JPH0830745A - 個人識別機能付きカード、個人識別機能付きカードの処理システムおよび個人識別機能付きカードの処理方法 - Google Patents

個人識別機能付きカード、個人識別機能付きカードの処理システムおよび個人識別機能付きカードの処理方法

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JPH0830745A
JPH0830745A JP6168277A JP16827794A JPH0830745A JP H0830745 A JPH0830745 A JP H0830745A JP 6168277 A JP6168277 A JP 6168277A JP 16827794 A JP16827794 A JP 16827794A JP H0830745 A JPH0830745 A JP H0830745A
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card
personal
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JP6168277A
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English (en)
Inventor
Tatsujiro Kawakita
達次郎 川北
Minoru Kanzaki
実 歓崎
Noboru Kanmura
昇 管村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード内に識別レベルを区別して設け、セキ
ュリティレベルを段階的に行わせる。 【構成】 カード100内に個人ID部101,個人名
義単語登録部102,話者認識部103をそれぞれ識別
レベル1,2,3を付して格納しておき、このカード1
00を端末装置200に挿入すると、前記識別レベルに
応じたアプリケーションプログラムかホストセンタ30
0から供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種カード(プリペイ
ドカード,銀行用キャッシュカード,クレジットカー
ド,機器制御用カード,身分証明用カードおよび医療用
カードなどの情報データを記録あるいは蓄積している記
録用カード)の多目的用途を有し、カード内に個人情報
識別機能を持たせ、カード使用者がカード登録する際
に、自由に個人識別レベルの選択を行うとともに、さら
に、ホストセンタからのカード要求識別に対し、要求レ
ベルに応じて個人識別レベルの選択を行うことが出来る
ようにした個人識別機能付きカード、個人識別機能付き
カードの処理システムおよび個人識別機能付きカードの
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の個人で所有しているカードを識別
する処理方法は、カード情報を通信手順を介して、カー
ド情報の読み取りあるいは書き込みを行っており、カー
ド所持者が者が暗証番号を入力し、上記ホストセンタと
通信手順を介すことにより、カードの正当性の照合を行
っている。また、カード内に暗証番号を暗号化して記憶
し、端末装置から入力した暗証番号との比較照合を行う
方法もある。さらに、カード内に顔写真または指紋など
を画像処理化した情報を記憶し、それを読み出してその
カード所有者が本人なのであるかの正当性をチェックす
る方法がある。さらに、最近、音声を入力して個人特有
の音声生成メカニズムにより、音韻や発生レベルなどス
ペクトラム分析し、個人だけの音声特徴抽出を行ってカ
ード内に登録し、実際に発生した音声と話者認識により
照合し、カードが本人であるかを特定する方法がある。
話者認識とは、音声に含まれている個人情報を用いて、
誰の声であるか自動的に特定することであり、音声を鍵
として用いることにより不特定話者の確認を行うことが
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
方法でも単独で用いた場合には暗証番号の盗用,画像処
理化パターンの解析,音声を登録するなどにより、外部
にもれる危険性を生じ、カードの不正利用が頻繁におき
る可能性を含んでいる。
【0004】そこで、本発明の目的はカード内に識別レ
ベルを区別して設けることにより、セキュリティレベル
を段階的に行わせることにある。カード使用者およびア
プリケーション提供者が識別レベルを自由に選択して、
セキュリティの向上を図ることが可能となる。あらかじ
め、カード使用者が識別レベルに応じて登録を行い、端
末装置およびホストセンタからの情報提供などを処理さ
