JPH08311464A - 液化ガス燃料,液化ガスボンベ及び携帯用ランタン - Google Patents

液化ガス燃料,液化ガスボンベ及び携帯用ランタン

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JPH08311464A
JPH08311464A JP11721295A JP11721295A JPH08311464A JP H08311464 A JPH08311464 A JP H08311464A JP 11721295 A JP11721295 A JP 11721295A JP 11721295 A JP11721295 A JP 11721295A JP H08311464 A JPH08311464 A JP H08311464A
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JP
Japan
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liquefied gas
fuel
insecticide
lantern
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP11721295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Koyama
雅也 小山
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KOYAMA AEROSOL KOGYO KK
Original Assignee
KOYAMA AEROSOL KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明と殺虫とを同時に行うことができる携帯
用ランタンと,かかるランタンに用いることのできるガ
スボンベと,かかるガスボンベに収納する液化ガス燃料
とを提供する。 【構成】 この発明に係る液化ガス燃料では,燃料ガス
に殺虫剤が混合され,燃料分が燃焼することによる発熱
で照明機能が発揮され,燃焼しない殺虫剤は燃焼分の発
熱により気化して空気中に散布される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,燃料としての使用中
に,殺虫剤としての効果も発揮する液化ガス燃料と,該
液化ガス燃料を収納したガスボンベと,該ガスボンベを
用いて照明としての使用中に殺虫機能をも発揮すること
のできる携帯用ランタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常,キャンプや夜間の魚釣り等におけ
る照明器具として携帯用ランタンが用いられる。キャン
プや魚釣り時に携帯用ランタンを用いると,光に集まる
蚊等に悩まされることが多い。そこで,従来は蚊取り線
香や電気式の蚊取りマットを併用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
蚊取り線香等では,照明装置と蚊取り線香の両方が必要
で夫々を別個に操作する必要があり面倒であると共に火
災の恐れがある。また,電気式の蚊取りマットの場合は
電源が必要で,野外での使用には不向きである。本発明
は,このような従来の技術における課題を解決するため
に,照明と殺虫とを同時に行うことのできる携帯用ラン
タンと,かかるランタンに用いることのできるガスボン
ベと,かかるガスボンベに収納する液化ガス燃料とを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における液化ガス燃料は,殺虫剤が混合されて
なることを特徴とする液化ガス燃料として構成される。
また本発明にかかる液化ガスボンベは,殺虫剤と液化ガ
スとを混合した液化ガス燃料を収納してなることを特徴
とする液化ガスボンベとして構成される。さらに本発明
にかかる携帯用ランタンは,殺虫剤と液化ガスとを混合
した液化ガス燃料を収納してなる液化ガスボンベを用い
た携帯用ランタンとして構成される。
【0005】
【作用】本発明の液化ガス燃料によれば,所定の温度で
燃焼することにより照明機能を発揮すると共に,混合さ
れた殺虫剤が大気中に噴霧されて殺虫機能を発揮する。
このような液化ガス燃料を収納した本発明にかかるガス
ボンベは山,海等における行楽に携帯でき,便利であ
る。またかかるボンベを用いた携帯用ランタンを用いれ
ば,照明時に蚊に悩まされる事も無くなり,且つ照明器
具と蚊取り器具とを別個に操作収納する必要がないの
で,取扱が楽になり,火災の恐れも減少する。またこの
ようなランタンを有利に構成する場合の一例として,上
記殺虫剤入りの燃料ガスを完全燃焼させて照明光を得る
完全燃焼部と,殺虫剤入りの燃料ガスを完全に蒸発させ
るための比較的低温の燻蒸燃焼部とを設けることが考え
られる。燻蒸燃焼部では,上記燃料ガスが例えば300
°C〜400°Cといった比較的低温下で燃焼すること
により霧状の燃料中の殺虫剤が完全に蒸発し,空気中に
広く散布される。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る携帯用ランタンの外
観図,図2は同ランタンの内部構造を示す断面図,図3
は同ランタンの液化ガスの配管系統を示すブロック図で
ある。図1に示すごとく,本実施例に係る携帯用ガスラ
ンタンAは,殺虫剤と液化ガスとの混合燃料を収納した
ガスボンベ1を着脱自在に装着することができ,折り畳
み自在の脚部2により図示するように立てた状態で使用
される。上記ガスランタンAは,従来のガスランタンと
同様,図2に示すように,上記ガスボンベ1から出る液
化ガスをマントルよりなる燃焼部5へ噴出させる照明用
ノズル3と,このノズル3への液化ガスの流量を調節す
るべくハンドル10で操作されるバルブ4,及び燃焼部
5を囲むホヤ6を具備している。このガスランタンAが
従来のランタンと異なる点は,次の通りである。即ち,
このガスランタンAは,新しい構成として,上記バルブ
4からノズル3に向かう配管の途中で分岐する分岐管路
7を具備している点である。この分岐管路7の途中には
絞り弁8が配設されており,分岐管路7の先端の燻蒸用
ノズル9は,上記燃焼部5の近傍に開口し,燃焼部5よ
り温度の低い部分に向けて燃料ガスを吹き付ける。通常
燃焼部5では燃料ガスの完全燃焼が行われておりその最
