JPH08286809A - 筆記データ入力装置 - Google Patents

筆記データ入力装置

Info

Publication number
JPH08286809A
JPH08286809A JP11524695A JP11524695A JPH08286809A JP H08286809 A JPH08286809 A JP H08286809A JP 11524695 A JP11524695 A JP 11524695A JP 11524695 A JP11524695 A JP 11524695A JP H08286809 A JPH08286809 A JP H08286809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
information
recording paper
input
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11524695A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Konnai
勝美 近内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP11524695A priority Critical patent/JPH08286809A/ja
Publication of JPH08286809A publication Critical patent/JPH08286809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】入力情報原票の記入と同時にデータ入力が行え
るようにすること。 【構成】下敷パネル(タブレット)12上に用紙34が
載置され、用紙34上の基準符号40がペンでなぞられ
ると、CPU10は、下敷パネル12の原点12Oに対
するその基準符号40の位置座標を算出し、それに基づ
いて、その後に用紙34に記入された文字については検
出される下敷パネル12上の位置(座標)をこの基準符
号40からの位置座標に変換して、認識した文字データ
もしくはストローク情報をその記入位置座標データと共
にRAMカード20に蓄積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝票等への記入によっ
てデータを入力する筆記データ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データを手書き文字によって
入力することができるペン入力パーソナルコンピュータ
や、通常のパーソナルコンピュータにタブレット装置を
組み合わせた手書入力装置が知られている。
【0003】このような手書入力装置は、データ入力を
キーボードで行う代わりに、LCD画面上に(又はタブ
レット上に)直接ペンによって手書き入力されたデータ
を認識して書かれたデータを入力するものであり、デー
タの入力操作の簡易化(キーボード操作に比べ)を主目
的とした装置である。
【0004】従って、従来の手書入力装置においては、
LCD上にタブレット(透明型)を重ね、手書きしたス
トロークをLCD上に再現表示及び認識データ表示を行
うようにしたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手書入力装置
は、キーボード操作によるデータ入力に替えて、手書き
によってデータを入力するようにしたものであり、あく
までもパーソナルコンピュータなどに対するデータの入
力を簡易化することを目的としたものである。ところ
で、パーソナルコンピュータなどにデータを入力する際
に、データが既に記入された伝票などをオペレータが参
照しながら入力する。なお、このような伝票の他に、営
業日報、アンケート用紙、各種の書類があるが、これら
を総称して以下の説明では入力情報原票と称する。これ
らの入力情報原票は、パーソナルコンピュータなどに入
力すべきデータが記入され、且つ、営業取引等に関わる
書類として管理される。即ち、入力情報原票に対するデ
ータの記入と、記入された入力情報原票に基づくパーソ
ナルコンピュータなどへのデータの入力は夫々別々のフ
ェーズで行われていた。
【0006】さらに、従来の手書入力装置は、LCDな
どの表示装置に手書きデータ検出のためのタブレットを
重ね合わせた構造になっている。このため、装置全体の
厚みが増し、薄型化、小型化を図ることができず、デー
タ入力装置としては携帯性に欠け、なおかつ、高価にな
っていた。
【0007】本発明の課題は、入力情報原票へ記入すれ
ば、パーソナルコンピュータなどに対するデータの入力
をあらためて行わなくても良いようにすることである。
【0008】また、本発明の課題は、入力専用の装置と
して薄型で携帯性に優れた装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の手段は
次の通りである。タブレットは、記録紙が載置され、こ
の記録紙に手書きされた情報を検出する。制御手段は、
記録紙を介してタブレット上に手書きされた情報を解析
する。検出手段は、前記手書きされた情報の前記タブレ
ット上における位置を検出する。メモリは、前記制御手
段によって解析された情報と、前記検出手段で検出され
たその位置とを蓄積する。
【0010】請求項2の発明の手段は次の通りである。
タブレットは、記録紙が載置され、この記録紙に手書き
