JPH08296549A - 往復動プランジャポンプ - Google Patents
往復動プランジャポンプInfo
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- JPH08296549A JPH08296549A JP12710895A JP12710895A JPH08296549A JP H08296549 A JPH08296549 A JP H08296549A JP 12710895 A JP12710895 A JP 12710895A JP 12710895 A JP12710895 A JP 12710895A JP H08296549 A JPH08296549 A JP H08296549A
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- Japan
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- ball screw
- plunger
- screw shafts
- nuts
- reciprocating
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動方式往復動プランジャポンプにおいて、
複数本のボ−ルねじ軸とナットを用いて、構造の簡略化
と使用ボ−ルねじ軸のサイズを小型化したプランジャポ
ンプを提供する。 【構成】 回転運動を直線運動に変換するボ−ルねじ機
構を採用した電動方式往復動プランジャポンプにおい
て、ボ−ルねじ機構部が複数のボ−ルねじ軸とナットを
用いてなり、各ボ−ルねじ軸をそれぞれ平行に配置し、
ボ−ルねじ軸の回転により軸方向に左右直線移動するナ
ットに互いにガイドの役割を行うように連結部材を垂直
に固設して構成され、連結部材上にボ−ルねじ軸と平行
にプランジャを固定し、ナットの動きにあわせてプラン
ジャを左右直線運動させ加圧するものである。
複数本のボ−ルねじ軸とナットを用いて、構造の簡略化
と使用ボ−ルねじ軸のサイズを小型化したプランジャポ
ンプを提供する。 【構成】 回転運動を直線運動に変換するボ−ルねじ機
構を採用した電動方式往復動プランジャポンプにおい
て、ボ−ルねじ機構部が複数のボ−ルねじ軸とナットを
用いてなり、各ボ−ルねじ軸をそれぞれ平行に配置し、
ボ−ルねじ軸の回転により軸方向に左右直線移動するナ
ットに互いにガイドの役割を行うように連結部材を垂直
に固設して構成され、連結部材上にボ−ルねじ軸と平行
にプランジャを固定し、ナットの動きにあわせてプラン
ジャを左右直線運動させ加圧するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポンプ室内でプラン
ジャの直線往復運動をボ−ルねじ機構で行う電動式往復
動プランジャポンプに関するものである。
ジャの直線往復運動をボ−ルねじ機構で行う電動式往復
動プランジャポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】材料切断や圧力容器内の加圧などに高圧
液体を利用する場合、液体加圧源としてパスカルの原理
による液圧ブ−スタ方式の高圧ポンプが広く利用されて
いる。液圧ブ−スタは、入口圧力をプランジャピストン
の受圧面積比に逆比例して増圧し、出口圧力とするもの
であるが、これには大別して1行程毎に断続的に所定液
量の増圧圧力を出口側に送る単動ブ−スタと、一対の単
動ブ−スタにチェック弁や方向切換弁を組み合わせて出
口側に連続した流量を送り出す複動ブ−スタとがある。
液体を利用する場合、液体加圧源としてパスカルの原理
による液圧ブ−スタ方式の高圧ポンプが広く利用されて
いる。液圧ブ−スタは、入口圧力をプランジャピストン
の受圧面積比に逆比例して増圧し、出口圧力とするもの
であるが、これには大別して1行程毎に断続的に所定液
量の増圧圧力を出口側に送る単動ブ−スタと、一対の単
動ブ−スタにチェック弁や方向切換弁を組み合わせて出
口側に連続した流量を送り出す複動ブ−スタとがある。
【0003】プランジャの駆動は一般に油圧方式であ
り、これには、出口から取り出される高圧液体(水な
