JPH08292438A - 捩じれネマチック型液晶表示装置 - Google Patents
捩じれネマチック型液晶表示装置Info
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- JPH08292438A JPH08292438A JP9865995A JP9865995A JPH08292438A JP H08292438 A JPH08292438 A JP H08292438A JP 9865995 A JP9865995 A JP 9865995A JP 9865995 A JP9865995 A JP 9865995A JP H08292438 A JPH08292438 A JP H08292438A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透過率を低下させることなく、各画素の視野
角の左右対称性を実現することのできる寝れネマチック
型液晶表示装置を提案する。 【構成】 各辺が、長方形の表示画面の各辺に対し略4
5°の角度を有すると共に、表示画面の各辺と平行及び
垂直にマトリクス状に配列された多数の長方形の画素2
と、配向方向R1、R2が、多数の画素2の互いに直交
する辺の方向とされた一対の配向層と、多数の長方形の
画素の各辺に平行に近接して配された水平方向及び垂直
方向の信号線3′、4′とを有する。
角の左右対称性を実現することのできる寝れネマチック
型液晶表示装置を提案する。 【構成】 各辺が、長方形の表示画面の各辺に対し略4
5°の角度を有すると共に、表示画面の各辺と平行及び
垂直にマトリクス状に配列された多数の長方形の画素2
と、配向方向R1、R2が、多数の画素2の互いに直交
する辺の方向とされた一対の配向層と、多数の長方形の
画素の各辺に平行に近接して配された水平方向及び垂直
方向の信号線3′、4′とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、捩じれネマッチク型液
晶表示装置に関する。
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図12を参照して、従来の捩じれ
ネマチック/アクティブマトリクス型液晶表示装置(液
晶パネル)を説明する。10は透明基板(ガラス基板)
で、その上に一定間隔を以て平行に配列された多数のV
信号線(垂直信号線)11が配され、基板10及びV信
号線11上に亘って絶縁層12が配され、絶縁層12上
に、多数のV信号線11と直交する如く一定間隔を以て
平行に配列された多数のH信号線(水平信号線)13が
配され、絶縁層12及び多数のH信号線13上に亘って
絶縁層14が配され、その絶縁層14上に、多数のV信
号線11及び多数のH信号線13に囲まれる長方形の領
域に略対応する如く画素を構成する透明な表示電極15
が配され、その表示電極15及び絶縁層14上に亘って
配向層(配向膜)16が配され、その配向層16上にネ
マチック型液晶17が配され、その液晶17上に配向層
(配向膜)18が配され、その配向層18上に透明な全
面電極19が配され、その上に透明基板(ガラス基板)
20が配されている。図12において、配向層18は横
方向に配向され(ラビングされ)、配向層16は紙面に
垂直に配向され(ラビングされ)ている。
ネマチック/アクティブマトリクス型液晶表示装置(液
晶パネル)を説明する。10は透明基板(ガラス基板)
で、その上に一定間隔を以て平行に配列された多数のV
信号線(垂直信号線)11が配され、基板10及びV信
号線11上に亘って絶縁層12が配され、絶縁層12上
に、多数のV信号線11と直交する如く一定間隔を以て
平行に配列された多数のH信号線(水平信号線)13が
配され、絶縁層12及び多数のH信号線13上に亘って
絶縁層14が配され、その絶縁層14上に、多数のV信
号線11及び多数のH信号線13に囲まれる長方形の領
域に略対応する如く画素を構成する透明な表示電極15
が配され、その表示電極15及び絶縁層14上に亘って
配向層(配向膜)16が配され、その配向層16上にネ
マチック型液晶17が配され、その液晶17上に配向層
(配向膜)18が配され、その配向層18上に透明な全
