JPH08279158A - 光学的情報記録媒体およびこれを用いた光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録媒体およびこれを用いた光学式情報記録再生装置

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JPH08279158A
JPH08279158A JP7856795A JP7856795A JPH08279158A JP H08279158 A JPH08279158 A JP H08279158A JP 7856795 A JP7856795 A JP 7856795A JP 7856795 A JP7856795 A JP 7856795A JP H08279158 A JPH08279158 A JP H08279158A
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Kenichi Sasaki
憲一 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッダ領域間のプリピット信号のクロストーク
を小さくし、データ記録領域において設定可能な容量を
十分に生かした光学的情報記録媒体を提供する。 【構成】本発明のの光学的情報記録媒体は、同心円状も
しくは螺旋状に形成された複数のトラックがディスク半
径方向にディスク中心を中心点として所定の角度で分割
され、1トラックあたりのセクタ数がディスクの内周か
ら外周まで一定となるよう構成されている。各トラック
は、1トラック置きにセクタにプリピットによるヘッダ
情報が形成されている。例えば、第N番目のトラックは
セクタのヘッダ領域にプリピットが形成されておらず、
これと隣接する第(N−1),(N+1)番目のトラッ
クはセクタのヘッダ領域にプリピットが形成されてい
る。セクタにプリピットを持たないトラックの再生は、
内周側および外周側に隣接するトラックからのヘッダ情
報に関するクロストーク信号からヘッダ情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAV(Constant Ang
ular Velocity;回転数一定)またはディスクをディス
ク半径方向にいくつかのゾーンに分け、外周側のゾーン
ほど回転速度を遅するZCAV(Zoned CAV)に用いら
れる光学的情報記録媒体およびこれを用いた光学式情報
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクなどを用いた光学式情
報記録再生装置においては、更なる記録容量の増大が要
請されており、その要請に応えて、例えば、トラックピ
ッチを狭くして面記録密度を高くした情報記録媒体が提
供されている。
【0003】上記のようにトラックピッチを狭くして面
記録密度を高くする場合のトラックピッチの幅は、波
長、対物レンズのNA(開口数)、対物レンズ瞳におけ
るアボダイゼーションなどの各条件で決定される読み取
りスポットサイズに基づいて、隣接するトラックの信号
との相互の影響を考慮して決定される。ここでいう隣接
するトラックの信号の影響とは、主として光スポットが
或るトラックを再生しているときにそのトラックに隣接
するトラックに記録された信号が同時に読めてしまうこ
とをいい、隣接トラックのクロストークと呼ばれてい
る。
【0004】トラックに記録された信号を再生する際に
隣のトラックの別な信号がクロストークしてくること
は、再生信号の正確さを損ない、エラーレートの増大に
繋るため好ましくない。そのため、トラックピッチを狭
くしてデータ記憶容量を増加させるときには、隣接トラ
ックからのクロストークの量に十分配慮して、トラック
ピッチを決めることが必要とされる。
【0005】以下に、連続的な案内溝を有する方式(所
謂CCS(CCS:Composit Conyinuous Servo)方式)が
用いられる記録再生可能な光ディスクにおいて、トラッ
クピッチを狭くして面記録密度を高くした例を挙げる。
【0006】連続的な案内溝を有する方式が用いられる
記録再生可能な光ディスクは、位相構造を有する案内溝
によって隔てられた情報トラックにより構成されてお
り、該トラック上は円周方向に複数のセクタに分割さ
れ、所謂プリフォーマットされている。各セクタの冒頭
のヘッダ領域には位相構造を有するプリピットによって
ヘッダ情報が予め記憶されている。
【0007】上記光ディスクにおいてトラックピッチを
狭める場合、隣接トラックからのクロストークが問題と
なる。この隣接トラックからのクロストークには、隣接
するトラックのデータ記録領域からのクロストークとヘ
ッダ領域からのクロストーク(すなわち、プリピット信
号の洩れ込み)とがあり、その絶対量はヘッダ領域から
のクロストークの方が大きい。これは、データ領域の光
磁気信号検出とヘッダ領域のプリピット信号検出の信号
再生原理が異なるためである。すなわち、プリピット信
号検出の場合には反射検出光量を大きく変化させるた
め、プリピットのトラックピッチが記録ピット(デー
タ)と同じ条件であっても、隣接トラックへのクロスト
ーク量は光磁気信号の場合よりも大きくなる。
【0008】上記のことから、従来の光ディスクは、ヘ
ッダ情報が少なくとも問題なく読み取れることを前提に
狭トラック化を図り、容量向上を図っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の光学的情報記録媒体においては、ヘッダ情報が少
なくとも問題なく読み取れる程度までしかトラックピッ
チを狭めることができないため、例えばディスクへの記
録の形式としてよく知られたCAV(Constant Angular
Velocity;回転数一定)方式をとるディスクの場合に
おいては、以下のような課題がある。
【0010】CAV方式をとるディスクの場合、その構
成上ヘッダ領域からのクロストークがデータ記録領域に
影響を及ぼすことはないことから、データ記録領域から
のクロストークのみを考慮してトラックピッチを設定し
た場合には、さらにトラックピッチを狭めることが臨め
る。このように、従来の光学的情報記録媒体において
は、データ領域においてはさらなる狭トラック化を図る
ことができるにもかかわらず、上記ヘッダ領域における
クロストークの許容値によって制限される条件以上にト
ラクピッチを狭めることができないため、データ記録領
域において設定可能な容量を十分に生かしていないとい
う課題がある。
【0011】本発明の目的は、ヘッダ領域間のプリピッ
ト信号のクロストークを小さくし、データ記録領域にお
いて設定可能な容量を十分に生かした光学的情報記録媒
体を提供することにある。さらには、その光学的情報記
録媒体を用いた光学式情報記録再生装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的情報記録
媒体は、複数のトラックが同心的もしくは螺旋状に形成
