JPH08275799A - リーシュマニアの検出用ポリヌクレオチド及びリーシュマニア原虫の検出方法 - Google Patents

リーシュマニアの検出用ポリヌクレオチド及びリーシュマニア原虫の検出方法

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JPH08275799A
JPH08275799A JP7079087A JP7908795A JPH08275799A JP H08275799 A JPH08275799 A JP H08275799A JP 7079087 A JP7079087 A JP 7079087A JP 7908795 A JP7908795 A JP 7908795A JP H08275799 A JPH08275799 A JP H08275799A
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dna
leishmania
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Hideyuki Satani
秀行 佐谷
Tatsuyuki Mimori
龍之 三森
Motomi Nakada
元巳 中田
Haruichiro Sasaki
治一郎 佐々木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、リーシュマニア感染の有無および
種の同定を確実かつ迅速に、さらに大規模に判定可能と
する方法を提供することにある。 【構成】 7種のリーシュマニアに共通の特異的なDN
Aを検索し、単離し、塩基配列を同定し、さらに該DN
Aを増幅可能な検出用プローブとしてのポリヌクレオチ
ドを選択合成することにより、被検体のリーシュマニア
感染の有無、および種類を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリーシュマニア原虫に特
異的なDNA及び該DNAを利用してリーシュマニア原
虫を検索する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リーシュマニア症は、 Leishmania 属の
原虫の感染によって引き起こされる疾患であり(例え
ば、医科学大辞典 49、ENCYCLOPEDIA OF MEDICAL SC
IENCES,1993, 4月発行、講談社)、世界で 1,200万人
以上の患者がいると推定されており、WHOの重要指定
疾患の1つに挙げられている。
【0003】このリーシュマニア原虫は形態的には、ア
マスティゴート型とプロマスティゴート型の2型をとる
が、これらの原虫は適当な培地に移植されるとすべてプ
ロマスティゴート型となって増殖することが知られてい
る。
【0004】さらにヒトに感染する種類は従来からドノ
バンリーシュマニア、熱帯リーシュマニアおよびブラジ
ルリーシュマニアの3種が知られている。
【0005】しかしながら、これら3種は形態的にはま
ったく区別がつけられなかったが、近年免疫学、生化学
的手法によりこれらの種には亜種や変種が存在すること
が明かとなってきた。
【0006】この病原体の検出方法としては、直接原虫
を検出する方法と、免疫反応その他により間接的に原虫
の感染を推定する方法等が行われている。
【0007】このうち、直接検出する方法は確実ではあ
るが、時間および操作の煩雑さなどから短時間で大規模
に実施することは困難である。
【0008】また間接的な検出方法としては、 Chopra
のアンチモン反応、Napierのアルデヒド反応、Branchar
i のユーグロブリン反応等が知られている。
【0009】さらに免疫学的方法としては、補体結合反
応、間接赤血球凝集反応、間接免疫蛍光法が知られてい
る。
【0010】また、最終的な種の同定には、免疫反応と
ともに、培養原虫を用いて Adler'stest,キネトプラス
トDNAの Buoyant-Densityの測定、各種アイソザイム
isozymeの分析などによって行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上まとめた従来のリ
ーシュマニア原虫のいくつかの検出方法は、精度、感
度、作業性等の点で実用的ではなく、そのためリーシュ
マニア感染を防ぐ有力な手段である集団検診には使用で
きないという問題点があった。
【0012】さらに最終的な種の同定は、特に感染後の
治療法の選択または確立にとって重要であるにもかかわ
らず、実用的に使用可能な同定方法はいまだ確立されて
いないという問題があった。
【0013】本発明の目的は以上の問題点に鑑み、リー
