JPH08274772A - 通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置 - Google Patents

通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置

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JPH08274772A
JPH08274772A JP7647595A JP7647595A JPH08274772A JP H08274772 A JPH08274772 A JP H08274772A JP 7647595 A JP7647595 A JP 7647595A JP 7647595 A JP7647595 A JP 7647595A JP H08274772 A JPH08274772 A JP H08274772A
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JP7647595A
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Kaoru Ishii
薫 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザは、自分の利用する通信ネットワーク
サービスの使用料金情報を、そのサービス利用中に把握
することができるサービス使用料金把握装置を提供する
こと。 【構成】 端末側に、サービス料金通知タイミング情報
指定手段、サービス料金情報解釈手段、サービス料金通
知サービス制御手段、端末側エージェントインタプリタ
部1c、端末側ネットワーク通信手段1gを設けて、使
用料金通知条件をサーバ側に通知し、サーバ側に、サー
ビス料金情報通知手段、サービス料金情報問合せ手段、
サーバ側サービス料金通知サービス制御手段5d、サー
ビス料金通知タイミング情報解釈手段、サーバ側エージ
ェントインタプリタ部5c、サーバ側ネットワーク通信
手段5hを設けて、上記通知条件を満足する時にユーザ
にサービス使用料金通知を行うこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエージェントを用いた
通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークサービスの主流は、
(1)公衆電話回線を利用した音声電話サービスであっ
たが、(2)公衆電話回線を利用したパソコン通信サー
ビスなどの音声以外のデータサービスも盛んになってき
た。これらのサービスの使用料金(課金)の体系の現状
は以下のようである。
【0003】上記(1)の音声電話サービスは電話回線
をサービス利用中常に占領し、サービスに対する課金は
基本的に電話回線使用時間と相手との物理的距離とによ
り定められている。例えば、同じ区域内では3分間10
円という具合である。更にこれに曜日、時間帯によって
通話時間1分あたりの通話料金に変動を加えている場合
もある。
【0004】上記(2)のパソコン通信サービスもまた
電話回線をサービス利用中常に占領するが、サービスの
内容が接続相手および接続後のユーザの操作により異な
ってくるために、そのサービスに対する課金は電話回線
使用時間に加え、その通話サービス自体の利用料金が加
算される。この通信サービス自体の利用料金は、基本的
にはそのサービスの単位時間あたりの金額が定まってお
り、例えば1分間で30円という具合である。これに割
引や割り増し、追加料金、回線種類による違いが定めら
れていることが多い。
【0005】更に、現在では、ネットワークのインフラ
である伝送路も公衆電話回線・専用デジタル回線などの
有線に加え、無線であるアナログセルラー・デジタルセ
ルラーなどの帯域も利用されつつある。日経コミュニケ
ーション、日経BP社刊、1994年2月21日号(N
o.168)、P42〜P60(以下、参考文献1)で
は、このようにネットワークが多様化すると同時に、ア
クセスする情報の内容も多様になり、電話以外の通信ニ
ーズが増えてきている現状を紹介している。
【0006】参考文献1でも指摘しているように、アク
セス方法と情報ニーズの多様化が、ネットワークに高度
な機能や多様なサービスを要求している。この高度なサ
ービスを実現するためには通信網が従来のような1端末
対1端末の接続を基本とするものでは不可能であり、知
性をもった柔軟なネットワークが望まれている。この
“知性を持ったネットワーク”の一実施例として、参考
文献1に示されているTelescriptがある。こ
れは、上述の“知性を持ったネットワーク”の機能を実
現・利用するための通信ソフトウェアであり、次世代ネ
ットワーク上における通信処理記述語源として注目され
ている。他にも、さまざまな機関において、この“知性
を持ったネットワーク”実現のための研究が行われてい
る。
【0007】この“知性を持ったネットワーク”におい
ては、サービス料金を算出するために、従来の前記
(1)や(2)で利用されてきたような簡単な規則を適
用することはできない。なぜなら、“知性を持ったネッ
トワーク”では、サービス処理の手続きとデータを具備
した“エージェント”がネットワーク内を動きまわり、
複数の他のサービスエージェントと相互作用しながら自
律的に複雑なサービスを実行していく。そのため、相互
作用するサービスエージェントの種類および総量がユー
ザのサービス要求時には不明であり、従ってどのような
効果あるいは安価なサービスエージェントをそのサービ
ス実現のためにどれだけの量だけ使用するかがわからな
い。
【0008】このことはサービスを利用するユーザにと
って、サービス利用開始時点でそのサービスに対する課
金体系を把握することが困難となる、あるいは不可能と
なることを意味し、サービス使用料金を把握することが
従来より困難になる。
【0009】言い換えると、サービス料金体系の不明・
流動的・複雑な通信ネットワークサービスにおいては、
ユーザは、サービス利用開始時点でサービス課金体系を
把握することが困難であり、従ってサービス利用中にお
いて、サービス料金をネットワークからユーザへ通知し
てもらうことがサービス料金把握のために重要である。
【0010】まず第一に、従来の前記(1)、(2)の
サービスにて適用されてきた、サービス使用料金把握方
法を具体例とともに従来例として挙げ、これらの方法
が、現在注目されつつある“知性を持ったネットワー
ク”においては、さまざまな問題点をもつことを以下、
4つの従来例について説明する。
【0011】(従来例1)前記(1)の音声電話サービ
ス利用料金をユーザが知る方法として、例えば特開平3
−283866号公報:電話装置(以下、参考文献2と
称す)では、電話装置内に通話時間をカウントする手段
と通話料金体系データを記憶する手段を設け、通話時間
と通話料金体系データからその音声サービス利用料金を
電話装置内にて算出する方法が提案されている。これに
より、通話中刻々と通話料金を表示したり、指定の期間
中の通話料金合計額を表示することを可能としている。
【0012】図32は上記参考文献2に代表されるサー
ビス使用料金把握方法を示すブロック図である。
【0013】ユーザがあるサービス(添字をnとする)
を利用する場合に、端末側からサーバ側にサービス
(n)要求21を行うと、サーバはそのサービス要求内
容を解釈してその実現のための処理を開始する。この時
刻をt=t0とする。サービス(n)の実現のために端
末とサーバ間でいくつかのデータがやりとりされ、最後
に、サーバからのサービス(n)終了の通知(25)に
より、ユーザはサービスが実行されたことを知る。この
時刻をt=t1とする。時刻t=t0からt=t1まで
の間がサービス(n)利用中の状態であり、この間のサ
ービス料金が発信端末内の課金体系データと料金算出手
段とから求められる。
【0014】この、発信端末にあらかじめ課金条件を記
憶させておき、発信端末にてサービス料金を算出する方
法は、課金条件が簡単であれば容易に発信端末内で実現
できまた、音声通話中におけるサービス料金はその音声
通話が開始されれば、終了するまでは課金条件が変化し
ないことから通話中であっても簡単に通話時間からサー
ビス料金を算出でき、それをユーザに通知することがで
きる。また、この方法では、ユーザと通信ネットワーク
との間にはサービス料金把握のための情報のやりとり手
段は存在しない。つまり、ユーザから通信ネットワーク
へのサービス料金通知条件指定方法、あるいは通信ネッ
トワークからユーザへのサービス使用料金通知方法は存
在しない。
【0015】しかし、例えば、特開平2−148953
号公報:課金条件転送交換方法(以下、参考文献3と称
す)においても指摘されているように、この発信端末に
あらかじめ課金条件を記憶させておく方法は、課金条件
が変更となった場合の配慮がされておらず、その変更の
度に電話端末内に記憶している課金条件を変更しなけれ
ばならない問題がある。すなわち、この方法は、音声電
話サービスなどのように課金条件の変更が少なく、かつ
その課金条件が簡単にあらかじめ発信端末内に記憶でき
る場合においてのみ有効である。その結果、この方法
は、料金体系の不明・流動的・複雑な通信ネットワーク
サービスにおいては想定されるすべての課金条件をあら
かじめ発信端末内に記憶できないことから実現不可能で
ある。
【0016】(従来例2)また、音声電話サービス利用
料金をユーザが知る別の方法として、例えば、参考文献
3では、発信側電話装置がサービス(通話)利用のため
に相手先ダイヤルをネットワーク側へ送出した後に、ネ
ットワーク側にてそのダイヤル番号および休日・夜間等
の通信時間帯種別から対応する課金条件をみつけだし、
ユーザに通話開始前すなわち有料状態移行前にその課金
条件を通知するものである。
【0017】図33は上記参考文献3に代表されるサー
ビス使用料金把握方法を示すブロック図である。ユーザ
があるサービス(添字をnとする)を利用する場合に、
端末側からサーバ側にサービス(n)要求を行うと、サ
ーバはそのサービスに対する課金条件を算出するための
情報として、ダイヤル情報を通知して欲しい旨のダイヤ
ル要求を端末へ行う。端末がダイヤル情報をサーバに通
知すると、サーバは課金条件をそのダイヤル情報等から
探し出し結果を端末へ通知する。ユーザはこの時点でそ
のサービスを利用するか否かを判断し、利用する場合に
はサービス(n)開始メッセージでサーバに通知する
(21)。
【0018】この方法は、発信端末にあらかじめ課金条
件を記憶させておくやり方と比べ、ユーザとネットワー
クとの間にはサービス料金把握のための情報のやりとり
手段が存在し、その内容は課金条件である。この課金条
件を通信ネットワーク側にて管理しているために該課金
条件の変更に対しても容易に対応可能となっている。従
って、この方法は音声通話開始前(サービス利用前)に
課金条件が通知されることを前提としており、予めその
サービス料金体系がわかっているときには有効である。
【0019】しかし、そのサービスに対する課金条件を
サーバ側が記憶していない場合、その課金条件をサーバ
がそのサービス提供前に把握してユーザに通知すること
は、そのサービスが高度なものであればあるほど困難に
なる。つまり、サービス利用開始時点でサービス課金体
系を把握することが困難な通信ネットワークサービスに
おいては、この方法は実現不可能となる。また、音声通
話中におけるユーザと通信ネットワークとの間でのサー
ビス料金把握のための情報のやりとり手段について、す
なわちサービス料金の通知方法については存在しない。
【0020】(従来例3)更に、音声電話サービス利用
料金をユーザが知る別の方法として、例えば、特開平6
−78079号公報:課金情報通知サービス方式(以
下、参考文献4と称す)では、通信ネットワーク側に課
金情報編集演算部、課金情報通知部とを設け、ユーザの
指定機関の総通話回数や合計通話料金に関する課金情報
を、随時、ユーザに通知可能とする点が記載されてい
る。
【0021】この方法は、従来の課金情報通知サービス
では、ユーザは通話の直前に交換システムのオペレータ
に申し込みをし、通話直後にその通話に対する料金をオ
ペレータから通知してもらうため、ユーザにわずらわし
い動作が必要であることに対し、一通話単位でなく指定
期間単位での課金情報(指定した期間に発生した総通話
回数や合計通話料金など)をネットワーク側の情報編集
演算部、課金情報通知部において一通話終了毎に管理し
ておき、ユーザの要求に応じてその管理している課金情
報を通知することでユーザが課金情報を容易に入手可能
とするものである。この方法は、従来の電話サービスに
おける課金情報通知サービスの問題点すなわちユーザに
わずらわしい動作が必要であった点を解決している。
【0022】図34−35は上記参考文献4に代表され
るサービス使用料金把握方法を示すブロック図である。
ユーザがあるサービス(添字をnとする)を利用する場
合に、その前にサーバ側にサービス料金通知サービスを
受けたい旨をあらかじめ通知しておく。サーバ側はその
メッセージを受けると、そのユーザ(端末)に対応する
課金情報記憶領域をクリアし、課金の積算開始時刻を設
定する。
【0023】そして、ユーザが端末側からサーバ側にサ
ービス(n)要求を行うと(21)、サーバはそのサー
ビス要求内容を解釈してその実現のための処理を開始す
る。この時刻をt=t0とする。サービス(n)の実現
のために端末とサーバ間でいくらかのデータがやりとり
され、最後に、サーバからのサービス(n)終了の通知
(25)により、ユーザはサービスが実行されたことを
知る。この時刻をt=t1とする。時刻t=t0からt
=t1までの間がサービス(n)利用中の状態であり、
サービス(n)終了通知の後にこの間のサービス料金が
サーバ側で算出され、その結果はサーバ側の課金情報編
集演算部へ“サービス料金(n)報告”メッセージによ
り通知される。
【0024】サービス(n)終了後状態において、ユー
ザが料金を知りたい場合には、料金通知(j)要求をサ
ーバへ行うと、サーバ側は課金情報通知部が現在までの
サービス料金情報を“料金通知(j)応答”メッセージ
にて端末へと知らせる。
【0025】同様に、次にサービス(n+1)が実行さ
れると、サービス(n+1)終了後にその料金(n+
1)が課金情報編集演算部に渡され、端末からの料金通
知(j+1)要求があれば、料金通知(j+1)応答に
より端末側に料金が通知される。この料金は、端末の設
定方法により、サービス(n+1)だけに対する料金の
場合もあれば、サービス(n+1)を含むそれ以前まで
の累積サービス料金の場合もある。
【0026】しかし、料金通知応答メッセージによって
知らされる課金情報の対象となったサービスはすでにユ
ーザの使用した終了済みのサービスであり、現在ユーザ
がサービス利用中(通話中)の料金に関する情報サービ
スについて存在しない。
