JPH08299364A - 手術用マニピュレータシステム - Google Patents

手術用マニピュレータシステム

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JPH08299364A
JPH08299364A JP7115873A JP11587395A JPH08299364A JP H08299364 A JPH08299364 A JP H08299364A JP 7115873 A JP7115873 A JP 7115873A JP 11587395 A JP11587395 A JP 11587395A JP H08299364 A JPH08299364 A JP H08299364A
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JP
Japan
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manipulator
joint
information
encoder
absolute
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JP7115873A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Kawai
利昌 河合
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08299364A publication Critical patent/JPH08299364A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手術用マニピュレータを小型化して作業の効率
を向上させ、しいては術時間の短縮化を実現する。 【構成】手術用マニピュレータシステムにおいて、多関
節手術用マニピュレータの各関節の絶対位置を検出する
アブソリュートエンコーダ50a〜50cと、このアブ
ソリュートエンコーダ50a〜50cの位置情報を離散
量から連続量に変換するDAコンバータ51a〜51c
と、このDAコンバータ51a〜51cから出力される
各関節毎のアナログ情報を加算する加算部と、この加算
部から出力される加算されたアナログ情報を各関節毎の
位置情報に分離して各関節の位置情報を再検出するマイ
クロコンピュータ57とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手術用マニピュレータシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療施設の省人化が進められ、ロ
ボット等を使用して患者に対する処置が行われている。
例えば、外科手術の分野では、特願平4−109807
号公報に開示されているように、多自由度マニピュレー
タによって患者の人工股関節置換を精密に処置するとい
うものがある。また、内視鏡を使用するものとして、特
願平5−90989号公報は患者体腔内の位置情報を正
確に検出する方法を開示している。
【0003】特に、腹腔等の体壁に挿入孔を開け、この
挿入孔を通じて内視鏡や処置具を経皮的に体腔内に挿入
することにより、体腔内で様々な処置を行う内視鏡外科
手術が近年盛んに行われている。こうした術式は、大き
な切開を要しない低侵襲なものとして胆嚢摘出手術や肺
の一部を摘出除去する手術等で広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した手術が行われ
る手術室には種々の医療器具が配置されており、手術用
マニピュレータ等の大がかりな装置を設置した場合は医
者の操作する範囲が限られて操作効率が低下してしま
う。そこで、手術用マニピュレータを使用する場合は極
力スペースのとらない小型化されたものが望ましい。小
型化を行うための一つの手段として位置検出手段を小型
化することが考えられる。位置検出手段としてはエンコ
ーダが一般的に使用されているが小型化を考慮してイン
クリメンタルエンコーダが主として用いられていた。
【0005】しかしながら、インクリメンタルエンコー
ダを用いた場合は、マニピュレータの現在位置を知るた
めに必要な原点復帰作業という特別の作業が必要にな
り、作業範囲を大きくとってしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明の手術用マニピュレータシステムは
このような課題に着目してなされたものであり、その目
的とするところは、手術用マニピュレータを小型化して
作業の効率を向上させ、しいては術時間の短縮化を実現