された情報を検出する。検出手段は、前記タブレット上
に載置された記録紙の位置を検出する。制御手段は、前
記タブレットからの情報を前記検出手段で検出された位
置を基準に解析する。メモリは、前記制御手段によって
解析された情報を蓄積する。
【0011】請求項3の発明の手段は次の通りである。
タブレットは、記録紙が載置され、この記録紙に手書き
された情報を検出する。制御手段は、前記タブレットか
らの情報を解析する。メモリは、前記制御手段によって
解析された情報を蓄積する。記録紙押え部材は、前記タ
ブレット上に載置された記録紙を押える。検出手段は、
前記記録紙押え部材の作動を検出する。そして、前記検
出手段からの信号を記録紙切り替えの情報として前記メ
モリに書き込む。
【0012】請求項4の発明の手段は次の通りである。
タブレットは、記録紙が載置され、この記録紙に手書き
された情報を検出する。制御手段は、前記タブレットか
らの情報を解析する。メモリは、前記制御手段によって
解析された情報を蓄積する。記録紙押え部材は、前記制
御手段及び前記メモリを内蔵し、前記タブレット上に載
置された記録紙を押える。
【0013】請求項5の発明の手段は次の通りである。
タブレットは、記録紙が載置され、この記録紙に手書き
された情報を検出する。制御手段は、前記タブレットか
らの情報を解析する。メモリは、前記制御手段によって
解析された情報を蓄積する。補助用タブレットは、手書
きされた情報を検出する。そして、前記制御手段は、前
記タブレットに加えて前記補助用タブレットより入力さ
れた情報を解析する。
【0014】請求項6の発明の手段は次の通りである。
タブレットは、記録紙が載置され、この記録紙に手書き
された情報を検出する。制御手段は、前記タブレットか
らの情報を解析する。音声応答手段は、前記制御手段に
よる解析結果を文字単位に音声応答する。メモリは、前
記制御手段によって解析された情報を蓄積する。
【0015】
【作用】請求項1の発明の手段の作用は次の通りであ
る。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙を介
してタブレット上に情報が手書きされると、制御手段に
よってそれを解析し、また、検出手段によってその手書
きされた情報のタブレット上における位置を検出する。
そして、これら解析された情報と検出された位置とがメ
モリに蓄積される。
【0016】請求項2の発明の手段の作用は次の通りで
ある。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙に
情報が手書きさると、検出手段によってそのタブレット
上に載置された記録紙の位置を検出し、制御手段によっ
てタブレットからの情報をこの検出された位置を基準に
解析する。そして、この解析された情報をメモリに蓄積
する。
【0017】請求項3の発明の手段の作用は次の通りで
ある。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙に
情報が手書きされると、制御手段は、このタブレットか
らの情報を解析し、それをメモリに蓄積する。また、記
録紙押え部材は、前記タブレット上に載置された記録紙
を押え、検出手段は、前記記録紙押え部材の作動を検出
する。そして、この検出手段からの信号は、記録紙切り
替えの情報として前記メモリに書き込まれる。
【0018】請求項4の発明の手段の作用は次の通りで
ある。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙に
情報が手書きされると、制御手段は、このタブレットか
らの情報を解析し、メモリに蓄積する。また、記録紙押
え部材は、前記制御手段及び前記メモリを内蔵し、前記
タブレット上に載置された記録紙を押える。
【0019】請求項5の発明の手段の作用は次の通りで
ある。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙に
情報が手書きされると、制御手段は、この記タブレット
からの情報を解析し、メモリに蓄積する。また、補助用
タブレットに情報が手書きされると、前記制御手段は、
前記タブレットに加えて前記補助用タブレットより入力
された情報を解析する。
【0020】請求項6の発明の手段の作用は次の通りで
ある。タブレット上に記録紙が載置され、この記録紙に
情報が手書きされると、制御手段によってこのタブレッ
トからの情報を解析する。そして、この制御手段による
解析結果は、音声応答手段によって文字単位に音声応答
され、またメモリに蓄積される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10を参
照して説明する。
【0022】図1の(A)及び図2の(A)は第1実施
例の筆記データ入力装置の電気的構成を示すブロック構
成図及び機械的構造を示す外観斜視図である。
【0023】これらの図において、参照番号10は全体
を制御するCPUであり、12は例えばA4縦型の下敷
パネル(タブレット)である。この下敷パネル12は、
その補強用の薄型(例えば通常の下敷のような数mm
厚)のベースパネル14上に設けられている。また、C
PU10は、用紙クリップ16内に内蔵されている。
【0024】用紙クリップ16内にはさらに、MODE
Mカード18が内蔵されると共に、RAMカード20が
着脱自在に内蔵可能に構成されている。RAMカード2
0には、下敷パネル12で検出しCPU10により認識