シュマニア感染の有無および種の同定が、確実に、迅速
に、かつ大規模に判定可能である方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種のリーシ
ュマニアに特異的なDNAを検索して単離し、塩基配列
を同定し、さらに該DNAを遺伝子増幅可能とする検出
用プローブを用いることで、被検体中のリーシュマニア
感染の有無、および種類を判断する手法を提供するもの
である。
【0015】さらに詳しくは、本発明は、分子中に少な
くとも、 CTGTGTTAAT CTCAGTCGTC CTTCTCTTCT CTTCTGACTG GCTCGGCGCT CGGTACCGCT TCTCGTTTCG CTTTGAACGG GAGAGCGGAG GAGAACGAGG AGGTGGGCGT ATCTGCTGAT GAGAGCGGTC GGATCTGCAT GCATCACCGG TCCCTCGGAT GCACACACAT ACACACACAC TCGGCCCGCA GTCCCTCGCT TTGTGCCGCC TTTTTTCTTG TCTTGCCTTA CGCCATGTAC TGCGACCACC CACACACACA CAC の塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチドに
関するものである。
【0016】また、本発明は、分子中に少なくとも、上
記の塩基配列であるポリヌクレオチドとハイブリダイズ
する塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチド
に係るものである。
【0017】さらに、本発明は、分子中に少なくとも、
上記塩基配列と相補的な塩基配列であるポリヌクレオチ
ドとハイブリダイズする塩基配列を含むことを特徴とす
るポリヌクレオチドに関するものである。
【0018】また、本発明は、上記3種類の塩基配列か
ら選ばれる連続した少なくとも15の塩基からなるポリ
ヌクレオチドまたは相補的ポリヌクレオチドに係るもの
である。
【0019】さらに、本発明は、塩基配列が、CTGACTGG
CT CGGCGCTCGG TAC であるポリヌクレオチドに係るもの
である。
【0020】また本発明は、塩基配列が、GGTCGCAGAA C
ATGGCGTAA GGであるポリヌクレオチドに係るものであ
る。
【0021】さらに本発明は、分子中に少なくとも、 GTTCATGCAC GCCACTACTT GCAAGGGTCA CTCGGCATTT TGCGAGGATA AAGGGAAAGA GTTGACATTG CGGCGGAGGT TAGACATGCA AGTCAGGGCA CGGATGTGCG CCATCTCGTA CCCTG の塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチドに
係るものである。
【0022】また本発明は、分子中に少なくとも、上の
塩基配列であるポリヌクレオチドとハイブリダイズする
塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチドに関
するものである。
【0023】さらに、本発明は、分子中に少なくとも、
上記に記載の塩基配列と相補的な塩基配列であるポリヌ
クレオチドとハイブリダイズする塩基配列を含むことを
特徴とするポリヌクレオチドに係るものである。
【0024】さらに本発明は、上記3種類のいずれかに
記載の塩基配列から選ばれる連続した少なくとも15の
塩基からなるポリヌクレオチドまたは相補的ポリヌクレ
オチドに係るものである。
【0025】また本発明は、塩基配列が、GTTCATGCAC G
CCACTACTT GCAAGGであるポリヌクレオチドに係るもので
ある。
【0026】さらに本発明は、塩基配列が、CAGGGTACGA
GATGGCGCAC ATCCであるポリヌクレオチドに係るもので
ある。
【0027】また本発明は、被検体に含有されるリーシ
ュマニア原虫由来のDNAを鋳型とした遺伝子増幅反応
により増幅したリーシュマニア原虫由来のDNAまたは
該DNA由来のポリヌクレオチドを検出することによ
り、被検体中のリーシュマニア原虫由来のDNAまたは
該DNA由来のポリヌクレオチドを検出する方法に係る
ものである。
【0028】以下本発明をさらに詳しく説明する。
【0029】(リーシュマニア原虫、種類、培養)本発
明に係るリーシュマニア原虫の種類は以下の7種類であ
る。