ど)が駆動圧油によって汚染されるのを防止するために
駆動シリンダ室と増圧室との分離を図った油水分離型の
ものもあるが、例えばジャムや果汁又は酒等の製造にお
いて近年注目を集めている高圧液体による食品の加圧処
理に利用するための液体加圧装置としては、駆動圧油に
よる汚染の恐れが全くない電動方式であって、ボ−ルね
じ機構を備えた直線運動手段によってプランジャを往復
駆動するものが最近用いられ始めている。
り、これには、出口から取り出される高圧液体(水な
ど)が駆動圧油によって汚染されるのを防止するために
駆動シリンダ室と増圧室との分離を図った油水分離型の
ものもあるが、例えばジャムや果汁又は酒等の製造にお
いて近年注目を集めている高圧液体による食品の加圧処
理に利用するための液体加圧装置としては、駆動圧油に
よる汚染の恐れが全くない電動方式であって、ボ−ルね
じ機構を備えた直線運動手段によってプランジャを往復
駆動するものが最近用いられ始めている。
【0004】例えば実開平1−76570号公報には、
電動方式の複動ブ−スタによる液体加圧装置として、材
料切断等に使用する高圧ウォ−タ−ジェットを発生させ
る往復動増圧機が示されている。この往復動増圧機で
は、給液用の回転式ポンプから吐出される液体を一対の
往復動プランジャ加圧室に夫々チェック弁を介して導入
し、同軸上に連結された一対のプランジャをボ−ルねじ
機構及び可逆サ−ボモ−タによって一体的に往復運動さ
せることにより各加圧室内でプランジャによる交互の加
圧動作を行わせ、各加圧室から交互に吐出される高圧液
を夫々別のチェック弁を介して噴射ノズルに送り、噴射
ノズルからほぼ連続的な高圧液体の噴射を得るようにな
っている。
電動方式の複動ブ−スタによる液体加圧装置として、材
料切断等に使用する高圧ウォ−タ−ジェットを発生させ
る往復動増圧機が示されている。この往復動増圧機で
は、給液用の回転式ポンプから吐出される液体を一対の
往復動プランジャ加圧室に夫々チェック弁を介して導入
し、同軸上に連結された一対のプランジャをボ−ルねじ
機構及び可逆サ−ボモ−タによって一体的に往復運動さ
せることにより各加圧室内でプランジャによる交互の加
圧動作を行わせ、各加圧室から交互に吐出される高圧液
を夫々別のチェック弁を介して噴射ノズルに送り、噴射
ノズルからほぼ連続的な高圧液体の噴射を得るようにな
っている。
【0005】ところで、食品の加圧処理を用途の視野に
入れると、加圧処理に際して衛生面の確保が求められる
ことから、駆動圧油がプランジャ駆動軸のシ−ル面を介
して加圧室内に混入したり、装置のメンテナンスに際し
て周辺を作動油で汚したりするおそれのある油圧駆動方
式よりも、これらのおそれのない電動方式のブ−スタの
ほうが適していることは述べるまでもない。
入れると、加圧処理に際して衛生面の確保が求められる
ことから、駆動圧油がプランジャ駆動軸のシ−ル面を介
して加圧室内に混入したり、装置のメンテナンスに際し
て周辺を作動油で汚したりするおそれのある油圧駆動方
式よりも、これらのおそれのない電動方式のブ−スタの
ほうが適していることは述べるまでもない。
【0006】しかしながら従来の電動方式のブ−スタポ
ンプでは、1)プランジャの加圧室への給液ポンプが別
に必要、2)負荷圧が設定値近傍に達してもプランジャ
のストロ−ク長さが変わらない等の構造面及び作業効率
面の問題があり、本出願人においてこれらの問題点を解
決するため、構造が簡略化されまた昇圧時間の短縮化を
可能とした二段階方式の液体加圧装置を特願平06−1
37852にて既に出願した。
ンプでは、1)プランジャの加圧室への給液ポンプが別
に必要、2)負荷圧が設定値近傍に達してもプランジャ
のストロ−ク長さが変わらない等の構造面及び作業効率
面の問題があり、本出願人においてこれらの問題点を解
決するため、構造が簡略化されまた昇圧時間の短縮化を
可能とした二段階方式の液体加圧装置を特願平06−1
37852にて既に出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動方式のブ−
スタポンプの場合、プランジャの軸線上にボ−ルねじ機
構の駆動軸を1本のみ配置した構造でありプランジャを
一体的に往復動させるために、歯車またはタイミングベ