せることを可能とし、アプリケーション提供者は識別レ
ベルを自由に選択してカード利用者に提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による個人識別機
能付きカードは、カード情報の読み取りまたは書き込み
処理が施されるカードであって、カード内に音声入力し
た複数の情報から音声特徴抽出アリゴリズムによりそれ
ぞれ抽出した情報をそれぞれ記憶した複数の個人情報識
別部を設けたものである。
【0006】また、これら個人情報識別部にそれぞれ異
なる識別レベルを付したものである。
【0007】さらに、音声特徴抽出アルゴリズムを記憶
した個人音声特徴抽出部を備えたものである。
【0008】また、複数の個人情報識別部は、個人ID
部,個人名義単語登録部,話者認識部としたものであ
る。
【0009】さらに、本発明にかかる個人識別機能付き
カードの処理システムは、ホストセンタと、このホスト
センタと通信回線を介して接続され、カードの処理を行
う端末装置とからなり、前記端末装置は音声入力手段,
カードリーダ/ライタ,ディスプレイ部とを備え、前記
ホストセンタは複数のアプリケーションプログラムを備
え、前記カードは前記端末装置の音声入力手段から入力
された音声情報から音声特徴抽出アルゴリズムによりそ
れぞれ抽出した情報を個人情報識別部として格納し、前
記ホストセンタは前記カードが前記端末装置に挿入され
たとき、その識別レベルに応じたアプリケーションプロ
グラムを供給する構成としたものである。
【0010】また、本発明にかかる個人識別機能付きカ
ードの処理方法は、カード内に個人情報識別機能とし
て、カード入力時に暗証番号,個人識別番号あるいは個
人名義登録,音声による話者認識情報をそれぞれ識別レ
ベルを付して格納しておき、該カード使用時に前記識別
レベルに応じ、セキュリティレベルの選択を可能とする
ものである。
【0011】さらに、カード内の個人情報識別機能とし
て、個人識別のための入力情報を識別レベル単位に分割
し、該カードの端末装置への入力時にホストセンタから
の用途別のアプリケーションに応じて識別レベル設定を
行い、カード入力時の個人識別機能の識別レベルを選択
するものである。
【0012】また、カード内の個人識別入力手段とし
て、あらかじめカード内に使用者が音声により個人I
D、個人を識別するための単語登録をそれぞれ音声特徴
を抽出してデータとして登録しておき、前記データをも
とにして、話者識別,話者照合を行い、前記おのおのの
識別レベル分けするものである。
【0013】さらに、ホストセンタからの用途別のアプ
リケーションによりランダムに出力したデータを端末装
置に表示し、または送受話器などにより出力された個人
IDデータ,個人名義単語登録を、カード使用者が端末
装置から音声で入力を行い、カード内に個人IDデータ
として登録された個人音声特徴抽出データとを話者認識
で識別し、カード使用者個人を認識するものである。な
お、カードの例としてはCPUおよびメモリを搭載した
ICカードでISO(International Standard Organiz
ation )規格,IS7816で標準化が進められてお
り、カード形状は縦54mm,横86mmおよびカードの厚
みは0.76mm±10%と規定されており、上記のカー
ドを対象とする。
【0014】
【作用】本発明にかかる個人識別機能付きカードは、複
数の個人情報識別部が設けられ、これらに識別レベルが
付されているので、ホストセンタからのカード要求識別
(アプリケーション提供者)に対し、要求レベルに応じ
て個人識別レベルの選択を行う。
【0015】また、識別レベルはレベル分けされている
ので、段階的にセキュリティレベルを設定できる。
【0016】さらに、個人音声特徴抽出部を備えている
ので、カード毎に音声特徴により識別することができ
る。
【0017】さらに、個人情報識別部は、個人ID部,
個人名義単語登録部,話者認識部であるので、個人識別
を段階的に行うことができる。
【0018】また、本発明にかかる個人識別機能付きカ
ードの処理システムは、端末装置で音声入力で音声入力
手段から入力された音声情報から個人情報を作りカード
に格納することができ、また、カード使用者は端末装置
にカードを挿入することで、識別レベルに応じたサービ
スをホストセンタから受ける。
【0019】また、本発明にかかる個人識別機能付きカ
ードの処理方法は、カード内の識別レベルによりセキュ
リティレベルを選択する。
【0020】そして、カード内の識別レベルによりホス
トセンタからの用途別のアプリケーションのサービスを
受けることができる。
【0021】さらに、音声特徴を抽出してデータとして
