JPH08289347A - 手首携帯式選択呼出受信機にアンテナを結合する装置 - Google Patents

手首携帯式選択呼出受信機にアンテナを結合する装置

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JPH08289347A
JPH08289347A JP8103383A JP10338396A JPH08289347A JP H08289347 A JPH08289347 A JP H08289347A JP 8103383 A JP8103383 A JP 8103383A JP 10338396 A JP10338396 A JP 10338396A JP H08289347 A JPH08289347 A JP H08289347A
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JP
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case
strap
plate
selective call
call receiver
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JP8103383A
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English (en)
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G Tuwain David
デビッド・ジー・トゥワイン
R Malone Mark
マーク・アール・マロン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱着可能な腕時計式バンド又はストラップに
保持されるアンテナを腕時計式ケースに装着された選択
呼出受信機に電気的に結合する装置を提供する。 【解決手段】 装置は、ストラップ内の可撓性アンテナ
からの信号を、ケース等に格納された選択呼出受信機に
対して、ケース上の第1プレートとストラップ上の第2
プレートとにより形成されるキャパシタを通じ結合す
る。ストラップは、内部の開口部を貫通し配置される従
来のピン等により脱着可能に装着される。ピンは、ケー
スから突出する連続材料で形成され、第1プレートから
離れストラップがケースと旋回可能にするマウント上の
空洞により把持される。キャパシタは、マウントから隔
てられ、マウント間に配置される。第1,2プレート
は、夫々ケースとストラップの外表面の一部を形成す
る。別の実施例においては、キャパシタは、ストラップ
の旋回中に相対移動せずに共に回転するピンと第2プレ
ートとによって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に無線通信の分野
に関し、さらに詳しくは、手首携帯式選択呼出受信機の
アンテナ結合に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】腕時
計サイズのケース内に装着され、腕時計式のバンドによ
り携帯されるアンテナを有する選択呼出受信機またはペ
ージャは、周知のものである。腕時計は、スプリングを
備えた延長部を有する従来のバレル・ピン(barrel pin)
またはロール・ピン(roll pin)などの脱着可能なピンに
より、バンドまたはストラップに脱着可能に接続される
のが普通である。接続されると、ストラップと腕時計は
互いを軸に旋回自在になる。しかし、不都合なことに、
既知の腕時計サイズのページャは、腕時計が腕時計のバ
ンドに通常に接続される装置とは実質的に異なる装置に
より、アンテナを保持する既知の腕時計式のバンドに接
続される。既知の腕時計式バンドにより保持されるアン
テナは、直接的な機械的接続部により既知の腕時計サイ
ズのケース内の選択呼出受信機に電気的に結合される。
その結果、ケースとバンドまたはストラップとの間の接
合が、不都合に強固で、融通のきかないものになり、ケ
ースとバンドは互いを軸に旋回することができない。さ
らに、既知の手首に装着するページャと共に用いられる
アンテナは、古いバンドを外す際にアンテナ接続部を壊
して、新しいバンドを装着する際にアンテナの接続を作
成することが必要であるという不便があるために、容易
に交換することができない。従来の腕時計やバンドしか
知らない貴金属商は、特別な訓練や装置なしには、既知
の従来技術による腕時計式ページャ上のバンドを容易に
交換することができない。このような標準的でない接続
部を有する腕時計サイズのページャの例は、1993年
1月12日にマツイに付与された米国特許第5,17
9,733号に示される。
【0003】ある種の既知の手首装着型ページャにおい
ては、アンテナと受信機を電気的に結合する機械接続部
が、ケースをバンドに固定する別の機械接続部に追加さ
れるので、バンドを変えるためには2つの異なる動作を
必要とするという不便がある。このような手首装着式ペ
ージャの例は、1988年6月28日にRobitailleに付
与された米国特許第4,754,285号および198
8年9月6日にDickeyに付与された米国特許第4,76
9,656号に示される。
【0004】他の既知の手首装着式ページャは、アンテ
ナとアンテナをページャに電気的に結合するためのバン
ド・ピンとの間に機械的接続部を有するという不便があ
る。このような直接的な電気接続部があると、ピンを脱
着可能にすることができず、バンドをケースに付けるた
