JPH0829293A - 偏波モード分散測定装置および偏波モード分散測定方法 - Google Patents

偏波モード分散測定装置および偏波モード分散測定方法

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JPH0829293A
JPH0829293A JP16120894A JP16120894A JPH0829293A JP H0829293 A JPH0829293 A JP H0829293A JP 16120894 A JP16120894 A JP 16120894A JP 16120894 A JP16120894 A JP 16120894A JP H0829293 A JPH0829293 A JP H0829293A
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JP
Japan
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light
light source
polarization mode
mode dispersion
optical fiber
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Application number
JP16120894A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Suetsugu
義行 末次
Narutoshi Katou
考利 加藤
Masayuki Nishimura
正幸 西村
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際に使用される状態で発生するのと同等の
偏光モード分散の値を安定して測定することのできる偏
波モード分散測定装置を提供する。 【構成】 白色光源2から出射されるほぼ無偏光の光
は、分光器3で特定のスペクトル成分を取り出された
後、被測定光ファイバ1に入射される。被測定光ファイ
バ1に入射される光が無偏光であるから、被測定光ファ
イバ1が真円でない場合でも、偏波面を考慮することな
く入射すればよい。被測定光ファイバ1から出射される
光は、検光子4によってある偏波面の光のみを光パワー
メータ5によって受光し、その強度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シングルモード(S
M)光ファイバの偏波モード分散測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の偏波モード分散(PMD)測定装
置としては、例えば、C.D.Poole,”“Mea
surement of polarization−
mode dispersion in single
−mode fibers with randon
mode coupling”,OPTICS LET
TERS,Vol.14,No.20,pp523−5
25(1989)に示されているものがある。図10
は、従来の偏波モード分散測定装置の一例を示す構成図
である。図中、1は被測定光ファイバ、2は白色光源、
3は分光器、4は検光子、5は光パワーメータ、11は
偏光子である。被測定光ファイバ1は、シングルモード
の光ファイバである。被測定光ファイバ1の入射端に
は、タングステンランプの白色光源2、分光器3および
偏光子11からなる光源が配置され、また、被測定光フ
ァイバ1の出射端には、検光子4と、受光部として光パ
ワーメータ5が配置されている。
【0003】図10に示した従来の偏波モード分散測定
装置で被測定光ファイバ1のPMDを測定する方法につ
いて説明する。従来は、白色光源2から出射した光か
ら、分光器3で特定の光の波長を取り出し、偏光子11
で直線偏波にした後、被測定光ファイバ1に入射する。
被測定光ファイバ1からの出射光を検光子4に通した
後、光パワーメータ5で受光パワーを測定する。そし
て、分光器3で波長を掃引し、そのときの、光パワーの
測定結果から、光パワーレベル変動の波長依存性を測定
していた。
【0004】図11は、光パワーレベル変動の波長依存
性の1例を示すグラフである。複屈折が存在する被測定
光ファイバ1の受光パワーレベルは、そのPMDの大き
さに対応した周期で変動することが知られており、PM
Dは、この変動周期から(1)式により求めている。 PMD=(N/c)・λ1・λ2/(λ2−λ1) (1) ここで、λ1〜λ2(ただしλ1<λ2)は掃引した波
長範囲、Nは光パワー変動のピーク数、cは光速であ
る。
【0005】また、従来のPMD測定装置の別の例とし
て、Scott Grindstaff,Joseph
Hill,Omid Daneshvar,“EXT
RINSIC STRESS EFFECTS ON
POLARIZATIONMODE DISPERSI
ON IN OPTICAL FIBER CABLE
S”,International Wire & C
able Symposium Proceeding
s 1993,pp.647−654に示されている装
置がある。図12は、従来の偏波モード分散測定装置の
別の例を示す構成図である。図中、6はLED、7は光
スペクトラムアナライザである。被測定光ファイバ1の
入射端には、スペクトル幅が広いLED6および偏光子
11からなる光源部を配置し、出射端には検光子4と、
受光部として光スペクトラムアナライザ7を配置してい
る。
【0006】図12に示した従来のPMD測定装置によ
る被測定光ファイバ1のPMDの測定方法を説明する。