用いるので、そのカード特有の個人識別情報を作ること
ができる。
【0022】また、カード使用者が端末装置のディスプ
レイを見ながら用途別のアプリケーションを受ける個人
音声特徴抽出データを作成することができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を詳細に説明す
る。図1〜図6は本発明の一実施例で、図1は本実施例
のシステム構成のブロック図、図2はカード内部構成の
ブロック図、図3はカードを使用する端末装置のブロッ
ク図、図4はホストセンタのブロック図を示す。図5
(a),(b),(c)はアプリケーション別に識別レ
ベルを選択したときのカード利用者のユーザ側からみ
た、カード使用制限を示す。図6は実際にカード利用し
たときのフローチャート図を示す。
【0024】図1に示すのは個人識別機能を有したカー
ドを利用するシステム構成のブロック図である。図1に
おいて100はカード、200は端末装置、300はホ
ストセンタであり、端末装置200とホストセンタ30
0間は通信回線400で結ばれ、カード100は矢印5
00で示す方向に移動させて端末装置200へ挿脱する
ようになっている。カード100,端末装置200,ホ
ストセンタ300の詳細は後述することにし、図1のシ
ステムの動作の概要を説明する。
【0025】カード利用者はカード100を端末装置2
00のカードリーダ/ライタ202へ挿入する。カード
100とカードリーダ/ライタ202の接続は、矢印5
00で示す。端末装置200ではカード利用者が提供を
受けるアプリケーションをディスプレイ部203の表示
の中から選択する。端末装置200はホストセンタ30
0と通信回線400で接続され、端末装置200の指示
に従いアプリケーションを端末装置200側に提供す
る。アプリケーション側で要求するカード100の正当
性をチェックするため(データや人物などを識別するた
めの符号)、カード所有者はカード100内に登録され
た個人認識としての個人ID部101,個人名義単語登
録部102,話者認識部103などを用いて本人確認を
行う。図1ではホストセンタ300内にアプリケーショ
ンプログラム(AP)304〜306を設けているが、
サービス提供として独自にアプリケーションセンタを設
け、通信を介して行っていもよい。以下、各部の詳細を
それぞれのブロック構成図により説明してから、カード
100への個人データ入力方法およびアプリケーション
での認識レベル制限等について説明する。 〈カード100の内部構成〉次に、上記カード100の
内部構成のブロック図を図2により説明する。100は
カードであり、CPU105,ワークRAM106,シ
ステムROM107およびEEPROM108から構成
されており、内部のシステムバス109で接続される。
システムバス109はシリアルインタフェース(I/
O)110を介して矢印500で示した信号の送受信が
行われ、接点により端末装置200のカードリーダ/ラ
イタ202に接続される。また、同時に電源電圧Vc
c,接地GND,リセット信号RES,システムクロッ
クCLK等の端子111は端末装置200からのカード
リーダ/ライタ202より電源電圧Vccおよび接地G
ND,リセット信号RES,システムクロックCLKを
カード100に供給する。ワークRAM106およびシ
ステムROM107は、通信制御およびEEPROM1
08内の管理などROMプログラムで動作した時の一時
バッファリング/一時記憶に用いられる。なお、話者認
識部103,個人音声特徴抽出部(アルゴリズム)10
4はシステムROM107に書き込んでも同じ動作を行
わせることができる。EEPROM108内に配列した
個人ID部101,個人名義単語登録部102,話者認
識部103はそれぞれ後で述べるアプリケーション識別
レベル1〜3に相当する。 〈端末装置200の構成〉図3にカード100のカード
リーダ/ライタ202および音声入力機能を有した端末
装置200のブロック構成を示す。カード利用者はカー
ド100を端末装置200のカードリーダ/ライタ20
2へ挿入する。カード100とカードリーダ/ライタ2
02の接続は、矢印500で示すように、カード100
側の接点とカードリーダ/ライタ202側のピンをコン
タクトすることにより、カード100側へ前述したクロ
ックや電力供給などを行いカード100を動作可能とす
る。この端末装置200は音声入力したデータをカード
100に登録するとともに、実際にホストセンタ300
と通信を介して各種のアプリケーションの提供を受け
る。カード100に音声入力する方法は、後述するカー
ドへの個人データ入力方法で詳細に述べるが、送受話器