めに特殊なピンが必要になる。このような手首装着式ペ
ージャの例は、1962年5月1日にGisiger-Stahli他
に付与された米国特許第3,032,651号および1
992年10月27日にGaskill 他に付与された米国特
許第5,159,713号に示される。
【0005】スプリング付きピンを用いてバンドをケー
スに機械的に固定する従来の技術による腕時計式ページ
ャの例は、1989年3月28日にMacNak他に付与さ
れ、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,81
7,196号に示される。しかし、MacNak他は、アンテ
ナの受信機に対する容量結合の開示はしていない。さら
にMacNak他は、アンテナを受信機に電気的に結合する際
に関与するスプリング付きピンの開示はしていない。
【0006】機械的接続部を用いて腕時計式ページャを
アンテナに電気的に結合する例は、1993年2月23
日にMarinelli に付与され、本発明の譲受人に譲渡され
た米国特許第5,189,431号に示される。Marine
lli の方法は、必ずしもすべてではないがほとんどの動
作環境下で満足の行く性能を提供する。しかし、Marine
lli の方法は、凸状半円形の弓形接触に常時接する凹状
半円形の弓形接触に依存し、凸状の接触と凹状の接触と
の間のほこりに影響を受ける。さらに、ページャ上の凹
状半円弓形接触とバンド上の凸状半円弓形接触との間を
拭うと望ましくない摩擦が起こる。
【0007】剛性のヒンジで接続された要素内にあるア
ンテナを本体内にある無線電話に容量結合するコードレ
ス電話は、1992年12月8日にKrenz 他に付与され
本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,170,1
73号に示される。しかし、Krenz 他は、ヒンジと同じ
場所に配置され、その中にあるキャパシタ(コンデン
サ)を開示する。
【0008】そのため、脱着可能な腕時計式バンドまた
はストラップに保持されるアンテナを腕時計式ケースに
装着された選択呼出受信機に電気的に結合し、なおかつ
上記の従来技術による欠点を克服する装置が必要であ
る。
【0009】
【課題を解決する方法】本発明の一側面は、選択呼出受
信機を手首に着けることを容易にする装置である。選択
呼出受信機は、ケースによって支持される。本装置は、
ケースを手首に固定するためにケースに回転可能に接続
されたストラップと、ストラップによって保持されるア
ンテナとを有する。本装置は、あらかじめ選択された距
離だけ隔てて置かれた第1プレートと第2プレートとを
有するキャパシタ(コンデンサ)によって構成される。
第1プレートは、ケース上に固定され、選択呼出受信機
に電気的に結合される。第2プレートは、ストラップに
固定され、アンテナに電気的に結合される。本装置は、
さらに、第1プレートから離れて、ケースに関してスト
ラップを旋回させる手段によって構成される。本装置
は、さらに、第2プレートから離れて、ストラップをケ
ースに関して旋回する間に第1プレートと第2プレート
との間のあらかじめ選択された距離を維持する手段によ
って構成される。
【0010】本発明の別の側面は、選択呼出受信機であ
る。この選択呼出受信機は、受信機回路と、受信機回路
を把持するケースとによって構成される。ケースには1
対のマウントがあり、少なくとも1つのマウントは受信
機回路に電気的に結合される。選択呼出受信機は、ケー
スをユーザに固定する少なくとも1つの長いストラップ
によってさらに構成され、このストラップは2つの側面
に、直径と軸とを有し、この2つの側面間に延在する横
向の中空円筒形開口部を有する。選択呼出受信機は、さ
らに、開口部の直径より大きい直径を有する遮断された
金属製円筒部によって構成され、この円筒部は少なくと
も1つのストラップ内に同軸に埋め込まれる。アンテナ
は、少なくとも1つのストラップによって保持され、円
筒部に電気的に結合される。選択呼出受信機は、さら
に、開口部の直径とほぼ同じ直径を有する金属製の円筒
形ピンによって構成され、このピンは1対のマウントに
脱着可能に装着されて、少なくとも1つのマウントと電
気的接続を形成し、開口部内に脱着可能に同軸に配置さ
れて、円筒部と容量的に相互作用する。
【0011】本発明のさらに別の側面は、絶縁材料によ
り支持されるアンテナをケースにより支持される選択呼
出受信機に結合する装置である。絶縁材料は、2つのヒ
ンジによりケースに旋回可能に装着される。この装置
は、2つのヒンジの中間に位置するキャパシタによって
構成される。キャパシタは、ケース上に位置する第1プ
レートと、絶縁材料上に位置する第2プレートとを有す
る。本装置は、絶縁材料をケースに関して旋回させる
間、キャパシタの容量を実質的に一定に維持する手段に
よってさらに構成される。
【0012】
【実施例】図1を参照して、ページャなどの選択呼出受
信機10が、好ましくはプラスチック製の腕時計式ケー
ス14内に装着されて図示される。選択呼出受信機10
の動作は当業者には周知である。選択呼出受信機10
は、ケース14によって支持される受信機回路12によ
って構成される。選択呼出受信機10は、ケース14と
カバー16とによって囲まれる。少なくとも1つの端部
13を有するストラップ18は、選択呼出受信機10を
ユーザの手首に着けるのを容易にするために用いられ
る。ストラップ18の少なくとも1つの端部13は、好
ましくは標準的な腕時計バンドの端部と類似する。スト
ラップ18の少なくとも1つの端部13のそれぞれは、
