JPH08282802A - ごみ箱 - Google Patents

ごみ箱

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JPH08282802A
JPH08282802A JP12033695A JP12033695A JPH08282802A JP H08282802 A JPH08282802 A JP H08282802A JP 12033695 A JP12033695 A JP 12033695A JP 12033695 A JP12033695 A JP 12033695A JP H08282802 A JPH08282802 A JP H08282802A
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JP
Japan
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plastic bag
trash
opening
box
bag
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JP12033695A
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Toshiyuki Fukushima
利幸 福島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱型のごみ箱において、ポリ袋の脱着が容易
でポリ袋の様々なサイズに簡易な方法で対応でき、ごみ
箱の壁面にポリ袋の開口部が密着した形でポリ袋を装着
できる、ポリ袋利用のごみ箱の構造を提供する。 【構成】 上面を開口部とするおよそ方形の箱におい
て、開口部の四隅に切り欠き(2)を設け、切り欠き
(2)に続けて、側面の縦の辺に沿って切れ込み(1)
を設けることにより構成する。 【効果】 ポリ袋の脱着が容易。ポリ袋の様々なサイズ
に対応できる。形態がシンプルであり、どこに置いても
違和感がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ループ状の取っ手付き
のポリ袋を固定し利用するごみ箱に関するものである。
ここでループ状の取っ手付きのポリ袋とは、スーパーマ
ーケットやコンビニエンスストアなどでの買い物の際に
品物を入れ持ち帰るのに用いられるポリ袋のことであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリ袋を用いるごみ箱に関しては、従来
より様々な発明および考案がなされており、ポリ袋を釣
り下げるフレームからなるポリ袋ハンガーは、実用化さ
れ広く用いられている。棒状のフレームのみからなるも
のとともに、側面を有する箱型のごみ箱にポリ袋を装着
する発明、考案もなされているが、従来のものは、ポリ
袋のループを引っ掛けることにより固定するものであ
り、箱型のごみ箱において、ポリ袋の口をごみ箱の側面
に手早く密着させ固定するものではない。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来より広く用いら
れている箱型のごみ箱において、ポリ袋を手早く見た目
もスマートに装着し、さらにごみ箱の内側側面にポリ袋
の口を密着させて固定する方法を示す。従来より、ポリ
袋ハンガーは広く用いられているが、それは棒状のフレ
ームからなるものである。本発明は、通常のごみ箱、す
なわち側面を有する箱型のごみ箱において、ポリ袋を有
効に利用することを目指したものである。また、従来よ
りポリ袋の大小に対応するために様々な工夫がなされて
きたが、その課題に対しても本発明はシンプルな解決策
を提供する。さらに、上記の課題と共に、ポリ袋をスト
ックする方法も示す。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、上に
開口部を有するおよそ方形の箱型のごみ箱において、開
口部の四隅に切れ込み(1)を設ける。切れ込み(1)
にポリ袋のループ状の取っ手を挟みこみポリ袋を装着す
るわけであるが、切り欠き(2)を設けることにより挟
みこむ作業が容易になる。さらに、図2に示すように切