され、かつディスク半径方向にディスク中心を中心点と
して所定の角度で分割され、1トラックあたりのセクタ
数がディスクの内周から外周まで一定とされるディスク
状の光学的情報記録媒体において、前記複数のトラック
のセクタへのプリピットの形成が1トラック置きになさ
れていることを特徴とする。
【0013】また、複数のトラックが同心的もしくは螺
旋状に形成されてゾーン分割され、各ゾーン毎にトラッ
クがディスク半径方向にディスク中心を中心点として所
定の角度で分割され、1トラックあたりのセクタ数がゾ
ーンの内周から外周まで一定で、かつ各ゾーンのセクタ
数が異なるディスク状の光学的情報記録媒体において、
前記複数のゾーンの複数のトラックのセクタへのプリ
ピットの形成が1トラック置きになされていることを特
徴とする。
【0014】上述の光学的情報記録媒体も、相変化型情
報記録媒体として用いてもよい。さらには、光磁気情報
記録媒体として用いてもよい。
【0015】本発明の光学式情報再生装置は上述のいず
れかの光学的情報記録媒体に対して情報の記録および再
生を行う光学式情報再生装置であって、前記光学的情報
記録媒体の記録面に対向して配置されるピックアップ光
学系と、前記ピックアップ光学系からのピックアップ光
を受光して光検出信号を出力する光検出器と、前記光検
出器からの光検出信号を基に前記記録面に記録された情
報を再生する情報再生手段とを有し、前記情報再生手段
は、前記光学的情報記録媒体の複数のトラックのうちの
セクタにプリピットによるヘッダ情報が形成されていな
いトラックの再生を行う場合には、該ヘッダ情報が形成
されていないトラックの内周側および外周側に隣接する
トラックからのヘッダ情報に関するクロストーク信号か
らヘッダ情報を再生することを特徴とする。
【0016】上記の装置において、光学的情報記録媒体
が相変化型情報記録媒体であり、光検出器は、ピックア
ップ光を受光する受光面が該受光面上に結像されるトラ
ック像に平行な分割線によって2分割された第1および
第2の受光部よりなり、情報再生手段が、前記第1およ
び第2の受光部からの光検出信号の和を基に情報を再生
し、セクタにプリピットによるヘッダ情報が形成されて
いないトラックの再生を行う場合には、該ヘッダ情報が
形成されていないトラックの内周側に隣接するトラック
からのヘッダ情報に関するクロストーク信号を前記第1
および第2受光部の一方の受光部から得、外周側に隣接
するトラックからのヘッダ情報に関するクロストーク信
号を他方の受光部から得るようにしてもよい。
【0017】この場合、第1および第2の受光部からの
光検出信号が入力される第1および第2のローパスフィ
ルタと、前記第1および第2のローパスフィルタの出力
を入力とし、これらの差動分を出力する差動アンプと、
をさらに有し、前記差動アンプの出力をトラッキングエ
ラー信号として用いることもできる。
【0018】また、上述の装置において、光学的情報記
録媒体が光磁気情報記録媒体であり、偏光成分に応じて
ピックアップ光を異なる方向に分離する検光子と、前記
検光子によって分離されたピックアップ光をそれぞれ受
光して光検出信号を出力する第1および第2の光検出器
と、を有し、情報再生手段が、前記第1および第2光検
出器からの光検出信号を基に記録面に記録された情報を
再生するようにしてもよい。
【0019】この場合、第1および第2の光検出器は、
それぞれ受光面が該受光面上に結像されるトラック像に
平行な分割線によって2分割された第1および第2の受
光部および第3および第4の受光部よりなり、前記第1
乃至第4の受光部は、第1の受光部と第3の受光部が受
光面に結像されるトラック像の内周側を受光し、第2の
受光部と第4の受光部がトラック像の外周側を受光する
よう配置され、情報再生手段が、前記第1乃至第4の受
光部からの光検出信号を基に情報を再生し、セクタにプ
リピットによるヘッダ情報が形成されていないトラック
の再生を行う場合には、該ヘッダ情報が形成されていな
いトラックの内周側に隣接するトラックからのヘッダ情
報に関するクロストーク信号を前記第1および第3の受
光部から得、外周側に隣接するトラックからのヘッダ情
報に関するクロストーク信号を前記第1および第3の受
光部から得るようにしてもよい。
【0020】この場合、前記第1および第3の受光部か
らの光検出信号を入力とし、これらの和を出力とする第
1のアンプと、前記第2および第4の受光部からの光検
出信号を入力とし、これらの和を出力とする第2のアン
プと、前記第1および第2のアンプの出力が入力される
第1および第2のローパスフィルタと、前記第1および
第2のローパスフィルタの出力を入力とし、これらの差
動分を出力する差動アンプと、をさらに有し、前記差動
アンプの出力をトラッキングエラー信号として用いても
よい。
【0021】
【作用】本発明の光学的情報記録媒体は、同心円状もし
くは螺旋状に形成された複数のトラックがディスク半径
方向にディスク中心を中心点として所定の角度で分割さ
れ、1トラックあたりのセクタ数がディスクの内周から
外周まで一定となる構成となっており、ディスクの内周
から外周にかけて各セクタの位置は半径方向に隣り合っ
ている。このような構成のディスクにおいては、隣接す
るトラック間では、セクタのヘッダ領域に形成されたプ
リピット信号は隣接するトラックのセクタのヘッダ領域
に対して洩れ込み、データ領域に対してはほとんど洩れ
込むことはない。ヘッダ領域におけるプリピット信号の
クロストーク量はデータ領域におけるピット信号(光磁
気信号)のクロストーク量より大きなため、狭トラック
化を図る場合のトラックピッチはヘッダ領域におけるプ
リピット信号のクロストーク量を考慮して決定される。
本発明では、セクタにプリピットによるヘッダ情報が形
成されたトラックとセクタにはプリピットによるヘッダ
情報が形成されていないトラックとが交互に配置されて
いるので、狭トラック化を行う場合のトラックピッチ
は、セクタにプリピットによるヘッダ情報が形成された
トラック(1トラック置き)間のプリピット信号のクロ
ストーク量、もしくはデータ領域におけるピット信号
(光磁気信号)のクロストーク量により決定される。し
たがって、トラックピッチの幅は従来のものより狭いも
のとなる。
【0022】本発明のうち、同心円状もしくは螺旋状に
形成された複数のトラックからなる複数のゾーンを有
し、各ゾーン毎にトラックがディスク半径方向にディス
ク中心を中心点として所定の角度で分割され、1トラッ
クあたりのセクタ数がゾーンの内周から外周まで一定
で、かつ各ゾーンのセクタ数が異なるものにおいては、
同じゾーン内では、ゾーンの内周から外周にかけて各セ
クタの位置は半径方向に隣り合っていることから、隣接
するトラック間では、セクタのヘッダ領域に形成された
プリピット信号は隣接するトラックのセクタのヘッダ領
域に対して洩れ込み、データ領域にはほとんど洩れ込む
ことはない。本発明おいても、各ゾーンではセクタにプ
リピットによるヘッダ情報が形成されたトラックとセク
