JPH08285701A - 温度センサーおよび温度測定構造 - Google Patents

温度センサーおよび温度測定構造

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JPH08285701A
JPH08285701A JP10780795A JP10780795A JPH08285701A JP H08285701 A JPH08285701 A JP H08285701A JP 10780795 A JP10780795 A JP 10780795A JP 10780795 A JP10780795 A JP 10780795A JP H08285701 A JPH08285701 A JP H08285701A
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heat
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潔 高橋
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/78Measuring, controlling or regulating of temperature

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測温体から受ける熱のリーク量を抑えて温
度測定精度を向上させるとともに、その被測温体に対し
て平坦な接触面を得る。 【構成】 支柱25に第1のホルダー27を連結する。
第1のホルダー27の挿入孔27a内に第2のホルダー
31を支持する。第1のホルダー27の挿入孔27bで
受熱板33の周縁を支持し、第2のホルダー31で受け
るとともに、被測温体に対する第1のホルダー27や受
熱板33の接触面を揃える。第1、第2のホルダー2
7、31は受熱板33の熱伝導率より大幅に低い材料で
形成する。受熱板33の裏面に第1の熱電対35を、第
2のホルダー31の貫通孔31aの下部に第2の熱電対
37を、第2のホルダー31の外周に第3の熱電対39
を各々固定し、それら第2、第3の熱電対37、39を
補償素子として機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度センサーおよび温度
測定構造に係り、特に粘性流体や樹脂成形品の温度測定
に好適する温度センサーおよびこれを用いた温度測定構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度センサーとしては、
熱膨張型、熱電対型、抵抗型、熱放射型等があるが、構
造が簡単で安価であるとの理由から熱電対型や抵抗型の
ものが多用されており、例えば熱電対型の構成は図11
に示すようになっている。この構成は、先端を塞いだス
テンレス製の細い保護管1内に熱電対線3を挿通してそ
の先端部5を保護管1の先端内側に接続してなり、この
保護管1を金属製の成形金型7(一部のみ示す。)に支
持させるとともにその先端を成形金型7のキャビティ9
内に突出させ、溶融樹脂11からの熱を保護管1を介し
て熱電対線3が受熱し、熱電対線3に対する溶融樹脂1
1からの負荷圧力や流体混入を保護管1で防ぎながら温
度検知する、いわゆるシース型のものである。
【0003】ところが、この構成では、熱伝導率の大き
い保護管1が成形金型7に支持されているから、保護管
1を介して成形金型7へリークする熱量が大きく、正確
に温度測定するためにはそのリーク熱量以上に保護管1
で受熱する必要があり、保護管1の外径を広げたり長く
突出させ、溶融樹脂11と保護管1の接触面積を広くす
る必要がある。
【0004】例えば、外径1mm程度の保護管1を用い
た場合、それを10mm以上も成形金型7から突出させ
る必要がある。そのため、溶融樹脂11の樹脂圧によっ
て保護管1が曲がり易くなるし、シート状の薄い成形品
を成形する成形金型7ではキャビティ9が偏平になって
保護管1の先端が対面する成形金型7部分にぶつかって
使用できなくなるとか、樹脂成形品の固化後に保護管1
の跡が穴となって残り易い等の欠点があった。
【0005】このような欠点を解消するために、図12
に示すような温度センサーも提案されている。すなわ
ち、細い保護管13の先端開放部にステンレス製の受熱
板15を冠着し、保護管13内に挿通した熱電対線17
の先端部19を受熱板15の裏面に接続し、受熱板15
の外表面を成形金型21(一部のみ示す。)のキャビテ
ィ面23に平に揃えるようにしてその保護管13を受熱
板15ごと成形金型21に固定し、そのキャビティ面2
3をフラットにするとともに受熱面積を低下させないよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図12の構成では、受熱板15の周囲が成形金型21
に接しているから、依然としてリーク熱量が大きいと言