できる手術用マニピュレータシステムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の手術用マニピュレータシステム
は、生体内組織部位の観察と処置の少なくとも一方の器
具を保持する多関節手術用マニピュレータと、この多関
節手術用マニピュレータを操作するための操作手段と、
この操作手段からの操作情報に基づいて前記多関節手術
用マニピュレータの動作を制御する制御手段と、を有す
る手術用マニピュレータシステムにおいて、前記多関節
手術用マニピュレータの各関節の絶対位置を検出する絶
対位置検出手段と、この絶対位置検出手段の位置情報を
離散量から連続量に変換するアナログ量変換手段と、こ
のアナログ量変換手段から出力される各関節毎のアナロ
グ情報を統合するアナログ情報統合手段と、このアナロ
グ情報統合手段から出力される統合されたアナログ情報
を各関節毎の位置情報に分離して各関節の位置情報を再
検出する位置情報検出手段とを具備し、この位置情報検
出手段によって再検出された位置情報を前記制御手段に
出力するように構成する。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る手術用
マニピュレータシステムの構成を示す図である。図1に
おいて、1は患者の観察・処置を行うための手術台であ
り、2は患者である。手術台1の両側にはベッドサイド
レール3が設けられている。このベッドサイドレール3
には、患者の体腔内で処置を行うための処置具4を位置
決めするための処置用アーム5と、観察用の内視鏡6を
位置決めするための観察用アーム7が着脱自在に取り付
けられている。なお、処置具4および内視鏡6は、患者
2の体壁に開けられた挿入孔2aから体腔内に挿入され
る。
【0009】処置用アーム5と処置具4との接続および
観察用アーム7と内視鏡6との接続は、複数の自由度を
有する関節部である関節機構19によって行われてい
る。これは、患者が例えば術中に動いて挿入孔2aの位
置がずれるようなことがあっても、挿入孔2aに無理な
力が加わらない様にするためである。
【0010】また、制御装置11は後述するマニピュレ
ータの動作を制御する機能を実現するために、その内部
にマイクロコントローラ(図示しない)を内蔵してい
る。処置用アーム5および観察用アーム7は、上下動作
(図1中に示すa方向)、旋回動作(図1中に示すb方
向)、伸縮動作(図1中に示すc方向)を機構的に行う
ことが可能な様に構成されている。この様な動きを実現
するために、アーム内にはアクチュエータ(図示しな
い)が配置されている。なお、このアクチュエータとし
ては、ロボットの位置決めに多く利用されているサーボ
モータを使用している。
【0011】また、図2に示すように、処置用アーム5
の先端に取り付けられている処置具4の挿入部4a(図
2(a))と観察用アーム7の先端に取り付けられてい
る内視鏡6の挿入部6a(図2(b))は、それぞれ、
その先端部がa方向およびb方向に湾曲駆動できるよう
になっている。この様な湾曲駆動は、処置具4のサーボ
モータ収納部4bおよび内視鏡6のサーボモータ収納部
6b内にそれぞれ設けられたサーボモータ(図示しな
い)を駆動させて挿入部4a内に挿通配置されたワイヤ
ー(図示しない)を牽引することによっておこなわれ
る。
【0012】また、処置具4と内視鏡6は、図2中に示
すc方向に回転駆動できるようになっている。このよう
な回転駆動は、フリー関節アームジョイント部4c,6
c内に設けられたサーボモータ4d,6dを駆動させて
図示しない回転機構を作動させることにより行われる。
【0013】特に、処置具4の先端鉗子部4eには、こ
の鉗子部4eを開閉させる開閉機構が設けられており、
この開閉機構は、サーボモータ収納部4b内に設けられ
たサーボモータ(図示しない)を駆動させて挿入部4a
内に挿通配置されたロッドもしくはワイヤ部材を押し引
き操作することにより作動される。
【0014】ここで、上記した処置具4と処置用アーム
5とを組み合わせたものを処置用スレーブマニピュレー
タと称し、内視鏡6と観察用アーム7とを組み合わせた
ものを観察用スレーブマニピュレータと称することにす
る。
【0015】この処置用スレーブマニピュレータに対す
る入力手段であるマスターアーム8と、観察用スレーブ
マニピュレータに対する入力手段であるヘッドマウント
ディスプレイ9(以下HMDということとする)とが図
1に示されている。本実施例では、入力手段であるマス
ターアーム8の動きが処置用スレーブマニピュレータに
伝達され得るモード、すなわち、処置用スレーブマニピ
ュレータがマスターアーム8の動きに追従するマスター
