JPH08306116A - カートリッジオートチェンジャー - Google Patents

カートリッジオートチェンジャー

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Publication number
JPH08306116A
JPH08306116A JP7107484A JP10748495A JPH08306116A JP H08306116 A JPH08306116 A JP H08306116A JP 7107484 A JP7107484 A JP 7107484A JP 10748495 A JP10748495 A JP 10748495A JP H08306116 A JPH08306116 A JP H08306116A
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JP
Japan
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cartridge
slot
magazine
feed rollers
recording medium
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JP7107484A
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English (en)
Inventor
Makoto Yomo
誠 四方
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2組の送りローラの駆動を、1つのモータで
兼用することができ、小型で、低価格なカートリッジオ
ートチェンジャーを提供する。 【構成】 記録媒体を収容したカートリッジを複数枚、
収納したマガジンを有し、第1のカートリッジ搬送機構
により、前記マガジンから所望のカートリッジを取り出
して、記録媒体再生装置内に装填するように構成すると
ともに、上記マガジンからとは別に、オートチェンジャ
ー外部から直接カートリッジを上記記録媒体再生装置内
に装填するためのスロットを備えており、前記スロット
からオートチェンジャー外部へ、カートリッジを着脱す
るための第2のカートリッジ搬送機構を有するカートリ
ッジオートチェンジャーにおいて、第2のカートリッジ
搬送機構は、第1のカートリッジ搬送機構に連結されて
おり、第1の搬送機構を駆動することによって、第2の
カートリッジ搬送機構が駆動されるように構成している
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、光磁気ディ
スクなどのディスク状記録媒体、あるいは、テープ状、
カード状などの記録媒体を収容したカートリッジを複数
枚、マガジンに収納し、前記マガジンに収納されたカー
トリッジの中から所望のカートリッジを取り出して記録
媒体再生装置に装填し、再生するカートリッジオートチ
ェンジャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来カートリッジオートチェンジャーと
しては、例えば、図2に示すようなディスク状記録媒体
(この実施例では光ディスク)の再生に使用するものが
あった。ここでは、オートチェンジャー201の内部に
記録媒体再生装置202が設けられ、その上部に位置し
て、固定式のマガジン(図示せず)が配置され、これ
に、前記記録媒体を収容したディスクカートリッジ20
3が複数枚、互いに平行に、記録媒体の厚さ方向に並べ
られた状態で、収納されている。
【0003】また、符号204は記録媒体再生装置20
2とマガジンの間で、個々のカートリッジ203をキャ
リッジに載せて搬送する搬送手段である。搬送手段20
4は、適宜な駆動手段によって、上下方向(図中の矢印
方向)に移動できる。即ち、例えば下から6枚目のカー
トリッジの中の記録媒体の情報を再生したいときには、
図に示すように、搬送手段204を下から6枚目のカー
トリッジに対応する位置まで移動させ、カートリッジ着
脱手段(図示せず)により、マガジン内の所要カートリ
ッジを搬送手段に搭載する。
【0004】次に、カートリッジを載せた搬送手段20
4は、下方向に移動し、記録媒体再生装置202のカー
トリッジ装填口に対応する位置で停止される。その後、
カートリッジは、搬送手段204から記録媒体再生装置
202内に挿入され、光ディスクの情報が再生される。