【0027】例えば、図34−35においてサービス
(n+1)要求をユーザが行い、サービス(n+1)利
用中状態になった後、ユーザが現在実行中のサービス
(n+1)に対する料金情報を得ることはそのサービス
が終了したことを示すサービス(n+1)終了による通
知があるまでは不可能である。
【0028】すなわち、ユーザは、“今ままで利用した
サービスはいくらかな?”と思って通信ネットワークに
問い合わせをすれば“通話回数は***回です。合計通
話料金は****円です。”などの今までのサービスに
対する課金情報を受け取ることができるが、“今から利
用するサービスはいくらかな?どのくらいかかるのかよ
くわからないからサービス利用中に知りたいんだけどな
!”というような、ユーザのサービス利用中において、
そのユーザがそのサービスに対する課金情報を受け取る
ことは不可能である。
【0029】つまり、参考文献4は、電話主体のサービ
スに対しての方式であり、音声通話中におけるサービス
料金はその音声通話が開始されれば、終了するまでは課
金条件(=サービス料金体系)が変化しないことから通
話中の料金は単位時間あたり一定という単純な場合を想
定した場合での方式だからである。
【0030】すなわち、サービス利用中においてサービ
ス料金をネットワークから通知してもらうことが、サー
ビス料金体系の不明・流動的・複雑な通信ネットワーク
サービスにおいては重要であるが、参考文献4はこのこ
とを十分に考慮していない。
【0031】(従来例4)前記(2)のパソコン通信サ
ービスは、現在、日本で実施されているものの中で例え
ば、NIFTY−Serve商用サービスがある。一般
に、ユーザがパソコン通信サービスを開始する際の最初
の動作をログインと称する。また、ログインによりパソ
コン通信サービスを利用中、パソコン通信サービスを終
了する際の動作をログアウトと称する。NIFTY−S
erve商用サービスを利用するためには、ユーザは通
信ソフトウェア(以下、通信S/Wと称する)を利用し
て、最初にアクセスポイントという通信サービス提供場
所へ接続し、ユーザID番号やパスワード入力を伴うロ
グイン要求を行う。
【0032】ユーザID番号やパスワード入力が有効で
あるとサーバ側にて判定されると、サーバはメニュー表
示を伴う応答をユーザに返す。これによりサービスの利
用は可能となり、サービス利用中状態となる。以後、ユ
ーザは自分の行いたいことをコマンド(サービス要求)
としてサーバへ送る。サーバはユーザからのコマンドを
解釈し、要求にあった応答をユーザへ返す。この(コマ
ンド、応答)の動作はユーザがサービス終了要求(ログ
アウト)を行うまで繰り返される。
【0033】このサービス利用中においては、電話回線
の使用料金とは別に、通信サービスの利用料金として、
(単位時間あたりの回線料金)×(サービス利用時間)
だけかかる。NIFTY−Serve商用サービスの場
合、(単位時間あたりの回線料金)は通信速度に関係
し、例えば、2400bpsで15円/分、9600b
psで35円/分であり、この場合2400bpsで1
0分間使用すると150円のサービス利用料金となる。
【0034】上記NIFTY−Serve商用サービス
では、通信サービスの利用料金を決める要因として、 ・利用回線種類、・接続時間(サービス利用時間)、・
通信速度、・深夜割引、・サービスによっては追加料金
がある。利用回線種類とは、専用線の利用、他のネット
ワーク経由での利用などの違いである。接続時間、通信
速度は前述したとおりである。深夜割引とは、例えば、
午前3時から昼12時の間のサービス利用に対して約2
割料金が安くなる。ユーザはこれらの要因を考慮してサ
ービスを利用することで、同じサービスを実現するので
も異なるサービス料金となる場合がある。サーバ側では
各ユーザのログイン要求があると、以降これらの変数を
各ユーザ毎に管理し、各ユーザからのログアウト要求に
より通信サービス利用料金を算出し、各ユーザの課金デ
ータベースに結果を反映・記録する。
【0035】図36−37は上記NIFTY−Serv
e商用サービスに代表されるパソコン通信におけるサー
ビス使用料金把握方法を示すブロック図である。
【0036】ログイン(添字をiとする)要求をサーバ
に行い、サービス利用が許可されればサービス利用中
(ログインi)状態となる。サーバ側にサービス(n)
要求(21)を行うと、サーバはそのサービス要求内容
を解釈してその実現のための処理を開始する。この時刻
をt=t0とする。サービス(n)の実現のために端末
とサーバ間でいくらかのデータがやりとりされ、最後
に、サーバからのサービス(n)終了の通知により、ユ
ーザは時刻t=t0からt=t1までの間でサービスが
実行されたことを知る。この時刻をt=t1とする。時
刻t=t0からt=t1までのあいだがサービス(n)
利用中の状態であり、サービス(n)終了通知(25)
の後にこの間のサービス料金がサーバ側で算出され、そ
の結果はサーバ側の課金情報編集演算部へ“サービス料
金(n)報告”メッセージにより通知される。
【0037】サービス(n)終了後状態において、ユー
ザが料金を知りたい場合には、料金通知(j)要求をサ
ーバへ行うと、サーバ側は課金情報通知部が前回のログ
アウト(i−1)までのサービス料金情報を“料金通知
(j)応答”メッセージにて端末へと知らせる。
【0038】同様に、次にサービス(n+1)が実行
(時刻t=t2)されると、サービス(n+1)終了
(時刻t=t3)後にその料金(n+1)が課金情報編
集演算部に渡され、端末からの料金通知(j+1)要求
があれば、料金(j+1)応答により端末側に料金が通
知される。この場合の料金も、前回のログアウト(i−
1)までのサービスに対するものである。
【0039】ログアウト(i)要求をサーバに行い、ロ
グイン(i)に対するサービスが終了すると、サーバ側
で算出された今回のログイン(i)における全体のサー
ビス料金(i)(図36−37、時刻t=T_star
tからT_endまでの間の接続時間に対するサービス
料金)が課金情報編集演算部へ渡され、そのユーザに対
するサービス料金情報を累積していく。
【0040】パソコン通信サービスには、図36−37
の料金通知(j)要求のような、ユーザが自分のサービ
ス利用状況を知るためのコマンドが通常用意されてい
る。しかし、このコマンドは前回のログアウト(i−
1)までのユーザの利用状況を示すものであり、現在利
用中のサービスに関する利用状況を知るものではない。
例えば、NIFTY−Serve商用サービスでは、キ
ーボードからgo billというコマンドを送ること
で実現される。これにより、前回までのログイン(i−
1)に対し、ログインした日時、時間、基本料金、追加
料金などをそのユーザに対する課金データペースから得
ることができる。
【0041】しかし、このコマンドでは、今回のログイ
ン(i)からのサービス利用料金、すなわち現在利用中
のサービス(n)、サービス(n+1)などに対する利
用料金を知ることはできない。これは、上述したよう
に、あるログイン(i)中で利用されたサービス
(n)、(n+1)に対するサービス料金情報をユーザ
は知ることができず、また、ログイン(i)して初めて
ログイン(i)に対する全体のサービス利用料金がサー
バ側にて算出され、課金データベースに記録されるため
である。サービス(n)、(n+1)などログイン
(i)時に利用されたサービスの料金の総和に関して
は、ログイン(i)時、ログイン(i+1)時の課金通
知サービス(go billコマンドによる)の結果の
差分により知ることができる。
【0042】NIFTY−Serve商用サービスで
は、サービスによっては追加料金をとられる。例えば、
図36−37において、サービス(n)は追加料金な
し、サービス(n+1)は追加料金ありとする。追加料
金ありのサービス(n+1)をユーザが要求すると、最
初のサーバからの応答メニューの中で、“このサービス
には追加料金が必要です”の旨を表すメッセージが表示
される。この様子は、図33で示されたようにサービス
(n)要求を行ったのち、課金条件通知があり、もしサ
ービス(n)を利用するならサービス(n)開始メッセ
ージをサーバ側に送るのと同じである。
【0043】ユーザがこの自分のサービス利用状況を知
るためのコマンドを利用しない場合には、そのユーザに
対する課金情報はサービス利用後の一定期間後(例えば
月ごと)にまとめて請求書にて通知される。その代金は
クレジットカードや銀行経由の引き落としである。
【0044】これでは不便という人のために、ある通信
S/Wでは、 ・利用回線種類、・接続時間(サービス利用時間)、・
通信速度、・深夜割引、・サービスによっては追加料金
などの課金条件を端末内のファイルにデータとして記憶
しておき、通信S/Wの中でサービス料金を算出してい
るものもある。この方法を用いると、課金条件を記した
ファイルデータが正確であれば、サービス利用中に刻々
とサービス利用料金を表示することが可能である。NI
FTY−Serve商用サービスは音声電話サービスよ
りも複雑なサービスを提供するが、料金体系はサービス
内容よりもサービス利用時間(接続時間)を基本として
いるため、端末側に料金算出S/Wを設けることがある
程度可能となる。
【0045】しかし、この方法では、従来例1でも述べ
たような制約、すなわち、端末内に課金条件を記憶し、
端末側でサービス利用料金を算出するため、課金条件の
変更が少なくかつその課金条件が簡単にあらかじめ発信
端末内に記述できる場合においてのみ有効である、とい
う問題点がある。
【0046】(従来例5)図38−40は上記従来例4
の以上の内容を補足するための説明図であり、1994
年12月19日にユーザが、NIFTY−Serve商
用サービスをはじめて利用する場合の動作例を示したも
のである。
【0047】ユーザが端末からサーバへログイン(サー
ビス開始要求)を行い、ユーザ番号、パスワードを入力
すると、サーバからの応答があり、トップメニューを示
す画面(G0)となる。ここで、サービス利用状況を知
るために、go billコマンド(サービス要求:使
用料金通知)を行うと、サーバ1からの応答により、利
用料金情報(BILL)フォーラムのメニュー画面(G
1−a)となる。
【0048】メニュー画面(G1−a)において、2を
選択する(サービス要求:メニュー項目指定)と、応答
として表示情報選択画面(G1−b)となる。この表示
情報選択画面(G1−b)において1(日毎合計表示)
を選択する(サービス要求:メニュー項目指定)と、応
答として表示月選択画面(G1−c)となり、更に12
19(日付:12月19日)を指定すると、応答として
表示月選択画面(G1−d)となる。
【0049】ユーザは、12月19日にはじめてログイ
ンしたために、画面(G1−d)では“指定された日付
のご利用はありません”という内容となっている。画面
(G1−a)から画面(G1−d)の間がgo bil
l(課金)通知サービス利用中の期間である。
【0050】次に、別のサービスとして、NTTポケッ
トベルサービスを利用する場合について説明する。go
docomoコマンド(サービス要求:ポケットベル
通知)を行うと、サーバからの応答により、NTTポケ
ットベルサービス(DOCOMO 登録商標)フォーラ
ムのメニュー画面(G2−a)となる。メニュー画面
(G2−a)では、追加料金についてのメッセージが表
示されており、詳細を知るために(ご案内)を選択する
(サービス要求:メニュー項目指定)と、応答として画
面(G2−b)となる。この画面(G2−b)では、こ
のサービスを利用する場合は、サービス1件につき30
円の追加料金がかかるという旨のメッセージが表示され
ている。
【0051】また、別のサービスとして、go asa
hiコマンド(サービス 要求:新聞記事)を送ると、
応答として画面(G3)になる。この画面(G3)に
は、このサービスを利用する場合には、80円/分の追
加料金がかかるという旨のメッセージが表示されてい
る。画面(G2−b)、画面(G3)が示すように、N
IFTY−Serve商用サービスにおいては、基本料
金の他に追加料金が必要な場合には、そのサービス利用
開始前にメニュー画面にその課金条件を表示している。
【0052】動作(G4−a)から(G4−d)までの
課金料金通知サービスを実行しても、画面(G4−d)
の“料金=0円”という旨のメッセージにあるように、
今回ログインですでに利用されたdocomoサービス
やasahiサービスの料金情報は通知されていない。
ログアウトを行うと画面(G5)のような利用時間を示
すメッセージが表示されるが、この利用時間は図36−
37のt=T_startからt=T_endまでの時
間に対応する。
【0053】画面(G6)に示された料金40円は、端
末内の通信S/Wにて算出されたものであり、これは、
端末内の課金条件データ(docomoサービス=30
円/1件呼出、asahiサービス=80円/1分な
ど)を利用し、図32で代表される方法を用いている。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】従来の、通信ネットワ
ークにおけるユーザのサービス使用料金把握装置は以上
のように構成されているので、多様なサービスが増えて
きている今日では、(1)端末内にサービスに対する課
金条件を記憶しておき、サービス料金を端末内で算出
し、サービス利用中あるいはサービス利用後にユーザに
通知する方法では、あらゆるサービスに対する課金条件
を端末内にあらかじめ記憶しておくことの制約から、あ
るいは(2)サービス利用前に、サービスに対する課金
条件をネットワーク側から通知してもらい、サービス料
金を端末内で算出し、サービス利用中あるいはサービス
利用後にユーザに通知する方法では、そのサービスに対
する課金条件をネットワーク側がそのサービス提供前で
あらかじめ把握しておくことの制約から、あるいは
(3)サービス利用後に、そのサービス利用料金あるい
は現在まで累積されたサービス利用料金を通知してもら
う方法では、サービス終了までのそのサービス料金をサ
ーバ側が把握できないことの制約から、ユーザの把握で
きるサービス料金情報の精度が低い、あるいはサービス
料金を通知してもらえるサービスに制限を生じる、ある
いはサービス料金をサービス利用中に通知してもらえな
い等の問題点があり、ユーザはきめ細かに料金体系の情
報を把握し、かつ安心してサービスを利用できないとい
う問題点があった。
【0055】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、サービス料金体系の不明・流動
的・複雑な通信ネットワークサービスにおいて、ユーザ
が通信ネットワークサービスを利用中あるいは、その利
用中の任意の時点で、通信ネットワーク側に条件を指定
してサービス料金を通信ネットワーク側から通知しても
らうことにより、料金体系の情報をきめ細かく把握して
