JPH08279824A - マルチメディア情報処理システム - Google Patents

マルチメディア情報処理システム

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JPH08279824A
JPH08279824A JP1675496A JP1675496A JPH08279824A JP H08279824 A JPH08279824 A JP H08279824A JP 1675496 A JP1675496 A JP 1675496A JP 1675496 A JP1675496 A JP 1675496A JP H08279824 A JPH08279824 A JP H08279824A
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篤道 村上
Kazuhiro Matsuzaki
一博 松崎
Yoshiaki Kato
嘉明 加藤
Hideo Ohira
英雄 大平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチメディア情報の取り込みから伝送・記
録処理までの一連の処理において、通信、放送、コンピ
ュータなどのサ−ビスの相互交換等サ−ビス面のフレキ
シブル化が可能となり、ハ−ド構成が簡素化され付加機
能の追加、変更が容易に行えるマルチメディア情報処理
システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 マルチメディア情報11を符号化しパッ
ケトを特定する補助情報を付加した要素パケット12を
生成する情報源符号化処理部1と、要素パケット12を
多重化して多重化ストリ−ム13を生成するパケット多
重処理部2と、多重化ストリ−ムを伝送媒体に応じた伝
送信号14として出力する送信処理部3を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル化さ
れたビデオ、オーディオ、その他データを符号化して多
重化し、伝送または蓄積し、その伝送信号を受信または
記録信号を読み出して多重化された信号を分離・復号し
てビデオ、オーディオ、その他データを再生するマルチ
メディア情報処理システムに関するもので、具体的な応
用例としては、ビデオオンデマンド(VOD)、ディジ
タル放送システム、テレビ会議システムなどがある。
【0002】
【従来の技術】図26及び図27は例えば服部、田中、
浅野、浅井、坂戸:「衛星利用放送品質コーデック」,
三菱電機技報,Vol.67,No.7,pp.33−
38(1993)に示されたマルチメディア情報処理シ
ステムの送信装置及び受信装置を示す構成図である。
【0003】送信装置を示す図26において、11はビ
デオ信号101を情報源符号化してビデオ符号化ビット
列111を生成するビデオ符号化部、12はビデオ信号
101に係る1つ以上のオーディオ信号102を情報源
符号化して1つ以上のオーディオ符号化ビット列112
を生成するオーディオ符号化部、13はビデオ信号10
1またはオーディオ信号102に係る諸データ信号10
3に対して種々の処理を行ってデータ符号化ビット列1
13を生成するデータ符号化部、91はビデオ符号化部
11とオーディオ符号化部12とデータ符号化部13か
ら構成される情報源符号化処理部、92は情報源符号化
処理部91からのビデオ符号化ビット列111と1つ以
上のオーディオ符号化ビット列112と1つ以上のデー
タ符号化ビット列113を多重化して1つの多重化ビッ
ト列122を生成する従来のメディア多重化部、93
は、伝送路の種類や特性に応じて、多重化ビット列12
2に対してスクランブル処理、誤り訂正符号の付与を行
い、多重化ビット列122と1つ以上の他のビデオ及び
それに付随するオーディオ・データ多重化ビット列12
3とチャンネル多重化処理を行い、伝送フレームの構
成、変調処理等を行い伝送信号141を生成する従来の
送信処理部である。
【0004】受信装置を示す図27において、96は伝
送信号141を受信して、復調処理、伝送フレームの同
期確立・再生、チャネル多重化信号を分離して特定チャ
ンネルの信号を選択し、誤り検出・訂正処理、デスクラ
ンブル処理等を行って多重化ビット列122または1つ
以上の他のビデオ及びそれに付随するオーディオ・デー
タ多重化ビット列123を再生する従来の受信処理部、
95は多重化ビット列122からビデオ符号化ビット列
111とオーディオ符号化ビット列112と1つ以上の
データ符号化ビット列113を分離する従来のメディア
分離部、14はビデオ符号化ビット列111を情報源復
号してビデオ信号101を再生するビデオ復号部、15
は1つ以上のオーディオ符号化ビット列112を情報源
復号してビデオ信号101に係る1つ以上のオーディオ
信号102を再生するオーディオ復号部、16はデータ
符号化ビット列113に対して種々の逆処理を行ってビ
デオ信号101またはオーディオ信号102に係る諸デ
ータ信号103を再生するデータ復号部、94はビデオ
復号部15aとオーディオ復号部15bとデータ復号部
15cから構成される情報源復号処理部である。
【0005】次に、従来のマルチメディア情報処理シス
テムの図26に示す送信装置側の動作について説明す
る。情報源符号化処理部91はビデオ符号化部11とオ
ーディオ符号化部12とデータ符号化部13から構成さ
れ、種々の符号化手法を用いて各種信号の冗長成分の削
減を行う。ビデオ信号101とこれに付随した1つ以上
のオーディオ信号102は、ビデオ符号化部11とオー
ディオ符号化部12においてそれぞれの情報源が符号化
されて、ビデオ符号化ビット列111とオーディオ符号
化ビット列112となる。ビデオとオーディオの同期信
号、制御信号などの諸データ信号103は、データ符号
化部13においてビデオ、オーディオの場合と同様に情
報源符号化され、データ構造が変換されて1つ以上のデ
ータ符号化列113が生成される。
【0006】従来のメディア多重化部92では、ビデオ
符号化ビット列111とオーディオ符号化ビット列11
2とデータ符号化ビット列113を1つの多重化ビット
列122に多重化する。多重化は所定のフレームを単位
として行われる。図19は、従来のメディア多重化部9
2において多重化された多重化フレ−ムの説明図であ
る。80は所定のサイズの多重化フレーム、81は多重
化フレーム80の同期を確保するための同期情報領域、
82は多重化フレーム80内のビデオ情報領域、83は
多重化フレーム80内のオーディオ情報領域、84は多
重化フレーム80内のデータ情報領域である。ビデオ符
号化ビット列111、オーディオ符号化ビット列11
2、データ符号化ビット列113は、それぞれビデオ情
報領域82、オーディオ情報領域83、データ情報領域
84に格納され、図中、矢示した順序(左上から右下
へ)で読み出されて多重化ビット列122が生成され
る。このような多重化フレームを単位として多重化を行
うことを、ここでは「ストラクチャ多重化」と呼ぶこと
にする。
【0007】従来の送信処理部93では、その一般機能
を図29に示すように、伝送路の種類や特性、アプリケ
ーションに応じて、多重化ビット列122に対してスク
ランブル処理、誤り訂正符号の付与、及び多重化ビット
列122と他の1つ以上の多重化ビット列123とのチ
ャンネル多重化処理を行なって伝送フレームを構成し、
変調処理等を行って伝送信号141を生成する。
【0008】スクランブル処理について図30(a)を
用いて説明する。図30(a)はPN(Pseudo Random
Number;疑似乱数)信号加算方式と呼ばれるスクランブ
ル処理の一例である。図30(a)において、73aは
スクランブル用疑似乱数発生器、75は排他的論理和回
路(exclusive OR回路)である。スクランブル用疑似乱
数発生器73aに初期値72aを与え、疑似乱数列74
aを発生させる。排他的論理和回路75においてオリジ
ナルデータ71と疑似乱数列74aとの排他的論理和演
算をビット単位で行うことによってスクランブルデータ
76を得る。
【0009】誤り訂正符号化を行う際の誤り訂正フレー
ムの構成について説明する。図31は、誤り訂正符号と
してリードソロモン(Reed-Solomon;RS)符号を用い
た場合の誤り訂正フレームの構成図である。図31にお
いて、77は誤り訂正フレーム、78aは誤り訂正フレ
ーム77の同期を確保するための同期情報、78bはM
バイトの符号語(RS(M,M−N)符号語)、79a
は誤り訂正符号化によって保護されるNバイトの情報シ
ンボルを格納する情報フィールド、79bは誤り検知の
ために付加されるチェックシンボルを格納するチェック
フィールドである。
【0010】Pチャンネル分のチャンネル多重化方法に
ついて図32を用いて説明する。個々のチャンネルは、
例えばテレビ放送における個々の番組(プログラム)に
相当する。図32において、90はチャンネル多重化用
フレーム、90aはチャンネル多重化フレーム90の同
期を確保するための同期情報である。チャンネル(番
組)多重化は、ストラクチャ多重化方式を用いて行われ
る。
【0011】伝送フレームについて図33を用いて説明
する。伝送フレームは伝送路の特性に依存するものであ
り、例えば、有線伝送、衛星波伝送、地上波伝送等によ
って個々の伝送フレームが定義される。図33に伝送フ
レームの構成例を示す。図33において、92は伝送フ
レーム、93はタイミング情報や同期情報や伝送路の保
守運用のために使用する情報等が入る付加情報領域、9
4は伝送情報領域(ペイロード)である。伝送フレーム
92を構成する情報は、図中、矢示する所定の順序で読
み出され、変調を介して伝送信号141として伝送路に
送出される。
【0012】次に従来のマルチメディア情報処理システ
ムの図27に示す受信装置側の動作について説明する。
受信側の動作は、基本的に先に説明した送信側の動作の
逆を行うことになる。従来の受信処理部96では、その
機能を図29に示すように、受信した伝送信号を復調
後、伝送フレームの同期確立・再生、誤り検出・訂正処
理等を行って多重化ビット列を再生する。すなわち、受
信した伝送信号141の復調後、付加情報領域93にお
ける同期情報を利用して伝送フレーム92(図33参
照)の同期確立・再生を行い、伝送情報領域94を取り
出す。伝送情報領域94内の信号がチャンネル多重化さ
れている場合には、同期情報90a(図32参照)を用
いてチャンネル多重化フレーム90の同期確立・再生を
行って、個々のチャンネルに分離する。誤り訂正符号化
された信号に対しては、同期情報78a(図31参照)
を用いて誤り訂正フレーム77の同期確立・再生を行っ
て、誤り検出・訂正を行う。
【0013】次に、デスクランブル処理について図30
(b)を用いて説明する。図30(b)において、73
bはデスクランブル用疑似乱数発生器、75は排他的論
理和回路である。デスクランブル用疑似乱数発生器73
bに初期値72bを与え、疑似乱数列74bを発生させ
る。図30(a)に示したスクランブル回路と図30
(b)に示したデスクランブル回路において、スクラン
ブル用疑似乱数発生器73aとデスクランブル用疑似乱
数発生器73bは同一の構成であり、また、初期値72
aと初期値72b、疑似乱数列74aと疑似乱数列74
bは、それぞれ値が一致する。
【0014】従来のメディア分離部95では、多重化ビ
ット列122をビデオ符号化ビット列111と1つ以上
のオーディオ符号化ビット列112と1つ以上のデータ
符号化ビット列113とに分離する。分離の際に必要な
多重化フレーム80の再生は、多重化フレーム80内の
同期情報領域81に格納されている同期情報を検出する
ことによって行われる。
【0015】情報源復号処理部94では、ビデオ符号化
ビット列111と、1つ以上のオーディオ符号化ビット
列112と、1つ以上のデータ符号化ビット列113
を、それぞれビデオ復号部15a、オーディオ復号部1
5b、データ復号部15cにおいて情報源復号または種
々の逆処理を行って、ビデオ信号101、ビデオ信号1
01に係る1つ以上のオーディオ信号102、ビデオ信
号101またはオーディオ信号102に係る諸データ信
号103を再生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチメディア
情報処理システムは以上のように構成されているので、
各処理部での処理内容および各処理部間でのインタフェ
ース信号がシステムにより固定的に割り振られ、そのた
め汎用性に乏しく、放送、通信、コンピュータ・蓄積な
どの相互のデータ交換などのサービスや、ハードウェア
の構築や処理機能の追加をシステム間で汎用性を持って
行うことが困難であった。
【0017】また、従来のマルチメディア情報処理シス
テムでは、ビデオ、オーディオ、諸データを多重化フレ
ーム内の所定の領域に格納することによって多重化(ス
トラクチャ多重化)していたため、多重化処理は比較的
容易であったが、多重化すべき個々のメディアの伝送速
度の変化、個々のメディアの有無等に柔軟に対応して効
率よく多重化することが困難であった。また、多重化す
べきメディア数が多い場合には、多重化フレームのサイ
ズを大きくしなければならず、その結果、受信機側では
多重化フレームの同期確保に長時間を要していた。
【0018】さらに、従来のマルチメディア情報処理シ
ステムでは、無線、有線などの異なる伝送メディア間で
のコンテンツの相互交換や、複数の伝送メディアを越え
てコンテンツを即座に伝送することが困難であった。例
えば、伝送信号がQAM(Quadrature Amplitude Modul
ation)やPSK(Phase Shift Keying)等で変調され
る場合の従来の送信処理部及び受信処理部の一般機能は
図29のようになる一方、伝送路がATM網の場合の従
来の送信処理部及び受信処理部の基本機能は、図34に
示すように、ATM物理レイヤ処理、ATMレイヤ処
理、ATMアダプテーションレイヤ処理を行うようにな
る。それゆえ、ATM網に接続したマルチメディア情報
処理システムとQAM変調による伝送路に接続したマル
チメディア情報処理システムとの間でコンテンツの相互
交換をする場合には、何らかのアダプタが必要になり、
例え、両システム間で多重化ストリームの構成が同一で
あったとしても、アダプタは、図29及び図34に示す
全ての処理機能をサポートする必要があった。
【0019】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、要素メディアの
取り込みから伝送・記録処理までの一連の処理におい
て、処理を階層化し、各階層ごとに処理内容を規定し、
さらに各階層での入出力データの信号形式を規定するこ
とで、放送、通信、コンピュータ・蓄積などのサービス
間の相互交換等、サービス面においてフレキシブル化が
可能になると同時に、ハードウェア構成が簡素化され、
また付加機能等の追加が可能になり、さまざまな応用の
展開が可能になるマルチメディア情報処理システムを提
供するものである。
【0020】また、第2の目的は、送信機側では多重化
すべきメディア数、個々のメディアの伝送速度の変化、
個々のメディアの有無等に柔軟に対応して効率よく多重
化するものである。また、制御情報や指示情報やクロッ
ク情報などのように受信側で即座に必要となる情報につ
いては、受信機側でこれらの情報に容易にかつ速やかに
アクセスできるように送信機側で多重化して伝送できる
マルチメディア情報処理システムを提供することを目的
とする。
【0021】さらに、第3の目的は、多重化すべき個々
のメディアの伝送速度の変化、個々のメディアの有無等
に柔軟に対応して効率よく多重化することが可能で、無
線、有線などの異なる伝送メディア間でのコンテンツの
相互交換や複数の伝送メディアを越えたコンテンツの伝
送を容易かつ速やかに行うことができるマルチメディア
情報処理システムを提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチメ
ディア情報処理システムは、マルチメディア情報の配送
及び記録を行うマルチメディア情報処理システムにおい
て、複数のメディア情報を取り込み、各々のメディア単
位にメディア情報を符号化し、メディア識別、パケット
同期及び再生同期を行うための補助情報を付加するとと
もに、システム間の互換性を有する信号形式を持った要
素パケットを生成する情報源符号化処理手段と、この情
報源符号化処理手段が出力する各々のメディアの上記要
素パケットの速度整合と多重化を行い、システム間の多
重化の互換性を有する信号形式を持った多重化ストリー
ムを生成するパケット多重化手段と、上記多重化ストリ
ームを伝送媒体及び蓄積媒体に応じて変換し、伝送信号
を出力する送信処理手段とを備えたものである。
【0023】また、上記情報源符号化処理手段は、メデ
ィアに応じた要素メディアに編集加工する要素メディア
取り込み手段と、上記要素メディアの情報量の削減を行
う情報源符号化手段と、この情報源符号化手段の出力を