スレーブモードで患者に対する処置が行われる。
【0016】マスターアーム8は複数のリンク機構で構
成されている。このリンク機構を構成する各リンクには
後述する位置検知用のエンコーダが設けられている。こ
のエンコーダによって各リンクの動作を検知すること
で、マスターアーム8の移動量を検知できる。
【0017】また、操作者がマスターアーム8から手を
離した場合にマスターアーム8がその自重によって勝手
に動作しない様に、マスターアーム8の各アームリンク
には電磁クラッチ(図示しない)が取り付けられてい
る。つまり、マスターアーム8は、この電磁クラッチに
よって必要以外の時には動かないようにその動作が制限
される。
【0018】また、マスタースレーブモードで実際に処
置用スレーブマニピュレータを動かす際、電磁クラッチ
は図示せぬフットスイッチを踏む動作によってその作動
が制御される。つまり、マスターアーム8の動作のロッ
クおよびこのロック状態の解除がフットスイッチによっ
て行えるようになっている。
【0019】一方、他の入力手段であるHMD9は、内
視鏡6によって観察された映像を表示するディスプレイ
(図示しない)を備えている。このディスプレイは、H
MD9を術者の頭部に装着した際に、術者の目の位置に
セットされるように設けられている。また、HMD9
は、術者の頭がどのように動いても、内視鏡6の先端で
とらえた映像を前記ディスプレイによって常時観察でき
るような構成になっている。このような構成のHMD9
によれば、従来のように処置中に術者が手術室に設置さ
れたTVモニターの方に視線を移すといった煩わしい動
作をおこなわなくて済むため、操作性が向上する。ま
た、患部から視線を外すことなく常に患者の映像を明確
に観察することができるため、安全な手術を行うことが
できる。
【0020】術者の頭部の空間的な移動量は磁気センサ
ー10によって検知される。磁気センサー10は、一様
な磁場を発生する磁気センサーソース部10bと、磁気
センサーセンス部10aとからなる。このうち磁気セン
サーセンス部10aはHMD9のほぼ中央に取り付けら
れている。
【0021】術者の頭の動きは上記した磁気センサー1
0によって検知されるが、その検知方法を簡単に説明す
ると、HMD9以外の所定の場所にセットされた磁気セ
ンサーソース部10bから発生される一様な磁場を磁気
センサーセンス部10aで検知し、頭の動きに伴う磁場
の変化分の情報を処理することによって、磁気センサー
ソース部10bと磁気センサーセンス部10aとの空間
的絶対移動量および磁気センサーセンス部10aの傾斜
であるオイラー角(ロール,ピッチ,ヨー)を求めて、
術者の頭の移動量および傾き量を検知するというもので
ある。
【0022】前記構成によって、術者の頭の動きによっ
て観察用スレーブマニピュレータのマスタースレーブ動
作を行なうと共に、マスターアーム8の操作によって処
置用スレーブマニピュレータのマスタースレーブ動作を
行わせることが可能となる。
【0023】ところで、手術用マニピュレータは、動作
を行う前に各駆動関節アームが現在どの位置にあるかを
知る必要があるが、従来のようにインクリメンタルエン
コーダを用いて各関節位置を検知した場合は、手術を行
う前に原点復帰という作業を行う必要があるために、作
業範囲を大きくとってしまう欠点がある。ここで、原点
復帰作業というのは、各アーム5,7を予め決められた
形状に戻すことによって基準位置を設定し、その基準位
置からのインクリメンタルエンコーダのカウント値を計
算して、現在どこの位置にアーム5,7が位置決めされ
ているかを検知するものである。
【0024】そこで、本実施例ではアブソリュートエン
コーダを用いることによって原点復帰の作業を不要と
し、かつその配線量を少なくしてマニピュレータを小型
化して作業効率を上げるようにするものである。
【0025】図3(a)は従来のアブソリュートエンコ
ーダの結線図を示す。ここでは、簡単のため3軸分しか
示していないが、図に示すように各エンコーダ分の信号
ケーブルを使用している。本実施例では図3(b)に示
すように、信号ケーブルを1本にすることによって小型
化を可能にしている。
【0026】図4(a)は本実施例に係るマニピュレー
タ筐体内の詳細な接続図である。同図に示すように筐体
30の内部には絶対位置検出手段としてのアブソリュー
トエンコーダ31が配置されている。アブソリュートエ
ンコーダ31は検出した信号を12ビットのパラレル信
号として信号ライン31aに出力する。
【0027】31dおよび31eは、各々電源ラインお
よびグランドラインである。31fはエンコーダデータ
検知回路であり、コントロール信号ライン31bのトリ