安心して通信ネットワークサービスを受けられるように
した通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装
置を提供することを目的とする。
【0056】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置
は、サービス使用料金通知条件をサーバ側に指定するサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段と、サーバ側か
らのサービス使用料金通知情報を解釈するサービス料金
情報解釈手段と、これらを制御する端末側サービス料金
通知サービス制御手段と、サーバ側と送受信するための
端末側エージェントインタプリタ部と、サーバ側とエー
ジェントを用いて送受信を行う端末側ネットワーク通信
手段と、ユーザと端末との間の入出力動作をおこなうユ
ーザインタフェース手段と、端末全体を制御する端末制
御手段とを基本構成体とする端末と、端末側から指定さ
れたサービス使用料金情報をサーバから通知させるため
の条件を解釈するサービス料金通知タイミング情報解釈
手段と、端末側にユーザの使用したサービスの料金情報
を通知するサービス料金情報通知手段と、ユーザの使用
したサービスの料金情報を課金サーバから得るサービス
料金情報問合せ手段と、これらを制御するサーバ側サー
ビス料金通知サービス制御手段と、端末側と送受信する
データをエージェント形式にて表現するサーバ側エージ
ェントインタプリタ部と、端末側とエージェントを用い
て送受信を行うサーバ側ネットワーク通信手段と、サー
バ全体を制御するサーバ制御手段とを基本構成体とした
サーバと、上記端末側ネットワーク通信手段と上記サー
バ側ネットワーク通信手段を接続する通信回線とを備
え、端末側の前記サービス料金通知タイミング情報指定
手段および前記端末側エージェントインタプリタ部が、
前記ユーザインタフェース手段を介したユーザの指示に
基づいて、前記サービス使用料金通知条件およびユーザ
を認識するためのユーザ識別番号をデータ部をもちサー
ビス使用料金の通知判定方法を手続き部に有するサービ
ス料金通知指定要求エージェントを生成し、そのサービ
ス料金通知指定要求エージェントを前記端末側ネットワ
ーク通信手段、通信回線、サーバ側ネットワーク通信手
段を経由させてサーバ側に移動させ、サーバ側の前記サ
ービス料金通知サービス制御手段と前記サービス料金通
知タイミング情報解釈手段および前記エージェントイン
タプリタ部が前記サービス料金通知指定要求エージェン
トのデータ部および手続き部を解釈して、前記サービス
使用料金通知条件とユーザ識別番号およびサービス使用
料金の通知判定方法を把握してサーバ内にて記憶し、サ
ーバ側の前記サービス料金情報問い合わせ手段が前記ユ
ーザ識別番号をデータ部にもち、サービス使用料金情報
の通知方法を手続き部に有するサービス料金情報問合せ
エージェントを生成し、そのサービス料金情報問合せエ
ージェントを課金サーバへ移動させ、課金サーバとの交
渉によりサービス料金情報を入手し、サーバ側の前記サ
ービス料金通知サービス制御手段が、前記課金サーバと
の交渉により得たサービス料金情報をもとに、前記サー
ビス料金情報通知手段に対して前記ユーザ識別番号およ
びサービス使用料金情報をデータ部に有するサービス料
金情報通知エージェントを生成させ、そのサービス料金
情報通知エージェントを前記通信回線を経由させて前記
端末側へ移動させ、前記端末側の前記サービス料金情報
解釈手段が、前記サービス料金情報通知エージェントの
データ部を解釈してユーザにサービス料金情報を通知す
るものである。
【0057】請求項2記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側に、ユ
ーザがサービスを利用している任意の時点でサービス使
用料金通知条件を指定するためのサービス料金通知タイ
ミング情報指定手段と、サーバ側がその条件を満足する
時にユーザにサービス使用料金通知をおこなうサーバ側
サービス料金通知サービス制御手段とを有するものであ
る。
【0058】請求項3記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、サーバ側に、
サービス料金通知指定要求を解釈し、その指定を有効あ
るいは無効とするかをあらわす応答を行うためのサービ
ス料金通知タイミング情報解釈手段を有するものであ
る。
【0059】請求項4記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、サーバ側に、
ユーザがサービスを利用している状態において、ある時
間間隔ごとに課金サーバへそのユーザのサービス使用料
金情報の問い合わせを行うサービス料金情報問い合わせ
手段を有するものである。
【0060】請求項5記載の発明に係る通信ネットワー
クにおいてサービス使用料金把握装置は、サーバ側に、
時間間隔を、そのユーザに対するエージェントの処理量
に応じて可変とするためのサーバ側サービス料金通知サ
ービス制御手段を有するものである。
【0061】請求項6記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側に、サ
ービス使用料金通知条件の通知タイミングをサービスに
対する料金の境界値とするためのサービス料金通知タイ
ミング情報指定手段を有するものである。
【0062】請求項7記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側に、サ
ービス使用料金通知条件の通知タイミングを時間の境界
値とするためのサービス料金通知タイミング情報指定手
段を有するものである。
【0063】請求項8記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側に、サ
ービス使用料金通知条件の通知タイミングを境界値のあ
る割合減の値から境界値のある割合増の値の間において
複数回とするためのサービス料金通知タイミング情報指
定手段を有するものである。
【0064】請求項9記載の発明に係る通信ネットワー
クにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側に、サ
ービス使用料金通知サービスの利用開始日時を条件とし
て指定するためのサービス料金通知タイミング情報指定
手段を有するものである。
【0065】請求項10記載の発明に係る通信ネットワ
ークにおけるサービス使用料金把握装置は、端末側ある
いはサーバ側に、サービス使用料金通知サービスを終了
することを通知するためのサービス料金通知タイミング
情報指定手段あるいは、サービス料金情報通知手段を有
するものである。
【0066】
【作用】請求項1記載の発明における端末は、ユーザイ
ンタフェース手段とサービス料金通知タイミング情報指
定手段を用いて、ネットワークサービスを利用している
任意の時点でサービス料金を通知させる条件をサーバ側
へ指定する。そのサービス通知条件はサーバ側のサービ
ス料金通知タイミング情報解釈手段によって解釈・理解
される。サーバ側は、サーバ側のサービス料金通知サー
ビス制御手段が、サービス料金情報問い合わせ手段の収
集するユーザのサービス使用料金情報と、サービス通知
条件をもとにしてユーザに通知すべき時間のタイミング
およびその通知時に知らせる内容を判断し、ユーザへ通
知する。端末側およびサーバ側のネットワーク通信手段
が、端末手段と通信ネットワーク側との間の通信メッセ
ージのやりとりを行う。これによって、ユーザは、サー
ビス利用中において自分の所望する条件でサービス料金
情報を把握することができ、安心してサービスを受ける
ことができる。
【0067】請求項2記載の発明における端末側のサー
ビス料金通知タイミング情報指定手段は、ユーザがサー
ビスを利用している任意の時点で前記サービス使用料金
通知条件を指定するためのサービス料金通知指定要求を
サーバ側におこない、サーバ側がその条件を満足する時
には、ユーザにサービス使用料金通知をおこなうことに
より、ユーザは、任意の時点でサービス使用料金を知る
ことができる。
【0068】請求項3記載の発明におけるサーバ側のサ
ービス料金通知タイミング情報解釈手段は、サービス料
金通知指定要求を解釈し、その指定を有効あるいは無効
とするかどうかを決定することにより、ユーザは、サー
ビス使用料金通知サービスを利用できるか否かを確実に
知ることができる。
【0069】請求項4記載におけるサーバ側のサービス
料金情報問い合わせ手段は、ユーザがサービスを利用し
ている状態において、ある時間間隔ごとに課金サーバへ
そのユーザのサービス使用料金情報の問い合わせを行う
ことにより、サーバは、ユーザのサービス使用料金を知
ることができる。
【0070】請求項5記載におけるサーバ側のサービス
料金情報問い合わせ手段は、時間間隔を、そのユーザに
対するエージェントの処理量に応じて修正することによ
り、サーバは、ユーザのサービス使用料金を効率的に知
ることができる。
【0071】請求項6記載における端末側の、サービス
料金通知タイミング情報指定手段は、サービス使用料金
通知条件の通知タイミングをサービスに対する料金の境
界値を設定することにより、ユーザは、サービス使用料
金通知サービスにおいてサービス使用料金がある金額に
達した時点でサービス料金情報を把握することができ
る。
【0072】請求項7記載における端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定手段は、サービス使用料金通
知条件の通知タイミングを時間の境界値と設定すること
により、ユーザは、サービス使用料金通知サービスにお
いてある時間が経過した時点でサービス料金情報を把握
することができる。
【0073】請求項8記載における端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定手段は、サービス使用料金通
知条件の通知タイミングを境界値のある割合減の値から
境界値のある割合増の値の間において複数回と設定する
ことにより、ユーザは、サービス使用料金通知サービス
においてサービス使用料金がある金額に達する近辺の時
点でサービス料金情報を把握することができる。
【0074】請求項9記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段は、サービス使
用料金通知サービスの利用開始日時を条件として指定す
ることにより、ユーザは、サービス使用料金通知サービ
スを利用開始する時点を設定することができる。
【0075】請求項10記載の発明によれば、端末側あ
るいはサーバ側のサービス料金通知タイミング情報指定
手段あるいは、サービス料金情報通知手段は、サービス
使用料金通知サービスを終了することを通知するための
メッセージを生成することにより、ユーザあるいはサー
バは、サービス使用料金通知サービスを必要時に終了す
ることができる。
【0076】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0077】図1−2は、本発明のサービス使用料金指
定/通知機能をもつ端末およびシステムを示すブロック
図である。
【0078】図1−2において、1は端末であり、この
端末1はユーザの利用するサービスの使用料金情報をサ
ーバから通知させるためのサービス使用料金通知条件を
指定するサービス料金通知タイミング情報指定手段1e
と、前記サービス料金通知タイミング情報指定手段1e
およびサービス料金情報解釈手段1fとを制御する端末
側サービス料金通知サービス制御手段1dと、サーバ側
と送受信するデータをエージェント形式にて表現する端
末側エージェントインタプリタ部1cと、サーバ側とエ
ージェントを用いて送受信をおこなう端末側ネットワー
ク通信手段1gと、ユーザと端末との間の入出力動作を
おこなうユーザインタフェース手段1aと、前記の端末
側サービス料金通知サービス制御手段1dと端末側エー
ジェントインタプリタ部1cと端末側ネットワーク通信
手段1gおよびユーザインタフェース手段1aとを制御
する端末制御手段1bとを基本構成体としている。
【0079】5−1(〜5−n)はサーバであり、この
サーバ5−1(5−n)はそれぞれ、端末側から指定さ
れたサービス使用料金情報をサーバから通知させるため
の条件を解釈するサービス料金通知タイミング情報解釈
手段5eと、ユーザの使用したサービスの料金情報を課
金サーバ3から得るサービス料金情報問合せ手段5g
と、前記のサービス料金通知タイミング情報解釈手段5
eとサービス料金情報通知手段5fおよびサービス料金
情報問合せ手段5gとを制御するサーバ側サービス料金
通知サービス制御手段5dと、端末側と送受信するデー
タをエージェント形式にて表現するサーバ側エージェン
トインタプリタ部5cと、端末側とエージェントを用い
て送受信をおこなうサーバ側ネットワーク通信手段と、
前記のサーバ側サービス料金通知サービス制御手段5d
とサーバ側エージェントインタプリタ部5cおよびサー
バ側ネットワーク通信手段5h、とを制御するサーバ制
御手段5bとを基本構成体としている。2は端末1とサ
ーバ5−1間を接続する通信回線、4はサーバ同士およ
びサーバ5−1〜5−nと課金サーバ3間を接続する通
信回線である。
【0080】また、図1−2において、21はユーザが
ネットワークサービスを使用する時にサーバ側へ送られ
る各サービス要求を示すサービス(n)要求メッセージ
(サービス番号をnとする)、22はユーザがサーバに
サービス料金を通知させるための条件を通知するための
サービス料金通知指定要求メッセージ、23はサーバが
ユーザからのサービス料金通知指定要求メッセージを解
釈しその応答をユーザへ通知するためのサービス料金通
知指定応答メッセージ、24はサーバがユーザにサービ
ス使用料金情報を通知するためのサービス料金情報通知
メッセージ、25はサービス(n)の実行が終了したこ
とをサーバがユーザに通知するためのサービス(n)終
了メッセージ、26はサーバが他の課金サーバへユーザ
のサービス使用料金情報を問い合わせるためのサービス
料金情報問い合わせメッセージ、27は課金サーバ3が
サービス料金情報問い合わせメッセージ26を解釈しそ
の応答をサーバへ通知するためのサービス料金情報応答
メッセージである。
【0081】図3は本発明を適用するネットワークの構
成図である。
【0082】図3において、1は通信端末(計算機)、
39はネットワーク、5はあるサービスを提供するサー
バであり、ネットワークは複数のサーバの集合で構成さ
れる。35は一般のエージェントを表し、データ部34
および、手続き部33によって構成され、サービス処理
のための情報がデータ部34、手続き部33に記述され
ており、サービス実現のためにネットワーク内を自律的
に移動する。このエージェント35は計算機上のプログ