204から個人が音声入力し、入出力部205でディジ
タル変換した後、カード100へ送信する。カード10
0は個人音声特徴抽出部(アルゴリズム)104を使用
して、個人に対応した特徴抽出データをEEPROM1
08内に記憶する。中央処理部201およびメインコン
トローラ207は、音声入力の制御,識別レベル設定部
209および識別レベル判定部210,ディスプレイ部
203の制御,キー211の制御,ホストセンタ300
との通信手順,アプリケーションサービスの選択などの
基本制御を行う。それぞれの機能はシステムバス208
で接続され、I/O206のインタフェースを介して、
例えば、ISDN通信回線などの通信回線400により
ホストセンタ300に接続し制御する。カード使用者は
カード100を端末装置200のカードリーダ/ライタ
202に挿入し、ディスプレイ部203のサービス選択
を行う。アプリケーションが選択された時点で通信回線
400の通信手順を介しホストセンタ300にあるAP
プログラム304〜306を選択し、このAPプログラ
ムが端末装置200にダウンロードされる。カード使用
者は端末装置200でこのサービスを受けることができ
る。このときAPプログラム内には、識別レベルを含ん
で送出されており、この識別レベルを検出して識別レベ
ル設定部209に格納する。APプログラムの識別レベ
ル設定は後述するホストセンタ300の構成で詳細に述
べる。カード100にはあらかじめ登録された識別レベ
ルがあり、このカード100内の識別レベルとアプリケ
ーションで提供され格納された識別レベル設定部209
の識別レベルとを識別レベル判定部210により判定す
る。また、カード識別レベルでのユーザ指定とアプリケ
ーションからの識別レベル選択の関係を図5により後に
詳細に説明する。ディスプレイ部203は音声入力での
指示表示およびアプリケーションからのサービス提供表
示を行う。キー211は通常の電話機能ボタンであり英
数字などである。 〈ホストセンタ300の構成〉図4にホストセンタ30
0のブロック構成を示す。ホストセンタ300は各種ア
プリケーションのサービス提供を行う。端末装置200
から通信回線400を介してI/O301により送受信
が行われる。中央処理部302およびシステムメインコ
ントローラ307は端末装置200からの指示を受け、
APコントローラ303を制御しAPプログラム304
〜306の選択を行う。APプログラム304〜306
で示す1〜nのAPプログラムはホストセンタ300内
に登録し配列されている。したがって、どれかのAPプ
ログラムが選択された時、APコントローラ303は識
別レベル設定部311に登録されている識別レベルを付
加して端末装置200に提供する。識別レベル設定部3
11は、各々のAPプログラムに対して識別レベルを有
したデータベースとなっている。キーボード310およ
びディスプレイ部309はAPプログラムの登録などに
使用する。また、上記各々の機能をシステムバス308
で接続し、I/O301で外部と通信可能となる。 〈カード100への個人データ入力方法〉カード100
に個人認識情報データとして、個人と対応させたカード
ごとにあらかじめ音声により入力し登録する。音声入力
の登録方法の一例としては、個人IDの登録はカード使
用者がホストセンタ300からの数字データ(0〜9)
を端末装置200のディスプレイ部203に表示させ、
その内容を見て音声入力するか、あるいは音声入力手段
である送受話器204より出力したランダムな数字デー
タを登録者が聞き取り、それをもとにカード使用者が送
受話器204から音声を入力し、入出力部205で音声
データはディジタル化してカード100内の個人音声特
徴抽出部104により個人固有の音声データをカード1
00の個人ID部101に登録する。カード100内に
数字0〜9のユーザの音声特徴抽出データを登録してお
けば、ホストセンタ300から不特定な暗証番号などの
数字キーを出力することにより、カード利用者は暗証番
号を記憶しておく必要がなくなる。また、個人IDとし
てカード使用者が自ら暗証番号を音声で入力し、音声特
徴データをカード100に登録させてもよい。なお、こ
の個人ID部101は識別レベル1に相当する。
【0026】個人名義単語登録部102は、個人の氏
名,住所,電話番号,生年月日,性別,会社名や特定の
単語などを音声入力してカード100内の個人名義単語
登録部102へ登録する。また、アプリケーション側か
らの特定の単語を出力し、その単語出力をもとにカード
使用者が音声入力させる。単語登録の際に、合言葉によ
り認識向上を行わせてもよい。なお、この個人名義単語
登録部102は識別レベル2に相当する。
【0027】話者認識部103では実際にカード使用者