面電極19が配され、その上に透明基板(ガラス基板)
20が配されている。図12において、配向層18は横
方向に配向され(ラビングされ)、配向層16は紙面に
垂直に配向され(ラビングされ)ている。
【0003】尚、この図12では、基板10、20上に
配される偏光方向が互いに直交する方向の偏光板と、H
信号線13及びV信号線11と各表示電極15間にそれ
ぞれ接続されるMOS−FET及びコンデンサを備えた
液晶セル駆動回路が形成された薄膜トランジスタの図示
を省略する。
配される偏光方向が互いに直交する方向の偏光板と、H
信号線13及びV信号線11と各表示電極15間にそれ
ぞれ接続されるMOS−FET及びコンデンサを備えた
液晶セル駆動回路が形成された薄膜トランジスタの図示
を省略する。
【0004】図7は、従来の液晶パネル1の多数の長方
形の画素(表示電極15及び液晶セル駆動回路からな
る)2の配列を示す。この多数の長方形の画素画素2は
長方形で、その各辺が液晶パネル1の長方形の表示画面
の各辺にそれぞれ平行及び直交し、且つ、表示画面の各
辺にそれぞれ平行及び直交する如くマトリクス状に配さ
れている。そして、液晶パネル1の基板20側の配向層
18の配向方向、即ち、ラビング方向を図8にR1とし
て示す如く、液晶パネル1の長方形の表示画面の上下の
辺と平行な右方向とし、基板10側の配向層16は、ラ
ビング方向R1と直交する図8にR2として示す如く、
液晶パネル1の長方形の表示画面の左右の辺と平行な上
方向とする。
形の画素(表示電極15及び液晶セル駆動回路からな
る)2の配列を示す。この多数の長方形の画素画素2は
長方形で、その各辺が液晶パネル1の長方形の表示画面
の各辺にそれぞれ平行及び直交し、且つ、表示画面の各
辺にそれぞれ平行及び直交する如くマトリクス状に配さ
れている。そして、液晶パネル1の基板20側の配向層
18の配向方向、即ち、ラビング方向を図8にR1とし
て示す如く、液晶パネル1の長方形の表示画面の上下の
辺と平行な右方向とし、基板10側の配向層16は、ラ
ビング方向R1と直交する図8にR2として示す如く、
液晶パネル1の長方形の表示画面の左右の辺と平行な上
方向とする。
【0005】図9は、図7の画素2の中心に原点Oを一
致させ、画素2の横方向及び縦方向の辺にそれぞれX軸
及びY軸を一致させたときの、等コントラスト線の分布
を示す。この場合、原点Oから遠ざかるにつれて、等コ
ントラスト線5のコントラストは弱くなる。この図9
は、画素2の視野角特性が左右対称でないことを示して
いる。
致させ、画素2の横方向及び縦方向の辺にそれぞれX軸
及びY軸を一致させたときの、等コントラスト線の分布
を示す。この場合、原点Oから遠ざかるにつれて、等コ
ントラスト線5のコントラストは弱くなる。この図9
は、画素2の視野角特性が左右対称でないことを示して
いる。
【0006】図10は、画素2と、図12におけるH信
号線13及びV信号線11に対応する、互いに直交する
H信号線(水平信号線)3及びV信号線(垂直信号線)
4とを示し、H信号線3及びV信号線4はそれぞれ画素
2の横方向及び縦方向の辺と平行関係にある。この場
合、配向方向、即ち、ラビング方向R1、R2はそれぞ
れ画素2の横方向及び縦方向の辺とそれぞれ平行であ
る。
号線13及びV信号線11に対応する、互いに直交する
H信号線(水平信号線)3及びV信号線(垂直信号線)
4とを示し、H信号線3及びV信号線4はそれぞれ画素
2の横方向及び縦方向の辺と平行関係にある。この場
合、配向方向、即ち、ラビング方向R1、R2はそれぞ
れ画素2の横方向及び縦方向の辺とそれぞれ平行であ
る。
【0007】図11は、H信号線13及びV信号線11
による画素の回りの等電位線7の分布を示す。6は、図
12に於ける液晶17の配向層16側の液晶分子を示
し、ラビング方向R2に沿って配向している。
による画素の回りの等電位線7の分布を示す。6は、図
12に於ける液晶17の配向層16側の液晶分子を示
し、ラビング方向R2に沿って配向している。
【0008】以下に、図13(A)を参照して、投射型
液晶表示装置をの従来例を説明する。尚、レンズ系は図
示及び説明を省略する。21は光源、21aはその凹面
反射板である。光源21よりの光を、ビームスプリッタ