入力して要素パケットを生成する要素パケット生成手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】また、上記パケット多重化手段は、メディ
ア情報に対応するメディア識別及びパケット再生同期等
を行うための補助情報を付加するパケット生成部と、要
素パケットの速度整合と多重化を行って多重化ストリー
ムを生成するパケット多重手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0025】また、上記パケット多重化手段は、メディ
ア情報に対応するメディア識別、パケット同期及び再生
同期等を行うための補助情報を付加して固定長パケット
を生成し、この固定長パケットを単位として速度整合を
行いながら多重化を行うことを特徴とするものである。
【0026】また、上記送信処理手段は、伝送蓄積媒体
である放送、通信、ディジタル蓄積メディアなどに応じ
て誤り訂正を行うための誤り訂正符号化手段と、上記誤
り訂正符号化手段の出力データを伝送フレーミング処理
する伝送フレーム生成手段と、この伝送フレーム手段の
出力データを伝送または記録するため変調処理手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0027】また、上記送信処理手段は、多重化ストリ
ームに対してTCP(TransmissionControl Protocol)/
UDP(User Datagram Protocol)/XTP(Xpress Tran
sport Protocol)処理を行った後に、IP(Internet Pro
tocol)処理を行いインターネットプロトコル伝送路へ送
出することを特徴とするものである。
【0028】また、上記情報源符号化処理手段または上
記パケット多重化手段の動作モ−ドを変更するアプリケ
ーションプログラムを有するソフトウエア処理手段をさ
らに備えたことを特徴とするものである。
【0029】また、一つ以上の情報源符号化処理手段に
より生成された要素パケットを単位として蓄積する要素
パケット蓄積手段と、この要素パケット蓄積手段に蓄積
された上記要素パケットのアドレスを記憶するアドレス
管理手段と、このアドレス管理手段から指示された上記
要素パケットを上記要素パケット蓄積手段からパケット
多重化手段に出力する要素パケット送出手段とをさらに
備えたことを特徴とするものである。
【0030】また、上記パケット多重化手段が生成した
多重化ストリームを蓄積する多重化ストリーム蓄積手段
と、この多重化ストリーム蓄積手段に蓄積された上記多
重化ストリームのアドレスを記憶する多重化ストリーム
管理手段と、この多重化ストリーム管理手段から指示さ
れた上記多重化ストリームを上記多重化ストリーム蓄積
手段から上記送信処理手段に出力する多重化ストリーム
送出手段とをさらに備えたことを特徴とするものであ
る。
【0031】他の発明に係るマルチメディア情報処理シ
ステムは、マルチメディア情報の配送及び記録を行うマ
ルチメディア情報処理システムにおいて、パケット多重
され伝送媒体に依存して伝送されたパケット多重化信号
を上記伝送媒体の特性に応じて復号して多重化ストリ−
ムを出力する受信処理手段と、上記多重化ストリ−ムか
ら各々のメディア単位にメディア情報を生成するのに必
要な要素パケットを分離するパケット分離手段と、分離
された上記要素パケットを各々のメディア単位で情報源
復号を行い、メディア識別、パケット同期及び再生同期
を行うために付加された補助情報を基に要素メディア間
の同期をとってメディア情報の再生を行う情報源復号処
理手段とを備えたものである。
【0032】また、上記パケット分離手段は、要素パケ
ットを単位として多重化された多重化ストリームから個
々の要素パケットを単位として分離し、上記情報源復号
処理手段に出力することを特徴とするものである。
【0033】また、上記パケット分離手段は、要素パケ
ットを分割して収容した固定長パケットを単位として多
重化された多重化ストリームから上記固定長パケットを
単位として分離し、上記要素パケットに再構成して情報
源復号処理手段に出力することを特徴とするものであ
る。
【0034】また、上記情報源復号処理手段は、要素パ
ケットから補助情報と符号化された要素メディア情報と
を分離する要素パケット分離手段と、この符号化された
要素メディア情報を復号する情報源復号手段と、この情
報源復号手段が出力する復号された要素メディア情報を
同期させてメディア情報の再生を行う復号デ−タ再生手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0035】また、上記受信処理手段は、インターネッ
トプロトコル伝送路から伝送されるデータをIP(Inter
net Protocol)処理を行った後、TCP(Transmission C
ontrol Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)/
XTP(Xpress Transport Protocol) 処理を行いパケッ
ト多重化されたストリームを受信することを特徴とする
ものである。
【0036】また、上記受信処理手段は、上記パケット
多重化信号を伝送した伝送媒体の特性に応じて復調する
復調処理手段と、この復調処理手段の出力信号から伝送
フレーム同期を確保しデフレーミングを行う伝送フレー
ム再生手段と、この伝送フレーム再生手段の出力信号か
ら誤り訂正フレーム同期を確保して誤り訂正復号を行い
多重化ストリームを出力する誤り訂正処理手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0037】また、上記誤り訂正処理手段は、訂正不可
能な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリー
ムとともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を
上記パケット分離手段に出力し、該パケット分離手段
は、誤り発生信号により誤りの残存が示された多重化ス
トリームに対しては要素パケットの分離を行わないこと
を特徴とするものである。
【0038】また、上記誤り訂正処理手段は、訂正不可
能な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリー
ムとともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を
上記情報源復号処理手段に出力し、該情報源復号処理手
段は、誤り発生信号により誤りがあることが示された要
素パケットに含まれる符号化データの復号をその期間停
止すると共に、符号化データが正常になった時点で復号
を再開することを特徴とするものである。
【0039】また、上記情報源復号処理手段または上記
パケット分離手段の動作モードを変更するアプリケーシ
ョンプログラムを有するソフトウエア処理手段をさらに
備えたことを特徴とするものである。
【0040】また、上記パケット分離手段は、分離され
た要素パケットを蓄積する受信要素パケット蓄積手段
と、この受信要素パケット蓄積手段に蓄積された上記要
素パケットのアドレスを記憶する受信番組管理手段と、
上記受信番組管理手段から指示された番組再生に必要な
上記要素パケットを上記受信要素パケット蓄積手段から
情報源復号処理手段に出力する受信要素パケット読み出
し手段とをさらに備えたことを特徴とするものである。
【0041】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、パケッ
ト多重されて伝送媒体に依存して伝送された複数のパケ
ット多重化信号を各伝送媒体から入力し、上記伝送媒体
の特性に応じて復号した上記伝送媒体毎の多重化ストリ
−ムを生成する複数の受信処理手段と、上記パケット多
重化ストリームを上記伝送媒体毎の要素パケットにそれ
ぞれ分離する複数のパケット分離手段と、上記各要素パ
ケットを一つの多重化ストリームにパケット多重するパ
ケット再多重手段と、このパケット再多重手段が出力す
る多重化ストリ−ムを伝送媒体の特性に従って変換し、
伝送媒体に伝送信号として出力する送信処理手段とを備
えたものである。
【0042】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、アプリ
ケーションやメディアなど種類の異なる信号に対して情
報源符号化を行ってそれぞれの符号化ビット列を生成す
る情報源符号化処理手段と、それぞれの符号化ビット列
を信号の種別を判別するための識別情報と共に固定長パ
ケットに格納して固定長パケット単位に多重化を行って
固定長パケット列を生成するメディア多重化手段と、上
記固定長パケット列からの所定数の固定長パケットを諸
データとともに所定の大きさのフレームに格納するスト
ラクチャ多重化手段と、このストラクチャ多重化手段か
らのフレーム列に対して伝送媒体に依存した伝送フレー
ムを有する伝送信号を生成する送信処理手段とを備えた
ものである。
【0043】また、上記ストラクチャ多重化手段は、制
御情報または指示情報またはクロック情報を諸データと
して固定長パケットとともに多重化することを特徴とす
るものである。
【0044】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、所定数
の固定長パケットを諸データとともに所定の大きさのフ
レームに格納しているとともに、伝送媒体に依存した伝
送フレーム列を有する伝送信号を受信して多重化ビット
列を再生する受信処理手段と、この多重化ビット列から
固定長パケット列と諸データを再生するストラクチャ分
離手段と、固定長パケット列から固定長パケットを取り
出し、信号の種別を判別する識別情報に対応した符号化
ビット列を再生するメディア分離手段と、上記符号化ビ
ット列を復号してアプリケーションやメディアなど種類
の異なる信号を再生する情報源復号処理手段とを備えた
ものである。
【0045】また、上記ストラクチャ分離手段は、スト
ラクチャ多重化された制御情報または指示情報またはク
ロック情報の諸データ信号と固定長パケットとを分離す
ることを特徴とするものである。
【0046】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、複数の
メディア情報を取り込み、各々のメディア単位に上記メ
ディア情報を符号化する情報源符号化手段と、この情報
源符号化手段により生成されたメディア毎の符号化ビッ
トストリームに対してパケット多重化を行って多重化ス
トリームを生成するパケット多重化手段と、該多重化ス
トリームを固定長パケット上にマッピングする固定長パ
ケット生成手段と、この固定長パケット生成手段により
生成された固定長パケットストリームに対し誤り訂正符
号の付与、伝送フレーミング処理、変調処理を行って伝
送信号を生成する伝送路符号化手段とを備えたものであ
る。
【0047】また、上記固定長パケット生成手段は、多
重化ストリームをATMセルにマッピングすることを特
徴とするものである。
【0048】また、上記伝送路符号化手段は、送信機が
ATM網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける
送信処理を行うことを特徴とするものである。
【0049】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、送信機
からの伝送信号を受信して、復調処理、伝送フレーミン
グ処理、誤り訂正処理を行って固定長パケットストリー
ムを再生する伝送路復号手段と、該固定長パケットスト
リームから多重化ストリームを取り出す固定長パケット
分解手段と、該多重化ストリームからメディア毎の符号
化ビットストリームを再生するメディア分離手段と、メ
ディア毎の符号化ビットストリームを復号する情報源復
号手段とを備えたものである。
【0050】また、上記固定長パケット分解手段は、A
TMセルストリームから多重化ストリームを取り出すこ
とを特徴するものである。
【0051】また、上記伝送路復号手段は、受信機がA
TM網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける受
信処理を行うことを特徴とするものである。
【0052】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、マルチメディア情報の配送及び記録を
行うマルチメディア情報処理システムにおいて、送信機
からの伝送信号を受信して、復調処理、伝送フレーミン
グ処理、誤り訂正処理を行って固定長パケットストリー
ムを再生する伝送路復号手段と、この伝送路復号手段か
らの固定長パケットストリームを伝送路によらず特性の
異なる伝送路間で共通の伝送信号として変換処理する伝
送信号変換処理手段と、この伝送信号変換処理手段によ
り変換処理された固定長パケットストリームに対し誤り
訂正符号の付与、伝送フレーミング処理、変調処理を行
って伝送信号を生成する伝送路符号化手段とを備えたも
のである。
【0053】また、上記伝送路復号手段と上記伝送路符
号化手段は、非ATM伝送信号からATM伝送信号の変
換処理とATM伝送信号から非ATM伝送信号の変換処
理を行うことを特徴とするものである。
【0054】また、上記伝送信号変換処理手段は、複数
の受信機に伝送信号を同報する同報処理手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0055】さらに、上記同報処理手段は、固定長パケ
ットのヘッダ中にアドレス情報を書き込んで、受信機の
アドレスを指定することを特徴とするものである。
【0056】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明に係るマルチメディア情
報処理システムの実施の形態を図について説明する。図
1は実施の形態1に係るマルチメディア情報処理システ
ムにおける送信装置のブロック図である。図1におい
て、1aと1b及び1cは情報源符号化処理部、2a及
び2bはパケット多重化部、3aと3b及び3cは送信
処理部、11a、11b、11cはビデオ、オーディ
オ、データなどの各種メディア情報、12は要素パケッ
ト、13a、13bは多重化ストリ−ム、14a、14
b、14cは伝送媒体の仕様に応じた送信処理が施され
た伝送信号である。
【0057】次に、動作を図について説明する。種々の
アプリケーションに対応する情報源符号化処理部1aま
たは情報源符号化処理部1bまたは情報源符号化処理部
1cでは、ビデオ、オーディオ、データなどの各種メデ
ィア情報11aまたは11bまたは11cを取り込み、
個々のメディア単位にメディア情報を情報源符号化し
て、メディア単位の情報源符号化ビット列を生成し、各
情報源符号化ビット列を所定のフレームまたは所定時間
等に応じて分割してセグメントを生成し、各セグメント
に対してメディア識別、パケット同期、再生同期等を行
うための補助情報を付与して他システムとの互換性を有
する信号形式をもつ要素パケット12を生成する。
【0058】パケット多重化部2aでは、上記情報源符
号化手段1aまたは1bまたは1cによって生成された
メディア毎の要素パケット12を分割してメディア識
別、パケット同期、再生同期等を行うための補助情報を
付与して固定長パケットを生成し、速度整合を行いなが
ら固定長パケット単位に多重化を行い、他システムとの
互換性を有する信号形式をもった多重化ストリーム13
aを生成する。
【0059】パケット多重化部2bでは、上記情報源符
号化手段1aまたは1bまたは1cによって生成された
メディア毎の要素パケット12に対し、速度整合を行い
ながら要素パケット単位に多重化を行い、他システムと
の互換性を有する信号形式をもった多重化ストリーム1
3bを生成する。
【0060】なお、この実施の形態1におけるマルチメ
ディア情報システムにおける送信装置では、パケット多
重化部2aまたはパケット多重化部2bを備えている
が、いずれか一方を備え処理することも可能である。上
記パケット多重化ストリーム13aまたは13bは、送
信処理部3aまたは3bまたは3cによって、有線伝
送、衛星波伝送、地上波伝送等の伝送媒体及び蓄積媒体
の仕様に応じた送信処理が施されて伝送信号14aまた
は14bまたは14cが生成されて送信される。
【0061】上述の構成とすることにより、情報源符号
化処理部1が要素パケット12を生成し、パケット多重
化部2が多重化ストリーム13を生成し、送信処理部3
が伝送媒体に依存した伝送信号14を出力するようにし
たので、メディア情報の取り込みから伝送処理までの一
連の処理を階層化し、各階層ごとに処理内容を規定し、
さらに各階層での入出力デ−タを規定することで、放
送、通信、コンピュ−タ・蓄積などのサ−ビス間の相互
デ−タの交換等、サ−ビス面でフレキシブル化が可能に
なると同時に、ハ−ドウエア構成が簡素化され、また、
付加機能等の追加が可能となり、さまざまな応用の展開
が可能になるという効果を奏する。
