JPH08299134A - 屏風状たて - Google Patents

屏風状たて

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JPH08299134A
JPH08299134A JP10492595A JP10492595A JPH08299134A JP H08299134 A JPH08299134 A JP H08299134A JP 10492595 A JP10492595 A JP 10492595A JP 10492595 A JP10492595 A JP 10492595A JP H08299134 A JPH08299134 A JP H08299134A
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JP
Japan
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plate member
folding screen
plate
face
plate members
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JP10492595A
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English (en)
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Yoshiji Yugawa
喜司 湯川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観に優れるとともに、板部材相互の連結お
よび分離が容易に行なえる屏風状たてを提供する。 【構成】 板部材2aの右側面14を前面15と所定の
鈍角をなす傾斜連結面となし、この面に臨ませて磁石1
7を埋設する。同様に、板部材3aの左側面12を前面
15と所定の鈍角をなす傾斜連結面となし、この面に臨
ませて磁石17を埋設する。互いの傾斜連結面をつき合
わせれば、磁力によって板部材2aと3aとが平面視く
字状に連結された屏風状たて1aとなり、机,たんす,
本棚などの上に立てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として装飾のため
に、もしくは宗教的目的のために家庭の机,たんす,本
棚などの上に立てられる屏風状たてに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の屏風状たてには、図7に
示したようなものがあった。この屏風状たて71は、例
えば寺院の新築などの記念品として寺から檀家に配られ
るものであって、等しい大きさの略正方形に形成された
一対の板部材72,73が、木ネジ(不図示)で取り付
けられた蝶番74により、開閉揺動自在に連結されてい
る。左側の板部材72の前面には般若心経の経文75が
描かれており、右側の板部材73の前面には阿弥陀如来
像76が描かれている。
【0003】この屏風状たて71は、収納および運搬の
際には板部材72,73の前面が互いに接近する向きに
閉じることができ、また、使用の際には板部材72の前
面と板部材73の前面とが適宜な角度をなすように開い
て、机,たんす,本棚などの上に立てることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の屏風状たて71は、立てたときに正面から蝶番74
が見えるのに加えて、板部材72と73との間に隙間7
7が生じるために、その外観が損なわれるという問題を
有していた。
【0005】また、図7に示した以外に、例えば板部材
72が中央に時計が嵌め込まれたものとなる場合や、板
部材73が大日如来像が描かれたものとなる場合があ
り、このように左側の板部材72と右側の板部材73と
にはそれぞれ複数の種類があって、かつ、その組み合わ
せも任意であるため、例えば3種類の板部材72と5種
類の板部材73とからは、15種類の屏風状たて71が
構成可能である。
【0006】しかし、従来の屏風状たて71では前記の
ように木ネジと蝶番74とが用いられており、板部材を
相互に連結する作業が容易ではなかったので、屏風状た
ての製造業者が注文を受けてから、その注文内容に応じ
て選定された2枚の板部材を連結して納品するまでに
は、長い時間を要することになっていた。また、いった
ん連結された板部材を分離して、その組み合わせを変更
することは、さらに多大な労力を要するために、現実的
には不可能であった。
【0007】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、外観に優れ
るとともに、板部材相互の連結および分離が容易に行な
える屏風状たてを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る屏風状たては、少なくとも2枚の板部
材からなる屏風状たてであって、各板部材は、それぞれ
の前面に対して所定の鈍角をなす傾斜連結面を有すると
ともに、各板部材の傾斜連結面をつき合わせた状態で、
磁石によって着脱自在に連結できるように構成されたも
のである。
【0009】なお、「所定の鈍角」は特に限定されない
が、立てられた屏風状たてが容易に倒れることがなく、
かつ、正面から各板部材の前面が見えやすいようにする
ためには、連結した状態で各板部材の前面と前面とのな
す角度が110°〜150°となるのが望ましく、この
ためには「所定の鈍角」を105°〜125°とするの
が望ましい。
【0010】また、磁石の設けかたは任意であって、例
えば傾斜連結面に薄板状の磁石を貼り付けてもよく、板
部材の傾斜連結面近傍の位置に埋設してもよい。また、
磁石は連結される板部材の両方にそれぞれ設けてもよい