り欠き(2)から滑らかに続くように側面を延長して耳
(3)を設けると、装着の作業はより容易となる。図
3、図4、図5はそれぞれ側面図、正面図、平面図であ
る。切れ込み(1)は、挟むことにより固定する機能を
果たすものであり、同様の機能を果たすクリップに代え
ることもできる。クリップの形態をはなはだ単純化し、
同時に使いやすくしたことが、本発明の特徴であるとも
言える。また、図11に示すように、上記の構造を備え
たごみ箱の下にさらにもう一つの箱を設け、ごみ箱の
底、すなわちごみ箱とその下の箱とを仕切る板に溝
(7)を設け、下の箱の側面に穴(8)を設けることに
より、ポリ袋をストックしておく機能を兼ね備えること
ができる。
【0005】
【作用】図6に示したのが使用時の状態、すなわちポリ
袋(4)を装着したときの状態である。図7、図8、図
9はそれぞれ、ポリ袋(4)を装着したときの側面図、
正面図、平面図である。ポリ袋をごみ箱の中に入れ、ポ
リ袋の取っ手(5)がごみ箱の外側に来るようにして、
取っ手から袋へとつながるあたりを切れ込み(1)に挟
みこむ。そのときポリ袋(4)の開口部は若干弛んでお
り、ごみ箱の壁面にぴたりと着いてはいない。そこでポ
リ袋の取っ手(5)を外側に引っ張ることにより弛みが
とれてその状態で切れ込み(1)により固定され、ポリ
袋(4)の開口部はごみ箱の壁面に沿って弛むことなく
装着される。以上のような簡単な作業で装着は完了し、
壁面との隙間もない。ごみを捨てる際、あるいはごみが
たまっていく過程で弛みが生じて支障をきたすこともな
い。これは、箱によってポリ袋が囲われており、その結
果、ポリ袋を弛ませるような力はほとんど働かないこと
による。ポリ袋のほうがごみ箱よりはるかに小さい場合
には装着は不可能であるが、ポリ袋のほうがごみ箱より
大きい場合にはサイズによらず、ポリ袋の開口部が弛む
ことなく装着することが可能である。ごみ箱の大きさに
対してポリ袋がかなり大きめの場合、ポリ袋の開口部を
ぴたりと壁面に密着させるためには、およその装着が済
んだ後で、さらにポリ袋の取っ手の根元を部分的に摘ま
んで外側に引っ張るとよい。つまり、ポリ袋の取っ手
は、ポリ袋の開口部の長い辺と短い辺へととながってお
り、長い辺へとつながる部分をひっぱれば長い辺がぴん
と張り、続いて短い辺へとつながる部分を引っ張れば短
い辺がぴんと張る。あるいは、作業を段階的に行うとす
れば、まずポリ袋の口の一辺をピンと張った状態でその
両端を切れ込み(1)に挟みこむ。次に、その辺に続く
一辺をピンと張り、切れ込み(1)に挟みこむ。さらに
残る二つの辺をピンと張り、最後の切れ込み(1)に挟
みこむ。こうすることによりポリ袋の開口部はごみ箱の
壁面にぴたりと密着して装着することが可能となるが、
実際にはこのように段階的に作業を行う必要はなく、四
隅に適当に挟みこんだ後で適当にポリ袋の取っ手を引っ
張ることにより、ポリ袋の開口部はピンと開いた状態で
装着できる。あるいは、まずポリ袋の開口部の長い辺を
ピンと張り両端を切れ込み(1)に挟みこむ。次にもう
片方の長い辺をピンと張り両端を切れ込み(1)に挟み
こむ。これで実用上十分であるが、短い辺の弛みが気に
なれば、ポリ袋の取っ手を摘まんで適当に引っ張れば弛
みは解消される。長い辺の一つをピンと張り挟みこん
で、次に短い二辺と長い辺、三つの辺を同時にピンと張
り挟みこむことも可能である。上記の作業を行うにあた
り、切り欠き(2)が存在すれば、切れ込み(1)に挟
みこむ作業が容易となる。さらに耳(3)を設けると、
その縁に沿ってポリ袋の取っ手を滑らせることにより切
り欠き(2)へと導かれそのまま切れ込み(1)へと挟
みこむことができて作業はいっそう容易になる。耳
(3)が存在すれば、ポリ袋の取っ手のループを耳
(3)に掛けて、次いでただポリ袋の取っ手を下向きに
引っ張るだけで挟みこむ作業は完了する。耳(3)は装
着の作業を簡易化する重要な要素である。ごみ箱の実際
のサイズとしては、縦横30センチ程度、厚さ10セン
チから15センチ程度とすると、スーパーマーケットな
どで使用されている大きめのポリ袋を利用するのに丁度
良い。大きめのポリ袋といってもサイズに若干のばらつ
きがあるが、若干の大きさの違いに対しては、本発明は
何の支障もなく対応できる。また、いくらか小さめのポ
