JPH0827183A - 環状デプシペプチド - Google Patents
環状デプシペプチドInfo
- Publication number
- JPH0827183A JPH0827183A JP6157186A JP15718694A JPH0827183A JP H0827183 A JPH0827183 A JP H0827183A JP 6157186 A JP6157186 A JP 6157186A JP 15718694 A JP15718694 A JP 15718694A JP H0827183 A JPH0827183 A JP H0827183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclic depsipeptide
- blue
- subjected
- inhibitory activity
- limnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薬理作用を有する新規な環状デプシペプチド
を提供し、藍藻類の有効利用を図る。 【構成】 下記の化1に示す構造を有する新規な環状デ
プシペプチドが開示される。この環状デプシペプチド
は、淡水産の藍藻類より単離され、強いエラスターゼ阻
害活性を示す。 【化1】
を提供し、藍藻類の有効利用を図る。 【構成】 下記の化1に示す構造を有する新規な環状デ
プシペプチドが開示される。この環状デプシペプチド
は、淡水産の藍藻類より単離され、強いエラスターゼ阻
害活性を示す。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、藍藻類(いわゆるアオ
コ)より抽出される新規な環状デプシペプチドに関する
ものである。
コ)より抽出される新規な環状デプシペプチドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アオコは、富栄養化した湖沼で頻煩に発
生する水の華を形成する藍藻である。なかには毒素を産
出するものも知られ、有毒アオコによる家畜や野生動物
への被害が、特に北アメリカ、オーストラリア、南アフ
リカ、北欧等で報告されている。
生する水の華を形成する藍藻である。なかには毒素を産
出するものも知られ、有毒アオコによる家畜や野生動物
への被害が、特に北アメリカ、オーストラリア、南アフ
リカ、北欧等で報告されている。
【0003】その産出する毒成分は、これまでよく研究
され、代表的なものはミクロシスチス(Mycrocystis)
属から得られるミクロシスチン(Mycrocystin)類であ
る。これらの化合物は、環状ペプチド構造を有する肝臓
毒で、これまで40以上の類縁体が知られている。
され、代表的なものはミクロシスチス(Mycrocystis)
属から得られるミクロシスチン(Mycrocystin)類であ
る。これらの化合物は、環状ペプチド構造を有する肝臓
毒で、これまで40以上の類縁体が知られている。
【0004】上記化合物は、発ガンプロモーション作用
もあり、アオコが発生している水を飲料水として用いる
場合、ヒトの健康に被害を及ぼすことが憂慮されてい
る。
もあり、アオコが発生している水を飲料水として用いる
場合、ヒトの健康に被害を及ぼすことが憂慮されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、アオコの毒は注目を浴びている毒ではあるが、逆に
藻類に含まれる毒素以外の成分に着目すると、例えば酵
素阻害活性を有する成分を見いだすことができれば、こ
れによって微細藻類の有効利用が図れ、その意義は極め
て大きいものと考えられる。
に、アオコの毒は注目を浴びている毒ではあるが、逆に
藻類に含まれる毒素以外の成分に着目すると、例えば酵
素阻害活性を有する成分を見いだすことができれば、こ
れによって微細藻類の有効利用が図れ、その意義は極め
て大きいものと考えられる。
【0006】そこで本発明は、藍藻類の有効利用を図る
ことを目的とし、薬理作用を有する新規な化合物を提供
することを目的とする。
ことを目的とし、薬理作用を有する新規な化合物を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、微細藻類
の有効利用の一環として生物活性物質の探索を行ってお
り、新規なマクロリド化合物を単離・構造決定し、その
薬理作用を検討してきた。
の有効利用の一環として生物活性物質の探索を行ってお
り、新規なマクロリド化合物を単離・構造決定し、その
薬理作用を検討してきた。
【0008】そして、これら一連の研究の過程で、エラ
スターゼ阻害活性を有する新規な環状デプシペプチドを
単離することに成功した。すなわち、本願発明の環状デ
プシペプチドは、下記の化2に示す構造を有し、エラス
ターゼ阻害活性を有することを特徴とするものである。
スターゼ阻害活性を有する新規な環状デプシペプチドを
単離することに成功した。すなわち、本願発明の環状デ
プシペプチドは、下記の化2に示す構造を有し、エラス
ターゼ阻害活性を有することを特徴とするものである。
【0009】
【化2】
【0010】この環状デプシペプチドは、淡水産藻類、
例えばノストック・ミヌタム(Nostoc minutum NIES-2
6)から抽出・単離することができ、エラスターゼ及び
キモトリプシンを阻害する化合物である。本発明者等
は、前記淡水産藻類ノストック・ミヌタム(Nostoc min
utum)の凍結乾燥体のメタノール抽出液より強いエラス
ターゼ阻害活性を示す環状デプシペプチドを単離し、構