別のディスクの情報を再生するときには、記録媒体再生
装置202から、前段のカートリッジを搬送手段に戻
し、搬送手段を逆の経路で移動し、マガジン内の元の位
置に戻してから、次に、新たに選択されたカートリッジ
に対して、同様の搬送動作に入るのである。
【0005】このような構成のカートリッジオートチェ
ンジャーでは、マガジン内のカートリッジを追加する際
には、オートチェンジャー201の装填口205から搬
送手段204に所望のカートリッジを装填し、次に、搬
送手段204をマガジンのカートリッジ空き領域に対応
する位置に移動し、カートリッジ着脱手段でカートリッ
ジをマガジン内に装填する。
【0006】マガジン内の所望カートリッジを交換する
際には、逆に、カートリッジ着脱手段で不要カートリッ
ジを搬送手段204に取り出し、搬送手段を装填口20
5に移動し、不要なカートリッジを装填口205から排
出するのである。その後、前述のように、新たなカート
リッジをオートチェンジャーに挿入すればよい。
【0007】したがって、マガジン内のカートリッジ
(記録媒体)を、新たなカートリッジ(別の記録情報を
持った記録媒体)と交換するときには、マガジンから不
要なカートリッジを1枚ずつ排出し、その後、これに対
応する新しいカートリッジを1枚ずつ挿入する手順が必
要で、まとめて何枚も1度に交換したいときには、この
操作を繰り返さなければならず、作業が面倒で、時間が
掛かり過ぎるという欠点がある。
【0008】そこで、最近では、マガジンを着脱可能に
構成し、マガシン毎カートリッジを交換できるオートチ
ェンジャーが提唱されている。マガジン毎交換できれ
ば、まとめて複数枚交換したいときの作業が短時間で簡
単にすむ。また、マガジン単位でのカートリッジの保管
ができるため、多量のディスクカートリッジを整理して
おくのにも便利である。マガジン内のカートリッジ以外
のカートリッジを、割り込み的に記録媒体再生装置で再
生したい場合に、操作者がそのカートリッジを挿入する
ための1枚カートリッジ用スロットも設けられている。
【0009】このようなオートチェンジャーでは、通
常、マガジンと記録媒体再生装置の間でのカートリッジ
の搬送中などのチェンジャーが動作中に、1枚カートリ
ッジ用スロットからカートリッジを挿入されると故障の
原因となるため、1枚カートリッジ用スロットの入口に
ロック可能なシャッターが設けられている。したがっ
て、割り込み的にカートリッジを挿入されては困るとき
には、1枚カートリッジ用スロットの入口を前記のシャ
ッターで塞いで、操作者が誤ってカートリッジを挿入で
きないようになっている。
【0010】しかし、このような構成によれば、シャッ
ターのロック中は、再生したいカートリッジを挿入でき
ないため、操作者は、このシャッターのロックがいつ解
除されるか監視していなければならず、甚だ、わずらわ
しい。
【0011】さらに、前記のシャッターのロック機構に
は、ソレノイドもしくはモータなどの駆動力発生源が、
どうしても必要となって、コストの上昇が避けられな
い。
【0012】そこで、本発明者は、1枚カートリッジ用
スロットを備える場合の上述の問題点を解決するため
に、先に、図3〜図9に示すような構成のカートリッジ
オートチェンジャーを提唱している。
【0013】ここでは、カートリッジ1を複数枚、収納
したマガジン2が、マガジンベース3を介して、シャー
シ4に固定されている。なお、ここでは、マガジン2に
は、記録媒体の厚さ方向に所定ピッチdで、10枚のカ
ートリッジが並べて収納されている。また、記録媒体再
生装置5(以下、ドライブ装置5と称す)を含む可動部
6は、マガジン2に対して、記録媒体の厚さ方向に移動
できるように構成されている。可動部6は、シャーシ4
に両端を支持されたガイドレール7、8に沿って案内さ
れ、また、タイミングベルト9、10を介して、モータ
10から駆動力を受ける。
【0014】マガジンベース3のマガジン収納部の隣に
は、マガジン2からとは別に、オートチェンジャー外部
から直接、カートリッジをドライブ装置5内に装填する
ために、1枚カートリッジ用スロット50が設けられて
いる。
【0015】ドライブ装置5のカートリッジ装填口5a
(図6参照)を、マガジン内の10枚のカートリッジお
よびスロット50に対応する位置に位置決めするため
に、スリット板51とフォトインタラプタ52が設けら
れている。スリット板51はシャーシ4に固定されてお
り、マガジンに収納されたカートリッジ1の枚数分(こ