リ袋も普及しているが、それに対応するごみ箱のサイズ
は、縦横20センチから25センチ程度、厚さ10セン
チから15センチ程度が適当である。このサイズのごみ
箱に、スーパーの大きめのポリ袋を用いることも可能で
ある。ポリ袋のほうが本発明よりも大きいかぎりは、サ
イズによらず対応できるので、本発明はさらに小型化も
できる。ごみがいっぱいとなり、ポリ袋を取り外すに
は、ポリ袋の取っ手をつかみ上に引っ張る。また、ごみ
がたまっていく過程でポリ袋の口が弛むことも考えられ
るが、本発明はポリ袋ハンガーのようにポリ袋の取っ手
を引っ掛けることにより固定する方法とは異なり、ポリ
袋の取っ手にごみの質量がかかるわけではないので、ほ
とんど弛むことはない。大きなものを押し込んだ際に、
ポリ袋の側面が下向きに引っ張られて、口が弛む可能性
はあるが、およそ実用上問題はない。また、そんな場
合、耳(3)が存在するとポリ袋の取っ手が耳(3)に
引っ掛かり最終的に外れてしまうことを防ぐ。しかしそ
のようなことは通常の使用においてほとんど起こらな
い。通常の使用において一旦装着したらその後ポリ袋の
開口部の弛みに煩わされることはまずない。図11に示
すのは、ポリ袋ストッカーの機能を加えたものであり、
ごみ箱としての作用は上述のものと同様である。ポリ袋
をストックするに際しては、側面の穴(8)からポリ袋
を押し込む。ポリ袋は丸めて押し込むとよい。取り出す
ときには、溝(7)から取り出す。装着されていたポリ
袋がごみでいっぱいになったらそのポリ袋をとりはず
し、そして溝(7)から空のポリ袋を取り出して新たに
装着する。本発明が従来のポリ袋ハンガーと異なる点の
ひとつとして、従来のポリ袋ハンガーは、ポリ袋の取っ
手を引っ掛けることにより固定していたのに対して、本
発明は袋の四隅を挟むことにより固定することである。
すなわち、従来のポリ袋ハンガーは、取っ手がループ状
であることが本質的に必要であったが、本発明において
は、ループは必ずしも必要ではない。したがって、図1
0に示すように、取っ手のない、いわゆるビニール袋
(6)、あるいはゴミ回収用の袋なども装着することが
可能である。この場合も、袋の開口部がごみ箱の壁面に
密着した状態で装着することができるのは、取っ手付き
のポリ袋の場合と同様である。本発明において、取っ手
付きのポリ袋を利用するにあたって、ポリ袋のループ
は、装着を容易にする働きとずり落ちないことを保証す
る働きをしている。また、ごみ箱が小型で、それに対し
てポリ袋が極端に大きい場合には、ループ状の取っ手付
きのポリ袋の場合でも、図10のような形で装着すると
弛みなくきれいに装着できる。
【0006】
【実施例】
実施例1 図1に示すように、箱型のごみ箱において、
その開口部を長方形とし、開口部の四隅に縦に切れ込み
(1)を設けたごみ箱。
【0007】実施例2 図1に示すように、上面を開口
部とするおよそ方形の箱において、開口部の四隅に切り
欠き(2)を設け、切り欠き(2)に続けて、側面の縦
の辺に沿って切れ込み(1)設けたごみ箱。
【0008】実施例3 本発明は大型のごみ箱にも用い
ることが可能である。オフィスなどで用いられている大
型のごみ箱には、多くの場合、容量が数十リットルのご
み回収用のポリ袋を装着して用いるが、おうおうにして
ずり落ちたりする。そこで、ごみ箱の四隅に切れ込み
(1)を設けることにより、ずり落ちを防止できる。装
着の方法は、図10に示すように、ポリ袋の開口部を四
ヵ所、切れ込み(1)に挟みこむことによって行う。図
10に示した図には耳(3)が描かれているが、この実
施例3においては、耳(3)は不要である。すなわち、
この実施例3においては、図1のような形態とする。異
なる装着の方法として、ポリ袋をごみ箱の中に入れた
後、ポリ袋の開口部をごみ箱の縁を被うようにして折り
返し、ポリ袋の開口部の弛みをとるように順次四隅を摘
まんで、ごみ箱の外側から内側に向けて、すなわち図1
0とは逆向きに挟みこむ。そうすればごみ箱の縁も汚れ
ないし、見た目もきれいに装着できる。また、ポリ袋の
開口部を折り返して装着する場合には、四ヵ所すべて挟
みこむ必要はなく、一ヵ所だけでも、装着は可能であ
る。
【0009】実施例4 大型のごみ箱と同様に大型のゴ