が音声をしゃべることにより、音声特徴抽出データと比
較して認識を行う。これはあらかじめ個人ID,個人名
義登録,単語登録などからの特徴抽出データを用いてよ
い。この話者認識部103は識別レベル3に位置付け
る。
【0028】個人音声特徴抽出部104は、個人ID,
個人名義登録,単語登録などの音声入力したデータを特
徴抽出するためのアルゴリズムを内蔵しており、各々の
エリアへ個人音声特徴データとして登録する。この個人
音声特徴抽出アルゴリズムはカード100内部に記憶さ
せ、カード使用者個人のデータを登録する。これは、カ
ード使用者と対応しており、個人固有のカード100と
して存在し、端末装置200内に設けることにくらべ、
外部にもれるようなことがなく、より高いセキュリティ
を有することになる。カード100のEEPROM10
8内には、個人ID,個人名義単語登録,話者認識およ
び音声特徴抽出アルゴリズムを記憶し登録する。〈アプ
リケーションからのレベル選択〉図5(a),(b),
(c)にユーザが登録したカード100に対して、アプ
リケーションによるレベル選択を行った状態を示す。ユ
ーザが登録したカード100は、カード登録を行う際に
3つのレベル状態を選択するカード121,122,1
23が存在する。ユーザ側が必要なアプリケーションに
対して、自由にレベル選択を行うことができると同時
に、アプリケーション側からも提供情報に対して、より
高度な情報など識別レベルを数段階通すことにより、セ
キュリティを向上した提供を行うことができる。いわゆ
るカード100にアプリケーションから必要レベル選択
を行い、適合したカードのみが使用可能となり、不適合
カードに対しアプリケーション側から端末装置200に
なんらかの警告指示、例えば「このカードは、本サービ
スには使用できません。」などの指示を与える。
【0029】図5(a)に示すのは、アプリケーション
側で要求する識別レベル1を指定しており、カード12
1,122,123側では識別レベルを3種類それぞれ
識別レベルごとに登録した状態を示す。アプリケーショ
ン側で要求しているアプリケーション131は識別レベ
ル1であり、これは各カード内での個人IDがすべての
カード121〜123にあれば識別可能であることを示
す。したがって、3種類の識別レベルを有したカード利
用者はすべてこのアプリケーションは使用可能となる。
【0030】同図(b)に示すのは、アプリケーション
132で要求するのは識別レベル1と2である。これは
識別レベル1の識別を行った後、次に識別レベル2を識
別することを意味する。図で示すようにカード利用者側
では識別レベル1,2を有しているカード122,12
3のみしか、アプリケーションをアクセスすることがで
きない。したがって、識別レベル1の個人IDしか登録
されていないカード121は、(図で示した×印)この
アプリケーション132を許可することができないこと
になる。
【0031】また、アプリケーション132で識別レベ
ル2しか設定されていない場合には、カード内で登録さ
れている識別レベル2を有していることにより使用可能
である。識別レベルは1に対して上位として識別レベル
2また識別レベル3が存在することになる。したがっ
て、カード利用者が特別にアプリケーション131〜1
33を意識しないで利用することが可能となる。
【0032】同図(c)に示すのは、アプリケーション
133で要求するのは識別レベル1と2および3のすべ
てである。これは識別レベル1の識別を行った後、次に
識別レベル2の識別とし、さらに識別レベル3を識別す
ることを意味する。図で示すようにカード利用者側では
識別レベル1,2,3を有しているカード123のみし
か、アプリケーション133をアクセスすることができ
ない。したがって、識別レベル1の個人IDおよび個人
名義登録だけしか登録されていないカード121,12
2は、(図で示した×印)このアプリケーション133
許可することができないことになる。
【0033】また、アプリケーション133側で識別レ
ベル3しか設定されてない場合には、カード内で登録さ
れている識別レベル3が有していることにより使用可能
である。前述で説明したと同様に識別レベルは1に対し
て3は上位として認識することになる。なお、識別レベ
ルを特別にレベル分けしておかないで、適宜の組合せで
登録しておくようにすることもできる。 〈カード利用時のフローチャート図〉図6にカード利用
者が実際に使用した時の動作をフローチャート図で示
す。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。カード
100を端末装置200のカードリーダ/ライタ202
