JPH08307369A - 音声符号化方式試験回路 - Google Patents

音声符号化方式試験回路

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JPH08307369A
JPH08307369A JP7104332A JP10433295A JPH08307369A JP H08307369 A JPH08307369 A JP H08307369A JP 7104332 A JP7104332 A JP 7104332A JP 10433295 A JP10433295 A JP 10433295A JP H08307369 A JPH08307369 A JP H08307369A
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JP
Japan
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data
voice
signal
circuit
sound
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Withdrawn
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JP7104332A
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English (en)
Inventor
Keisuke Oda
啓介 小田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線伝搬路を含むデータ信号送受信回路のデ
ータ伝送誤り試験を行う。 【構成】 音声再生器10からアナログ音声信号S10
が音声符号化器20に入力されてデジタル信号S20に
変換される。データ発生回路30は、M系列データS3
0を発生する。次に、多重化回路50は、デジタル信号
S20とM系列データS30を時分割多重化し、フレー
ム同期パターンを加えた後、フレームデータに構成し、
送信回路60ヘ出力する。送信回路60を経た信号は、
アンテナ70から送信される。アンテナ80で受信した
信号は、受信回路90を経て分離回路100に入力され
る。分離回路100では、入力データの中からフレーム
同期パターンを検出した後、音声復号器110へ送られ
るデジタル音声符号の信号S100aとデータ伝送誤り
検出回路120ヘ送られるデータS100bとに分離す
る。音声復号器110は、アナログの音声信号S110
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ信号送受信回路
における音声符号化方式のデータ伝送誤り試験を行う試
験回路、特に無線伝搬路を含む場合の試験技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;電子情報通信学会誌、75[2] 、長渕裕実、井合
知、北脇信彦共著、「通信の品質[I]、音声品質の主
観評価」、P.181-187 文献2;進士昌明編、「移動通信」、(平成元年9月3
0日発行)、丸善、P.108-110 電話に代表される音声波形の伝送において、最近ではア
ナログの音声信号をデジタル化して伝送するデジタル伝
送が一般的になってきた。特に、無線を用いた移動体電
話では、加入者の増加や隠匿性の要求により、急速なデ
ジタル化の傾向にある。従来、音声信号のデジタル符号
化にあたっては、次の(a),(b)のようなことを克
服すべき課題としてきた。
【0003】(a) 必要な音声品質を保持しつつ、ど
こまで伝送周波数帯域を圧縮できるか。 (b) 無線伝搬下におけるフェージングによるデータ
伝送誤りをいかに低減するか。 前記文献1には、電話系における音声符号化方式の評価
法として従来から広く用いられてきたオピニオン評価法
(Mean Opinion score、以下、MOS 評価法という) が記
載されている。MOS 評価法は、多数の被験者に試験音声
を聞かせて5段階の主観評価を行うもので、通話の満足
性の観点から音声符号化方式の総合的な品質を表すこと
ができる評価尺度である。一方、無線回線における伝送
系の伝送品質の特性評価尺度としては、フェージング下
でのセグメンタル・ノイズ・レシオ(Segmental Noise
Ratio 、以下、SNR という)特性をプロットする手法が
用いられている。前記文献2の図5−21に示すのはそ
の一例で、横軸には伝送時における伝送誤り率又はビッ
ト誤り率(Bit Error Ratio 、以下、BER という)、及
び縦軸にはSNR がとられている。フェージングの影響が
強くなると回線雑音が増加するので、無線伝搬路の伝送