タにはプリピットによるヘッダ情報が形成されていない
トラックとが交互に配置されているので、狭トラック化
を行う場合のトラックピッチは、セクタにプリピットに
よるヘッダ情報が形成されたトラック(1トラック置
き)間のプリピット信号のクロストーク量、もしくはデ
ータ領域におけるピット信号(光磁気信号)のクロスト
ーク量により決定される。したがって、トラックピッチ
の幅は従来のものより狭いものとなる。
【0023】本発明の光学式情報記録再生装置では、上
述した光学的情報記録媒体のいずれかが用いられる。上
述した光学的情報記録媒体では、プリピットによるヘッ
ダ情報が形成されていないトラックの各セクタは、それ
ぞれ内周側および外周側に隣接するトラックの各セクタ
と隣接しているので、本発明では、プリピットによるヘ
ッダ情報が形成されていないトラックを再生する際は、
そのトラックの内周側および外周側に隣接するトラック
の各セクタのヘッダ情報に関するクロストーク信号を検
出することによりヘッダ情報を得ることができる。
【0024】本発明のうち、光学的情報記録媒体が相変
化型情報記録媒体であり、光検出器がピックアップ光を
受光する受光面が該受光面上に結像されるトラック像に
平行な分割線によって2分割された第1および第2の受
光部よりなる装置においては、セクタにプリピットによ
るヘッダ情報が形成されていないトラックの再生を行う
場合、例えば第1の受光部によって該トラックの内周側
に隣接するトラックからのヘッダ情報に関するクロスト
ーク信号が多く検出され、第2の受光部によって該トラ
ックの外周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関
するクロストーク信号が多く検出される。したがって、
これら第1および第2の受光部からの光検出信号を基に
セクタにプリピットによるヘッダ情報が形成されていな
いトラックのヘッダ情報を得ることができる。
【0025】また、上記の第1および第2の受光部の光
検出信号からトラッキングエラー信号を得る装置におい
ては、第1および第2の受光部の光検出信号が同じ値と
なったときに、光検出器の受光面の分割線上に再生する
トラックの記録ピット像が結像されて記録ピット列に沿
って信号の読み取りが行われる。したがって、第1およ
び第2の受光部の光検出信号の差動分を検出すれば、ト
ラッキングエラー信号を得ることができる。
【0026】本発明のうち、光学的情報記録媒体が光磁
気情報記録媒体であり、偏光成分に応じてピックアップ
光を異なる方向に分離する検光子と、前記検光子によっ
て分離されたピックアップ光を受光する第1および第2
の光検出器とを有し、前記第1および第2の光検出器が
それぞれ受光面が該受光面上に結像されるトラック像に
平行な分割線によって2分割された第1および第2の受
光部および第3および第4の受光部よりなる装置におい
ては、セクタにプリピットによるヘッダ情報が形成され
ていないトラックの再生を行う場合、例えば第1および
第3の受光部によって該トラックの内周側に隣接するト
ラックからのヘッダ情報に関するクロストーク信号が多
く検出され、第2および第4の受光部によって該トラッ
クの外周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関す
るクロストーク信号が多く検出される。したがって、こ
れら第1および第3の受光部からの光検出信号と第2お
よび第4の受光部からの光検出信号を基にセクタにプリ
ピットによるヘッダ情報が形成されていないトラックの
ヘッダ情報を得ることができる。
【0027】また、上記の第1乃至第4の受光部の光検
出信号からトラッキングエラー信号を得る装置において
は、第1および第3の受光部からの光検出信号の和と第
2および第4の受光部からの光検出信号の和が同じ値と
なったときに、第1および第2の光検出器の受光面の分
割線上にぞれぞれ再生するトラックの記録ピット像が結
像されて記録ピット列に沿って信号の読み取りが行われ
る。したがって、第1および第3の受光部からの光検出
信号の和と第2および第4の受光部からの光検出信号の
和の差動分を検出すれば、トラッキングエラー信号を得
ることができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0029】本発明の情報記録媒体は光ディスクであっ
て、CAV(Constant Angular Velocity;回転数一
定)またはディスクをディスク半径方向にいくつかのゾ
ーンに分け、外周側のゾーンほど回転速度を遅するZC
AV(Zoned CAV)に用いられる。CAVに用いられる
場合の光ディスクは、同心円状もしくは螺旋状に形成さ
れた複数のトラックがディスク半径方向にディスク中心
を中心点として所定の角度で分割され、1トラックあた
りのセクタ数がディスクの内周から外周まで一定となる
ように構成される。他方、ZCAVに用いられる場合の
光ディスクは、半径方向に複数のトラックごとの複数の
ゾーンに分割し、さらに各ゾーンを同一長の複数のセク
タに分割し、記録密度を上げるために外周へいくほどセ
クタ数が多くなるよう構成される。本発明では、いずれ
の光ディスクにおいても、各セクタのヘッダ領域にプリ
ピットが形成されたトラックと各セクタのヘッダ領域に
はプリピットを持たないトラックとが交互に配置され、
狭トラック化しても隣接するトラックのプリピット信号
のクロストークによる信号読み取りエラーが発生しない
よう構成されている。
【0030】図1は、本発明の一実施例の情報記録媒体
の一部のトラックの拡大図で、あるセクタの冒頭部分を
その近傍において第(N−3)〜第(N+4)番目のト
ラックにわたって模式的に表現したものである。
【0031】図1において、各トラックの境界には情報
が記録されることのないグルーヴ2(案内溝)が設けら
れている。第(N−2)番目,第N番目,第(N+2)
番目,第(N+4)番目のトラックは各セクタのヘッダ
領域にプリピットを持たないトラックであり、これらと
隣接する第(N−3)番目,第(N−1)番目,第(N
+1)番目,第(N+3)番目のトラックは各セクタの
ヘッダ領域にプリピット1が形成されたトラックであ
る。
【0032】上記第(N−3)番目,第(N−1)番
目,第(N+1)番目,第(N+3)番目のトラックに
おいて、ヘッダ領域にプリピットにより書き込まれる内
容はそのセクタのトラックアドレス、セクタアドレスな
どの情報であり、従来のものと同様に記録される。一
方、ヘッダ領域にプリピットを持たない第(N−2)番
目,第N番目,第(N+2)番目,第(N+4)番目の
第Nトラックにおいては、トラック上にトラックアドレ
ス、セクタアドレスが記録されることはない。
【0033】上述のように本実施例の情報記録媒体はプ
リピットが形成されたトラックとプリピットを持たない
トラックとが交互に配置されるため、記録された情報の
再生は以下のようにして行われる。
【0034】第(N+1)番目のトラックのように各セ
クタのヘッダ領域にプリピットが形成されているトラッ