ガ信号によって、信号ライン31aに出力されたディジ
タルデータをアナログ信号に変換するためのものであ
る。エンコーダデータ検知回路31fでアナログ変換さ
れた信号はシグナルライン31cに出力される。
【0028】図5は第1実施例においてマニュピュレー
タの各関節の絶対位置を検出するための具体的な回路構
成を示す図である。ここでは簡単のために3軸分のみの
エンコーダ回路を示している。50a〜50cは、マニ
ピュレータ各軸毎の位置検出手段としてのアブソリュー
トエンコーダである。各アブソリュートエンコーダ50
a〜50cのパラレルデータ(ここでは、8ビット)は
各々エンコーダ検知回路53a,53b,53cに入力
される。
【0029】エンコーダ検知回路53a〜53cの内部
には、アナログ量変換手段としてのサンプルホールド付
きDAコンバータ(51a〜51c)と、このDAコン
バータ(51a〜51c)へ入力される電気信号を一定
時間遅延するための遅延素子52a〜52cと、DAコ
ンバータ(51a〜51c)からのアナログ出力を取り
出すための抵抗54a〜54cとが図のように接続され
ている。各軸から出力されるエンコーダアナログ信号は
信号ライン59を介してオペアンプ回路55に入力され
る。第1のオペアンプ55aは信号ライン59を介して
抵抗54a〜54cとともに統括手段としての加算回路
を構成しており、抵抗54a〜54cによって取り出さ
れた各軸からのエンコーダアナログ出力は信号ライン5
9によって加算され、その加算結果は第1のオペアンプ
55aの出力に現れる。次段の第2のオペアンプ55b
は反転増幅器を構成しており、第1のオペアンプ55a
の出力のゲインを調整するためのものである。次に、A
Dコンバータ56はアナログ信号をディジタル信号に変
換し、このADコンバータ56でディジタル化されたデ
ータは位置情報検出手段としてのマイクロコンピュータ
57に入力されて以下に述べるような信号処理がなされ
る。なお、ここでは、エンコーダに供給するための電源
ラインは省略されている。
【0030】次に上記した第1実施例の構成の動作を説
明する。図5において、マイクロコンピュータ57から
サンプルホールド信号としてのワンショットパルスが出
力されてコントロールライン58に乗せられる。図6は
このときコントロールライン58に現れる信号波形を示
している。この信号に基づくサンプルホールドタイミン
グでまず、遅延素子52cを介してDAコンバータ51
cのアブソリュートデータがサンプルホールドされる。
その時の信号ライン59の波形は、図7(a)のように
なる。サンプルホールドタイミング信号は各DAコンバ
ータ51a〜51cに対して一定時間毎に出力されるた
め、マイクロコンピュータ57に近いエンコーダ検知回
路から順々にアブソリュートデータがサンプリングホー
ルドされていく。
【0031】ここで、信号ライン59は加算回路の構成
になっているため、第1のオペアンプ55aの出力は、
図7(a)の信号波形から図7(b)、図7(c)とい
った順に波形が変化していく。そこで、マイクロコンピ
ュータ57はこの変化した差分をとることによって各軸
に対するDAコンバータの出力を求めることができ、こ
れによって、各軸の絶対位置データを知ることができ
る。
【0032】図8は本実施例のマイクロコンピュータ5
7内で行われる演算処理の手順を示すフローチャートで
ある。図8において、マイクロコンピュータ57内のソ
フトウェアのルーチンは、大きく分けてメイン、初期
化、割り込みの3つである。
【0033】まず、メインルーチンでポートの設定、各
定数等を初期化を終えたらマイクロコンピュータ内部の
タイマーを起動し、一定のサンプリング時間で割り込み
が発生するようにする(ステップS1〜S4)。
【0034】次にタイマー割り込みルーチンのステップ
S10〜S16を説明する。割り込みが発生したら、コ
ントロールライン58に一定の幅を持ったパルス(ワン
ショットパルス)を1回出力する。ワンショットパルス
出力後、遅延素子52a〜52cで設定された遅延時間
よりも少し長めに設定した時間(DAコンバータにおい
てサンプルホールド時のセトリングタイムを考慮するた
め)だけ経過した時に、マイクロコンピュータ57は、
信号ライン59のデータ、すなわちADコンバータ56
のデータを読みとる。次に、読みとられたデータと前回
読み込んだデータとの差分をとる。この差分が現在読み
とっているエンコーダ情報となるので、その値に変換係
数を掛けることによって、現在読みとっている軸の絶対
位置を求めることができる。次にこれを求めたあとの現
在のADコンバータのデータを前回のADデータとする
