JPH08308779A

JPH08308779A - 家庭用洗浄機

Info

Publication number: JPH08308779A
Application number: JP11967695A
Authority: JP
Inventors: Mika Sadahira; 美加貞平
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1995-05-18
Filing date: 1995-05-18
Publication date: 1996-11-26

Abstract

(57)【要約】【目的】少量の水と洗剤で家庭内の水ふき可能な床材
の洗浄を省力化する家庭用洗浄機を提供することを目的
としている。【構成】この家庭用洗浄機は、洗浄水を下部に溜める
本体１と、本体上部に密接して設けたファンモータ２
と、本体１内部に設けた送水ポンプ３と、スポンジ７ａ
とブラシ７ｂで構成した洗浄ヘッド６とを有し、前記本
体１と洗浄ヘッド６は洗浄ホース１１で連結され、その
洗浄ホース１１内部には送水パイプ１２が内包されてお
り、洗浄時には、送水パイプ１２を通じて本体１内部の
洗浄水を洗浄水吹き出し口から洗浄ヘッド６のスポンジ
７ａに吹き出し、回転するブラシ７ｂと共に床面を洗浄
し、汚れを含んだ洗浄水を洗浄ホース１１に回収し、浄
化して循環し洗浄を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は手作業での家庭内の水ふ
き可能な床材の洗浄の省力化に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、玄関ポーチや玄関たたき、ベラン
ダの洗浄はほうきで掃くのみ、水を掛けながらはきだす
あるいは拭き掃除などを手作業で行っていた。

【０００３】また、これらの作業に近似したものを機械
を用いて行うことは、水を循環させて洗浄する図４に示
すような構成の車用のカー洗浄機についての提案におい
て既に成されている。このようなカー洗浄機に付いて図
４を用いて説明する。図に示すように、略筒状の本体１
の上部にファンモータ２が設けられていおり、３は本体
１の内部に配置された送水ポンプで、吸い込み側３ａに
は洗浄水４を浄化する洗浄水濾過器５が取り付けられて
いる。６は洗浄ヘッドで、内部に洗浄具７が設けられて
いる。９はファンモータ２送水ポンプ３のＯＮ／ＯＦＦ
スイッチである。１１は本体１と洗浄ヘッド６を連結す
る洗浄ホースで内部に送水パイプ１２を内包する。送水
パイプ１２の片側は、送水ポンプ３の吐出口３ｂに接続
され、もう片方の洗浄水吹き出し口１２ａは洗浄具７の
近傍に配置されている。

【０００４】この構成によって、まず、洗浄面に洗浄具
７を接触させて送水ポンプ３の駆動を開始する。このポ
ンプの駆動により本体１下方にある洗浄水４が送水パイ
プ１２に吸い込まれ、洗浄ホース１１内を通過して洗浄
水吹き出し口１２ａから、洗浄具７の洗浄面に接触して
いるとは反対の方向の面に、洗浄水が吹き出される。こ
のようにして、洗浄水のつけられた洗浄具７を洗浄具駆
動用モータ８で駆動しながら洗浄面に押しつけることに
より洗浄を行う。洗浄具７から流れ出し、洗浄用に使用
され汚れてしまった洗浄水は、洗浄ホース内に流れ込
み、本体１の下方の洗浄水の貯水部に移動していく。こ
の貯水された洗浄水は、洗浄水濾過器５を介して再び送
水パイプ１２に送り込まれ何度も循環されながら洗浄水
として使用される。このようにこの洗浄機を用いると、
循環させながら洗車を行うことができ、水道設備が無い
所でも洗車が可能になるというものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このカー洗浄
機は車の洗浄を目的としており、洗浄部も車の塗装面に
対応するものとなっている。したがって、取り除く汚れ
の種類や汚れの付きからもことなり、これをそのまま家
庭用洗浄機として使用するには、いくつかの課題があ
る。また、使用者が女性である場合が多く移動や持ち運
びが簡単で容易でなくてはならない。

【０００６】本発明はこの洗浄部をコンクリートやタイ
ル等の床材に適したものすなわちその洗浄部は床材に接
触する部分をブラシにすることにより用途展開をはか
り、家庭用洗浄機を提供し、床掃除の効率化を図ること
を第１の目的としている。