した文字データやその文字データの記入位置等のデータ
が記憶される。そして、このRAMカード20を不図示
パーソナルコンピュータ等のカードスロット等に挿入す
ることで、その認識した文字及び位置のデータをパーソ
ナルコンピュータ等に入力することができる。あるい
は、MODEMカード18により例えば公衆回線を介し
てオンラインで、RAMカード20に記憶されているデ
ータをパーソナルコンピュータ等に転送することができ
る。
【0025】また、この用紙クリップ16の上面には、
LCD表示部22、マイク24、スピーカ26が配置さ
れ、LCD表示部22上には透明タッチパネル(以下、
補助パネルと称す)28が構成されている。
【0026】このような用紙クリップ16は、図2の
(B)の断面図に示すように、後部の支点部分に設けら
れたクリップ拘束バネ30により、その前部が閉じる方
向に付勢されており、この付勢力により、下敷パネル1
2上に載置され且つ用紙クリップ16下部に挿入された
用紙を、用紙押え兼クリップ緩衝材32によって挟持す
るようになっている。この際、用紙の挿入量並びに用紙
の傾きが、用紙位置決定部34により規制される。
【0027】なお、この用紙クリップ16の開閉つまり
用紙の入れ替えは、押え部材SW36により検出され
る。
【0028】また、下敷パネル12上に載置され且つ用
紙クリップ16下部に挿入される用紙としては、営業日
報,アンケート用紙,注文請書,注文書,等の各種入力
情報原票とすることができるが、図1の(B)に示すよ
うに、この例では、用紙38の所定の位置に基準符号4
0が予め付されている(本実施例では、黒丸が印刷され
ている)。これは、用紙38に何らかの文字が記入され
たときに、その記入位置を特定するために用いられるも
のである。勿論、この例では、入力情報原票に予め基準
符号40を印刷しているが、この印刷は必ずしも必要で
はなく、用紙38の左上の角や用紙内の記入フィールド
の位置など基準となる位置が予め決められていれば良
い。そして、記入に際して、これら予め決められた基準
となる位置をペン等で指示することにより、基準座標を
入力する。即ち、下敷パネル12上に用紙38が載置さ
れるとき、縦方向及びその傾きは用紙位置決定部34に
より規制されて一定となるが、横方向についてはどのよ
うな規制部材もないため用紙38の位置は一定とならな
い。そこで、所定位置にこのような基準符号40を設け
ておき、用紙38のセット時にこの基準符号40をペン
先で指示することで、下敷パネル12の原点12Oに対
するその基準符号40の位置が判り、それに基づいて、
その後に記入された文字については検出される下敷パネ
ル12上の位置(座標)をこの基準符号40からの位置
に変換できるようにしている。そして、この記入位置を
記入された文字と併せてRAMカード20に記憶し、前
述したようにそれを不図示パーソナルコンピュータ等に
入力することで、予めパーソナルコンピュータ等にその
用紙38つまり入力情報原票のフォーマット情報が記憶
されているので、そのフォーマット情報の対応する記入
位置(入力フィールド)に手書入力されたデータを入力
することが可能になる。なお、各種の入力情報原票を用
いる場合には、対応する識別情報を記入することにより
識別情報を入力し、予め記憶されているフォーマット情
報との対応付けを行う。
【0029】以下、このような構成の筆記データ入力装
置の動作を図3及び図4に示すCPU10によって実行
される一連のフローチャートに従って説明する。
【0030】不図示電源SWの投入に応じてパワーオン
すると、まず、基準検出モードをオンにし(ステップS
1)、ウェィト処理へ進み、入力待ちとなる。
【0031】そして、用紙38のセットのために用紙ク
リップ16の前部が持ち上げられると、押え部材SW3
6がオンする。CPU10は、この押えSW36からオ
ン信号を受けると、記録紙差替コードをRAMカード2
0に記憶した後(ステップS2)、上記ステップS1に
進む。
【0032】一方、下敷パネル12上に載置された用紙
38に対してなんらかの記入操作がなされると、即ち下
敷パネル12から入力があると、CPU10は、まず、
その手書ストローク情報を不図示の内部メモリにセーブ
し(ステップS3)、1文字区切りとなったかどうか判
断する(ステップS4)。この1文字区切りは、例え
ば、所定時間入力が無いとか、前の入力位置から所定距
離以上離れた位置に入力があったといようことにより判
断することができる。そして、まだ1文字区切りでない
ならば、入力待ちとなる。
【0033】1文字区切りと判断されたならば、次に、
補助パネルフラグの状態を調べる(ステップS5)。パ
ワーオン後は、初期設定によりこの補助パネルフラグは
オフとなっている。従って、この場合には、次に、内部
メモリに記憶してある手書ストローク情報を読み出して
(ステップS6)、認識処理を行った後(ステップS
7)、現在、基準検出モードであるかどうか判断する
(ステップS8)。パワーオン後及び用紙差し替え後
は、上記ステップS1において基準検出モードがオンさ
れている。従って、この場合には、次に、上記ステップ
S7の認識処理の結果が基準符号40であるかどうか判
断する(ステップS9)。基準符号40であれば、下敷
パネル12の原点12Oからの基準符号40の位置座標
に基づいて座標変換値を決定し、内部メモリに記憶する
(ステップS10)。そして、基準検出モードをオフし
た後(ステップS11)、入力待ちとなる。なお、上記
ステップS7において認識エラーが生じた場合、及び上