処理を行って次の差分演算を行なう。尚、ここで、前回
読み込んだADデータというのは、タイマー割り込みに
よるサンプリング毎のデータではなく、ADコンバータ
56から随時読み込まれるデータである。
【0035】上記した第1実施例によれば、省線化(4
本の信号線のみで構成可能)によって従来のアブソリュ
ートエンコーダの配線量を少なくしているので、従来の
アブソリュート型医療マニピュレータを小型化すること
ができ、しいては手術作業の効率を向上させることがで
きる。
【0036】以下に本発明の第2実施例を説明する。第
2実施例はエンコーダの分解能が低い場合に、第1実施
例のようなDAコンバータを必要とせずに構成できる例
である。
【0037】図4(b)は第2実施例の詳細な接続図を
示す図である。図4(b)において、マニピュレータの
筐体30の内部にはアブソリュートエンコーダ31が配
置されている。アブソリュートエンコーダ31は4ビッ
トのパラレル信号を信号ライン31aに出力するもので
ある。32cおよび32dは、各々電源ラインおよびグ
ランドラインである。32aはエンコーダデータ検知回
路である。本実施例では、第1実施例で示したコントロ
ールラインが不要となり、信号ライン32bにアナログ
データが出力される。32eは抵抗である。
【0038】図9は第2実施例においてマニュピュレー
タの各関節の絶対位置を検出するための具体的な回路構
成を示す図である。ここでは、簡単のために3軸分のみ
のエンコーダ回路を示している。図中、Rは抵抗値Rの
抵抗器を示し、2Rは抵抗値Rの2倍の値の抵抗器であ
る。
【0039】90a〜90cはマニピュレータ各軸毎の
位置検出手段としてのアブソリュートエンコーダであ
る。各アブソリュートエンコーダ90a〜90cからの
パラレルデータ(ここでは、4ビット)は、ラダー抵抗
回路91a,91b,91cから構成される大ラダー抵
抗回路98へ出力される。オペアンプ回路92は大ラダ
ー抵抗回路98から出力されるアナログデータを加算、
反転増幅するためのものである。また、97,96は各
々エンコーダに電力を供給するための電源ラインであ
る。オペアンプ回路92からのアナログデータはADコ
ンバータ93によってディジタルデータに変換されて、
位置検出演算を行うためのマイクロコンピュータ94に
入力される。
【0040】以下に上記した第2実施例の構成の作用を
説明する。第1実施例ではタイミング操作を行うことに
よって複数軸のエンコーダ値を読みとっていたが、第2
実施例においてはタイミングの設定は特に必要なく(た
だし、ADコンバータ73のデータ変換のための時間等
に関しては考慮する必要がある)、読み出したいときに
データを読み出すことが可能である。
【0041】図9から明かなように、本実施例では大ラ
ダー回路98によってDAコンバータが構成されてお
り、各アブソリュートエンコーダ90a〜90cからの
エンコーダ情報は各々4ビット毎の重み付けがされるた
めに、4ビット毎のデータを読み込むことによって複数
軸のエンコーダ位置データを検知することができる。本
実施例の場合、1軸につき4ビットの情報量なので、3
軸であれば12ビットの情報量となる。例えばアブソリ
ュートエンコーダ90aのエンコーダ情報は、12ビッ
ト中の下位4ビット、アブソリュートエンコーダ90b
のエンコーダ情報は中位4ビット、アブソリュートエン
コーダ90cのエンコーダ情報は上位4ビットと割り当
てられることになる。ただし、DAコンバータは、一般
に、最下位ビットの重み付けの誤差が多くなるので、図
10に示すように下位4ビットをダミー回路100とし
て、誤差を少なくするようにしても構わない。
【0042】上記した第2実施例によれば、複数の位置
検知手段からの出力情報を得るためのラインが、信号ラ
イン,電源ライン,グランドラインの合計3本の信号線
のみで構成可能となり、従来のアブソリュート型医療マ
ニピュレータを小型化することができ、しいては、手術
作業の効率を向上させることができる。
【0043】以下に本発明の第3実施例を説明する。上
記した第1、第2実施例ではアブソリュートエンコーダ
を用い、その省線化について説明したが、第3実施例で
は従来のインクリメンタルエンコーダを用いて、制御装
置側に絶対位置検知回路を設けることによって、アブソ
リュート化するものである。
【0044】図11は第3実施例の全体構成図である。
図11において111は第3実施例に用いられる制御装
置である。制御用メインCPU112はモータ113を
サーボ制御するためのサーボドライバ115に指令値を
出力したり、図中絶対位置検出回路124内のカウンタ
116のデータを読み出すためのCPUである。制御用