【０００７】次に、洗浄具を住宅用洗剤使用による掃除
作業の効率化を図るために、洗剤タンクを備えた洗剤ユ
ニットに換えることにより、住宅用洗剤使用による掃除
作業の効率化を図った家庭用洗浄機を提供することを第
２の目的としている。

【０００８】さらに、洗浄具の回転のみの機能も備え、
洗浄、すすぎそれぞれの作業の効率化を図った家庭用洗
浄機を提供することを第３の目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の目的を達
成するための第１の手段は、洗浄水を下部に溜める本体
と、本体上部に密接して設けたファンモータと、本体内
部に設けた送水ポンプと、スポンジとブラシで構成した
洗浄ヘッドとを有し、前記本体と洗浄ヘッドは洗浄ホー
スで連結され、その洗浄ホース内部には送水パイプが内
包されており、洗浄時には、送水パイプを通じて本体内
部の洗浄水を洗浄水吹き出し口から洗浄ヘッドのスポン
ジに吹き出し、回転する洗浄ブラシと共に床面を洗浄
し、汚れを含んだ洗浄水を洗浄ホースに回収し、浄化し
て循環し洗浄を行う家庭用洗浄機である。

【００１０】本発明の第２の目的を達成するための第２
の手段は、第１の手段の洗浄具を、洗浄具駆動モータの
駆動軸に装着された洗浄タンクと、前記洗浄具駆動モー
タとは反対側の洗浄タンクの側面に設けられたブラシ
と、このブラシの側面を取り囲むように設けられたスポ
ンジとから構成し、洗浄時は、洗浄具を回転させること
により、洗浄タンク側面に設けられた複数の孔から洗剤
を排出させると共に送水パイプから水を吹き出して洗浄
を行うものである。

【００１１】本発明の第３の目的を達成するための第３
の手段は、洗浄具の回転スイッチと水を循環させるスイ
ッチを別に設けることにより、洗浄具だけを回転させ、
ポリッシャーとしての機能も果たす家庭用洗浄機とする
ものである。

【００１２】

【作用】本発明は上記した第１の手段により、洗浄ヘッ
ドの裏面に配したスポンジが水をある程度含むことによ
り、効率よくブラシに水を供給する。この水で汚れを膨
潤させ、汚れを取りやすくする。さらに洗浄ヘッドを回
転させることにより、タイル、コンクリート等の床材の
汚れをかき出し、効率よく床の洗浄ができる。

【００１３】本発明の第２の手段により、洗剤タンクを
取り付けた洗浄具に換えることにより、掃除途中で洗剤
を収納場所に取りに行ったり、途中でスポンジに含ませ
るといった手間を省くことができる。

【００１４】本発明の第３の手段により、洗浄時、洗剤
を循環させる必要はなくなり、濃度のある洗剤液での洗
浄が可能になる。また、循環させないため、洗剤液の使
用量も低減でき、すすぎの効率もよくなる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１を参照し
ながら説明する。

【００１６】図１において、本実施例の洗浄水環流のた
めの全体構成は図４のカー洗浄機と同様であり、説明を
省略し、本実施例の特徴部分である洗浄ヘッドの部分の
説明を行う。

【００１７】まず、図１に示すように洗浄ヘッド６に取
り付けられた洗浄具７は、洗浄床と接触するようにブラ
シ７ｂを設け、その後方にスポンジ７ａを備えている。

【００１８】この構成により、スイッチ９をＯＮする
と、送水ポンプが駆動することにより送水パイプ１２を
介してスポンジ７ａに水が供給され、スポンジ７ａが水
を包含しきれなくなると徐々にブラシ７ｂに水が送られ
る。この水により洗浄床にこびりついた汚れが膨潤さ
れ、軟化しはがれ易くなる。さらに洗浄具駆動モータ８
が洗浄具７を回転させながら床面を洗浄し、水によりは
がれ易くなった汚れがこのブラシの回転により洗浄面か
らはがれ落ち、洗浄面から汚れをかき出される。このか
きだされた汚れと洗浄水は、洗浄ホース１１を介して本
体下方に循環され、濾過器により浄化され再び洗浄用に
使用される。