造決定した。
例えばノストック・ミヌタム(Nostoc minutum NIES-2
6)から抽出・単離することができ、エラスターゼ及び
キモトリプシンを阻害する化合物である。本発明者等
は、前記淡水産藻類ノストック・ミヌタム(Nostoc min
utum)の凍結乾燥体のメタノール抽出液より強いエラス
ターゼ阻害活性を示す環状デプシペプチドを単離し、構
造決定した。
【0011】この化合物において、構成成分で変わって
いるのは、3−ヒドロキシ−4−メチルプロリン(Hm
p)で、抗生物質のエキノキャンディン(echinocandi
n)類等に含まれているだけの珍しいものである。上記
環状デプシペプチドは、文献未記載の新規物質であり、
その強いエラスターゼ阻害活性により肺気腫等の治療薬
としての利用が期待される。
いるのは、3−ヒドロキシ−4−メチルプロリン(Hm
p)で、抗生物質のエキノキャンディン(echinocandi
n)類等に含まれているだけの珍しいものである。上記
環状デプシペプチドは、文献未記載の新規物質であり、
その強いエラスターゼ阻害活性により肺気腫等の治療薬
としての利用が期待される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、具
体的な実験結果をもとに詳細に説明する。
体的な実験結果をもとに詳細に説明する。
【0013】藻類の培養 国立環境研究所より分譲を受けたノストック・ミヌタム
(Nostoc minutum NIES-26)をCB培地を用いて大量に
培養した。使用したCB培地の組成及び培養条件は下記
の通りである。
(Nostoc minutum NIES-26)をCB培地を用いて大量に
培養した。使用したCB培地の組成及び培養条件は下記
の通りである。
【0014】CB培地組成 Ca(NO3)2・4H2O 15mg KNO3 10mg MgSO4 ・7H2O 4mg β−Na2グリセロフォスフェート 5mg ビタミンB12 0.01μg ビオチン 0.01μg チアミン塩酸塩 1μg PIVメタル 0.3mL BICINE 50mg 蒸留水 99.7mL pH 9.0
【0015】培養条件 温度 25℃ 照度 200μE/m2s 明暗サイクル 12L/12D 通気 空気
【0016】環状デプシペプチドの単離・精製 培養液384Lより得られた凍結乾燥藻体161gをメ
タノールで抽出し、図1に従って環状デプシペプチドの
単離・精製を行った。すなわち、上記メタノール抽出物
を水とエーテルで溶媒分画し、さらにエーテル画分をカ
プチャン(Kupchan)分画に付した。
タノールで抽出し、図1に従って環状デプシペプチドの
単離・精製を行った。すなわち、上記メタノール抽出物
を水とエーテルで溶媒分画し、さらにエーテル画分をカ
プチャン(Kupchan)分画に付した。
【0017】阻害活性の認められたクロロホルム画分に
対してYMC−ODS(商品名)と含水メタノールを用
いたフラッシュクロマトグラフィーを行い、最終的に逆
相系HPLC(商品名Capcell Pak C18)
により環状デプシペプチド20mgを得た。
対してYMC−ODS(商品名)と含水メタノールを用
いたフラッシュクロマトグラフィーを行い、最終的に逆
相系HPLC(商品名Capcell Pak C18)
により環状デプシペプチド20mgを得た。
【0018】分析データ (1)外観:白色粉末 (2)分子量:954 (3)分子式:C48H74N8O12
【0019】(4)高分解能質量分析:[M−OH]+
を測定 理論値 937.5159 実測値 937.5234 測定に用いた装置はJEOL SX102(商品名)で
ある。また、マトリックスにはグリセロールを使用し
た。
を測定 理論値 937.5159 実測値 937.5234 測定に用いた装置はJEOL SX102(商品名)で
ある。また、マトリックスにはグリセロールを使用し
た。
【0020】(5)比旋光度:[α]D −114゜(c
=0.08、MeOH) 測定に用いた装置はJASCO DIP−371(商品
名)である。 (6)紫外線吸収スペクトル:MeOH中 λmax 224nm(ε11000)、278nm(ε1
200) 測定に用いた装置は日立330(商品名)である。
=0.08、MeOH) 測定に用いた装置はJASCO DIP−371(商品
名)である。 (6)紫外線吸収スペクトル:MeOH中 λmax 224nm(ε11000)、278nm(ε1
200) 測定に用いた装置は日立330(商品名)である。
【0021】(7)1HNMR:Bruker AM6
00(商品名)を用いて測定。DMSO −d6中
で600MHzNMRを測定した。得られたチャートを
図2に示す。
00(商品名)を用いて測定。DMSO −d6中
で600MHzNMRを測定した。得られたチャートを
図2に示す。
【0022】(8)13CNMR:Bruker AM6
00(商品名)を用いて測定。DMSO−d6中で15
0MHzNMRを測定した。得られたチャートを図3に
示 す。
00(商品名)を用いて測定。DMSO−d6中で15
0MHzNMRを測定した。得られたチャートを図3に
示 す。
【0023】(9)H−HCOSY:Bruker A
M600(商品名)を用いて測定。DMSO−d6中で
600MHzNMRを測定した。得られたチャートを図
4 に示す。
M600(商品名)を用いて測定。DMSO−d6中で
600MHzNMRを測定した。得られたチャートを図
4 に示す。
【0024】(10)溶解性:含水エタノール、含水メ
タノール、DMSO等に可溶で、他の有機溶媒、水には