メインCPU112はデータライン112aを介してデ
ータのやりとりを行なう。サーボドライバ115は、制
御用メインCPU112からの指令分だけモータ113
が回転するようにモータ113に電流を流すドライバで
ある。ここでは指令値とモータ回転数を追従させるため
にPID制御が行われている。
【0045】交流発電機123はモータ113が回転す
ると所定の交流信号を発生するものである。ここでは、
レゾルバが使用されているが、シンクロに置き換えても
構わない。光エンコーダ114はモータ113の位置情
報をフィードバック検出するために用いられる。モータ
113、光エンコーダ114および交流発電機123は
機械的に結合されており、モータ113が回転すると光
エンコーダ114および交流発電機123も回転して移
動量パルスを出力する。
【0046】次に、絶対位置検出回路124について説
明する。ディレイ回路120は光エンコーダ114の出
力パルスを遅らせるための遅延素子を配置して構成され
ている。リレー122は制御装置111のメイン電源が
ONしている時には開放しており、電源をOFFにする
と同時に短絡するようになっている。整流回路121は
交流発電器123から出力される交流電圧を直流に整流
するためのものである。
【0047】サブCPU118はカウンタ116からの
データを読み出して電気的書き込み消去可能なリードオ
ンリーメモリ(以下、EEPROMとする)119に書
き込む用に制御するCPUである。
【0048】以下に上記した第3実施例の構成の作用を
説明する。上記した構成によれば制御装置111のメイ
ン電源がONになっている時には、制御用メインCPU
112からの回転指令値がサーボドライバ115に入力
されてモータ113を所望回転量に設定する。この時の
モータ113の位置・速度情報は以下のごとくフィード
バックされる。すなわち、まず光エンコーダ114から
のパルス出力が、カウンタ116に入力される。カウン
タ116には光エンコーダ116からの出力パルスが積
算される。制御用メインCPU112は積算された出力
パルスの読み込みを行なう。また、サーボドライバ11
5が電流アンプとして使用されている(制御用メインC
PU112側で位置・速度制御を演算する)場合には、
カウンタ116の値は制御用メインCPU112にのみ
フィードバックされるが、サーボドライバ115側で、
モータ113の位置や速度制御演算を行う場合には、サ
ーボドライバ115にもカウンタ116のデータが取り
込まれる。これによって標準的なモータによるサーボ制
御が実現できる。
【0049】さて、制御装置111の電源がOFFのと
きにモータ113が動いてしまった場合は位置情報が不
正確になる(カウンタ116が作動していないので、パ
ルスが積算されない)ので、絶対位置検出回路124に
よって位置情報を常に検知するようにしている。制御装
置111のメイン電源がOFFのときはリレー122に
よって交流発電器123と整流回路121が導通状態に
なっている。したがって、外力によってモータ113が
回転しても図中A点に直流電圧が生じる。この電圧によ
ってサブCPU118、カウンタ116、光エンコーダ
114の電気回路に電源が供給される。
【0050】電源が供給されると同時に、ディレイ回路
117によりサブCPU118、カウンタ116にリセ
ットがかかり、各々の素子が動作可能になる。リセット
がかかるとサブCPU118は、EEPROM119に
記憶されている以前の位置データをカウンタ116にセ
ットする。カウンタ116はセットされたデータを基準
にカウントする。ここで、ディレイ回路120は、この
場合の遅延時間をサブCPU118のセットアップ時間
以上に設定しているので、光エンコーダ114からのパ
ルスを余裕を持ってカウンタ116に取り込むことがで
きる。このため、カウントミスは生じない。
【0051】モータ113にかかっていた外力が無くな
り回転が止まった時には、交流発電器123から供給さ
れる電力が絶対位置検出回路124に供給されなくな
る。このときサブCPU118は、通常バッテリーバッ
クアップ等の回路に用いられている電圧降下検知回路
(図示しない)によりモータ回転停止を検知する。そし
てこのことを検知した後、サブCPU118はカウンタ
116のカウンタ値をEEPROM119に転送させる
と同時に、データ書き込みを行わせる。このことによっ
て、制御装置111のメイン電源がOFFの状態であっ
ても、光エンコーダ114から出力されるパルスは常時
カウントされることになる。
【0052】また、機構を動かすためにモータ113に
取り付けられている減速機の減速比がかなり高く、機構
を少しだけ動かしただけで、大電力が得られるならば、