【0062】実施の形態2.図2は実施の形態2に係る
マルチメディア情報処理システムにおける送信装置の内
部構成を示すブロック図である。図2において、図1と
同一符号は同一または相当部分を示し説明を省略する。
新たな符号とでして、230は要素メディア取り込み
部、233はパケット生成部、234はパケット多重
部、235は誤り訂正処理部、236は伝送フレーミン
グ部、237は変調部、242はパケットデータ、24
3は誤り訂正符号化処理後のデータ、244は伝送フレ
ーミング処理後のデータである。この実施の形態2で
は、情報源符号化処理部1として、メディアに応じた要
素メディアに編集加工する要素メディア取り込み部23
0も付加されている。
【0063】また、図3と図4は実施の形態2に係る要
素パケット12及び多重化ストリ−ム13aの構成を説
明する説明図である。図3において、260は要素パケ
ット生成部10aで生成される要素パケットにおける補
助情報、261はパケット生成部233で生成されるパ
ケットにおける補助情報である。
【0064】次に、動作を図について説明する。要素メ
ディア取り込み部230では、ビデオ、音声、データな
どの要素メディアの取り込みが行われ、その取り込み方
法は、応用(アプリケーション)により異なり、例え
ば、図2の場合、通信、放送、コンピュータでの例をそ
れぞれ要素メディア取り込み部230a、230b、2
30cが取り込むものとしている。情報源符号化処理部
1aでは、取り込まれたデータの情報量を削減するため
符号化部9により情報削減を行い、さらに、各要素メデ
ィア間の同期情報などの補助情報を付加したパケット生
成を要素パケット生成部10aで行う。情報源符号化処
理部1aでの出力データは、要素パケット12である。
他の情報源符号化処理部1b、1cも同様の処理を行
う。
【0065】情報源符号化処理部1aが出力する2つの
形式の要素パケット12を、パケット多重化部2a、パ
ケット多重化部2bにより要素パケット12の列を一つ
のストリームとして多重したパケット列である多重化ス
トリ−ム13を生成する。パケット多重化部2aでは、
図3に示す通り、まず、受信側が必要なデータを取り出
せる様、パケット生成部233がメディア識別子やパケ
ット同期符号などの補助情報261a、Nビットの固定
長パケット242を生成する。さらに、それを単位とし
てパケット多重部234aが速度整合を行いながら多重
化して一つの伝送ストリームを生成する。パケット多重
部234aの出力形式は、固定長のパケット列13aで
ある。パケット多重部234bでは、図4に示す通り、
各要素メディアの要素パケット生成部10aからの可変
長の要素パケット12を、一つ以上の複数のパケットに
一つの補助情報261bを付加して、一つのパケットを
生成する。
【0066】送信処理部3aでは、パケット多重部2
a、2bにより出力されたパケット列13a、13bに
対して、誤り訂正処理部235により伝送蓄積媒体に応
じた誤り訂正符号化処理を行い、さらに伝送フレーミン
グ部236aにより伝送路に依存したフォーマットに変
換された後、変調部237で伝送路の電気的信号に適し
た形で変調される。
【0067】送信処理部3では、伝送路に依存した形で
データ変換が行われるため、通信路、地上波・衛星波、
蓄積媒体、コンピュータネットワークに依存した処理が
それぞれ送信処理部3a、3b、3cにおいて行われ
る。例えば、コンピュータネットワークの場合、誤り訂
正処理部235dでTCP(Transmission Control Prot
ocol) /UDP(User Datagram Protocol)/XTP(Xpr
ess Transport Protocol) 処理、さらに、伝送フレーミ
ング部236dでIP(Internet Protocol) 処理がなさ
れ、インターネットプロトコル伝送路を介してネットワ
ークに送信される。TCPを使用した場合には、伝送中
にエラ−が発生したときの再送処理が行われ、誤りのな
い確実な伝送が保証される。伝送路の信頼性が高い場合
には処理が簡単なUDPが使用される。また、同一のデ
−タを同時に多数のIPアドレス先へ配送する場合には
XTPが使用される。ここではコンピュ−タネットワ−
ク(例えば、インタ−ネットワ−ク)に接続された例を
述べたが、TCP/UDP/XTP及びIP処理をデ−
タ符号化部9cで行うことも可能である。
【0068】上述の構成とすることにより、情報源符号
化処理手段として、要素メディア取り込み部230と、
符号化部9と、要素パケット生成部10とを備え、各々
のメディア情報を符号化し補助情報を付加するととも
に、システム間の互換性を有する信号形式を持った要素
パケットを生成するようにしたので、各々のメディア情
報の再生が容易になるという効果がある。
【0069】また、パケット多重化部2として、パケッ
ト生成部233と、パケット多重部234とを備え、メ
ディア情報に対応するメディア識別及びパケット再生同
期等を行うための補助情報を付加するとともに、要素パ
ケットの速度整合と多重化を行って多重化ストリームを
生成するようにしたので、多重化すべき個々のメディア
の伝送速度の変化に対応できるとともに、多重化ストリ
ームから要素パケットへの分離が容易になるという効果
がある。
【0070】また、パケット多重化部として、受信側が
必要なデ−タを取り出せるよう補助情報を付加して固定
長パケットを生成し、この固定長パケットを単位として
速度整合を行いながら多重化を行って固定長のパケット
列を生成するようにしたので、多重化すべき個々のメデ
ィアの伝送速度の変化に対応できるとともに、固定長の
パケット列から要素パケットへの分離が容易になるとい
う効果がある。
【0071】また、送信処理部3は、誤り訂正処理部2
35と、伝送フレミング部236と、変調部237とを
備え、伝送蓄積媒体である放送、通信、ディジタル蓄積
メディアなどに応じた誤り訂正、伝送フレーミング処理
及び伝送媒体及び蓄積媒体等に応じた変調処理を行って
伝送信号を出力するようにしたので、伝送媒体及び蓄積
媒体等に応じた伝送信号を出力できるという効果があ
る。
【0072】さらに、送信処理部3は、多重化ストリー
ムに対して、TCP/UDP/XTP処理を行った後に
IP処理を行いインターネットプロトコル伝送路へ送出
するようにしたので、インターネットプロトコル伝送路
に適応した伝送信号が送出できるという効果がある。
【0073】実施の形態3.図5は実施の形態3に係る
マルチメディア情報処理システムにおける送信装置の他
の態様を示すブロック図である。図5において、403
はアプリケーションプログラムが動作するソフトウェア
処理部、501はソフトウェア処理部403からの制御
信号401によりその処理内容が変更される情報符号化
処理部、502はソフトウェア処理部403からの制御
信号402によりその処理内容が変更されるパケット多
重化部である。
【0074】次に、動作を図について説明する。ソフト
ウェア処理部403において動作するアプリケーション
プログラムからは、情報符号化処理部501に対してそ
の動作モード指示信号401が、パケット多重化部50
2に対してその動作モード指示信号402が出力され
る。要素パケット12を生成する編集・加工アプリケー
ションプログラムからは動作モード指示信号401とし
て、例えば、図2に示す符号化部9a、9bがビデオ符
号化部及びオ−デイオ符号化部の場合には符号化部9a
へは符号化を行うビデオの時空間解像度や符号化アルゴ
リズム、ビットレート、符号化品質などが、符号化部9
bへはオーディオ符号化アルゴリズムやサンプリング周
波数、符号化ビットレート等が与えられる。また、多重
化ストリーム13を生成する番組編成アプリケーション
プログラムからは、動作モード指示信号402として、
ビデオ、オーディオ、データなどから構成される番組の
種類、内容、数や、各番組に与えられる情報量等が与え
られる。
【0075】ここで、番組とはビデオやオ−ディオ、ま
たはデ−タが組み合わされて構成されるもので、ビデオ
とステレオオ−ディオからなる通常のテレビ番組や、文
字デ−タのみからなる文字放送番組、オ−ディオのみの
オ−デイオ番組などの種類がある。さらに、テレビ番組
においても、4:3のアスペクト比を持つ標準テレビや
16:9のアスペクト比をもつEDTV、HDTVなど
の異なった解像度のフォ−マットをもった番組の種類が
ある。また、番組内容には、ドラマや、スポ−ツ、娯
楽、ショピングなどの多様なものが考えられる。これら
の選択情報として動作モ−ド指示信号402がアプリケ
−ションプログラムにより設定され、パケット多重化部
502へ送られる。
【0076】上述の構成とすることにより、ソフトウエ
ア処理部403のアプリケ−ションプログラムにより、
アプリケーションに適応して情報源符号化処理またはパ
ケット多重化処理動作の変更を行うことができ、情報源
符号化処理またはパケット多重化処理の変更が柔軟にな
り、より広いサ−ビスが同一システムで可能となる。即
ち、編集・加工アプリケ−ションプログラムによってビ
デオの時空間解像度・符号化アルゴリズム・ビットレ−
ト・符号化品質などが、入力される要素メディアの素材
により自由に設定することが可能であり、状況にあった
適切な情報符号化処理ができる効果がある。また、番組
編成アプリケ−ションにより、パケット多重化部で送信
する番組内容を自由に変更できるという効果がある。
【0077】実施の形態4.図6は実施の形態4に係る
マルチメディア情報処理装置における他の態様の送信装
置の一部を示すブロック図である。図6において、41
0は要素パケット蓄積部、411はアドレス管理部、4
12は要素パケット送出部である。
【0078】次に、動作を図について説明する。他のシ
ステムとの互換性を有する信号形式を持つ要素パケット
12は要素パケットを単位として要素パケット蓄積部4
10に蓄積される。その際、蓄積される要素パケット1
2の内容、すなわちメディア種別やパケット長などの情
報が、要素パケット蓄積部410のどこの位置(ディレ
クトリ)に記録されたかのアドレス情報420がアドレ
ス管理部411に送られる。読み出しの際は、当該要素
パケット12の蓄積位置である読み出しアドレス情報4
20が要素パケット蓄積部410へ、送出指示421が
要素パケット送出部412へアドレス管理部411から
出力される。要素パケット蓄積部410ではアドレス情
報420により要素パケット12を読み出し要素パケッ
ト送出部412へ出力する。要素パケット送出部412
では要素パケット12を送出指示421によりパケット
多重化部2へ出力する。
【0079】上述の構成とすることにより、要素パケッ
ト蓄積部410に蓄積された要素パッケト12を目的に
応じて抽出して出力することにより、非実時間で要素パ
ッケト12の順序の入れ替えができるようになり、番組
の順序の入れ替え等が要素パッケト12の単位で容易に
行うことができる。特に、必要な時に必要なデ−タの多
重化・伝送処理等ができるので、実時間で符号化処理を
行う必要がなく、また、繰り返し送出する際に再度符号
化する必要がなくなり、処理の短縮化・効率化が図られ
るという効果がある。更に、各種メディア情報は情報源
符号化により情報量の削減が行われて蓄積されているの
で、記憶容量の削減を図ることができるほか、各メディ
ア個別に蓄積されているので、多重化の際にメディアの
選択を変更することが可能となるという効果がある。
【0080】実施の形態5.図7は実施の形態5に係る
マルチメディア情報処理装置における他の態様の送信装
置の一部を示すブロック図である。図7において、41
3は多重化ストリーム蓄積部、414は多重化ストリー
ム蓄積部413が多重化ストリ−ム13を蓄積するアド
レスを記憶する番組管理部、415は指示された多重化
ストリ−ム13を抽出して出力する番組送出部である。
【0081】次に、動作を図について説明する。他のシ
ステムとの互換性を有する信号形式を持つ多重化ストリ
ーム13は多重化ストリーム蓄積部413に蓄積され
る。その際、蓄積される番組の内容、容量などの情報
が、多重化ストリーム蓄積部413のどこの位置(ディ
レクトリ)に記録されたかのアドレス情報422が番組
管理部414に送られる。番組送出の際は、当該多重化
ストリームの蓄積位置である読み出しアドレス情報42
3が多重化ストリーム蓄積部413へ、番組送出指示4
23が番組送出部415へ番組管理部414から出力さ
れる。多重化ストリーム蓄積部413ではアドレス情報
422により多重化ストリーム13を読み出し番組送出
部415へ出力する。番組送出部415では多重化スト
リーム13を送出指示423により送信処理部3へ出力
する。
【0082】上述の構成とすることにより、多重化スト
リーム蓄積部413に蓄積された多重化ストリーム13
を目的に応じて抽出して出力することにより、非実時間
で多重化ストリーム13の順序の入れ替えができるよう
になり、番組の順序の入れ替え等が多重化ストリーム1
3の単位で容易に行うことができるようになる。特に、
必要な時に必要なデ−タの伝送処理等ができるので、実
時間で符号化処理を行う必要がなく、また、繰り返し送
出する際に再度符号化・多重化する必要がなくなり、処
理の短縮化・効率化が図られるという効果がある。更
に、各種メディア情報は情報源符号化により情報量の削
減が行われて蓄積されているので、記憶容量の削減を図
ることができるという効果がある。
【0083】実施の形態6.図8は実施の形態6に係る
マルチメディア情報処理システムにおける受信装置を示
すブロック図である。図8において、図1と同一符号は
同一または相当部分を示し説明を省略する。新たな符号
として、6aと6b及び6cは情報源復号処理部、5a
及び5bはパケット分離部、4aと4b及び4cは受信
処理部である。
【0084】次に、動作を図について説明する。受信処
理部4aまたは4bまたは4cでは、有線伝送、衛星波
伝送、地上波伝送等の伝送媒体及びその伝送媒体の仕様
に応じた伝送信号14aまたは14bまたは14cを受
信してパケット多重化ストリーム13aまたは13bを
再生する。
【0085】パケット分離部5aでは、固定長パケット
に付与されているメディア識別、パケット同期、再生同
期等を行うための補助情報を利用して多重化ストリーム
13aの構成要素である固定長パケットを分離し、メデ
ィア毎の要素パケット12を再生する。
【0086】パケット分離部5bでは、要素パケット1
2に付与されているメディア識別、パケット同期、再生
同期等を行うための補助情報を利用して多重化ストリー
ム13bの構成要素である要素パケット12を分離し、
メディア毎の要素パケット12を再生する。
【0087】なお、この実施の形態におけるマルチメデ
ィア情報システムにおける受信装置では、パケット分離
部5aまたはパケット分離部5bを備えるものとしてい
るが、いずれか一方を備えて処理することも可能であ
る。
【0088】情報源復号処理部6aまたは情報源復号処
理部6bまたは情報源復号処理部6cでは、メディア毎
の要素パケット12を取り込み、要素パケット12に付
与されている補助情報を利用してパケットを検出し、各
要素パケット12を補助情報とセグメントに分離して、
メディア毎にセグメントを繋げることによってメディア
単位の情報源符号化ビット列を再生し、これらの符号化
ビット列を情報源復号することによってビデオ、オーデ
ィオ、データなどの各種メディア情報11aまたは11
bまたは11cが再生される。これらの各種メディア情
報をディスプレイ、スピーカ等の出力機器から再生する
場合、上述の補助情報を用いてメディア間の同期や提示
タイミング等が確保される。
【0089】上述の構成とすることにより、マルチメデ
ィア情報処理システムにおける受信装置は、伝送媒体の
仕様に応じ、パケット多重化された伝送信号14を受信
し、メディア単位の情報源符号化ビット列を再生して情
報源復号するまでの一連の処理を階層化し、各階層ごと
の処理内容を規定し、さらに各階層処理での入出力デ−
タが規定されているので、放送、通信、コンピュ−タ・
蓄積などのサ−ビス間の相互デ−タ交換等、サ−ビス面
においてフレキシブル化が可能になると同時に、ハ−ド
ウエア構成が簡素化され、また、付加機能等の追加が可
能になり、さまざまな応用の展開が可能になる。
【0090】また、パケット分離部5bは、多重化スト
リームから個々の要素パケットを単位として分離し、情
報源復号処理部6に出力するようにしたので、各メディ
アに対応してメディア情報を要素パケット単位で出力で
きるという効果がある。さらに、パケット分離部5a
は、多重化ストリームから固定長パケットを単位として
分離し、要素パケットに再構成して情報源復号処理部6
に出力するようにしたので、高速処理ができるという効
果がある。
【0091】実施の形態7.図9は実施の形態7に係る
マルチメディア情報処理システムにおける受信装置を示
すブロック図である。図9において、図8と同一符号は
同一または相当部分を示し説明を省略する。250は復
調部、251は伝送デフレーミング部、252は誤り訂
正処理部、253はパケット分離部、254はパケット