ラムという形にて実現され、大きく端末側のユーザエー
ジェント36とネットワーク側のサーバエージェント3
7に区分される。
【0083】上記ユーザ(クライアント)エージェント
36はユーザの計算機にて発生しユーザからのサービス
要求をネットワーク上のサーバへ通知する役割をもつ、
サーバーエージェント37はネットワーク39上のサー
バ5の計算機にて発生し、ユーザエージェント36およ
び他のサーバエージェントと協調してユーザの所望する
サービスを提供する。31はエージェント同士が通信す
るようすを表すための矢印である。
【0084】次に動作について説明する。
【0085】現在、マルチメディア通信時代に備え、高
度なサービスを実現可能とするために、エージェントを
基本とした通信網を構築しようとする動きがあること
は、参考文献1にも示されている。このエージェント
は、計算機内のプログラムによって実現され、他の計算
機と相互に通信することでネットワーク内を移動し他の
エージェントと電子的に交渉する。一般に、図3のよう
に、エージェント35は交渉するための情報をデータ部
34および手続き部33に記憶し、他のエージェントと
交渉するたびに情報を更新し、必要に応じて計算機内の
プログラムにより発生・消滅する。
【0086】あるサービス処理を得意とする専用エージ
ェントをネットワーク上に分散させておき、必要時のみ
にしかるべきエージェントにサービスを実行させること
で、従来あった、ありとあらゆるサービス処理を一ケ所
で集中して提供する方式と比較して、豊富なサービスを
経済的にユーザへ提供することが可能となる。このエー
ジェントを基本としたネットワークにおいては、どんな
エージェントをいつどのように動作させるかによって同
じ時間にて提供できるサービスの質・量が異なってく
る。
【0087】複数のエージェントが互いに交渉するやり
方は各々のエージェントあるいはそのエージェントを管
理するプログラムが決めるため、ユーザが指定する必要
はない。つまりエージェントが、ユーザが指定したサー
ビスを自律的に解釈して行動するという“知能”をもつ
ために、ユーザは簡単な操作でしかも複雑なネットワー
クサービスを受けることが可能となる。
【0088】エージェントの基本的な動作を説明するた
めに、例えば、ユーザがあるネットワークサービスを利
用する場合について図1−4を用いて説明する。
【0089】図1−3において、通信端末1からネット
ワークサービスを利用するユーザは、ユーザインタフェ
ース手段1aを用いてその意図を端末へ知らせる。その
情報すなわちサービス要求内容は端末制御手段1bによ
り端末側エージェントインタプリタ部1cへ伝えられ
る。この端末側エージェントインタプリタ部1cにおい
て、そのサービス要求内容からサーバ側エージェントイ
ンタプリタ部5cが理解しやすい形式に変換したユーザ
エージェント36を生成する。このユーザエージェント
36は端末側ネットワーク通信手段1gにおいてネット
ワーク内を移動しやすい形式に変換され、通信回線2を
経由してあるサーバ5−1内のサーバ側ネットワーク通
信手段5hに到達する。その内容は、サーバ側ネットワ
ーク通信手段5hにてサーバ側エージェントインタプリ
タ部5cにて理解できる形式に逆変換され、端末側から
送られたユーザエージェント36としてサーバ側エージ
ェントインタプリタ部5cに渡される。
【0090】サーバ側エージェントインタプリタ部5c
は、ユーザエージェント36のもつ内容を把握し、もし
サーバ5−1内のサービスを駆動するのであれば、その
ユーザエージェント36としかるべきサービスソフト5
a内のサーバエージェント37とを相互にプログラムを
動作させて電子的に“交渉”させる。もしユーザエージ
ェント36を他のサーバ5に移動させる、あるいは外部
のサーバ5(あるいは課金サーバ3)とサーバエージェ
ント37を交渉させるのであれば、ユーザエージェント
36、あるいはサーバエージェント37(初めからサー
バ5−1内に存在していたものや新たに発生したものな
どがある)をサーバ側ネットワーク通信手段5hを通じ
て通信回線4を経由して他のサーバ5−2(あるいは課
金サーバ3)へと移動させる。通信ネットワーク間で様
々なエージェント35を移動させることにより、最終的
にユーザのサービス要求内容が実現されると、その結果
がエージェント35の形式でもとの端末1に通知され
る。
【0091】複数のエージェント同士が交渉することの
くり返しによってユーザの要求したサービスを実現して
いくので、ユーザの支払うサービス料金は基本的にはそ
のサービスを実現するために使用されたエージェントの
内容に依存する。エージェント35の飛び交う通信ネッ
トワークにおける課金方法はまだ確立されておらず種々
の方法が存在するが、論理的には、各サーバ5−1、5
−2にてあるユーザのサービス実現のために使われた資
源に基づいて算出されたサービス使用料金情報をある課
金サーバ3へ通知し、課金サーバ3が各ユーザのサービ
ス使用料金情報を一括して集中管理するとみなすことが
できる。一般に、ユーザエージェント36内には、ユー
ザを区別するための情報が格納されているので、ユーザ
エージェント36に関連してサービスを提供する各サー
バ5−1、5−2あるいはユーザに対する各サービスに
おける料金を定義して算出することは可能である。
【0092】各エージェントの交渉毎に発生したサービ
ス使用料金情報(例えば、サービス使用開始時刻、終了
時刻、サービス料金、サービス種別など)が、課金サー
バ3へ報告される。課金サーバ3は各エージェントから
のサービス料金情報に基づき、ユーザ毎のサービス料金
情報をデータベース管理する。ユーザの要求したサービ
スが終了したら、サービス終了を示すエージェント35
が元のユーザに送られる。
【0093】エージェント35の飛び交う通信ネットワ
ークにおいて、ユーザがある通信ネットワークサービス
を利用する場合について、更に具体的に次の例を取りあ
げる。
【0094】具体例1 「サービス要求(n)」12月1日に、ユーザAが「1
2月20日の渋谷でのオペラ公演(12:00開始−1
5:00終了、18:00開始−21:00終了の2回
予定)を2人で鑑賞した後にその近くのレストランで食
事をとりたいので、20日オペラ公演のいずれかの回を
2人分予約した後に、近くのフランス料理のレストラン
を2人予約して結果を通知してください」とあるサーバ
に要求する。
【0095】このサービス要求(n)を実現するための
エージェントの動作についての実現例を図4、図5−7
を利用して以下に示す。端末制御手段1bは、端末1内
のユーザインタフェース手段1aを使用して、ユーザか
らサービス要求(n)に関する情報を取り出し、その情
報を端末側エージェントインタプリタ部1cへ通知す
る。端末側エージェントインタプリタ部1cは、ユーザ
エージェントを生成し、そのユーザエージェントに上記
情報をサーバ側エージェントインタプリタ部5cが解釈
できるような形式にて記述する。このサービス要求
(n)を記述したエージェントは例えば図5、10−1
のように表せる。
【0096】ユーザエージェントn(10−1)は、
「サービス要求(n)」を表現するエージェントであ
り、 手続き部 手続き(1):オペラ公演を予約する 手続き(2):フランス料理のレストランを予約する データ部 共通データ:ユーザに関するデータなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷 日時:12月20日 題名:チューランドット 条件:いずれの回でもよい データ(2):手続き(2)にて使用するデータ 場所:渋谷近郊 日時:12月20日 条件(1):手続き(1)にあるオペラ公演を鑑賞した
後に、手続き(2)にある食事を行う 結果: 状態:初期状態 を表現している。
【0097】このユーザエージェントが、端末側ネット
ワーク通信手段1gとサーバ側ネットワーク通信手段5
hとのやり取りによって、通信回線2を経由してサーバ
側エージェントインタプリタ部5cへ渡される。(図
4、M9−1) このサーバ側エージェントインタプリタ部5cは、ユー
ザエージェントを解釈した結果、「自分(サーバ5−
1)ではこのサービスを実現できないので、演劇予約サ
ービス専用のサーバ5−2にオペラ予約をお願いし、フ
ランス料理予約サービス専用のサーバ5−3にレストラ
ン予約をお願いし、その結果をもって考えよう」と判断
し、ユーザエージェントのもつサービス要求を実現する
ために、2つのエージェントX、Yを生成し、それぞれ
をサーバ側ネットワーク通信手段5hにより別のサーバ
である演劇予約サーバ1b、フランス料理予約サーバ1
aへ転送する(図4、M9−2、M9−3)。
【0098】エージェントXは、例えば図6、10−2
のように表せる。図6、10−2は、 エージェントX:「12月20日の渋谷でのオペラ公演
(12:00開始−15:00終了、あるいは18:0
0開始−21:00終了のうちのいずれか一方)を2人
予約できるか確認して結果を通知してください。」 手続き部、手続き(1):オペラ公演を予約確認する データ部 共通データ:エージェントの属性およびユーザに関する
データなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷 日時:12月20日 題名:チューランドット 条件:いずれの回でもよい 結果: 状態:初期状態 を表している。
【0099】エージェントYは例えば図7、10−3の
ように表せる。図7、10−3は、 エージェントY:「12月20日の渋谷の近くのフラン
ス料理レストランを2人予約できるか確認して結果を通
知してください。ただし、時間は16:00前後あるい
は22:00前後とする。」 手続き部、 手続き(1):フランス料理のレストランを確認する データ部 共通データ:エージェントの属性およびユーザに関する
データなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷近郊 日時:12月20日 結果: 状態:初期状態 を表している。
【0100】サーバ5−2では、受信したエージェント
Xをもとに予約確認というサービス(図4、S9−1)
を行い、予約結果をエージェントXのデータ部の“結
果”フィールドに記述する。そして、このサービス(S
9−1)にて発生したサービス使用料金情報を課金サー
バ3へ通知する(図4、M9−5)。最後に結果を格納
したエージェントXを元にサーバ5−1へ送り返す(図
4、M9−4)。
【0101】応答として、予約がとれる場合、サーバ5
−1へ到着したエージェントXは例えば図6、10−6
のように表せる。
【0102】図6、10−6は、 エージェントX:「12月20日の渋谷でのオペラ公演
(12:00開始−15:00終了、あるいは18:0
0開始−21:00終了のうちのいずれか一方)を2人
予約できるか確認して結果を通知してください。」 手続き部、 手続き(1):オペラ公演を予約確認する データ部 共通データ:エージェントの属性およびユーザに関する
データなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷 日時:12月20日 題名:チューランドット 条件:いずれの回でもよい 結果: 予約の確認結果:OK 条件:=12:00開始の回 状態:=完了 を表している。
【0103】サーバ5−3では、受信したエージェント
Yをもとに予約確認というサービス(図4、S9−2)
をおこない、予約結果をエージェントYのデータ部の
“結果”フィールドに記述する。そして、このサービス
にて発生したサービス料金情報を課金サーバ3へ通知す
る(図4、M9−7)。
【0104】最後にエージェントYを元のサーバ5−1
へ送り返す(図4、M9−6)。応答として、予約がと
れる場合、サーバ5−1へ到着したエージェントYは例
えば図7、10−7のように表せる。
【0105】図7、10−7は、 エージェントY:「12月20日の渋谷の近くのフラン
ス料理レストランを2人予約できるか確認して結果を通
知してください。ただし、時間は16:00前後あるい
は22:00前後とする。」 手続き部、 手続き(1):フランス料理のレストランを確認する データ部 共通データ:エージェントの属性およびユーザに関する
データなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷近郊 日時:12月20日 結果: 予約確認結果:OK 条件:時間は16:00 住所:渋谷区神南1−1 電話:03−300−4444 状態:完了 を表している。
【0106】サーバ5−1は戻ってきたエージェント
X、エージェントYを参照し、これらのエージェントに
より最初のサービス(n)が実現されると判断し、サー
バ5−2、サーバ5−3に対して今度は予約の実行をエ
ージェントにて通知する(図4、M9−8、M9−
9)。
【0107】そして、サーバ5−2、サーバ5−3から
の結果(図4、M9−10、M9−12)をユーザエー
ジェントに反映させて図5、10−5のようなエージェ
ントをサービス(n)終了メッセージ(M9−14)と
してユーザへ送信する。
【0108】図5、10−5は、 「サービス要素(n)」 手続き部 手続き(1):オペラ公演を予約する 手続き(2):フランス料理のレストランを予約する データ部 共通データ:エージェントの属性およびユーザに関する
データなど 課金ユーザID:12345 データ(1):手続き(1)にて使用するデータ 場所:渋谷 日時:12月20日 題名:チューランドット 条件:いずれの回でもよい データ(2):手続き(2)にて使用するデータ。
【0109】場所:渋谷近郊 日時:12月20日 条件(1):手続き(1)にあるオペラ公演を鑑賞した
後に、手続き(2)にある食事を行う。
【0110】結果: 手続き(1): 予約確認結果:=OK 条件:=12:00開始の回 状態:=予約完了 手続き(2): 予約確認結果:OK 条件:時間は16:00 住所:渋谷区神南1−1 電話:03−300−4444 状態:予約完了 を表している。
【0111】端末側エージェントインタプリタ部1c
は、このエージェントを解釈し、端末制御手段1bとユ
ーザインタフェース手段1aを用いてユーザに結果を通
知する。最後にこのエージェントは端末1内にて消滅す
る。
【0112】具体例1でのように、ユーザがあるサービ
ス(n)を通信ネットワークに要求すると、各サーバ5
−1〜5−n間においてエージェントの交渉によりその
サービスを実現していく。サービス(n)が複雑であれ
ばあるほど、そのサービス実現に関与するエージェント
も多くなり、エージェント間でおこなわれたサービス内
容に基づいたサービス使用料金情報が、時刻tの経過に
つれて逐次課金サーバへ通知される。そして課金サーバ
3ではあるユーザに関するデータベースとして、例え
ば、課金すべきID番号(ユーザ識別番号)、各サービ
ス実行の開始/終了時刻、各サービスの料金、種別など
のサービス使用料金情報を時刻tの経過につれて逐次管