ルトとプ−リによる回転伝達手段でモ−タの回転軸と連
結して、ナットまたはボ−ルねじ軸を回転させて、ボ−
ルねじ軸またはナットを直線移動させるが、ねじ部とナ
ットが共回りをしないようなガイド機構(直線案内)が
必要となり、構造が複雑になりコストもかかるという問
題点があった。
スタポンプの場合、プランジャの軸線上にボ−ルねじ機
構の駆動軸を1本のみ配置した構造でありプランジャを
一体的に往復動させるために、歯車またはタイミングベ
ルトとプ−リによる回転伝達手段でモ−タの回転軸と連
結して、ナットまたはボ−ルねじ軸を回転させて、ボ−
ルねじ軸またはナットを直線移動させるが、ねじ部とナ
ットが共回りをしないようなガイド機構(直線案内)が
必要となり、構造が複雑になりコストもかかるという問
題点があった。
【0008】さらに、ポンプの高圧化あるいはポンプ駆
動動力をより大きくする場合には、1本のボ−ルねじ部
の外径を大きくする必要があるが、移動部のボ−ルねじ
軸径を大きくすれば当然重量が重くなり、重量増加の割
に耐荷重が大きくならないため効率の低下をまねくとい
う問題点もあった。
動動力をより大きくする場合には、1本のボ−ルねじ部
の外径を大きくする必要があるが、移動部のボ−ルねじ
軸径を大きくすれば当然重量が重くなり、重量増加の割
に耐荷重が大きくならないため効率の低下をまねくとい
う問題点もあった。
【0009】本発明はこのように従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、ボ−ルねじ軸の回転によ
りナットが共回りせず、また大きくて重い駆動軸を使用
せずに昇圧できる比較的に簡単な構造の電動方式往復動
プランジャポンプを提供することを目的とするものであ
る。
るためになされたものであり、ボ−ルねじ軸の回転によ
りナットが共回りせず、また大きくて重い駆動軸を使用
せずに昇圧できる比較的に簡単な構造の電動方式往復動
プランジャポンプを提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴による往復
動プランジャポンプ(第1発明)は、前述の課題を達成
するために、シリンダと該シリンダ内を往復動するプラ
ンジャとで加圧室を形成し、前記プランジャを往復動さ
せるために回転駆動手段から回転伝達手段を介して伝達
された回転運動を直線運動に変換するボ−ルねじ機構に
よる直線運動手段を備えた往復動プランジャポンプにお
いて、前記直線運動手段がボ−ルねじ軸線を互いに平行
に配置した複数のボ−ルねじ軸と、ボ−ルを介して前記
ボ−ルねじ軸にそれぞれ螺合した複数のナットと、前記
ボ−ルねじ軸の軸線に対して垂直に配置しそれぞれの前
記ナットを軸方向に同様な直線運動を行わせるように固
設した連結部材とからなり、前記連結部材にプランジャ
軸線が前記ボ−ルねじ軸線と並行になるように一体的に
固定したプランジャを備えたことを特徴とするものであ
る。
動プランジャポンプ(第1発明)は、前述の課題を達成
するために、シリンダと該シリンダ内を往復動するプラ
ンジャとで加圧室を形成し、前記プランジャを往復動さ
せるために回転駆動手段から回転伝達手段を介して伝達
された回転運動を直線運動に変換するボ−ルねじ機構に
よる直線運動手段を備えた往復動プランジャポンプにお
いて、前記直線運動手段がボ−ルねじ軸線を互いに平行
に配置した複数のボ−ルねじ軸と、ボ−ルを介して前記
ボ−ルねじ軸にそれぞれ螺合した複数のナットと、前記
ボ−ルねじ軸の軸線に対して垂直に配置しそれぞれの前
記ナットを軸方向に同様な直線運動を行わせるように固
設した連結部材とからなり、前記連結部材にプランジャ
軸線が前記ボ−ルねじ軸線と並行になるように一体的に
固定したプランジャを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明の別の特徴による往復動プランジャ
ポンプでは、第1発明において、前記複数のボ−ルねじ
軸が、各ボ−ルねじ軸芯を幾何学的に仮想した一つの同
円周上に等間隔になるように配置して構成されることを
特徴とするものである。
ポンプでは、第1発明において、前記複数のボ−ルねじ
軸が、各ボ−ルねじ軸芯を幾何学的に仮想した一つの同