LED6から出射した光を偏光子11で直線偏波にした
後、被測定光ファイバ1に入射する。そして、被測定光
ファイバ1からの出射光を検光子4に通した後、光スペ
クトラムアナライザ7で受光パワーの波長依存性を測定
する。PMDは、図10に示した例と同様に、上述の
(1)式により求めることができる。
【0007】しかしながら、PMDは、光ファイバの構
造が真円からずれた場合、ファイバ断面内のx軸方向、
y軸方向に直交する2つの偏波モードが異なる群伝搬速
度で進むために生じる群遅延時間の分散となる。したが
って、上述のような従来の測定法により、こうした複屈
折を有する光ファイバのPMDを測定すると、偏光子1
1で直線偏波にされた光が、x軸方向、およびy軸方向
それぞれに対し、どのような角度で入射するかによって
測定結果が大きく変わってしまうという問題がある。例
えば、偏光子11で直線偏波にした光の偏波面が被測定
光ファイバ1のx軸方向もしくはy軸方向に合致して入
射した場合にはPMDはほとんど発生せず、また、偏光
子11で直線偏波にした光の偏波面が被測定ファイバ1
のx軸方向、およびy軸方向それぞれに対して45゜で
入射した場合には測定されるPMDは本来この被測定光
ファイバ1が持つ最大値となる。
【0008】また、実際に使用されている光ファイバを
考えると、光ファイバ中の光の偏波状態はランダムであ
る。そのため、上述のような従来の測定方法を用い、直
線偏光を入射して求めていたPMDは、どの値も、実際
の使用状態で発生するPMDとは必ずしも対応しないと
いう問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、実際に使用される状態で発
生するのと同等のPMDを、安定して測定することので
きる偏波モード分散測定装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定光ファ
イバの偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定装
置において、無偏光状態に近い光を前記被測定光ファイ
バの一端から入射させる光源部と、前記被測定光ファイ
バの他端からの出射光から特定の偏光成分を取り出す検
光子と、前記検光子を介して取り出された光を受光する
受光部を有することを特徴とするものである。
【0011】光源部から出射される光としては、消光比
が3dB以下の無偏光状態に近い光を用いることができ
る。光源部と受光部の組合せとしては、白色光源と分光
器により構成される光源部と光パワーメータ、LED光
源と光スペクトラムアナライザ、LED光源及びデポラ
ライザと光スペクトラムアナライザ、スーパールミネッ
セントダイオード光源と光スペクトラムアナライザ、ス
ーパールミネッセントダイオード光源及びデポラライザ
と光スペクトラムアナライザ、端面発光ダイオード光源
と光スペクトラムアナライザ、端面発光ダイオード光源
及びデポラライザと光スペクトラムアナライザ等を用い
ることができる。
【0012】また、被測定光ファイバの偏波モード分散
を測定する偏波モード分散測定方法において、無偏光状
態に近い光を用いて前記被測定光ファイバの一端から入
射させ、前記被測定光ファイバの他端からの出射光から
特定の偏光成分を取り出し、受光部で受光することを特
徴とするものである。
【0013】被測定光ファイバに入射する無偏光状態に
近い光としては、消光比が3dB以下の光を用いること
ができる。無偏光状態に近い光を得るための光源と、被
測定光ファイバから出射され検光子を介して得られる光
を受光する受光部との組合せとしては、白色光源と分光
器による光源と光パワーメータ、LED光源と光スペク
トラムアナライザ、LED光源及びデポラライザによる
光源と光スペクトラムアナライザ、スーパールミネッセ
ントダイオード光源と光スペクトラムアナライザ、スー
パールミネッセントダイオード光源及びデポラライザに
よる光源と光スペクトラムアナライザ、端面発光ダイオ
ード光源と光スペクトラムアナライザ、端面発光ダイオ
ード光源及びデポラライザによる光源と光スペクトラム
アナライザ等を用いることができる。
【0014】
【作用】本発明の偏波モード分散測定装置では、無偏光
状態に近い光を偏光子を介さずに、直接、被測定光ファ
イバに入射して測定することを特徴としている。したが
って、被測定光ファイバの構造が真円でない場合に方向
性に関係なく測定を行なうことができ、従来の測定法に
おいて問題であった、偏光子で直線偏波にした光が、被
測定光ファイバのx軸方向、およびy軸方向それぞれに
対し、どのような角度で入射するかによって測定するP
MDが大きく変わってしまうという問題は解決される。
さらに、実際に使用するときには光ファイバ中の光の偏
波状態はランダムであることから、本発明による測定結
果は実際に使用される条件のもとでのPMDを測定する
ことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の偏波モード分散測定装置の
第1の実施例を示す構成図である。図中、図10と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。この第1
の実施例では、図10に示した従来の測定装置で用いて
いた偏光子を用いず、分光器からの光を、直接、被測定
光ファイバ1に入射している。
【0016】白色光源2から出射される光は、ほぼ無偏
光であり、ある波長域でフラットなスペクトル特性を有
している。白色光源としては、例えば、タングステンラ
ンプを用いることができる。分光器3は、白色光源2か