理する。
【0113】図4において、ユーザはサービス(n)要
求の後、サービス終了を示すサービス(n)終了メッセ
ージを受け取るまでの間に、このサービス(n)の使用
料金に関する情報を何も受け取っていない。
【0114】そこで、本発明の特徴的なサービスの一実
施例である、「ユーザがサービス(n)要求の後、サー
ビス終了を示すサービス(n)終了メッセージを受け取
るまでの間に、このサービス(n)の使用料金に関する
情報をユーザに通知するサービス」を新たに追加する。
【0115】以下、「ユーザがサービス(n)要求の
後、サービス終了を示すサービス(n)終了メッセージ
を受け取るまでの間に、このサービス(n)の使用料金
に関する情報をユーザに通知するサービス」を実現する
ための1実施例を具体例1のサービス(n)の場合につ
いて、図1−2、図8−9、図5乃至図31を用いて説
明する。
【0116】図10−12のステップを表す添え字SC
は端末側(Client)を表し、図13−15のステ
ップを表す添え字SSはサーバ側(Server)を表
す。図10−12、図13−15にて示されているフロ
ーチャートは処理手順内容の流れを表したものであり、
このフローチャートが実際の実装方式、実装S/Wアル
ゴリズムを一意的に規定するものではない。
【0117】初めに端末側の動作について説明する。図
10−12において、点線にて囲まれた部分1f、1
e、1dは、それぞれ図1−2のサービス料金情報解釈
1f、サービス料金通知タイミング情報指定手段1e、
端末側サービス料金通知サービス手段1dが主にその部
分の処理を担当していることを示す。
【0118】「端末側の操作」まず、端末1側の初期状
態は、サービス(n)の使用料金に関する情報をユーザ
に通知するサービスを利用していない状態であり、これ
を、サービス料金通知タイミング情報=“未設定中”で
あらわす(SC12−1)。
【0119】ユーザは、端末1内のユーザインタフェー
ス手段1aを使用して、通信ネットワークサービスを受
けた旨を端末制御手段1bへ通知する(SC12−
2)。
【0120】端末制御手段1bは、ユーザからの要求に
関する情報を端末側エージェントインタプリタ部1cへ
通知する。端末側エージェントインタプリタ部1cは、
そのサービス要求(n)の内容を含んだユーザエージェ
ントを生成する(SC12−3)。
【0121】端末制御手段1bは、端末側ネットワーク
通信手段1gを用いてそのユーザエージェントをサービ
ス(n)要求メッセージ(図1、図8の21)として通
信ネットワーク上のあるサーバ5−1へ送信する(SC
12−4)。
【0122】ここで、端末側1が、サービス料金通知タ
イミング情報=“未設定中”の状態で(SC12−
4)、ユーザが、サービス(n)要求を行った後の状態
において、すなわちサービス(n)を利用中の状態にお
いて、もしユーザがサービス(n)の使用料金に関する
情報をユーザに通知するサービスを利用したい場合に
は、その旨がユーザインタフェース手段1a、端末制御
手段1bを経由して端末側サービス制御手段1dに通知
される(SC12−6)。
【0123】端末側サービス料金通知サービス制御手段
1dは、サービス料金通知タイミング情報指定手段1e
に対して、ユーザインタフェース手段1aを利用して、
「どんな条件にて通信ネットワーク上のサーバからその
サービス(n)に対するサービス使用料金情報を通知さ
せるか」というサービス料金通知条件指定情報をユーザ
から取り出すよう依頼する(SC12−7)。この、
「どんな条件にてネットワーク上のサーバからそのサー
ビス(n)に対するサービス使用料金情報を通知させる
か」という情報を以下の記述ではサービス料金通知タイ
ミング情報と呼ぶことにする。また、(SC12−7)
での一連の処理を以下の記述では、サービス料金通知タ
イミング情報指定処理と呼ぶ。
【0124】端末側サービス料金通知サービス制御手段
1dは、サービス料金通知タイミング情報を端末側エー
ジェントインタプリタ部1cに渡し、端末側エージェン
トインタプリタ部1cがそのサービス料金通知条件指定
情報の内容を含んだユーザエージェントを生成する(S
C12−8)。そして端末制御手段1bは、端末側ネッ
トワーク通信手段1gを用いてそのユーザエージェント
をサービス料金通知指定要求メッセージ(図1、図8の
22)として通信ネットワーク上のサーバ5−1へ送信
する(SC12−9)。
【0125】端末1の端末制御手段1bは、サーバ側か
らのサービス料金通知指定応答メッセージ23を含んだ
エージェントの受信待ち状態になる(SC12−1
0)。
【0126】端末側は、サービス料金通知指定応答メッ
セージ23を受信し、サービス使用料金通知サービスを
利用できることを確認すると(SC12−11)、前に
サーバ側に通知したサービス料金通知タイミング情報が
サーバ側に届いて承認されたという旨のメッセージをユ
ーザインタフェース手段1aを用いてユーザへ通知する
(SC12−12)。
【0127】この時点で、端末1側は、サービス(n)
の使用料金に関する情報をユーザに通知するサービスを
利用できる状態になる。この状態を、サービス料金通知
タイミング情報=“指定中”であらわす(SC12−1
3)。この後、サーバ側からサービス(n)終了メッセ
ージ25を受信していなければサービス(n)の実行は
まだ終了していないので、(SC12−5)に戻る(S
C12−17)。
【0128】もし、端末1が、サービス料金通知タイミ
ング情報=“指定中”の状態において(SC12−
5)、サービス料金情報通知メッセージ24を含んだエ
ージェントを受信したことを端末側エージェントインタ
プリタ部1cが検出すると、その旨が端末側サービス料
金通知サービス制御手段1dへ通知され(SC12−1
4)、端末側サービス料金通知サービス制御手段1d
は、そのエージェントに関する情報をサービス料金情報
解釈手段1fへと渡し、内容を解釈するよう依頼する
(SC12−15)。
【0129】サービス料金情報解釈手段1fにおける情
報解釈結果は、ユーザインタフェース手段1aを介して
ユーザへと通知される(SC12−16)。以降、端末
1は、サービス料金情報通知メッセージ24を受信する
度に(SC12−15)、(SC12−16)の処理を
行う。
【0130】端末側サービス料金通知サービス制御手段
1dは、サービス料金通知タイミング情報=“指定中”
の状態においても、もし、サービス(n)の実行が終了
したことを表すサービス(n)終了メッセージ25を受
信したことを端末側エージェントインタプリタ部1cか
ら通知されると(SC12−17)、サービス料金通知
タイミング情報=“未設定中”、すなわちサービス
(n)の使用料金に関する情報をユーザに通知するサー
ビスを利用していない状態に戻る(SC12−18)。
そして、端末制御手段1bは、次サービスの利用開始に
備える(SC12−16)。
【0131】次に、サーバ側の動作について説明する。
【0132】図13−15において、点線にて囲まれた
部分5f、5e、5d、5gは、それぞれ図1のサービ
ス料金情報通知手段5f、サービス料金通知タイミング
情報解釈手段5e、サーバ側サービス料金通知サービス
制御手段5d、サービス料金情報問い合わせ手段5gが
主にその部分の処理を担当していることを示す。
【0133】「サーバ側の動作」サーバ側の初期状態
は、サービス(n)の使用料金に関する情報をユーザに
通知するサービスを提供していない状態であり、これを
サービス料金通知タイミング情報=“未設定中”であら
わす(SS13−1)。
【0134】まず、サービス料金通知タイミング情報=
“未設定中”の状態においては(SS13−2)、外部
からのエージェントを受信できる状態にあり(SS13
−3)、エージェントを受信すると、その内容(手続き
部33、データ部34)はサーバ側エージェントインタ
プリタ部5cにて解析され(SS13−4)、その解析
結果が、サービス料金通知サービスに関するものであれ
ばサーバ側サービス料金通知サービス制御手段5dへ、
サービス(n)の実行処理に関するものであればサーバ
制御手段5bへと通知される(SS13−5)。
【0135】もし、端末からのサービス(n)要求メッ
セージ21を記述したエージェントを受信した場合に
は、サーバ側エージェントインタプリタ部5c、および
サーバ制御手段5bが協調して、以降、そのサービス
(n)を実現するための行動を開始し(SS13−
6)、サービス(n)実行中状態となる(SS13−
7)。この状態変化はサーバ側サービス料金通知サービ
ス制御手段5dにも通知される。サービス(n)実行処
理において、具体例1では、図4を用いて前に説明した
ようにサーバ間のエージェントの移動によりそのサービ
スが逐次実行されていく。この様子を図8−9にも示し
てある。
【0136】以降、受信したエージェントの内容がサー
ビス(n)の実行処理に関連する場合(SS13−
8)、すなわち図8−9のM9−4、M9−6、M9−
10、M9−12のエージェントである場合にはサーバ
側エージェントインタプリタ部5c、およびサーバ制御
手段5bらの協調動作によりサービス(n)が実行され
る。
【0137】そして、サーバ側エージェントインタプリ
タ部5cが、サービス(n)の実行が終了したと判断す
るまでサービス(n)実行中の状態が続く(SS13−
24)。もし、サービス料金通知タイミング情報=“未
設定中”の状態において(SS13−2)、外部からの
エージェントを受信し(SS13−3)、サーバ側エー
ジェントインタプリタ部5cの解析により(SS13−
4)、そのエージェントがサービス料金通知サービスに
関連するエージェントであれば(SS13−5)、その
エージェントはサーバ側サービス料金通知サービス制御
手段5dに渡される(SS13−9)。
【0138】更に、そのエージェントの内容が、サービ
ス料金通知指定要求メッセージ(図1、図8の22)で
あった場合には、サービス料金通知タイミング情報“未
設定中”の状態においてサービス料金通知指定要求に関
する情報を受け取ったので(SS13−10)、さらに
その情報は、サービス料金通知タイミング情報解釈手段
5eへと渡される。そしてサービス料金通知タイミング
情報を抽出する処理が行われる。サービス料金通知タイ
ミング情報解釈手段5eはその情報を解析し、ユーザが
「どんな条件の時にネットワーク上のサーバからそのサ
ービス(n)に対するサービス料金情報を通知して欲し
いのか」という情報を抽出し、その情報をサーバ側サー
ビス料金通知サービス制御手段5dへ報告する。
【0139】サーバ側サービス料金通知サービス制御手
段5dは、サービス料金通知指定要求メッセージの内容
がサーバ側に解釈され、承認されたことをユーザに通知
するために、サーバ側エージェントインタプリタ部5c
を用いてその旨の内容を含んだエージェントを作成し
(SS13−11)、そのエージェントをサービス料金
通知指定応答メッセージ23として、サーバ側ネットワ
ーク通信手段7に対し、通信回線2を介してユーザの端
末1へと送信するよう依頼する(SS13−12)。
【0140】この時点で、サーバ側は、サービス(n)
の使用料金に関する情報をユーザに通知するサービスを
提供する状態になる。この状態を、サービス料金通知タ
イミング情報=“指定中”であらわす(SS13−1
3)。そして、サーバ側は、サービス(n)の使用料金
に関する情報をユーザに通知するサービスを提供するた
めの初期設定を行う(SS13−14)。
【0141】サーバ側は、サービス(n)の実行が終了
しておらず(SS13−24)、かつ、サービス料金通
知タイミング情報=“指定中”の状態においては(SS
13−2)、サーバ側サービス料金通知サービス制御手
段5dは、ユーザの指定した「どんな条件の時にネット
ワーク上のサーバからそのサービス(n)に対するサー
ビス使用料金情報を通知して欲しいのか」というサービ
ス料金通知タイミング情報を把握しているので、これ以
降その条件を満たしユーザに通知すべきかどうか時刻t
の経過とともにあるタイミングにてサービス料金を把握
するための処理を駆動させる。このタイミングを決める
処理を、以降、サービス料金把握タイミング算出処理と
呼ぶことにする(SS13−15)。
【0142】サービス料金把握タイミング算出処理中に
エージェントを受信した場合には、そのエージェントは
サーバ側エージェントインタプリタ部5cに渡され、そ
こでの解析により、処理が分岐(SS13−6、SS1
3−8、SS13−9)する。
【0143】サーバ側サービス料金通知サービス制御手
段5dの行うサービス料金把握タイミング算出処理によ
り、サービス料金を把握するための処理を駆動する時と
判定された場合には(SS13−15)、サーバ側サー
ビス料金通知サービス制御手段5dはサービス料金情報
問い合わせ手段5gに対して、サービス料金情報の問い
合わせに関するエージェントを生成するように依頼し
(SS13−16)、サービス料金情報問い合わせ手段
5gの作成したエージェントは課金サーバ3に対して、
サービス使用料金情報問い合わせメッセージ26となっ
て送信される(SS13−17)。
【0144】送信されたサービス使用料金情報問い合わ
せメッセージ26に対する課金サーバ3からの応答は、
後に、サービス料金情報応答メッセージ27としてサー
バ5−1に到着する(SS13−9)。そして、サービ
ス料金情報応答メッセージ27は、サービス料金問い合
わせ手段5gにおいて解釈され、サービス使用料金情報
としてサーバ側サービス料金通知サービス制御手段5g
へ通知される(SS13−23)。
【0145】ここで、サーバ側サービス料金通知サービ
ス制御手段5dは、サービス料金通知タイミング情報、
および、現在までの間に課金サーバ3から得た、サービ
ス料金情報応答メッセージ中のサービス使用料金情報等
を用いて、ユーザから指定された、「どんな条件の時に
ネットワーク上のサーバからそのサービス(n)に対す
るサービス使用料金情報を通知して欲しいのか」という
条件部分を満たしているかどうかを判定する。この処理
を以下の記述では、サービス料金通知タイミング判定処
理と呼ぶことにする(SS13−18)。
【0146】サーバ側サービス料金通知サービス制御手
段5dの行うサービス料金通知タイミング判定処理の結
果、ユーザに通知する条件が満たされると(SS13−
19)、サーバ側サービス料金通知サービス制御手段5
dはサービス料金情報通知手段5fに対し、ユーザへ通
知すべきサービス料金情報を作成するよう依頼する。こ
の処理を以下の記述では、サービス料金情報通知処理と
呼ぶことにする(SS13−20)。
【0147】サービス料金情報通知処理において、サー
ビス料金情報通知手段5fの作成したユーザ通知サービ
ス料金情報はサーバ側サービス料金通知サービス制御手
段5dへ渡され、サーバ側エージェントインタプリタ部
5c、サーバ側ネットワーク通信手段5hによってエー
ジェントの形式に変換された後(SS13−21)、サ