し、一方の板部材に磁石を設け、他方の板部材には鉄片
などの磁性金属片を設けてもよい。
【0011】
【作用】本発明に係る屏風状たては、収納および運搬の
際には、屏風状たてを1枚ずつの板部材に分離し、この
板部材を上下に重ねた状態で、例えば紙製の箱などに収
容される。また、使用の際には、各板部材の傾斜連結面
をつき合わせれば、板部材は磁石によって相互に連結さ
れ、例えば机,たんす,本棚などの上に立てることが可
能な状態となる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例の屏風状たて1aは、相互
に連結された2枚の板部材2aおよび3aからなる。以
下、図2〜図4を参照しながら、先ず左側の板部材2a
について説明すると、板部材2aは木材を正面から見て
略正方形に形成したものであり、その一辺の長さは約2
2cm、厚さは約12mmである。
【0013】板部材2aの上面11,左側面12,底面
13,および右側面14は、いずれも板部材2aの前面
15に対して所定の鈍角をなすように傾斜させられてい
る。すなわち、図4に示すように、右側面14と前面1
5とがなす角度αは本実施例では115°に設定されて
おり、また、詳細な図示を省略するが、上面11,左側
面12,および底面13も、これと同様に形成されてい
る。
【0014】底面13と右側面14とには、それぞれ3
つの穴が等間隔に穿設され、各穴にはそれぞれ略円柱状
の磁石17が挿設されている(図2参照)。なお、磁石
17を挿設したのち、板部材2aの表面には天然漆を含
む塗料による黒色塗膜18が形成されており、この黒色
塗膜18に隠されて、磁石17は外部から見えないよう
になっている(図4参照)。
【0015】また、板部材2aには写真入れ21が設け
られている。写真入れ21は、内壁面に段差部22を有
する縦長の矩形孔23と、板部材2aの背面16側から
矩形孔23に着脱自在に嵌め込まれたガラス板24およ
び押さえ板25と、釘を用いて板部材2aに回動自在に
枢着され、押さえ板25を背面16側から支持可能な止
め具26とから構成されており、ガラス板24と押さえ
板25との間に写真Bを挟持するようになっている(図
3参照)。
【0016】次いで、右側の板部材3aについて説明す
ると、板部材3aは、以下の点を除いて板部材2aと同
様に構成されている。すなわち、磁石17は左側面12
に設けられ(図3参照)、底面13および右側面14に
は設けられていない。なお、磁石17は、3個が板部材
2aの磁石17に対応する位置に、その極性を板部材2
aと反対にして配置されている。(例えば板部材2aの
磁石17を底面13および右側面14にN極が臨むよう
に配置した場合には、板部材3aの磁石17はS極が左
側面12に臨むように配置される。)
【0017】また、板部材3aには写真入れ21が設け
られておらず、前面15に阿弥陀如来像27が描かれて
いる(図1参照)。なお、阿弥陀如来像27は、板部材
3aの表面に塗布した塗料が乾燥する前に、金粉もしく
はその他の色粉と、描画領域に対応するシルクスクリー
ンとを用いた、常法の蒔絵手法により描かれたものであ
る。
【0018】以上のような板部材2aおよび3aから構
成された屏風状たて1aは、収納および運搬の際には、
一組の板部材2aと3aとを上下に重ねた状態で、紙製
の箱などに収容することができる。また、使用の際に
は、本発明にいう傾斜連結面である板部材2aの右側面
14と板部材3aの左側面12とをつき合わせれば、磁
石17の磁力によって板部材2aと3aとが平面視く字
状に連結された屏風状たて1aとなり、机,たんす,本
棚などの上に立てることができる。
【0019】なお、前記した角度αは115°であり、
連結された板部材2aの前面15と板部材3aの前面1
5とがなす角度βは130°となるので(図3参照)、
立てられた屏風状たて1aが容易に倒れることはなく、
かつ、写真入れ21に入れた写真や阿弥陀如来像27が
正面からよく見える。また、従来の屏風状たてのように
連結された板部材2aと3aとの間に隙間が生じること
がなく、かつ、正面から蝶番が見えることもないので、
その外観に優れている。
【0020】さらに、本実施例では磁石17が外部から
見えないので、例えば写真入れ21に故人の写真を入れ
たのち板部材2aと3aとを連結すれば、恰も故人と阿
弥陀如来とが目に見えない法力によって結び付けられて
いるように、あるいは、故人が阿弥陀如来に導かれてい
るように感じられて、見る人の心を安らかにする、ある
種の宗教的雰囲気が醸し出される。なお、写真が横長で
ある場合は、板部材2aの底面13と板部材3aの左側
面12とを連結する。
【0021】図5は、板部材2bおよび3bからなる屏
風状たて1bを示している。板部材2bは、写真入れ2
1を設ける代わりに時計28が嵌め込まれていること、
および、底面13に磁石が設けられていないこと以外
は、前記した板部材2aと同様に構成されている。ま
た、板部材3bは、前面15に阿弥陀如来像27に代わ
って大日如来像29が描かれていること以外は、前記し
た板部材3aと同様に構成されている。
【0022】したがって、注文内容に応じて板部材2a
と板部材3bとを組み合わせたり、板部材2bと板部材
3aとを組み合わせたりすることも可能であり、かつ、
従来の屏風状たてのように、一対の板部材を木ネジおよ
び蝶番を用いて連結する作業が必要ないため、製造業者
が注文を受けてから納品するまでに要する時間は、従来
に比べて大幅に短縮される。
【0023】また、屏風状たてを店頭で小売するような
場合には、店頭で板部材の組み合わせを変更することが
できるため、例えば前記した屏風状たて1aと屏風状た
て1bとを用意しておけば、客が板部材2aと板部材3
bとの組み合わせや、板部材2bと板部材3aとの組み
合わせを所望した場合にも対応できることになり、在庫