記ステップS9において基準符号40でないと判断され
た場合には、後述するステップS31に飛ぶ。
【0034】このようにして基準符号40、例えば黒丸
をペンでなぞることによって座標変換値が設定されたな
らば、用紙38の各記入欄に対してペンによって記入す
ると、その記入した文字と記入位置座標の両方が検出さ
れることができる。
【0035】そして、用紙38の記入位置、例えば図1
の(B)において「売上先」の後の下線部に対して手書
文字の記入がなされると、そのストローク情報がCPU
10の内部メモリにセーブされていき、1文字区切りと
なると、まだ補助パネルフラグがオフであるので、内部
メモリの手書ストローク情報が読み出され、認識処理さ
れた後、上記ステップS8において基準検出モードかど
うか判断される。今度は、上記ステップS11において
基準検出モードがオフされているので、次に、上記認識
結果を内部メモリの現入力情報記憶領域に記憶する(ス
テップS12)。なおこのとき、認識結果として複数の
候補がある場合には、第1候補を現入力情報記憶領域に
記憶する。また、その認識文字の記入位置座標を上記ス
テップS10において設定した座標変換値を元に変換
し、これも併せて上記現入力情報記憶領域に記憶する
(ステップS13)。この場合、記憶される記入位置座
標値としては、文字の左上座標だけでも良いが、左上と
右下の2点の座標を用いることで文字の大きさも表すこ
とができ、例えば「つ」と「っ」のように大きい文字と
小さい文字の区別が可能となるので、好ましくは、2点
の座標を用いる。
【0036】図5の(A)は、入力情報原票の用紙38
に文字「A」を記入した例を示す。この例では、記入さ
れた文字の左上及び右下の座標が検出され、上記ステッ
プS13で、認識された文字コードと対応して基準符号
40からの座標が同図の(B)のように記憶される。な
お、この例では、記入された各文字毎にその座標を対応
付けて記憶するようにしたが、座標は入力フィールドの
先頭位置を示す座標とそのフィールドに記入されたデー
タを対応して記憶するようにしても良い。図6の(A)
は、この例を示すもので、I1,I2は入力フィールド
に記入されたデータ(通常は複数の文字)を示し、座標
は用紙38の左上角を基準にして入力フィールドの先頭
の左下までの位置を示す。この場合は、入力フィールド
の先頭座標とそのフィールドに記入されたデータとが同
図の(B)ように対応付けて記憶される。
【0037】そして、この現入力情報記憶領域に記憶し
た認識結果の文字をスピーカ26より音声出力し(ステ
ップS14)、続けて、認識結果として複数の候補がな
ければ(ステップS15)、候補が1個のみであること
を報知するための認識音をスピーカ26より発音し(ス
テップS16)、複数の候補がある場合には、候補が複
数個あることを報知するための認識音をスピーカ26よ
り発音する(ステップS17)。さらに、図7の(A)
に示すように、入力された手書ストローク(文字)のイ
メージと、候補データとを、LCD表示部22に表示す
る(ステップS18)。なお、上記認識音としては、例
えば、候補が1個の場合には「ピッ」、複数個の場合は
「ピッピッ」というように、発音個数により区別できる
ようになっている。従って、ユーザは、LCD表示部2
2を見なくとも、認識結果を大まかに知ることができ
る。
【0038】次に、CPU10は、再入力モードである
かどうか判断する(ステップS19)。この再入力モー
ドは、パワーオン後の初期設定によりオフとなってい
る。従って、この場合には、さらに、第1文字かどうか
即ち最初の入力文字かどうかを判断する(ステップS2
0)。そして、第1文字であれば、上記現入力情報記憶
領域に記憶されているデータを内部メモリの前入力情報
記憶領域に移した後(ステップS21)、入力待ちとな
る。
【0039】ここで、第1文字の候補が1個である場
合、あるいは複数個であっても第1候補として正しい文
字が認識されていた場合には、続けて第2文字目が記入
される。この第2文字目においても上記と同様にして認
識され、候補データが表示される。そして、上記ステッ
プS20において第1文字でないと判断されるので、今
度は、前入力情報記憶領域のデータの確定処理、つまり
RAMカード20への前入力情報記憶領域のデータの書
き込みが行われ(ステップS22)、その後、上記ステ
ップS21にて、新しく認識された現入力情報記憶領域
に記憶されている第2文字目のデータが前入力情報記憶
領域へ移動されることになる。
【0040】また、複数個の候補があった場合には、L
CD表示部22に図7の(A)に示すようにそれらの候
補が表示されるので、ユーザは、これら表示された候補
のうちの正しいものをペンにより指定する。すると、L
CD表示部22上に設けられた透明の補助パネル28か
らその入力がCPU10に伝えられ、CPU10は、ま
ず、再入力モードかどうか判断する(ステップS2
3)。この再入力モードは、パワーオン後の初期設定に
よりオフとなっている。従って、この場合には、次に、
補助パネルフラグをオンし(ステップS24)、補助パ
ネル28から入力された情報を内部メモリに記憶した後
(ステップS25)、上記ステップS5へ進む。
【0041】ステップS5において、補助パネルフラグ
がオンと判断されると、次に、CPU10は、補助パネ
ルフラグをオフし(ステップS26)、補助パネル入力
情報を内部メモリより読出して(ステップS27)、選
択された候補を判別し(ステップS28)、それを前入