ービス料金情報通知メッセージ24としてユーザの端末
1へと送信される(SS13−22)。
【0148】以降、サーバ側サービス料金通知サービス
制御手段5dは、サービス(n)の実行が終了しておら
ず(SS13−24)、サービス料金通知タイミング情
報=“設定中”における状態で(SS13−2)、サー
ビス料金通知タイミング判定処理により(SS13−1
8)、ユーザに通知する条件が満たされると、その度ご
とに(SS13−20)−(SS13−21)−(SS
13−22)の手順にてサービス料金情報通知メッセー
ジがユーザへ送信される。
【0149】サービス(n)実行中のある時点におい
て、サーバ側エージェントインタプリタ部5c、および
サーバ制御手段5bの協調作用の結果、例えば、他のサ
ーバからの結果(具体例1においては図9、M9−1
0、M9−12などのメッセージ)などによりサービス
(n)の実行が終了したと判断すると(SS13−2
4)、サービス(n)終了を記述したエージェントをサ
ービス(n)終了メッセージ25としてユーザへ送信
し、サービス(n)終了の旨を通知する(SS13−2
5)。
【0150】そして、サービス料金通知タイミング情報
=“未設定中”、すなわちサービス(n)の使用料金に
関する情報をユーザに通知するサービスを提供していな
い状態に戻り(SS13−26)、新たなサービス
(n)要求メッセージ21を待ち、次サービスの提供に
備える(SS13−5)。
【0151】図8−9、図10−12をみると、ユーザ
(端末1)は、サービス(n)要求メッセージ21を送
信した時刻とサービス(n)終了メッセージ25を受信
した時刻との間において、サービス料金情報通知メッセ
ージ24を受信できることがわかる。このことは、ユー
ザがあるサービスを利用中に、そのサービスに関する料
金情報をそのサービスの利用が終らないうちに、ネット
ワーク側から通知してもらえることを意味している。
【0152】次に、サービス料金通知条件指定情報、す
なわち「どんな条件にてネットワーク上のサーバからそ
のサービス(n)に対するサービス使用料金情報を通知
させるか」について具体例を用いて更に詳しく説明す
る。
【0153】サービス料金通知条件指定情報(例1)
「現在から以降に利用するサービス(n)に対する使用
料金の累積金額が500円になったら通知してほしい。
500円に達した時点から更に同じ条件になったら、つ
まり500円に達した時間から以降に利用するサービス
(n)に対する使用料金の累積金額が500円になった
ら、また通知してほしい。この動作をサービス(n)が
終了するまで継続して欲しい。」この場合、サービス料
金通知タイミング情報指定手段1eは、例えば図16−
18、100−1に示すような画面をもつユーザインタ
フェース手段1aを利用してサービス料金通知条件指定
情報(例1)の内容をユーザに設定してもらう。図16
−18中、レ点にてチェックされている項目が設定され
る情報である。
【0154】サービス料金通知タイミング情報指定手段
1eにおいて指定できる情報としては、例えば、 ・サービス料金通知サービスを利用開始する日時(「サ
ービス利用開始日時101」) (例1)では指定した直後の時刻である。(「指定直後
101−1」) ・サービス使用料金の境界値(「金額値102」) (例1)では500円である。(「500円102−
1」) ・サービス料金通知のタイミング(「通知タイミング1
03)」 (例1)では「サービス使用料金の値」をこえた時であ
る。(103−1) ・サービス料金通知の有効期間、有効条件(「通知有効
期間・条件104」) (例1)ではサービス(n)が終了するまでの間で、指
定条件を満たすたびごとである。(104−1)などが
ある。
【0155】状態105欄は現在サービス使用料金通知
サービスを利用しているかどうかを示し、「未使用」1
05−1となっている。画面100−1において設定1
06を選択する(SC12−7−1)と、設定された情
報が(SC12−8)によりエージェント化される。
【0156】図16−18の操作(SC12−7−1)
により、端末1内の(SC12−8)にて生成されるサ
ービス料金通知指定要求メッセージ22を記述したユー
ザエージェント36は、例えば図19−21(SC12
−8−1)のように表せ、これがサーバに到着する。そ
して、サーバ側は、このエージェントの手続き部33を
解釈して、これがサービス料金通知条件指定要求を示す
ものと判断し、(SS13−10)にてサービス利用開
始日時101、金額値102、通知タイミング103、
有効期間・条件104などの情報が抽出される。
【0157】サーバ5−1内の(SS13−12)にて
生成されるサービス料金通知指定応答メッセージ23を
記述したエージェント37は例えば図22のように表
せ、これが端末1へ到着する。データ部34に指定結果
110が記述されており、図の場合正常に指定処理を完
了した(「正常指定完了110−1」)ことを表してい
る。この場合、(SC12−12)にて例えば図8の画
面100−2上で「利用中」105−2などのメッセー
ジを表示する。
【0158】何等かの理由にてサーバがサービスを提供
できない場合には、例えば指定結果110の内容がサー
ビス利用不可を示す「利用不可110−2」などの情報
が返される。この場合には、(SC12−13)におい
て、サービス料金通知タイミング情報=“未指定中”の
ままである。
【0159】当然のことながら、指定結果の種類は以上
の2つだけとは限らず、例えば「金額値」項目のみ設定
不可など色々考えられる。
【0160】サーバ5−1内のサーバ側サービス料金通
知サービス制御手段5dが行うサービス料金把握タイミ
ング算出処理(SS13−15)は例えば、図23−2
4のように表せる。
【0161】最初に、サーバは、サービス料金通知サー
ビスをそのユーザに提供開始する日時(サービス利用開
始日時)を設定していないので(SS13−15−1−
1)、その設定を行う。サービス料金通知条件指定情報
(例1)の場合では、サービス料金通知サービスを利用
開始する日時(「サービス利用開始日時101」)を指
定した直後の時刻(「指定直後101−1」)となって
いるので、例えば、サーバ5−1からのサービス料金通
知指定応答メッセージ23の送信時の時刻を用いること
ができる。図23−24において、現在の時刻(日時)
をt,サービス利用開始日時をT0にて表す。そして、
T0の値をサービス料金通知サービス管理データベース
140のサービス利用開始日時フィールド145へ格納
する(SS13−15−1−2)。
【0162】サービス料金を把握するタイミングを決め
るための変数を把握タイミング間隔T、算出用変数とし
てTnとする(SS13−15−1−3)。把握タイミ
ング間隔Tをある値に設定し、Tn=0とする。
【0163】もし、時刻t>T0+Tnであればサービ
ス料金を把握するための処理を駆動させる。時刻t<T
0+Tnであればまだ、サービス料金を把握するための
処理を駆動させない(SS13−15−1−4)。もし
エージェントの受信があればその処理を開始する。そう
でなければ(SS13−15−1−1)へ戻る(SS1
3−15−1−8)。既にT0の値は設定しているので
(SS13−15−1−4)へ移る(SS13−15−
1−7)。
【0164】ここで、時刻t>T0+Tnを満たしてい
れば、サービス料金を把握するための処理を駆動させる
(SS13−15−1−4)。その前に、Tの値を変更
するならば(SS13−15−1−5)、Tをある値に
設定する(SS13−15−1−6)。
【0165】次回のサービス料金把握タイミング算出処
理に備えるために、Tn=Tn+TとしてTnの値を変
更する(SS13−15−1−7)。例えば、T=1秒
とすると、サービス料金を把握するための処理が1秒毎
に駆動させることになる。ある時点でT=2秒に変更す
ると(SS13−15−1−6)それ以降は、サービス
料金を把握するための処理が2秒毎に駆動される。把握
タイミング間隔(T)は、サーバ側サービス料金通知サ
ービス制御手段5dが管理し、場合によってはその値が
変更される。たとえばあるユーザに対して、サービスを
実行するエージェントの移動量が少ない場合にはサービ
スの使用量が少ないと判断して把握タイミング間隔
(T)を大きくするなどである。これにより、サービス
使用料金を把握するための処理を効率的に駆動させるこ
とができる。
【0166】サーバ5−1内のサーバ側サービス料金通
知サービス制御手段5dが行うサービス料金把握タイミ
ング算出処理の結果、サービス料金の把握処理を開始す
る場合には、サービス料金情報問い合わせ手段5g、サ
ーバ側エージェントインタプリタ部5cにより、(SS
13−16)にてサービス料金情報問い合わせメッセー
ジ26が作成される。このサービス料金情報問い合わせ
メッセージ26を記述したエージェントは例えば、図2
5のように表せる。
【0167】課金サーバ3に問い合わせる内容は (問い合わせ1) 「時刻t=T0からt=T0+Tの間で、ユーザAの使
用したサービスに対する使用料金情報を教えてくださ
い」である。
【0168】図25において、データ部34の意味は、 ・「開始時刻121」 :「時刻t=Tsからt=Teまでの間のサービス料金
情報を通知してください」におけるTsの値 ・「終了時刻122」 :「時刻t=Tsからt=Teまでの間のサービス料金
情報を通知してください」におけるTeの値 ・「ユーザID123」 :「ユーザを識別するための番号である。
【0169】課金サーバ3は、図4、8−9のM9−
5、M9−7、M9−11、M9−13のようなメッセ
ージによって、各サーバからあるユーザの使用したサー
ビスに対する料金情報を報告されているので、(問い合
わせ1)に対する応答を問い合わせのあったサーバに通
知することが可能である。応答としては、例えば、図1
3のように、 (応答1) 「時刻t=T0からt=T0+Tの間で、ユーザAの使
用したサービス(n)に対する使用料金情報:金額12
4=100円(124−1)」となる。
【0170】この(応答1)が記述されたエージェント
は、サービス料金情報応答27としてサービス料金情報
問い合わせ手段5gにより解釈され、サーバ側サービス
料金通知サービス制御手段5dへその情報が渡される。
この情報はサービス使用料金情報としてサーバ側サービ
ス料金通知サービス制御手段5dに通知され、サービス
料金通知サービス管理データベース140(図23−2
4)にユーザごとに管理される。サービス料金通知サー
ビス管理データベース140は、サーバがサービス料金
通知サービスを実現するために使用する記憶部であり、
ユーザごとに情報が管理され、例えば、ユーザID14
1フィールド、サービス料金通知サービス利用状況14
2フィールド、サービス料金通知タイミング情報フィー
ルド143、サービス使用料金情報144フィールド、
サービス利用開始日時145フィールド通信回数フィー
ルドなどがある。これらの情報フィールドは、サービス
料金通知タイミング判定処理(SS13−18)にて参
照される。
【0171】次に、サービス料金通知タイミング判定処
理(SS13−18)の一例を、図27−28に示す。
【0172】判定するユーザのIDをもとに、サービス
料金通知サービス管理データベース140において参照
するラインを決定する。図でユーザAとする(SS13
−18−1−1)。
【0173】サービス料金通知サービス管理データベー
ス140の内、サービス料金通知タイミング情報フィー
ルド143は、サービス料金通知指定要求メッセージ2
2にて指定された内容を保持しており、サービス使用料
金情報フィールド144は、現在における、ユーザのサ
ービス使用料金の累積値を保持している。サービス使用
料金情報フィールド144は、サービス料金情報応答メ
ッセージ27を受信するごとに内容が更新される。
【0174】この、サービス料金通知タイミング情報フ
ィールド143、サービス使用料金情報フィールド14
4をもとに判定処理を行う(SS13−18−1−
2)。
【0175】143−1、144−1の例では、利用料
金=100円、金額値=500円であるので、サービス
料金通知タイミング情報143−1中の「通知タイミン
グ」103−1にて記述されている条件を満たしていな
い。
【0176】そこで、サービス料金情報をユーザAには
通知しない(SS13−18−1−3)。もし条件を満
たしている場合には、サービス料金情報をユーザAに通
知すると判定し、次回の判定処理のためにサービス料金
通知サービス管理データベース140の内容を更新す
る。例えば、累積されてきたサービス使用料金情報14
4の値をクリアするなどである(SS13−18−1−
4)。
【0177】図8−9では、把握タイミング間隔(T)
が一定値であり、t=T0+T、T0+2T、T0+3
T、T0+4Tの時点で課金サーバへサービス料金情報
問い合わせ26を行う例が示されている。図25のデー
タ部34における「開始時刻」121、「終了時刻」1
22は各々の場合において、「開始時刻:t=T0、終
了時刻:t=T0+T」、「開始時刻:t=T0+T、
終了時刻:t=T0+2T」、「開始時刻:t=T0+
2T、終了時刻:t=T0+3T」、「開始時刻:t=
T0+3T、終了時刻:t=T0+4T」である。その
応答であるサービス料金情報応答27の中のデータ部3
4の内、料金情報は例えば、図26の「金額」124で
あり、それぞれ「金額=100円」、「金額=400
円」、「金額=500円」、「金額=100」とする。
【0178】この場合、2回目の応答によりサービス使
用料金情報=500円となり(SS13−18−1−
3)において、143−1に示されている「通知タイミ
ング」条件を満たすと判断されてサービス料金情報通知
メッセージ24がユーザAに送られ、次回の判定処理の
ためにサービス料金通知サービス管理データベース14
0の内容が更新される。例えば、累積されてきたサービ
ス使用料金情報144の値を0にする。更に、3回目の
応答によりサービス使用料金情報=500円となり、も
う一度、サービス料金情報通知メッセージ24がユーザ
Aに送られる。
【0179】サーバ5−1内のサービス料金情報通知手
段11において行われるサービス料金情報通知処理(S
S13−20)の一例を図29−30に示す。
【0180】サービス料金通知タイミング判定処理(S
S13−18)にてサービス使用料金情報をあるユーザ
に通知することを判断すると、サービス料金情報通知手
段5fはそのユーザに対する管理データベース140の
位置を特定する(SS13−20−1−1)。
【0181】そして、ユーザに通知すべきサービス使用
料金情報をデータベース140から取り出し(SS13
−20−1−2)、必要があればデータベース140の
内容を更新する。サービス使用料金情報として通知条件
を満たしたことを表す「通知状況」153の他に、例え
ば、ユーザへ何回目の通知を行うかを表す「通知回数」