円周上に等間隔になるように配置して構成されることを
特徴とするものである。
【0012】本発明のさらに別の特徴による往復動プラ
ンジャポンプでは、第1発明において前記連結部材上に
一体的に固定するプランジャが、ボ−ルねじ軸芯を等間
隔に配置して1つの同円周を構成する仮想の円の中心点
位置と前記プランジャ軸線とを一致させた位置に固定さ
れて構成されることを特徴とするものである。
ンジャポンプでは、第1発明において前記連結部材上に
一体的に固定するプランジャが、ボ−ルねじ軸芯を等間
隔に配置して1つの同円周を構成する仮想の円の中心点
位置と前記プランジャ軸線とを一致させた位置に固定さ
れて構成されることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明によるボ−ルねじ機構の直線運動手段で
あれば、2本以上の複数本の同仕様のボ−ルねじ軸にボ
−ル又はロ−ラを介してそれぞれ螺合された2個以上の
複数の同仕様のナットを1個の連結プレ−トにより互い
に接続し固定させたため、ボ−ルねじ軸が互いにガイド
の役割をはたし、電動モ−タや可逆サ−ボモ−タ等の駆
動機の回転により回転伝達手段を通してボ−ルねじ軸を
回転させるだけでナットは共回りをせずボ−ルねじ軸方
向で直線運動を行い、また駆動機の回転を逆転させれ
ば、逆の軸方向へ直線運動を行う往復動作動が可能とな
った。
あれば、2本以上の複数本の同仕様のボ−ルねじ軸にボ
−ル又はロ−ラを介してそれぞれ螺合された2個以上の
複数の同仕様のナットを1個の連結プレ−トにより互い
に接続し固定させたため、ボ−ルねじ軸が互いにガイド
の役割をはたし、電動モ−タや可逆サ−ボモ−タ等の駆
動機の回転により回転伝達手段を通してボ−ルねじ軸を
回転させるだけでナットは共回りをせずボ−ルねじ軸方
向で直線運動を行い、また駆動機の回転を逆転させれ
ば、逆の軸方向へ直線運動を行う往復動作動が可能とな
った。
【0014】このようにすることによって、直線案内用
ガイド機構を別に設置した複雑な構造にする必要が無
く、さらに複数本のボ−ルねじ軸を使用しているため荷
重を分散でき、1本あたりに荷重を小さくすることが可
能になった。
ガイド機構を別に設置した複雑な構造にする必要が無
く、さらに複数本のボ−ルねじ軸を使用しているため荷
重を分散でき、1本あたりに荷重を小さくすることが可
能になった。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例としてボ−ルねじ機構に2
本のボ−ルねじ軸を採用した電動式往復動プランジャポ
ンプの構成を図1に示す。この実施例に係る往復動プラ
ンジャポンプでは、プランジャ1本の単動式ポンプの例
を示しているが、図1に示した連結プレ−トに接続した
プランジャの連結プレ−トをはさんだ対称位置に軸線を
一致させたプランジャを一体的に接続した復動式ポンプ
にも適用できることは述べるまでもない。
本のボ−ルねじ軸を採用した電動式往復動プランジャポ
ンプの構成を図1に示す。この実施例に係る往復動プラ
ンジャポンプでは、プランジャ1本の単動式ポンプの例
を示しているが、図1に示した連結プレ−トに接続した
プランジャの連結プレ−トをはさんだ対称位置に軸線を
一致させたプランジャを一体的に接続した復動式ポンプ
にも適用できることは述べるまでもない。
【0016】図1において、ねじ径及びピッチ等すべて
の仕様が同じである2本のボ−ルねじ軸3Aと3Bをそ
れぞれの両端部に軸受を介して往復動プランジャポンプ
のボ−ルねじ機構部2のハウジング4に回転自在に平行
に係止し、一端部に減速器5Aと5Bを介してそれぞれ
同仕様のプ−リ6Aと6Bを接続する。図示しない可逆
電動モ−タ等の回転駆動軸に接続されたプ−リ7の回転
をボ−ルねじ軸側のプ−リ6Aと6Bに伝達可能とする
ためタイミングベルト8を使用し、図2に示したように
すべてのプ−リを連結させる。なお、回転伝達手段とし
ては、プ−リとタイミングベルトでの連結のかわりにそ
れぞれの軸に互いの歯がかみあい確実に回転を伝達でき
る歯車でも代用が可能である。
の仕様が同じである2本のボ−ルねじ軸3Aと3Bをそ
れぞれの両端部に軸受を介して往復動プランジャポンプ