解析部、255は復号データ表示部である。
【0092】次に、動作を図について説明する。伝送媒
体または記録媒体に依存した伝送信号14は、受信処理
部4aに入力される。入力された伝送信号14は、復調
部250により伝送路に依存しないデジタルデータ24
4に変換される。復調されたディジタルデータ244
は、伝送デフレーミング部251によりフォーマット逆
変換される。さらに誤り訂正部252により誤りがある
場合は誤り訂正がなされ、誤りのない伝送ストリーム1
3が復号される。受信処理部4は通信、放送、蓄積、コ
ンピュータネットワーク等に依存しているため、図中、
例として表記し各々の伝送媒体に対応して受信処理部4
a、受信処理部4b、受信処理部4c、受信処理部4d
として示した。例えば、受信処理部4dはコンピュータ
ネットワーク等に依存しているため、インタ−ネットプ
ロトコル伝送路から伝送されるデ−タをIP処理を行っ
た後、TCP/UDP/XTP処理を行いパケット多重
化されたストリ−ムを受信する。
【0093】受信処理部4で、出力されたデータは、パ
ケット分離部5で処理される。入力データが多重化スト
リ−ム13aの場合、パケット分離部5aで処理され
る。パケット分離部253aにおいて、受信側が必要と
するデータのみを多重化ストリ−ム13aより分離す
る。必要なパケットは、各々に付加された補助情報をも
とに分離する。分離されたパケット242は、さらにパ
ケット解析部254により識別子等を捨て、要素パケッ
ト12を復号する。
【0094】パケット分離部5の入力データが多重化ス
トリ−ム13bの場合、パケット分離部5bで処理され
る。パケット分離部253bにおいて、受信側が必要と
するデータのみを多重化ストリ−ム13bより分離す
る。必要なパケットは、各々に付加された補助情報をも
とに分離する。分離されたパケット242は、さらにパ
ケット解析部254により識別子等を捨て、要素パケッ
ト12を復号する。
【0095】情報源復号処理部6では、パケット分離部
5から入力される要素メディア単位の要素パケット12
を、要素パケット分離部10により、補助情報のない情
報源符号化されたデータ111に復号する。さらに復号
化部15により要素メディア毎に復号化を行う。この様
に復号されたデータに対して、復号データ表示部255
では各要素メディアの同期を取って表示等の再生を行
う。
【0096】上述の構成とすることにより、情報源復号
処理手段として、要素パケット分離ぶ10と、復号化部
15と、復号デ−タ再生手段としての復号データ表示部
255とを備え、要素パケットから補助情報と符号化さ
れた要素メディア情報との分離を行い、また、符号化さ
れた要素メディア情報の復号・同期を行いメディア情報
を再生するようにしたので、各メディアに応じたメディ
ア情報の再生が可能になるという効果がある。
【0097】また、受信処理部4は、インターネットプ
ロトコル伝送路から伝送されるデータをIP処理を行っ
た後、TCP/UDP/XTP処理を行いパケット多重
化されたストリームを受信するようにしたので、インタ
ーネットプロトコル伝送路に適応した受信処理ができる
という効果がある。
【0098】また、受信処理部4は、復調部250と、
伝送デフレーミング部251と、誤り訂正処理部252
とを備え、パケット多重化信号を伝送した伝送媒体の特
性に応じた復調、デフレーミング及び誤り訂正復号を行
って多重化ストリ−ムを再生するようにしたので、種々
の伝送媒体からパケット多重化信号を受信して誤り訂正
復号を行い多重化ストリ−ムを再生できるという効果が
ある。
【0099】実施の形態8.図10は図9に示す誤り訂
正処理部252の機能を変更した誤り訂正復号部を備え
た実施の形態8に係る受信装置の一部を示すブロック図
である。図10において、430は誤り訂正復号部、4
32はパケット分離部である。
【0100】次に、動作を図について説明する。誤り訂
正復号部430は、伝送デフレ−ミング部251でフォ
−マット逆変換されたデジタルデ−タ243を入力し、
誤り訂正フレームの同期を確立・再生し、誤り訂正フレ
ーム内のビットあるいはバイト誤りを検査シンボルを用
いて訂正を行って多重化ストリ−ム13を出力する。更
に、誤り訂正復号部430は、誤り訂正符号の訂正能力
を越えた場合、当該誤り訂正フレームに対する多重化ス
トリーム13に誤りが残存することを示すために誤り発
生信号431をパケット分離部432へ出力する。パケ
ット分離部432では、誤り発生信号431により誤り
の残存が示された多重化ストリーム13に対しては要素
パケット12の分離を行わないなどの処理を行う。
【0101】また、同時に誤り訂正復号部430では、
誤り残存する部分のデータを例えばその値がすべて
‘1’であるダミーデータに入れ替えた多重化ストリー
ム13として、パケット分離部432へ出力させること
も可能である。
【0102】上述の構成とすることにより、誤り訂正復
号部430は、訂正不可能な誤りが発生した場合には、
出力する多重化ストリームとともに、誤りが存在するこ
とを示す誤り発生信号431をパケット分離部432に
出力し、上記パケット分離部432は、誤り発生信号4
31を入力するとパケット分離部432は誤り発生信号
431を入力すると、多重化ストリーム13の分離を行
わなくなるので、情報源復号処理部6の復号エラ−や再
生エラ−の発生を防止できる効果があるとともに、復号
エラ−と伝送エラ−の切り分けができ、システムの動作
管理が容易になるという効果がある。
【0103】実施の形態9.図11は図10に示す誤り
訂正復号部430の他の態様を示すブロック図である。
図10と同一符号は同一または相当部分を示し説明を省
略する。図11において、430aは誤り訂正復号部、
433は分離された誤りのある要素パケット12を処理
する情報源復号処理部である。
【0104】次に、動作を図について説明する。誤り訂
正復号部430aは、伝送デフレ−ミング部251でフ
ォ−マット逆変換されたデジタルデ−タ243を入力
し、誤り訂正フレームの同期を確立・再生し、誤り訂正
フレーム内のビットあるいはバイト誤りを検査シンボル
を用いて訂正を行って多重化ストリ−ム13をパケット
分離部5に出力し、誤りが残存することを示す誤り発生
信号431を情報源復号処理部433へ出力する。情報
源復号処理部433では、誤り発生信号431により誤
りがあることが示された要素パケット12に含まれる符
号化データの復号をその期間停止するとともに、符号化
データが正常になった時点で復号を再開する。これによ
り、すでに誤りが存在すると判っている符号化データの
復号が行われないので、復号器の復号エラーや再生エラ
ーの発生を防止することができる。さらに、復号エラー
と伝送エラーとの切り分けができ、装置システムの動作
管理が容易になる。
【0105】上述の構成とすることにより、誤り訂正復
号部430aは、訂正不可能な誤りが発生した場合に
は、出力する多重化ストリームとともに、誤りが存在す
ることを示す誤り発生信号431を情報源復号処理部4
33に出力し、情報源復号処理部433は、誤り発生信
号431を入力すると、情報源復号を行わないようにし
たので、復号器の復号エラ−や再生エラ−を防止できる
とともに、復号エラ−と伝送エラ−の切り分けができ、
システムの動作管理が容易になるという効果がある。
【0106】実施の形態10.図12はこの発明のマル
チメディア情報処理システムの受信装置の他の態様を示
すブロック図である。図12において、434はアプリ
ケーションプログラムが動作するソフトウェア処理部、
503はソフトウェア処理部434からの制御信号43
6によりその処理内容が変更されるパケット分離部、5
04はソフトウェア処理部434からの制御信号435
によりその処理内容が変更される情報源復号処理部であ
る。
【0107】次に、動作を図について説明する。ソフト
ウェア処理部434は、この内部で動作するアプリケー
ションプログラムにより、情報源復号処理部504とは
制御信号435を、パケット分離部503とは制御信号
436をやりとりする。まず、多重化ストリ−ム13に
多重化されているビデオやオーディオから構成される番
組の情報が、パケット分離部503から制御信号436
としてソフトウエア処理部434で動作している番組選
択(ナビゲーション)アプリケーションプログラムに渡
される。アプリケーションプログラムからは、受け取っ
た番組情報(番組カタログ)から利用者の選択等により
選ばれた番組を構成するのに必要な要素パケット12の
識別子番号等を制御信号436としてパケット分離部5
03へ与える。パケット分離部503では与えられた識
別子番号に基づき、多重化ストリ−ム13から取捨選択
して要素パケット12を出力する。
【0108】一方、ソフトウエア処理部434で動作し
ている復号アプリケーションプログラムは、制御信号4
35により選択されたビデオ、オーディオ、データなど
の要素パケット12を情報源復号処理部504において
再生制御を行う。再生制御には高速再生やスロ−再生、
逆転再生等の他、再生するオ−デイオのチャンネル数や
ビデオの解像度選択などがある。
【0109】上述の構成とすることにより、アプリケー
ションプログラムによりパケット分離部や情報源復号処
理部の動作を適切に切り替えることができ、より汎用性
のあるマルチメディア情報処理システムが実現可能とな
る。即ち、番組選択(ナビゲ−ション)アプリケ−ショ
ンプログラムによって、利用者が目的にあった番組を選
択することが可能となり、便利性・操作性が向上する。
また、復号アプリケ−ションプログラムにより、高速再
生などの特殊再生の指示や復号方法の選択が可能であ
り、より多くの機能が実現できる効果がある。
【0110】実施の形態11.図13はこの発明のマル
チメディア情報処理システムの受信装置の他の態様を示
すブロック図である。図13において、416は受信要
素パケット蓄積部、417は受信番組管理部、418は
受信要素パケット読み出し部であり、これら要素がパケ
ット分離部にさらに備えられる。
【0111】次に、動作を図について説明する。他のシ
ステムとの互換性を有する信号形式を持つ要素パケット
12は要素パケットを単位として受信要素パケット蓄積
部416に蓄積される。その際、蓄積される受信要素パ
ケットの内容、すなわちメディア種別やパケット長など
の情報が、要素パケット蓄積部416のどこの位置(デ
ィレクトリ)に記録されたかのアドレス情報424が受
信番組管理部417に送られる。読み出しの際は、当該
要素パケットの蓄積位置である読み出しアドレス情報4
24が受信要素パケット蓄積部416へ、番組読み出し
指示425が受信要素パケット読み出し部418へ受信
番組管理部417から出力される。受信要素パケット蓄
積部416ではアドレス情報424により要素パケット
12を読み出し受信要素パケット読み出し部418へ出
力する。受信要素パケット読み出し部418では要素パ
ケット12を番組読み出し指示425により情報源復号
処理部6へ出力する。
【0112】上述の構成とすることにより、パケット分
離手段として、受信要素パケット蓄積部416と、受信
番組管理部417と、受信要素パケット読み出し部41
8とをさらに備え、受信番組管理部417からの指示に
より番組再生に必要な要素パケットを受信要素パケット
蓄積部416からに出力するようにしたので、必要な時
に必要なデ−タのパケット分離及び情報源復号処理等が
できるようになり、実時間で情報源復号処理を行う必要
がなく、受信者が内容を見たい時にいつでも繰り返し利
用することができ、利便性が向上する。また、受信要素
パケット蓄積部416に蓄積した要素パケット12の順
序を変更して出力することにより、実時間での符号化及
び伝送が不可能な場合や、即座に受信内容を見聞できな
い場合でも、非実時間での処理が可能となる。更に、各
メディア情報は情報源復号処理を行った後に蓄積するの
ではないので、記憶容量の削減を図ることができるとい
う効果がある。
【0113】実施の形態12.図14は実施の形態12
に係るマルチメディア情報処理システムの他の態様を示
すブロック図である。図1、図2、図8、図9と同一符
号は同一または相当部分を示し説明を省略する。図14
において、270はパケット再多重部である。
【0114】次に、動作を図について説明する。2つの
異なる伝送路から入力された伝送信号14e、14f
は、それぞれ異なる受信処理部4e、4fに入力され
る。受信処理部4e、4fでは、それぞれにおいて復調
部250e、250fにより伝送路に依存しないデジタ
ル信号244に復調され、さらに伝送デフレーミング2
51e、251fによりフォーマット逆変換される。さ
らに誤り訂正部252e、252fによりそれぞれのデ
ータに対し誤りがある場合は誤り訂正され、誤りのない
多重化ストリ−ム13aが復号され、受信処理部4e,
4fから出力される。
【0115】出力された一方の多重化ストリ−ム13a
は、一方のパケット分離部253aにより、一方の固定
長のパケット242に分解される。
【0116】他方のパケット分離部253aにより出力
された他方の固定長のパケット242は、一方の固定長
パケットとともに、パケット再多重部270により、識
別子などの補助情報の再割り当てが行われ、新たな一つ
の多重化ストリ−ム13cとして生成されて送信処理部
3eに出力される。
【0117】送信処理部3eでは、パケット再多重部2
70により出力された多重化ストリ−ム13cに対し
て、誤り訂正処理部235gにより誤り訂正処理を行
い、さらに伝送フレーミング部236eにより伝送路に
依存したフォーマットに変換された後、変調部237e
により伝送路の電気的信号に適した形で変調され、新た
な伝送信号14gとして伝送路3へ出力される。以上の
構成により複数の伝送路からのパケット列を一つの新た
なパケット列として他の伝送路へ出力する。
【0118】また、伝送路2からの入力される伝送信号
14fがない場合あるいは出力される伝送路3の伝送信
号14gの伝送容量が入力に比して少ない場合は、パケ
ット再多重部270において、伝送路3の伝送容量に合
うように要素パケットの選択が行われ、速度整合して伝
送路3へ出力される。
【0119】上述したように、パケット多重化信号を一
つ以上の伝送媒体から入力して復号した伝送媒体毎の多
重化ストリ−ムを生成する複数の受信処理部4e、4f
と、パケット多重化ストリームを伝送媒体毎に要素パケ
ットに分離する複数のパケット分離部253aと、要素
パケットを一つの多重化ストリームにパケット多重する
パケット再多重部270と、パケット再多重部270が
出力する多重化ストリ−ムを伝送媒体の特性に従って伝
送媒体に伝送信号として出力する送信処理部3eとを備
え、受信・読み出しから再多重して伝送までの一連の処
理を階層化し、各階層ごとの処理内容を規定し、さらに
各階層処理での入出力デ−タを規定することができ、放
送、通信、コンピュ−タ・蓄積などのサ−ビス間の相互
デ−タ交換等、サ−ビス面でフレキシブル化が可能にな
るとともに、ハ−ドウエア構成が簡素化され、また、付
加機能等の追加が可能になり、さまざまな応用の展開が
可能になるという効果がある。
【0120】実施の形態13.図15は実施の形態13
に係るマルチメディア情報処理システムにおける送信装
置の構成を示すブロック図である。図15において、9
aはビデオ信号101を情報源符号化してビデオ符号化
ビット列111を生成するビデオ符号化部、9bはビデ
オ信号101に係る1つまたは複数のオーディオ信号1
02を情報源符号化して1つまたは複数のオーディオ符
号化ビット列112を生成するオーディオ符号化部、9
cはビデオ信号101またはオーディオ信号102に係
る諸データ信号103に対して種々の処理を行ってデー
タ符号化ビット列113を生成するデータ符号化部、1
0aは要素パケット生成部、1はビデオ符号化部9aと
オーディオ符号化部9bとデータ符号化部9cと要素パ
ケット生成部10aから構成されアプリケーションやメ
ディアなど種類の異なる信号に対して情報源符号化を行
ってそれぞれの符号化ビット列を生成する情報源符号化
処理部である。
【0121】また、97aはそれぞれの符号化ビット列
を信号の種類を判別するための識別情報と共に固定長パ
ケットに格納して固定長パケット単位の多重化を行うメ
ディア多重化部、98aは多重化ビット列151と制御
情報や指示情報やクロック情報などのような受信側で即
座に必要となる情報113bに基づいてこれら固定長パ
ケット列からの所定数の固定長パケットを諸データとと
もに所定の大きさのフレームに格納するストラクチャ多
重化部、99aはストラクチャ多重化部98aからのフ
レーム列に対して伝送媒体に依存した伝送フレームを有
する伝送信号を生成する送信処理部で、伝送路の種類や
特性に応じて、多重化ビット列152に対してスクラン
ブル処理、誤り訂正符号の付与、及び、多重化ビット列
152と1つまたは複数の他のビデオ及びそれに付随す
るオーディオ・データ多重化ビット列153とのチャン
ネル多重化処理を行い、伝送フレームの構成、変調処理
等を行って伝送信号141を生成する。