【0030】 L. braziliensis panamensis (MHOM/PA/71/LS94) L. braziliensis braziliensis (MHOM/BR/75/M2904) L. braziliensis guyanensis (MHOM/BR/75/M4147) L. mexicana mexicana (MNYC/BZ/62/M379) L. mexicana aristedesi (MORY/PA/68/GML3) L. mexicana amazonensis (MHOM/BR/73/M2269) L. major (MHOM/SU/73/5ASKH) L. chagasi (MHOM/BR/74/PP75) (遺伝子(DNA)の抽出)本発明においては、これら
の原虫からDNAを分離精製する方法は特に制限されな
い。フェノールクロロフォルム法を好適に使用可能であ
る。
【0031】(アービトラリプライマー遺伝子増幅反応
用プライマー(AP−PCRプライマ))本発明におい
て、リーシュマニアに共通するDNAを検索するため
に、遺伝子増幅方法を使用するが、このためのアービト
ラリプライマは特に制限されない。
【0032】例えば本発明においては、任意選択して以
下の6種類のプライマーを使用する。
【0033】 INV-1 (5'-ACCGGAATTCTTGGCTGTTGGCACGATGAG-3') INV-2 (5'-TTGCAAGCTTTTATCTGGTTATATTGACAG-3') LS-3 (5'-AAGTGTTGATACCCACTTTGT-3') LS-2 (5'-CAATGGGTTACTGTTACAAC-3') MS2-F (5'-CCTTAGGTTCTGGTAATGAC-3') MS2-R (5'-GGGTGCAATCTCACTGGGAC-3') これら6種類のプライマは、7種類のリーシュマニア原
虫に共通のDNAと、ブラジル型リーシュマニアにのみ
特異的なDNAを見いだす目的に使用可能である。
【0034】(遺伝子増幅反応の条件の検討)遺伝子増
幅の条件はSakai 等の方法(Sakai,et.al.,Science、23
0 、1350,1985 、Sakai,et.al.,Science, 2 39 ,487,198
8)、または成書(例えばMolecular Cloning, Cold Spri
ng Harbor Laboratory Press,2nd ed., 1989) に準じて
検討し、設定可能である。
【0035】本発明においては、この条件は例えば以下
のものが好適に使用可能である。
【0036】DNAポリメラーゼの条件として、 (1)94℃、5分で1サイクル (2)94℃、1分;37℃、1分;72℃、1分を1
0サイクル (3)94℃、1分;60℃、1分;72℃、7分を3
0サイクル (4)72℃、7分で1サイクル (5)15℃で保存 が好適に使用可能である。
【0037】(リーシュマニア原虫DNAフラグメント
の検出)遺伝子増幅反応処理後の試料は、例えばポリア
クリルアミドゲル電気泳動(PAGE)で分離分析可能
であり(例えばMolecular Cloning, Cold Spring Harbo
r Laboratory Press, 194-196, 1982 、6、36章) 、
各バンドの同定は例えばエチジウムブロミド染色法(例
えばMolecular Cloning, Cold Spring Harbor Laborato
ry Press, 194-196, 1982 )にて染色することにより可
能である。
【0038】電気泳動パターンに基づき増幅されたDN
Aを比較することで、リーシュマニアに共通するDN
A、またはリーシュマニアの特定の型に特異的なDNA
を選びだすことが可能である。
【0039】例えば、本発明においては、図1に示した
ように、上記の6種類のプライマのうち、LS−3プラ
イマを使用することにより特定のバンドのDNA(F4
とする)をすべてのリーシュマニアに共通して増幅し、
さらに特定のバンドのDNA(F10とする)をブラジ
ル型リーシュマニアに共通して増幅することが可能とな
る。
【0040】(リーシュマニアに特異的なDNAの塩基
配列決定)リーシュマニアに特異的な上記のF4、およ
びF10のバンドのDNAの塩基配列の決定方法は、本
発明においては特に制限されず、マキシムギルバート
法、サンガー法、DNAシークエンサー等による塩基配
列決定方法が使用可能である。
【0041】例えばABI製のモデル373ADNAシ
ーケンサーが好適に使用可能である。
【0042】例えば本発明においては、上記ABI製の
モデル373ADNAシーケンサーを使用して上記の2
種類のDNA、F10,F4の塩基配列が決定され、そ
れぞれ配列表1、2に記載の塩基配列を得る。
【0043】(リーシュマニアに特異的なDNAの検出