う欠点が残り、特に熱容量が小さく温度変化が速い溶融
樹脂や油等の液体(図12では図示せず。)の温度を正
確に測定することが困難であった。
【0007】本発明はそのような欠点を解決するために
なされたもので、溶融樹脂等の被測温体に対して平坦な
接触面が得られ、リーク熱量を小さく抑えて温度測定特
性を著しく向上させた温度センサーおよびこれを用いた
温度測定構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の温度センサーは、外表面が被測温体に
接触する受熱板と、この受熱板より小さい熱伝導率の耐
熱材料から挿入孔を有して形成され、この挿入孔を塞ぐ
ように受熱板を支持するとともに被測温体との接触面を
受熱板の接触面に揃えてなる第1のホルダーと、その受
熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から貫通孔を有し挿
入孔内にて支持されるとともにその受熱板の裏面を受け
る第2のホルダーと、その受熱板の外表面から露出しな
いように配置され挿入孔を介して導出された第1の測温
体と、その貫通孔の下方に配置されるとともに挿入孔を
介して導出された第2の測温体と、その第2のホルダー
の外周に配置され挿入孔を介して導出された第3の測温
体とを備えている。
【0009】また、本発明の温度測定構造は、被測温体
が接触する接触基体と、外表面がその被測温体に接触す
る受熱板と、この受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料
から挿入孔を有してその接触基体に支持され、この挿入
孔を塞ぐように受熱板を支持するとともに被測温体との
接触面を受熱板の接触面に揃えてなる第1のホルダー
と、その受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から貫通
孔を有し挿入孔にて支持されるとともに受熱板の裏面を
受ける第2のホルダーと、その受熱板の外表面から露出
しないように配置され挿入孔を介して導出された第1の
測温体と、その貫通孔の下方に配置されるとともに挿入
孔を介して導出された第2の測温体と、第2のホルダー
の外周に配置され挿入孔を介して導出された第3の測温
体とを備え、その被測温体に対して接触基体、受熱板お
よび第1のホルダーの各接触面を揃えている。
【0010】そして、それら温度センサーおよび温度測
定構造において、上記受熱板の裏面側に開口する複数の
孔を第2のホルダーに設けたり、上記受熱板の裏面側か
ら突設させた突出部をそれら第1のホルダー又は第1、
第2のホルダー間にはめるようにして上記受熱板を支持
する構成も可能である。さらに、当該外周に形成された
凸部を介して上記第1のホルダーの挿入孔の内壁に上記
第2のホルダーを当接させ、上記第3の測温体をその凸
部に直接又は間接的に固定させたり、少なくとも部分的
に上記第2のホルダーから複数の耐熱性小玉を介して上
記受熱板を当接させたり、少なくとも部分的に上記第2
のホルダーの間に熱絶縁性シートを介して受熱板を当接
させる構成も可能である。
【0011】
【作用】このような手段を備えた本発明に係る温度セン
サーおよび温度測定構造では、受熱板より熱導率の小さ
い耐熱性材料から形成された第1、第2のホルダーにそ
の受熱板が支持されるとともに、その受熱板の周囲にそ
のホルダーが位置しているから、その受熱板からホルダ
ーを介して例えば接触基体へリークする熱量が抑えられ
る一方、被測温体の温度変化が正確に上記測温体に伝わ
る。
【0012】また、被測温体との接触面が平坦になる一
方、被測温体に近い第1の測温体からの測定温度に対し
て、その受熱板から離れた第2、第3の測温体からの測
定温度によってリーク熱量の補償が可能となる。そし
て、それら温度センサーおよび温度測定構造において、
上記受熱板の裏面側に開口する複数の孔を第2のホルダ
ーに設ける構成では、第2のホルダー側への熱リーク量
が一層抑えられるし、上記受熱板の裏面側から突設させ
た突出部をそれら第1のホルダー又は第1、第2のホル
ダー間にはめるようにして上記受熱板を支持する構成で
は、受熱板が所定位置に位置決めされる。
【0013】また、凸部を介して上記第1のホルダーの
挿入孔の内壁に上記第2のホルダーを当接させ、上記第
3の測温体をその凸部に直接又は間接的に固定させる
と、その第3の測温体の配置が容易となる。さらに、少
なくとも部分的に上記第2のホルダーから複数の耐熱性
小玉を介して上記受熱板を当接させたり、少なくとも部
分的に上記第2のホルダーの間に熱絶縁性シートを介し
て受熱板を当接させる構成でも、第2のホルダー側への
熱リーク量を大きく抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図は本発明に係る温度センサーおよび温度測定
構造の一実施例を示す縦断面図であり、便宜上、温度測