のボ−ルねじ機構部2のハウジング4に回転自在に平行
に係止し、一端部に減速器5Aと5Bを介してそれぞれ
同仕様のプ−リ6Aと6Bを接続する。図示しない可逆
電動モ−タ等の回転駆動軸に接続されたプ−リ7の回転
をボ−ルねじ軸側のプ−リ6Aと6Bに伝達可能とする
ためタイミングベルト8を使用し、図2に示したように
すべてのプ−リを連結させる。なお、回転伝達手段とし
ては、プ−リとタイミングベルトでの連結のかわりにそ
れぞれの軸に互いの歯がかみあい確実に回転を伝達でき
る歯車でも代用が可能である。
【0017】一方、各ボ−ルねじ軸にボ−ルを介して螺
合された互いに同仕様であるそれぞれのナット9Aと9
Bに前記ボ−ルねじ軸線と一致した前記ナットの軸線に
対して垂直になるように一体的に連結プレ−ト10を接
続し固定させ、複数の前記ナット9Aと9Bを軸方向の
直線作動が常に一致するように連結する。さらに、連結
プレ−ト10上において、2本のボ−ルねじ軸線を互い
に結ぶ垂直線上の中心位置をプランジャ11の軸線位置
と一致させ単動式ポンプの場合は連結プレ−ト10の片
側に、また復動式ポンプの場合は連結プレ−ト10の両
側にそれぞれプランジャ11を接続し一体的に固定す
る。つまり、ナット9Aと9Bの動作方向及び動作量と
連動してまったく同様な動作をプランジャ11が行うよ
うな構成である。
合された互いに同仕様であるそれぞれのナット9Aと9
Bに前記ボ−ルねじ軸線と一致した前記ナットの軸線に
対して垂直になるように一体的に連結プレ−ト10を接
続し固定させ、複数の前記ナット9Aと9Bを軸方向の
直線作動が常に一致するように連結する。さらに、連結
プレ−ト10上において、2本のボ−ルねじ軸線を互い
に結ぶ垂直線上の中心位置をプランジャ11の軸線位置
と一致させ単動式ポンプの場合は連結プレ−ト10の片
側に、また復動式ポンプの場合は連結プレ−ト10の両
側にそれぞれプランジャ11を接続し一体的に固定す
る。つまり、ナット9Aと9Bの動作方向及び動作量と
連動してまったく同様な動作をプランジャ11が行うよ
うな構成である。
【0018】なお、前記本実施例のボ−ルねじ軸3Aと
3Bの配置及び連結プレ−ト10上のプランジャ11の
位置については、ボ−ルねじ軸が2本の場合での構成で
あるが、ボ−ルねじ軸が3本以上の複数本の場合には、
図3に示したようにそれぞれのボ−ルねじ軸芯306を
幾何学的に仮想された一つの同円周301上に等間隔で
ボ−ルねじ軸線が互いに平行となるように配置し、それ
ぞれのナット302をボ−ルを介してボ−ルねじ軸30
3に螺合し、前記2本のボ−ルねじ軸の場合と同様に連
結プレ−ト304にナット302を固定する。さらに、
等間隔に配置したボ−ルねじ軸303の軸芯306を通
る前記円周301を幾何学上構成する仮想の円の中心点
位置305をプランジャ307の軸線位置とを一致させ
る構成となる。
3Bの配置及び連結プレ−ト10上のプランジャ11の
位置については、ボ−ルねじ軸が2本の場合での構成で
あるが、ボ−ルねじ軸が3本以上の複数本の場合には、
図3に示したようにそれぞれのボ−ルねじ軸芯306を
幾何学的に仮想された一つの同円周301上に等間隔で
ボ−ルねじ軸線が互いに平行となるように配置し、それ
ぞれのナット302をボ−ルを介してボ−ルねじ軸30
3に螺合し、前記2本のボ−ルねじ軸の場合と同様に連
結プレ−ト304にナット302を固定する。さらに、
等間隔に配置したボ−ルねじ軸303の軸芯306を通
る前記円周301を幾何学上構成する仮想の円の中心点
位置305をプランジャ307の軸線位置とを一致させ
る構成となる。
【0019】このように構成されたプランジャがシリン
ダ内で左右往復動することにより、吸入行程と吐出行程
をくり返す通常の往復動プランジャポンプとして稼働可
能となる。図1に示す実施例に基づき本発明の往復動プ
ランジャポンプを使用した液体加圧装置の作動につき以
下に説明する。
ダ内で左右往復動することにより、吸入行程と吐出行程
をくり返す通常の往復動プランジャポンプとして稼働可
能となる。図1に示す実施例に基づき本発明の往復動プ
ランジャポンプを使用した液体加圧装置の作動につき以
下に説明する。
【0020】加圧される液体(多くの場合水であるが)