の例では10枚分)のスリットが、上記ピッチdに対応
して、また、スロットのためのスリット51aが、それ
ぞれ、設けられている。フォトインタラプタ52は、可
動部6に支持されたブラケット40の上部に設けられ、
このフォトインタラプタ52のギャップ(これは、LE
Dと、これに対向するセンサとの間に形成されるギャッ
プ)が、スリット板51のスリット部を挟むような状態
で、可動部6が移動する。そして、フォトインタラプタ
52のLEDとセンサの間の光軸中心が所定のスリット
上にきたときに、その検出信号に基づいて、可動部6を
停止すれば、所要のカートリッジにドライブ装置5のカ
ートリッジ装填口5aを一致させることができる。
【0016】マガジン2に収納されたカートリッジ1
は、ドライブ装置5まで搬送されるわけであるが、この
カートリッジ搬送機構は、すべて可動部6に搭載されて
いる。カートリッジを搬送する手段は、カートリッジ1
をマガジン2から引き出して、途中までドライブ装置5
に挿入する送りローラ12、13と、送りローラ12、
13によって途中まで搬送されたカートリッジ1をドラ
イブ装置5に最後まで装填する押し込みレバー14とか
ら構成されている。なお、各送りローラは、その周面に
滑り止め用のゴムを備えている。
【0017】送りローラ12、13、押し込みレバー1
4の駆動は、ともにモータ15から与えられる。モータ
15の駆動力は、タイミングベルト16を介してプーリ
17に伝えられ、プーリ17と一体のギア18、ギア1
9、および、ギア19と一体のギア20を介して、ギア
21に伝達される。ギア22はギア21と同じ歯数で互
いに噛み合い、図3におけるカートリッジ1の上下方向
の中心線23に対して、ギア21と対称な位置に配置さ
れている。
【0018】送りローラ操作用プレート24、25は、
ギア21、22の回転軸26、27の回りに回動可能に
支持されている。送りローラ操作用プレート24、25
には回転軸26、27を中心とした同じ半径のピッチ円
を有する部分ギア28、29が、互いに噛み合った状態
で固定されている。そして、部分ギア28、29は、両
者の回動で、送りローラ12、13が中心線23に対し
て上下対称な位置で互いに接離動作するように、噛み合
わされている。したがって、この部分ギア28、29に
よって、プレート24、25は、一方が回動すれば、他
方が反対方向に同じ角度だけ回動することになる。
【0019】一方、ギア21に伝達された駆動力は、プ
レート24に植設された回転軸を中心に回転するギア3
0、ローラギア32に伝達され、ローラギア32の先端
に取り付けられた送りローラ12に伝えられる。同様
に、ギア22に伝達された駆動力は、プレート25に植
設された回転軸を中心に回転するギア31、ローラギア
33に伝達され、ローラギア33の先端に取り付けられ
た送りローラ13に伝えられる。ギア30と31、ロー
ラギア32と33は、同じモジュール、歯数のギアであ
る。
【0020】このような構成により、送りローラ12と
13は、互いに反対の方向で、まったく同じ回転速度で
回転させることができる。ここで、符号34は引っ張り
バネであり、プレート24を時計方向に、プレート25
を反時計方向に、それぞれ付勢している。このため、送
りローラ12、13は、通常、図5に示すように、上下
に離れた状態であり、カートリッジ1の幅方向の両側面
から離れている。したがって、この状態で可動部6を移
動させれば、カートリッジがその移動動作を妨げること
はない。
【0021】また、符号35はソレノイドであり、可動
部6に固定されている。ソレノイドの鉄芯35aは、プ
レート25の一端25aに連結されており、このソレノ
イド35に通電することにより、プレート25が時計方
向に、プレート24は反時計方向に回動する。
【0022】更に、符号36はプレート25の位置検出
のためのフォトインタラプタであり、そのギャップ間に
はプレート25の一部25bが遮光のために入り込む構
成となっている。
【0023】次に、押し込みレバーの駆動機構について
説明する。押し込みレバー14はギア37と一体に構成
され、トーションスプリング38によって、反時計方向
に付勢されている。ギア37はギア39と噛み合ってお
り、ギア37、39はともにブラケット40に回転可能
に支持されている。
【0024】図3に示すように、ソレノイド35に通電
されている時には、送りローラ12、13がカートリッ
ジ1を挟みつける方向に移動するため、ギア31とギア
39の歯は噛み合わず、モータ15が回転しても、その