定構造を説明する過程で温度センサーを合わせて説明す
る。第1図において、耐熱性の金属材料、例えばステン
レス材料から円筒状に形成された支柱25には第1のホ
ルダー27が耐熱性ねじ棒29により、棒状に連結され
ている。
【0015】すなわち、支柱25の内側は、大径の挿入
孔25aの途中から先端側(図1中の上側)が小径の挿
入孔25bとなっており、第1のホルダー27の内側も
大径の挿入孔27aと小径の挿入孔27bとなって貫通
しており、それら支柱25と第1のホルダー27の小径
の挿入孔25b、27bの内壁に形成されたねじ溝(図
示せず)に筒型のねじ棒29がねじ込まれて連結され、
支柱25がねじ棒29を介して第1のホルダー27を支
持している。なお、支柱25の挿入孔25a、25b、
第1のホルダー27の挿入孔27a、27bおよびねじ
棒29の中空部29aは共軸的な位置関係になってい
る。
【0016】第1のホルダー27は、無機絶縁材料や耐
熱性有機絶縁材料を成形加工して筒型に形成されてお
り、大径の挿入孔27aには第1のホルダー27と同材
料から成形加工された第2のホルダー31が挿入されて
支持されている。この第2のホルダー31は、第1のホ
ルダー27の挿入孔27aの内径よりも多少小さな外径
を有し、挿入孔27aの深さよりも多少短い縦方向寸法
を有する円柱体からなり、図2に示すように、この円柱
体の中央に貫通孔31aを、この貫通孔31aの回りに
はこれを囲むように複数の盲孔31bを、この盲孔31
bの回りにはこれを囲むように複数の貫通孔31cを縦
方向に備えている。
【0017】この第2のホルダー31の縦方向中程の外
周には、環状の凸部31dが突設されており、この凸部
31dが挿入孔27aの内壁に当接し、第2のホルダー
31が第1のホルダー27に支持されている。そのた
め、第2のホルダー31の外周と第1のホルダー27の
挿入孔27aの内壁との間には、凸部31dの突出相当
分の空隙が形成されている。
【0018】図1に戻り、第1のホルダー27におい
て、挿入孔27aの開口端は段になって広がり、後述す
る受熱板33の支え部27cが形成されている。この受
熱板33は、ステンレス板を円板状に成形加工して形成
され、図3に示すように、裏面側に一体的又は溶接等に
よって突設された環状の突出部33aを有しており、第
1のホルダー27と第2のホルダー31間の空隙に突出
部33aをはめ込み、図示を省略した耐熱性接着剤によ
って第1のホルダー27の支え部27cと第2のホルダ
ー31の上端面に固定されるとともに、第1のホルダー
27の端面と受熱板33の外表面が揃って平坦になって
いる。
【0019】すなわち、第1のホルダー27の挿入孔2
7aに第2のホルダー31を挿入し、第1のホルダー2
7の支え部27cに受熱板33を支持させたとき、第2
のホルダー31が受熱板33を受けるとともに、第1の
ホルダー27の端面と受熱板33の外表面が揃うような
寸法および位置関係になっている。もっとも、受熱板3
3の形状は任意であり、例えば図4に示すように、カッ
プ状に形成して周縁突出部33bを、第1のホルダー2
7の支え部27cに形成された凹溝27dにはめ込むよ
うにして支持させたり、図5に示すように、カップ状の
受熱板33の周縁突出部33bを第1、第2のホルダー
27、31間の空隙に圧入し、挿入孔27aの内壁で支
持させ、各々第1のホルダー27の端面と受熱板33の
外表面を揃える構成も可能である。
【0020】このように、受熱板33の裏面側から突出
する突出部33bを、第1のホルダー27の凹溝27d
や第1、第2のホルダー27、31間の空隙に圧入する
と、受熱板33の位置決めが簡単となるうえ、受熱板3
3が剥がれ難い。しかも、この受熱板33は、後述する
溶融樹脂51の負荷圧力によって容易に変形したり摩耗
しないような材料からなっており、例えば、熱伝導率が
良好で温度変化を敏感に伝える金属材料、例えば0.1
mm〜0.3mm程度の厚さで、ロックウェル硬さ(H
RC)60程度の硬さのステンレス板や鋼板を円板状に
成形加工して形成されており、その溶融樹脂51が挿入
孔27a内へ混入するのを防ぐ蓋となっている。
【0021】また、受熱板33を支持する第1、第2の
ホルダー27、31は、受熱板33より熱伝導率が少な
くとも0.01(cal/cm・sec・℃)以下の機
械加工容易な材料、例えばマシーナブルセラミックス、
ジルコニア、ガラス又は水晶等の無機絶縁材料や、ポリ
ベンゾイミダソール(PBI)、ポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK)、液晶ポリエステル(LCP)、ポ
リイミド(PI)、ポリフェニールサレファイド(PP
S)等の耐熱性有機絶縁材料を成形加工して形成されて
いる。例えば、ポリイミド(PI)は熱伝導率が0.0
009(cal/cm・sec・℃)程度のものもあ
る。
【0022】すなわち、第1および第2のホルダー2