特性に対して悪条件となり、ビット誤り率が大きくな
る。又、縦軸のSNR は音声区間と雑音区間との電力の比
であり、SNR が大きいほど音声伝送品質が良いと判断で
きる。図よりビット誤り率が増加するとSNR が低下して
音声伝送品質が劣化することがわかる。以上のように、
音声符号化方式の評価法としては、MOS 評価法及びSNR
測定法の2種類が存在し、実用評価試験では両方の尺度
を使うのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような音声符号化の方式がいくつも提案される中で、実
際の無線環境下でそれらの方式を効率よく評価し、デー
タ伝送誤り試験を行う回路に関して、従来の技術では明
らかにされていなかった。図2は、従来の伝送特性試験
回路の構成ブロック図である。従来、音声符号化方式の
無線伝送特性を測定するには、図2のような構成で測定
する方法が一般的であった。図2によれば、まず無線系
の装置1において、例えばM系列データのような疑似雑
音信号を用いて無線伝搬路の伝送特性、つまりBER を計
測し、疑似雑音信号に対するSNR を測定する。次に、有
線系の装置2において、疑似雑音信号を無線伝搬路のBE
R に対応して試験音声に付加し、その復号音声を被験者
に聞かせてMOS 評価を行う。
【0005】ところが、このような方法では、以下のよ
うな問題点があった。 (a) 装置が無線系と有線系の2種類になるので、複
雑になる。 (b) 試験音声信号に対する無線伝搬路を介したSNR
が測定できないので、該無線伝搬路を客観評価できな
い。 (c) MOS 評価のための再生音声とBER とを同時に測
定できない。更に、装置が有線系と無線系に分離してい
るため、M0S 評価値の再現性に乏しく、音声符号化方式
の特性評価としては実用的ではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、送信側でアナログの音声信号を符号
化してデジタルの音声データを生成し該音声データを受
信側で復号して1人又は複数の人の聴音により行う主観
評価のためのアナログの音声信号を生成し、かつ該音声
データの伝送誤り率を計測することにより客観評価を行
う音声符号化方式試験回路において、次のような手段を
設けている。即ち、前記送信側では、アナログの音声信
号をデジタルの音声データに変換する音声符号化手段
と、疑似乱数を発生する第1のデータ発生手段と、前記
音声データと前記疑似乱数とを時分割多重する多重化手
段と、前記多重化された信号を前記受信側へ送信する送
信手段とが設けられている。一方、前記受信側では、前
記送信手段から送信された信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した受信信号をデジタルの音声デー
タと疑似乱数とに分離する分離手段と、前記分離手段か
ら出力された音声データを前記主観評価のためのアナロ
グの音声信号に復号する音声復号手段と、前記第1のデ
ータ発生手段が発生した疑似乱数と同一の疑似乱数を発
生する第2のデータ発生手段を有し、該第2のデータ発
生手段が発生した疑似乱数と前記分離手段から出力され
た疑似乱数とを照合することにより前記客観評価のため
の伝送誤り率を検出するデータ誤り検出手段とが、設け
られている。
【0007】第2の発明では、送信側でアナログの音声
信号を符号化してデジタルの音声データを生成し該音声
データを受信側で復号して1人又は複数の人の聴音によ
り行う主観評価のためのアナログの音声信号を生成し、
かつ該音声データの伝送誤り率を計測することにより客
観評価を行う音声符号化方式試験回路において、次のよ
うな手段を設けている。即ち、前記送信側では、アナロ
グの音声信号を複数の異なる音声符号化方式を用いて複
数のデジタルの音声データに変換する音声符号化手段
と、前記複数の音声データのうちのいずれか一つを選択
する選択手段と、第1の発明の第1のデータ発生手段
と、前記選択手段により選択された音声データと前記疑
似乱数とを多重化する多重化手段と、第1の発明の送信
手段とが設けられている。一方、前記受信側では、第1
の発明の受信手段と、第1の発明の分離手段と、前記分
離手段から出力された音声データを該音声データの符号
化方式に対応した復号方式を用いて前記主観評価のため
のアナログの音声信号に復号する音声復号手段と、第1
の発明のデータ誤り検出手段とが設けられている。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、以上のように音声符号化
方式試験回路を構成したので、送信側では、アナログの
音声信号が音声符号化手段でデジタルの音声データに変
換される。又、第1のデータ発生手段から疑似乱数が発
生する。前記音声データと前記疑似乱数とが多重化手段
で時分割多重され、該多重化された信号が送信手段によ