ケース14の対向側面15,17に脱着可能に、回転可
能に接続される。
【0013】アンテナを選択呼出受信機10に結合する
装置11は、2つの容量プレートを有するキャパシタ
(コンデンサ)50によって構成され、この2つの容量
プレートは、あらかじめ選択された距離51(図2)だ
け隔てられた第1プレート22と第2プレート26であ
る。ケース14は、対向側面15,17の少なくとも1
つの上にあり、第1プレート22を収容する実質的に弓
形の凹状くぼみ20を備える。図2に示されるように、
第1プレート22は、軸23,長さ31,L,半径3
5,Rおよび角寸法63,αを有する円筒の弓形部分で
ある。再び図1を参照して、第1プレート22は、実質
的に弓形の凹状くぼみ20内部に装着され、対向側面の
1つ15においてケース14の外表面の凹状部分を形成
する。あるいは、図2に示されるように、第1プレート
22は、当業者には周知のプラスチック成型法により対
向側面の1つ15においてケース14内に距離55を隔
てて埋め込まれる。第1プレート22は、導体28を受
信機回路12に接続することにより電気的に接続され
る。
【0014】ストラップ18は、好ましくは可撓性で、
プラスチックまたは射出成型可能な絶縁材料で作られ
る。ストラップ18は細長く、2つの側面19,21を
有する。ストラップ18は、軸29を有して、少なくと
も1つの端部13において側面間に延在する横向の中空
円筒形開口部30を有する。好ましくは、可撓性アンテ
ナであるアンテナ24が、ストラップ18内に配置され
る。アンテナ24は、好ましくは、図1に示されるよう
な薄い、偏平な細長いストリップである。あるいは、ア
ンテナはワイヤである。アンテナ24は、一端25で第
2プレート26に電気的に接続される。第2プレート2
6は、横向中空円筒形開口部30と同軸に、全体がスト
ラップ18の材料内に配置される。アンテナ24をスト
ラップ18内に埋め込み、挿入成型法により開口部30
を形成する作業は当業者には周知である。従って、図2
に示される距離49は、第2プレート26とストラップ
18の外表面48との間に得られる。
【0015】第2プレート26は、軸,長さ31,L,
半径37,rおよび角寸法65,βを有する円筒の弓形
部分である。ただしβは実質的にαよりも大きいが、2
70度より小さい。あるいは、第2プレート26の角寸
法65,βは、第1プレート22の角寸法αよりも実質
的に小さい。いずれの場合にも、好適な実施例において
は、第1プレート22および第2プレート26は、それ
ぞれ円筒形(弓形部分以外は図示せず)の弓形部分3
9,41によって構成され、それぞれの弓形部分は実質
的に異なる度数を包含する。
【0016】ストラップ18は、ピン32を用いてケー
ス14に付着されるが、ピン32は好ましくはストラッ
プ18の開口部30内に滑り嵌めされた圧縮可能な時計
スプリング・ピンである。ピン32は、貴金属商がなじ
みが深く、そのため従来の方法で取り外しができる種類
であると便利である。実際には、ストラップ18は、ア
ンテナのない標準的な腕時計バンドのように取り外しを
することができる。ストラップ18の材料は、第2プレ
ート26をピン32から遮断する。ピン32は、直径を
有するバレル部34からなり、バレル部の直径より小さ
い直径を有する延長部36,38を有する。延長部3
6,38のそれぞれとバレル部34との間には平軸受が
形成され、バレル部34を延長部に対して転がすことが
できる。
【0017】ケース14の対向側面15,17は、各々
1対のマウント56,57と58,59とをそれぞれ有
し、これらのマウントはケースの外表面48から突出
し、好ましくはケースの材料と連続する材料で作られ
る。マウント56〜59は、第1プレート22および第
2プレート26とは離れている。ケース14の対向側面
15,17のそれぞれは、実質的に類似のものであるの
で、対向側面のうち1つ15だけに関して詳細に説明す
る。マウント56,57は、空洞60,61を有する。
1つのマウント56上の1つの空洞60は、もう一方の
マウント57上のもう一方の空洞61と対向する。空洞
60,61は、ピン32の延長部36,38をきっちり
と把持する寸法とする。空洞60,61は、ケース14
の材料内にある。そのため、ピン32は、受信機回路1
2から遮断され、また選択呼出受信機10の他のすべて
の電気部品から遮断される。空洞60,61は、ケース
の外表面から所定の距離45をおいてケース14上に配
置され、ストラップがピン32によりケースに装着され
ると、ストラップ18の少なくとも一端13はケースの
周囲で回転することができる。マウント56,57上の
空洞60,61は、ピン32の延長部36,38と共働
して2つのヒンジを形成する。ストラップ18がケース
14に接続されると、第2プレート26の軸は第1プレ
ート22の軸23と同軸になる。ストラップ18は、ケ
ース14の周囲に旋回することができる。ストラップ1
8の旋回中は、第1プレート22の軸と第2プレート2
6の軸23とは同軸のままである。さらに、ストラップ
18は、旋回中はケース14から一定の距離53に留ま
り、このために装置11は、従来の技術による結合装置
と比べて、摩擦の影響を比較的受けないという利点を持
つ。
【0018】第1プレート22の第2プレート26との
容量係合が、アンテナ24を選択呼出受信機10に電気
的に結合する。固定された距離53は、選択呼出受信機
の動作周波数において第1プレート22と第2プレート
26との間の容量結合が可能であるように選択される。
第1プレート22と第2プレート26との間にあらかじ