7、31の熱伝導率が受熱板33のそれより1/4〜1
/5程度と言ったように大幅に小さくなっている。ま
た、受熱板33を固定する接着剤は、例えば150℃以
上でセラミック化する液体又は流体状の耐熱性無機材料
からなり、第1のホルダー27と受熱板33間や、第2
のホルダー31と受熱板33の間に充填されて隙間を発
生させず、支え部27cから端面側へはみ出さないよう
になっている。ねじ棒29の中空部29aには測温体と
しての第1、第2および第3の熱電対線35、37、3
9が挿通されている。
【0023】第1の熱電対線35は第2のホルダー31
の貫通孔31aを通って先端部が受熱板33の裏面中央
部まで延び、受熱板33の裏面中央部に溶接等によって
接続されている。なお、第1の熱電対線35は貫通孔3
1cを通しても良く、熱電対線35〜39の導出経路と
して挿入孔27aは貫通孔31a、31cを含むもので
ある。
【0024】第2の熱電対線37は、先端部が第2のホ
ルダー31の貫通孔31aの下部に延び、上述した接着
剤にて固定されている。もっとも、第2の熱電対線37
の先端部は第2のホルダー31の貫通孔31aより下っ
た位置に配置する等、貫通孔31aの下方に配置するこ
とが可能である。さらに、第3の熱電対線39は、先端
部がねじ棒29と第2のホルダー31の下端面間から第
2のホルダー31の外周まで延び、第2のホルダー31
の下側(ねじ棒29側)からはめられるとともに凸部3
1dに位置決めされたステンレス製のリング41に上述
した接着剤にて固定されている。
【0025】なお、第1〜第3の熱電対線35〜39
は、貫通孔31a、27a内に充填された絶縁材料例え
ば酸化マグネシウムやアルミナ粉末の固化によって固定
させても良い。もっとも、熱伝導率を小さくする点から
第1および第2の熱電対線35、37の間は中空が好ま
しい。第1〜第3の熱電対線35〜39は、これ以外に
微小抵抗体もしくは薄膜状の抵抗体等を用いることが可
能であり、図示しない変換器や温度調節計等に接続され
る。これら熱電対線35〜39の機能は後述する。
【0026】第1のホルダー27は、キャビティ43を
形成する可動側型板45に挿通支持されており、上側端
面が可動側型板45の内側面すなわちキャビティ面47
に揃うように配置されている。この可動側型板45は、
従来公知の金型用金属材料例えばS45C鉄鋼等によっ
て形成されており、図中上面は上述した第1のホルダー
27の先端面や受熱板33の外表面とともに同一平面上
に位置しており、同様な金属材料等によって形成された
固定側型板49が重ねられ、樹脂成形用のキャビティ4
3が形成されている。もっとも、可動側型板45ととも
に第1のホルダー27の先端面および受熱板33の外表
面もキャビティ面47を形成している。
【0027】次に、図1に示した構成の温度測定構造に
おける第1〜第3の熱電対線35〜39の使用例を説明
する。第1の熱電対線35による測定温度(受熱板33
の裏面の測定温度)をT0 とし、第2の熱電対線37に
よる測定温度(第2のホルダー31の下方の測定温度)
をT1 とし、第3の熱電対線39による測定温度(第
1、2のホルダー27、31間の側壁部温度)をT2 、
被測温体の温度をTとし、受熱板33に流入してくる熱
量をQ、この熱伝達率をAとし、第2の熱電対線37の
測定点側にその受熱板33から流出していく熱量をQ1
、この熱伝達率をA1とし 、第3の熱電対線39の測
定点側にその受熱板33から流出していく熱量をQ2 、
この熱伝達率をA2 とすると、逃げてゆく熱量Q〜Q2
は次の式で示される。
【0028】Q =Q1 +Q2 …(1) Q =(T−T0 )A …(2) Q1 =(T0 −T1 )A1 …(3) Q2 =(T0 −T2 )A2 …(4) ここで(1)式に(2)〜(4)式を代入すると、 (T−T0 )A=(T0 −T1 )A1 +(T0 −T2 )A2 T=T0 +(T0 −T1 )A1 /A+(T0 −T2 )A2 /A …(5)
【0029】この(5)式において、第2の熱電対線3
7の測定点側にその受熱板33から流出していく熱量Q
1 に対する補正係数をA1 /A=K1 、第3の熱電対線
39の測定点側にその受熱板33から流出していく熱量
Q2 に対する補正係数をA2/A=K2 とすると、次の
ようになる。 T=T0 +(T0 −T1 )K1 +(T0 −T2 )K2 …(6) よって、(6)式のような演算を変換器や温度調節計等
で行えば、受熱板33の下方へ逃げる熱と、受熱板33
から第1のホルダー27側へ逃げる熱とを補償して正確
な温度測定演算ができるし、補償応答速度が速くなる。
すなわち、第2および第3の熱電対線37、39は補償
素子として機能させることが可能である。
【0030】もちろん、変換器や温度調節計において補
正係数K1 、K2 は被測温体の種類や測定状況に応じて
可変される。そして、このような構成の温度測定構造に