ミ用ポリバケツにも、本発明は応用が可能である。ポリ
バケツの縁の一ヵ所、あるいは数箇所に切れ込みを設け
た形態とする。用いる袋はゴミ回収用のポリ袋である。
使い方は、まずポリ袋をポリバケツの中に入れ、次にポ
リ袋の開口部でポリバケツの縁を被うように折り返し、
折り返したポリ袋の開口部がポリバケツの縁の外側側面
にぴたりとつくように弛みをとり、弛みをとった結果あ
まった部分を切れ込みに挟みこむことによって装着す
る。これを小型にすれば、部屋に置くごみ箱とすること
もできる。その場合、ループ状の取っ手付きのポリ袋も
利用できる。ごみ箱の縁を被うように袋の開口部を折り
返して用いる場合、ごみ箱の開口部の形態は必ずしも長
方形に近い形である必要はない。ポリバケツのように円
形であってもよい。
【0010】実施例5 本発明において切れ込み(1)
をクリップに代えたごみ箱。本発明において切れ込み
(1)はクリップの機能を果たしている。従って、他の
形態のクリップに代えることも可能である。
【0011】実施例6 ごみ箱本体は、正確に直方体で
ある必要はなく、丸みを帯びていたり、側面などが幾分
曲面的であっても、実用上の支障はない。特に、底に向
かうにつれてすぼむような形態とした場合、開口部から
下はどんな形にしてもまったく問題ない。
【0012】実施例7 図2に示すように、上面を開口
部とするおよそ方形の箱において、開口部の四隅に切り
欠き(2)を設け、切り欠き(2)に続けて、側面の縦
の辺に沿って切れ込み(1)設け、向き合う二つの側面
を切り欠き(2)から滑らかに続き先すぼみになるよう
な形、たとえば半円を付け足すような形で上に延長して
耳(3)を設けたごみ箱。
【0013】実施例8 図11に示すように、上面を開
口部とするおよそ方形の箱型のごみ箱において、開口部
の四隅に切り欠き(2)を設け、切り欠き(2)に続け
て、縦に切れ込み(1)を設け、そのごみ箱の下にもう
一つの箱を続けて設け、さらにごみ箱の底面すなわち下
の箱と上のごみ箱とを仕切る板に溝(7)すなわち上と
下をつなげる隙間を設け、下の箱の側面に穴(8)を設
けた、ごみ箱。すなわち、本発明のポリ袋利用のごみ箱
の下にポリ袋ストッカーを設けたごみ箱。
【0014】実施例9 実施例8において、ごみ箱の下
にもう一つの箱を続けて設ける代わりに、上のごみ箱と
下の箱を分離した形で設け、脱着できるようにする。ま
た、ポリ袋を出し入れする方法は実施例8に示したもの
に限らず従来の方法に従う。
【0015】実施例10 実施例8において、穴(8)
にふたを設ける。また、穴(8)の位置は側面の代わり
に、底面でもよい。
【0016】実施例11 実施例8において、下の箱を
引出式とする。
【0017】実施例12 フック付きのウエイトを本発
明のごみ箱本体とは別に設ける。このフック付きウエイ
トを、ごみ箱の外側にはみ出たポリ袋の取っ手(5)に
釣り下げる。こうすることにより、ポリ袋の取っ手
(5)がはみ出したままの状態でおくよりも見た目がよ
くなる。
【0018】実施例13 ウエイトを紐で本発明のごみ
箱本体の側面につなげる。ポリ袋(4)を装着した後、
ウエイトをポリ袋の取っ手(5)のループに通すことに
より、ウエイトの重みでループは下に引っ張られ、外側
にはみ出た状態のままよりも見た目がよくなる。紐やウ
エイトの形態は様々なものが考えられるが、紐をごみ箱
の側面にループ状に取り付けて、ごみ箱の取っ手のよう
な形態とすれば、見た目も自然であり、また実際に取っ
手としての機能を果たすこともできる。
【0019】実施例14 フック付きウエイトやごみ箱
の側面に紐でつなげたウエイトを用いた場合、本発明に
おいて切れ込み(1)、切り欠き(2)はかならずしも
必要ではなく、耳(3)さえあればループ状の取っ手付
きのポリ袋の装着は可能である。しかし、その場合は、
袋の開口部に若干の弛みが残る。
【0020】実施例15 はみ出たポリ袋の取っ手
(5)を固定しておくためのクリップやフック、あるい
は覆い隠すためのフラップ状のものやすだれ状のものを
設ける。これはポリ袋を固定する機能を果たすものでは
なく、外観を向上させるための工夫の例である。
【0021】実施例16 図12に示すように、本発明
のごみ箱本体に加えて、ふた(9)を設ける。ふた
(9)の形態や開閉の方法などは従来の方法に従う。ま