22の反射面(平面の反射面)に45°の角度を以て入
射せしめて、ビームスプリッタ2の反射面から45°の
角度を以て反射する反射光と、入射光の延長線上の透過
光とに分割する。尚、これらの反射光及び透過光の光量
は等しい。
液晶表示装置をの従来例を説明する。尚、レンズ系は図
示及び説明を省略する。21は光源、21aはその凹面
反射板である。光源21よりの光を、ビームスプリッタ
22の反射面(平面の反射面)に45°の角度を以て入
射せしめて、ビームスプリッタ2の反射面から45°の
角度を以て反射する反射光と、入射光の延長線上の透過
光とに分割する。尚、これらの反射光及び透過光の光量
は等しい。
【0009】ビームスプリッタ22よりの反射光は、照
明光として液晶表示器(以下、単にLCDと略称する)
4の正面に直角に入射する。ビームスプリッタ22より
の透過光は、ミラー(平面ミラー)23の反射面に45
°の角度を以て入射し、45°の角度を以て反射し、そ
の反射光が照明光として液晶表示器LCD5の正面に直
角に入射する。
明光として液晶表示器(以下、単にLCDと略称する)
4の正面に直角に入射する。ビームスプリッタ22より
の透過光は、ミラー(平面ミラー)23の反射面に45
°の角度を以て入射し、45°の角度を以て反射し、そ
の反射光が照明光として液晶表示器LCD5の正面に直
角に入射する。
【0010】図13(B)、(C)に示す如く、説明の
便宜上、これらLCD24、25の正面の左下隅の原点
からそれぞれ下辺に沿って延在し、右向きを正とするx
軸、原点からそれぞれ左辺に沿って延在し、上向きを正
とするy軸及び原点から紙面に垂直に延在し、紙面の表
面から裏面の向きを正とするz軸からなるxyz直交座
標系を設定する。又、LCD24、25において、24
a、25aは正面、24b、25bは上面、24c、2
5cは左側面、24d、25dは右側面、24e、25
eは下面である。
便宜上、これらLCD24、25の正面の左下隅の原点
からそれぞれ下辺に沿って延在し、右向きを正とするx
軸、原点からそれぞれ左辺に沿って延在し、上向きを正
とするy軸及び原点から紙面に垂直に延在し、紙面の表
面から裏面の向きを正とするz軸からなるxyz直交座
標系を設定する。又、LCD24、25において、24
a、25aは正面、24b、25bは上面、24c、2
5cは左側面、24d、25dは右側面、24e、25
eは下面である。
【0011】こられLCD4、5に同じテレビジョン信
号(カラー映像信号又はモノクローム映像信号)を同時
に同期して供給する。入射光の、LCD24では、正面
24aの向かって右方向に線(水平)走査されると共
に、下方向に面走査(垂直走査)されたテレビジョン信
号によって変調されて得られたテレビジョン画像光がそ
の裏面(正面4aに対し反対側の面)から出射させる。
一方、LCD25では、LCD24と同期して、入射光
の、正面25aに向かって左方向に線(水平)走査され
ると共に、下方向に面走査(垂直走査)されたテレビジ
ョンによって変調されたテレビジョン画像光が裏面(正
面5aに対し反対側の面)から出射される。そして、L
CD24の裏面からのテレビジョン画像光をミラー(平
面ミラー)6に対し45°の角度を以て入射させ、45
°の角度を以て反射させることにより、線走査(水平走
査)の向きを右方向から左方向に変換させる。ミラー2
6よりの出射光をハーフミラー(平面ハーフミラー)2
7に45°の角度を以て入射させ、45°の角度を以て
反射させることにより、線走査(水平走査)の向きを左
方向から右方向に変換させる。
号(カラー映像信号又はモノクローム映像信号)を同時
に同期して供給する。入射光の、LCD24では、正面
24aの向かって右方向に線(水平)走査されると共
に、下方向に面走査(垂直走査)されたテレビジョン信
号によって変調されて得られたテレビジョン画像光がそ
の裏面(正面4aに対し反対側の面)から出射させる。
一方、LCD25では、LCD24と同期して、入射光
の、正面25aに向かって左方向に線(水平)走査され
ると共に、下方向に面走査(垂直走査)されたテレビジ
ョンによって変調されたテレビジョン画像光が裏面(正
面5aに対し反対側の面)から出射される。そして、L
CD24の裏面からのテレビジョン画像光をミラー(平