はリザ−バ22に貯えられており、リザ−バ22内には
入口としてのフィルタ付き吸引口23が液中に開口して
いる。吸引口23と加圧室1との間を接続する供給流路
24には第1のチェック弁25が設けられ、このチェッ
ク弁25はプランジャポンプの吸入行程においては吸引
口23から吸引される液体を加圧室1に導入するように
供給流路24を開くと共に、プランジャポンプの吐出行
程ではその吐出圧によって供給流路24を閉鎖すること
により加圧室1からの吐出液体がリザ−バ22に逆流す
るのを阻止する。
はリザ−バ22に貯えられており、リザ−バ22内には
入口としてのフィルタ付き吸引口23が液中に開口して
いる。吸引口23と加圧室1との間を接続する供給流路
24には第1のチェック弁25が設けられ、このチェッ
ク弁25はプランジャポンプの吸入行程においては吸引
口23から吸引される液体を加圧室1に導入するように
供給流路24を開くと共に、プランジャポンプの吐出行
程ではその吐出圧によって供給流路24を閉鎖すること
により加圧室1からの吐出液体がリザ−バ22に逆流す
るのを阻止する。
【0021】また、プランジャポンプの加圧室1から吐
出される高圧液体を出口から負荷(噴射ノズル31や圧
力容器32)へ導くための吐出流路27には加圧室1か
らの加圧液体による押込みで開かれる第2のチェック弁
26が設けられ、このチェック弁26は負荷からの逆流
を阻止する。
出される高圧液体を出口から負荷(噴射ノズル31や圧
力容器32)へ導くための吐出流路27には加圧室1か
らの加圧液体による押込みで開かれる第2のチェック弁
26が設けられ、このチェック弁26は負荷からの逆流
を阻止する。
【0022】回転駆動手段としての図示しない電動モ−
タ、好ましくは、よりきめの細かい圧力制御を可能とす
るため可逆サ−ボモ−タの正逆回転によりモ−タ軸に取
り付けたモ−タ側プ−リ7が正逆回転すると、タイミン
グベルト8で互いに連結された2個のボ−ルねじ軸側プ
−リ6Aと6Bも同方向に回転する。それぞれのボ−ル
ねじ軸側プ−リ6Aと6Bから入力した回転力は減速器
5Aと5Bで増幅され、それぞれのボ−ルねじ軸3Aと
3Bを同回転数で同方向に回転させる。ボ−ルねじ軸3
Aと3Bとナット9Aと9Bはボ−ルを介して螺合され
ており、同仕様であるボ−ルねじ機構によりそれぞれの
ナット9Aと9Bはボ−ルねじ軸3Aと3B上で同方向
・同速度・同ストロ−クの直線運動を行う。なお、ナッ
ト9Aと9Bは連結プレ−ト10により固定されている
ため2本のボ−ルねじ軸が互いにガイド機構の作用を働
かせながら作動している。
タ、好ましくは、よりきめの細かい圧力制御を可能とす
るため可逆サ−ボモ−タの正逆回転によりモ−タ軸に取
り付けたモ−タ側プ−リ7が正逆回転すると、タイミン
グベルト8で互いに連結された2個のボ−ルねじ軸側プ
−リ6Aと6Bも同方向に回転する。それぞれのボ−ル
ねじ軸側プ−リ6Aと6Bから入力した回転力は減速器
5Aと5Bで増幅され、それぞれのボ−ルねじ軸3Aと
3Bを同回転数で同方向に回転させる。ボ−ルねじ軸3
Aと3Bとナット9Aと9Bはボ−ルを介して螺合され
ており、同仕様であるボ−ルねじ機構によりそれぞれの
ナット9Aと9Bはボ−ルねじ軸3Aと3B上で同方向
・同速度・同ストロ−クの直線運動を行う。なお、ナッ
ト9Aと9Bは連結プレ−ト10により固定されている
ため2本のボ−ルねじ軸が互いにガイド機構の作用を働
かせながら作動している。
【0023】また、プランジャ11は連結プレ−ト10
を介してナット9Aと9Bに連結されているため、ナッ
ト9Aと9Bの動作と連動して同方向に同速度で同スト
ロ−クの直線移動をすることになる。つまり、サ−ボモ
−タを図示しない制御装置によって予め設定された反転
周期及び回転速度で周期的に反転するように回転させる
とこの反転回転運動は、ボ−ルねじ軸3Aと3B及びナ
ット9Aと9Bによって直線往復運動に変換され、ナッ
ト9Aと9Bと連動するプランジャ11もサ−ボモ−タ
の設定周期及び速度に従って往復運動する。
を介してナット9Aと9Bに連結されているため、ナッ
ト9Aと9Bの動作と連動して同方向に同速度で同スト
ロ−クの直線移動をすることになる。つまり、サ−ボモ