り受信側へ送信される。次に、受信側では、前記送信手
段から送信された信号が受信手段で受信される。受信手
段の出力信号は分離手段でデジタルの音声データと疑似
乱数とに分離される。分離手段から出力された音声デー
タは音声復号手段で主観評価のためのアナログの音声信
号に復号される。又、分離手段から出力された疑似乱数
は、データ誤り検出手段で第2のデータ発生手段が発生
した疑似乱数と照合されて伝送誤り率が検出される。そ
のため、1人又は複数の人の聴音により行う主観評価の
ためのアナログの音声信号の記録と、該音声データの伝
送誤り率を計測することにより客観評価とが同時に行わ
れる。
【0009】第2の発明によれば、送信側では、アナロ
グの音声信号が音声符号化手段で複数の異なる音声符号
化方式を用いて複数のデジタルの音声データに変換され
る。次に前記複数の音声データのうちのいずれか一つが
選択手段で選択される。又、第1のデータ発生手段から
疑似乱数が発生する。前記選択手段により選択された音
声データと前記疑似乱数とが多重化手段で多重化され、
該多重化された信号が送信手段により受信側へ送信され
る。次に、受信側では、前記送信手段から送信された信
号が受信手段で受信される。受信手段の出力信号は分離
手段でデジタルの音声データと疑似乱数とに分離され
る。前記分離手段から出力された音声データは音声復号
手段で該音声データの符号化方式に対応した復号方式を
用いて主観評価のためのアナログの音声信号に復号され
る。又、分離手段から出力された疑似乱数は、データ誤
り検出手段で第2のデータ発生手段が発生した疑似乱数
と照合されて伝送誤り率が検出される。そのため、複数
の音声符号化方式の伝送評価試験が行われる。従って、
前記課題を解決できるのである。
【0010】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す音声符号化方式試
験回路の構成を示すブロック図である。この音声符号化
方式試験回路は、送信側では、アナログの音声信号S1
0を出力する音声再生器10を備えている。音声再生器
10の出力側は、音声符号化手段である音声符号化器2
0の入力側に接続されている。音声符号化器20は、ア
ナログの音声信号S10をデジタルの音声データS20
に変換する機能を有している。一方、この送信側には、
第1のデータ発生手段であるデータ発生回路30が設け
られている。データ発生回路30は、疑似乱数S30を
発生する機能を有している。音声符号化器20の出力側
及びデータ発生回路30の出力側は、多重化手段である
多重化回路50の入力側に接続されている。多重化回路
50は、音声データS20と疑似乱数S30とを時分割
多重する機能を有している。多重化回路50の出力側
は、送信手段である送信回路60の入力側に接続されて
いる。送信回路60は、音声データS20と疑似乱数S
30とが多重化された信号S50をアンテナ70から受
信側へ送信する機能を有している。受信側では、送信回
路60から送信された信号をアンテナ80を介して受信
する受信手段である受信回路90を備えている。受信回
路90の出力側は、分離手段である分離回路100の入
力側に接続されている。分離回路100は、受信回路9
0から出力される受信信号S90をデジタルの音声デー
タS100aと疑似乱数S100bとに分離する機能を
有している。分離回路100の音声データS100aの
出力側は音声復号手段である音声復号器110の入力側
に接続され、該分離回路100の疑似乱数S100bの
出力側がデータ誤り検出手段であるデータ誤り検出回路
120の入力側に接続されている。音声復号器110
は、音声データS100aをアナログの音声信号S11
0に復号する機能を有している。又、データ誤り検出回
路120は、該データ誤り検出回路120の内部のデー
タ発生回路が発生する前記データ発生回路30が発生し
た疑似乱数と同一の疑似乱数と分離回路100から出力
された疑似乱数S100bとを照合することにより伝送
誤り率を検出する機能を有している。音声復号器110
の出力側は、音声信号S110を記録する録音器130
に接続されている。
【0011】図3は、図1中のデータ発生回路30の構
成ブロック図である。このデータ発生回路30は、フリ
ップフロップ(以下、FFという)31〜39が順次縦
続接続されたシフトレジスタを備え、FF34の出力側
とFF39の出力側とが排他的論理和回路(以下、Ex
0Rという)40の各入力端子にそれぞれ接続され、E
x0R40の出力端子がFF31の入力側に接続されて
いる。FF39の出力側は出力端子OUTに接続されて
いる。データ発生回路30は、図1の音声符号化方式試
験回路におけるデータ伝送誤りを自動的に検出するため
の予め定められた信号を発生する機能を有している。例