駆動力は押し込みレバー14に伝わらない。しかし、図
5に示すように、ソレノイドへの通電を停止すると、ギ
ア31と39は噛み合うので、モータ15が回転すれ
ば、押し込みレバー14も回転することになる。このと
き送りローラ12、13も回転するが、カートリッジ1
に接触していないため、空回りするだけである。
【0025】ここで、符号41は可動部6に設けられた
フォトトランジスタである。フォトトランジスタ41は
ドライブ装置5を挟んで、やはり可動部に対向配置され
たLED42(図6参照)とペアで用いられる。LED
42は連続発光されており、通常は、この光をフォトト
ランジスタ41で受光しているが、ドライブ装置5に対
するカートリッジの装填過程、あるいは取り出し過程で
は、カートリッジ1によって遮光されるので、この状態
を検出することができる。
【0026】所望のカートリッジ1に対応する位置に、
ドライブ装置5の装填口5aがもたらされると、このカ
ートリッジ1は、まず送りローラ12、13によって搬
送される。送りローラ12、13は、通常、図5に示す
位置にあり、カートリッジ1の幅方向の側面から離れて
いる。したがって、可動部6の移動をカートリッジが妨
げることはない。しかし、ドライブ装置5への、カート
リッジ装填指令が制御手段から出力されると、図8に示
すフローに従って、カートリッジのドライブ装置へのロ
ーディングがなされる。
【0027】即ち、まず、ソレノイド35に通電がなさ
れる。このとき、引っ張りバネ34の付勢力以上の力が
ソレノイド35に発生するため、送りローラ12は、回
転軸26を、送りローラ13は回転軸27を、それぞれ
中心に回動して、カートリッジ1の側面に転接する。次
に、モータ15を反時計方向に回転させると、タイミン
グベルト16、プーリ17、ギア18、19、20、2
1、30、ローラギア32の順に駆動力が伝えられる。
同時に、ギア21からギア22、31、ローラギア33
の順に駆動力が伝えられる。よって、送りローラ12は
反時計方向に、送りローラ13は時計方向に回転し、デ
ィスクカートリッジ1はドライブ装置5の中へ搬送され
ていく。
【0028】送りローラ12、13は、ソレノイド35
によってカートリッジ側に引っ張られているため、カー
トリッジ1の搬送が終わると、カートリッジ後端に接し
た状態で、さらに内側に移動し、空回りをはじめる。こ
のとき、プレート25の一部25bが、はじめて、フォ
トインタラプタ36の光源−センサ間をさえぎることに
なり、この検出信号によってモータ15の駆動を停止
し、ソレノイド35への通電も停止される。ソレノイド
35への通電が停止されると、プレート25が反時計方
向に付勢されているため、図5に示すようにギア31も
回転軸27を中心に反時計方向に回動し、ギア39に噛
み合う。そこで、モータ15を時計方向に回転させる
と、その駆動力は、ギア31、39を経てギア37に伝
わり、押し込みレバー14が時計方向に回転し、カート
リッジ1の後端を押す。ディスクカートリッジ1が最後
まで押し込まれると、ディスクカートリッジ1はドライ
ブ装置5内でロックされ、動作位置に保持される。
【0029】カートリッジ1の搬送中は、フォトトラン
ジスタ41へ入射するLED光はカートリッジ1によっ
て遮られているが、カートリッジ1が最後まで押し込ま
れるとフォトトランジスタ41へLED光が到達する。
したがって、これを検出して、一旦、モータ15を停止
させ、つまり、押し込みレバー14への駆動を停止させ
る。この時点で、ドライブ装置5内のメディア検出スイ
ッチ(図示せず)が押されているかどうかを調べ、万が
一、まだ、OFF状態の時にはONになるまで、再度モ
ータ15を駆動する。
【0030】フォトトランジスタ41を用いず、メディ
ア検出スイッチのみで、押し込みレバー14の駆動停止
時期を決定すると、モータ15を停止するタイミングが
遅くなり、モータおよび駆動力伝達系に過度の負荷が加
わって、故障の原因となる。したがって、上記のような
シーケンスとした。
【0031】次に、一定時間(例えば、500mS〜1
000mS)、ソレノイド36へ通電を行う。この動作
によって、ギア31とギア39の噛み合いがはずれ、ト
ーションバネ38の復元力で、押し込みレバー14は元
の位置にもどって、ローディング動作は終了となる。
【0032】以上説明した構成によれば、押し込みレバ
ー14の駆動時には送りローラ12、13も回転するこ
とになるが、特に問題を生じることはない。