た、ふたのフレーム(10)によって、はみ出たポリ袋
の取っ手(5)を被うような形態にすると、見た目がス
マートになる。
【0022】
【発明の効果】ポリ袋ハンガーは便利であり、台所での
利用に適しているが、通常の部屋に置くのには抵抗があ
る。通常の部屋では、相変わらずいわゆるごみ箱が使わ
れ、また多くの場合、ごみ箱の内側にポリ袋を被せて用
いられている。そこで、ごみ箱にポリ袋を装着する手段
が様々に工夫されてきたが、通常のごみ箱に比べて構造
が複雑化したり装着に幾分手間がかかるのが常であっ
た。それに対して、本発明は従来の単純なごみ箱と比べ
てもほとんど構造や形態を複雑化することなく所期の目
的を実現した。ポリ袋を装着する手間は、従来のごみ箱
にポリ袋を被せる手間とさして変わらない。また、本発
明は形態がシンプルで、小型化も可能であり、通常の部
屋に置くのにも適している。用途や好みに応じて様々な
サイズにできる。したがって、通常の部屋におくための
もの、トイレに置くためのもの、台所に置くためのも
の、さらにオフィスなどにおく大型のものなど、用途や
好みに応じたサイズのものができる。スーパーなどでの
買い物の際に用いるポリ袋のうちで大きなサイズのも
の、いわゆるLサイズのポリ袋に合わせたサイズにすれ
ば、従来のポリ袋ハンガーと同様の容量が確保でき、さ
らに押しつぶす操作もできるので、実質的にはポリ袋ハ
ンガーを上回る量のごみを入れることもでき、さらに見
た目も実際もポリ袋ハンガーよりもコンパクトである。
また、従来のポリ袋ハンガーは居間などに置くのには違
和感があったが、本発明は形態上、ユニークではある
が、従来の通常のごみ箱、いわゆるごみ箱の概念から逸
脱するものではないので、どこに置いても違和感がな
い。従来のものは、固定の方法を引っ掛けることによっ
ていたが、本発明は挟むことにより固定する。その結
果、サイズの異なるポリ袋をサイズが一定の箱型のごみ
箱にぴたりとアジャストできるようになった。しかも、
そのための構造ならびに装着の作業はいたって簡単であ
る。また、ごみがいっぱいとなり、いざポリ袋を取り外
すときにその作業がいたって簡単であることも、本発明
の利点として強調したい点である。本発明の場合、ポリ
袋を取り外すにはポリ袋の取っ手をつかんで上に引っ張
ればよい。それは本発明の構造より当たり前のことであ
るが、従来のポリ袋ハンガーにおいては、ごみによって
膨らんだポリ袋が棒状のフレームにひっかかり、取り外
すのに難儀することが往々にしてあった。本発明におい
てはその問題は完全に解消された。また、本発明におい
ては、わざわざポリ袋ストッカーを設けなくとも、ごみ
箱の底に入れておけばそれだけでストッカーの機能は果
たすが、実際のところ、ごみ箱にポリ袋を装着したまま
その脇にポリ袋をねじ込むのもスマートでないし、使用
中のポリ袋をはずして空のポリ袋をごみ箱の底に入れて
再び使用中だったポリ袋を装着するのは難儀である。空
のポリ袋の置き場所には案外手を焼くものであり、それ
でいていたずらに増えていったりする。買い物から帰
り、空になったポリ袋は、図11に示す本発明の穴
(8)に入れてストックすることにより、スマートに片
付く。ポリ袋の置き場所に困っている人は多いようで、
ポリ袋専用のストッカーが市販されているほどである
が、本発明のごみ箱の下にポリ袋ストッカーを設けるこ
とはスペースの観点からも、機能の観点からも合理的で
ある。ストッカーは大きな体積を占めるものではない
が、ごみ箱と別に存在するとなれば、やはりその置き場
所が問題となるが、ごみ箱の底に数センチの厚さの空間
が存在しても邪魔になるものではない。図11に示す本
発明はポリ袋ストッカーとポリ袋利用のごみ箱を合わせ
ることにより従来にない実用性を実現している。ポリ袋
を装着することにより、ごみ箱自体を汚すことなく、ま
た、ごみ回収のためにごみを運び出す際にごみを袋に移
しかえる必要がないことなどは従来と同様である。従来
の骨組みだけのポリ袋ハンガーにあっては、中のごみを
押しつぶすという操作は困難であったが、本発明にあっ
ては、それが通常のごみ箱同様に可能である。また、従
来よりポリ袋の大小に対応することは大きな課題であっ
たが、本発明は、ポリ袋のほうが大きい場合に関しては