め選択された距離51、すなわち一定の容量を維持する
ためには、固定された距離53を維持することが必要で
ある。旋回中に、第1プレート22と第2プレート26
との間にあらかじめ選択された距離51を維持する手段
には、ピン32のバレル部34とストラップ18との間
の滑り嵌めと、ピン32の延長部36,38と空洞6
0,61との間の滑り嵌めとが含まれる。
【0019】図2は、図1のケース14の一部分とスト
ラップ18の一部分との拡大した側面図であるが、第1
プレート22はケースの外表面44ではなく、ケース内
に距離55を隔てて埋め込まれた状態で図示される。好
ましくは、距離55は約0.5mmである。キャパシタ
50は、第1プレート22,ケース14の材料,空隙4
6,ストラップ18の材料および第2プレート26によ
り形成される。
【0020】図2を参照して、キャパシタ50の容量C
は、以下の等式により記述される:
【0021】
【数1】 ただしε0 は自由空間の誘電率,ε1 はケース14材料
の比誘電率,ε2 は空気の比誘電率,ε3 はストラップ
18の比誘電率である。αは一般に第1プレート22と
第2プレート26のうち角度的に小さいほうの角寸法で
あるが、好適な実施例においては、αは第1プレート2
2の角寸法である。Lは第2プレート22と第2プレー
ト26の長さである。R,35は第1プレート22の弧
の半径であり、r,37は第2プレート26の弧の半径
である。yは、ケース14の外表面44とストラップ1
8の外表面48との間の空隙46の環状セグメントの半
径であり、xは第2プレートとストラップの外表面との
間のストラップ材料部分の環状セグメントの半径であ
る。第2プレート26とストラップの外表面48との間
のストラップ18の材料部分は、誘電体として働く。等
式(1)は、キャパシタの2つの容量プレート間に3つ
の異なる材料、すなわちケース14の材料,空隙46お
よびストラップ18の材料を有する好適な実施例におい
てキャパシタ50の容量Cを計算するために用いられ
る。キャパシタ50は、直列に接続された3つのキャパ
シタと等価である。すなわち容量C1にはケース14材料
が寄与し、容量C2には空隙46が寄与し、容量C3にはス
トラップ18材料が寄与する。従って、総容量はC= 1
/C1 + 1/C2 + 1/C3 となる。容量値は、選択された誘
電材料,プレートの寸法およびプレートの間隔により可
変する。たとえば、比誘電率がε1 = 5.1 ,ε2 = 1 ,
ε3 = 9 ,ε0 = 8.85 x 10-12ファラド/メートル;プ
レート寸法がL=12.7mm,α=135度,R=
2.4mm,r=1.4mm;環状セグメントx=0.
4mm;環状セグメントy=0.1mmの場合の等式
(1)で、2.1pFの容量Cが得られる。2.1pF
と比較的容量が低いのは、第1プレート22と第2プレ
ート26との間のあらかじめ選択された距離51が比較
的大きい(1.0mm)ためである。その結果、上記の
寸法を有する装置11は、130MHz超という選択呼
出受信機の動作周波数において非常に効率的である。
【0022】あるいは、第1プレート22をケース14
の外表面44上に装着し、第2プレート26をストラッ
プ18内に埋め込む。この第1代替例の容量Cは、以下
のように求められる:
【0023】
【数2】 誘電率がε2 = 1 ,ε3 = 9 ,ε0 = 8.85 x 10-12ファ
ラド/メートル;プレート寸法がα=180度,L=1
4.3mm,R=1.8mm,r=1.4mm;環状セ
グメントx=0.3mm;環状セグメントy=0.1m
mの場合のCに関する等式(2)で、5.1pFの容量
が得られる。この第1代替例は、ページング・システム
に関して連邦通信委員会(FCC)が現在割り当てるす
べての周波数において有効であることがわかっている。
【0024】図示されない第2代替例においては、第1
プレート22がケース14内に埋め込まれ、第2プレー
ト26がストラップ18の外表面48上にある。第2代
替例では、第2プレート26がストラップ18の外表面
48の凸部を形成する。第2代替例の容量は、Cに関す
る等式(3)により以下の要領で求められる:
【0025】
【数3】 第2代替例も、ページング・システムに関してFCCが
現在割り当てるすべての周波数において有効であること
がわかっている。
【0026】図示されない第3代替例においては、第1
プレート22がケース14の外表面44上にあり、第2
プレート26はストラップ18の外表面48上にある。
第3代替例の容量は、以下のように等式(4)により求
められる:
【0027】
【数4】 第3代替例では、容量プレート間で空気以外の誘電体が
存在しないので容量が制限される;従って、第3代替例
は130MHz超の動作周波数で用いられることが好ま
しい。
【0028】本発明はアンテナ24から受信機回路12
に電気エネルギを伝えるために容量結合を用いるので、
本発明では、導電結合を用いる従来技術の結合装置と比
べると、ストラップ18とケース14との間のほこりに
よる影響が少ない。
【0029】図3を参照して、ストラップ18がピン3
2の周囲を旋回または回転する間に、キャパシタ50の
実質的に一定の容量をさらに維持するために、選択呼出
受信機10は、ケース14に関してストラップの旋回を
あらかじめ選択された度数27,θ以上にならないよう
制限する手段も有する。ただしθはβマイナスαであ
る。あらかじめ選択された度数θは、第1プレート22
の角寸法と第2プレート26の角寸法との間の実質的に
異なる度数に等しい。ストラップ18はケース14に装
着され、第1プレート22と第2プレート26との間の