おいて、キャビティ43内に被測温体としての溶融樹脂
51を流し込めば、溶融樹脂51がキャビティ43の形
状に応じた外形に成形される。
【0031】このような本発明では、金属製の受熱板3
3をこれより熱伝導率の大幅に小さい第1のホルダー2
7でその周縁を囲み、第1、第2のホルダー27、31
で支持固定するとともに、受熱板33の外表面や第1の
ホルダー27の端面を平坦に揃えたから、受熱板33で
受けた熱が周囲の部材にリークするのを小さく抑えるこ
とができるうえ、受熱領域も大きく維持できるし、成形
品の外形形状を阻害することがなく、構造も簡単であ
る。
【0032】また、受熱板33の裏面に接続した第1の
熱電対線35と、第2のホルダー31の下部付近の第2
の熱電対線37と、第1、第2のホルダー31、39間
の第3の熱電対線39を有するので、溶融樹脂51に近
い受熱板33からの温度信号を第1の熱電対線35から
出力させ、受熱板33の下方へ逃げる熱を第2の熱電対
線37で測定するとともに受熱板33から第2、第1の
ホルダー31、27側へ逃げる熱を第3の熱電対線39
で測定し、そのリーク温度を補償することが可能とな
り、正確な温度測定ができるうえ補償応答速度も速く、
温度測定特性が向上する。
【0033】例えば、上述した図1の実施例に示した温
度センサーを比較的大きな疑似金型(図示省略)に固定
し、その疑似金型内を約150℃のオイルで満たすとと
もに受熱板33に接触しないように疑似金型内に別の温
度センサー(図示省略)を配置して受熱板33付近のオ
イル温度を測定すると、図6のようになった。
【0034】この図6によれば、受熱板33から少なく
とも数mm以内のオイル温度は、温度センサー周囲の疑
似金型に熱を奪われ、温度が急激に低下しているが、補
償した温度変化も同様な変化を示しており、第1〜第3
の熱電対線35〜39による測定温度T0 、T1 、T2
の変化と、上述した演算式を用いて補償したときの温度
変化が極めて安定であることが分る(K1 =K2 =1の
場合)。なお、図6において横軸は時間、縦軸は測定温
度であり、実線が補償された合成温度変化、破線が測定
温度T0 の変化、一点鎖線が測定温度T1 の変化、2点
鎖線が測定温度T2 の変化である。
【0035】ところで、第1、第2のホルダー27、3
1を介してリークされる熱量を小さく抑える観点から、
それら第1、第2のホルダー27、31の熱伝導率は、
上述したように受熱板33のそれよりも1/4から1/
5程度小さく、更に好ましくは1/8、一層好ましくは
約1/10より小さくなる材料を選定すると良いであろ
う。また、本発明では、上述した温度センサーを用い、
受熱板33および第1、第2のホルダー27、31の溶
融樹脂51との接触面に対し、可動側型板45のキャビ
ティ面47も揃えて温度測定構造を構成したから、例え
ば可動側型板45においてキャビティ面47が平坦にな
り、成形品の外形形状品位を高く維持した状態で正確な
温度測定できる。
【0036】さらに、第1、第2のホルダー27、31
間および第2のホルダー31と受熱板33間を耐熱性接
着剤で固定するとともに、第1、第2のホルダー27、
31間およびこの第2のホルダー31と受熱板33の周
囲間を埋めても溶融樹脂51に対して平坦なキャビティ
面47となるように形成したから、数百℃の高温測定も
可能となるうえ、成形品の外形品位を一層向上させるこ
とができる。しかも、無機材料からなる接着剤は、接着
性が高く、熱伝導率が低く、耐熱温度が1000℃程度
と高く、金属材料に近い熱膨張率を有するうえ、耐磨耗
性も良好であるから、成形品を取り出す際に樹脂等の剥
離力が接着剤へ働いてもこれが剥がれ難いし、リーク熱
量を小さくすることが可能であるうえ、PPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)のようなガラス入り成形材料を
含む溶融樹脂51を成形する場合に、溶融樹脂51によ
って接着剤が削られ難い。
【0037】なお、接着剤は耐熱性が良好であれば良
く、耐熱300℃ぐらいのものであれば、耐熱性無機材
料以外にエポキシ系接着剤のような有機接着剤等の使用
が実用上可能である。また、第1のホルダー27の先端
をマシーナブルセラミックスを用いて形成すると、溶融
樹脂51が接触しても十分な強度を保つことが可能であ
る。
【0038】そして、第2のホルダー31には、中央部
の貫通孔31aの他、これを囲むように盲孔31bや貫
通孔31cが形成されているから、第2のホルダー31
の熱容量が小さくなり、受熱板33から第2のホルダー
31を介して逃げる熱量が抑えられ、補償された測定温
度が正確になる利点がある。もっとも、熱容量を小さく
する観点から、全て貫通孔とすれば良いが、第2のホル
ダー31の機械的強度を確保するために、適当に盲孔3
1bを配置することが好ましい場合が多い。
【0039】さらに、第2のホルダー31の外周に環状