すべき商品数を減らすことができて、在庫管理が容易と
なる。
【0024】また、本実施例では、板部材を単独で使用
することもできる。すなわち、図6に示すように、板部
材2bは一般的な記念たて用のスタンドCを用いて単独
で立て、時計として使用することもできる。同様に、板
部材2aを単独で立てれば、写真用の額縁として使用で
きる。もちろん、板部材3aや3bを単独で立ててもよ
い。
【0025】さらに、本実施例では、左側の板部材2
(2a,2b)が仏教の各宗派に共通のものであり、右
側の板部材3(3a,3b)が宗派に応じて選択される
ものとなっている。すなわち、買い手が浄土宗や浄土真
宗に属する場合は阿弥陀如来像27が描かれた板部材3
aが選択されることになり、天台宗や真言宗に属する場
合は大日如来像29が描かれた板部材3bが選択される
ことになる。
【0026】このように、板部材の一方を各宗派に共通
のものとし、他方を宗派に応じて選択されるものとし
て、それぞれに複数種類の板部材を用意しておけば、買
い手の好みや用途と、買い手である寺または個人が属す
る宗派との組み合わせから生じる幅広い要求に応えるこ
とが可能となる。因みに、各宗派に共通の板部材として
は、前記した写真入れや時計を備えたものの他に、例え
ば蓮の花の絵や、般若心経の経文(般若心経はほとんど
の宗派に共通する)が描かれたものが挙げられ、また、
宗派によって異なる板部材としては、例えば浄土宗では
法然上人、浄土真宗では親鸞上人、真言宗では弘法大師
というような、各宗派の開祖の肖像がそれぞれ描かれた
ものが挙げられる。
【0027】なお、以上の実施例では外観を向上させる
ために、板部材の上面11,左側面12,底面13,お
よび右側面14の全てを同様に傾斜させたが、本発明に
おいては、前記のうち、磁石17の設けられた面(すな
わち本発明にいう「傾斜連結面」)以外の面は、必ずし
も傾斜させなくてもよい。
【0028】また、以上の実施例では2枚の板部材を連
結したが、3枚以上の板部材を連結して屏風状たてを構
成してもよい。
【0029】さらに、以上の実施例では主として宗教的
目的のために用いられる屏風状たてを説明したが、本発
明の屏風状たてがこれに限定されることはなく、例えば
競技会の優勝たてのような個人を表彰する目的の記念た
てや、単なる装飾用のたてにも、本発明を適用すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る屏風状たては、従来の屏風状たてのように、立て
たときに正面から蝶番が見えることがなく、かつ、連結
された板部材相互間に隙間が生じることもないため、そ
の外観に優れている。
【0031】また、磁石によって連結されているため、
板部材相互の連結および分離が極めて容易に行なえる。
したがって、従来のような板部材を木ネジおよび蝶番に
よって連結する作業が必要ないため、製造業者が注文を
受けてから納品するまでの時間を短縮できるとともに、
例えば小売店の店頭で板部材の組み合わせを変更するこ
とにより、在庫すべき商品数を減らすようなことも可能
となり、さらに、分離した板部材を単独で使用すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る屏風状たての斜視図で
ある。
【図2】板部材の正面図である。
【図3】図2におけるA−A線に相当する位置で切断し
て示した、屏風状たての断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】別の板部材から構成された屏風状たての斜視図
である。
【図6】板部材を単独で使用する状態を示す側面図であ
る。
【図7】従来例の屏風状たての斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b 屏風状たて 2a,3a,2b,3b 板部材 12 左側面 13 底面 14 右側面 15 前面 17 磁石 α 所定の鈍角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の板部材からなる屏風状
    たてであって、各板部材は、それぞれの前面に対して所
    定の鈍角をなす傾斜連結面を有するとともに、各板部材
    の傾斜連結面をつき合わせた状態で、磁石によって着脱
    自在に連結できるように構成されていることを特徴とす
    る屏風状たて。
JP10492595A 1995-04-28 1995-04-28 屏風状たて Pending JPH08299134A (ja)

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JP10492595A JPH08299134A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 屏風状たて

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JP10492595A JPH08299134A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 屏風状たて

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109443261A (zh) * 2018-10-12 2019-03-08 维沃移动通信有限公司 折叠屏移动终端折叠角度的获取方法及移动终端

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109443261A (zh) * 2018-10-12 2019-03-08 维沃移动通信有限公司 折叠屏移动终端折叠角度的获取方法及移动终端
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