空隙が回転の最終限界においてもαに角度的に等しくな
るようにする。回転をθ度に制限することにより、キャ
パシタ50の容量は、第1プレート22と第2プレート
26のうち角度的に小さいほうだけの角寸法を用いて計
算される。ケース14に関してストラップ18の旋回を
制限する手段には、カバー16のエッジ62とケース1
4の内隅64とが含まれる。図3においては、ストラッ
プ18は、ピン32の周囲で一方向に最大角度距離まで
回転された状態で図示される。一方向への移動は、カバ
ー16のエッジ62による旋回限度87に制限される。
図4を参照して、ストラップ18は、ピン32の周囲で
別方向に最大角度距離まで回転された状態で図示され
る。もう一方の方向への移動は、ケース14の内隅64
による別の旋回限度89までに制限される。
【0030】図5を参照して、本発明の代替の実施例に
おいて選択呼出受信機10が図示される。本発明の代替
の実施例により、選択呼出受信機10は、ケース70お
よびより小型のカバー71とに囲まれた従来の設計の受
信機回路12により構成される。ストラップ18は、ス
トラップの横向中空円筒形開口部30内に圧入されるピ
ン32により、ケース70に付着される。ストラップ1
8は、ケース70の周囲に旋回することができる。ピン
32のバレル部34とストラップ18との間に密着して
圧入することにより、バレル部とストラップとはストラ
ップがケースの周囲に旋回する間、相対的な移動を起こ
さずに共に回転する。ピンのバレル部34と延長部3
6,38との間の平軸受が、それぞれの延長部とバレル
部との間に一定の電気接続を生む。
【0031】図6に本発明の代替の実施例の上面図を示
す。ここではストラップ18の材料の一部を切り取った
装置11を示して、2つの容量プレートの1つとして機
能する遮断された金属製円筒部86を表す。ストラップ
18は、好ましくは、ケース70をユーザに固定する少
なくとも1つの可撓性の細長い手首ストラップ43を備
える。ストラップ18は、直径83,長さ84および軸
85を有する横向中空円筒形開口部30を具備する。図
5および図6を参照して、ケース70は、少なくとも2
つの側面を有し、少なくとも1つの側面上に連続するケ
ース材料の突出部分を有し、これが1対のマウント7
8,69を形成する。マウント78,69は、互いに対
向する空洞72,73をそれぞれ有する。空洞72,7
3のうち少なくとも1つの空洞には、ピン32の延長部
36,38のうち少なくとも1つの延長部の端部を把持
し、ピン32と電気接続を形成する金属製ブラケット7
4が密に嵌入される。受信機回路12は、ブラケット接
続ワイヤ75により、金属製ブラケット74に電気的に
接続される。延長部36,38は、ピン32の内部に供
給されるスプリング負荷から金属製ブラケット74のア
ーム76に抗して接触力を得る。各空洞部72,73内
に金属製ブラケット74を用いることにより、ストラッ
プ18のケース70に対する付着強度も大きくなるとい
う利点がある。代替の実施例においては、キャパシタ5
0は、遮断された金属製円筒部86,2つの容量プレー
トの他方として機能するバレル部34および誘電体とし
て機能するストラップ18の材料により形成される。選
択呼出受信機信号は、アンテナ24からキャパシタ50
を介して受信機回路12に結合される。図7を参照し
て、遮断された金属製円筒部86は、横向中空円筒形開
口部30の直径より大きな直径52を有する。ピン32
は、好ましくは、直径88を有する、従来の圧縮可能な
時計スプリング・ピンなどの金属製の円筒形ピンであ
る。ピン32の直径88は、ほぼ、横向中空円筒形開口
部30の直径83である。ピン32は、ストラップ18
の開口部30内に滑り嵌めされるので、ピンとストラッ
プとの間の空間54は無視できるほど小さい。空間54
の寸法は、図7では図解を分かりやすくするために大幅
に誇張される。ピン32とストラップ18との間の滑り
嵌めにより、空間54内にほこりがたまることを防ぎ、
なおかつ従来の貴金属商の技術を用いてピンを外すこと
ができる。好ましくは、遮断された金属製円筒部86
は、実質的にピン32を囲む。あるいは、遮断された金
属製円筒部86は、細長い開口部90を有して、遮断さ
れた金属製円筒部は部分的にピン32を囲むに過ぎな
い。延長部36,38は、ストラップ18をケース70
に関して旋回する手段となる。代替の実施例のキャパシ
タ50の容量プレートは両方とも、ストラップ18の旋
回中に相対的な移動を起こさずに共に回転するので、代
替の実施例には、ストラップの旋回を制限する手段を必
要としないという利点がある。従って、旋回を一方向に
制限するためにエッジ62(図2)が必要とされないの
で、より小型のカバー71は、カバー16よりも小さく
なる。もちろん、代替の実施例では他方の旋回を制限す
る必要もない。図5〜図7に示される代替の実施例の容
量を計算するためには、等式(4)が用いられる。
【0032】結合に必要とされる容量値は、以下の項
目、すなわち選択呼出受信機の動作周波数,アンテナの
種類,ケースの材料,ストラップの材料および容量プレ
ートの幾何学形状により決定される。ケースの材料とス
トラップの材料に関するパラメータの多くが周波数と共
に変化するので、周波数に対する依存性は無条件であ
る。約40MHzの周波数において、プラスチック材料
の電気特性は、約900MHzの周波数におけるものよ
り都合が良い。これは材料損失が増大し、周波数が高く
なると多くのプラスチックの比誘電率が下がり、それに
よってキャパシタ50の容量が下がるためである。従っ