クについて記録情報の再生を行う場合は、そのヘッダ領
域に記録されたプリピットの内容からトラックアドレス
やセクタアドレスのヘッダ情報を得て再生が行われる。
一方、第N番目のトラックのように各セクタのヘッダ領
域にはプリピットを持たないトラックについて記録情報
の再生を行う場合は、そのトラック上にはヘッダ情報が
ないため、内周側および外周側に隣接する第(N−1)
番目および第(N+1)番目のトラックの各セクタのヘ
ッダ領域に形成されたプリピットのクロストークからそ
れらのトラックのヘッダ情報を得、その得られたヘッダ
情報を基に第N番目のトラックのヘッダ情報を得て再生
が行われる。
【0035】上述のように構成される本実施例の情報記
録媒体では、狭トラック化を図る場合のヘッダ領域にお
けるクロストークの許容値は、例えば第(N+1)番目
のトラックを再生する場合において、第(N−1)番目
および第(N+3)番目のトラックからのクロストーク
の影響がなければよいこととなる。よって、ヘッダ領域
におけるクロストークの許容値を従来のものよりも大き
くとることができ、許容値が大きくなった分トラクピッ
チを狭めることができる。
【0036】なお、ZCAVディスクとした場合には、
ゾーン境界にて隣接するトラックの各セクタのヘッダ領
域が周方向にずれるため、ゾーン境界の場所によっては
データ領域とヘッダ領域がディスク半径方向に隣接する
部分が存在する。このため、ZCAVディスクにおいて
狭トラック化を図る場合は、ゾーン境界には情報の書き
込みが行われることない空きトラックを設けることが望
ましい。
【0037】次に、図1に示す情報記録媒体を用いて、
上述のような情報再生を可能とする光学式情報記録再生
装置の具体的な実施例について説明する。
【0038】<光学式情報記録再生装置の実施例1>図
2は、本発明の第1の実施例の光学式情報記録再生装置
の概略構成を説明するための模式図である。本実施例の
光学式情報記録再生装置は、図1に示す情報記録媒体と
同様の構成の光磁気情報記録媒体に対して記録再生を行
うものである。
【0039】図2において、3は対物レンズ、4はレン
ズ、5は検光子、6,7はフォトダイオード等のディテ
クタである。なお、図中光源、コリメータレンズ、波長
板、プリズム類などは省略されている。
【0040】対物レンズ3はピックアップレンズで、情
報記録媒体の記録面に対して対向配置される。レンズ4
は、対物レンズ3からのピックアップ光を収束するため
のレンズで、このレンズ4により収束された光束は偏光
成分に応じて検光子5において反射および透過して2方
向に分けられている。これらによりピックアップ光学系
が構成されている。
【0041】ディテクタ6は検光子5により反射された
光束を受光するよう配置され、ディテクタ7は検光子5
を透過した光束を受光するよう配置されている。これら
ディテクタ6,7はそれぞれレンズ4の収束点よりもや
や離れた位置に配置されており、受光されるトラック像
に平行な分割線によって2分割されている。ここでは、
この2分割されたディテクタ6のそれぞれの受光部を
A,Bとし、その出力信号をそれぞれSA,SBとする。
同様に、2分割されたディテクタ7のそれぞれの受光部
をC,Dとし、その出力信号をそれぞれSC,SDとす
る。本実施例では、出力信号SA,SBの和をもってディ
テクタ6の出力とし、出力信号SC,SDの和をもってデ
ィテクタ7の出力とし、これら出力を基に不図示の情報
再生手段によって以下のように情報再生が行われる。
【0042】情報記録媒体のデータ領域より得られる光
磁気信号を再生する場合は、公知の光磁気信号差動検出
により得られる出力信号SA,SBの和と出力信号SC
Dの和との差動、即ち、 (SA+SB)−(SC+SD) をデータ再生信号として情報再生が行われる。
【0043】第(N−1)番目や第(N+1)番目のト
ラックなどのようなプリピットの配置されたトラックの
プリピットを再生する場合は、出力信号SA,SBの和と
出力信号SC,SDの和との和、即ち、 (SA+SB)+(SC+SD) をプリピット再生信号として情報再生が行われる。これ
によりヘッダ情報が再生される。
【0044】第N番目のトラックのようなプリピットを
持たないトラックについては、以下のようにしてヘッダ
情報が再生される。ここでは、第N番目のトラックを再
生する場合について説明する。
【0045】各ディテクタ6,7によって検出される光
束の分布には、盤上(情報記録媒体の記録面上)の検出
光スポットの状態が反映されているので、ディテクタ6
の受光部Aには第(N−1)番目のトラックに配置され
たプリピットからのクロストーク成分が多く照射され、
受光部Bには第(N+1)番目のトラックに配置された
プリピットからのクロストーク成分が多く照射される。
同様に、ディテクタ7の受光部Dには第(N−1)番目
のトラックに配置されたプリピットからのクロストーク
成分が多く照射され、受光部Cには第(N+1)番目の
トラックに配置されたプリピットからのクロストーク成
分が多く照射される。よって、出力信号SA,SDから第
(N−1)番目のトラックに配置されたプリピットの情
報を選択的に検出でき、出力信号SB,SCから第(N+
1)番目のトラックに配置されたプリピットの情報を選
択的に検出できる。
【0046】上記のことから、第N番目のトラックにお
いてヘッダ情報を再生する場合は、内周側および外周側
に隣接する第(N−1)番目および第(N+1)番目の
トラックのプリピット信号(ヘッダ情報)をそれぞれ検
出し、双方の情報を基に第N番目のトラックのヘッダ情
報の再生が行われる。このようにして、現在読んでいる
セクタのアドレスなどの必要な情報を得る。
【0047】なお、第N番目のトラック等プリピットを
持たないトラックを再生する際のヘッダ情報はクロスト
ーク成分であるため、第(N−1)番目や第(N+1)
番目のトラックのヘッダ領域を再生して得られるヘッダ
情報に比べて変調強度は小さなものとなる。そのため、
直接プリピット信号が読み取られるトラックとクロスト
ロークで読み取られるトラックとでは、再生されるピッ
ト信号に応じてアナログ波形の2値化スライスレベルの
設定を替える必要がある。このアナログ波形の2値化ス
ライスレベルの設定を替える方法としては、例えば信号
レベル(振幅)に合わせてスライスレベルを自動調整す
るようにすればよい。
【0048】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断をトラ
ックを実際に読んでから判断するようにすると、信号再
生処理に時間がかかってしまう。このような場合には、
情報記録媒体を装置にローディング後、最初だけトラッ
クを実際に読んでトラックの状態を知り、その後はその
トラックを基準に常にトラックをカウントしてやれば、
奇数番目か偶数番目かに応じて現在読もうとしているト
ラックがプリピットのあるトラックかそうでないトラッ
クかを事前に知ることができ、信号再生処理にかかる時