えば、出力端子OUTには次式(1)に示される生成多
項式によって算出される511 ビットの周期性を持ったM
系列のデジタル符号が発生する。 g(x)=x9 +x2 +1 ・・・(1) 発生するデジタル符号は、例えば次の(例1)で示さ
れ、図1中の多重化回路50からクロックが入力される
度に1ビットづつ該多重化回路50に出力されるように
なっている。 (例1) 100111001010・・・ 図4は、図1中の多重化回路50から出力される多重化
されたデータフレームの構成図である。この図では、1
フレームを5msec としている。図のように多重化後のデ
ータフレームには、先頭にフレーム同期パターンがあ
り、続いてM系列データ、及び音声データとなってい
る。
【0012】図5は、図1中のデータ誤り検出回路12
0の構成ブロック図である。このデータ誤り検出回路1
20は、図1中の分離回路100から出力された疑似乱
数S100bを入力する入力端子INを有し、シフトレ
ジスタ121に接続されている。シフトレジスタ121
は、図示しない9個のFFが縦続接続されて構成されて
いる。シフトレジスタ121中の各FFの出力側は、パ
ターン検出回路122の各入力端子に接続されている。
パターン検出回路122は、シフトレジスタ121の内
容が、該パターン検出回路122に記憶されている511
ビット周期の中に存在する或る決められた特定のパター
ンになった時、そのパターンを検出する機能を有してい
る。パターン検出回路122の出力側は、固定パターン
設定回路123の入力側に接続されている。固定パター
ン設定回路123は、パターン検出回路122が検出し
たパターンを記憶して保持する機能を有している。固定
パターン設定回路123の出力側は、データ発生回路1
24の入力側に接続されている。データ発生回路124
は、図3のデータ発生回路と同じ構成である。尚、シフ
トレジスタ121及びデータ発生回路124の各クロッ
ク入力端子ckには、図示しないクロック発生回路から
クロックCLKが供給されている。シフトレジスタ12
1の出力側及びデータ発生回路124の出力側は、Ex
OR125の各入力端子にそれぞれ接続されている。E
xOR125の出力端子は、エラーカウンタ126の入
力側に接続されている。エラーカウンタ126のリセッ
ト入力端子は、パターン検出回路122の出力側に接続
されている。エラーカウンタ126の出力側は、伝送誤
り率計算回路127に接続されている。
【0013】次に、図5の動作を説明する。疑似乱数S
100bが入力端子INに入力され、シフトレジスタ1
21に入力される。シフトレジスタ121中の各FFの
出力信号の内容が、パターン検出回路122に予め記憶
されている511 ビット周期の中に存在するある決められ
た特定のパターンになった時、パターン検出回路122
が該パターンを検出し、固定パターン設定回路123を
動作させる。固定パターン設定回路123は、固定パタ
ーンをデータ発生回路124に書き込む。このデータ発
生回路124は図3のデータ発生回路と同じ構成なの
で、データ発生回路124中のシフトレジスタに固定パ
ターンが書き込まれた後は、疑似乱数S100bにデー
タ発生回路124の出力信号S124とシフトレジスタ
121の出力信号S121が一致する。ところが、図1
中の伝送路において誤りが発生すると、シフトレジスタ
121の出力信号S121とデータ発生回路124の出
力信号S124とが一致しなくなるので、ExOR回路
125で出力信号S121,S124の排他的論理和を
とれば、データ伝送の誤り数がエラーカウンタ126で
算出される。データ伝送誤り率は伝送誤り率回路127
でエラーカウンタ126の結果を1秒間のM系列データ
の伝送ビット数で除算した値として計算される。次に、
図1の動作を説明する。
【0014】図1において、送信側では以下のように動
作する。先ず、試験音声が音声再生器10からアナログ
音声信号S10として音声符号化器20に入力され、こ
こでディジタル符号化された信号S20に変換される。
ここでの音声符号化の方式は何でもよく、例えば、伝送
速度64kbit/sのlog PCM や32kbit/sの適応差分PCM
(Adaptive Differential Pulse Code Modulation 、以
下、ADPCM という)等がある。データ発生回路30は、
データ伝送誤りを自動的に検出するために、例えば前記
式(1)に示すような予め定められた信号を発生する。
発生する符号は前記(例1)で示され、図1の多重化回
路50からクロックが入力される度に1ビットづつ多重
化回路50に出力される。次に、多重化回路50は、音
声符号化器20とデータ発生回路30から出力されるデ
ータを時分割多重化し、例えば図4に示すようなフレー
ム同期パターンを加えた後、例えば5msec の時間幅のフ