ら出射される光の中から、特定のスペクトル成分を取り
出す。分光器3としては、半値幅が1nmのものを用い
ることができる。この分光器3を通して得られた光は、
ほぼ無偏光のままである。例えば、消光比を1.0dB
程度とすることができる。この無偏光光を、被測定光フ
ァイバ1に入射する。被測定光ファイバ1に入射される
光が無偏光であるから、被測定光ファイバ1が真円でな
い場合でも、偏波面を考慮することなく入射すればよ
い。被測定光ファイバ1から出射される光は、検光子4
によってある偏波面の光のみを光パワーメータ5によっ
て受光し、その強度を測定する。
【0017】図2は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第2の実施例を示す構成図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。6はLE
D、7は光スペクトラムアナライザである。この第2の
実施例では、光源部としてLED6を用い、LED6の
発光光を直接被測定光ファイバ1に入射している。LE
D6の発光光は無偏光に近く、消光比を3.0dB程度
とすることができる。また、LED6としてスペクトル
幅が50nm程度のものを用いることができる。この実
施例では、受光部として光スペクトラムアナライザ7を
用いており、検光子4によってある偏波面の光を受光
し、そのスペクトルが測定される。
【0018】図3は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第3の実施例を示す構成図である。図中、図2と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。8はデポ
ラライザである。この第3の実施例では、光源部として
LED6とデポラライザ8を用いて構成した例を示して
いる。上述の第2の実施例で用いたLED6を光源と
し、LED6からの出射光をデポラライザ8に入力し、
さらに無偏光に近い光として被測定光ファイバ1に入射
している。このとき、デポラライザ8から被測定光ファ
イバ1に入射される光の消光比を0.8dB程度とする
ことができた。
【0019】図4は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第4の実施例を示す構成図である。図中、図2と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。9はスー
パールミネッセントダイオード(SLD)である。この
第4の実施例では、光源部としてSLD9を用いた例を
示している。SLD9としては、発光光のスペクトル幅
が80nm程度のものを用いることができる。このSL
D9の発光光はほぼ無偏光に近い光であり、例えば、発
光光の消光比が1.5dB程度のものを用いることがで
きる。受光部には、光スペクトラムアナライザ7を用い
ており、被測定光ファイバ1からの出射光から検光子4
である偏波面の光が取り出され、光スペクトラムアナラ
イザ7で受光してスペクトルが解析される。
【0020】図5は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第5の実施例を示す構成図である。図中、図3,図4
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の第5の実施例では、光源部としてSLD9とデポララ
イザ8を用いて構成した例を示している。上述の第4の
実施例で用いたSLD9を光源とし、SLD9からの出
射光をデポラライザ8に入力し、さらに無偏光に近い光
として被測定光ファイバ1に入射している。このとき、
デポラライザ8から被測定光ファイバ1に入射される光
の消光比を0.3dB程度とすることができた。
【0021】図6は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第6の実施例を示す構成図である。図中、図2と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。10は端
面発光ダイオード(EELED)である。この第6の実
施例では、光源部としてEELED10を用いた例を示
している。EELED10としては、発光光のスペクト
ル幅が90nm程度のものを用いることができる。この
EELED10の発光光はほぼ無偏光に近い光であり、
例えば、発光光の消光比が1.2dB程度のものを用い
ることができる。受光部には、光スペクトラムアナライ
ザ7を用いており、被測定光ファイバ1からの出射光か
ら検光子4である偏波面の光が取り出され、光スペクト
ラムアナライザ7で受光してスペクトルが解析される。
【0022】図7は、本発明の偏波モード分散測定装置
の第7の実施例を示す構成図である。図中、図5,図6
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の第7の実施例では、光源部としてEELED10とデ
ポラライザ8を用いて構成した例を示している。上述の
第6の実施例で用いたEELED10を光源とし、EE
LED10からの出射光をデポラライザ8に入力し、さ
らに無偏光に近い光として被測定光ファイバ1に入射し
ている。このとき、デポラライザ8から被測定光ファイ
バ1に入射される光の消光比を0.2dB程度とするこ
とができた。
【0023】図8は、本発明の偏波モード分散測定装置
を用いた測定結果の一例の説明図である。ここでは、被
測定光ファイバ1として、長さ10kmの分散シフトS
Mファイバを用いた。また、測定に当たっては、検光子