【0033】次に、図9に示すフローに従って、ディス
クカートリッジ1をマガジン2内に戻すときの動作につ
いて説明する。ドライブ装置5への、カートリッジ排出
指令が制御手段から出力されると、カートリッジ1はド
ライブ装置5のカートリッジ装填口5aから排出され
る。フォトトランジスタ41へのLED光が遮られるこ
とで、カートリッジ1が排出されたことを検出すると、
ソレノイド36に通電し、送りローラ12、13をカー
トリッジ1の側面に転接させる。そしてモータ15を時
計方向に回転させ、送りローラ12、13をそれぞれ、
時計方向、反時計方向に回転させて、カートリッジ1の
マガジンへの搬送を開始する。
【0034】ディスクカートリッジ1の、マガジン2へ
の搬送の終了は、フォトトランジスタ41によって検知
する。ディスクカートリッジ1の、マガジン2への収納
が完了すると、遮られていたLED42の光が、再び、
フォトトランジスタ41に到達するため、これを検知す
ることによって、モータ15およびソレノイド36への
通電を停止する。
【0035】次に、図7を用いて、1枚カートリッジ用
スロット50から挿入されたカートリッジを、ドライブ
装置5内に装填するための機構について説明する。オー
トチェンジャー前面より挿入されたカートリッジ1は、
操作者によって挿入されただけでは、送りローラ12、
13のある位置にまで到達できないので、図7に示すよ
うに、カートリッジ1の側面が送りローラ12、13に
接する位置までは、もう1組の送りローラ71、72に
よって搬送される。
【0036】送りローラ71、72はローラ基台10
1、102に回動可能に設けられたローラギア75、7
6の先端に取り付けられており、また、図7の手前側に
位置する左シャーシ(図示せず)に植設された回転軸1
03、104を中心に、ローラ基台101、102は回
転可能に支持され、トーションバネ105、106によ
って、送りローラ71、72をカートリッジ1の側面に
押し付ける方向に付勢されている。ギア107、108
は、回転軸103、104を中心に、ローラ基台10
1、102とは独立に回転可能に支持された、歯数の同
じ歯車であり、ローラギア75、76とそれぞれ噛み合
っている。なお、符号83は、スロット50にカートリ
ッジ1があるかどうかを検出するマイクロスイッチであ
る。
【0037】ギア107、108は、各々、歯数の等し
いギア109、110と噛み合っており、ギア109、
110も互いに噛み合っている。また、符号111はモ
ータであり、このモータの回転軸に固定されたモータギ
ア112がギア109に噛み合う構成となっている。
【0038】このように構成することで、モータ111
を回転させることにより、送りローラ71、72は互い
に逆方向に、同じ回転数で回転し、カートリッジ1を搬
送する。
【0039】スロット50にカートリッジが挿入された
ことが、マイクロスイッチ83により検出されると、ド
ライブ装置5のカートリッジ装填口5aが、スロット5
0に対応する位置まで移動する。ドライブ装置の移動が
完了すると、モータ111が駆動され、送りローラ7
1、72によって、カートリッジ1はドライブ装置5の
方へ搬送される。図7のように、カートリッジ1の側面
が送りローラ12、13に接する位置まで搬送される
と、その後は、前述したマガジン内カートリッジの搬送
と同様に、ドライブ装置内に装填される。
【0040】一方、ドライブ装置から排出されたカート
リッジは、当初は送りローラ12、13によってスロッ
ト50へ搬送され、その後、送りローラ71、72によ
って搬送され、カートリッジの一部がオートチェンジャ
ー外に出た段階で停止する。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】このようなオートチェ
ンジャーにおいて、1枚カートリッジ用スロット50か
ら挿入されたカートリッジを、ドライブ装置5内にスム
ーズに搬送するためには、送りローラ12、13と、送
りローラ71、72の外周の周速を一致させなければな
らない。もし、送りローラ12、13と、送りローラ7
1、72の外周の周速が異なる場合は、4個のローラす
べてにカートリッジが接する位置では、カートリッジ
は、いずれか一対の送りローラの周速にしたがって移動
し、他方の送りローラとの間にスリップを起こすことに
なる。
【0042】そうなると、スリップした送りローラは、
徐々に磨耗し、耐久性の低下をまねくとともに、スリッ
プによる異音の発生が、製品の品位を著しく低下させる
ことになる。