レームデータに構成し、送信回路60ヘ出力する。送信
回路60を経た信号は、アンテナ70から送信される。
【0015】一方、受信側では以下のように動作する。
アンテナ80で受信した信号は、受信回路90を経て分
離回路100に入力される。分離回路100では、入力
データの中から5msec 周期のフレーム同期パターンを検
出した後、音声復号器110へ送られるデジタル音声符
号の信号S100aとデータ伝送誤り検出回路120ヘ
送られるデータS100bとに分離する。音声復号器1
10は、音声符号化器20と逆の動作を行い、アナログ
の音声信号S110を録音器130ヘ出力する。MOS 評
価では、この録音器130で録音した試験音声を多数の
被験者に聞かせる。又、データ誤り検出回路120は、
データ発生回路30で生成した例1に示すようなデータ
を入力とし、MOS 評価用の試験音声と同時にその時の無
線伝搬路におけるデータ伝送誤り率を検出して記録す
る。以上のように、この第1の実施例では、送信側にお
いてディジタル符号化された音声データS20と伝送誤
り率計算のためのM系列データS30とを時分割多重化
して送信する。それを受信側において音声データS10
0aとM系列データS100bとに分離することによっ
て、MOS 評価のための試験音声と無線伝搬路のデータ伝
送誤り率を同時に記録及び計測することが可能となる。
【0016】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す音声符号化方式試
験回路の構成を示すブロック図であり、図1中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。この音声符
号化方式試験回路では、図1中の送信側の音声符号化器
20が符号化方式がそれぞれ異なる第1の音声符号化器
20a及び第2の音声符号化器20bの2種類になり、
受信側の音声復号器110が音声符号化器20a及び音
声符号化器20bの符号化方式にそれぞれ対応した復号
方式の第1の音声復号器110a及び第2の音声復号器
110bの2種類になっている。そして、音声符号化器
20a,20b及び音声復号器110,110bのそれ
ぞれのいずれか一方がスイッチS1,S2で切り替えら
れるようになっている。他は、図1と同様の構成であ
る。次に、図6の動作を説明する。符号化方式が異なる
2種類の音声符号化器20a,20b、及び該音声符号
化器20a及び音声符号化器20bの符号化方式にそれ
ぞれ対応した復号方式の音声復号器110a,110b
はそれぞれ、音声符号化器20aと音声復号器110
a、及び音声符号化器20bと音声後号化器110bと
が連動して動作するように送信側と受信側で手動によっ
て切り替えられて、第1の実施例と同様の動作を行う。
以上のように、この第2の実施例では、符号化方式が異
なる2種類の音声符号化器20a,20b、及び該音声
符号化器20a及び音声符号化器20bの符号化方式に
それぞれ対応した復号方式の音声復号器110a,11
0bを設けることにより、2種類の音声符号化方式の伝
送評価試験が可能となる。尚、本発明は上記実施例に限
定されず、種々の変形が可能である。その変形例として
は、例えば次のようなものがある。
【0017】(a) 図3のデータ発生回路から発生さ
れるデータは、M系列のデジタル符号に限定されず、疑
似乱数であれば他のデータでもよい。従って、図3のデ
ータ発生回路も、疑似乱数を発生する回路であれば他の
回路でもよい。 (b) 図5に示すデータ誤り検出回路120は、入力
データを送信側のデータ発生回路30から発生される疑
似乱数と同一の疑似乱数と照合する構成であれば、他の
構成でもよい。 (c) 図6中の音声符号化器及び音声復号器は3個以
上でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、送信側においてディジタル符号化された音声
データと伝送誤り率計算のための疑似乱数とを時分割多
重化して送信し、それを受信側において音声データと疑
似乱数とに分離するようにしたので、1人又は複数の人
の聴音により行う主観評価のためのアナログの音声信号
の記録と、該音声データの伝送誤り率を計測することに
より客観評価とを同時に行うことが可能となる。更に、
試験音声信号に対する無線伝搬路を介したSNR が測定で
きる。その上、従来の有線系試験回路が不要になり、装
置が無線系のみで済むので、簡素な構成にできる。第2
の発明によれば、第1の発明の効果に加え、アナログの
音声信号を複数の異なる音声符号化方式を用いて複数の
デジタルの音声データに変換する音声符号化手段と、該
音声データの符号化方式に対応した復号方式を用いて前
記主観評価のためのアナログの音声信号に復号する音声
復号手段とを設けたので、複数の音声符号化方式の伝送