151、サービス利用の経過時間を表す「経過時間15
2」などがある。なお、「通知回数」151をユーザに
通知する場合には、サービス料金通知サービス管理デー
タベース140のフィールドとしては通知回数146を
設け、あるユーザに通知する毎にそのフィールドのカウ
ント値をふやすなどの処理を行う。
【0182】サービス料金情報通知手段5fにおいて行
われたサービス料金情報通知処理(SS13−20)の
結果(SS13−21)にて生成されるサービス料金情
報通知メッセージ24は例えば、図16のように表せ
る。端末側ではこのメッセージを受信すると、(SC1
2−15)にて図31内のデータ部34に記述されてい
るサービス料金情報150の内容を解釈し、(SC12
−16)にてその情報をユーザへ通知する。
【0183】実施例2.実施例1.においては、本発明
の特徴的なサービスを従来例と比べ明確にするために、
ある1つのサービスをユーザがサーバに要求し、そのサ
ービスを利用中の状態にてサービス使用料金通知サービ
スを利用開始するためのサービス料金通知指定要求メッ
セージを送出し、サービス使用料金をサービス利用中に
通知してもらい、その1つのサービスが終了したらサー
ビス使用料金通知サービスも終了するとして説明をおこ
なった。
【0184】実際にエージェントを用いたネットワーク
においては、ユーザは、ある1つのサービスをサーバに
要求した後、その1つのサービスを利用中において、更
に別のサービスをサーバに要求することができる。この
ようにユーザが複数のサービスをサーバに要求し、実際
に複数のサービスを利用している状態においても、容易
に実施例1を拡張して本発明の特徴的なサービスを実施
することが可能である。なぜなら、サービス料金情報問
い合わせ手段5gにおいて作成するサービス料金情報問
い合わせメッセージ26において、「ある開始時刻から
終了時刻の間に、あるユーザが使用したサービスすべて
に関してその使用料金を通知してほしい」のようなエー
ジェントを作成すればよいからである。
【0185】また、複数のサービスをユーザが利用中
に、本発明のサービスを実現できるため、実施例1.に
て説明した、1つのサービスの利用が終了したらサービ
ス使用料金通知サービスも終了することは必ずしも必要
ではない。むしろ、この状況においては、1つのサービ
スの利用が終了しても他に利用しているサービスがあれ
ばサービス料金通知サービスを続ける方がユーザにとっ
て恩恵を受ける場合もある。
【0186】・1つのサービスの利用が終了したらサー
ビス使用料金通知サービスも終了するあるいは終了しな
いといった項目は、例えば、図16−18の画面100
−1において、通知有効期間・条件104に複数の選択
肢をもつユーザインタフェースを提供することでユーザ
が選択することが可能となる。例えば、画面100−1
において、104−2を選択したら ・1つのサービスの利用が終了してもサービス使用料金
通知サービスを終了しないようにサーバへ指定すること
が可能である。
【0187】このように、サービス料金通知条件を指定
するサービス料金通知指定要求メッセージ内には多様な
条件項目が設定される場合があり、必ずしもサーバがそ
の条件においてサービス料金通知サービスを提供できる
とは限らない場合も生じる。この場合には、実施例1に
もふれたが、サービス料金通知指定応答メッセージにお
いて、条件指定結果を承認する/しないかどうかをしめ
すデータ部34を設けて必要時に利用不可の旨をユーザ
へ通知すればよい。
【0188】実施例3.サービス料金通知サービスを利
用している状態においても、もしそのサービスをユーザ
が終了させたい場合には、例えば、図16−18の画面
100−2において、解除108を選択すると、図19
−21(SC12−8−2)のようなサービス利用状態
105を「利用中」から「未利用」とする旨を記したエ
ージェントをサーバに送信することで、サーバにサービ
ス料金通知サービスを終了したいことを通知することが
可能である。
【0189】また、サーバは、必要があれば、サービス
料金情報通知メッセージ24の中で、例えば「通知状
況」153において「サービス料金通知サービスを終了
する」という旨の記述をすることにより、ユーザにサー
ビス料金通知サービスを終了することを通知できる。
【0190】これによって、ユーザあるいはサーバは、
サービス使用料金通知サービスを必要時に終了すること
ができる。
【0191】実施例4.実施例1.において、サービス
料金通知条件指定情報(例1)の場合では、あるサービ
スを利用中の状態にて、サービス使用料金通知サービス
を利用開始するためのサービス料金通知指定要求メッセ
ージを送出し、そのメッセージの中で、サービス料金通
知サービスを利用開始する日時を指定した直後の時刻と
指定した。その結果、例えば、サーバ5−1からのサー
ビス料金通知指定応答メッセージ23の送信時の時刻を
サービス使用料金通知サービスの利用開始時刻T0とし
て、本発明の実施例を説明した。このサービス使用料金
通知サービスの利用開始時刻T0は必ずしもサーバ5−
1からのサービス料金通知指定応答メッセージ23の送
信時の時刻とする必要はなく、例えば、図16−18の
画面100−1のサービス利用開始日時101の指定欄
において、時刻設定101−1を設け、ここでT0の値
を指定するようなユーザインタフェースをもつことによ
り、ユーザが所望する時刻をT0として指定することが
可能である。
【0192】実施例5.実施例1.においては、サービ
ス料金通知タイミング情報指定手段1eが、サービス使
用料金通知条件の通知タイミングをサービスに対する料
金の境界値と設定した場合において本発明の実施例を説
明した。つまり、サービス使用料金が500円になった
ら通知してくださいというように、通知するタイミング
がサービス使用料金値(500円)であった。
【0193】通知タイミングとしては、その他に、例え
ば、「何時何分になったらその時刻におけるサービス使
用料金情報を通知してください」とか、「サービス料金
通知サービスが利用開始となってから3分後におけるサ
ービス使用料金情報を通知してください」などの、時間
の境界値(何時何分、3分後)を用いることもできる。
例えば、「500円になったら通知してください」と通
知タイミングを金額の境界値としていた場合に、もしサ
ービス使用料金がなかなか500円にならなければ、サ
ービス料金情報通知メッセージはサーバから送信され
ず、ユーザは,「メッセージがこないからたぶん500
円には達していないのだけど、いったいいくらになって
いるのかな?」という状況になることが考えられるが、
もし通知タイミングとして3分後と指定しておけば、サ
ービス使用料金がなかなか500円にならなくても、サ
ービス料金情報通知メッセージがサーバから送信され、
ユーザは、その時刻におけるサービス使用料金を把握す
ることができる。
【0194】この通知タイミングは例えば「金額の境界
値」と「時間の境界値」の両方を指定しておき、どちら
か一方の条件が成立した場合にサービス使用料金情報を
ユーザに通知させるようにしてもよく、容易に実施例1
を拡張して実現することができる。
【0195】実施例6.実施例1.においては、実施例
5.で記したように、サービス料金通知タイミング情報
指定手段1eが、サービス使用料金通知条件の通知タイ
ミングをサービスに対する料金の境界値と設定した場合
において本発明の実施例を説明した。つまり、サービス
使用料金が500円になったら通知してくださいという
ように、通知するタイミングがサービス使用料金値(5
00円)で、サービス使用料金の境界値であった。この
場合では、例えばサービス使用料金が480円になり以
降なかなかサービス使用料金に変動がない場合には、サ
ービス料金情報通知メッセージはサーバから送信され
ず、ユーザは、「メッセージがこないからたぶん500
円には達していないのだけど、いったいいくらになって
いるのかな?」という状況になることが考えられる。
【0196】そこで、例えば「サービス使用料金が50
0円になったら通知してください。ただし、500円に
なる少し前から、例えば450円とか480円とかにな
った時にも通知してください」というサービスを提供す
ることにより、だんだん境界値にサービス使用料金が近
づいてきたことをユーザに通知することができる。こう
することで、ユーザは突然にサービス使用料金通知メッ
セージを受信してとまどってしまうという状況を回避さ
せることができる。
【0197】ユーザは、例えば、図16−18の画面1
00−1の通知タイミング103の指定欄において、1
03−2のような「(利用料金)>=(金額値*0.8
となった時に1回通知し、(利用料金)>=(金額値)
*0.9となった時にもう1回通知する」というような
ユーザインタフェースにより指定することが可能であ
る。
【0198】上の例では、サービス使用料金の境界値の
何割減(500円の1割減なら450円)を最初として
境界値に達するまでに複数回サービス料金通知をサーバ
が行うこととしたが、実施例5.で記したように通知タ
イミングが時間の境界値の場合でも適用することは容易
である。つまり、時間の境界値を10分後とした場合
に、例えば「10分後の2割減すなわち、8分後から1
0分後の間において複数回サービス使用料金を通知して
ください」というサービスを実現することができる。
【0199】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、端末側の
ユーザインタフェース手段とサービス料金通知タイミン
グ情報指定手段は、ネットワークサービスを利用中にサ
ービス料金を通知させる条件を通信回線を介してネット
ワーク(サーバ)側へ指定する。サーバ側は、そのサー
ビス通知条件をネットワーク(サーバ)側のサービス料
金通知タイミング情報解釈手段によって解釈・理解し、
サーバ側のサービス料金通知サービス制御手段が、サー
ビス料金情報問い合わせ手段の収集するユーザのサービ
ス使用料金情報と、サービス通知条件をもとにしてユー
ザに通知すべき時間のタイミングおよびその通知時に知
らせる内容を判断し、通信回線を介してユーザへ通知す
るように構成したので、ユーザは、サービス利用中にお
いて自分の所望する条件でサービス料金情報を把握する
ことができるという効果がある。
【0200】請求項2記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段が、ユーザがサ
ービスを利用している任意の時点で前記サービス使用料
金通知条件を指定するためのサービス料金通知指定要求
をサーバ側におこない、サーバ側がその条件を満足する
時には、ユーザにサービス使用料金通知をおこなうよう
に構成したので、ユーザは、サービス利用中の任意の時
点で自分の所望する条件でサービス料金情報を把握する
ことができるという効果がある。
【0201】請求項3記載の発明によれば、サーバ側の
サービス料金通知タイミング情報解釈手段が、サービス
料金通知指定要求を解釈し、その指定を有効あるいは無
効とするかどうかを決定するように構成したので、ユー
ザは、サービス使用料金通知サービスを利用できるか否
かを確実に知ることができるという効果がある。
【0202】請求項4記載の発明によれば、サーバ側の
サービス料金情報問い合わせ手段が、ユーザがサービス
を利用している状態において、ある時間間隔ごとに課金
サーバへそのユーザのサービス使用料金情報の問い合わ
せを行うように構成したので、サーバはユーザのサービ
ス使用料金を知ることができるという効果がある。
【0203】請求項5記載の発明によれば、サーバ側の
サービス料金情報問い合わせ手段が、時間間隔を、その
ユーザに対するエージェントの処理量に応じて修正する
ように構成したのでサーバは、ユーザのサービス使用料
金をサーバが効率的に知ることができるという効果があ
る。
【0204】請求項6記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段が、サービス使
用料金通知条件の通知タイミングをサービスに対する料
金の境界値と設定するように構成したので、ユーザは、
サービス使用料金通知サービスにおいてサービス使用料
金がある金額に達した時点でサービス料金情報を把握す
ることができるという効果がある。
【0205】請求項7記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段が、サービス使
用料金通知条件の通知タイミングを時間の境界値と設定
するように構成したので、ユーザは、サービス使用料金
通知サービスにおいてある時間が経過した時点でサービ
ス料金情報を把握することができるという効果がある。
【0206】請求項8記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段が、サービス使
用料金通知条件の通知タイミングを境界値のある割合減
の値から境界値のある割合増の値の間において複数回と
設定するように構成したので、ユーザは、サービス使用
料金通知サービスにおいてサービス使用料金がある金額
に達する近辺の時点でサービス料金情報を把握すること
ができるという効果がある。
【0207】請求項9記載の発明によれば、端末側のサ
ービス料金通知タイミング情報指定手段が、サービス使
用料金通知サービスの利用開始日時を条件として指定す
るように構成したので、ユーザは、サービス使用料金通
知サービスを利用開始する時点を設定することができる
という効果がある。
【0208】請求項10記載の発明によれば、端末側あ
るいはサーバ側のサービス料金通知タイミング情報指定
手段あるいは、サービス料金情報通知手段が、サービス
使用料金通知サービスを終了することを通知するための
メッセージを生成するように構成したので、ユーザある
いはサーバは、サービス使用料金通知サービスを必要時
に終了することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明を適用する通信ネットワークを表す構
成図である。
【図4】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、エージェントの動作例を示すシーケンス図である。
【図5】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、エージェントの動作例を示す構成図である。
【図6】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、エージェントの動作例を示す構成図である。
【図7】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、エージェントの動作例を示す構成図である。。
【図8】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、本発明のサービスを行うエージェントの動作例を示