間を短縮することができる。
【0049】<光学式情報記録再生装置の実施例2>図
3は、本発明の第2の実施例の光学式情報記録再生装置
の概略構成を説明するための模式図である。
【0050】本実施例の光学式情報記録再生装置は、相
変化型情報記録媒体に対して記録再生を行う光学式情報
記録再生装置である。その構成は、検光子5およびディ
テクタ7が設けられていない以外は、上述の第1の実施
例の光学式情報記録再生装置と同様のものである。図
中、同じ構成要素については同じ符号を付してある。こ
こでいう相変化型情報記録媒体とは、記録膜にレーザ光
等を照射して熱を加えることによって記録膜の相(結晶
状態とアモルファス状態)を変化させ、データを記録す
る光ディスクのことをいう。
【0051】ディテクタ6は、第1の実施例にて説明し
たように受光部Aと受光部Bに分割されており、その出
力信号SA,SBの和をもって出力としている。本実施例
では、データ領域における相変化信号の再生、プリピッ
トの配置された第(N−1)番目や第(N+1)番目の
トラックのプリピット信号の再生のいずれの場合におい
ても、このディテクタ6の出力信号SA,SBの和、即
ち、 SA+SB をもってデータ再生信号およびプリピット再生信号(ヘ
ッダ情報)とし、不図示の情報再生手段により情報の再
生が行われる。
【0052】第N番目のトラックのようなプリピットを
持たないトラックについては、以下のようにしてヘッダ
情報が再生される。ここでは、第N番目のトラックを再
生する場合について説明する。
【0053】ディテクタ6によって検出される光束の分
布には、盤上(情報記録媒体の記録面上)の検出光スポ
ットの状態が反映されているので、ディテクタ6の受光
部Aには第(N−1)番目のトラックに配置されたプリ
ピットからのクロストーク成分が多く照射され、受光部
Bには第(N+1)番目のトラックに配置されたプリピ
ットからのクロストーク成分が多く照射される。このこ
とから、第N番目のトラックにおいては、受光部Aから
の出力信号SAによって内周側に隣接した第(N−1)
番目のトラックに配置されたプリピットの情報が検出さ
れ、また受光部Bからの出力信号SBによって外周側に
隣接した第(N+1)番目のトラックに配置されたプリ
ピットの情報が検出される。
【0054】したがって、第N番目のトラックについて
プリピット信号を再生する場合は、内周側および外周側
に隣接する第(N−1)番目および第(N+1)番目の
トラックのプリピット信号(ヘッダ情報)のクロストー
クを上記のようにして検出し、これらの情報を基に第N
番目のプリピット信号(ヘッダ情報)の再生が行われ
る。このようにして、現在読んでいるセクタについての
アドレス情報など必要な情報を得る。
【0055】本実施例の場合においても、上述の第1の
実施例の場合と同様、直接プリピット信号が読み取られ
るトラックとクロストロークで読み取られるトラックと
では再生信号の変調強度が異なるため、2値化スライス
レベルの設定は、信号レベル(振幅)に合わせて自動調
整することが望ましい。
【0056】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断も、第
1の実施例の場合と同様に、最初だけトラックを実際に
読んで、その後はそのトラックを基準に常にトラックを
カウントして判断するようにすることが望ましい。
【0057】<光学式情報記録再生装置の実施例3>図
4は、本発明の第3の実施例の光学式情報記録再生装置
の概略構成を説明するための模式図である。
【0058】本実施例の光学式情報記録再生装置は、光
磁気情報記録媒体に対して記録再生を行う光学式情報記
録再生装置である。その構成は、後述するトラッキング
エラー信号を検出する手段が設けられている以外は、上
述の第1の実施例の光学式情報記録再生装置と同様のも
のである。図中、同じ構成要素については同じ符号を付
してある。
【0059】この光学式情報記録再生装置では、ディテ
クタ6からの出力信号SA,SBおよびディテクタ7から
の出力信号SC,SDが再生信号として用いられるほか、
トラッキングエラー信号としても用いられる。
【0060】図4において、トラッキングエラー信号を
検出するための手段は、ディテクタ6からの出力信号S
Aを一方の入力とし、ディテクタ7からの出力信号SD
他方の入力とするアンプ11と、ディテクタ6からの出
力信号SBを一方の入力とし、ディテクタ7からの出力
信号SCを他方の入力とするアンプ12と、アンプ11
の出力をロウパスフィルタ(以下、LPFと称す)13
を介して一方の入力とし、アンプ12の出力をLPF1
4を介して他方の入力とする差動アンプ15とにより構
成されている。
【0061】以下、上述の光学式情報記録再生装置にお
けるトラッキングエラー信号の検出について説明する。
なお、ヘッダ領域および記録領域の磁気信号の再生につ
いては、上述の第1の実施例の場合と同様の処理となる
ため、ここではその説明については省略する。
【0062】ディテクタ6,7を用いてトラッキングエ
ラー信号を検出する場合は、ディテクタ6からの出力信
号SAとディテクタ7からの出力信号SDとをアンプ11
により加算し(SA+SD)、ディテクタ6からの出力信
号SBとディテクタ7からの出力信号SCとをアンプ12
により加算し(SB+SC)、これら加算されたものをそ
れぞれLPF13,14に通してサーボ信号帯域のみ通
過させ、差動アンプ15にてこれらの差動分を検出す
る。この差動アンプ15の出力、すなわち、 (SA−SB)−(SC−SD) をトラッキングエラー信号として取り出す。ここで、
(SA−SB)の位相φに対し(SC−SD)は逆位相−φ
となっており、両者の位相差は2φとなることからプッ
シュプル動作が可能で、トラッキングエラー信号をプッ
シュプル信号として効率よく取り出すことができる。
【0063】なお、本実施例の場合においても、上述の
第1の実施例の場合と同様、直接プリピット信号が読み
取られるトラックとクロストロークで読み取られるトラ
ックとでは再生信号の変調強度が異なるため、2値化ス
ライスレベルの設定は、信号レベル(振幅)に合わせて
自動調整することが望ましい。
【0064】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断も、第
1の実施例の場合と同様に、最初だけトラックを実際に
読んで、その後はそのトラックを基準に常にトラックを
カウントして判断するようにすることが望ましい。
【0065】<光学式情報記録再生装置の実施例4>図
5は、本発明の第4の実施例の光学式情報記録再生装置
の概略構成を説明するための模式図である。
【0066】本実施例の光学式情報記録再生装置は、相
変化型情報記録媒体が用いられる光学式情報記録再生装
置である。その構成は、後述するトラッキングエラー信
号を検出する手段が設けられている以外は、上述の第2
の実施例の光学式情報記録再生装置と同様の構成となっ
ている。図中、同じ構成要素については同じ符号を付し