力情報として確定する処理、つまりRAMカード20へ
の書き込みを行う(ステップS29)。
【0042】また、上記ステップS28において、候補
無しが指定されたと判別したときには、再入力モードを
オンし(ステップS30)、スピーカ26からエラー音
(例えば「ビー」を発音すると共に(ステップS3
1)、LCD表示部22に図7の(B)に示すようなガ
イダンス表示を行う(ステップS32)。そして、再入
力モードかどうか判断する(ステップS33)。この場
合には、再入力モードがオンとなっているので、そのま
ま入力待ちとなる。なお、下敷パネル12上に載置され
た用紙38の記入位置にはすでに記入が済んでおり、そ
の上に再度文字を記入させることは好ましくないので、
図7の(B)に示すようなガイダンス表示において、別
途、入力域42を表示するようにしている。
【0043】ユーザが、この入力域42に対して手書文
字の記入を行うと、上記ステップS23において再入力
モードがオンされていると判断されるので、今度は、補
助パネル28上の手書ストローク情報を内部メモリにセ
ーブしていく(ステップS34)。こうして、1文字区
切りとなったならば、上記下敷パネル12からの入力の
場合と同様にして認識処理を行い、候補データの表示を
行う。そして、今度は、ステップS19において再入力
モードがオンと判断されるので、この場合には、再入力
モードをオフした後(ステップS35)、上記ステップ
S21に進んで、入力域42に記入された文字に相当す
る現入力情報記憶領域のデータを前入力情報記憶領域に
移して、入力待ちとなる。
【0044】一方、上記ステップS7において認識エラ
ーが生じた場合、及び上記ステップS9において基準符
号40でないと判断された場合には、上記ステップS3
3において再入力モードがオフと判断される。このよう
なときは、次に、第1文字かどうか即ち最初の入力文字
かどうかを判断し(ステップS33)、そうであれば、
再入力モードをオンして(ステップS37)、入力待ち
となり、入力域42への手書文字の記入を受け付けるこ
とになる。また、第1文字でない場合には、現入力情報
記憶領域に記憶されているデータを前入力情報記憶領域
に移した後(ステップS38)、再入力モードをオンし
て、入力待ちとなる。
【0045】なお、上記例では、記入されたデータをリ
アルタイムで認識するようにしたが、認識せずに、記入
されたストローク情報をそのままのイメージで記憶して
おき、パーソナルコンピュータ本体側で認識しても良
い。この場合も、その記入座標は対応して記憶しておく
ものとする。
【0046】以上のように、用紙38の設定位置が検出
され、この位置に基づいて記入された情報を解析するの
で、記入されたデータの内容とその記入位置が判り、用
紙38への記入と同時にデータ入力が行えるようにな
る。さらには、小さな文字の入力も可能となる。
【0047】また、押え部材SWの出力により用紙38
の差し替えを判別することができるので、複数枚の用紙
38のデータ入力が可能になる。
【0048】さらは、用紙クリップ16にRAMカード
20などの機器を内蔵することにより、下敷パネル12
を薄型にすることができ、結果として、装置全体の薄型
/小型化を達成できる。
【0049】また、認識できなかったものを再入力する
ための補助パネル28を備えたので、誤認識された若し
くは認識されなかったデータを再入力することができ
る。
【0050】さらに、認識文字の音声応答機能を設けた
ので、目線を用紙38の記入位置から移動することな
く、複数の候補の存在や認識不可であったことを知るこ
とができるようになる。
【0051】次に、本発明の第2実施例を説明する。本
実施例は、前述した第1実施例と用紙押えの構造が異な
っているだけである。
【0052】即ち、図8の(A)及び(B)に示すよう
に、第1実施例における下敷パネル(ベースパネル)と
用紙クリップを一体的なものとし、このような本体44
に用紙固定装置46を設けたものである。この用紙固定
装置46は、用紙との接触部に用紙固定用ゴム48を配
し、スプリング50によってこの用紙固定用ゴム48を
本体下方(下敷パネル側)へ付勢する構造となってい
る。
【0053】次に、本発明の第3実施例を説明する。本
実施例は、前述した第2実施例と用紙押えの構造が異な
っているだけである。
【0054】即ち、図9の(A)乃至(C)に示すよう
に、第2実施例における用紙固定装置46の代わりに、
用紙クリップ52を設けたものである。この用紙クリッ
プ52は、用紙クリップレバー54のフリー側(図9の
(B))とロック側(図9の(C))との回動に応じて
上下し、ロック側に用紙クリップレバー54が回動され
たとき、本体下方(下敷パネル12)との間に用紙を挟
持するような構造となっている。
【0055】次に、本発明の第4実施例を説明する。本
実施例は、前述した第2実施例と用紙押えの構造が異な
っているだけである。
【0056】即ち、図10の(A)及び(B)に示すよ
うに、第2実施例における用紙固定装置46の代わり
に、複数個の用紙固定用ローラ56を設けたものであ
る。これらの用紙固定用ローラ56は不図示のシャフト
に固定されており、ユーザがいずれか一つを図示矢印方
向に回すと、他のローラも連動して回転する構造となっ
ている。なお、本実施例では、上記第1乃至第3実施例
のような開閉構造を有していないため、上記押え部材S
Wの代わりに、用紙の有無を検出するための光学的な検