【0122】次に、動作を図について説明する。情報源
符号化処理部1はビデオ符号化部9aとオーディオ符号
化部9bとデータ符号化部9cと要素パケット生成部1
0aとから構成され、種々の符号化手法を用いて各種信
号の冗長成分の削減とパケット化を行う。ビデオ信号1
01と該ビデオ信号101に係る1つまたは複数のオー
ディオ信号102は、ビデオ符号化部9aとオーディオ
符号化部9bでそれぞれ情報源符号化され、ビデオ符号
化ビット列111と1つまたは複数のオーディオ符号化
ビット列112が生成される。ビデオとオーディオの同
期信号、制御信号などの諸データ信号103は、データ
符号化部9cにおいてビデオ・オーディオの場合と同様
に情報源符号化、及び、データ構造の変換が行われてデ
ータ符号化列113が生成される。
【0123】要素パケット生成部10aでは、入力され
たビデオ符号化ビット列111またはオーディオ符号化
ビット列112またはデータ符号化ビット列113の中
で制御情報や指示情報やクロック情報などのような受信
側で即座に必要となる情報以外の情報のビット列113
aに対し、所定のフレームまたは所定時間等に応じて分
割してセグメントを生成し、これらの各セグメントに対
してメディア識別、パケット同期、再生同期等を行うた
めの補助情報を付与して他システムとの互換性を有する
信号形式をもつメディア毎の要素パケット列114また
は115または116を生成する。
【0124】メディア多重化部97aでは、情報源符号
化処理部1で生成したメディア毎の要素パケット列11
4または115または116を入力し、パケット多重化
を行って多重化パケット列151を生成する。なお、こ
の実施の形態におけるメディア多重化部97aの構成及
び動作は、図1に示したパケット多重化部2aまたはパ
ケット多重化部2bと同様である。
【0125】ストラクチャ多重化部98aでは、メディ
ア多重化部97aで多重化しなかったデータ符号化ビッ
ト列113の中で制御情報や指示情報やクロック情報な
どのような受信側で即座に必要となる情報113bを多
重化パケット列151とストラクチャ多重化して多重化
ビット列152を生成する。
【0126】送信処理部99aでは、伝送路の種類や特
性、アプリケーションに応じて、多重化ビット列152
に対してスクランブル処理、誤り訂正符号の付与、多重
化ビット列152と他の1つまたは複数の多重化ビット
列153とのチャンネル多重化処理、伝送フレームの構
成及び、変調処理等を行って伝送信号141を生成す
る。
【0127】上述のように、マルチメディア情報処理シ
ステムにおける送信装置を、アプリケーションやメディ
アなど種類の異なる信号に対して情報源符号化を行って
それぞれの符号化ビット列を生成する情報源符号化処理
部と、それぞれの符号化ビット列を識別情報とともに固
定長パケットに格納して固定長パケット単位に多重化を
行って固定長パケット列を生成するメディア多重化分離
部と、固定長パケット列からの所定数の固定長パケット
を諸データとともに所定の大きさのフレームに格納する
ストラクチャ多重化部と、ストラクチャ多重化手段から
のフレーム列に対して伝送媒体に依存した伝送フレーム
を有する伝送信号を生成する送信処理部とを備えて構成
し、固定長パケット単位のメディア多重化を行うように
したので、多重化すべき個々のメディアの伝送速度の変
化、個々のメディアの有無に柔軟に対応して多重化して
送信信号を送出することができるという効果がある。
【0128】また、上記ストラクチャ多重化部は、制御
情報または指示情報またはクロック情報など受信側が即
座に必要とする信号を諸データとして固定長パケットと
ともに多重化するようにしたので、受信側が即座に必要
とする信号をパケット単位で多重化を行わず、固定長パ
ケット列とストラクチャ多重を行うようにして、受信装
置では多重化パケット列の分離を行う前に受信側が即座
に必要とする情報だけを容易に分離することができ、信
号の伝送・再生を迅速にできるという効果がある。
【0129】実施の形態14.図16は実施の形態14
に係るマルチメディア情報処理システムにおける受信装
置を示すブロック図である。図16において、99bは
受信処理部、98bはストラクチャ分離部、97bはメ
ディア分離部、6はビデオ復号部14とオーディオ復号
部15bとデータ復号部15cと要素パケット分解部1
0bとから構成される情報源復号処理部である。
【0130】次に、動作を図について説明する。この実
施の形態14に係る動作は、図15に示したマルチメデ
ィア情報処理システムにおける送信装置の動作の逆を行
うことになる。受信処理部96では、受信した伝送信号
141の復調処理、伝送フレームの同期確立・再生、チ
ャンネル分離、誤り検出・訂正、デスクランブル処理等
を行って1つまたは複数の別チャンネルの多重化ビット
列153と分離された多重化ビット列152を再生す
る。
【0131】ストラクチャ分離部98bでは、多重化ビ
ット列152のストラクチャ分離を行って多重化パケッ
ト列151と制御情報や指示情報やクロック情報などの
受信側で即座に必要な情報113bを再生する。制御情
報や指示情報やクロック情報などの受信側で即座に必要
な情報113bは即座に後述するデータ復号部15cを
介して利用される。
【0132】メディア分離部97bでは、多重化パケッ
ト列151の分離を行ってメディア毎の要素パケット列
114または115または116を再生する。なお、こ
の実施の形態におけるメディア分離部97bの構成及び
動作は、図8に示したパケット分離部5aまたはパケッ
ト分離部5bと同様である。
【0133】情報源復号処理部6では、メディア毎の要
素パケット列114または115または116を要素パ
ケット分解部10bに入力して各要素パケットに付与さ
れている補助情報を利用して各要素パケットを補助情報
とセグメントに分け、セグメントを繋ぎ合わせることに
よってビデオ符号化ビット列111またはオーディオ符
号化ビット列112またはデータ符号化ビット列113
を再生する。再生したこれらの符号化ビット列は、ビデ
オ復号部14またはオーディオ復号部15bまたはデー
タ復号部15cにおいて情報源復号処理または種々の逆
処理が行われて、ビデオ信号101またはオーディオ信
号102または諸データ信号103が再生される。
【0134】上述のように、マルチメディア情報処理シ
ステムにおける受信装置を、所定数の固定長パケットを
諸データとともに所定の大きさのフレームに格納してい
るとともに、伝送媒体に依存した伝送フレーム列を有す
る伝送信号を受信して多重化ビット列を再生する受信処
理部99bと、多重化ビット列から固定長パケット列と
諸データを再生するストラクチャ分離部98bと、固定
長パケット列から固定長パケットを取り出し、信号の種
別を判別する識別情報に対応した符号化ビット列を再生
するメディア分離部97bと、符号化ビット列を復号し
てアプリケーションやメディアなど種類の異なる信号を
再生する情報源復号処理部6とを備えて構成し、多重化
パケット列の分離を行う前にストラクチャ多重フレ−ム
中の所定のアドレスにアクセスすることにより、即座に
必要とする情報だけを分離するので、送信装置からのコ
マンド等に対して、素早い応答ができるようになる。
【0135】また、上記ストラクチャ分離部98bは、
ストラクチャ多重化された制御情報または指示情報また
はクロック情報などの即座に必要な諸データ信号と固定
長パケットとを分離するようにしたので、多重化ビット
列から必要とする諸デ−タを即座に必要とする情報だけ
を再生できるという効果がある。
【0136】実施の形態15.図17は実施の形態15
に係るマルチメディア情報処理システムにおける送信装
置の他の形態を示す構成図である。図17において、1
00は情報源符号化部、200はメディア多重化部、3
00は固定長パケット生成部、400は伝送路符号化部
である。
【0137】次に動作について説明する。情報源符号化
部100は、その構成例が図18に示されるように、ビ
デオ符号化部61とオーディオ符号化部62及びデータ
符号化部63から構成され、種々の情報源符号化手法を
用いて各種信号の冗長成分の削減を行う。ビデオ信号1
1aはビデオ符号化部61で情報源符号化されてビデオ
符号化ビットストリーム12aとなる。オーディオ信号
11bはオーディオ符号化部62で情報源符号化されて
オーディオ符号化ビットストリーム12bとなる。ビデ
オとオーディオの同期信号、制御信号などの各種データ
信号11cは、データ符号化部63においてビデオ、オ
ーディオの場合と同様に情報源符号化されたり、あるい
はデータ構造が変換されたりしてデータ符号化ストリー
ム12cとなる。
【0138】メディア多重化部200では、上記情報源
符号化部100で生成された各符号化ビットストリーム
12a,12b,12cをISO/IEC 13813-1 (MPEG-2 Sy
stems)規格に従ってパケット単位のメディア多重化を行
い、トランスポートストリーム(TS)またはプログラ
ムストリーム(PS)と呼ばれる多重化ストリーム13
を生成する。
【0139】固定長パケット生成部300では、多重化
ストリーム13を固定長パケットにマッピングする。図
19は多重化ストリーム13としてTSを、固定長パケ
ットとしてATMセルを使用した場合の両者の関係を示
すものである。2個のTSパケット(1TSパケットは
188バイト)をATMアダプテーションレイヤ(AA
L)タイプ5のCPCS(Common Part Convergence Su
blayer)−PDU(Protocol Data unit)のペイロード
に格納する。
【0140】なお、PSをATMセルにマッピングする
場合は、PSを構成するパケット(一般に、可変長パケ
ット)の先頭をAALタイプ5のCPCS−PDUペイ
ロードの先頭と一致するようにして格納したり、PSを
構成するパケット長をCPCS−PDUペイロード長の
整数倍に設定してパケット先頭をCPCS−PDUペイ
ロードの先頭と一致するようにして格納したり、あるい
はCPCS−PDUペイロードの境界を意識せず順次可
変長のパケットをCPCS−PDUペイロードに詰めて
いってもよい。
【0141】また、TSまたはPSをAALタイプ1の
ペイロード(47バイト)に格納してもよく、パケット
の格納方法としては、PSをAAL5のペイロードに格
納する場合と同様、ペイロードの先頭と一致するように
してパケットを格納したり、ペイロードの境界を意識せ
ずパケットを順次詰めていってもよい。
【0142】伝送路符号化部400では、その一般機能
を図20に例示するように、固定長パケット生成部30
0で生成された固定長パケットストリーム14に対し
て、伝送路の種類や特性に応じて、多重化ビットストリ
ーム14aに対してスクランブル処理、伝送フレームの
構成、誤り訂正符号の付与、変調処理等を行い伝送信号
15を生成する。なお、伝送路がATM網の場合には、
図21に例示するように、伝送路符号化部4はATM物
理レイヤ処理機能をもつ。
【0143】上述したように、マルチメディア情報の配
送及び記録を行うマルチメディア情報処理システムの送
信装置として、複数のメディア情報を取り込み、各々の
メディア単位に上記メディア情報を符号化する情報源符
号化部100と、この情報源符号化部により生成された
メディア毎の符号化ビットストリームに対してパケット
多重化を行って多重化ストリームを生成するメディア多
重化部200と、該多重化ストリームを固定長パケット
上にマッピングする固定長パケット生成部300と、こ
の固定長パケット生成部により生成された固定長パケッ
トストリームに対し誤り訂正符号の付与、伝送フレーミ
ング処理、変調処理を行って伝送信号を生成する伝送路
符号化部400とを備えたので、要素メディアの取り込
みから伝送処理までの一連の処理を階層化し、多重化す
べき個々のメディアの伝送速度の変化、個々のメディア
の有無等に柔軟に対応して効率よく多重化することが可
能で、有線、無線などの異なる伝送メディア間でのコン
テンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコンテ
ンツの伝送が容易になるという効果がある。
【0144】また、上記固定長パケット生成部300
は、多重化ストリームをATMセルにマッピングするよ
うにしたので、伝送路がATMの場合に多重化ストリー
ムをATMセルのような固定長パケットにマッピングし
て伝送路の特性に応じて伝送路符号化して伝送できる。
さらに、上記伝送路符号化部400は、送信機がATM
網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける送信処
理を行うようにしたので、ATM網の特性に応じて伝送
路符号化して伝送できる。
【0145】実施の形態16.図22は実施の形態16
に係るマルチメディア情報処理システムの受信装置を示
す構成図である。図22において、500は伝送路復号
部、600は固定長パケット分解部、700はメディア
分離部、800は情報源復号部である。
【0146】次に動作について説明する。伝送路復号部
500では、その一般機能を図20に例示するように、
伝送信号15を受信して、復調後、伝送フレームの同期
確立・再生、誤り検出・訂正処理等を行って、固定長パ
ケットストリーム14を再生する。なお、伝送路がAT
M網の場合には、図21に例示するように、伝送路復号
部5はATM物理レイヤ処理機能をもつ。
【0147】固定長パケット分解部600では、固定長
パケットのペイロードを取り出し、多重化ストリーム1
3を再生する。図19は多重化ストリーム13としてT
Sを、固定長パケットとしてATMセルを用いた場合の
関係を示す例である。
【0148】メディア分離部700では、ISO/IEC 1381
3-1 (MPEG-2 Systems)規格に従って多重化ストリーム1
3を分離し、ビデオ符号化ストリーム12a、オーディ
オ符号化ストリーム12b、データ符号化ストリーム1
2cを再生する。
【0149】情報源復号部800では、その構成例が図
23に示されるように、ビデオ符号化ビットストリーム
12aと、オーディオ符号化ビットストリーム12b
と、データ符号化ビットストリーム12cを、それぞれ
ビデオ復号部64、オーディオ復号部65、データ復号
部66で情報源復号または種々の逆処理を行って、ビデ
オ信号11a、オーディオ信号11b、各種データ信号
11cを再生する。
【0150】上述したように、マルチメディア情報処理
システムの受信装置として、送信機からの伝送信号を受
信して、復調処理、伝送フレーミング処理、誤り訂正処
理を行って固定長パケットストリームを再生する伝送路
復号部500と、該固定長パケットストリームから多重
化ストリームを取り出す固定長パケット分解部600
と、該多重化ストリームからメディア毎の符号化ビット
ストリームを再生するメディア分離部700と、メディ
ア毎の符号化ビットストリームを復号する情報源復号部
800とを備えたので、伝送信号を伝送路復号し、復号
した固定長パケットから多重化ストリームを取り出し、
多重化ストリームをビデオ、オーディオ、各種データ等
の符号化ストリームに分離し、各符号化ストリームを情
報源復号することができ、多重化すべき個々のメディア
の伝送速度の変化、個々のメディアの有無等に柔軟に対
応して効率よく多重化することが可能で、有線、無線な
どの異なる伝送メディア間でのコンテンツの相互変換や
複数の伝送メディアを越えたコンテンツの伝送が容易に
なる。
【0151】また、上記固定長パケット分解部600
は、ATMセルストリームから多重化ストリームを取り
出すようにしたので、復号した固定長パケットから多重
化ストリームを取り出して、多重化ストリームをビデ
オ、オーディオ、各種データ等の符号化ストリームに分
離し、各符号化ストリームを情報源復号することができ
る。さらに、上記伝送路復号部800は、受信機がAT
M網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける受信
処理を行うようにしたので、ATM網の特性に応じて受
信処理することができる。
【0152】実施の形態17.図24は実施の形態17
に係るマルチメディア情報処理システムの構成図であ
る。図24において、400は伝送路符号化部、500
は伝送路復号部、900は伝送路復号部500からの固
定長パケットストリームを伝送路によらず特性の異なる
伝送路間で共通の伝送信号として変換処理し複数の伝送
路符号化部400に伝送する伝送信号変換処理部を兼ね
る同報処理部である。
【0153】また、図25は実施の形態17に係るマル
チメディア情報処理システムのネットワーク接続形態を
示す構成図である。図25において、101は送信局、
201は中継局、280はATMスイッチ、301及び
302は受信機である。
【0154】次に動作について説明する。図25では、
送信局101と中継局201との間、及び中継局同士が
ATM網で接続され、中継局201と受信機301との
間が同軸ケーブル等で結ばれQAM変調された信号が伝
送される。