用ポリヌクレオチドの選択)被検体中のリーシュマニア
に特異的なDNAを遺伝子増幅反応を利用して検出する
ための検出用ポリヌクレオチドプライマー(フォワード
プライマー、バックプライマー)は、上記の方法で決定
されたリーシュマニアに特異的なDNAの塩基配列から
選ぶことが可能である。
【0044】例えば本発明においては、DNAバンドF
4の検出用として塩基配列が配列表5および配列表6に
記載のポリヌクレオチドを選択することが可能である。
【0045】またDNAバンドF10の検出用として塩
基配列が配列表2および配列表3に記載のポリヌクレオ
チドを選択することが可能である。
【0046】選択されたポリヌクレオチドは、DNA自
動合成機等の方法で一般に合成可能である。
【0047】本発明においては、ABI社製392DN
A/RNA合成機を使用して可能である。
【0048】さらに得られたリーシュマニアに特異的な
DNAの検出用ポリヌクレオチドプライマーを用いて、
各種の遺伝子増幅反応によりリーシュマニアに特異的な
DNAを増幅することが可能となる。
【0049】(遺伝子増幅反応)本発明においては、本
発明に係る検出用ポリヌクレオチド、すなわちプライマ
ーを被検体に加えることにより、被検体中に目的とする
リーシュマニア原虫が存在すればプライマーの伸張反応
に基づくリーシュマニア遺伝子を増幅することが可能で
ある。
【0050】本発明においては、遺伝子増幅の方法は特
に制限されず、一般の方法が使用可能である。
【0051】一般には、該伸張反応は、4種類のヌクレ
オチド三リン酸dNTP(デオキシアデノシン三リン
酸、デオキシシチジン三リン酸、デオキシチミジン三リ
ン酸、デオキシグアノシン三リン酸)を基質として、該
ポリヌクレオチドプライマーに結合させることにより可
能である。
【0052】さらに使用可能な酵素としては、例えば大
腸菌(Escherichia coli, E.coli)のDNAポリメラー
ゼI、E.coliDNAポリメラーゼIのクレノウフラグメ
ント、T4DNAポリメラーゼ、耐熱性細菌由来のTa
qポリメラーゼ、TthDNAポリメラーゼ、pfUポ
リメラーゼ等が好適に使用可能である。
【0053】特に高温度で酵素活性を保持する耐熱性細
菌由来のDNAポリメラーゼを使用することが好まし
い。プライマーによる目的とするDNAの塩基配列認識
の特異性を高めることが可能だからである(詳細は特開
平1−314965、特開平1−252300を参
照)。
【0054】本発明においては、配列表5と6に記載の
プライマーの組合わせを用いて伸張反応を繰り返すこと
により、リーシュマニアに共通のF10バンドのDNA
を効率的に増幅可能であり、さらに配列表2と3に記載
のプライマーの組合わせを用いて伸張反応を繰り返すこ
とにより、ブラジル型リーシュマニアに特異的なF4バ
ンドのDNAを効率的に増幅可能である。
【0055】遺伝子増幅反応条件については、例えば次
の成書、Molecular Cloning 2nd ed.,1989, Cold Sprin
g Harbor Laboratory Press chapter 4 、またはPCR
実験マニュアル HBJ出版社、実験医学 増刊Vol 8,
No.9,1990年羊土社を参照のこと。
【0056】(被検体および検出法)本発明において
は、被検体は特に制限されず、上記のリーシュマニアに
特異的なDNAの検出用ポリヌクレオチドを用いて7種
類のリーシュマニアに共通の特異的なDNAバンドF4
とブラジル型に共通の特異的DNAバンドF10とを、
遺伝子増幅により検出可能とする。
【0057】被検体としては、例えば、臨床上外観より
リーシュマニア感染と見られる病巣周辺部の組織を採取
することで可能である。採取方法は例えば、成書、病理
標本の作り方(文光堂)の記載の方法に準じて可能であ
る。
【0058】例えば、組織を採取後、コンパウンドにて
包埋し、液体窒素等で急速冷凍し、クリオスタットにて
凍結切片を作製し、得られた切片スライドを用いて遺伝
子増幅反応を行うことが可能である。
【0059】この場合、該スライド数枚使用することに
よりリーシュマニア由来の遺伝子の存在の有無を検出可
能となる。
【0060】増幅された遺伝子は一般的な方法で検出可
能である。例えばアガロース電気泳動で分離した後、エ
テジウムブロミド等で染色し、紫外線照射により遺伝子
による各バンドを検出可能である。
【0061】さらに、本発明における被検体としては、
採取した組織から抽出したDNAを使用することも可能
である(例えば新細胞工学実験プロトコール、秀潤社に
記載の方法を参照)。
【0062】すなわちサザンブロット法(Southern.E.