高温度部では1000°C〜1100°Cの高温となっ
ている。これに対して燃焼部5の近傍では300°C〜
400°C程度の比較的低温となっており,その部分に
吹き付けられた霧状の燃料ガスは,完全に蒸発しその燃
料部分は比較的低温で燃焼すると共に,殺虫剤部分は完
全に気化して空気中に広く散布され,蚊等の殺虫効果を
発揮する。
【0007】図3は上記のような携帯用ガスランタンA
の燃料配管系統をシンボルを用いて示したブロック図で
あり,ボンベ1からバルブ4,照明用ノズル3を通って
燃焼部5に至る配管11に分岐管路7が接続され,この
分岐管路7に絞り弁8を介して燻蒸用ノズル9が接続さ
れ,この燻蒸用ノズル9が上記燃焼部5の近傍に向けて
燃料ガスを吹き付けていることを示している。尚,12
は上記照明用ノズル3との間に発火用のアークを形成す
るための電極を示し,前記ハンドル10で操作される圧
電着火素子13に接続されている。上記管路に於ける絞
り弁8は,バルブ4による調整や,配管7及び11の抵
抗値等によっては,省略することも可能である。また上
記燻蒸用ノズル9への分岐管路7を,燃焼部5内で分岐
することも可能であるし,燻蒸用ノズル9を燃焼部5内
の比較的温度の低い部分に開口して,実質的にその部分
で殺虫剤を蒸発させるようにすることも可能である。更
に燻蒸用ノズル9からの燃料ガスを上記燃焼部5を囲む
白金,パラジュームやセラミック等の金網に吹き付け,
その部分で触媒燃焼させることも可能である。この実施
例では,ボンベ1から出た燃料ガスはバルブ4で適量に
絞られ照明用ノズル3から燃焼部5中に噴出して完全燃
焼し,ランタンとしての照明機能を遺憾なく発揮する。
上記燃焼部5は上記のように燃料ガスを完全燃焼させる
ので十分な高温となり発光する。従って上記燃焼部5の
近傍に,燻蒸用ノズル9から吹き付けられた燃料ガスは
比較的低温で燃焼すると共に,非燃料分である殺虫剤は
その時の温度で完全に蒸発し,広く空気中に散布され
る。
【0008】このようにこの実施例では,燃料ガスが2
つに分岐され,一方が照明用に高温燃焼され,他方が燻
蒸用に低温燃焼されるが,高温でも分解することのない
殺虫剤を使用すれば,上記のように燃料ガスを分岐させ
ることなく,例えば照明用ノズル3から全ての燃料ガス
を噴出させて燃料ガス中の燃焼成分を燃焼部5で完全燃
焼させると共に,非燃焼分である殺虫剤をここで蒸発さ
せて空気中に広く散布するようにして,装置の簡略化を
図ることが可能である。本発明で使用可能の殺虫剤とし
ては,従来より粉霧形式で用いられているものや電気香
取器用として用いられているものは全て含まれ,例えば
次のようなものが上げられる。:殺虫成分として,3−
アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン
−1−イルdl−シス/トランス−クリサンテマート
(アレスリン),3−アリル−2−メチルシクロペンタ
−2−エン−4−オン−1−イルd−3−アリル−2−
メチルシクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イル
d−トランス−クリサンテマート,5−プロパルギル−
2−フリルメチル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート,1−エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−1
−イル d−シス/トランス−クリサンテマート,1−
エチニル−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキ
シレート等のピレスロイド系殺虫剤が使用でき,更には
ピペロニルプトキサイド,N−(2−エチルヘキシル)
−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ 〔2,2,
2〕−オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド,オクタグロロプロピルエーテル等のビレスロイド共
力剤を配合することが出来る。
【0009】
【発明の効果】本発明は,上記したように構成されてい
るため,燃料としての使用中に同時に殺虫効果を発揮す
ることができ,殺虫剤をわざわざ粉霧する手間が省かれ
る。また電気式殺虫器を使用する場合と比べれば,電源
が不要であるため野外でのキャンプや釣り時にも使用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る携帯用ランタンの外
観図。
【図2】 同ランタンの断面図。
【図3】 同ランタンの配管系統を示すブロック図。
【符号の説明】
A…携帯用ランタン 1…ボンベ 3…照明用ノズル 4…バルブ 5…燃焼部 7…分岐管路 8…絞り弁 9…燻蒸用ノ
ズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F21L 19/00 F21L 19/00 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺虫剤が混合されてなることを特徴とす
    る液化ガス燃料。
  2. 【請求項2】 殺虫剤と液化ガスとを混合した液化ガス
    燃料を収納してなることを特徴とする液化ガスボンベ。
  3. 【請求項3】 殺虫剤と液化ガスとを混合した液化ガス
    燃料を収納してなる液化ガスボンベを用いた携帯用ラン
    タン。
  4. 【請求項4】 上記液化ガス燃料を高温で完全燃焼させ
    る照明用燃焼部と,上記液化ガス燃料を低温燃焼させる
    燻蒸燃焼部とを具備してなる請求項3記載の携帯用ラン
    タン。
JP11721295A 1995-05-16 1995-05-16 液化ガス燃料,液化ガスボンベ及び携帯用ランタン Pending JPH08311464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002150801A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Akira Yamamoto 燃焼式ランタンのマントル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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