て、容量プレートが外表面上にある図1および図2に示
される実施例の第3代替例は、より高い周波数で用いら
れることが好ましい。プレートの寸法と間隔は、キャパ
シタ50が選択呼出受信機の動作周波数において無視で
きる程度の小さいリアクタンスを有するように調整す
る。
【0033】アンテナの種類と動作周波数とに依存し
て、キャパシタ50の容量Cだけでアンテナを共振する
には充分である。多くの手首携帯型選択呼出受信機に用
いられるアンテナは、波長に相対して電気的に小さいル
ープ・アンテナである。ループ・アンテナは誘導性であ
るので、容量同調が用いられる。アンテナの種類は、ア
ンテナ共振のために装置11で必要とされる容量に大き
く影響する。あるいは、ダイポール・アンテナを用い
る。ダイポール・アンテナも電気的に小さいが、ループ
・アンテナとは異なり、ダイポール・アンテナは本来は
容量性である。従って、容量同調を採用するために、誘
導性負荷が用いられる。ダイポール・アンテナは、アン
テナ共振のために1〜10pFの容量を使うことができ
るよう設計される。より低いVHF周波数では、フェラ
イト棒に巻き付けられた多重巻ループ・アンテナを通常
は用いる。キャパシタ50に関して2〜10pFの容量
は、アンテナ寸法によっては共振のために許容できる。
フェライトの有効性は、周波数が増大すると共に減少す
る。さらに、UHF周波数において多重巻ループ・アン
テナを過剰に巻くと、過剰なインダクタンスを発生させ
ることがあり、これにより共振のための容量値がきわめ
て小さくなる。そのため、フェライトは用いられず、ル
ープの巻数がUHF周波数では減らされる。UHF周波
数においては、1〜10pFの容量が、アンテナの寸法
によっては許容できる。高いUHF周波数と低いGHz
周波数においては、小型の単巻ループ・アンテナと0.
5〜10pFの容量がアンテナの寸法に応じて用いられ
る。
【0034】リアクタンスがゼロになるとアンテナの共
振が達成される。小型のループ・アンテナのリアクタン
ス部品は、キャパシタ50と直列に接続された自己イン
ダクタンスLを有するインダクタとして構築される。従
って、共振状態で、キャパシタ50の容量はC = 1/ω2L
である。ワイヤの円形ループの自己インダクタンスL
は、等式(5)により与えられる:
【0035】
【数5】 ただしμはワイヤの透過率,μ0 は自由空間の透過率,
aはループ・アンテナに用いられるワイヤの半径,bは
ループの半径である。ワイヤの半径が1.6mmで、ル
ープの半径が3.2cmの場合、自己インダクタンスL
は約0.1614μHである。従って、図1に示される
装置11により生み出される容量C=5.1pFは、共
振を得るためには充分である。
【0036】図8は、インピーダンス一致および共振部
品を有するアンテナ24の回路図である。図8に示され
るアンテナ24は、図を簡単にするために単巻ループ・
アンテナとする。前述のように、ストラップ18内のア
ンテナ24は、選択呼出受信機の動作周波数において誘
導性があり、容量同調される。共振状態で、受信機回路
12の入力回路構成により見られるインピーダンスは、
純粋に抵抗性であり、銅線を用いると約146.04Ω
となる。受信機回路12の入力回路構成が多少誘導的で
ある場合、結合キャパシタ(結合コンデンサ)80およ
び分路キャパシタ(分路コンデンサ)82が用いられ
て、アンテナ24から装置11への合成回路のインピー
ダンスを、入力回路構成のインピーダンスに共役一致さ
せる。たとえば、アンテナ24から装置11への合成回
路のインピーダンス(146.04Ω)を50+j90
の入力回路構成インピーダンスと一致させるには、結合
キャパシタ80は好ましくは40.4pF,分路キャパ
シタ82は好ましくは8.7pFである。結合キャパシ
タ80と分路キャパシタ82とは、主に受信機回路12
の入力回路構成のインピーダンス一致を行うために用い
られ、アンテナ共振に与える効果は小さい。
【0037】図8は、ケース14の対向する両側15,
17の装置11を示す。ケース14の対向側の片側15
では、キャパシタ50が選択呼出受信機の動作周波数に
おいてアンテナ24を共振するよう動作する。ケース1
4の反対側17では、本発明はアンテナ24の他端を別
のキャパシタ40を通じて受信機回路12内で接地に結
合する。ケース14の両側15,17に本発明を用いる
必要はない。もちろん、アンテナ24がダイポール・ア
ンテナである場合は、本発明はケース14の片側15の
みに用いられる。しかし、場合によっては、特に約90
0MHzなどのより高い周波数でループ・アンテナを用
いる場合には、アンテナを共振させるにはアンテナの誘
導リアクタンスを打ち消すために非常に小さい容量が必
要とされる。このような場合には、別のキャパシタ40
をキャパシタ50に直列に、好ましくはケース14の別
の対向側17に追加して、容量をアンテナを共振させる
ために必要な値まで下げる。ケース14の両側15,1
7に容量のより大きな装置11を用いて、より大きな2
つの直列キャパシタ(キャパシタ50と別のキャパシタ
40)からより小型のキャパシタを形成することは、ケ
ースの片側15だけに容量の小さい装置を用いるよりも
経済的に好ましいことがわかっている。これは同じ容量
の大きいほうの装置を、より低い周波数で動作する他の
選択呼出受信機のケースの片側15だけに代わりに利用
することができるためである。
【0038】装置11とアンテナ24は、第1プレート
22と第2プレート26との間の小さいゴミやほこりが
回路性能に悪影響を与えないよう設計される。たとえ
ば、より低い選択呼出受信機の動作周波数において、キ