面ミラー)6に対し45°の角度を以て入射させ、45
°の角度を以て反射させることにより、線走査(水平走
査)の向きを右方向から左方向に変換させる。ミラー2
6よりの出射光をハーフミラー(平面ハーフミラー)2
7に45°の角度を以て入射させ、45°の角度を以て
反射させることにより、線走査(水平走査)の向きを左
方向から右方向に変換させる。
【0012】LCD25の裏面からのテレビジョン画像
光をハーフミラー27にに45°の角度を以て入射さ
せ、そのまま45°の角度を以て出射させて、ハーフミ
ラー27の反射光であるLCD24からのテレビジョン
画像光と合成し、その合成テレビジョン画像光を図示を
省略したレンズ手段によって拡大して、図示を省略した
スクリーン上に投射して、その投射側から、そのスクリ
ーンに投射されたテレビジョン画像を鑑賞する。
光をハーフミラー27にに45°の角度を以て入射さ
せ、そのまま45°の角度を以て出射させて、ハーフミ
ラー27の反射光であるLCD24からのテレビジョン
画像光と合成し、その合成テレビジョン画像光を図示を
省略したレンズ手段によって拡大して、図示を省略した
スクリーン上に投射して、その投射側から、そのスクリ
ーンに投射されたテレビジョン画像を鑑賞する。
【0013】例えば、LCD24、25の正面の左上の
部分のコントラスト(又は/及び輝度)が、他の部分の
コントラスト(又は/及び輝度)(これらは正常である
とする)より低い場合を想定する。かくすると、LCD
24の正面の左上隅に、ある部分画像が表示される場
合、このある部分画像はLCD25の正面の右上隅に表
示されるが、この部分のコントラスト(又は/及び輝
度)は正常であるので、スクリーン上に映出される画像
の左上隅のある部分画像のコントラスト(又は/及び輝
度)の低下は緩和される。
部分のコントラスト(又は/及び輝度)が、他の部分の
コントラスト(又は/及び輝度)(これらは正常である
とする)より低い場合を想定する。かくすると、LCD
24の正面の左上隅に、ある部分画像が表示される場
合、このある部分画像はLCD25の正面の右上隅に表
示されるが、この部分のコントラスト(又は/及び輝
度)は正常であるので、スクリーン上に映出される画像
の左上隅のある部分画像のコントラスト(又は/及び輝
度)の低下は緩和される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述しら従来の捩じれ
ネマチック型液晶表示装置は次のような欠点がある。即
ち、図9から分かるように、画素2の視野角特性が左右
対称でないと言う欠点がある。
ネマチック型液晶表示装置は次のような欠点がある。即
ち、図9から分かるように、画素2の視野角特性が左右
対称でないと言う欠点がある。
【0015】そこで、配向層18、16に対する配向方
向(ラビング方向)を、画素2に対し、その長方形の各
辺に対し45°の角度を有するように変更すれば、画素
2の視野角特性が左右対称になる。
向(ラビング方向)を、画素2に対し、その長方形の各
辺に対し45°の角度を有するように変更すれば、画素
2の視野角特性が左右対称になる。
【0016】しかし、各画素2の各辺がそれぞれ表示画
面の長方形の各辺と平行及び直交する液晶パネル1にお
いて、配向層18、16に対する配向方向(ラビング方
向)を、画素2に対し、その長方形の各辺に対し45°
の角度を有するように変更するときは、次のような問題
が生じる。
面の長方形の各辺と平行及び直交する液晶パネル1にお
いて、配向層18、16に対する配向方向(ラビング方
向)を、画素2に対し、その長方形の各辺に対し45°
の角度を有するように変更するときは、次のような問題
が生じる。
【0017】即ち、画素2に対応する長方形の領域を取
り囲む信号線が、多数の長方形の画素2に近接すると
き、その各辺と平行とはならない部分も生じ、このため
その信号線の電界によって、液晶17の配向に異常を来
し、その液晶17の配向の異常を遮蔽する必要が出てく
るが、そのようにすると液晶表示装置の透過度が低下す
る。
り囲む信号線が、多数の長方形の画素2に近接すると
き、その各辺と平行とはならない部分も生じ、このため
その信号線の電界によって、液晶17の配向に異常を来