4の角度を0度と45度に変えて、2回ずつ測定した。
【0024】比較例として、図12に示した構成の偏波
モード分散測定装置を用いた測定結果も示した。従来の
偏波モード分散測定装置の光源部には、中心波長155
0nm、スペクトル半値幅50nmのLED6と偏光子
11を用いた。このとき、光源部の消光比は偏光子11
の性能で決まり、約40dBであった。従来の偏波モー
ド分散測定装置による測定においても、光源部の偏光子
11の角度を0度と45度に変え、検光子4の角度を、
偏光子のそれぞれの角度に対して0度と45度に変え
て、計4回測定した。
【0025】測定結果を図8に示している。第1欄には
測定に用いた光源部及び受光部を示しており、第2欄に
は光源部の消光比を、第3欄には光源部の偏光子11の
角度(従来法のみ)を、第4欄には検光子4の角度を、
第5欄にはPMD測定値を、第6欄には、検光子4が0
度と45度のときのPMD測定値の平均値を、第7欄に
は検光子4が0度と45度のときにおけるPMD測定値
のばらつきを、それぞれ表わしている。
【0026】図8に示した測定結果からも分かるよう
に、従来法によるPMDの測定結果では、検光子4の角
度によるPMD測定値のばらつきが大きい。また、偏光
子11の角度によってPMD測定値がばらついている。
このように、従来法では、偏光子11で直線偏波にした
光が、被測定光ファイバ1のx軸方向およびy軸方向の
それぞれに対し、どのような角度で入射するかによっ
て、測定するPMDが大きく変わってしまう。更に、検
光子4の角度にも大きく依存してしまうため、偏光子1
1および検光子4の角度に対するPMD測定値のばらつ
きは、PMD測定平均値に対して40%〜60%と大き
く変動し、正確にPMDを評価することはできなかっ
た。また、それぞれの偏光子11および検光子4の角度
に対するPMD測定値は、実用上の光ファイバ中のラン
ダムな光の偏波状態には必ずしも対応するわけではない
ため、各測定データをどのように取り扱うべきか根拠が
なく、測定自体の意味が不明確であった。
【0027】一方、本発明によるPMD測定値の実施例
によれば、光源部の消光比が3.0dBであった第2の
実施例、すなわち、LED6のみを光源部として用いた
場合でも、検光子4の角度に対するPMD測定値のばら
つきは、PMD測定平均値に対して約5%程度であり、
PMD測定値は問題ないレベルに安定していた。光源部
の消光比がさらに小さい実施例では、全く問題は見られ
なかった。
【0028】なお、本発明による偏波モード分散測定装
置による測定では、無偏光状態に近い光を、偏光子を介
さずに直接、被測定光ファイバに入射して測定するた
め、本発明によるPMD測定値は、実用上の光ファイバ
中のランダムな光の偏波状態それぞれに対するPMDの
平均値に対応している。そのため、PMD測定値を実際
に光ファイバを用いる際の値として用いることが可能で
ある。
【0029】図9は、光源部の消光比とPMD測定値の
ばらつきの最大値の関係を示すグラフである。図9に示
すように、光源部の消光比が大きくなる、すなわち、偏
光成分が多くなると、次第にPMD測定値のばらつきが
大きくなってくる。いま、PMD測定値のばらつきの許
容値を0.05psとすると、PMD測定値のばらつき
がこの許容値以下となるのは、光源部の消光比が3dB
以下の場合であった。上述の実施例は、この許容値を満
足しており、PMD測定値を5%以内の誤差で測定する
ことが可能である。もちろん、ばらつきの許容値を緩め
ることもでき、その場合には消光比が3dB以上の光源
を用いることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、無偏光状態に近い光を用いているので、入射
光の偏光面によるPMD測定値のばらつきを排除し、安
定したPMDの測定を行なうことができる。また、実際
に使用される状態で発生するのと同等のPMDを測定す
ることができ、有効な測定値を得ることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏波モード分散測定装置の第1の実施
例を示す構成図である。
【図2】本発明の偏波モード分散測定装置の第2の実施
例を示す構成図である。
【図3】本発明の偏波モード分散測定装置の第3の実施
例を示す構成図である。
【図4】本発明の偏波モード分散測定装置の第4の実施
例を示す構成図である。
【図5】本発明の偏波モード分散測定装置の第5の実施
例を示す構成図である。
【図6】本発明の偏波モード分散測定装置の第6の実施
例を示す構成図である。
【図7】本発明の偏波モード分散測定装置の第7の実施
例を示す構成図である。
【図8】本発明の偏波モード分散測定装置を用いた測定
結果の一例の説明図である。
【図9】光源部の消光比とPMD測定値のばらつきの最
大値の関係を示すグラフである。
【図10】従来の偏波モード分散測定装置の一例を示す
構成図である。
【図11】光パワーレベル変動の波長依存性の1例を示
すグラフである。
【図12】従来の偏波モード分散測定装置の別の例を示
す構成図である。
【符号の説明】
1…被測定光ファイバ、2…白色光源、3…分光器、4
…検光子、5…光パワーメータ、6…LED、7…光ス
ペクトラムアナライザ、8…デポラライザ、9…スーパ
ールミネッセントダイオード、10…端面発光ダイオー
ド。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定光ファイバの偏波モード分散を測
    定する偏波モード分散測定装置において、無偏光状態に
    近い光を前記被測定光ファイバの一端から入射させる光
