JPH082990A - 観賞花火用和剤 - Google Patents
観賞花火用和剤Info
- Publication number
- JPH082990A JPH082990A JP13769894A JP13769894A JPH082990A JP H082990 A JPH082990 A JP H082990A JP 13769894 A JP13769894 A JP 13769894A JP 13769894 A JP13769894 A JP 13769894A JP H082990 A JPH082990 A JP H082990A
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- Japan
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- sound
- agent
- fireworks
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 笛音を有しながら同時に多数の連続的破裂音
を発生させ、しかも大きな閃光的火花や火の粉を同時に
多数発生させる花火を得ることを目的とする。 【構成】 酸化銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニウム
等を主剤とするテルミット剤にバインダーを加えて固め
た粒状物にした閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウムを主
たる酸化剤として使用した笛音剤等とからなることを特
徴とする。
を発生させ、しかも大きな閃光的火花や火の粉を同時に
多数発生させる花火を得ることを目的とする。 【構成】 酸化銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニウム
等を主剤とするテルミット剤にバインダーを加えて固め
た粒状物にした閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウムを主
たる酸化剤として使用した笛音剤等とからなることを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一個の花火で光と音の
複数の効果が得られる観賞花火用和剤に関する。
複数の効果が得られる観賞花火用和剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】笛音から爆音（破裂音）までの音を発生
させる花火は、従来、硝酸塩、過塩素酸塩の塩化剤、ピ
クリ酸カリウム、安息香酸、フタル酸のアルカリ金属塩
等を混和し、それにバインダ−を加えて笛音剤を製作
し、紙管や合成樹脂管の底部に低密度に少量填め、さら
に同じ笛音剤をその上部に高密度に固く圧填し、点火装
置を取り付けて構成していた。
させる花火は、従来、硝酸塩、過塩素酸塩の塩化剤、ピ
クリ酸カリウム、安息香酸、フタル酸のアルカリ金属塩
等を混和し、それにバインダ−を加えて笛音剤を製作
し、紙管や合成樹脂管の底部に低密度に少量填め、さら
に同じ笛音剤をその上部に高密度に固く圧填し、点火装
置を取り付けて構成していた。
【０００３】このような構成によると、高密度に圧填さ
れた笛音剤に着火すると、ピ−ッ！という笛音を発し、
つぎに、燃焼が低密度に充填された部分に移ると、柔ら
かく填められた笛音剤粒の隙間に火炎が一斉に入って爆
燃すると同時にパンッ！という破裂音を発するものであ
る。また、笛音を有しつつ火の粉等の光の効果を合わせ
持つ技術は、特公昭５３−１３６８３号に示されてい
る。
れた笛音剤に着火すると、ピ−ッ！という笛音を発し、
つぎに、燃焼が低密度に充填された部分に移ると、柔ら
かく填められた笛音剤粒の隙間に火炎が一斉に入って爆
燃すると同時にパンッ！という破裂音を発するものであ
る。また、笛音を有しつつ火の粉等の光の効果を合わせ
持つ技術は、特公昭５３−１３６８３号に示されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術によると、笛音や破裂音は単発であり、笛音を出しな
がら同時に多数の連続的破裂音を発生させ、しかも大き
な閃光的火花や火の粉を同時に多数発生させる花火の製
作は技術的に困難であった。
術によると、笛音や破裂音は単発であり、笛音を出しな
がら同時に多数の連続的破裂音を発生させ、しかも大き
な閃光的火花や火の粉を同時に多数発生させる花火の製
作は技術的に困難であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、酸化
銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニウム等を主剤とする
テルミット剤にバインダーを加えて固めた粒状物にした
閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウムを主たる酸化剤とし
て使用した笛音剤等とからなることを特徴とするここ
で、閃光破裂音粒についてさらに述べると、鉛丹を主と
したテルミット剤において、破裂音の発生に伴う閃光を
強くするために、マグナリウムの一部をアルミニウムに
置換することにより目的を達成した。この粒状物は、加
熱により反応が進み、溶融状態の後、大きな閃光火花と
破裂音を発生するが、マグナリウム一部をアルミニウム
に置換したことによりその効果が得られた。
銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニウム等を主剤とする
テルミット剤にバインダーを加えて固めた粒状物にした
閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウムを主たる酸化剤とし
て使用した笛音剤等とからなることを特徴とするここ
で、閃光破裂音粒についてさらに述べると、鉛丹を主と
したテルミット剤において、破裂音の発生に伴う閃光を
強くするために、マグナリウムの一部をアルミニウムに
置換することにより目的を達成した。この粒状物は、加
熱により反応が進み、溶融状態の後、大きな閃光火花と
破裂音を発生するが、マグナリウム一部をアルミニウム
に置換したことによりその効果が得られた。
【０００６】さらに、笛音剤との作用を考慮して該粒状
物が笛音の燃焼速度に合わせて連続的に反応し、効果を
出すように粒径に留意し、該粒状物の径は直径１mmから
３mm程度が好ましい。また、粒状物とするために加える
バインダーは、澱粉系の水性のり剤に比べニトロセルロ
ーズ系の溶剤型のバインダーが安定性が高く、長期性能
維持が可能である。これは、該粒状物と混合する笛音剤
等の性能維持に関しても良い結果となる。
物が笛音の燃焼速度に合わせて連続的に反応し、効果を
出すように粒径に留意し、該粒状物の径は直径１mmから
３mm程度が好ましい。また、粒状物とするために加える
バインダーは、澱粉系の水性のり剤に比べニトロセルロ
ーズ系の溶剤型のバインダーが安定性が高く、長期性能
維持が可能である。これは、該粒状物と混合する笛音剤
等の性能維持に関しても良い結果となる。
【０００７】
【作用】以上の構成による閃光破裂音粒と笛音剤とを混
和させて筒体に圧填することにより、笛音と連続的破裂
音および火の粉と連続的閃光火花のそれぞれが複合され
た効果を併せ持った花火となる。
和させて筒体に圧填することにより、笛音と連続的破裂
音および火の粉と連続的閃光火花のそれぞれが複合され
た効果を併せ持った花火となる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 実施例１ (1) 酸化銅３５重量部、鉛丹２５重量部、マグナリウ
ム３０重量部、アルミニウム１０重量部をよく混和して
テルミット剤とし、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて粒状物とする。これを十分乾燥させて粒度を
そろえて閃光破裂音粒とする。
ム３０重量部、アルミニウム１０重量部をよく混和して
テルミット剤とし、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて粒状物とする。これを十分乾燥させて粒度を
そろえて閃光破裂音粒とする。
【０００９】(2) 過塩素酸カリウム７０重量部、安息
香酸カリウム２０重量部、フタル酸のアルカリ金属塩１
０重量部を混合し、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて顆粒状の笛音剤を得た。 (3) (1)の閃光破裂音粒３０重量部を、(2) の笛音剤１
００重量部に加えてよく混和して目的の観賞用花火和剤
を得た。
香酸カリウム２０重量部、フタル酸のアルカリ金属塩１
０重量部を混合し、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて顆粒状の笛音剤を得た。 (3) (1)の閃光破裂音粒３０重量部を、(2) の笛音剤１
００重量部に加えてよく混和して目的の観賞用花火和剤
を得た。
【００１０】(4) この観賞用花火和剤を内径１５mm、
外径１８mm、長さ７０mmの紙管に、長さ約２／３まで固
く圧填し、これに点火装置を設けて筒状花火を得た。 実施例２ (1) 酸化銅３５重量部、鉛丹２５重量部、マグナリウ
ム３０重量部、アルミニウム１０重量部をよく混和して
テルミット剤とし、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて粒状物とする。これを十分乾燥させて粒度を
そろえて閃光破裂音粒とする。
外径１８mm、長さ７０mmの紙管に、長さ約２／３まで固
く圧填し、これに点火装置を設けて筒状花火を得た。 実施例２ (1) 酸化銅３５重量部、鉛丹２５重量部、マグナリウ
ム３０重量部、アルミニウム１０重量部をよく混和して
テルミット剤とし、ニトロセルローズ系のバインダーを
適量加えて粒状物とする。これを十分乾燥させて粒度を
そろえて閃光破裂音粒とする。
【００１１】(2) 過塩素酸カリウム５６重量部、安息
香酸カリウム２４重量部、チタン等の金属粉２０重量部
を混合し、ニトロセルローズ系のバインダーを適量加え
て顆粒状の笛音を有する花火用和剤を得た。 (3) (1)の閃光破裂音粒３０重量部を、(2) の笛音を有
する花火用和剤１００重量部に加えてよく混和して目的
の観賞用花火和剤を得た。
香酸カリウム２４重量部、チタン等の金属粉２０重量部
を混合し、ニトロセルローズ系のバインダーを適量加え
て顆粒状の笛音を有する花火用和剤を得た。 (3) (1)の閃光破裂音粒３０重量部を、(2) の笛音を有
する花火用和剤１００重量部に加えてよく混和して目的
の観賞用花火和剤を得た。
【００１２】(4) この観賞用花火和剤を内径１５mm、
外径１８mm、長さ７０mmの紙管に、長さ約２／３まで固
く圧填し、これに点火装置を設けて筒状花火を得た。
外径１８mm、長さ７０mmの紙管に、長さ約２／３まで固
く圧填し、これに点火装置を設けて筒状花火を得た。
【００１３】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、閃
光破裂音粒の燃焼効果は笛音剤の効果と相まって、笛音
と連続的な破裂音および火の粉と連続的な大きな閃光と
がそれぞれ複合された音と火花の花火となる効果が得ら
れる。