M.,J.Mol.Biol.,98,503,1975 )を応用するものである
(Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory
Press,2nd ed.,1989 )。
【0063】採取組織から得られたDNAを適当な制限
酵素処理により断片とし、電気泳動により分離する。さ
らにDNAをニトロセルロース等のメンブレンに転写
し、紫外線照射等によりDNAをメンブレンに固定す
る。
【0064】さらに、本発明に係るF4バンドDNA、
F10バンドDNAの一部の塩基配列(36個から42
個程度の連続した塩基配列が望ましい)を合成したもの
に検出用ラベル化したものと前記のメンブレンに固定さ
れたDNAとハイブリダイゼーションさせることにより
リーシュマニア由来のDNAを検出可能とするものであ
る。
【0065】ラベル化としては、例えば32P等の放射性
物質でラベル(例えば3’、5’末端いずれも可能であ
る)したり、またはビオチンであればアビジン(もしく
はストレプトアビジン)−酵素結合体、またはハプテン
であれば抗体−酵素結合体を用いて基質と反応させるこ
とにより検出可能となる。
【0066】さらに、ドットハイブリダイエーション法
を使用しても検出可能であり(Sakai,et.al.,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,86,6230-6234,1989,または特開平1−
31496を参考) 。標識物質は特に制限はなく、蛍光
物質(フルオロセイン、フルオロセイニソチオシアネー
ト、ローダミン、テトラメチルローダミンイソチオシア
ネート、テキサスレッド、フィコエリスリン等)、化学
発光物質(アクリジン、Eu−DPTA等)が、好適に
使用可能である。また間接法も使用可能であり、ビオチ
ン、ジオキシゲニン等も使用可能である。
【0067】例えば本発明においては、各検出用ポリヌ
クレオチドの5’末端にアミノリンク2(ABI社製)
を結合することで可能となる。
【0068】(感染の判断およびリーシュマニア感染種
の判断)上記説明したように、本発明に係る検出用ポリ
ヌクレオチドプライマーを使用して、上記のF4バンド
DNAおよび、F10バンドDNAを遺伝子増幅して検
出可能とし、F4が観測された場合にリーシュマニアに
感染していると判断可能であり、さらに、F10を検出
した場合は、ブラジル型リーシュマニアに感染している
と判断可能である。
【0069】
【作用】本発明により、各種のリーシュマニアに特異的
なDNAを検索可能となり、単離し、塩基配列を同定可
能とする。さらに該DNAを特異的に増幅可能とする検
出用プローブを選択し使用することにより、被検体中の
リーシュマニア由来のDNAを検出し感染の有無、およ
び種類を判断する。
【0070】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明を子右再に説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0071】(1)リーシュマニア原虫遺伝子の抽出
(鋳型遺伝子) 以下の7種類の原虫を用いて検討した。
【0072】 L. braziliensis panamensis (MHOM/PA/71/LS94) L. braziliensis braziliensis (MHOM/BR/75/M2904) L. braziliensis guyanensis (MHOM/BR/75/M4147) L. mexicana mexicana (MNYC/BZ/62/M379) L. mexicana aristedesi (MORY/PA/68/GML3) L. mexicana amazonensis (MHOM/BR/73/M2269) L. major (MHOM/SU/73/5ASKH) L. chagasi (MHOM/BR/74/PP75) これらのリーシュマニアのプロマスティゴートをシュナ
イダー培地で培養した後、回収し、SE緩衝液(0.15M
NaCl, 0.1M EDTA(pH8.0)) に懸濁した。
【0073】得られた懸濁液(サスペンジョン)にサル
コシールを加えて細胞を溶解した後プロテイナーゼKを
加え60℃で1時間反応させた。
【0074】1時間後、16,000rpm にて90分間4℃で
遠心分離した。
【0075】得られた上清について、フェノールークロ
ロフォルム溶液を等量加えてタンパク質を除去した。
【0076】その後2.5 倍量のエタノールを加えてー8
0℃で20分間放置し、DNAを沈殿させた。
【0077】さらに16,000rpm で10分間の遠心分離の
後沈殿をTE緩衝液(10mM Tris-HCl8pH8.0), 1mM EDTA)
に溶解し、鋳型(テンプレート)DNAとした。