し、その液晶17の配向の異常を遮蔽する必要が出てく
るが、そのようにすると液晶表示装置の透過度が低下す
る。
【0018】又、図13の投射型の液晶表示装置の場合
は、両液晶表示装置の画素に視野角の左右対称性が無い
場合には、輝度分布が異なり色斑が生じる。
は、両液晶表示装置の画素に視野角の左右対称性が無い
場合には、輝度分布が異なり色斑が生じる。
【0019】この問題を解決する1つの方法は、上述の
各画素2の各辺がそれぞれ表示画面の長方形の各辺と平
行及び直交する液晶パネル1において、配向層18、1
6に対する配向方向(ラビング方向)を、画素2に対
し、その長方形の各辺に対し45°の角度を有するよう
に変更することが考えられるが、やはり依然として上述
の問題が生じる。
各画素2の各辺がそれぞれ表示画面の長方形の各辺と平
行及び直交する液晶パネル1において、配向層18、1
6に対する配向方向(ラビング方向)を、画素2に対
し、その長方形の各辺に対し45°の角度を有するよう
に変更することが考えられるが、やはり依然として上述
の問題が生じる。
【0020】そこで、図13の投射型の液晶表示装置に
おいて、ラビング方向R1、R2はそれぞれ画素2の横
方向及び縦方向の辺とそれぞれ平行にするが、線走査方
向を反転するLCD24において、1対の配向層のラビ
ング方向の向きをラビング方向R1、R2と逆にして、
液晶の旋回方向の向きを逆にすることが考えられるが、
そのようにすると作業性が悪くなる。
おいて、ラビング方向R1、R2はそれぞれ画素2の横
方向及び縦方向の辺とそれぞれ平行にするが、線走査方
向を反転するLCD24において、1対の配向層のラビ
ング方向の向きをラビング方向R1、R2と逆にして、
液晶の旋回方向の向きを逆にすることが考えられるが、
そのようにすると作業性が悪くなる。
【0021】上述の点に鑑み、本発明は、透過率を低下
させることなく、各画素の視野角の左右対称性を実現す
ることのできる捩じれネマチック型液晶表示装置を提案
しようとするものである。
させることなく、各画素の視野角の左右対称性を実現す
ることのできる捩じれネマチック型液晶表示装置を提案
しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、各辺が、長方
形の表示画面の各辺に対し略45°の角度を有すると共
に、表示画面の各辺と平行及び垂直にマトリクス状に配
列された多数の長方形の画素と、配向方向が、多数の長
方形の画素の互いに直交する辺の方向とされた一対の配
向層と、多数の長方形の画素の各辺に平行に近接して配
された水平方向及び垂直方向の信号線とを有することを
特徴とする捩じれネマチック型液晶表示装置である。
形の表示画面の各辺に対し略45°の角度を有すると共
に、表示画面の各辺と平行及び垂直にマトリクス状に配
列された多数の長方形の画素と、配向方向が、多数の長
方形の画素の互いに直交する辺の方向とされた一対の配
向層と、多数の長方形の画素の各辺に平行に近接して配
された水平方向及び垂直方向の信号線とを有することを
特徴とする捩じれネマチック型液晶表示装置である。
【0023】
【作用】かかる本発明によれば、視野角特性が左右対称
になり、しかも、透過率は低下することはない。
になり、しかも、透過率は低下することはない。
【0024】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明しよう。図1は実施例の液晶パネル1を示
し、その多数の長方形の画素(ここでは、正方形)2
は、長方形の表示画面の各辺に対し略45°の角度を有
すると共に、表示画面の各辺と平行及び垂直にマトリク
ス状に配列される。そして、図2に示す如く、液晶パネ
ル1の上側の基板側の配向層の配向方向(ラビング方
向)R1を、液晶パネル1の長方形の表示画面の横方向
及び縦方向の辺に対し45°の角度を有する方向にし、
液晶パネル1の下側の基板側の配向層の配向方向(ラビ
ング方向)R2を、液晶パネル1の長方形の表示画面の
横方向及び縦方向の辺に対し45°の角度を有すると共
に、配向方向(ラビング方向)R1と直交する方向にな
るようにする。
詳細に説明しよう。図1は実施例の液晶パネル1を示
し、その多数の長方形の画素(ここでは、正方形)2