光破裂音粒の燃焼効果は笛音剤の効果と相まって、笛音
と連続的な破裂音および火の粉と連続的な大きな閃光と
がそれぞれ複合された音と火花の花火となる効果が得ら
れる。
Claims (2)
- 【請求項１】 酸化銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニ
ウム等を主剤とするテルミット剤にバインダーを加えて
固めた粒状物にした閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウ
ム、安息香酸のアルカリ金属塩、フタル酸のアルカリ金
属塩による笛音剤とからなることを特徴とする観賞花火
用和剤。 - 【請求項２】 酸化銅、鉛丹、マグナリウム、アルミニ
ウム等を主剤とするテルミット剤にバインダーを加えて
固めた粒状物にした閃光破裂音粒と、過塩素酸カリウ
ム、安息香酸のアルカリ金属塩、フタル酸のアルカリ金
属塩およびチタン等の金属粉による笛音を有する花火用
和剤とからなることを特徴とする観賞花火用和剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13769894A JPH082990A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 観賞花火用和剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13769894A JPH082990A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 観賞花火用和剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082990A true JPH082990A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15204727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13769894A Pending JPH082990A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 観賞花火用和剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082990A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000023401A1 (fr) * | 1998-10-22 | 2000-04-27 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Composition pyrotechnique et procede de fabrication correspondant |
| JP2009029661A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Japan Carlit Co Ltd:The | テルミット反応組成物 |
| CN103497079A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-08 | 昆山市巴城镇顺拓工程机械配件厂 | 一种安全鞭炮 |
| CN111499483A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-08-07 | 湖南坤普科技有限公司 | 一种微烟、无毒响子配方及其制备工艺 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13769894A patent/JPH082990A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000023401A1 (fr) * | 1998-10-22 | 2000-04-27 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Composition pyrotechnique et procede de fabrication correspondant |
| US6982014B1 (en) | 1998-10-22 | 2006-01-03 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Explosive composition for fireworks and method for manufacturing the same |
| CN1323988C (zh) * | 1998-10-22 | 2007-07-04 | 日本化药株式会社 | 火工品组合物及其制造方法 |
| JP2009029661A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Japan Carlit Co Ltd:The | テルミット反応組成物 |
| CN103497079A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-08 | 昆山市巴城镇顺拓工程机械配件厂 | 一种安全鞭炮 |
| CN111499483A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-08-07 | 湖南坤普科技有限公司 | 一种微烟、无毒响子配方及其制备工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050118 |