    源部と、前記被測定光ファイバの他端からの出射光から
    特定の偏光成分を取り出す検光子と、前記検光子を介し
    て取り出された光を受光する受光部を有することを特徴
    とする偏波モード分散測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光源部から出射される光の消光比が
    3dB以下であることを特徴とする請求項1に記載の偏
    波モード分散測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光源部は白色光源と分光器により構
    成され、前記受光部は光パワーメータにより構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の偏波モード分散
    測定装置。
  4. 【請求項4】 前記光源部はLED光源により構成さ
    れ、前記受光部は光スペクトラムアナライザにより構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の偏波モー
    ド分散測定装置。
  5. 【請求項5】 前記光源部はLED光源とデポラライザ
    により構成され、前記受光部は光スペクトラムアナライ
    ザにより構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の偏波モード分散測定装置。
  6. 【請求項6】 前記光源部はスーパールミネッセントダ
    イオード光源により構成され、前記受光部は光スペクト
    ラムアナライザにより構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の偏波モード分散測定装置。
  7. 【請求項7】 前記光源部はスーパールミネッセントダ
    イオード光源とデポラライザにより構成され、前記受光
    部は光スペクトラムアナライザにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の偏波モード分散測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記光源部は端面発光ダイオード光源に
    より構成され、前記受光部は光スペクトラムアナライザ
    により構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の偏波モード分散測定装置。
  9. 【請求項9】 前記光源部は端面発光ダイオード光源と
    デポラライザにより構成され、前記受光部は光スペクト
    ラムアナライザにより構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の偏波モード分散測定装置。
  10. 【請求項10】 被測定光ファイバの偏波モード分散を
    測定する偏波モード分散測定方法において、無偏光状態
    に近い光を用いて前記被測定光ファイバの一端から入射
    させ、前記被測定光ファイバの他端からの出射光から特
    定の偏光成分を取り出し、受光部で受光することを特徴
    とする偏波モード分散測定方法。
  11. 【請求項11】 前記無偏光状態に近い光は、消光比が
    3dB以下であることを特徴とする請求項10に記載の
    偏波モード分散測定方法。
  12. 【請求項12】 前記無偏光状態に近い光として白色光
    源から出射され分光器を介して得られる光を用い、前記
    受光部として光パワーメータを用いて受光することを特
    徴とする請求項10に記載の偏波モード分散測定方法。
  13. 【請求項13】 前記無偏光状態に近い光としてLED
    光源からの出射光を用い、前記受光部として光スペクト
    ラムアナライザを用いて受光することを特徴とする請求
    項10に記載の偏波モード分散測定方法。
  14. 【請求項14】 前記無偏光状態に近い光としてLED
    光源から出射されデポラライザを介して得られる光を用
    い、前記受光部として光スペクトラムアナライザを用い
    て受光することを特徴とする請求項10に記載の偏波モ
    ード分散測定方法。
  15. 【請求項15】 前記無偏光状態に近い光としてスーパ
    ールミネッセントダイオード光源からの出射光を用い、
    前記受光部として光スペクトラムアナライザを用いて受
    光することを特徴とする請求項10に記載の偏波モード
    分散測定方法。
  16. 【請求項16】 前記無偏光状態に近い光としてスーパ
    ールミネッセントダイオード光源から出射されデポララ
    イザを介して得られる光を用い、前記受光部として光ス
    ペクトラムアナライザを用いて受光することを特徴とす
    る請求項10に記載の偏波モード分散測定方法。
  17. 【請求項17】 前記無偏光状態に近い光として端面発
    光ダイオード光源からの出射光を用い、前記受光部とし
    て光スペクトラムアナライザを用いて受光することを特
    徴とする請求項10に記載の偏波モード分散測定方法。
  18. 【請求項18】 前記無偏光状態に近い光として端面発
    光ダイオード光源から出射されデポラライザを介して得
    られる光を用い、前記受光部として光スペクトラムアナ
    ライザを用いて受光することを特徴とする請求項10に
    記載の偏波モード分散測定方法。
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