の凸部31dを突設して第1のホルダー27との間に空
隙を形成しているから、受熱板33の突出部33a、3
3bをその空隙にはめ込めば、受熱板33の位置合せが
簡単となるし、第3の測温体39を配置し易い。しか
も、第2のホルダー31と第1のホルダー27との間の
空隙にリング41をはめ込む構成では、第2のホルダー
31の外周や凸部31d又は第1のホルダー27の挿入
孔27a内壁に直接固定する構成に比べ、リング41に
第3の測温体39を所望の位置に配置し易いから、組立
てが簡単で温度補償特性も安定する。
【0040】次に、本発明に係る温度センサーおよび温
度測定構造の他の実施例を図7〜図10を参照して説明
する。なお、図1の構成と類似する部分には同一の符号
を付す。図7において、第1のホルダー53は、上述し
た第1のホルダー27と同様な材料から形成されてお
り、小径の挿入孔53b近傍から漏斗状に拡開する大径
の挿入孔53aが先端側に向けて垂直に立上げ形成され
るとともに、開口部にて支え部53cとなっており、こ
の挿入孔53a内には下部が漏斗状になり上述した第2
のホルダー31と同様な材料からなる第2のホルダー5
5が挿入支持されており、この第2のホルダー55の中
央部には貫通孔55aが形成されている。
【0041】この第2のホルダー55は、受熱板33に
面する位置に収納凹部55bを有しており、この収納凹
部55bには無機材料又は耐熱性有機材料からなるビー
ズ57が複数個収納されて受熱板33の裏面に均一に当
っており、第1のホルダー53の端面と受熱板33の外
表面が平坦に揃っている。便宜上、第2のホルダー55
には中央の貫通孔55aのみ示したが、図1のように他
の貫通孔や盲孔を形成することは任意であるし、図を見
やすくするために第1〜第3の熱電対35〜39はその
先端部のみ示した(以下同じ。)。
【0042】この構成でも、この受熱板33が第1のホ
ルダー53に支持されるとともに複数のビーズ57を介
して第2のホルダー55に当接支持されている。このよ
うな構成の温度センサーでは、受熱板33が複数のビー
ズ57によってほぼ点接触状態で第2のホルダー55に
支持されるから、受熱板33から第2のホルダー55側
へ逃げるリーク熱量が小さくなり、温度測定特性が向上
する。
【0043】また、図8に示す構成は、第2のホルダー
55の収納凹部55cに熱絶縁性シート59を収納し、
部分的にその熱絶縁性シート59を介して受熱板33を
受け、第1のホルダー53の端面と受熱板33の外表面
を平坦に揃えた構成となっている。なお、その熱絶縁性
シート59は、シリカ系の微粒子樹脂を固化してシート
状に成形したものが好ましく、大気より熱伝導率が低い
ものもある。この構成でも、この受熱板33が第1のホ
ルダー53に支持されるとともに熱絶縁性シート59に
部分的に面接触した状態で第2のホルダー55に当接さ
れるから、受熱板33から第2のホルダー55側へ逃げ
るリーク熱量が小さくなり、温度測定特性が向上する。
【0044】さらに、図9および図10の構成は、受熱
板33の外表面側に形成した凹部61に第1の熱電対線
35の先端部を収納して裏面側へ素線(図9では図示せ
ず。)35aを導出し、受熱板33の外表面を熱伝導の
比較的良好な耐熱性セラミック材料のコーティング層6
3を形成し、第1のホルダー53の端面と平坦にしたも
のである。
【0045】このように、本発明の温度センサーおよび
温度測定構造では、第1の熱電対35の配置位置は、受
熱板33の裏面側に限らず外表面側でも良いものの、外
表面側で露出しないように工夫する必要がある。さら
に、図7〜図9の構成では、第2のホルダー55が第1
のホルダー53の挿入孔53aの傾斜面で支えられてい
るから、受熱板33や第2のホルダー55に対して大き
な圧力が加わってもそれらが損傷し難い。なお、これら
図7〜図9の構成においても、上述した図1の構成を組
合せることができることは言うまでもない。
【0046】上述した実施例では、本発明の温度センサ
ーを可動側型板45に組込んで温度測定構造を構成した
が、本発明ではこれに限定されない。また、図示はしな
いが、例えば押出機におけるシリンダ部に本発明の温度
センサーを配置して温度測定構造を構成することも可能
である。要は、成形樹脂に接触する接触基体に温度セン
サーのホルダーを固定させるとともに、受熱板と成形樹
脂との接触面、受熱板を支持しこの周囲で成形樹脂と接
触するホルダーの接触面、並びに接触基体における樹脂
との接触面を同一面上に位置させれば良い。
【0047】さらに、上述した図1の可動側型板45お
よび固定側型板49は可動側および固定側を入替えて実
施可能である。さらにまた、本発明の実施に当っては、
溶融樹脂に限らず、種々の流体、更には固体等の被測温
体の温度測定にも応用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の温度センサ
ーは、被測温体に接触する受熱板と、この受熱板より小