は、長方形の表示画面の各辺に対し略45°の角度を有
すると共に、表示画面の各辺と平行及び垂直にマトリク
ス状に配列される。そして、図2に示す如く、液晶パネ
ル1の上側の基板側の配向層の配向方向(ラビング方
向)R1を、液晶パネル1の長方形の表示画面の横方向
及び縦方向の辺に対し45°の角度を有する方向にし、
液晶パネル1の下側の基板側の配向層の配向方向(ラビ
ング方向)R2を、液晶パネル1の長方形の表示画面の
横方向及び縦方向の辺に対し45°の角度を有すると共
に、配向方向(ラビング方向)R1と直交する方向にな
るようにする。
【0025】図3は、画素2と、互いに直交する信号線
3′及び信号線4′(一方を水平信号線、他方を垂直信
号線とする)とを示し、信号線3′及び信号線4′はそ
れぞれ画素2の互いに直交する各辺と平行に近接してい
る。この場合、配向方向、即ち、ラビング方向R1、R
2はそれぞれ画素2の互いに直交する各辺とそれぞれ平
行である。
3′及び信号線4′(一方を水平信号線、他方を垂直信
号線とする)とを示し、信号線3′及び信号線4′はそ
れぞれ画素2の互いに直交する各辺と平行に近接してい
る。この場合、配向方向、即ち、ラビング方向R1、R
2はそれぞれ画素2の互いに直交する各辺とそれぞれ平
行である。
【0026】図4は、互いに直交する信号線3′及び信
号線4′による画素の回りの等電位線7の分布を示す。
6は、液晶の下側の基板側の配向層側の液晶分子を示
し、ラビング方向R2に沿って配向しており、信号線
3′及び信号線4′の電界によって液晶分子6の配向が
崩れるおそれはない。
号線4′による画素の回りの等電位線7の分布を示す。
6は、液晶の下側の基板側の配向層側の液晶分子を示
し、ラビング方向R2に沿って配向しており、信号線
3′及び信号線4′の電界によって液晶分子6の配向が
崩れるおそれはない。
【0027】図5は、図1及び図2の画素2の中心に原
点Oを一致させ、画素2の横方向及び縦方向の辺に対し
45°の角度の方向にそれぞれX軸及びY軸を一致させ
たときの、等コントラスト線の分布を示す。この場合、
原点Oから遠ざかるにつれて、等コントラスト線5のコ
ントラストは弱くなる。この図5は、画素2の視野角特
性は左右対称にかなり近いことが分かる。
点Oを一致させ、画素2の横方向及び縦方向の辺に対し
45°の角度の方向にそれぞれX軸及びY軸を一致させ
たときの、等コントラスト線の分布を示す。この場合、
原点Oから遠ざかるにつれて、等コントラスト線5のコ
ントラストは弱くなる。この図5は、画素2の視野角特
性は左右対称にかなり近いことが分かる。
【0028】図6は本発明の他の実施例を示す。この場
合は、画素2は長方形である。各画素2は、その互いに
直交する各辺が液晶パネル1の長方形の表示画面の辺と
略45°の角度をなし、各画素2の長い方の辺及び短い
方の辺はそれぞれ平行であり、液晶パネル1の長方形の
表示画面の辺と平行及び直交する方向に一定間隔を置い
てマトリクス状に配置されている。
合は、画素2は長方形である。各画素2は、その互いに
直交する各辺が液晶パネル1の長方形の表示画面の辺と
略45°の角度をなし、各画素2の長い方の辺及び短い
方の辺はそれぞれ平行であり、液晶パネル1の長方形の
表示画面の辺と平行及び直交する方向に一定間隔を置い
てマトリクス状に配置されている。
【0029】そして、液晶パネル1の上側の基板側の配
向層の配向方向(ラビング方向)R1を、液晶パネル1
の長方形の表示画面の横方向及び縦方向の辺に対し略4
5°の角度を有する方向にし、液晶パネル1の下側の基
板側の配向層の配向方向(ラビング方向)R2を、液晶
パネル1の長方形の表示画面の横方向及び縦方向の辺に
対し略45°の角度を有すると共に、配向方向(ラビン
グ方向)R1と直交する方向になるようにする。
向層の配向方向(ラビング方向)R1を、液晶パネル1
の長方形の表示画面の横方向及び縦方向の辺に対し略4
5°の角度を有する方向にし、液晶パネル1の下側の基
板側の配向層の配向方向(ラビング方向)R2を、液晶
パネル1の長方形の表示画面の横方向及び縦方向の辺に
対し略45°の角度を有すると共に、配向方向(ラビン
グ方向)R1と直交する方向になるようにする。
【0030】H信号線3及びV信号線4は、それぞれジ