EEPROM119をパーソナルコンピュータ等で使用
されているフロッピーディスクドライブに置き換えて、
フロッピーディスクへのデータ書き込みを行っても構わ
ない。
【0053】上記した第3実施例によれば、従来の大型
のアブソリュートエンコーダの機能を小型のインクリメ
ンタルエンコーダによって実現できるようになり、小型
化されたマニピュレータを実現できるので、手術作業の
効率を向上させることができる。
【0054】以下に本発明の第4実施例を説明する。第
4実施例は、第3実施例で述べたインクリメンタルエン
コーダによるアブソリュート化についての他の実施例で
ある。
【0055】図12は第4実施例の構成を示す図であ
る。第4実施例の構成は第3実施例とほとんど同じであ
るが、第3実施例で示されたリレー122(図11)が
モータ駆動ラインに存在することと、交流発電機が存在
しない点が異なっている。メイン電源がOFFすると、
モータ113と定電圧回路130が導通する。この定電
圧回路130は、モータの特徴の一つである逆起電力発
生を利用して、所望の直流電圧に変換する回路である。
【0056】上記した第4実施例の構成の作用を説明す
る。上記した構成において、図12のモータ113に外
力が加わると、モータ113の逆起電力が定電圧回路1
30に供給される。これによって、絶対位置検出回路1
31内で第3実施例で示した動作が行われるようにな
る。
【0057】上記した第4実施例によれば、従来、大型
のアブソリュートエンコーダの機能を小型のインクリメ
ンタルエンコーダによって実現できるようになり、小型
化されたマニピュレータが実現できるので、手術作業の
効率を向上させることができる。
【0058】上記した具体的実施例から以下のような構
成の技術的思想が導き出される。 (1) 生体内組織部位の観察と処置の少なくとも一方
を行う多関節手術用マニピュレータと、この多関節手術
用マニピュレータを操作するための操作手段と、この操
作手段からの操作情報に基づいて前記多関節手術用マニ
ピュレータの動作を制御する制御手段とからなる手術用
マニピュレータシステムにおいて、前記多関節手術用マ
ニピュレータの各関節の絶対位置を検出する絶対位置検
出手段と、この絶対位置検出手段のデータを離散量から
連続量に変換するアナログ量変換手段と、このアナログ
量変換手段からのデータを加算し前記制御手段に伝送す
るための加算手段と、この加算手段から伝送されるアナ
ログデータを各関節位置情報に分離し、各関節位置の情
報を検出する検出手段と、を具備することを特徴とする
手術用マニピュレータシステム。 (2) 前記アナログ量変換手段がDAコンバータであ
ることを特徴とする構成(1)に記載の手術用マニピュ
レータシステム。 (3) 前記絶対位置検出手段がアブソリュートエンコ
ーダであることを特徴とする構成(1)に記載の手術用
マニピュレータシステム。 (4) 前記絶対位置検出手段のデータを離散量から連
続量に変換するアナログ量変換手段と、このアナログ量
変換手段からのデータを加算して前記手術用マニピュレ
ータシステムに伝送するための加算手段が、ラダー抵抗
器によって構成されていることを特徴とする構成(1)
に記載の手術用マニピュレータシステム。 (5) 前記絶対位置検出手段がアブソリュートエンコ
ーダであることを特徴とする構成(4)に記載の手術用
マニピュレータシステム。 (6) 前記ラダー抵抗器が2進重み付けラダー回路で
構成されていることを特徴とする構成(4)に記載の手
術用マニピュレータシステム。 (7) 前記ラダー抵抗器の任意の下位重み付け抵抗以
外の抵抗に各関節の絶対位置検出手段を設けたことを特
徴とする構成(4)に記載の手術用マニピュレータシス
テム。 (8) 生体内組織部位の観察と処置の少なくとも一方
を行う多関節手術用マニピュレータと、この多関節手術
用マニピュレータを操作するための操作手段と、この操
作手段からの操作情報に基づいて前記多関節手術用マニ
ピュレータの動作を制御する制御手段とからなる手術用
マニピュレータシステムにおいて、前記多関節手術用マ
ニピュレータの各関節を動かすためのサーボモータと、
このサーボモータに機械的に結合されたモータ位置検出
手段と、前記サーボモータに機械的に結合された発電手
段と、前記サーボモータを駆動するためのモータ制御手
段と、前記発電手段で発生した電力を所望の電圧に変換
するための電力変換手段と、前記モータ位置検出手段か
らの情報を読みとり保持するための位置情報保持手段
と、この位置情報保持手段の情報を記憶するための電気
的書き込み消去可能な記憶手段と、前記位置情報保持手
段の情報と前記記憶手段の情報の交換を制御する制御手