【００１９】本発明の第２の実施例について図２を参照
しながら説明する。図２に示すように、洗浄ヘッド６に
取り付けられた洗浄具１４は洗剤タンク１４ａとブラシ
１４ｂおよびブラシの側面を取り囲むように配設された
スポンジ１４ｃで構成される。洗剤タンク１４ａの側面
には洗剤が漏れない程度の小さい穴１６が複数あいてい
る。洗浄具１４は取りはずし可能であり、洗剤タンク蓋
１５を開けて１４ａの洗剤投入口から液体住宅用洗剤を
投入し、洗浄ヘッド６に取り付ける。スイッチ９をＯＮ
すると、洗浄具駆動モータ８が駆動し洗浄洗浄具１４は
回転運動を始め、その回転による遠心力により、洗浄タ
ンク１４ａの小さな穴１６から洗剤がしみ出す。しみだ
した洗剤はスポンジ１４ｂを通して、洗浄面に達するた
め、使いすぎを防止できかつ洗浄面に洗剤を撒くといっ
た手間も省け省力化を促進する。

【００２０】本発明の第３の実施例について図３を参照
しながら説明する。構成は第２の実施例とほぼ同様であ
るが、図３に示すようにスイッチ９の他にスイッチ１７
を設ける。スイッチ１７は洗浄具の回転のみのスイッチ
である。洗剤洗浄の際はポンプの水の供給の必要がな
く、ポリシャーとして洗浄する。またすすぎは手元にあ
るスイッチ９をＯＮすることにより水の循環洗浄が開始
される。

【００２１】

【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の第１
の手段により、床洗浄用のブラシの洗浄具を用いること
により、カー洗浄機の本体を利用して、家庭内の玄関ポ
ーチや玄関のたたき、ベランダなど、水道設備がなくて
も、水を使用した洗浄が可能となり、これまでの掃き掃
除より効率よく、かつ洗浄の省力化が図れる。

【００２２】本発明の第２の手段により、小さな穴のあ
いた洗剤タンクを設けた洗浄具を用い、洗浄具回転時の
遠心力により洗剤を洗浄具のスポンジに供給することに
より、洗剤を使用した洗浄を可能とし、洗浄性能の向上
が図れる。

【００２３】本発明の第３の手段により、水を循環させ
ずに洗浄ブラシを回転させることができ、洗浄の際の洗
剤が薄まることなく、洗剤の節約が図れ、また、洗剤濃
度の濃い溶液が洗浄ホースや送水パイプを通らずに済む
ため、すすぎも効率よく行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の要部断面図

【図２】本発明の第２の実施例の要部断面図

【図３】本発明の第３の実施例の要部断面図

【図４】従来のカー洗浄機の全体構成図

【符号の説明】

６洗浄ヘッド７、１４洗浄具７ａスポンジ７ｂブラシ８洗浄具駆動モータ１１洗浄ホース１２送水パイプ１３洗浄水１４ａ洗剤タンク１４ｂブラシ１４ｃスポンジ１５洗剤タンク蓋１６穴１７スイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洗浄水を下部に溜める本体と、本体上部
に密接して設けたファンモータと、本体内部に設けた送
水ポンプと、スポンジとブラシで構成した洗浄ヘッドと
を有し、前記本体と洗浄ヘッドは洗浄ホースで連結さ
れ、その洗浄ホース内部には送水パイプが内包されてお
り、洗浄時には、送水パイプを通じて本体内部の洗浄水
を洗浄水吹き出し口から洗浄ヘッドのスポンジに吹き出
し、回転する洗浄ブラシと共に床面を洗浄し、汚れを含
んだ洗浄水を洗浄ホースに回収し、浄化して循環し洗浄
を行う家庭用洗浄機。
【請求項２】洗浄具は、洗浄具駆動モータの駆動軸に
装着された洗浄タンクと、前記洗浄具駆動モータとは反
対側の洗浄タンクの側面に設けられたブラシと、このブ
ラシの側面を取り囲むように設けられたスポンジとから
なり、洗浄時は、洗浄具を回転させることにより、洗浄
タンク側面に設けられた複数の孔から洗剤を排出させる
と共に送水パイプから水を吹き出して洗浄を行う請求項
１記載の家庭用洗浄機。
【請求項３】洗浄具駆動モータ、ファンモータそれぞ
れの運転を独立して操作でき、洗浄ヘッドのみの回転、
洗浄水のみの環流が可能な請求項１または２記載の家庭
用洗浄機。