JPH08280523A

JPH08280523A - 浮上式収納体

Info

Publication number: JPH08280523A
Application number: JP9073995A
Authority: JP
Inventors: Masahide Uchino; 正英内野
Original assignee: Japan Field Co Ltd
Current assignee: Japan Field Co Ltd
Priority date: 1995-04-17
Filing date: 1995-04-17
Publication date: 1996-10-29

Abstract

(57)【要約】【目的】メガネ、薬等の小物を、空中に吊り下げた収
納体に収納することにより、安全で、しかも、置き忘れ
等を生じる事のない確実な収納を可能とするものであ
る。【構成】浮力体１に、空気よりも比重の軽いガスを充
填して浮力を生じさせる。この浮力体１に、小物６を収
納する収納体５を接続し、この収納体５の下底に引き下
げ用の下げ紐７を吊り下げる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メガネ、薬等の小物を
収納するための、浮上式収納体に係るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、老眼鏡、薬、ティシュペーパー等
の生活に必要な小物を、一時的に体から離して保存する
場合は、適宜の箱、卓上等に収納する事が行われてい
る。しかし、これらの収納を行った場所をうっかり忘れ
て、再度、使用する場合に探すのに苦労する場合が多
い。また、メガネ等の破損容易な物に於ては、置いた場
所を忘れてその物の上に重ねて物を置いたり、踏み付け
たりする事により、破損する事故が多いものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
課題を解決しようとするものであって、メガネ、薬、テ
ィシュペーパー等の如く、一時的に使用したり、常時は
身に付けているが、一時的に取り外して、使用しなかっ
たりするような軽量な小物を、最も目立つ位置に置く事
によって、所在が不明になる等の事故を防止するととも
に、不用意に踏み潰したり、他の物を載せて破損したり
する事がないようにしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、空気よりも比重の軽いガスを充填し浮
力を生じさせた浮力体に収納体を接続し、この収納体の
下底に引き下げ用の下げ紐を吊り下げて成るものであ
る。

【０００５】

【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
空気よりも比重の軽いヘリュウム等のガスを充填する事
によって、浮力体は一定の浮力を生じるものとなる。こ
の状態で浮力体を空中に解放すれば、浮力体はその浮力
によって上昇するが、浮力体に接続した収納体を手等で
押さえることにより、天井等への浮上は防止される。

【０００６】そして、メガネ、薬、ティシュペーパー等
適宜の物品を、収納体に収納しようとする場合には、浮
力体に接続した収納体に、これらの小物物品を収納す
る。この後で収納体を解放すれば、浮力体に接続した収
納体も、浮力体が天井等にその浮力で突き当たる事によ
り、空中に配置されるものとなり、屋内に於て、最も目
立つ位置に、収納体は設置されるものとなる。

【０００７】そのため、この収納体にメガネ、薬、ティ
シュペーパー、その他の適宜の収納物を収納する事によ
り、置き忘れによる紛失等を生ずる事はない。また、収
納体は空中に存在するものであるから、うっかり踏みつ
けたり、メガネ等の小物の上に物品を、不用意に置く事
によって生じる破損を防止できるものである。

【０００８】そして、この収納体内に収納した小物を、
使用する場合には、収納体の下底に吊り下げている、引
き下げ用の下げ紐を引く事により、容易に収納体を手元
まで、手繰り寄せる事ができるから、極めて簡易に収納
体内から、小物を回収する事が可能となる。また、下げ
紐は空中に吊り下げておいても、特に邪魔になるもので
はないし、人間等が接触しても、危険は全くないもので
あるから、安全に室内に放置する事が可能となるもので
ある。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、(１)は浮力体で、ゴム、樹脂フイルムにアルミを
真空蒸着したもの等の気密性が高く軽量な材質にて、上
下に弧状に膨出した円盤状に形成している。また、この
浮力体(１)は、空気よりも比重の軽いヘリュウムガスを
充填密閉することにより、一定の浮力を発生させてい
る。

【００１０】また、この浮力体(１)は外周にフランジ
(２)を突出し、このフランジ(２)に適宜間隔で複数個の
係合孔(３)を形成する。この係合孔(３)には、接続紐
(４)を結び付ける等の方法により固定し、この接続紐
(４)の下端に収納体(５)を接続固定する。

【００１１】この収納体(５)は出来得るかぎり軽量であ
る事が好ましく、紙、発泡スチロール等適宜の軽量材質
によって形成している。そして、この収納体(５)は適宜
の形状を選択する事ができるが一般的には箱状に形成
し、小物(６)の収納を可能としている。

【００１２】この収納体(５)内に収納する小物(６)は、
任意の物を選択する事ができるが、一般的には軽量な
薬、メガネ、ティシュペーパー等が好ましいものであ
る。また、使用者の好みに応じて、アメ等を収納する事
も可能となる。そして、この収納体(５)の下端には、収
納体(５)を引き下げる時に用いる下げ紐(７)を吊り下げ
て固定する。

【００１３】このように構成したものに於て、メガネ、
薬等の小物(６)を収納体(５)内に、適宜収納配置した
後、この収納体(５)を手による保持状態から解放すれ
ば、収納体(５)は浮力を有する浮力体(１)によって上昇
し、浮力体(１)が天井等に衝突した状態で、空中に浮遊
するものとなる。

【００１４】収納体(５)はこのように空中に浮遊するも
のであるから、極めて目に付き易く、収納した小物(６)
の所在が不明になったりする事がなく、常に明確に所在
が判明するものとなる。また、床面、卓上等に置いた場
合の如く、小物(６)を踏みつけたり、小物(６)の上に物
を載せる等の不注意によって破損するような事がない。

【００１５】また、収納体(５)を回収する場合には、収
納体(５)の下底に吊り下げた下げ紐(７)を引っぱる事に
より、容易に回収する事ができ、安全な収納体(５)の回
収を行う事ができる。また、吊り下げた下げ紐(７)は、
人が接触しても、傷を受けたりする事はないし、安全に
室内に吊り下げて置く事が可能となるものである。

【００１６】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、メガネ、薬等の小物を安全に収納する事ができ、
しかも、置き忘れ等を生じる事のない確実な収納を可能
とするものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１浮力体２収納体３下げ紐

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】空気よりも比重の軽いガスを充填し浮力
を生じさせた浮力体に収納体を接続し、この収納体の下
底に引き下げ用の下げ紐を吊り下げた事を特徴とする浮
上式収納体。