま
た、カプセルのない状態でのこのような強化熱処理は、
真空中又はArガス中で行うとよい。
【0017】このような処理によって得られた金属多孔
体の製造条件の詳細及び諸特性を表1に示す。
体の製造条件の詳細及び諸特性を表1に示す。
【0018】
【表2】
【0019】金属粉末(ステンレス鋼(SUS310S
相当)のアトマイズ粉末、工具鋼(SKD61相当)の
アトマイズ粉末)を鋼製カプセルに充填し、脱気密封
(1×10-2Torr)した上で、HIP装置に入れてHI
P焼結を行った。次いで、カプセルのまま、加熱炉に装
入して強化熱処理を行った。その熱処理の後、カプセル
を機械加工で除去して金属多孔体(金属多孔体サイズ:
300mm×300mm×300mm)を得た(供試材
No.6〜10)。供試材No.6〜10は、本発明例
であり、供試材No.12は、粉末成形体を真空雰囲気
中で加熱焼結して得られた比較例である。表中、「孔径
分布」欄の数値は最大気孔径(μm)、「ガス抜き性」
欄の数値は、エアーの通過に必要な圧力(kgf/cm
2 )であり、「曲げ強度」欄の数値は、JIS B16
01の曲げ試験法(スパン距離:30mm)による3点
曲げ強度(kgf/mm2 )の測定結果を示している。
本発明例は、No.6〜8に示されるように、比較例の
No.12と平均孔径等は略同等でありながら、高い開
気孔率を有し、ガス抜き性に優れていると同時に、比較
例のNo.12を大きく越える高強度を具備しており、
また、No.9やNo.10のように、比較例のNo.
12と同等の機械強度を保持しながら、気孔径を大き
く、開気孔率の高い気孔分布とすることも可能であり、
従来材との差異は歴然である。
相当)のアトマイズ粉末、工具鋼(SKD61相当)の
アトマイズ粉末)を鋼製カプセルに充填し、脱気密封
(1×10-2Torr)した上で、HIP装置に入れてHI
P焼結を行った。次いで、カプセルのまま、加熱炉に装
入して強化熱処理を行った。その熱処理の後、カプセル
を機械加工で除去して金属多孔体(金属多孔体サイズ:
300mm×300mm×300mm)を得た(供試材
No.6〜10)。供試材No.6〜10は、本発明例
であり、供試材No.12は、粉末成形体を真空雰囲気
中で加熱焼結して得られた比較例である。表中、「孔径
分布」欄の数値は最大気孔径(μm)、「ガス抜き性」
欄の数値は、エアーの通過に必要な圧力(kgf/cm
2 )であり、「曲げ強度」欄の数値は、JIS B16
01の曲げ試験法(スパン距離:30mm)による3点
曲げ強度(kgf/mm2 )の測定結果を示している。
本発明例は、No.6〜8に示されるように、比較例の
No.12と平均孔径等は略同等でありながら、高い開
気孔率を有し、ガス抜き性に優れていると同時に、比較
例のNo.12を大きく越える高強度を具備しており、
また、No.9やNo.10のように、比較例のNo.
12と同等の機械強度を保持しながら、気孔径を大き
く、開気孔率の高い気孔分布とすることも可能であり、
従来材との差異は歴然である。
【0020】次に、別実施例について説明する。図2に
は、本発明の加圧部材の第2の適用例(本発明の加圧部
材をセメント成形板の乾式製造ラインに適用した例)が
示されている。図中の6は、瓦材として使用されるセメ
ント成形板(前記建材の一例)の原料(シリカ・セメン
トの粉体に対し、解繊された石綿を混入させた混合物)
を搬送コンベア7上に供給する原料供給部である。その
原料供給部6から送り出される前記原料は、前記搬送コ
ンベア7上で、厚さ調整手段10によって適宜厚さに調
整されつつ、瓦材成形用の素材Sとなって搬送される。
その適宜厚さの素材Sに対しては、第1加圧ロール8に
よって、内部に含まれる気体又は水分(主に気体)を追
い出しつつ、適宜条件で第1段階の圧密が行われる。そ
して、その第1段階の圧密が行われた素材Sに対して
は、水分供給部11から適宜量の水分が供給された後、
第2加圧ロール9によって、内部に含まれる気体又は水
分(主に水分)を追い出しつつ、適宜条件で第2段階の
圧密が行われる。このようなセメント成形板の乾式製造
ラインにおいて使用されている前記第1加圧ロール8、
第2ロール9としても、前述したHIPを含む処理で金
属粉末を焼結した金属多孔体よりなる本発明の加圧部材
を適用することができる。
は、本発明の加圧部材の第2の適用例(本発明の加圧部
材をセメント成形板の乾式製造ラインに適用した例)が
示されている。図中の6は、瓦材として使用されるセメ
ント成形板(前記建材の一例)の原料(シリカ・セメン
トの粉体に対し、解繊された石綿を混入させた混合物)
を搬送コンベア7上に供給する原料供給部である。その
原料供給部6から送り出される前記原料は、前記搬送コ
ンベア7上で、厚さ調整手段10によって適宜厚さに調
整されつつ、瓦材成形用の素材Sとなって搬送される。
その適宜厚さの素材Sに対しては、第1加圧ロール8に
よって、内部に含まれる気体又は水分(主に気体)を追
い出しつつ、適宜条件で第1段階の圧密が行われる。そ
して、その第1段階の圧密が行われた素材Sに対して
は、水分供給部11から適宜量の水分が供給された後、
第2加圧ロール9によって、内部に含まれる気体又は水
分(主に水分)を追い出しつつ、適宜条件で第2段階の
圧密が行われる。このようなセメント成形板の乾式製造
ラインにおいて使用されている前記第1加圧ロール8、
第2ロール9としても、前述したHIPを含む処理で金
属粉末を焼結した金属多孔体よりなる本発明の加圧部材
を適用することができる。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の加圧部材の適用例を示す説明図
【図2】本発明の加圧部材の適用例を示す説明図
【図3】本発明の加圧部材の機能の一つを模式的に示す
説明図
説明図
S 建材成形用の素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船越 淳 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 西 隆 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 小阪 晃 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 金属粉末を熱間静水圧圧縮を含む処理で
焼結することにより得られ、且つ、前記処理で生じ表裏
を貫通する孔を多数備えた金属多孔体にて、建材成形用
の素材(S)の内部に含まれる気体又は水分を前記素材
(S)の内部から追い出して前記素材(S)を圧密する
ための加圧に適した形状に形成してある建材成形用素材
の加圧部材。 - 【請求項2】 前記金属多孔体が、前記金属粉末を加圧
成形して、表裏を連通する多数の連通孔を備えた予備成
形体を得る第1工程と、前記予備成形体に対し、前記連
通孔内への静水圧媒体の侵入を許容する熱間静水圧圧縮
を施す第2工程を経て得られるものである請求項1記載
の建材成形用素材の加圧部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11805295A JPH08311506A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 建材成形用素材の加圧部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11805295A JPH08311506A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 建材成形用素材の加圧部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311506A true JPH08311506A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14726835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11805295A Pending JPH08311506A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 建材成形用素材の加圧部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08311506A (ja) |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP11805295A patent/JPH08311506A/ja active Pending
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