【0043】したがって、この構成によれば、送りロー
ラ12、13と、送りローラ71、72が、おのおの、
別個のモータによって駆動されるので、それぞれの送り
ローラの周速が常に一致するように、モータの回転数を
制御する手段が必要となり、コストの上昇の原因となる
虞がある。また、カートリッジ搬送用にモータが2個必
要となることから、そのスペースを確保せねばならず、
装置の大型化をまねく不利がある。
【0044】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基づいて成された
もので、その目的とするところは、2組の送りローラの
駆動を、1つのモータで兼用することができ、小型で、
低価格で、しかも、オートチェンジャーが動作中であっ
ても、チェンジャーの動作を妨げることなく、1枚カー
トリッジ用スロットへのカートリッジの挿入を可能と
し、その位置で、そのカートリッジを待機させることが
できるカートリッジオートチェンジャーを提供すること
にある。
【0045】また、本発明の他の目的とするところは、
特に、新たな機構を設けることなく、しかも、上述の2
組の送りローラの駆動系の連結、切り離しを行うことが
できるカートリッジオートチェンジャーを提供すること
にある。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録媒体を収容したカートリッジを複数
枚、収納したマガジンを有し、第1のカートリッジ搬送
機構により、前記マガジンから所望のカートリッジを取
り出して、記録媒体再生装置内に装填するように構成す
るとともに、上記マガジンからとは別に、オートチェン
ジャー外部から直接カートリッジを上記記録媒体再生装
置内に装填するためのスロットを備えており、前記スロ
ットからオートチェンジャー外部へ、カートリッジを着
脱するための第2のカートリッジ搬送機構を有するカー
トリッジオートチェンジャーにおいて、第2のカートリ
ッジ搬送機構は、第1のカートリッジ搬送機構に連結さ
れており、第1の搬送機構を駆動することによって、第
2のカートリッジ搬送機構が駆動されるように構成して
いる。
【0047】この場合、前記記録媒体再生装置のカート
リッジ装填口とスロットの位置が略一致したときに、第
1と第2のカートリッジ搬送機構が連結されることによ
って、さらには、第1のカートリッジ搬送機構が、少な
くとも、前記カートリッジの左右両側面に当接して回転
する一対の送りローラと、該送りローラをカートリッジ
表面に当接、離間させる切替え手段を備え、前記送りロ
ーラが切替え手段によってカートリッジ表面に当接した
ときに、第1と第2のカートリッジ搬送機構が連結され
るように構成することが好ましい。
【0048】
【実施例】
(第1の実施例)以下に本発明の一実施例を、図1を参
照して、詳細に説明する。ただし、ドライブ装置を移動
させる手段、マガジンとドライブ装置の間でカートリッ
ジを搬送する手段については、先述の図3ないし図9の
事例と同じなので、ここでは、その詳細な説明を省略す
る。
【0049】図1は本発明のオートチェンジャーの内部
を示しており、ここでは、特に、1枚カートリッジ用ス
ロット50から挿入されたカートリッジを、ドライブ装
置5内に装填するための機構について、その新規な構成
を説明する。即ち、オートチェンジャー前面より挿入さ
れたカートリッジ1は、先述の事例と同様に、カートリ
ッジ1の側面が送りローラ12、13に接する位置まで
は、もう1組の送りローラ71、72によって搬送され
るもので、この送りローラ71、72はローラ基台7
3、74に対して回動可能に設けられたローラギア7
5、76の先端に取り付けられている。
【0050】ローラ基台73、74は、図1の手前側に
位置する左シャーシ(図示せず)に植設された回転軸7
7、78を中心に回転可能に支持され、トーションバネ
79、80によって、送りローラ71、72をカートリ
ッジ1の側面に押し付ける方向に、付勢されている。ギ
ア81、82は、回転軸77、78を中心にローラ基台
73、74とは独立に回転可能に支持された歯車であ
り、ローラギア75、76とそれぞれ噛み合っている。
なお、符号83は、スロット50にカートリッジ1があ
るかどうかを検出するマイクロスイッチである。
【0051】また、ギア81、82は、ドライブ装置5
のカートリッジ装填口5a(図6参照)が1枚カートリ
ッジ用スロット50に対応する位置にきて、かつ、ソレ
ノイド35がON状態で、プレート24、25が内側に