難溶。
タノール、DMSO等に可溶で、他の有機溶媒、水には
難溶。
【0025】結果 各種NMRのデータより、本物質はペプチドであること
が推定され、高分解能質量分析から分子式をC48H74N
8O12と決定した。
が推定され、高分解能質量分析から分子式をC48H74N
8O12と決定した。
【0026】また、酸加水分解物のアミノ酸分析とNM
Rの結果より、2モルのIleと、1モルのGln、L
eu、N−MeTyr、3−アミノ−6−ヒドロキシ−
2−ピペリドン(Ahp)、3−ヒドロキシ−4−メチ
ルプロリン(Hmp)の存在が判明した。
Rの結果より、2モルのIleと、1モルのGln、L
eu、N−MeTyr、3−アミノ−6−ヒドロキシ−
2−ピペリドン(Ahp)、3−ヒドロキシ−4−メチ
ルプロリン(Hmp)の存在が判明した。
【0027】アミノ酸の配列は、HMBC及びROES
Yスペクトルにより推定し、平面構造を下記の化3と決
定することができた。アミノ酸の立体構造は、TFA化
後、イソプロピルエステル誘導体としてガスクロマト
(GC)分析し、全てL型と決定した。
Yスペクトルにより推定し、平面構造を下記の化3と決
定することができた。アミノ酸の立体構造は、TFA化
後、イソプロピルエステル誘導体としてガスクロマト
(GC)分析し、全てL型と決定した。
【0028】
【化3】
【0029】本発明環状デプシペプチドのプロテアーゼ
阻害活性及び各種阻害物質との活性の比較を表1に示
す。
阻害活性及び各種阻害物質との活性の比較を表1に示
す。
【0030】
【表1】
【0031】本発明環状デプシペプチドのエラスターゼ
に対する阻害活性は、IC50 =1.3μg/mLであ
った。また、キモトリプシンに対してもIC50 =1.
4μg/mLで活性を示したが、パパイン、トリプシ
ン、プラスミン、トロンビンに対しては活性を示さなか
った。
に対する阻害活性は、IC50 =1.3μg/mLであ
った。また、キモトリプシンに対してもIC50 =1.
4μg/mLで活性を示したが、パパイン、トリプシ
ン、プラスミン、トロンビンに対しては活性を示さなか
った。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の環状デプシペプチドは未記載の新規化合物であり、
強いエラスターゼ阻害活性を示すことから、喫煙と関わ
りある肺気腫やリウマチ性関節炎、敗血症等の治療薬と
しての応用を期待することができる。
明の環状デプシペプチドは未記載の新規化合物であり、
強いエラスターゼ阻害活性を示すことから、喫煙と関わ
りある肺気腫やリウマチ性関節炎、敗血症等の治療薬と
しての応用を期待することができる。
【図1】環状デプシペプチドの単離・精製法を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図2】1HNMRの測定チャートである。
【図3】13CNMRの測定チャートである。
【図4】H−HCOSYの測定チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/55 ACD
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の化1に示す構造を有し、エラスタ
ーゼ阻害活性を有することを特徴とする環状デプシペプ
チド。 【化1】 - 【請求項2】 淡水産藍藻類より単離されることを特徴
とする請求項1記載の環状デプシペプチド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157186A JPH0827183A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 環状デプシペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157186A JPH0827183A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 環状デプシペプチド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827183A true JPH0827183A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15644082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6157186A Pending JPH0827183A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 環状デプシペプチド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100309888B1 (ko) * | 1999-07-31 | 2001-11-01 | 황규언 | 골다공증 예방 및 치료제 조성물 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP6157186A patent/JPH0827183A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100309888B1 (ko) * | 1999-07-31 | 2001-11-01 | 황규언 | 골다공증 예방 및 치료제 조성물 |
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