【0155】送信局101より受信した伝送信号を中継
局201が受信機301へ伝送する場合の動作を図24
を用いて説明する。なお、本実施の形態では、固定長パ
ケットストリーム14としてATMセルストリームを想
定する。この場合、伝送路符号化部400及び伝送路復
号部500は共に図21に見られるようなATM物理レ
イヤ処理機能を有する。伝送路復号部500では、送信
局101からATM伝送されてきた伝送信号15を受け
取って固定長パケットストリーム14を再生する。再生
された固定長パケットストリーム14は、同報処理部9
00において、配送先分の固定長パケットストリームが
コピー生成され、配送先アドレス情報16に基づき、固
定長パケットヘッダ内、すなわちATMセルヘッダ内に
各配送先のアドレス情報が書き込まれる。伝送路符号化
部400では、配送先分だけコピー生成された固定長パ
ケットストリーム14の伝送路符号化を行う。
【0156】送信局101より受信した伝送信号を中継
局201が受信機302へ伝送する場合の動作を図24
を用いて説明する。なお、本実施の形態でも、固定長パ
ケットストリーム14としてATMセルストリームを想
定する。この場合、伝送路符号化部400は図20に見
られるような一般機能を有し、伝送路復号部500は図
21に見られるようなATM物理レイヤ処理機能を有す
る。また、同報処理部900を省略することができる。
送信局101からATM伝送されてきた伝送信号15は
伝送路復号部500で固定長パケットストリーム14に
変換された後、伝送路符号化部400においてQAM変
調され、伝送信号15として送出される。
【0157】上述したように、マルチメディア情報の配
送及び記録を行うマルチメディア情報処理システムとし
て、送信機からの伝送信号を受信して、復調処理、伝送
フレーミング処理、誤り訂正処理を行って固定長パケッ
トストリームを再生する伝送路復号部500と、この伝
送路復号部からの固定長パケットストリームを伝送路に
よらず特性の異なる伝送路間で共通の伝送信号として変
換処理する伝送信号変換処理手段を兼ねる同報処理部9
00と、変換処理された固定長パケットストリームに対
し誤り訂正符号の付与、伝送フレーミング処理、変調処
理を行って伝送信号を生成する伝送路符号化部400と
を備えたので、多重化すべき個々のメディアの伝送速度
の変化、個々のメディアの有無等に柔軟に対応して効率
よく多重化することが可能で、有線、無線などの異なる
伝送メディア間でのコンテンツの相互変換や複数の伝送
メディアを越えたコンテンツの伝送が容易になる。
【0158】例えば、伝送信号がQAM(Quadrature A
mplitude Modulation)やPSK(Phase Shift Keyin
g)等で変調される場合、伝送路符号化部及び伝送路復
号部の一般機能は図20のようになる一方、伝送路がA
TM網の場合の伝送路符号化部及び伝送路復号部の基本
機能は図21のようになる。それゆえ、実施の形態17
に見られるように、ATM網に接続したマルチメディア
情報処理システムとQAM変調による伝送路に接続した
マルチメディア情報処理システムとの間でコンテンツの
相互交換をする場合には、アダプタは図20及び図21
に示す処理機能をサポートればよく、従来と比べて簡易
なアダプタで済むため、異なる伝送メディア間でのコン
テンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコンテ
ンツの伝送が容易かつ速やかに行うことができる。
【0159】また、上記伝送路復号部と上記伝送路符号
化部は、非ATM伝送信号からATM伝送信号の変換処
理とATM伝送信号から非ATM伝送信号の変換処理を
行うようにするので、異なる伝送メディア間でのコンテ
ンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコンテン
ツの伝送が容易かつ速やかに行うことができる。さら
に、上記同報処理部は、伝送信号変換処理機能と共に、
固定長パケットのヘッダ中にアドレス情報を書き込んで
受信機のアドレスを指定することにより複数の受信機に
伝送信号を同報するようにしたので、ネットワークが異
なる伝送メディアで接続されている場合であっても異な
る伝送メディア間でのコンテンツの相互変換や複数の伝
送メディアを越えたコンテンツの伝送が容易かつ速やか
に行うことができる。
【0160】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るマルチメ
ディア情報処理システムによれば、情報源符号化処理手
段により各々のメディア情報を符号化して補助情報を付
加した要素パケットを生成し、パケット多重化手段によ
り各々のメディアの要素パケットの速度整合と多重化を
行って多重化ストリームを生成し、送信処理手段により
多重化ストリームを伝送媒体及び蓄積媒体等に応じた伝
送信号として出力することにより、メディア情報の取り
込みから伝送処理までの一連の処理を階層化し、各階層
ごとに処理内容と入出力デ−タを規制するので、放送、
通信、コンピュ−タ・蓄積などのサ−ビス間の相互デ−
タ交換等、サ−ビス面でフレキシブル化が可能になると
ともに、ハ−ドウエア構成が簡素化され、また、付加機
能等の追加が可能になり、さまざまな応用の展開が可能
になる効果がある。
【0161】また、上記情報源符号化処理手段は、要素
メディア取り込み手段と、情報源符号化手段と、要素パ
ケット生成手段とを備え、各々のメディア情報を符号化
し補助情報を付加するとともに、システム間の互換性を
有する信号形式を持った要素パケットを生成するように
したので、各々のメディア情報の再生が容易になるとい
う効果がある。
【0162】また、上記パケット多重化手段は、パケッ
ト生成部と、パケット多重手段とを備え、メディア情報
に対応するメディア識別及びパケット再生同期等を行う
ための補助情報を付加するとともに、要素パケットの速
度整合と多重化を行って多重化ストリームを生成するよ
うにしたので、多重化すべき個々のメディアの伝送速度
の変化に対応できるとともに、多重化ストリームから要
素パケットへの分離が容易になるという効果がある。
【0163】また、上記パケット多重化手段は、受信側
が必要なデ−タを取り出せるよう補助情報を付加して固
定長パケットを生成し、この固定長パケットを単位とし
て速度整合を行いながら多重化を行って固定長のパケッ
ト列を生成するようにしたので、多重化すべき個々のメ
ディアの伝送速度の変化に対応できるとともに、固定長
のパケット列から要素パケットへの分離が容易になると
いう効果がある。
【0164】また、上記送信処理手段は、誤り訂正符号
化手段と、伝送フレーム生成手段と、変調処理手段とを
備え、伝送蓄積媒体である放送、通信、ディジタル蓄積
メディアなどに応じた誤り訂正、伝送フレーミング処理
及び伝送媒体及び蓄積媒体等に応じた変調処理を行って
伝送信号を出力するようにしたので、伝送媒体及び蓄積
媒体等に応じた伝送信号を出力できるという効果があ
る。
【0165】また、上記送信処理手段は、多重化ストリ
ームに対して、TCP/UDP/XTP処理を行った後
にIP処理を行いインターネットプロトコル伝送路へ送
出するようにしたので、インターネットプロトコル伝送
路に適応した伝送信号が送出できるという効果がある。
【0166】また、アプリケーションプログラムを有す
るソフトウエア処理手段をさらに備え、アプリケーショ
ンに適応して情報源符号化処理またはパケット多重化処
理動作の変更を行うようにしたので、情報源符号化処理
またはパケット多重化処理の変更が柔軟にでき、より広
いサ−ビスが同一システムで可能となる。即ち、編集・
加工アプリケ−ションプログラムによってビデオの時空
間解像度・符号化アルゴリズム・ビットレ−ト・符号化
品質などが、入力される要素メディアの素材により自由
に設定することが可能であり、状況にあった適切な情報
符号化処理ができる効果がある。また、番組編成アプリ
ケ−ションにより、パケット多重化部で送信する番組内
容を自由に変更できるという効果がある。
【0167】また、要素パケットを単位として蓄積する
要素パケット蓄積手段と、要素パケット蓄積手段に蓄積
された要素パケットのアドレスを記憶するアドレス管理
手段と、アドレス管理手段からの指示により要素パケッ
トを要素パケット蓄積手段からパケット多重化手段に出
力する要素パケット送出手段とをさらに備え、必要な時
に必要なデ−タの多重化・伝送処理等ができるようにし
たので、実時間で符号化処理を行う必要がなく、また、
繰り返し送出する際に再度符号化する必要がなくなり、
処理の短縮化・効率化が図られるという効果がある。更
に、各種メディア情報は情報源符号化により情報量の削
減が行われて蓄積されているので、記憶容量の削減を図
ることができるほか、各メディア個別に蓄積されている
ので、多重化の際にメディアの選択を変更することが可
能となるという効果がある。
【0168】また、多重化ストリームを蓄積する多重化
ストリーム蓄積手段と、多重化ストリーム蓄積手段に蓄
積された多重化ストリームのアドレスを記憶する多重化
ストリーム管理手段と、多重化ストリーム管理手段から
の指示により多重化ストリームを上記多重化ストリーム
蓄積手段から送信処理手段に出力する多重化ストリーム
送出手段とをさらに備え、必要な時に必要なデ−タの伝
送処理等ができるようにようにしたので、実時間で符号
化処理を行う必要がなく、また、繰り返し送出する際に
再度符号化・多重化する必要がなくなり、処理の短縮化
・効率化が図られるという効果がある。更に、各種メデ
ィア情報は情報源符号化により情報量の削減が行われて
蓄積されているので、記憶容量の削減を図ることができ
るという効果がある。
【0169】他の発明に係るマルチメディア情報処理シ
ステムは、伝送媒体に依存して伝送されたパケット多重
化信号を復号して多重化ストリ−ムを出力する受信処理
手段と、多重化ストリ−ムから各々のメディア単位に必
要な要素パケットを分離するパケット分離手段と、分離
された要素パケットを各々のメディア単位で情報源復号
を行い、付加された補助情報を基に要素メディア間の同
期をとってメディア情報の再生を行う情報源復号処理手
段とを備えたので、伝送媒体に依存して伝送されたパケ
ット多重化信号の受信から再生までの一連の処理を階層
化し、各階層ごとに処理内容と入出力デ−タを規制する
ことができ、放送、通信、コンピュ−タ・蓄積などのサ
−ビス間の相互デ−タ交換等、サ−ビス面でフレキシブ
ル化が可能になるとともに、ハ−ドウエア構成が簡素化
され、また、付加機能等の追加が可能になり、さまざま
な応用の展開が可能になるという効果がある。
【0170】また、上記パケット分離手段は、多重化ス
トリームから個々の要素パケットを単位として分離し、
上記情報源復号処理手段に出力するようにしたので、各
メディアに対応してメディア情報を要素パケット単位で
出力できるという効果がある。
【0171】また、上記パケット分離手段は、多重化ス
トリームから固定長パケットを単位として分離し、要素
パケットに再構成して上記情報源復号処理手段に出力す
るようにしたので、高速処理ができるという効果があ
る。
【0172】また、上記情報源復号処理手段は、要素パ
ケット分離手段と、情報源復号手段と、復号デ−タ再生
手段とを備え、要素パケットから補助情報と符号化され
た要素メディア情報との分離を行い、また、符号化され
た要素メディア情報の復号・同期を行いメディア情報を
再生するようにしたので、各メディアに応じたメディア
情報の再生が可能になるという効果がある。
【0173】また、上記受信処理部は、インターネット
プロトコル伝送路から伝送されるデータをIP処理を行
った後、TCP/UDP/XTP処理を行いパケット多
重化されたストリームを受信するようにしたので、イン
ターネットプロトコル伝送路に適応した受信処理ができ
るという効果がある。
【0174】また、上記受信処理手段は、復調処理手段
と、伝送フレーム再生手段と、誤り訂正処理手段とを備
え、パケット多重化信号を伝送した伝送媒体の特性に応
じた復調、デフレーミング及び誤り訂正復号を行って多
重化ストリ−ムを再生するようにしたので、種々の伝送
媒体からパケット多重化信号を受信して誤り訂正復号を
行い多重化ストリ−ムを再生できるという効果がある。
【0175】また、上記誤り訂正処理手段は、訂正不可
能な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリー
ムとともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を
パケット分離手段に出力し、上記パケット分離手段は、
誤り発生信号を入力すると当該パケット分離を行わない
ようにしたので、復号器の復号エラ−や再生エラ−を防
止できる効果があるとともに、復号エラ−と伝送エラ−
の切り分けができ、システムの動作管理が容易になると
いう効果がある。
【0176】また、上記誤り訂正処理手段は、訂正不可
能な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリー
ムとともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を
情報源復号処理手段に出力し、上記情報源復号処理手段
は、誤り発生信号を入力すると情報源復号を行わないよ
うにしたので、復号器の復号エラ−や再生エラ−を防止
できるとともに、復号エラ−と伝送エラ−の切り分けが
でき、システムの動作管理が容易になるという効果があ
る。
【0177】また、アプリケーションプログラムを有す
るソフトウエア処理手段をさらに備え、アプリケーショ
ンに適応して情報源復号処理またはパケット分離処理の
変更を行うようにしたので、情報源復号処理またはパケ
ット分離処理の変更が柔軟にでき、より広いサ−ビスが
同一システムで可能となる。即ち、番組選択(ナビゲ−
ション)アプリケ−ションプログラムによって、利用者
が目的にあった番組を選択することが可能となり、便利
性・操作性が向上する。また、復号アプリケ−ションプ
ログラムにより、高速再生などの指示や復号方法の選択
が可能であり、多くの機能が実現できるという効果があ
る。
【0178】また、上記パケット分離手段は、受信要素
パケット蓄積手段と、受信番組管理手段と、受信要素パ
ケット読み出し手段とを備え、受信番組管理手段からの
指示により番組再生に必要な要素パケットを受信要素パ
ケット蓄積手段から情報源復号処理手段に出力するよう
にしたので、必要な時に必要なデ−タのパケット分離及
び情報源復号処理等ができるようになり、実時間で情報
源復号処理を行う必要がなく、受信者が内容を見たい時
にいつでも繰り返し利用することができ、利便性が向上
する。更に、各メディア情報は情報源復号処理を行った
後に蓄積するのではないので、記憶容量の削減を図るこ
とができるという効果がある。
【0179】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、パケット多重化信号を一つ以上の伝送
媒体から入力して復号した伝送媒体毎の多重化ストリ−
ムを生成する複数の受信処理手段と、パケット多重化ス
トリームを伝送媒体毎に要素パケットに分離する複数の
パケット分離手段と、要素パケットを一つの多重化スト
リームにパケット多重するパケット再多重手段と、パケ
ット再多重手段が出力する多重化ストリ−ムを伝送媒体
の特性に従って変換し、伝送媒体に伝送信号として出力
する送信処理手段とを備え、受信・読み出しから再多重
して伝送までの一連の処理を階層化し、各階層ごとの処
理内容を規定し、さらに各階層処理での入出力デ−タを
規定することができ、放送、通信、コンピュ−タ・蓄積
などのサ−ビス間の相互デ−タ交換等、サ−ビス面でフ
レキシブル化が可能になるとともに、ハ−ドウエア構成
が簡素化され、また、付加機能等の追加が可能になり、
さまざまな応用の展開が可能になるという効果がある。
【0180】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、アプリケーションやメディアなど種類
の異なる信号に対して情報源符号化を行ってそれぞれの
符号化ビット列を生成する情報源符号化処理手段と、そ
れぞれの符号化ビット列を識別情報とともに固定長パケ
ットに格納して固定長パケット単位に多重化を行って固
定長パケット列を生成するメディア多重化手段と、固定
長パケット列からの所定数の固定長パケットを諸データ
とともに所定の大きさのフレームに格納するストラクチ
ャ多重化手段と、ストラクチャ多重化手段からのフレー
ム列に対して伝送媒体に依存した伝送フレームを有する
伝送信号を生成する送信処理手段とを備え、固定長パケ
ット単位のメディア多重化を行うようにしたので、多重
化すべき個々のメディアの伝送速度の変化、個々のメデ
ィアの有無に対応して多重化して送信信号を送出するこ
とができるという効果がある。
【0181】また、上記ストラクチャ多重化手段は、制
御情報または指示情報またはクロック情報など受信側が
即座に必要とする信号を諸データとして固定長パケット