出部材、例えばフォトカップラ58が設けられている。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、記入された情
報の内容と位置が判るので、入力情報原票の記入と同時
にデータ入力が行えるようになる。
【0058】請求項2の発明によれば、記録紙の設定位
置が検出され、この位置に基づいて記入された情報を解
析するので、記入されたデータの内容とその記入位置が
判り、入力情報原票の記入と同時にデータ入力が行える
ようになる。さらには、小さな文字の入力も可能とな
る。
【0059】請求項3の発明によれば、押え部材の作動
を検出し、記録紙の切り替えとするので、複数枚の入力
情報原票のデータ入力が可能になる。
【0060】請求項4の発明によれば、記録紙押え部材
にメモリなどの機器を内蔵することにより、下敷パネル
を薄型にすることができ、結果として、装置全体の薄型
/小型化を達成できる。
【0061】請求項5の発明によれば、認識できなかっ
たものを再入力する補助用のパネルを備えたので、誤認
識された若しくは認識されなかったデータを再入力する
ことができる。
【0062】請求項6の発明によれば、認識文字の音声
応答機能を設けたことにより、目線を入力情報原票から
移動することなく、複数の候補の存在や認識不可であっ
たことを知ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1実施例のブロック構成図であり、
(B)は下敷パネル上への用紙の載置状態を示す図であ
る。
【図2】(A)は第1実施例の外観斜視図であり、
(B)は用紙クリップ部の断面図である。
【図3】第1実施例の動作を説明するための一連のフロ
ーチャートの前半部分を示す図である。
【図4】第1実施例の動作を説明するための一連のフロ
ーチャートの後半部分を示す図である。
【図5】(A)は用紙上の手書き文字の記入位置を説明
するための図であり、(B)はメモリへの記憶フォーマ
ットを示す図である。
【図6】(A)は用紙上の手書き文字の記入位置を説明
するための図であり、(B)はメモリへの記憶フォーマ
ットを示す図である。
【図7】(A)は候補データ表示例を示す図であり、
(B)はガイダンス表示例を示す図である。
【図8】(A)は第2実施例の外観斜視図であり、
(B)は用紙固定装置部の断面図である。
【図9】(A)は第3実施例の外観斜視図であり、
(B)及び(C)はそれぞれ用紙クリップ部の断面図で
ある。
【図10】(A)は第4実施例の外観斜視図であり、
(B)は用紙固定用ローラ部の断面図である。
【符号の説明】
10…CPU、12…下敷パネル(タブレット)、12
O…下敷パネルの原点、14…ベースパネル、16…用
紙クリップ、18…MODEMカード、20…RAMカ
ード、22…LCD表示部、24…マイク、26…スピ
ーカ、28…透明タッチパネル(補助パネル)、30…
クリップ拘束バネ、32…用紙押え兼クリップ緩衝材、
34…用紙位置決定部、36…押え部材SW、38…用
紙、40…基準符号、42…入力域、44…本体、46
…用紙固定装置、48…用紙固定用ゴム、50…スプリ
ング、52…用紙クリップ、54…用紙クリップレバ
ー、56…用紙固定用ローラ、58…フォトカップラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 記録紙を介してタブレット上に手書きされた情報を解析
    する制御手段と、 前記手書きされた情報の前記タブレット上における位置
    を検出する検出手段と、 前記制御手段によって解析された情報と、前記検出手段
    で検出されたその位置とを蓄積するメモリと、 を具備してなることを特徴とする筆記データ入力装置。
  2. 【請求項2】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 該タブレット上に載置された記録紙の位置を検出する検
    出手段と、 前記タブレットからの情報を前記検出手段で検出された
    位置を基準に解析する制御手段と、 該制御手段によって解析された情報を蓄積するメモリ
    と、 を具備してなることを特徴とする筆記データ入力装置。
  3. 【請求項3】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 該タブレットからの情報を解析する制御手段と、 該制御手段によって解析された情報を蓄積するメモリ
    と、 前記タブレット上に載置された記録紙を押える記録紙押
    え部材と、 該記録紙押え部材の作動を検出する検出手段と、 を具備し、 前記検出手段からの信号を記録紙切り替えの情報として
    前記メモリに書き込むことを特徴とする筆記データ入力
    装置。
  4. 【請求項4】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 該タブレットからの情報を解析する制御手段と、 該制御手段によって解析された情報を蓄積するメモリ
    と、 前記制御手段及び前記メモリを内蔵し、前記タブレット
    上に載置された記録紙を押える記録紙押え部材と、 を具備してなることを特徴とする筆記データ入力装置。
  5. 【請求項5】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 前記タブレットからの情報を解析する制御手段と、 該制御手段によって解析された情報を蓄積するメモリ