−タを図示しない制御装置によって予め設定された反転
周期及び回転速度で周期的に反転するように回転させる
とこの反転回転運動は、ボ−ルねじ軸3Aと3B及びナ
ット9Aと9Bによって直線往復運動に変換され、ナッ
ト9Aと9Bと連動するプランジャ11もサ−ボモ−タ
の設定周期及び速度に従って往復運動する。
【0024】このプランジャ11の往復運動によって、
プランジャポンプでは吸入行程と吐出行程をくり返すこ
とになる。すなわち、プランジャ11は図示の矢印A方
向に移動することにより加圧室1にリザ−バ22からチ
ェック弁25を通して液体を吸入する吸入行程となり、
前記プランジャ11が図示の矢印B方向に移動すること
により、前記吸入行程により加圧室1に吸入した液体を
加圧してチェック弁26を通して吐出流路27を介して
負荷側(噴射ノズル31または圧力容器32)へ高圧流
体が吐出される。
プランジャポンプでは吸入行程と吐出行程をくり返すこ
とになる。すなわち、プランジャ11は図示の矢印A方
向に移動することにより加圧室1にリザ−バ22からチ
ェック弁25を通して液体を吸入する吸入行程となり、
前記プランジャ11が図示の矢印B方向に移動すること
により、前記吸入行程により加圧室1に吸入した液体を
加圧してチェック弁26を通して吐出流路27を介して
負荷側(噴射ノズル31または圧力容器32)へ高圧流
体が吐出される。
【0025】なお、復動式ポンプの場合は、左右のプラ
ンジャが連結プレ−トに一体的にそれぞれのプランジャ
軸線を一致させて接続され、互いに等しいストロ−ク長
さで可逆的に連動しているため左の加圧室で吸引行程に
なる時には右の加圧室で吐出行程になり、図示しない供
給流路及び吐出流路さらに第3及び第4チェック弁の追
加により連続的に負荷への高圧流体の吐出が可能とな
る。
ンジャが連結プレ−トに一体的にそれぞれのプランジャ
軸線を一致させて接続され、互いに等しいストロ−ク長
さで可逆的に連動しているため左の加圧室で吸引行程に
なる時には右の加圧室で吐出行程になり、図示しない供
給流路及び吐出流路さらに第3及び第4チェック弁の追
加により連続的に負荷への高圧流体の吐出が可能とな
る。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば往
復動プランジャポンプが往復直線運動を作動中に複数本
のボ−ルねじ軸が互いにガイドの役割をするため、従来
のボ−ルねじ軸機構を採用する場合に必要であったまわ
り止め機構が不要となり、構造が簡単になりさらに複数
本のボ−ルねじ軸に荷重が分散でき、1本あたりの耐荷
重を小さくできたため小さなねじ径のボ−ルねじ軸が採
用でき重量の増加をおさえ寿命を伸ばすことが可能とな
り、コストダウンも達成されるという効果を得ることが
できた。
復動プランジャポンプが往復直線運動を作動中に複数本
のボ−ルねじ軸が互いにガイドの役割をするため、従来
のボ−ルねじ軸機構を採用する場合に必要であったまわ
り止め機構が不要となり、構造が簡単になりさらに複数
本のボ−ルねじ軸に荷重が分散でき、1本あたりの耐荷
重を小さくできたため小さなねじ径のボ−ルねじ軸が採
用でき重量の増加をおさえ寿命を伸ばすことが可能とな
り、コストダウンも達成されるという効果を得ることが
できた。
【図1】本発明の一実施例に係わる液体加圧装置の構成
を示す模式説明図である。
を示す模式説明図である。
【図2】図1のC−C’矢印断面模式説明図である。
【図3】本発明の別の実施例である3本のボ−ルねじ軸
を使用した場合の連結部材面上のボ−ルねじ軸の配置と
プランジャ位置を示す模式図である。
を使用した場合の連結部材面上のボ−ルねじ軸の配置と
プランジャ位置を示す模式図である。
【図4】従来例を示す模式図である。
1 加圧室 2 ボ−ルねじ機構部 3A、3B ボ−ルねじ軸 4 ハウジング 10、11 連結プレ−ト 12 ボ−ルねじ軸線 9A、9B ナット 301 各ボ−ルねじ軸芯を通る仮想の円周 302 ナット 303 ボ−ルねじ軸 304、307 連結プレ−ト 305 仮想の円周を構成する円の中心点 306 ボ−ルねじ軸線 403 ボ−ルねじ軸 404 ハウジング 405、406 プランジャ 413 ボ−ルねじ軸 414 ハウジング 415、416 プランジャ
