JPH08301188A - キャップ式カラー防舷材 - Google Patents
キャップ式カラー防舷材Info
- Publication number
- JPH08301188A JPH08301188A JP14511695A JP14511695A JPH08301188A JP H08301188 A JPH08301188 A JP H08301188A JP 14511695 A JP14511695 A JP 14511695A JP 14511695 A JP14511695 A JP 14511695A JP H08301188 A JPH08301188 A JP H08301188A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fender
- main body
- impact
- fit
- impact receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】漁港を明るいイメージに変え、且つ、薄暮乃至
夜間の船の接舷、或いは作業時の安全性の向上を目的と
するものである。 【構成】既存の岸壁用のソリツド型ゴム製防舷材をエネ
ルギー吸収体として用い、その周囲に嵌合用の形状を設
け、この形状に合う様に別途設けた着色可能な素材から
なる受衝板を、本体受衝面の上部から被せて一体として
構成された岸壁用カラー防舷材である。
夜間の船の接舷、或いは作業時の安全性の向上を目的と
するものである。 【構成】既存の岸壁用のソリツド型ゴム製防舷材をエネ
ルギー吸収体として用い、その周囲に嵌合用の形状を設
け、この形状に合う様に別途設けた着色可能な素材から
なる受衝板を、本体受衝面の上部から被せて一体として
構成された岸壁用カラー防舷材である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として漁港を対象に
した防舷材で漁港のイメージを明るくする目的と、薄暮
乃至夜間の船の接舷或いは作業時の安全性の向上を図ろ
うとするものである。
した防舷材で漁港のイメージを明るくする目的と、薄暮
乃至夜間の船の接舷或いは作業時の安全性の向上を図ろ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、漁船等の小型船舶を対象とした小
型防舷材に於いても、ゴム自身への鮮明な着色が難しい
ため殆どが黒色のままであった。近年、着色しやすいウ
レタンゴム等の高分子材を利用して一体成型されたもの
もあるが、物性的特性から硬度の高い材質のものを使用
せざるをえないためエネルギーの吸収が充分ではなく、
又船舶に対する衝撃も大きく、且つ、材質自身が欠けた
りして支障をきたすことが多かった。
型防舷材に於いても、ゴム自身への鮮明な着色が難しい
ため殆どが黒色のままであった。近年、着色しやすいウ
レタンゴム等の高分子材を利用して一体成型されたもの
もあるが、物性的特性から硬度の高い材質のものを使用
せざるをえないためエネルギーの吸収が充分ではなく、
又船舶に対する衝撃も大きく、且つ、材質自身が欠けた
りして支障をきたすことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】漁港用に用いられる防
舷材を、性能維持を図りながら、その色調を従来の黒色
から明るい色にして漁港のイメージを変え、且つ、夜間
作業時の安全性をも高めようとするものである。
舷材を、性能維持を図りながら、その色調を従来の黒色
から明るい色にして漁港のイメージを変え、且つ、夜間
作業時の安全性をも高めようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図2の如く、イ)既存の
ゴム製の岸壁用ソリッド防舷材を基にして、この長手方
向両サイドに嵌め合いの為の形状を設ける。これと別
に、ロ)ウレタンゴム等の着色し易い高分子材からなる
受衝体2を設け、該受衝体には前記本体に設けた形状と
の嵌め合いの可能な脚2aを設けておき、両者を圧入す
る。ハ)本体3と受衝体2は脚2aによって噛み合わさ
れる様な形状となつている上に、受衝体の上下端部にも
脚2bが設けられて本体にキャップ状に被せられている
ため全く外れる心配の無い構造となっている。
ゴム製の岸壁用ソリッド防舷材を基にして、この長手方
向両サイドに嵌め合いの為の形状を設ける。これと別
に、ロ)ウレタンゴム等の着色し易い高分子材からなる
受衝体2を設け、該受衝体には前記本体に設けた形状と
の嵌め合いの可能な脚2aを設けておき、両者を圧入す
る。ハ)本体3と受衝体2は脚2aによって噛み合わさ
れる様な形状となつている上に、受衝体の上下端部にも
脚2bが設けられて本体にキャップ状に被せられている
ため全く外れる心配の無い構造となっている。
【0005】
【作用】本発明のキャップ式カラー防舷材によれば小型
船舶等が表部に設けられた受衝板2に接舷すると、性能
面では下部のエネルギー吸収体としての本体3が撓みな
がらエネルギーを吸収し衝撃を緩やかなものにすること
が出来る構造となっているため、キャップ式となってい
る表面の受衝体2はエネルギー吸収等の性能をを無視し
た、螢光塗料をも含めた明るい色彩の出せる高分子素材
を用いることが出来、大変色彩感覚の豊かな防舷材の提
供が可能となる。