ャパシタ50の望ましい値は上記では2〜10pFの範
囲と説明されているが、2pFよりは10pFに近くな
る。第1プレート22と第2プレート26との間の小さ
いゴミやほこりは、10pFに近い容量値には大きな影
響を与えず、回路性能を犠牲にしない。図8は、インピ
ーダンス一致に用いられるキャパシタを示すが、インダ
クタまたはその他の種類のインピーダンス一致回路構成
を本発明では代替に用いることができる。
【0039】本発明の好適な実施例の詳細な説明が行わ
れたが、添付の請求項に説明される本発明の範囲から逸
脱せずに、多くの変形を行うことができることを理解頂
きたい。たとえば、ケースに装着される容量プレートの
角寸法は、ストラップに装着される容量プレートの角寸
法よりも小さいことが好ましいが、ケースに装着される
容量プレートの角寸法はストラップに装着される容量プ
レートの角寸法より大きくてもよい。また、ケースに装
着される容量プレートは凹状で、ストラップに装着され
る容量プレートは凸状であることが好ましいが、ケース
上の容量プレートが凸状で、ストラップ上の容量プレー
トが凹状であることも予測される。さらに、本発明と共
に用いることのできるアンテナの構造には多くの他の種
類がある。また、本装置は選択呼出受信機を手首に着け
るときに用いられることが好ましいが、選択呼出受信機
を人の体の別の部分に着けることも予測される。さら
に、本発明は選択呼出受信機に限らず、他の種類の受信
機および送信機やトランシーバにも用いることができ
る。また、容量プレートおよびピンは金属材料に限ら
ず、任意の導電性材料とすることができる。さらに、ケ
ースとストラップに用いられる材料は、プラスチックに
限らない。プラスチックの代わりに、特により高い周波
数においてはセラミックを用いることもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例によりアンテナを選択呼
出受信機に電気的に結合する装置を示す、選択呼出受信
機と腕時計式ストラップにより保持されるアンテナとの
部分的に分解された等角図である。
【図2】図1の直線x−x’を貫通して見た図1の装置
の一部分の拡大側面図である。
【図3】図1の装置の側面図であって、ストラップの一
方向への旋回の限界を示す。
【図4】図1の装置の断面図であって、ストラップの別
方向への旋回の限界を示す。
【図5】本発明の好適な実施例によりアンテナを選択的
呼受信機に電気的に結合する装置の別の実施例の部分的
に分解された等角図である。
【図6】図5の装置の一部分の上面図である。
【図7】図6の直線y−y’を貫通して見た図5および
図6の装置の一部分の拡大側面図である。
【図8】本発明のキャパシタと、アンテナおよび受信機
の間の一致回路とを示す簡単な回路図である。
【符号の説明】
10 選択的呼受信機 11 結合装置 12 受信機回路 13 ストラップ端部 14 ケース 15,17 ケースの対向側面 16 カバー 18 ストラップ 19,21 側面 20 弓形凹状くぼみ 22,26 容量プレート 23 第1容量プレートの軸 24 アンテナ 25 アンテナ端部 28 導体 29 ストラップの中空円筒形開口部の軸 30 ストラップの中空円筒形開口部 31 第1容量プレートの長さ 32 ピン 34 ピンのバレル部 36,38 ピンの延長部 39,41 円筒の弓形部分 44 ケースの外表面 45 距離 50 キャパシタ(コンデンサ) 56,57,58,59 マウント 60,61 空洞 62 カバーのエッジ 64 ケースの内隅

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択呼出受信機を手首に着けることを容
    易にする装置であって、前記選択呼出受信機はケースに
    よって支持され、前記ケースを手首に固定するストラッ
    プを有する前記装置、前記ケースに回転可能に接続され
    る前記ストラップと、前記ストラップにより保持される
    可撓性アンテナとを有する装置であって:あらかじめ選
    択された距離だけ隔てられた第1プレートおよび第2プ
    レートを有するキャパシタ(コンデンサ)であって、前
    記第1プレートは前記ケース上に固定されて前記選択呼
    出受信機に電気的に結合され、前記第2プレートは前記
    ストラップに固定されて前記可撓性アンテナに電気的に
    結合されるキャパシタ;前記ストラップを前記ケースに
    関して旋回する手段であって、前記ケース上にあり、前
    記第1プレートとは離れている旋回手段;および前記ス
    トラップの前記ケースに関する旋回中に、前記第1プレ
    ートと前記第2プレートとの間の前記のあらかじめ選択
    された距離を維持する手段であって、前記ストラップ上
    にあり、前記第2プレートとは離れている維持手段;に
    よって構成されることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記のあらかじめ選択された距離が、選
    択呼出受信機の動作周波数において無視できる程度の小
    さいリアクタンスを有する容量を生成するよう選択され
    る請求項1記載の選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 前記第1プレートが前記ケースの外表面
    を形成する請求項2記載の選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 前記第2プレートが前記ストラップの外