さい熱伝導率の耐熱材料から挿通孔を有して形成されそ
の受熱板を支持するとともに被測温体との接触面を受熱
板の接触面に揃えた第1のホルダーと、その受熱板より
小さい熱伝導率の耐熱材料から形成され挿入孔内にて支
持されるとともにその受熱板の裏面を受ける第2のホル
ダーと、その受熱板に配置された第1の測温体と、その
貫通孔の下方に配置された第2の測温体と、その第2の
ホルダーの外周に配置された第3の測温体とを備えたの
で、その受熱板からのリーク熱量が少ないうえ、温度変
化が第1の測温体へ速やかに伝わり、被測温体の温度変
化に対して温度測定特性が向上し、被測温体の外形表面
品位を維持することができるし、受熱面積も大きく維持
できる。しかも、被測温体に近い第1の側温体からの測
定温度に対して、その受熱板の下方に位置する第2の測
温体や第1のホルダー側に配置された第3の測温体から
の測定温度によってリーク熱量の補償が可能となり、極
めて正確な温度測定が可能となる。また、温度センサー
の第1のホルダーを接触基体で支持固定するとともに、
それら受熱板、ホルダーおよび接触基体の被測温体に対
する接触面を同一面に揃えて温度測定構造を構成したか
ら、上述した効果に加えて、接触基体例えば成形金型に
おいて被測温体の外形表面品位を維持した状態で正確な
温度測定ができる。そして、それら温度センサーおよび
温度測定構造において、上記受熱板の裏面側に開口する
複数の孔を第2のホルダーに設ける構成では、第2のホ
ルダー側への熱リーク量が大幅に抑えられ、より正確な
温度測定が可能となるし、上記受熱板の裏面側から突設
させた突出部をそれら第1のホルダー又は第1、第2の
ホルダー間にはめるようにして上記受熱板を支持する構
成では、受熱板が所定位置に位置決めされるから、組立
てが簡単であるうえ、温度測定特性も安定である。ま
た、外周の凸部を介して上記第1のホルダーの挿入孔の
内壁に上記第2のホルダーを当接させ、上記第3の測温
体をその凸部に直接又は間接的に固定させる構成では、
第3の測温体を配置し易く、所望の位置に正確に配置可
能で、この点からも温度測定特性が安定する。さらに、
上記第2のホルダーから複数の耐熱性小玉を介して上記
受熱板を当接させたり、上記第2のホルダーの間に熱絶
縁性シートを介して受熱板を当接させる構成では、第2
のホルダー側への熱リーク量が大幅に抑えられ、より正
確な温度測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度センサーおよび温度測定構造
の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1中の第2のホルダーの平面図Aおよび縦断
面図B(A中のb−b間断面)である。
【図3】図1中の受熱板の縦断面図である。
【図4】図1中の第1、第2のホルダーおよび受熱板の
他の例を示す概略縦断面図である。
【図5】図1中の第1、第2のホルダーおよび受熱板の
更に別の例を示す概略縦断面図である。
【図6】図1の温度測定構造における測定温度特性を示
す図である。
【図7】本発明に係る温度センサーおよび温度測定構造
の他の実施例を示す要部縦断面図である。
【図8】本発明に係る温度センサーおよび温度測定構造
の他の実施例を示す要部縦断面図である。
【図9】本発明に係る温度センサーおよび温度測定構造
の他の実施例を示す要部縦断面図である。
【図10】図9に示す温度センサーおよび温度測定構造
の受熱板を示す平面図である。
【図11】従来の温度センサーを示す断面図である。
【図12】従来の温度センサーの別の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1、13 保護管 3、17 熱電対線 5、19 先端部 7、21 成形金型 9、43 キャビティ 11、51 溶融樹脂(被測温体) 15、33 受熱板 23、47 キャビティ面 25 支柱 25a、25b、27a、27b、53a、53b 挿
入孔 27、53 第1のホルダー 27c、53c 支え部 27d 凹溝 29 ねじ棒 29a 中空部 31、55 第2のホルダー 31a、31c、55a 貫通孔 31b 盲孔 31d 凸部 33a、33b 突出部 35 第1の熱電対線(第1の測温体) 35a 素線 37 第2の熱電対線(第2の測温体) 39 第3の熱電対線(第3の測温体) 41 リング 45 可動側型板(接触基体) 47 キャビティ面 49 固定側型板(接触基体) 55b、55c 収納凹部 57 ビーズ(小玉) 59 熱絶縁性シート 61 凹部 63 コーティング層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面が被測温体に接触する受熱板と、 この受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から挿入孔を