とともに多重化するようにしたので、受信側が即座に必
要とする信号をパケット単位で多重化を行わず、固定長
パケット列とストラクチャ多重を行うようにして、信号
の伝送・再生を迅速にできるという効果がある。
【0182】さらに他の発明に係るマルチメディア情報
処理システムは、所定数の固定長パケットを諸データと
ともに所定の大きさのフレームに格納しているととも
に、伝送媒体に依存した伝送フレーム列を有する伝送信
号を受信して多重化ビット列を再生する受信処理手段
と、多重化ビット列から固定長パケット列と諸データを
再生するストラクチャ分離手段と、固定長パケット列か
ら固定長パケットを取り出し、信号の種別を判別する識
別情報に対応した符号化ビット列を再生するメディア分
離手段と、符号化ビット列を復号してアプリケーション
やメディアなど種類の異なる信号を再生する情報源復号
処理手段とを備えたので、多重化ビット列から必要とす
る諸デ−タを即座に再生することができるという効果が
ある。
【0183】また、上記ストラクチャ分離手段は、スト
ラクチャ多重化された制御情報または指示情報またはク
ロック情報などの即座に必要な諸データ信号と固定長パ
ケットとを分離するようにしたので、多重化ビット列か
ら必要とする諸デ−タを即座に必要とする情報だけを再
生できるという効果がある。
【0184】さらに他のマルチメディア情報処理システ
ムの受信装置によれば、複数のメディア情報を取り込
み、各々のメディア単位に上記メディア情報を符号化す
る情報源符号化手段と、この情報源符号化手段により生
成されたメディア毎の符号化ビットストリームに対して
パケット多重化を行って多重化ストリームを生成するメ
ディア多重化手段と、該多重化ストリームを固定長パケ
ット上にマッピングする固定長パケット生成手段と、こ
の固定長パケット生成手段により生成された固定長パケ
ットストリームに対し誤り訂正符号の付与、伝送フレー
ミング処理、変調処理を行って伝送信号を生成する伝送
路符号化手段とを備えたので、要素メディアの取り込み
から伝送処理までの一連の処理を階層化し、多重化すべ
き個々のメディアの伝送速度の変化、個々のメディアの
有無等に柔軟に対応して効率よく多重化することが可能
で、有線、無線などの異なる伝送メディア間でのコンテ
ンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコンテン
ツの伝送が容易になるという効果がある。
【0185】また、上記固定長パケット生成手段は、多
重化ストリームをATMセルにマッピングするようにし
たので、伝送路がATMの場合に多重化ストリームをA
TMセルのような固定長パケットにマッピングして伝送
路の特性に応じて伝送路符号化して伝送できる。
【0186】また、上記伝送路符号化手段は、送信機が
ATM網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける
送信処理を行うようにしたので、ATM網の特性に応じ
て伝送路符号化して伝送できる。
【0187】さらに他のマルチメディア情報処理システ
ムの受信装置によれば、送信機からの伝送信号を受信し
て、復調処理、伝送フレーミング処理、誤り訂正処理を
行って固定長パケットストリームを再生する伝送路復号
手段と、該固定長パケットストリームから多重化ストリ
ームを取り出す固定長パケット分解手段と、該多重化ス
トリームからメディア毎の符号化ビットストリームを再
生するメディア分離手段と、メディア毎の符号化ビット
ストリームを復号する情報源復号手段とを備えたので、
伝送信号を伝送路復号し、復号した固定長パケットから
多重化ストリームを取り出し、多重化ストリームをビデ
オ、オーディオ、各種データ等の符号化ストリームに分
離し、各符号化ストリームを情報源復号することがで
き、多重化すべき個々のメディアの伝送速度の変化、個
々のメディアの有無等に柔軟に対応して効率よく多重化
することが可能で、有線、無線などの異なる伝送メディ
ア間でのコンテンツの相互変換や複数の伝送メディアを
越えたコンテンツの伝送が容易になる。
【0188】また、上記固定長パケット分解手段は、A
TMセルストリームから多重化ストリームを取り出すよ
うにしたので、復号した固定長パケットから多重化スト
リームを取り出して、多重化ストリームをビデオ、オー
ディオ、各種データ等の符号化ストリームに分離し、各
符号化ストリームを情報源復号することができる。
【0189】また、上記伝送路復号手段は、受信機がA
TM網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける受
信処理を行うようにしたので、ATM網の特性に応じて
受信処理することができる。
【0190】さらに他のマルチメディア情報処理システ
ムによれば、送信機からの伝送信号を受信して、復調処
理、伝送フレーミング処理、誤り訂正処理を行って固定
長パケットストリームを再生する伝送路復号手段と、こ
の伝送路復号手段からの固定長パケットストリームを伝
送路によらず特性の異なる伝送路間で共通の伝送信号と
して変換処理する伝送信号変換処理手段と、変換処理さ
れた固定長パケットストリームに対し誤り訂正符号の付
与、伝送フレーミング処理、変調処理を行って伝送信号
を生成する伝送路符号化手段とを備えたので、多重化す
べき個々のメディアの伝送速度の変化、個々のメディア
の有無等に柔軟に対応して効率よく多重化することが可
能で、有線、無線などの異なる伝送メディア間でのコン
テンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコンテ
ンツの伝送が容易になる。例えば、伝送信号がQAMや
PSK等で変調される場合で、伝送路がATM網の場合
に、ATM網に接続したマルチメディア情報処理システ
ムとQAM変調による伝送路に接続したマルチメディア
情報処理システムとの間でコンテンツの相互交換をする
場合には、アダプタは従来と比べて簡易なもので済むた
め、異なる伝送メディア間でのコンテンツの相互変換や
複数の伝送メディアを越えたコンテンツの伝送が容易か
つ速やかに行うことができる。
【0191】また、上記伝送路復号手段と上記伝送路符
号化手段は、非ATM伝送信号からATM伝送信号の変
換処理とATM伝送信号から非ATM伝送信号の変換処
理を行うようにするので、異なる伝送メディア間でのコ
ンテンツの相互変換や複数の伝送メディアを越えたコン
テンツの伝送が容易かつ速やかに行うことができる。
【0192】また、上記伝送信号変換処理手段は、複数
の受信機に伝送信号を同報する同報処理手段を兼ねるよ
うにしたので、伝送信号変換処理機能と共に、複数の受
信機又は中継器に伝送信号を同報することができる。
【0193】さらに、上記同報処理手段は、固定長パケ
ットのヘッダ中にアドレス情報を書き込んで受信機のア
ドレスを指定することによりようにしたので、ネットワ
ークが異なる伝送メディアで接続されている場合であっ
ても複数の受信機又は中継器に伝送信号を同報すること
ができ、異なる伝送メディア間でのコンテンツの相互変
換や複数の伝送メディアを越えたコンテンツの伝送が容
易かつ速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける送信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける送信装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による要素パケット
及び多重化ストリ−ムの説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による要素パケット
及び他の態様の多重化ストリ−ムの説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける送信装置の構成の一部を示
すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける送信装置の構成の一部を示
すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける送信装置の構成の一部を示
すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるマルチメディ
ア情報処理システムにおける受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 この発明の実施の形態8によるマルチメデ
ィア情報処理システムにおける受信装置の構成の一部を
示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態9によるマルチメデ
ィア情報処理システムにおける受信装置の構成の一部を
示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態10によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける受信装置の構成の一部
を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態11によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける受信装置の構成の一部
を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態12によるマルチメ
ディア情報処理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態13によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける送信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態14によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける受信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態15によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける送信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態15に係る情報源符
号化部100内の構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態15に係る多重化ス
トリームと固定長パケット、伝送フレームとの関係を示
す説明図である。
【図20】 この発明に係るマルチメディア情報処理シ
ステムにおける伝送路符号化部及び伝送路復号部の一般
機能を示す説明図である。
【図21】 この発明に係るマルチメディア情報処理シ
ステムにおいて、伝送路がATM網の場合の伝送路符号
化部及び伝送路復号部の基本機能を示す説明図である。
【図22】 この発明の実施の形態16によるマルチメ
ディア情報処理システムにおける受信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態16に係る情報源復
号部800内の構成図である。
【図24】 この発明の実施の形態17によるマルチメ
ディア情報処理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図25】 この発明の実施の形態17によるマルチメ
ディア情報処理システムにおけるネットワーク接続形態
を示す概念図である。
【図26】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける送信装置の構成を示すブロック図である。
【図27】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける受信装置の構成を示すブロック図である。
【図28】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける多重化フレ−ムの構成についての説明図である。
【図29】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける送信処理部及び受信処理部の一般機能を示す説明
図である。
【図30】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おけるスクランブル処理及びデスクランブル処理を説明
する説明図である。
【図31】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける誤り訂正符号としてリードソロモン符号を用いた
場合の誤り訂正フレームの構成図である。
【図32】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おけるチャンネル多重化用フレ−ムの構成を説明する説
明図である。
【図33】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おける伝送フレームの構成を説明する説明図である。
【図34】 従来のマルチメディア情報処理システムに
おいて、伝送路がATM網の場合の送信処理部及び受信
処理部の基本機能を示す説明図である。
【符号の説明】
1,501 情報源符号化処理部、2,502 パケッ
ト多重化部、3 送信処理部、4 受信処理部、5 パ
ケット分離部、6 情報源復号処理部、9 符号化部、
10 要素パケット生成部、11 メディア情報、12
要素パケット、13 多重化ストリ−ム、14 伝送
信号、15 復号化部、61 ビデオ符号化部、62
オーディオ符号化部、63 データ符号化部、64 ビ
デオ復号部、65 オーディオ復号部、66 データ復
号、97a メディア多重化部、97b メディア分離
部、98a ストラクチャ多重化部、98b ストラク
チャ分離部、99a 送信処理部、99b 受信処理
部、100 情報源符号化部、101 送信局、200
メディア多重化部、201 中継局、230 要素メ
ディア取り込み処理部、233 パケット生成部、23
4 パケット多重部、235 誤り訂正符号化処理部、
236 伝送フレーミング処理部、237 変調部、2
50 復調部、251 伝送デフレーミング部、252
誤り訂正処理部、253,432,503 パケット
分離部、254 パケット解析部、255 復号データ
表示部、260,261 補助情報、270 パケット
再多重部、280 ATMスイッチ、300 固定長パ
ケット生成部、301,302 受信局、400 伝送
路符号化部、403,434 ソフトウェア処理部、4
10 要素パケット蓄積部、411 アドレス管理部、
412 要素パケット送出部、413 多重化ストリー
ム蓄積部、414 番組管理部、415 番組送出部、
416 受信要素パケット蓄積部、417 受信番組管
理部、418 受信要素パケット読み出し部、430
誤り訂正復号部、433、504 情報源復号処理部、
500 伝送路復号部、600 固定長パケット分解
部、700 メディア分離部、800 情報源復号部、
900 同報処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 英雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディア情報の配送及び記録を行
    うマルチメディア情報処理システムにおいて、複数のメ
    ディア情報を取り込み、各々のメディア単位にメディア
    情報を符号化し、メディア識別、パケット同期及び再生
    同期を行うための補助情報を付加するとともに、システ
    ム間の互換性を有する信号形式を持った要素パケットを
    生成する情報源符号化処理手段と、この情報源符号化処
    理手段が出力する各々のメディアの上記要素パケットの
    速度整合と多重化を行い、システム間の多重化の互換性
    を有する信号形式を持った多重化ストリームを生成する
    パケット多重化手段と、上記多重化ストリームを伝送媒
    体及び蓄積媒体に応じて変換し、伝送信号を出力する送
    信処理手段とを備えたマルチメディア情報処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記情報源符号化処理手段は、メディア
    に応じた要素メディアに編集加工する要素メディア取り
    込み手段と、上記要素メディアの情報量の削減を行う情
    報源符号化手段と、この情報源符号化手段の出力を入力
    して要素パケットを生成する要素パケット生成手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のマルチメディア
    情報処理システム。
  3. 【請求項3】 上記パケット多重化手段は、メディア情
    報に対応するメディア識別及びパケット再生同期等を行