てある。
【0067】この光学式情報記録再生装置では、ディテ
クタ6からの出力信号SA,SBが再生信号として用いら
れるほか、トラッキングエラー信号としても用いられ
る。
【0068】図5において、トラッキングエラー信号を
検出するための手段は、ディテクタ6からの出力信号S
AをLPF23を介して一方の入力とし、出力信号SB
LPF24を介して他方の入力とし、これらの差動分を
トラッキングエラー信号として出力する差動アンプ25
により構成されている。
【0069】以下、上述のように構成される光学式情報
記録再生装置によるトラッキングエラー信号の検出につ
いて説明する。なお、ヘッダ領域および記録領域の磁気
信号の再生については、上述の第2の実施例の場合と同
様の処理となるため、ここではその説明については省略
する。
【0070】トラッキングエラー信号を検出する場合
は、ディテクタ6からの出力信号SA,SBをそれぞれL
PF23,24に通してサーボ信号帯域のみ通過させ、
差動アンプ25にてこれらの差動分を検出する。この差
動アンプ25の出力、すなわち、 SA−SB をトラッキングエラー信号として取り出す。本実施例の
場合も第3の実施例の場合と同様プッシュプル動作が可
能で、トラッキングエラー信号をプッシュプル信号とし
て効率よく取り出すことができる。
【0071】なお、本実施例の場合においても、上述の
第1の実施例の場合と同様、直接プリピット信号が読み
取られるトラックとクロストロークで読み取られるトラ
ックとでは再生信号の変調強度が異なるため、2値化ス
ライスレベルの設定は、信号レベル(振幅)に合わせて
自動調整することが望ましい。
【0072】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断も、第
1の実施例の場合と同様に、最初だけトラックを実際に
読んで、その後はそのトラックを基準に常にトラックを
カウントして判断するようにすることが望ましい。
【0073】<光学式情報記録再生装置の実施例5>上
述した光学式情報記録再生装置の実施例1〜4では2分
割されたディテクタが使用されているが、本実施例で
は、分割されていないディテクタが用いられる。
【0074】図6は、本発明の第5の実施例の光学式情
報記録再生装置の概略構成を説明するための模式図であ
る。
【0075】本実施例の光学式情報記録再生装置は、光
磁気情報記録媒体に対して記録再生を行う光学式情報記
録再生装置である。その構成は、ディテクタ6,7に代
えて分割されていないディテクタ16,17が設けられ
ている以外は、上述の第1の実施例の光学式情報記録再
生装置と同様の構成のものである。図中、同じ構成要素
については同じ符号を付してある。
【0076】図7は、図6に示す光学式情報記録再生装
置における情報再生を説明するための図で、(a)は図
1示した情報記録媒体と同様の構成の記録媒体の一部の
トラックの拡大図で、あるセクタの冒頭部分をその近傍
において第(N−1)〜第(N+1)番目のトラックに
わたって模式的に表現したもの、(b)は(a)に示す
各トラックのヘッダ領域を再生した際の再生信号の波形
を示したものである。各トラックの境界には図1に示し
た情報記録媒体と同様、情報が記録されることのないグ
ルーヴ2’(案内溝)が設けられている。第N番目のト
ラックは各セクタのヘッダ領域にプリピットを持たない
トラックであり、これと隣接する第(N−1)番目およ
び第(N+1)番目のトラックは各セクタのヘッダ領域
にプリピット1’が形成されたトラックである。第(N
−1)番目,第N番目,第(N+1)番目のトラックを
再生した信号が再生信号a,b,cである。なお、再生
信号bは、再生信号a,bのクロストーク信号である。
【0077】本実施例の光学式情報記録再生装置におい
ては、各トラックの記録情報を再生する場合は、各ディ
テクタ16,17の出力の和をもって再生信号とする。
以下、図7を参照して、第(N−1)〜(N+1)番目
のトラックのプリピット信号の再生について具体的に説
明する。
【0078】プリピットの配置された第(N−1)番目
および第(N+1)番目のトラックのヘッダ領域を再生
する場合には、再生信号a,cのようなプリピット再生
信号が得られ、これを基にセクタアドレス、トラックア
ドレスを得ることができる。
【0079】一方、第N番目のトラックなどプリピット
を持たないトラックのヘッダ領域を再生した場合には、
第(N−1)番目,第(N+1)番目の両トラックから
のクロストーク信号である再生信号bが得られることと
なる。そのため、本実施例では、再生信号bからについ
ては、符号化装置(不図示)による符号化処理の段階
で、第(N−1)番目,第(N+1)番目の両トラック
からのクロストーク信号から第Nトラックに関するセク
タアドレス、トラックアドレスが認識できるように符号
化処理を行い、これにより、第Nトラックに関するセク
タアドレス、トラックアドレスを認識するようにする。
【0080】なお、プリピットが形成されるトラックに
おけるプリピットの形成を以下のようにすることによ
り、上記のような符号化処理を用いずに、プリピットを
持たないトラックに関するセクタアドレス、トラックア
ドレスを、その内周側および外周側に隣接するプリピッ
トが形成されたトラックからのクロストーク信号から簡
単に得ることができる。
【0081】第N番目のトラックのヘッダ領域におい
て、第(N−1)番目のトラックのプリピットからのク
ロストーク信号と第(N+1)番目のトラックのプリピ
ットからのクロストーク信号とが重ならないように、第
(N−1)番目,第(N+1)番目のトラックのプリピ
ットをトラックの周方向にずらして形成する。そのプリ
ピットの形成の一例として、図7(a)において第(N
−1)番目,第(N+1)番目のトラックのプリピット
をトラックの周方向にずらしたものを図8(a)に示
し、その再生信号を図8(b)に示す。
【0082】図8(a)に示すようにプリピットを形成
することにより、プリピットを持たない第N番目のトラ
ックのヘッダ領域を再生した場合には、第(N−1)番
目のトラックのヘッダ領域に形成されたプリピット信号
が再生され、続いて第(N+1)番目のトラックのヘッ
ダ領域に形成されたプリピット信号が再生されることと
なり(図8(b)参照)、これら再生されたプリピット
再生信号を基に簡単に第Nトラックに関するセクタアド
レス、トラックアドレスを得ることができる。
【0083】上記の場合、トラックの各セクタのヘッダ
領域は多少大きなものとなるが、本発明の効果である記
録容量の増加を考えると問題とはならない。
【0084】なお、本実施例の場合においても、上述の
第1の実施例の場合と同様、直接プリピット信号が読み
取られるトラックとクロストロークで読み取られるトラ
ックとでは再生信号の変調強度が異なるため、2値化ス
ライスレベルの設定は、信号レベル(振幅)に合わせて
自動調整することが望ましい。
【0085】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断も、第