へ挿入を行う(1)。カード100内部に登録されてい
るカードの識別レベルを読み出して装置内部のカード識
別レベル判定とし記憶する(2)。次にカード使用者は
ディスプレイ部203上に表示しているアプリケーショ
ンをキー211で選択する。端末装置200はアプリケ
ーション選択後(3)、ホストセンタ300に接続とし
て(4)、選択されたアプリケーションを端末装置20
0にAPプログラムをアプリケーションダウンロードす
る(5)。APプログラムには識別レベルが付加されて
おり、そのアプリケーションと先に記憶しているユーザ
カード識別レベルの判定を行う(6)。このステップ
(6)のカード判定で判定結果がN、すなわち、不可で
あった場合には即座にカード排出となり(9)、カード
100が排出されディスプレイ表示に「このカードは、
本サービスを受けることはできません。」などのメッセ
ージ表示を行い、サービス提供の終了をカード利用者へ
指示する。ステップ(6)のカード判定でY,すなわ
ち、識別レベルが適合した時にAPサービス開始に進み
(7)、ユーザはサービス提供を受ける。必要なサービ
ス提供が得られた後、次のステップのサービス終了に進
む(8)。最後にカード排出となり(9)、正常動作で
終了する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる個人
識別機能付きカードは、複数の個人情報識別部が設けら
れ、これらに識別レベルが付されているので、ホストセ
ンタからのカード要求識別(アプリケーション提供者)
に対し、要求レベルに応じて個人識別レベルの選択を行
うことができる。
【0035】また、識別レベルはレベル分けわれている
ので、段階的にセキュリティレベルを設定することが可
能である。
【0036】さらに、個人音声特徴抽出部を備えている
ので、カード毎に音声特徴によりカード使用者の個人識
別をすることができる。
【0037】さらに、個人情報識別部は、個人ID部,
個人名義単語登録部,話者認識部であるので、個人識別
を段階的に行うことができる。
【0038】また、本発明にかかる個人識別機能付きカ
ードの処理システムは、端末装置で音声入力で音声入力
手段から入力された音声情報から個人情報を作りカード
に格納することができ、また、カード使用者は端末装置
にカードを挿入することで、識別レベルに応じたサービ
スをホストセンタから受けることが可能である。
【0039】また、本発明にかかる個人識別機能付きカ
ードの処理方法は、カード内の識別レベルによりセキュ
リティレベルを選択することが可能である。
【0040】そして、カード内の識別レベルによりホス
トセンタからの用途別のアプリケーションのサービスを
受けることができる。
【0041】さらに、音声特徴を抽出してデータとして
用いるので、そのカード特有の個人識別情報を作ること
ができる。
【0042】また、カード使用者が端末装置のディスプ
レイを見ながら用途別のアプリケーションを受ける個人
音声特徴抽出データを作成することができる。
【0043】かように本発明はあらかじめカード内に音
声入力により個人ID,個人名義登録,単語登録などの
個人データを特徴抽出して記憶し、さらに個人データを
利用して話者認識を行い、それぞれの登録レベルに応じ
て識別レベルを区別し、カード使用者が個人識別レベル
の選択を行う。また、サービス提供者からもカードに対
応した識別レベルを選択し、サービス提供情報を制限す
ることができ、よりセキュリティレベルの高い情報提供
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムブロックの構成を
示す図である。
【図2】図1のカードの内部構成を示す図である。
【図3】図1の端末装置の構成を示す図である。
【図4】図1のホストセンタの構成を示す図である。
【図5】本発明におけるアプリケーションからの識別レ
ベルを選択した時の状態図である。
【図6】本発明における実際にカードを利用した時の動
作フローチャート図である。
【符号の説明】
100 カード 101 個人ID部 102 個人名義単語登録部 103 話者認識部 104 個人音声特徴抽出部 105 CPU 106 ワークRAM 107 システムROM 108 EEPROM 109 システムバス 110 I/O 111 カードへの供給Vcc,GND,RES,CL