グザグ状で、画素2の各辺に対し、平行に近接するよう
に、各画素2の回りを取り囲んでいる。
グザグ状で、画素2の各辺に対し、平行に近接するよう
に、各画素2の回りを取り囲んでいる。
【0031】図13の投射型の液晶表示装置におけるL
CD24、25に、図1乃至図6で説明した実施例の液
晶パネルを適用することができる。
CD24、25に、図1乃至図6で説明した実施例の液
晶パネルを適用することができる。
【0032】
【発明の効果】上述せる本発明ネマチック型液晶表示装
置によれば、各辺が、長方形の表示画面の各辺に対し略
45°の角度を有すると共に、表示画面の各辺と平行及
び垂直にマトリクス状に配列された多数の長方形の画素
と、配向方向が、多数の長方形の画素の互いに直交する
辺の方向とされた一対の配向層と、多数の長方形の画素
の各辺に平行に近接して配された水平方向及び垂直方向
の信号線を有するので、透過率を低下させることなく、
各画素の視野角の左右対称性を実現することのできる捩
じれネマチック型液晶表示装置を得ることができる。
置によれば、各辺が、長方形の表示画面の各辺に対し略
45°の角度を有すると共に、表示画面の各辺と平行及
び垂直にマトリクス状に配列された多数の長方形の画素
と、配向方向が、多数の長方形の画素の互いに直交する
辺の方向とされた一対の配向層と、多数の長方形の画素
の各辺に平行に近接して配された水平方向及び垂直方向
の信号線を有するので、透過率を低下させることなく、
各画素の視野角の左右対称性を実現することのできる捩
じれネマチック型液晶表示装置を得ることができる。
【0033】又、シェーディングを回避するために、同
じ画像信号が信号線に供給される一対の液晶表示装置を
設け、一方の液晶表示装置の線走査方向を反転し、他方
の液晶表示装置の線走査方向はそのままとし、両液晶表
示装置よりの出射光をプリズムで合成して、スクリーン
に投射するようにした投射型の液晶表示装置に、本発明
を適用するときは、両液晶表示装置の画素に視野角の左
右対称性があるので、両液晶表示装置の一対の配向層の
ラビング方向は同じで良く、輝度分布が異なり色斑が生
じるおそれはない。
じ画像信号が信号線に供給される一対の液晶表示装置を
設け、一方の液晶表示装置の線走査方向を反転し、他方
の液晶表示装置の線走査方向はそのままとし、両液晶表
示装置よりの出射光をプリズムで合成して、スクリーン
に投射するようにした投射型の液晶表示装置に、本発明
を適用するときは、両液晶表示装置の画素に視野角の左
右対称性があるので、両液晶表示装置の一対の配向層の
ラビング方向は同じで良く、輝度分布が異なり色斑が生
じるおそれはない。
【図1】本発明の実施例の画素配列を示す平面図であ
る。
る。
【図2】その実施例のラビング方向を示す平面図であ
る。
る。
【図3】その実施例の画素と信号線とを示す略線図であ
る。
る。
【図4】その実施例の画素と等電位線分布を示す略線図
である。
である。
【図5】その実施例の等コントラスト線分布を示す特性
曲線図である。
曲線図である。
【図6】本発明の他の実施例の画素配列を示す平面図で
ある。
ある。
【図7】従来例の画素配列を示す平面図である。
【図8】従来例のラビング方向を示す平面図である。
【図9】従来例の等コントラスト線分布を示す特性曲線
図である。
図である。
【図10】従来例の画素と信号線とを示す略線図であ
る。
る。
【図11】従来例の画素と等電位線分布を示す略線図で
ある。
ある。
【図12】従来例の液晶パネルの断面図である。
【図13】投射型液晶表示装置の従来例を示す線図であ
る。
る。
1 液晶パネル 2 画素 R1 ラビング方向 R2 ラビング方向 3′ 信号線 4′ 信号線 6 液晶分子 7 等電位線
Claims (1)
- 【請求項1】 各辺が、長方形の表示画面の各辺に対し
略45°の角度を有すると共に、上記表示画面の各辺と
平行及び垂直にマトリクス状に配列された多数の長方形
の画素と、 配向方向が、上記多数の長方形の画素の互いに直交する
辺の方向とされた一対の配向層と、 上記多数の長方形の画素の各辺に平行に近接して配され
た水平方向及び垂直方向の信号線とを有することを特徴