段と、を具備したことを特徴とする手術用マニピュレー
タシステム。 (9) 前記発電手段が磁気式発電手段であることを特
徴とする構成(8)に記載の手術用マニピュレータシス
テム。 (10) 前記磁気式発電手段がレゾルバであることを
特徴とする構成(9)に記載の手術用マニピュレータシ
ステム。 (11) 前記磁気式発電手段がシンクロであることを
特徴とする構成(9)に記載の手術用マニピュレータシ
ステム。 (12) 前記位置検出手段が光検出手段であることを
特徴とする構成(8)に記載の手術用マニピュレータシ
ステム。 (13) 前記光検出手段がインクリメンタルエンコー
ダであることを特徴とする構成(12)に記載の手術用
マニピュレータシステム。。 (14) 前記位置情報保持手段がカウンタ回路である
ことを特徴とする構成(8)に記載の手術用マニピュレ
ータシステム。 (15) 前記記憶手段が電気的書き込み消去可能な不
揮発性記憶素子であることを特徴とする構成(8)に記
載の手術用マニピュレータシステム。 (16) 前記不揮発性記憶素子がEEPROMである
ことを特徴とする構成(15)に記載の手術用マニピュ
レータシステム。
【0059】
【発明の効果】以上本発明によれば、手術用マニピュレ
ータの小型化が可能となり、内視鏡等の医療器具が多く
配置されている部屋においては、省スペースで観察・処
置が行えるようになる。これによって、手術作業が効率
化され短時間で終了させることができるので、患者への
苦痛を最小限にとどめることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る手術用マニピュレー
タシステムの構成を示す図である。
【図2】(a)は処置具、(b)は内視鏡の構成を示す
図である。
【図3】(a)は従来のアブソリュートエンコーダの結
線図であり、(b)は本実施例に係るアブソリュートエ
ンコーダの結線図である。
【図4】(a)は第1実施例に係るマニピュレータ筐体
内の詳細な接続図であり、(b)は第2実施例の詳細な
接続図である。る。
【図5】第1実施例においてマニュピュレータの各関節
の絶対位置を検出するための具体的な回路構成を示す図
である。
【図6】各軸毎のDAコンバータによるサンプルホール
ド動作のタイミング信号を示す図である。
【図7】信号ラインに現れるサンプルホールド電圧の波
形の変化を示す図である。
【図8】マイクロコンピュータによる演算処理のフロー
チャートである。
【図9】第2実施例においてマニュピュレータの各関節
の絶対位置を検出するための具体的な回路構成を示す図
である。
【図10】第2実施例の他の回路構成を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例の全体構成図である。
【図12】本発明の第4実施例の全体構成図である。
【符号の説明】
4…処置具、5…処置用アーム、6…内視鏡、7…観察
用アーム、8…マスターアーム、9…ヘッドマウントデ
ィスプレイ(HMD)、11…制御装置、50a乃至5
0c…アブソリュートエンコーダ、51a乃至51c…
サンプルホールド付きDAコンバータ、52a乃至52
c…遅延素子、53a乃至53c…エンコーダ検知回
路、54a乃至54c…抵抗、55…オペアンプ回路、
56…ADコンバータ、57…マイクロコンピュータ、
58…コントロールライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内組織部位の観察と処置の少なくと
    も一方の器具を保持する多関節手術用マニピュレータ
    と、この多関節手術用マニピュレータを操作するための
    操作手段と、この操作手段からの操作情報に基づいて前
    記多関節手術用マニピュレータの動作を制御する制御手
    段と、を有する手術用マニピュレータシステムにおい
    て、 前記多関節手術用マニピュレータの各関節の絶対位置を
    検出する絶対位置検出手段と、 この絶対位置検出手段の位置情報を離散量から連続量に
    変換するアナログ量変換手段と、 このアナログ量変換手段から出力される各関節毎のアナ
    ログ情報を統合するアナログ情報統合手段と、 このアナログ情報統合手段から出力される統合されたア
    ナログ情報を各関節毎の位置情報に分離して各関節の位
    置情報を再検出する位置情報検出手段と、 を具備し、この位置情報検出手段によって再検出された
    位置情報を前記制御手段に出力するように構成したこと
    を特徴とする手術用マニピュレータシステム。
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