【0078】(2)遺伝子増幅反応用プライマー アービトラリプライマとして以下の6種類のプライマを
合成した。
【0079】合成はDNAシンセサイザ(ABI社製)
を用いて行った。
【0080】 INV-1 (5'-ACCGGAATTCTTGGCTGTTGGCACGATGAG-3') INV-2 (5'-TTGCAAGCTTTTATCTGGTTATATTGACAG-3') LS-3 (5'-AAGTGTTGATACCCACTTTGT-3') LS-2 (5'-CAATGGGTTACTGTTACAAC-3') MS2-F (5'-CCTTAGGTTCTGGTAATGAC-3') MS2-R (5'-GGGTGCAATCTCACTGGGAC-3') (3)遺伝子増幅の条件の検討 (1)で調製した鋳型DNA 50ng に対し、上記のアー
ビトラリプライマをそれぞれ 250ng加え、dNTPmix と 1
5.6 μM, 0.6ユニットの Taqポリメラーゼおよび 10mM
Tris-HCl(pH8.3), 50mM KCl, 1.5mM MgCl 2 , 0.001%ゼ
ラチンを加えて最終容量を 25 μl にて遺伝子増幅を行
った。
【0081】遺伝子増幅条件は以下に示される。
【0082】(i)94℃、5分:1サイクル (ii)94℃、1分;37℃、1分;72℃、1分:
10サイクル (iii)94℃、1分;60℃、1分;72℃、7
分:30サイクル (iv)72℃、7分:1サイクル (v)15℃で保存 上記の遺伝子増幅反応後 5μl を用いて、6%ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動で生成物を分離分析し、銀染色法
にて染色した。
【0083】(4)リーシュマニア原虫フラグメントの
検出 (3)の結果を、用いた(2)のプライマにより検討し
図1に示した。
【0084】すなわち LS-3 のプライマを用いることに
より、L.braziliensisに特有に発現しているF10バン
ドおよびL.braziliensisと L.mexicana の両方の原虫に
発現しているF4バンドを検出することができる。
【0085】(5)F4バンドとF10バンドのDNA
の塩基配列決定 各バンドは、目的のバンドをポリアクリルアミドゲルか
ら切出し,ボイル法(例えば、Molecular Cloning, Col
d Spring Harbor Laboratory Press,2nd ed.,1989 )に
より抽出した。
【0086】この抽出した各バンドのDNAをTAクロ
ーニングキット(Invitrogen社)を用いてベクターに組
込んだ。
【0087】このベクターのDNAについて、M13ユ
ニバーサルプライマーと、リバースプライマーを用い
て、モデル373ADNAシーケンサー(ABI社製)
を用いてシーケンスを行った。
【0088】その結果配列表1および4に記載される塩
基配列を得た。
【0089】 F10バンドDNA CTGTGTTAAT CTCAGTCGTC CTTCTCTTCT CTTCTGACTG GCTCGGCGCT CGGTACCGCT TCTCGTTTCG CTTTGAACGG GAGAGCGGAG GAGAACGAGG AGGTGGGCGT ATCTGCTGAT GAGAGCGGTC GGATCTGCAT GCATCACCGG TCCCTCGGAT GCACACACAT ACACACACAC TCGGCCCGCA GTCCCTCGCT TTGTGCCGCC TTTTTTCTTG TCTTGCCTTA CGCCATGTAC TGCGACCACC CACACACACA CAC F4バンドDNA GTTCATGCAC GCCACTACTT GCAAGGGTCA CTCGGCATTT TGCGAGGATA AAGGGAAAGA GTTGACATTG CGGCGGAGGT TAGACATGCA AGTCAGGGCA CGGATGTGCG CCATCTCGTA CCCTG (6)検出用プライマーの合成 (5)で得られた塩基配列から、F4バンド、F10バ
ンドDNAの検出用プライマーとしてそれぞれ2種類づ
つ4種類(配列表2、3、および5、6に記のの塩基配
列)を選択し、これらを合成した。
【0090】合成は、DNAシンセサイザ(ABI社
製)を用いて行った。
【0091】(7)リーシュマニアに特異的なDNAの
増幅 (6)で合成して得られたF4バンド検出用プライマー
(配列表5、6)およびF10バンド検出用プライマー
(配列表2、3)を用い、(1)で得られた鋳型DNA
を用いて遺伝子増幅反応を行った。
【0092】反応の条件はプライマーを変えた以外は
(3)と同条件で行った。
【0093】すなわち、(1)で調製した鋳型DNA 5
0ng に対し、上記のプライマ(配列表5、6の組合わ
せ、または配列用2、3の組合わせ)をそれぞれ 250ng