船舶等が表部に設けられた受衝板2に接舷すると、性能
面では下部のエネルギー吸収体としての本体3が撓みな
がらエネルギーを吸収し衝撃を緩やかなものにすること
が出来る構造となっているため、キャップ式となってい
る表面の受衝体2はエネルギー吸収等の性能をを無視し
た、螢光塗料をも含めた明るい色彩の出せる高分子素材
を用いることが出来、大変色彩感覚の豊かな防舷材の提
供が可能となる。
【0006】
【実施例】(イ)図2の通り、本体が前後部開放型の場
合、長手方向前後端部の脚2bの形状は平面で良い。
(ロ)しかし、図5の通り、本体が密閉型の場合、本体
と脚は全周嵌合とする事が望ましい。
合、長手方向前後端部の脚2bの形状は平面で良い。
(ロ)しかし、図5の通り、本体が密閉型の場合、本体
と脚は全周嵌合とする事が望ましい。
【0007】図7の如く、受衝体の脚2bを割愛し、代
わりに、本体に押さえ枠3aを設けて受衝体を取り付け
る事もできる。
わりに、本体に押さえ枠3aを設けて受衝体を取り付け
る事もできる。
【0008】図4、及び、図6の通り、本体の受衝面を
割愛して本発明による受衝体2にて代行して所期の性能
を発揮する事が出来る。
割愛して本発明による受衝体2にて代行して所期の性能
を発揮する事が出来る。
【0009】図8及び図9の通り、本体及び受衝体それ
ぞれに鉄板を用いて両者を組み合わせる事により、両者
をボルトにて取り付ける事も出来る。
ぞれに鉄板を用いて両者を組み合わせる事により、両者
をボルトにて取り付ける事も出来る。
【0010】図10の如く、本体及び受衝体を厚肉の鉄
板を介して両者を完全接着させて組み合わせる事もでき
る。
板を介して両者を完全接着させて組み合わせる事もでき
る。
【0011】図11の如く、受衝体の内腹部に多孔質の
肉厚層を設けてこれを二次緩衝材とすることも出来る。
肉厚層を設けてこれを二次緩衝材とすることも出来る。
【0012】本体3と受衝板2は同材質であっても差し
支え無い。
支え無い。
【0013】
【発明の効果】本発明によるキャップ式カラー防舷材に
よれば、既存の岸壁用のゴム製ソリツド防舷材をベース
にして、異なった素材からなる上部受衝体を組み合わせ
るよう構成されているため、イ)ゴムのみでは出せなか
った鮮明な着色、ロ)ウレタンゴム等のみでは解決出来
なかったエネルギーの吸収力不足と衝撃の緩和、及び、
材質破損の問題、等を一気に解決することが出来るよう
になった。従って、漁港のイメージを大変明るくするこ
とに役立ち、且つ、薄暮乃至夜間時に於ける作業の安全
性向上に大変役立つものである。また、構造も大変簡単
故、仮に、上部受衝体が破損したり、極端に脱色したり
した時は上部受衝体のみの交換も可能である。下部も同
様である。
よれば、既存の岸壁用のゴム製ソリツド防舷材をベース
にして、異なった素材からなる上部受衝体を組み合わせ
るよう構成されているため、イ)ゴムのみでは出せなか
った鮮明な着色、ロ)ウレタンゴム等のみでは解決出来
なかったエネルギーの吸収力不足と衝撃の緩和、及び、
材質破損の問題、等を一気に解決することが出来るよう
になった。従って、漁港のイメージを大変明るくするこ
とに役立ち、且つ、薄暮乃至夜間時に於ける作業の安全
性向上に大変役立つものである。また、構造も大変簡単
故、仮に、上部受衝体が破損したり、極端に脱色したり
した時は上部受衝体のみの交換も可能である。下部も同
様である。
【0014】
【図1】本発明によるキャップ式カラー防舷材が岸壁に
取り付けられた状態を示す遠景図。
取り付けられた状態を示す遠景図。
【図2】本発明によるキャップ式カラー防舷材の一部カ
ツト図を含む代表的仕様の製品構成拡大図。
ツト図を含む代表的仕様の製品構成拡大図。
【図3】従来の標準的小型防舷材の図。
【図4】従来の防舷材本体の受衝面部を割愛して着色さ
れた受衝体を被せる事によって代用していることを示す
図。
れた受衝体を被せる事によって代用していることを示す
図。
【図5】密閉型の防舷材本体に着色された受衝体を取り
付けた状態を示す図。
付けた状態を示す図。
【図6】図5の防舷材本体の受衝面部を割愛した仕様の
状態を示す図。
状態を示す図。
【図7】防舷材本体の前後両端部に押さえ枠3aを設け
て、受衝体側の脚2bを割愛した様子を示す図で、Aは
正面図とその断面図。Bは側面図とその断面図。
て、受衝体側の脚2bを割愛した様子を示す図で、Aは
正面図とその断面図。Bは側面図とその断面図。
【図8】受衝体に鉄板を焼き付けしておき、本体側に当
て板を用いて両者をボルトにより取り付けた状態を示す
図。
て板を用いて両者をボルトにより取り付けた状態を示す
図。
【図9】受衝体側及び本体側に鉄板を焼き付けしてお
き、両者をボルトにより取り付けた状態を示す図。
き、両者をボルトにより取り付けた状態を示す図。
【図10】厚板を介して受衝体側及び本体側を焼き付け
て一体化し、り)両者を取り付けた様子を示す図。
て一体化し、り)両者を取り付けた様子を示す図。
【図11】受衝体内服部を多穴質の肉厚層として設けた
形状の図。
形状の図。
【0015】
1;キャップ式カラー防舷材 2;カラー受衝体 2
a;側部脚 2b;前後部脚 2c;鉄板 2d;植え
込みボルト 3;本体 3a;押さえ枠 3b;埋め込み板 4;基板 4a;鉄板 4b;被服
ゴム 4c;ボルト穴 5;アンカーボルト 6;当て板 7;ボルト 8;車