移動したときにのみ、ローラギア32、33と噛み合う
構成となっている。
【0052】スロット50にカートリッジが挿入された
ことが、マイクロスイッチ83により検出されると、ド
ライブ装置5のカートリッジ装填口5aがスロット50
に対応する位置まで移動する。ソレノイド35に通電
し、モータ15が反時計方向に回転するように駆動され
ると、送りローラ71は送りローラ12と、送りローラ
72は送りローラ13と、それぞれ、同じ方向に回転
し、カートリッジをドライブ装置の方に搬送していく。
しかして、図1のように、カートリッジ1の側面が送り
ローラ12、13に接する位置まで搬送されると、その
後は、前述したマガジン内カートリッジの搬送と同様
に、ドライブ装置内に装填される。
【0053】ドライブ装置から排出されたカートリッジ
は、当初は、送りローラ12、13によってスロット5
0へ搬送され、その後、送りローラ71、72によって
搬送され、カートリッジの一部がオートチェンジャー外
に出て停止する。
【0054】遮られていたLED42の光が、再び、フ
ォトトランジスタ41に到達したことを検知することに
より、モータ15およびソレノイド36への通電を停止
すりので、図1の位置で、カートリッジ1をスロット5
0内で待機させることができる。なお、スロット50内
にカートリッジを待機させることを用いて、マガジン2
内に収納されたカートリッジを入れ替えたりすることも
可能となる。
【0055】以上説明した構成によると、送りローラ1
2、13と送りローラ71、72とは、同じ径のローラ
を用いれば、周速も等しくなる。また、駆動源が同じな
ので、負荷の変動、モータの劣化などがあって、モータ
の回転数が変化しても、それぞれのローラの周速は、ば
らつかない。したがって、ローラ間の周速の違いによる
スリップが生じないから、耐久性の低下や、異音の発生
を回避できる。また、先述の事例のように、図7におけ
るモータ111は、勿論、ギア110、109のような
駆動力伝達機構も必要がなく、コスト面、スペース面で
も有利になる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようになり、記
録媒体を収容したカートリッジを複数枚、収納したマガ
ジンを有し、第1のカートリッジ搬送機構により、前記
マガジンから所望のカートリッジを取り出して、記録媒
体再生装置内に装填するように構成するとともに、上記
マガジンからとは別に、オートチェンジャー外部から直
接カートリッジを上記記録媒体再生装置内に装填するた
めのスロットを備えており、前記スロットからオートチ
ェンジャー外部へ、カートリッジを着脱するための第2
のカートリッジ搬送機構を有するカートリッジオートチ
ェンジャーにおいて、第2のカートリッジ搬送機構は、
第1のカートリッジ搬送機構に連結されており、第1の
搬送機構を駆動することによって、第2のカートリッジ
搬送機構が駆動されるように構成している。
【0057】従って、2組の送りローラの駆動を、1つ
のモータで兼用することができ、小型で、低価格で、し
かも、オートチェンジャーが動作中であっても、チェン
ジャーの動作を妨げることなく、1枚カートリッジ用ス
ロットへのカートリッジの挿入を可能とし、その位置
で、そのカートリッジを待機させることができる また、この場合、前記記録媒体再生装置のカートリッジ
装填口と上記スロットの位置が略一致したときに、第1
と第2のカートリッジ搬送機構が連結されることで、ま
たは、第1のカートリッジ搬送機構が、少なくとも、前
記カートリッジの左右両側面に当接して回転する一対の
送りローラと、該送りローラをカートリッジ表面に当
接、離間させる切替え手段を備え、前記送りローラが切
替え手段によってカートリッジ表面に当接したときに、
第1と第2のカートリッジ搬送機構が連結されること
で、2組の送りローラの駆動系の連結、切り離しを簡単
な機構で行うことができ、あるいは、特に新たな機構を
設けることなく、2組の送りローラの駆動系の連結、切
り離しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の側面図である。
【図2】従来例の説明図である。
【図3】本発明の基礎となるオートチェンジャーの構成
を示す、マガジンからのカートリッジ取り出し状態の側
面図である。
【図4】同じく、平面図である。
【図5】同じく、ドライブ装置へのカートリッジ装填過
程を示す側面図である。
【図6】同じく、1枚カートリッジ用スロットを示す平