    有して形成され、この挿入孔を塞ぐように前記受熱板を
    支持するとともに前記被測温体との接触面を前記受熱板
    の接触面に揃えてなる第1のホルダーと、 前記受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から貫通孔を
    有し、前記挿入孔内にて支持されるとともに前記受熱板
    の裏面を受ける第2のホルダーと、 前記受熱板の外表面から露出しないように配置され前記
    挿入孔を介して導出された第1の測温体と、 前記貫通孔の下方に配置されるとともに前記挿入孔を介
    して導出された第2の測温体と、 前記第2のホルダーの外周に配置され前記挿入孔を介し
    て導出された第3の測温体と、 を具備することを特徴とする温度センサー。
  2. 【請求項2】 前記第2のホルダーは、前記受熱板の裏
    面側に開口する複数の孔を有する請求項1記載の温度セ
    ンサー。
  3. 【請求項3】 前記受熱板の裏面側から突設させた突出
    部を前記第1のホルダー又は第1、第2のホルダー間に
    はめ込むようにして前記受熱板が支持されてなる請求項
    1又は2記載の温度センサー。
  4. 【請求項4】 前記第2のホルダーが当該外周に形成さ
    れた凸部を介して前記挿入孔の内壁に当接しており、前
    記第3の測温体が前記凸部に直接又は間接的に固定され
    てなる請求項1〜3のいずれか一項記載の温度センサ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記受熱板が少なくとも部分的に前記第
    2のホルダーから複数の耐熱性小玉を介して当接されて
    なる請求項1〜4のいずれか一項記載の温度センサー。
  6. 【請求項6】 前記受熱板が少なくとも部分的に前記第
    2のホルダーとの間に熱絶縁性シートを介して当接され
    てなる請求項1〜5のいずれか一項記載の温度センサ
    ー。
  7. 【請求項7】 被測温体が接触する接触基体と、 外表面が前記被測温体に接触する受熱板と、 この受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から挿入孔を
    有し前記被測温体に支持され、この挿入孔を塞ぐように
    前記受熱板を支持するとともに前記被測温体との接触面
    を前記受熱板の接触面に揃えてなる第1のホルダーと、 前記受熱板より小さい熱伝導率の耐熱材料から貫通孔を
    有し、前記挿入孔内にて支持されるとともに前記受熱板
    の裏面を受ける第2のホルダーと、 前記受熱板の外表面から露出しないように配置され前記
    挿入孔を介して導出された第1の測温体と、 前記貫通孔の下方に配置されるとともに前記挿入孔を介
    して導出された第2の測温体と、 前記第2のホルダーの外周に配置され前記挿入孔を介し
    て導出された第3の測温体と、 を具備し、 前記被測温体に対して前記接触基体、受熱板および第1
    のホルダーの各接触面を揃えてなることを特徴とする温
    度測定構造。
  8. 【請求項8】 前記第2のホルダーは、前記受熱板の裏
    面側に開口する複数の孔を有する請求項7記載の温度測
    定構造。
  9. 【請求項9】 前記受熱板の裏面側から突設させた突出
    部を前記第1のホルダー又は第1、第2のホルダー間に
    はめ込むようにして前記受熱板が支持されてなる請求項
    7又は8記載の温度測定構造。
  10. 【請求項10】 前記第2のホルダーが当該外周に形成
    された凸部を介して前記挿入孔の内壁に当接しており、
    前記第3の測温体が前記凸部に直接又は間接的に固定さ
    れてなる請求項7〜9のいずれか一項記載の温度測定構
    造。
  11. 【請求項11】 前記受熱板が少なくとも部分的に前記
    第2のホルダーから複数の耐熱性小玉を介して当接され
    てなる請求項7〜10のいずれか一項記載の温度測定構
    造。
  12. 【請求項12】 前記受熱板が少なくとも部分的に前記
    第2のホルダーの間に熱絶縁性シートを介して当接され
    てなる請求項7〜11のいずれか一項記載の温度測定構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007218591A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toyo Univ ハイブリッド型表面温度計、温度分布測定装置及び測定方法
WO2016104312A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 株式会社テイエルブイ センサ装置

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