加え、dNTPmix と 15.6 μM, 0.6ユニットの Taqポリメ
ラーゼおよび 10mM Tris-HCl(pH8.3), 50mM KCl, 1.5mM
MgCl 2 , 0.001%ゼラチンを加えて最終容量を 25 μl
にて遺伝子増幅を行った。
【0094】遺伝子増幅条件は以下に示される。
【0095】(i)94℃、5分:1サイクル (ii)94℃、1分;60℃、1分;72℃、7分:
30サイクル (iii)72℃、7分:1サイクル (iv)15℃で保存 上記の遺伝子増幅反応後 5μl を用いて、6%ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動で生成物を分離分析し、銀染色法
にて染色した。
【0096】F4検出用プライマー(配列表5、6)を
用いた場合、リーシュマニアすべての種類でF4バンド
のDNAの増幅が認められた(図2)。
【0097】一方F10検出用のプライマー(配列表
2、3)を用いた場合は、リーシュマニアブラジル型の
みF10バンドのDNAの増幅が認められた(図3)。
【0098】さらに類縁の寄生虫であるトリパノゾーマ
についても、F4バンド検出用およびF10バンド検出
用プライマーを用いて増幅されるDNAがあるかどうか
検討したところ、全く増幅が認められず(図4)、以上
の増幅はリーシュマニア原虫に特異的であることが確認
された。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、リ
ーシュマニア原虫を検体から正確に検出出来ることか
ら、リーシュマニア原虫の感染かどうかを診断すること
が可能である。
【0100】さらには、リーシュマニアのブラジル型と
メキシコ型の区別が可能であることから、リーシュマニ
ア感染が判明した後の治療法に応用可能となる。
【0101】また本発明に係る方法により短時間で簡単
に一度に大量の検体を診断することが可能であるため。
リーシュマニア流行地域での大規模な集団検診が可能と
なる。
【0102】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:263 配列の型:核酸 トポロジー:2本鎖 配列の種類:DNA 配列 CTGTGTTAAT CTCAGTCGTC CTTCTCTTCT CTTCTGACTG GCTCGGCGCT CGGTACCGCT TCTCGTTTCG CTTTGAACGG GAGAGCGGAG GAGAACGAGG AGGTGGGCGT ATCTGCTGAT GAGAGCGGTC GGATCTGCAT GCATCACCGG TCCCTCGGAT GCACACACAT ACACACACAC TCGGCCCGCA GTCCCTCGCT TTGTGCCGCC TTTTTTCTTG TCTTGCCTTA CGCCATGTAC TGCGACCACC CACACACACA CAC 配列番号:2 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列 CTGACTGGCT CGGCGCTCGG TAC 配列番号:3 配列の長さ:22 配列の型:核酸 トポロジー:2本鎖 配列の種類:DNA 配列 GGTCGCAGAA CATGGCGTAA GG 配列番号:4 配列の長さ:125 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列 GTTCATGCAC GCCACTACTT GCAAGGGTCA CTC
GGCATTT TGCGAGGATA AAGGGAAAGA GTTGACATTG CGGCGGAGGT TAGACATGCA AGT
CAGGGCA CGGATGTGCG CCATCTCGTA CCCTG 配列番号:5 配列の長さ:26 配列の型:核酸 トポロジー:2本鎖 配列の種類:DNA 配列 GTTCATGCAC GCCACTACTT GCAAGG 配列番号:6 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列 CAGGGTACGA GATGGCGCAC ATCC
【図面の簡単な説明】
【図1】LS−3プライマを用いたPCR法により増幅
されたDNAを示す電気泳動パターンを示す図である。
【図2】F4検出用プライマー(配列表5、6)を用い
た場合、リーシュマニアすべての種類でF4バンドのD
NAの増幅が認められることを示す図である。
【図3】F10検出用のプライマー(配列表2、3)を
用いた場合、リーシュマニアブラジル型のみF10バン
ドのDNAの増幅が認められることを示す図である。
【図4】類縁の寄生虫であるトリパノゾーマについて、
F4バンド検出用およびF10バンド検出用プライマー
を用いても増幅されるDNAが存在しないことを示す図