すシーケンス図である。
【図9】この発明を適用する通信ネットワークにおい
て、本発明のサービスを行うエージェントの動作例を示
すシーケンス図である。
【図10】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側の動作を示す
フローチャート図である。
【図11】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側の動作を示す
フローチャート図である。
【図12】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側の動作を示す
フローチャート図である。
【図13】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側の動作を示
すフローチャート図である。
【図14】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側の動作を示
すフローチャート図である。
【図15】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側の動作を示
すフローチャート図である。
【図16】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理の1方法を示す画面構成
図である。
【図17】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理の1方法を示す画面構成
図である。
【図18】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理の1方法を示す画面構成
図である。
【図19】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理にて生成されたエージェ
ントの構成を示す構成図である。
【図20】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理にて生成されたエージェ
ントの構成を示す構成図である。
【図21】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の端末側のサービス料
金通知タイミング情報指定処理にて生成されたエージェ
ントの構成を示す構成図である。
【図22】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金通知タイミング情報解釈処理の結果生成されたエー
ジェントの構成を示す構成図である。
【図23】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金把握タイミング算出処理の1例を示すフローチャー
トおよびデータベース図である。
【図24】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金把握タイミング算出処理の1例を示すフローチャー
トおよびデータベース図である。
【図25】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金情報問い合わせ手段が生成するエージェントの構成
を示す構成図である。
【図26】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置の課金サーバにおいて
生成されたサービス料金情報応答を示すエージェントの
構成を示す構成図である。
【図27】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金通知タイミング判定処理の1例を示すフローチャー
トおよびデータベース図である。
【図28】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金通知タイミング判定処理の1例を示すフローチャー
トおよびデータベース図である。
【図29】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金情報通知処理の1例を示すフローチャートおよびデ
ータベース図である。
【図30】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金情報通知処理の1例を示すフローチャートおよびデ
ータベース図である。
【図31】本発明の1実施例による通信ネットワークに
おけるサービス使用料金把握装置のサーバ側のサービス
料金情報通知処理の結果生成されたエージェントの構成
を示す構成図である。
【図32】従来例1のサービス使用料金把握方法を示す
のブロック図である。
【図33】従来例2のサービス使用料金把握方法を示す
のブロック図である。
【図34】従来例3のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図35】従来例3のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図36】従来例4のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図37】従来例4のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図38】従来例5のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図39】従来例5のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【図40】従来例5のサービス使用料金の把握方法を示
すのブロック図である。
【符号の説明】
1 端末、1a ユーザインタフェース手段、1b 端
末制御手段、1c端末側エージェントインタプリタ部、
1d 端末側サービス料金通知サービス制御手段、1e
サービス料金通知タイミング情報指定手段、1f サ
ービス料金情報解釈手段、1g 端末側ネットワーク通
信手段、2、4 通信回線、3 課金サーバ、5−1〜
5−n サーバ、5b サーバ制御手段、5c サーバ
側エージェントインタプリタ部、5d サーバ側サービ
ス料金通知サービス制御手段、5e サービス料金通知
タイミング情報解釈手段、5f サービス料金情報通知
手段、5g サービス料金情報問合せ手段、5h サー
バ側ネットワーク通信手段。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの利用するサービスの使用料金情
    報をサーバから通知させるためのサービス使用料金通知
    条件を指定するサービス料金通知タイミング情報指定手
    段と、 サーバ側からのサービス使用料金通知情報を解釈するサ
    ービス料金情報解釈手段と、 前記サービス料金通知タイミング情報指定手段およびサ
    ービス料金情報解釈手段とを制御する端末側サービス料
    金通知サービス制御手段と、 サーバ側と送受信するデータをエージェント形式にて表
    現する端末側エージェントインタプリタ部と、 サーバ側とエージェントを用いて送受信をおこなう端末
    側ネットワーク通信手段と、 ユーザと端末との間の入出力動作をおこなうユーザイン
    タフェース手段と、 前記の端末側サービス料金通知サービス制御手段と端末
    側エージェントインタプリタ部と端末ネットワーク通信
    手段およびユーザインタフェース手段とを制御する端末
    制御手段と、 を基本構成体とする端末と、 端末側から指定されたサービス使用料金情報をサーバか
    ら通知させるための条件を解釈するサービス料金通知タ
    イミング情報解釈手段と、 端末側にユーザの使用したサービスの料金情報を通知す
    るサービス料金情報通知手段と、 ユーザの使用したサービスの料金情報を課金サーバから
    得るサービス料金情報問合せ手段と、 前記のサービス料金通知タイミング情報解釈手段とサー
    ビス料金情報通知手段およびサービス料金情報問合せ手
    段とを制御するサーバ側サービス料金通知サービス制御
    手段と、 端末側と送受信するデータをエージェント形式にて表現
    するサーバ側エージェントインタプリタ部と、 端末側とエージェントを用いて送受信をおこなうサーバ
    側ネットワーク通信手段と、 前記のサーバ側サービス料金通知サービス制御手段とサ
    ーバ側エージェントインタプリタ部およびサーバ側ネッ
    トワーク通信手段とを制御するサーバ制御手段と、 を基本構成体とするサーバと、 前記端末と前記サーバとを接続する通信回線と、 を具備し、 端末側の前記サービス料金通知タイミング情報指定手段
    および前記端末側エージェントインタプリタ部が、前記
    ユーザインタフェース手段を介したユーザの指示に基づ
    いて、前記サービス使用料金通知条件およびユーザを認
    識するためのユーザ識別番号をデータ部をもちサービス
    使用料金の通知判定方法を手続き部に有するサービス料
    金通知指定要求エージェントを生成し、そのサービス料
    金通知指定要求エージェントを前記端末側ネットワーク
    通信手段、通信回線、サーバ側ネットワーク通信手段を
    経由させてサーバ側に移動させ、 サーバ側の前記サービス料金通知サービス制御手段と前
    記サービス料金通知タイミング情報解釈手段および前記
    エージェントインタプリタ部が前記サービス料金通知指
    定要求エージェントのデータ部および手続き部を解釈し
    て、前記サービス使用料金通知条件とユーザ識別番号お
    よびサービス使用料金の通知判定方法を把握してサーバ
    内にて記憶し、 サーバ側の前記サービス料金情報問い合わせ手段が前記
    ユーザ識別番号をデータ部に、サービス使用料金情報の
    通知方法を手続き部に有するサービス料金情報問合せエ
    ージェントを生成し、そのサービス料金情報問合せエー
    ジェントを課金サーバへ移動させ、課金サーバとの交渉
    によりサービス料金情報を入手し、 サーバ側の前記サービス料金通知サービス制御手段が、
    前記課金サーバとの交渉により得たサービス料金情報を
    もとに、前記サービス料金情報通知手段に対して前記ユ
    ーザ識別番号およびサービス使用料金情報をデータ部に
    有するサービス料金情報通知エージェントを生成させ、
    そのサービス料金情報通知エージェントを前記通信回線
    を経由させて前記端末側へ移動させ、 前記端末側の前記サービス料金情報解釈手段が、前記サ
    ービス料金情報通知エージェントのデータ部を解釈して
    ユーザにサービス料金情報を通知することを特徴とする
    通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置。
  2. 【請求項2】 前記端末側のサービス料金通知タイミン
    グ情報指定手段は、ユーザがサービスを利用している任
    意の時点で前記サービス使用料金通知条件を指定するた
    めのサービス料金通知指定要求をサーバ側におこない、
    サーバ側がその条件を満足する時には、ユーザにサービ
    ス使用料金通知をおこなうことを特徴とする請求項1記
    載の通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装
    置。
  3. 【請求項3】 サーバ側の前記サービス料金通知タイミ
    ング情報解釈手段は、前記サービス料金通知指定要求を
    解釈し、その指定を有効あるいは無効とするかをあらわ
    す応答を端末側におこなうことを特徴とする請求項2記
    載の通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装
    置。
  4. 【請求項4】 サーバ側の前記サービス料金情報問い合
    わせ手段は、ユーザがサービスを利用している状態にお
    いて、ある時間間隔ごとに課金サーバへそのユーザのサ
    ービス使用料金情報の問い合わせを行うことを特徴とす
    る請求項2記載の通信ネットワークにおけるサービス使
    用料金把握装置。
  5. 【請求項5】 前記時間間隔を、そのユーザに対するエ
    ージェントの処理量に応じて可変とすることを特徴とす
    る請求項4記載の通信ネットワークにおけるサービス使
    用料金把握装置。
  6. 【請求項6】 前記サービス使用料金通知条件の通知タ
    イミングを、サービスに対する料金の境界値とすること
    を特徴とする請求項2記載の通信ネットワークにおける
    サービス使用料金把握装置。
  7. 【請求項7】 前記サービス使用料金通知条件の通知タ
    イミングを、時間の境界値とすることを特徴とする請求
    項2記載の通信ネットワークにおけるサービス使用料金
    把握装置。
  8. 【請求項8】 前記サービス使用料金通知条件の通知タ
    イミングを、境界値の所定割合減じた値から境界値の所
    定割合増した値の間において複数回とすることを特徴と
    する請求項項6あるいは請求項7記載の通信ネットワー
    クにおけるサービス使用料金把握装置。
  9. 【請求項9】 サービス使用料金通知サービスの利用開
    始日時を条件としてサービス料金通知指定をすることを
    特徴とする請求項2記載の通信ネットワークにおけるサ
    ービス使用料金把握装置。
  10. 【請求項10】 サーバ側がユーザにサービス使用料金
    通知サービスをおこなっている状態において、ユーザ側
    からあるいはサーバ側からサービス使用料金通知サービ
    スの終了を通知することを特徴とする請求項2記載の通
    信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置。
JP7647595A 1995-03-31 1995-03-31 通信ネットワークにおけるサービス使用料金把握装置 Pending JPH08274772A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1166000A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電子メール又はエージェントを利用してクライアント上でguiを作成する情報処理方法及び情報処理装置、情報処理装置を制御するプログラムを格納した記憶媒体
WO2002057984A1 (en) * 2000-03-27 2002-07-25 Tfhc, Inc. Network chat with integrated billing
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