いくら大きくても対応可能である。本発明は、従来にな
くシンプルな形態でその課題を解決した。ポリ袋のルー
プを引っ掛けることにより固定するのではなく、四隅を
挟むことにより固定するという手段により、ポリ袋を手
早くきれいに装着できる。適度な強度で挟むことにより
挟んだ部分を連続的にスライドさせることが可能であ
り、ポリ袋のサイズによらず簡単にアジャストできる。
また、段階的なアジャストの方法と異なり、本発明にお
いてはまさにぴったりとポリ袋を装着できる。一旦装着
してから使用中にポリ袋の口が弛みごみ箱の側面から離
れるということはまずない。たまったごみをごみ箱の中
で押しつぶすという操作をしても、ほとんど弛むことは
ない。本発明の手段により実用上十分な強度で固定でき
る。本発明は、ポリ袋なしで、通常のごみ箱として使用
することも可能である。耳(3)は、そこに取り敢えず
ループを引っ掛け、それに沿ってループを切れ込み
(1)へとスムースに誘導する働きをする。使い勝手を
考えた場合、重要な部分である。ループを引っ掛けるこ
とにより固定するわけではないが、ループの存在は装着
の作業を容易にする。すなわち、ループを耳(3)に引
っ掛け、さらにループを下向きに引っ張ることにより、
ポリ袋をフィットさせて装着する作業が簡単に完了す
る。本発明においては、ループの存在しない袋、いわゆ
るビニール袋やごみ回収用の袋などの利用も可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の斜視図
【図3】 本発明の側面図
【図4】 本発明の正面図
【図5】 本発明の平面図
【図6】 本発明の使用説明図
【図7】 本発明の使用時の側面図
【図8】 本発明の使用時の正面図
【図9】 本発明の使用時の平面図
【図10】 本発明の使用説明図
【図11】 本発明の斜視図
【図12】 本発明の斜視図
【符号の説明】
1 切れ込み 2 切り欠き 3 耳 4 ポリ袋 5 ポリ袋の取っ手 6 ビニール袋 7 溝 8 穴 9 ふた 10 ふたのフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱型のごみ箱において、その開口部をお
    よそ長方形とし、開口部の四隅に縦に切れ込み(1)を
    設けたごみ箱。
  2. 【請求項2】 上面を開口部とするおよそ方形の箱にお
    いて、開口部の四隅に切り欠き(2)を設け、切り欠き
    (2)に続けて、側面の縦の辺に沿って切れ込み(1)
    を設けたごみ箱。
  3. 【請求項3】 上面を開口部とするおよそ方形の箱にお
    いて、開口部の四隅に切り欠き(2)を設け、切り欠き
    (2)に続けて、側面の縦の辺に沿って切れ込み(1)
    を設け、さらに向き合う二つの側面を、切り欠き(2)
    から滑らかに続き先すぼみになるような形、たとえば半
    円あるいは三角などを付け足すような形で、上に延長し
    て耳(3)を設けた、ごみ箱。
  4. 【請求項4】 上面を開口部とするおよそ方形の箱にお
    いて、開口部の四隅に切り欠き(2)を設け、切り欠き
    (2)に続けて、側面の縦の辺に沿って切れ込み(1)
    を設け、その箱の下にもう一つの箱を続けて設け、さら
    に上の箱の底面すなわち上の箱と下の箱とを仕切る板に
    溝(7)すなわち上下をつなぐ隙間を設け、下の箱の側
    面に穴(8)を設けた、ごみ箱。
JP12033695A 1995-04-11 1995-04-11 ごみ箱 Pending JPH08282802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1623803A1 (en) 2004-08-04 2006-02-08 Makita Corporation Mechanism for determining obliquely inclined positions of cutting devices
GB2444024A (en) * 2006-11-21 2008-05-28 Jeffrey Slee A refuse bin

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