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】従来例を示す模式図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦沢 正 富山県魚津市本江2410番地 株式会社スギ ノマシン内
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダと該シリンダ内を往復動するプ
ランジャとで加圧室を形成し、前記プランジャを往復動
させるために回転駆動手段から回転伝達手段を介して伝
達された回転運動を直線運動に変換するボ−ルねじ機構
による直線運動手段を備えた往復動プランジャポンプに
おいて、前記直線運動手段がボ−ルねじ軸線を互いに平
行に配置した複数のボ−ルねじ軸と、ボ−ルを介して前
記ボ−ルねじ軸にそれぞれ螺合した複数のナットと、前
記ボ−ルねじ軸の軸線に対して垂直に配置しそれぞれの
前記ナットを軸方向に同様な直線運動を行わせるように
固設した連結部材とからなり、前記連結部材にプランジ
ャ軸線が前記ボ−ルねじ軸線と平行になるように一体的
に固定したプランジャを備えたことを特徴とする往復動
プランジャポンプ。 - 【請求項2】 前記複数のボ−ルねじ軸が、各ボ−ルね
じ軸芯を幾何学的に仮想した一つの同円周上に等間隔に
なるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の
往復動プランジャポンプ。 - 【請求項3】 前記連結部材上に一体的に固定したプラ
ンジャが、ボ−ルねじ軸芯を等間隔に配置し幾何学的に
仮想した一つの同円周を構成する円の中心点位置と前記
プランジャの軸線とを一致させた位置に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の往復動プランジャポ
ンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12710895A JPH08296549A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 往復動プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12710895A JPH08296549A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 往復動プランジャポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296549A true JPH08296549A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14951808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12710895A Pending JPH08296549A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 往復動プランジャポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296549A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024008133A1 (zh) * | 2022-07-06 | 2024-01-11 | 浙江千机智能科技有限公司 | 用泵设备 |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP12710895A patent/JPH08296549A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024008133A1 (zh) * | 2022-07-06 | 2024-01-11 | 浙江千机智能科技有限公司 | 用泵设备 |
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