とする捩じれネマッチク型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9865995A JPH08292438A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 捩じれネマチック型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9865995A JPH08292438A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 捩じれネマチック型液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292438A true JPH08292438A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14225650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9865995A Pending JPH08292438A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 捩じれネマチック型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08292438A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6798475B2 (en) | 1999-03-02 | 2004-09-28 | International Business Machines Corporation | Reflective light valve |
US7134354B2 (en) * | 1999-09-28 | 2006-11-14 | Rosemount Inc. | Display for process transmitter |
JP2009230011A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Nikon Corp | 液晶パネル、表示装置およびプロジェクタ |
DE10393266B4 (de) * | 2002-09-06 | 2019-03-14 | Rosemount Inc. | Meßwertgeber mit geneigt angeordneter Anzeige |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9865995A patent/JPH08292438A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6798475B2 (en) | 1999-03-02 | 2004-09-28 | International Business Machines Corporation | Reflective light valve |
US7057686B2 (en) | 1999-03-02 | 2006-06-06 | International Business Machines Corporation | Liquid crystal structure with improved black state, and projector using same |
US7134354B2 (en) * | 1999-09-28 | 2006-11-14 | Rosemount Inc. | Display for process transmitter |
DE10393266B4 (de) * | 2002-09-06 | 2019-03-14 | Rosemount Inc. | Meßwertgeber mit geneigt angeordneter Anzeige |
JP2009230011A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Nikon Corp | 液晶パネル、表示装置およびプロジェクタ |
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