Kの端子 121 カード 122 カード 123 カード 131 アプリケーション 132 アプリケーション 133 アプリケーション 200 端末装置 201 中央処理部 202 カードリーダ/ライタ 203 ディスプレイ部 204 送受話器 205 入出力部 206 I/O 207 端末装置のメインコントローラ 208 端末装置内部のシステムバス 209 識別レベル設定部 210 識別レベル判定部 211 キー 300 ホストセンタ 301 ホストセンタのI/O 302 中央処理部 303 APコントローラ 304 APプログラム1 305 APプログラム2 306 APプログラムn 307 システムメインコントローラ 308 システムバス 309 ディスプレイ部 310 キーボード 311 識別レベル設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/00 330 G 9364−5L D 9364−5L G06K 19/10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード情報の読み取りまたは書き込み処
    理が施されるカードであって、カード内に音声入力した
    複数の情報から音声特徴抽出アルゴリズムによりそれぞ
    れ抽出した情報をそれぞれ記憶した複数の個人情報識別
    部を設け、これら個人情報識別部にそれぞれ異なる識別
    レベルを付したことを特徴とする個人識別機能付きカー
    ド。
  2. 【請求項2】 異なる識別レベルは、レベル分けされて
    いることを特徴とする請求項1記載の個人識別機能付き
    カード。
  3. 【請求項3】 音声特徴抽出アルゴリズムを記憶した個
    人音声特徴抽出部を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の個人識別機能付きカード。
  4. 【請求項4】 複数の個人情報識別部は、個人ID部,
    個人名義単語登録部,話者認識部であることを特徴とす
    る請求項1記載の個人識別機能付きカード。
  5. 【請求項5】 ホストセンタと、このホストセンタと通
    信回線を介して接続され、カードの処理を行う端末装置
    とからなり、前記端末装置は音声入力手段,カードリー
    ダ/ライタ,ディスプレイ部とを備え、前記ホストセン
    タは複数のアプリケーションプログラムを備え、前記カ
    ードは前記端末装置の音声入力手段から入力された音声
    情報から音声特徴抽出アルゴリズムによりそれぞれ抽出
    した情報を個人情報識別部として格納し、前記ホストセ
    ンタは前記カードが前記端末装置に挿入されたとき、そ
    の識別レベルに応じたアプリケーションプログラムを供
    給する構成としたことを特徴とする個人識別機能付きカ
    ードの処理システム。
  6. 【請求項6】 カード内の情報データの読み取りまたは
    書き込み処理が施される個人識別機能付きカードの処理
    方法において、カード内に個人情報識別機能として、カ
    ード入力時に暗証番号,個人識別番号あるいは個人名義
    登録,音声による話者認識情報をそれぞれ識別レベルを
    付して格納しておき、該カード使用時に前記識別レベル
    に応じ、セキュリティレベルの選択を可能とすることを
    特徴とする個人識別機能付きカードの処理方法。
  7. 【請求項7】 カード内の個人情報識別機能として、個
    人識別のための入力情報を識別レベル単位に分割し、該
    カードの端末装置への入力時にホストセンタからの用途
    別のアプリケーションに応じて識別レベル設定を行い、
    カード入力時の個人識別機能の識別レベルを選択するこ
    とを特徴とする請求項6記載の個人識別機能付きカード
    の処理方法。
  8. 【請求項8】 カード内の個人識別入力手段として、あ
    らかじめカード内に使用者が音声により個人ID、個人
    を識別するための単語登録をそれぞれ音声特徴を抽出し
    てデータとして登録しておき、前記データをもとにし
    て、話者識別,話者照合を行い、前記おのおのの識別レ
    ベル分けすることを特徴とする請求項6記載の個人識別
    機能付きカードの処理方法。
  9. 【請求項9】 ホストセンタからの用途別のアプリケー
    ションによりランダムに出力したデータを端末装置に表
    示し、または出力された個人IDデータ,個人名義登録
    を、カード使用者が端末装置から音声で入力を行い、カ
    ード内に個人IDデータとして登録された個人音声特徴
    抽出データとを話者認識で識別し、カード使用者個人を
    認識することを特徴とする請求項6記載の個人識別機能
    付きカードの処理方法。
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