評価試験を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す音声符号化方式試
験回路の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の伝送特性試験回路の構成ブロック図であ
る。
【図3】図1中のデータ発生回路30の構成ブロック図
である。
【図4】多重化されたデータフレームの構成図である。
【図5】図1中のデータ誤り検出回路120の構成ブロ
ック図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す音声符号化方式試
験回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20,20a,20b 音声符号化器(音声符
号化手段) 30 データ発生回路(第1
のデータ発生手段) 50 多重化回路(多重化手
段) 60 送信回路(送信手段) 90 受信回路(受信手段) 100 分離回路(分離手段) 110,110a,110b 音声復号器(音声復号
手段) 120 データ誤り検出回路
(データ誤り検出手段) S1 スイッチ(選択手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側でアナログの音声信号を符号化し
    てデジタルの音声データを生成し該音声データを受信側
    で復号して1人又は複数の人の聴音により行う主観評価
    のためのアナログの音声信号を生成し、かつ該音声デー
    タの伝送誤り率を計測することにより客観評価を行う音
    声符号化方式試験回路において、 前記送信側は、 アナログの音声信号をデジタルの音声データに変換する
    音声符号化手段と、 疑似乱数を発生する第1のデータ発生手段と、 前記音声データと前記疑似乱数とを時分割多重する多重
    化手段と、 前記多重化された信号を前記受信側へ送信する送信手段
    とを備え、 前記受信側は、 前記送信手段から送信された信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段が受信した受信信号をデジタルの音声デー
    タと疑似乱数とに分離する分離手段と、 前記分離手段から出力された音声データを前記主観評価
    のためのアナログの音声信号に復号する音声復号手段
    と、 前記第1のデータ発生手段が発生した疑似乱数と同一の
    疑似乱数を発生する第2のデータ発生手段を有し、該第
    2のデータ発生手段が発生した疑似乱数と前記分離手段
    から出力された疑似乱数とを照合することにより前記客
    観評価のための伝送誤り率を検出するデータ誤り検出手
    段とを、備えたことを特徴とする音声符号化方式試験回
    路。
  2. 【請求項2】 送信側でアナログの音声信号を符号化し
    てデジタルの音声データを生成し該音声データを受信側
    で復号して1人又は複数の人の聴音により行う主観評価
    のためのアナログの音声信号を生成し、かつ該音声デー
    タの伝送誤り率を計測することにより客観評価を行う音
    声符号化方式試験回路において、 前記送信側は、 アナログの音声信号を複数の異なる音声符号化方式を用
    いて複数のデジタルの音声データに変換する音声符号化
    手段と、 前記複数の音声データのうちのいずれか一つを選択する
    選択手段と、 請求項1記載の第1のデータ発生手段と、 前記選択手段により選択された音声データと前記疑似乱
    数とを多重化する多重化手段と、 請求項1記載の送信手段とを備え、 前記受信側は、 請求項1記載の受信手段と、 請求項1記載の分離手段と、 前記分離手段から出力された音声データを該音声データ
    の符号化方式に対応した復号方式を用いて前記主観評価
    のためのアナログの音声信号に復号する音声復号手段
    と、 請求項1記載のデータ誤り検出手段とを備えたことを特
    徴とする音声符号化方式試験回路。
JP7104332A 1995-04-27 1995-04-27 音声符号化方式試験回路 Withdrawn JPH08307369A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005311599A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Keio Gijuku 通信システム、通信方法およびストリーミングサーバ
WO2013084328A1 (ja) * 2011-12-08 2013-06-13 富士機械製造株式会社 多重化通信システム、送信装置、および受信装置

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