1の実施例の場合と同様に、最初だけトラックを実際に
読んで、その後はそのトラックを基準に常にトラックを
カウントして判断するようにすることが望ましい。
【0086】<光学式情報記録再生装置の実施例6>図
9は、本発明の第6の実施例の光学式情報記録再生装置
の概略構成を説明するための模式図である。
【0087】本実施例の光学式情報記録再生装置は、相
変化型情報記録媒体に対して記録再生を行う光学式情報
記録再生装置である。その構成は、検光子5およびディ
テクタ17が設けられていない以外は、上述の第5の実
施例の光学式情報記録再生装置と同様のものとなってい
る。図中、同じ構成要素については同じ符号を付してあ
る。
【0088】本実施例の光学式情報記録再生装置におい
ては、各トラックの記録情報を再生する場合は、ディテ
クタ16の出力をもって再生信号とする。本実施例にお
いても、図7(a)または図8(a)に示す第(N−
1)番目や第(N+1)番目トラックなどプリピットの
配置されたトラックのヘッダ領域を再生した場合には、
上述の第5の実施例の場合と同様、図7(b)または図
8(b)に示す再生信号a,cのようなプリピット再生
信号が得られ、これを基にセクタアドレス、トラックア
ドレスを得る。
【0089】図7(a)に示す第N番目のトラックのヘ
ッダ領域を再生した場合には、図7(b)に示す再生信
号bが得られ、上述の第5の実施例の場合と同様に、こ
れを符号化装置(不図示)により第Nトラックに関する
セクタアドレス、トラックアドレスが認識できるように
符号化することにより、第Nトラックに関するセクタア
ドレス、トラックアドレスの認識が行われる。また、図
8(a)に示す第N番目のトラックのヘッダ領域を再生
した場合には、図8(b)に示す再生信号bが得られ、
これを基にセクタアドレス、トラックアドレスを得る。
【0090】なお、本実施例の場合においても、上述の
第1の実施例の場合と同様、直接プリピット信号が読み
取られるトラックとクロストロークで読み取られるトラ
ックとでは再生信号の変調強度が異なるため、2値化ス
ライスレベルの設定は、信号レベル(振幅)に合わせて
自動調整することが望ましい。
【0091】また、現在読んでいるトラックがプリピッ
トのあるトラックかそうでないトラックかの判断も、第
1の実施例の場合と同様に、最初だけトラックを実際に
読んで、その後はそのトラックを基準に常にトラックを
カウントして判断するようにすることが望ましい。
【0092】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0093】請求項1および請求項2に記載の光学的情
報記録媒体においては、狭トラック化を行う場合のトラ
ックピッチは、セクタにプリピットによるヘッダ情報が
形成されたトラック(1トラック置き)間のプリピット
信号のクロストーク量、もしくはデータ領域におけるピ
ット信号(光磁気信号)のクロストーク量により決定さ
れるので、トラックピッチの幅を従来のものより狭いも
のとすることができ、記録容量を増大することができる
という効果がある。
【0094】請求項3に記載の光学的情報記録媒体にお
いては、上記効果を奏する相変化型情報記録媒体を提供
できる。
【0095】請求項4に記載の光学的情報記録媒体にお
いては、上記効果を奏する光磁気情報記録媒体を提供で
きる。
【0096】請求項5に記載の光学式情報記録再生装置
においては、プリピットによるヘッダ情報が形成されて
いないトラックを再生する際は、そのトラックの内周側
および外周側に隣接するトラックの各セクタのヘッダ情
報をクロストーク信号を検出することによりヘッダ情報
を得ることができるので、上記請求項1から請求項4に
記載の光学的情報記録媒体に対して情報の読み出しを行
うことができる情報記録再生装置を提供できるという効
果がある。
【0097】請求項6に記載のものにおいては、相変化
型情報記録媒体に対して記録再生を行うことができる光
学式情報記録再生装置を提供できる。
【0098】請求項8および請求項9に記載のものにお
いては、光磁気情報記録媒体に対して記録再生を行うこ
とができる光学式情報記録再生装置を提供できる。
【0099】請求項7および請求項10に記載の光学式
情報記録再生装置においては、光検出器によって検出さ
れた光検出信号からトラッキングエラー信号を得ること
ができるので、トラッキングエラー信号を得るために特
別な装置が必要なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報記録媒体の一部のトラ
ックの拡大図である。
【図2】本発明の第1の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図3】本発明の第2の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第3の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図5】本発明の第4の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図6】本発明の第5の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図7】図6に示す光学式情報記録再生装置における情
報再生を説明するための図で、(a)は図1示した情報
記録媒体と同様の構成の記録媒体の一部のトラックの拡
大図、(b)は(a)に示す各トラックのヘッダ領域を
再生した際の再生信号の波形図を示したものである。
【図8】(a)は、図7(a)において第(N−1)番
目,第(N+1)番目のトラックのプリピットをトラッ
クの周方向にずらしたプリピットの形成の一例、(b)
は(a)に示す各トラックのヘッダ領域を再生した際の
再生信号の波形図を示したものである。
【図9】本発明の第6の実施例の光学式情報記録再生装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 プリピット 2 グルーヴ 3 対物レンズ 4 レンズ 5 検光子 6,7,16,17 ディテクタ 11,12 アンプ 13,14,23,24 LPF 15,25 差動アンプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックが同心的もしくは螺旋状
    に形成され、かつディスク半径方向にディスク中心を中
    心点として所定の角度で分割され、1トラックあたりの
    セクタ数がディスクの内周から外周まで一定とされるデ
    ィスク状の光学的情報記録媒体において、 前記複数のトラックのセクタへのプリピットの形成が1
    トラック置きになされていることを特徴とする光学的情
    報記録媒体。
  2. 【請求項2】 複数のトラックが同心的もしくは螺旋状
    に形成されてゾーン分割され、各ゾーン毎にトラックが