止め 9;岸壁 10;接着用鉄板 11;孔 A部;嵌合形状を示す。B部;肉厚層。
a;側部脚 2b;前後部脚 2c;鉄板 2d;植え
込みボルト 3;本体 3a;押さえ枠 3b;埋め込み板 4;基板 4a;鉄板 4b;被服
ゴム 4c;ボルト穴 5;アンカーボルト 6;当て板 7;ボルト 8;車
止め 9;岸壁 10;接着用鉄板 11;孔 A部;嵌合形状を示す。B部;肉厚層。
Claims (2)
- 【請求項1】接舷用に用いられる岸壁用ソリッド防舷材
(以下本体と言う)3の長手方向外部両側面にA部の如
き嵌め合いのための形状加工をしておき、一方、着色し
易い高分子系の弾性体材質からなる嵌め合い用脚2a付
きの受衝体2を設けて前記防舷材の接舷面に上部から重
ねるように圧入し嵌合する。以上の如く構成されたキャ
ップ式カラー防舷材。 - 【請求項2】受衝体2の両サイド長手方向と同時に前後
部にも脚2bを設けた構造の特許請求の範囲請求項1の
キャップ式カラー防舷材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14511695A JPH08301188A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | キャップ式カラー防舷材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14511695A JPH08301188A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | キャップ式カラー防舷材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301188A true JPH08301188A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15377769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14511695A Pending JPH08301188A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | キャップ式カラー防舷材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08301188A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036179A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Bridgestone Corp | 防舷材 |
JP2015523482A (ja) * | 2012-07-11 | 2015-08-13 | トレルボルグ マリン システムズ オーストラリア プロプライエタリーリミテッドTrelleborg Marine Systems Australia Pty Ltd | 海洋フェンダ及び関連するメンテナンス方法 |
JP2019090308A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | シバタ工業株式会社 | 防舷材構造体 |
WO2020121472A1 (ja) | 2018-12-13 | 2020-06-18 | シバタ工業株式会社 | 防舷材構造体 |
CN115258079A (zh) * | 2022-08-03 | 2022-11-01 | 江苏西尔特橡胶股份有限公司 | 一种稳定性好且耐磨损的橡胶护舷 |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP14511695A patent/JPH08301188A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036179A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Bridgestone Corp | 防舷材 |
JP2015523482A (ja) * | 2012-07-11 | 2015-08-13 | トレルボルグ マリン システムズ オーストラリア プロプライエタリーリミテッドTrelleborg Marine Systems Australia Pty Ltd | 海洋フェンダ及び関連するメンテナンス方法 |
JP2019090308A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | シバタ工業株式会社 | 防舷材構造体 |
WO2020121472A1 (ja) | 2018-12-13 | 2020-06-18 | シバタ工業株式会社 | 防舷材構造体 |
KR20210102242A (ko) | 2018-12-13 | 2021-08-19 | 시바타 코교 가부시키가이샤 | 방현재 구조체 |
CN115258079A (zh) * | 2022-08-03 | 2022-11-01 | 江苏西尔特橡胶股份有限公司 | 一种稳定性好且耐磨损的橡胶护舷 |
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