面図である。
【図7】同じく、前記スロットからカートリッジを取り
出す状態の側面図である。
【図8】カートリッジのローディングを示すフローチャ
ートである。
【図9】カートリッジのイジェクトを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 マーガジン 5 記録媒体再生装置 5a カートリッジ装填口 6 可動部 6a ストッパ当接部 12、13 送りローラ 14 押し込みレバー 50 1枚カートリッジ用スロット 51 スリット板 52 フォトインタラプタ 71、72 送りローラ 73、74 ローラ基台 75、76 ローラギア 77、78 回転軸 83 マイクロスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収容したカートリッジを複数
    枚、収納したマガジンを有し、第1のカートリッジ搬送
    機構により、前記マガジンから所望のカートリッジを取
    り出して、記録媒体再生装置内に装填するように構成す
    るとともに、上記マガジンからとは別に、オートチェン
    ジャー外部から直接カートリッジを上記記録媒体再生装
    置内に装填するためのスロットを備えており、前記スロ
    ットからオートチェンジャー外部へ、カートリッジを着
    脱するための第2のカートリッジ搬送機構を有するカー
    トリッジオートチェンジャーにおいて、第2のカートリ
    ッジ搬送機構は、第1のカートリッジ搬送機構に連結さ
    れており、第1の搬送機構を駆動することによって、第
    2のカートリッジ搬送機構が駆動されるように構成して
    いることを特徴とするカートリッジオートチェンジャ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体再生装置のカートリッジ装
    填口と上記スロットの位置が略一致したときに、第1と
    第2のカートリッジ搬送機構が連結されることを特徴と
    する請求項1に記載のカートリッジオートチェンジャ
    ー。
  3. 【請求項3】 第1のカートリッジ搬送機構は、少なく
    とも、前記カートリッジの左右両側面に当接して回転す
    る一対の送りローラと、該送りローラをカートリッジ表
    面に当接、離間させる切替え手段を備え、前記送りロー
    ラが切替え手段によってカートリッジ表面に当接したと
    きに、第1と第2のカートリッジ搬送機構が連結される
    ことを特徴とする請求項2に記載のカートリッジオート
    チェンジャー。
JP7107484A 1995-05-01 1995-05-01 カートリッジオートチェンジャー Pending JPH08306116A (ja)

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JP7107484A JPH08306116A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 カートリッジオートチェンジャー
US08/638,502 US5841756A (en) 1995-05-01 1996-04-26 Cartridge auto-changer capable of interchanging a cartridge

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6552868B1 (en) 1999-06-23 2003-04-22 Nec Corporation Magnetic tape library apparatus having small size and capable of quickly loading/unloading tape cartridges

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6552868B1 (en) 1999-06-23 2003-04-22 Nec Corporation Magnetic tape library apparatus having small size and capable of quickly loading/unloading tape cartridges

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