    ディスク半径方向にディスク中心を中心点として所定の
    角度で分割され、1トラックあたりのセクタ数がゾーン
    の内周から外周まで一定で、かつ各ゾーンのセクタ数が
    異なるディスク状の光学的情報記録媒体において、 前記複数のゾーンの複数のトラックのセクタへのプリピ
    ットの形成が1トラック置きになされていることを特徴
    とする光学的情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光学的
    情報記録媒体において、光学的情報記録媒体は相変化型
    情報記録媒体であることを特徴とする光学的情報記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の光学的
    情報記録媒体において、光学的情報記録媒体は光磁気情
    報記録媒体であることを特徴とする光学的情報記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の光学的情報記録媒体に対して情報の記録および再
    生を行う光学式情報再生装置であって、 前記光学的情報記録媒体の記録面に対向して配置される
    ピックアップ光学系と、 前記ピックアップ光学系からのピックアップ光を受光し
    て光検出信号を出力する光検出器と、 前記光検出器からの光検出信号を基に前記記録面に記録
    された情報を再生する情報再生手段とを有し、 前記情報再生手段は、前記光学的情報記録媒体の複数の
    トラックのうちのセクタにプリピットによるヘッダ情報
    が形成されていないトラックの再生を行う場合には、該
    ヘッダ情報が形成されていないトラックの内周側および
    外周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関するク
    ロストーク信号からヘッダ情報を再生することを特徴と
    する光学式情報再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光学式情報記録再生装
    置において、 光学的情報記録媒体が相変化型情報記録媒体であり、 光検出器は、ピックアップ光を受光する受光面が該受光
    面上に結像されるトラック像に平行な分割線によって2
    分割された第1および第2の受光部よりなり、 情報再生手段は、前記第1および第2の受光部からの光
    検出信号の和を基に情報を再生し、セクタにプリピット
    によるヘッダ情報が形成されていないトラックの再生を
    行う場合には、該ヘッダ情報が形成されていないトラッ
    クの内周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関す
    るクロストーク信号を前記第1および第2受光部の一方
    の受光部から得、外周側に隣接するトラックからのヘッ
    ダ情報に関するクロストーク信号を他方の受光部から得
    ることを特徴とする光学式情報再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光学式情報記録再生装
    置において、 第1および第2の受光部からの光検出信号が入力される
    第1および第2のローパスフィルタと、 前記第1および第2のローパスフィルタの出力を入力と
    し、これらの差動分を出力する差動アンプと、をさらに
    有し、 前記差動アンプの出力をトラッキングエラー信号として
    用いることを特徴とする光学式情報再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の光学式情報記録再生装
    置において、 光学的情報記録媒体が光磁気情報記録媒体であり、 偏光成分に応じてピックアップ光を異なる方向に分離す
    る検光子と、 前記検光子によって分離されたピックアップ光をそれぞ
    れ受光して光検出信号を出力する第1および第2の光検
    出器と、を有し、 情報再生手段は、前記第1および第2光検出器からの光
    検出信号を基に記録面に記録された情報を再生すること
    を特徴とする光学式情報再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光学式情報記録再生装
    置において、 第1および第2の光検出器は、それぞれ受光面が該受光
    面上に結像されるトラック像に平行な分割線によって2
    分割された第1および第2の受光部および第3および第
    4の受光部よりなり、 前記第1乃至第4の受光部は、第1の受光部と第3の受
    光部が受光面に結像されるトラック像の内周側を受光
    し、第2の受光部と第4の受光部がトラック像の外周側
    を受光するよう配置され、 情報再生手段は、前記第1乃至第4の受光部からの光検
    出信号を基に情報を再生し、セクタにプリピットによる
    ヘッダ情報が形成されていないトラックの再生を行う場
    合には、該ヘッダ情報が形成されていないトラックの内
    周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関するクロ
    ストーク信号を前記第1および第3の受光部から得、外
    周側に隣接するトラックからのヘッダ情報に関するクロ
    ストーク信号を前記第1および第3の受光部から得るこ
    とを特徴とする光学式情報再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光学式情報記録再生
    装置において、 前記第1および第3の受光部からの光検出信号を入力と
    し、これらの和を出力とする第1のアンプと、 前記第2および第4の受光部からの光検出信号を入力と
    し、これらの和を出力とする第2のアンプと、 前記第1および第2のアンプの出力が入力される第1お
    よび第2のローパスフィルタと、 前記第1および第2のローパスフィルタの出力を入力と
    し、これらの差動分を出力する差動アンプと、をさらに
    有し、 前記差動アンプの出力をトラッキングエラー信号として
    用いることを特徴とする光学式情報再生装置。
JP7856795A 1995-04-04 1995-04-04 光学的情報記録媒体およびこれを用いた光学式情報記録再生装置 Pending JPH08279158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6687200B1 (en) 1999-06-23 2004-02-03 Minolta Co., Ltd. Recording/reproducing apparatus for recording data in recording pits

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