    表面を形成する請求項2記載の選択呼出受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1プレートが前記ケースに関して
    前記ストラップを旋回する手段を有さない請求項1記載
    の選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 前記第2プレートが、前記ストラップの
    前記ケースに関する旋回中に、前記第1プレートと前記
    第2プレートとの間の前記のあらかじめ選択された距離
    を維持する前記手段を有さない請求項1記載の選択呼出
    受信機。
  7. 【請求項7】 前記ストラップの前記ケースに関する旋
    回を、あらかじめ選択された度数に制限する手段を具備
    する請求項1記載の選択呼出受信機。
  8. 【請求項8】 前記第1プレートと前記第2プレートと
    が円筒の弓形部分であり、前記弓形部分は270度未満
    である請求項7記載の選択呼出受信機。
  9. 【請求項9】 前記弓形部分が実質的に異なる度数であ
    る請求項8記載の選択呼出受信機。
  10. 【請求項10】 前記のあらかじめ選択された度数が実
    質的に異なる度数に等しい請求項9記載の選択呼出受信
    機。
  11. 【請求項11】 受信機回路;前記受信機を把持するケ
    ースであって、前記ケースが1対のマウントを有し、少
    なくとも1つのマウントが前記受信機回路に電気的に結
    合されるケース;前記ケースをユーザに固定する少なく
    とも1つの細長いストラップであって、2つの側面を有
    し、直径と軸とを有してこの2側面間に延在する横向中
    空円筒形開口部を有するストラップ;前記横向中空円筒
    形開口部の直径より大きな直径を有して、前記の少なく
    とも1つの細長いストラップ内に同軸に埋め込まれる遮
    断された金属製円筒部;前記の少なくとも1つの細長い
    ストラップにより保持され、前記の遮断された金属製円
    筒部に電気的に結合されるアンテナ;および前記横向中
    空円筒形開口部の直径とほぼ同じ直径を有する金属製の
    円筒形ピンであって、前記金属製円筒形ピンは前記1対
    のマウントに脱着可能に装着されて前記の少なくとも1
    つのマウントと電気的接続部を形成し、前記横向中空円
    筒形開口部内に同軸に脱着可能に配置されて前記の遮断
    された金属製円筒部と容量作用を行う金属製円筒形ピ
    ン;によって構成されることを特徴とする選択呼出受信
    機。
  12. 【請求項12】 前記金属製円筒形ピンが前記の遮断さ
    れた金属製円筒部と相互作用して、選択呼出受信機の動
    作周波数において無視できる程度の小さいリアクタンス
    を有する容量を生成する請求項11記載の選択呼出受信
    機。
  13. 【請求項13】 前記の少なくとも1つの細長いストラ
    ップが、前記横向中空円筒形開口部においてケースの周
    囲に旋回することのできる請求項11記載の選択呼出受
    信機。
  14. 【請求項14】 前記金属製円筒形ピンが前記1対のマ
    ウントにおいて前記ケースの周囲に旋回する手段を具備
    する請求項13記載の選択呼出受信機。
  15. 【請求項15】 前記金属製円筒形ピンが前記横向中空
    円筒形開口部内に滑り嵌めされる寸法に作成され、前記
    少なくとも1つの細長いストラップと前記金属製円筒形
    ピンとが相対移動を起こさずに共に回転する請求項14
    記載の選択呼出受信機。
  16. 【請求項16】 前記の遮断された金属製円筒部が前記
    金属製円筒形ピンを実質的に囲む請求項11記載の選択
    呼出受信機。
  17. 【請求項17】 前記ケースと前記1対のマウントとが
    連続材料で形成される請求項11記載の選択呼出受信
    機。
  18. 【請求項18】 絶縁材料により支持されるアンテナを
    ケースにより支持される選択呼出受信機に電気的に結合
    する装置であって、前記絶縁材料が2つのヒンジにより
    前記ケースに旋回可能に装着される装置であって:前記
    2つのヒンジの中間に配置され、前記ケース上の第1プ
    レートと前記絶縁材料上の第2プレートとを有するキャ
    パシタ;および前記絶縁材料が前記ケースに関して旋回
    する間、前記キャパシタの容量を実質的に一定に維持す
    る手段;によって構成されることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 前記の2つのヒンジのそれぞれが前記
    ケース上に一部分を、前記絶縁材料上に他の部分を有
    し、前記ケースと、前記2つのヒンジそれぞれの前記ケ
    ース上にある部分とが連続材料で形成される請求項18
    記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記第1プレートが前記ケースの外表
    面の凸状部分を形成し、前記第2プレートが前記絶縁材
    料の外表面の凹状部分を形成する請求項19記載の装
    置。
JP8103383A 1995-03-30 1996-03-29 手首携帯式選択呼出受信機にアンテナを結合する装置 Pending JPH08289347A (ja)

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