    うための補助情報を付加するパケット生成部と、要素パ
    ケットの速度整合と多重化を行って多重化ストリームを
    生成するパケット多重手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1または2記載のマルチメディア情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記パケット多重化手段は、メディア情
    報に対応するメディア識別、パケット同期及び再生同期
    等を行うための補助情報を付加して固定長パケットを生
    成し、この固定長パケットを単位として速度整合を行い
    ながら多重化を行うことを特徴とする請求項3記載のマ
    ルチメディア情報処理システム。
  5. 【請求項5】 上記送信処理手段は、伝送蓄積媒体であ
    る放送、通信、ディジタル蓄積メディアなどに応じて誤
    り訂正を行うための誤り訂正符号化手段と、上記誤り訂
    正符号化手段の出力データを伝送フレーミング処理する
    伝送フレーム生成手段と、この伝送フレーム手段の出力
    データを伝送または記録するため変調処理手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    のマルチメディア情報処理システム。
  6. 【請求項6】 上記送信処理手段は、多重化ストリーム
    に対してTCP(Transmission Control Protocol)/U
    DP(User Datagram Protocol)/XTP(Xpress Transp
    ort Protocol)処理を行った後に、IP(Internet Proto
    col)処理を行いインターネットプロトコル伝送路へ送出
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載のマルチメディア情報処理システム。
  7. 【請求項7】 上記情報源符号化処理手段または上記パ
    ケット多重化手段の動作モ−ドを変更するアプリケーシ
    ョンプログラムを有するソフトウエア処理手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに
    記載のマルチメディア情報処理システム。
  8. 【請求項8】 一つ以上の情報源符号化処理手段により
    生成された要素パケットを単位として蓄積する要素パケ
    ット蓄積手段と、この要素パケット蓄積手段に蓄積され
    た上記要素パケットのアドレスを記憶するアドレス管理
    手段と、このアドレス管理手段から指示された上記要素
    パケットを上記要素パケット蓄積手段からパケット多重
    化手段に出力する要素パケット送出手段とをさらに備え
    たことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載
    のマルチメディア情報処理システム。
  9. 【請求項9】 上記パケット多重化手段が生成した多重
    化ストリームを蓄積する多重化ストリーム蓄積手段と、
    この多重化ストリーム蓄積手段に蓄積された上記多重化
    ストリームのアドレスを記憶する多重化ストリーム管理
    手段と、この多重化ストリーム管理手段から指示された
    上記多重化ストリームを上記多重化ストリーム蓄積手段
    から上記送信処理手段に出力する多重化ストリーム送出
    手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれかに記載のマルチメディア情報処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、パケッ
    ト多重され伝送媒体に依存して伝送されたパケット多重
    化信号を上記伝送媒体の特性に応じて復号して多重化ス
    トリ−ムを出力する受信処理手段と、上記多重化ストリ
    −ムから各々のメディア単位にメディア情報を生成する
    のに必要な要素パケットを分離するパケット分離手段
    と、分離された上記要素パケットを各々のメディア単位
    で情報源復号を行い、メディア識別、パケット同期及び
    再生同期を行うために付加された補助情報を基に要素メ
    ディア間の同期をとってメディア情報の再生を行う情報
    源復号処理手段とを備えたマルチメディア情報処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 上記パケット分離手段は、要素パケッ
    トを単位として多重化された多重化ストリームから個々
    の要素パケットを単位として分離し、上記情報源復号処
    理手段に出力することを特徴とする請求項10記載のマ
    ルチメディア情報処理システム。
  12. 【請求項12】 上記パケット分離手段は、要素パケッ
    トを分割して収容した固定長パケットを単位として多重
    化された多重化ストリームから上記固定長パケットを単
    位として分離し、上記要素パケットに再構成して情報源
    復号処理手段に出力することを特徴とする請求項10記
    載のマルチメディア情報処理システム。
  13. 【請求項13】 上記情報源復号処理手段は、要素パケ
    ットから補助情報と符号化された要素メディア情報とを
    分離する要素パケット分離手段と、この符号化された要
    素メディア情報を復号する情報源復号手段と、この情報
    源復号手段が出力する復号された要素メディア情報を同
    期させてメディア情報の再生を行う復号デ−タ再生手段
    とを備えたことを特徴とする請求項10ないし12のい
    ずれかに記載のマルチメディア情報処理システム。
  14. 【請求項14】 上記受信処理手段は、インターネット
    プロトコル伝送路から伝送されるデータをIP(Interne
    t Protocol)処理を行った後、TCP(Transmission Con
    trol Protocol) /UDP(User Datagram Protocol)/
    XTP(XpressTransport Protocol) 処理を行いパケッ
    ト多重化されたストリームを受信することを特徴とする
    請求項10ないし13のいずれかに記載のマルチメディ
    ア情報処理システム。
  15. 【請求項15】 上記受信処理手段は、上記パケット多
    重化信号を伝送した伝送媒体の特性に応じて復調する復
    調処理手段と、この復調処理手段の出力信号から伝送フ
    レーム同期を確保しデフレーミングを行う伝送フレーム
    再生手段と、この伝送フレーム再生手段の出力信号から
    誤り訂正フレーム同期を確保して誤り訂正復号を行い多
    重化ストリームを出力する誤り訂正処理手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記
    載のマルチメディア情報処理システム。
  16. 【請求項16】 上記誤り訂正処理手段は、訂正不可能
    な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリーム
    とともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を上
    記パケット分離手段に出力し、該パケット分離手段は、
    誤り発生信号により誤りの残存が示された多重化ストリ
    ームに対しては要素パケットの分離を行わないことを特
    徴とする請求項15記載のマルチメディア情報処理シス
    テム。
  17. 【請求項17】 上記誤り訂正処理手段は、訂正不可能
    な誤りが発生した場合には、出力する多重化ストリーム
    とともに、誤りが存在することを示す誤り発生信号を上
    記情報源復号処理手段に出力し、該情報源復号処理手段
    は、誤り発生信号により誤りがあることが示された要素
    パケットに含まれる符号化データの復号をその期間停止
    すると共に、符号化データが正常になった時点で復号を
    再開することを特徴とする請求項15記載のマルチメデ
    ィア情報処理システム。
  18. 【請求項18】 上記情報源復号処理手段または上記パ
    ケット分離手段の動作モ−ドを変更するアプリケーショ
    ンプログラムを有するソフトウエア処理手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項10ないし17のいずれか
    に記載のマルチメディア情報処理システム。
  19. 【請求項19】 上記パケット分離手段は、分離された
    要素パケットを蓄積する受信要素パケット蓄積手段と、
    この受信要素パケット蓄積手段に蓄積された上記要素パ
    ケットのアドレスを記憶する受信番組管理手段と、上記
    受信番組管理手段から指示された番組再生に必要な上記
    要素パケットを上記受信要素パケット蓄積手段から情報
    源復号処理手段に出力する受信要素パケット読み出し手
    段とをさらに備えたことを特徴とする請求項10ないし
    18のいずれかに記載のマルチメディア情報処理システ
    ム。
  20. 【請求項20】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、パケッ
    ト多重されて伝送媒体に依存して伝送された複数のパケ
    ット多重化信号を各伝送媒体から入力し、上記伝送媒体
    の特性に応じて復号した上記伝送媒体毎の多重化ストリ
    −ムを生成する複数の受信処理手段と、上記パケット多
    重化ストリームを上記伝送媒体毎の要素パケットにそれ
    ぞれ分離する複数のパケット分離手段と、上記各要素パ
    ケットを一つの多重化ストリームにパケット多重するパ
    ケット再多重手段と、このパケット再多重手段が出力す
    る多重化ストリ−ムを伝送媒体の特性に従って変換し、
    伝送媒体に伝送信号として出力する送信処理手段とを備
    えたマルチメディア情報処理システム。
  21. 【請求項21】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、アプリ
    ケーションやメディアなど種類の異なる信号に対して情
    報源符号化を行ってそれぞれの符号化ビット列を生成す
    る情報源符号化処理手段と、それぞれの符号化ビット列
    を信号の種別を判別するための識別情報と共に固定長パ
    ケットに格納して固定長パケット単位に多重化を行って
    固定長パケット列を生成するメディア多重化手段と、上
    記固定長パケット列からの所定数の固定長パケットを諸
    データとともに所定の大きさのフレームに格納するスト
    ラクチャ多重化手段と、このストラクチャ多重化手段か
    らのフレーム列に対して伝送媒体に依存した伝送フレー
    ムを有する伝送信号を生成する送信処理手段とを備えた
    マルチメディア情報処理システム。
  22. 【請求項22】 上記ストラクチャ多重化手段は、制御
    情報または指示情報またはクロック情報を諸データとし
    て固定長パケットとともに多重化することを特徴とする
    請求項21記載のマルチメディア情報処理システム。
  23. 【請求項23】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、所定数
    の固定長パケットを諸データとともに所定の大きさのフ
    レームに格納しているとともに、伝送媒体に依存した伝
    送フレーム列を有する伝送信号を受信して多重化ビット
    列を再生する受信処理手段と、この多重化ビット列から
    固定長パケット列と諸データを再生するストラクチャ分
    離手段と、固定長パケット列から固定長パケットを取り
    出し、信号の種別を判別する識別情報に対応した符号化
    ビット列を再生するメディア分離手段と、上記符号化ビ
    ット列を復号してアプリケーションやメディアなど種類
    の異なる信号を再生する情報源復号処理手段とを備えた
    マルチメディア情報処理システム。
  24. 【請求項24】 上記ストラクチャ分離手段は、ストラ
    クチャ多重化された制御情報または指示情報またはクロ
    ック情報の諸データ信号と固定長パケットとを分離する
    ことを特徴とする請求項23記載のマルチメディア情報
    処理システム。
  25. 【請求項25】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、複数の
    メディア情報を取り込み、各々のメディア単位に上記メ
    ディア情報を符号化する情報源符号化手段と、この情報
    源符号化手段により生成されたメディア毎の符号化ビッ
    トストリームに対してパケット多重化を行って多重化ス
    トリームを生成するパケット多重化手段と、該多重化ス
    トリームを固定長パケット上にマッピングする固定長パ
    ケット生成手段と、この固定長パケット生成手段により
    生成された固定長パケットストリームに対し誤り訂正符
    号の付与、伝送フレーミング処理、変調処理を行って伝
    送信号を生成する伝送路符号化手段とを備えたマルチメ
    ディア情報処理システム。
  26. 【請求項26】 上記固定長パケット生成手段は、多重
    化ストリームをATMセルにマッピングすることを特徴
    とする請求項25記載のマルチメディア情報処理システ
    ム。
  27. 【請求項27】 上記伝送路符号化手段は、送信機がA
    TM網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける送
    信処理を行うことを特徴とする請求項25または26記
    載のマルチメディア情報処理システム。
  28. 【請求項28】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、送信機
    からの伝送信号を受信して、復調処理、伝送フレーミン
    グ処理、誤り訂正処理を行って固定長パケットストリー
    ムを再生する伝送路復号手段と、該固定長パケットスト
    リームから多重化ストリームを取り出す固定長パケット
    分解手段と、該多重化ストリームからメディア毎の符号
    化ビットストリームを再生するメディア分離手段と、メ
    ディア毎の符号化ビットストリームを復号する情報源復
    号手段とを備えたマルチメディア情報処理システム。
  29. 【請求項29】 上記固定長パケット分解手段は、AT
    Mセルストリームから多重化ストリームを取り出すこと
    を特徴する請求項28記載のマルチメディア情報処理シ
    ステム。
  30. 【請求項30】 上記伝送路復号手段は、受信機がAT
    M網に接続する場合、ATMの物理レイヤにおける受信
    処理を行うことを特徴とする請求項28または29記載
    のマルチメディア情報処理システム。
  31. 【請求項31】 マルチメディア情報の配送及び記録を
    行うマルチメディア情報処理システムにおいて、送信機
    からの伝送信号を受信して、復調処理、伝送フレーミン
    グ処理、誤り訂正処理を行って固定長パケットストリー
    ムを再生する伝送路復号手段と、この伝送路復号手段か
    らの固定長パケットストリームを伝送路によらず特性の
    異なる伝送路間で共通の伝送信号として変換処理する伝
    送信号変換処理手段と、この伝送信号変換処理手段によ
    り変換処理された固定長パケットストリームに対し誤り
    訂正符号の付与、伝送フレーミング処理、変調処理を行
    って伝送信号を生成する伝送路符号化手段とを備えたマ
    ルチメディア情報処理システム。
  32. 【請求項32】 上記伝送路復号手段と上記伝送路符号
    化手段は、非ATM伝送信号からATM伝送信号の変換
    処理とATM伝送信号から非ATM伝送信号の変換処理
    を行うことを特徴とする請求項31記載のマルチメディ
    ア情報処理システム。
  33. 【請求項33】 上記伝送信号変換処理手段は、複数の
    受信機に伝送信号を同報する同報処理手段を備えたこと
    を特徴とする請求項31または32記載のマルチメディ
    ア情報処理システム。
  34. 【請求項34】 上記同報処理手段は、固定長パケット
    のヘッダ中にアドレス情報を書き込んで、受信機のアド
    レスを指定することを特徴とする請求項33記載のマル
    チメディア情報処理システム。
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