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/569 9162−4B C12N 15/00 ZNA

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に少なくとも、 CTGTGTTAAT CTCAGTCGTC CTTCTCTTCT CTTCTGACTG GCTCGGCGCT CGGTACCGCT TCTCGTTTCG CTTTGAACGG GAGAGCGGAG GAGAACGAGG AGGTGGGCGT ATCTGCTGAT GAGAGCGGTC GGATCTGCAT GCATCACCGG TCCCTCGGAT GCACACACAT ACACACACAC TCGGCCCGCA GTCCCTCGCT TTGTGCCGCC TTTTTTCTTG TCTTGCCTTA CGCCATGTAC TGCGACCACC CACACACACA CAC の塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 分子中に少なくとも、請求項1に記載の
    塩基配列であるポリヌクレオチドとハイブリダイズする
    塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】分子中に少なくとも、請求項1に記載の塩
    基配列と相補的な塩基配列であるポリヌクレオチドとハ
    イブリダイズする塩基配列を含むことを特徴とするポリ
    ヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の塩基
    配列から選ばれる連続した少なくとも15の塩基からな
    るポリヌクレオチドまたは相補的ポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 塩基配列が、 CTGACTGGCT CGGCGCTCGG TAC であるポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 塩基配列が、 GGTCGCAGAA CATGGCGTAA GG であるポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 分子中に少なくとも、 GTTCATGCAC GCCACTACT GCAAGGGTCA CTCGGCATTT TGCGAGGATA AAGGGAAAGA GTTGACATTG CGGCGGAGGT TAGACATGCA AGTCAGGGCA CGGATGTGCG CCATCTCGTA CCCTG の塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチド。
  8. 【請求項8】 分子中に少なくとも、請求項7に記載の
    塩基配列であるポリヌクレオチドとハイブリダイズする
    塩基配列を含むことを特徴とするポリヌクレオチド。
  9. 【請求項9】分子中に少なくとも、請求項7に記載の塩
    基配列と相補的な塩基配列であるポリヌクレオチドとハ
    イブリダイズする塩基配列を含むことを特徴とするポリ
    ヌクレオチド。
  10. 【請求項10】 請求項7から9のいずれかに記載の塩
    基配列から選ばれる連続した少なくとも15の塩基から
    なるポリヌクレオチドまたは相補的ポリヌクレオチド。
  11. 【請求項11】 塩基配列が、 GTTCATGCAC GCCACTACTT GCAAGG であるポリヌクレオチド。
  12. 【請求項12】 塩基配列が、 CAGGGTACGA GATGGCGCAC ATCC であるポリヌクレオチド。
  13. 【請求項13】 被検体に含有されるリーシュマニア原
    虫由来のDNAを鋳型とした遺伝子増幅反応により、請
    求項1〜3または7〜9のいずれかに記載の塩基配列を
    少なくとも含むポリヌクレオチドを特異的に増幅したリ
    ーシュマニア原虫由来のDNAまたは該DNA由来のポ
    リヌクレオチドを検出することにより、被検体中のリー
    シュマニア原虫由来のDNAまたは該DNA由来のポリ
    ヌクレオチドを検出する方法。
  14. 【請求項14】 被検体に含有されるリーシュマニア原
    虫由来のDNAを鋳型とし、 請求項4〜6または10〜12のいずれかに記載のポリ
    ヌクレオチドを少なくとも1つ用いる遺伝子増幅反応に
    より特異的に増幅し;上記により増幅されたリーシュマ
    ニア原虫由来のDNAまたは該DNA由来のポリヌクレ
    オチドを検出することにより、被検体中のリーシュマニ
    ア原虫由来のDNAまたは該DNA由来のポリヌクレオ
    チドを検出する方法。
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