    と、 手書きされた情報を検出する補助用タブレットと、 を具備し、 前記制御手段は、前記タブレットに加えて前記補助用タ
    ブレットより入力された情報を解析することを特徴とす
    る筆記データ入力装置。
  6. 【請求項6】 記録紙が載置され、この記録紙に手書き
    された情報を検出するタブレットと、 該タブレットからの情報を解析する制御手段と、 該制御手段による解析結果を文字単位に音声応答する音
    声応答手段と、 前記制御手段によって解析された情報を蓄積するメモリ
    と、 を具備してなることを特徴とする筆記データ入力装置。
JP11524695A 1995-04-18 1995-04-18 筆記データ入力装置 Pending JPH08286809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11524695A JPH08286809A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 筆記データ入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11524695A JPH08286809A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 筆記データ入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286809A true JPH08286809A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14657963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11524695A Pending JPH08286809A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 筆記データ入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08286809A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005598A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fujitsu Takamisawa Component Ltd 座標入力装置及び記憶媒体
US6369802B1 (en) 1997-04-01 2002-04-09 Casio Computer Co., Ltd. Handwritten data input device having coordinate detection tablet
US6525716B1 (en) 1997-04-01 2003-02-25 Casio Computer Co., Ltd. Handwritten data input device having coordinate detection tablet
JP2007286836A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd 下敷き、入力装置及び筆跡情報取得方法
US7379622B2 (en) 1999-12-27 2008-05-27 Ricoh Company, Ltd. Information-inputting device inputting contact point of object on recording surfaces as information
JP2013057989A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Brother Ind Ltd 電子筆記装置
JP2014099116A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Brother Ind Ltd 情報入力装置
US9423892B2 (en) 2012-11-15 2016-08-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information input device

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369802B1 (en) 1997-04-01 2002-04-09 Casio Computer Co., Ltd. Handwritten data input device having coordinate detection tablet
US6525716B1 (en) 1997-04-01 2003-02-25 Casio Computer Co., Ltd. Handwritten data input device having coordinate detection tablet
JP2001005598A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fujitsu Takamisawa Component Ltd 座標入力装置及び記憶媒体
JP4540770B2 (ja) * 1999-04-23 2010-09-08 富士通コンポーネント株式会社 座標入力装置及び記憶媒体
US7379622B2 (en) 1999-12-27 2008-05-27 Ricoh Company, Ltd. Information-inputting device inputting contact point of object on recording surfaces as information
USRE42794E1 (en) 1999-12-27 2011-10-04 Smart Technologies Ulc Information-inputting device inputting contact point of object on recording surfaces as information
JP2007286836A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd 下敷き、入力装置及び筆跡情報取得方法
JP2013057989A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Brother Ind Ltd 電子筆記装置
JP2014099116A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Brother Ind Ltd 情報入力装置
US9423892B2 (en) 2012-11-15 2016-08-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information input device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10741167B2 (en) Document mode processing for portable reading machine enabling document navigation
US7312791B2 (en) Display unit with touch panel
US7659915B2 (en) Portable reading device with mode processing
US5627349A (en) Interactive data entry apparatus
US7627142B2 (en) Gesture processing with low resolution images with high resolution processing for optical character recognition for a reading machine
US8320708B2 (en) Tilt adjustment for optical character recognition in portable reading machine
US8531494B2 (en) Reducing processing latency in optical character recognition for portable reading machine
US5444192A (en) Interactive data entry apparatus
US7641108B2 (en) Device and method to assist user in conducting a transaction with a machine
US8249309B2 (en) Image evaluation for reading mode in a reading machine
US8286083B2 (en) Copying documents from electronic displays
US20160344860A1 (en) Document and image processing
US20150042562A1 (en) Image Resizing For Optical Character Recognition In Portable Reading Machine
US6791546B2 (en) Information processing apparatus
US20060017810A1 (en) Mode processing in portable reading machine
US20150043822A1 (en) Machine And Method To Assist User In Selecting Clothing
US20120029920A1 (en) Cooperative Processing For Portable Reading Machine
US20060006235A1 (en) Directed reading mode for portable reading machine
US20060013444A1 (en) Text stitching from multiple images
WO2005096760A2 (en) Portable reading device with mode processing
KR20100003568A (ko) 터치스크린을 이용한 접촉카드 인식 시스템 및 인식 방법
EP0690405B1 (en) Handwritten character entry method and apparatus
JP2006350664A (ja) 文書処理装置
JPH08286809A (ja) 筆記データ入力装置
JPH0991083A (ja) 筆記データ入力装置