JPH08271357A - ロードセル - Google Patents
ロードセルInfo
- Publication number
- JPH08271357A JPH08271357A JP9809195A JP9809195A JPH08271357A JP H08271357 A JPH08271357 A JP H08271357A JP 9809195 A JP9809195 A JP 9809195A JP 9809195 A JP9809195 A JP 9809195A JP H08271357 A JPH08271357 A JP H08271357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strain
- fixed
- free end
- load cell
- strain gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リード線の弾性力の影響を排除して正確な測
定を行う。 【構成】 起歪体１０は板体状の金属体の中央部を平行
四辺形の頂点となる各起歪部１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、
１１ｄを有するように剥り抜いて、所謂ダブルビーム型
と称するロバーバル機構が構成されている。起歪体１０
の片端は固定端１０ａとされ、ボルト１２によりフレー
ム１３に固定され、他端は自由端１０ｂとされ、この自
由端１０ｂ側に荷重Ｆが加わるようにされている。ここ
で、４個の起歪部１１ａ〜１１ｄのうち、固定端１０ａ
側の起歪部１１ｃ、１１ｄの外側及び内側に計４個の歪
ゲージ１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄが貼付され、そ
れぞれの歪ゲージ１４ａ〜１４ｄからリード線１５が引
き出されている。
定を行う。 【構成】 起歪体１０は板体状の金属体の中央部を平行
四辺形の頂点となる各起歪部１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、
１１ｄを有するように剥り抜いて、所謂ダブルビーム型
と称するロバーバル機構が構成されている。起歪体１０
の片端は固定端１０ａとされ、ボルト１２によりフレー
ム１３に固定され、他端は自由端１０ｂとされ、この自
由端１０ｂ側に荷重Ｆが加わるようにされている。ここ
で、４個の起歪部１１ａ〜１１ｄのうち、固定端１０ａ
側の起歪部１１ｃ、１１ｄの外側及び内側に計４個の歪
ゲージ１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄが貼付され、そ
れぞれの歪ゲージ１４ａ〜１４ｄからリード線１５が引
き出されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工業用力計測、
電子はかり等の力変換部に使用するロードセルに関する
ものである。
電子はかり等の力変換部に使用するロードセルに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のロバーバル機構を有するダブルビ
ーム型のロードセルは、図４に示すように金属製の起歪
体１に４個の起歪部２を設け、各起歪部２の外側又は内
側に歪ゲージ３を貼り付け、これらの歪ゲージ３からそ
れぞれリード線４を導出している。
ーム型のロードセルは、図４に示すように金属製の起歪
体１に４個の起歪部２を設け、各起歪部２の外側又は内
側に歪ゲージ３を貼り付け、これらの歪ゲージ３からそ
れぞれリード線４を導出している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロード
セルで測定する力が大きい場合には殆ど問題とはならな
いが、力が例えば数１００ｇ程度以下に小さい場合に
は、リード線４の弾性力が歪ゲージ３の出力に影響を与
え、特に自由端５側の歪ゲージ３に接続したリード線４
の弾性力が負荷容量を分担してしまうという問題点があ
る。
セルで測定する力が大きい場合には殆ど問題とはならな
いが、力が例えば数１００ｇ程度以下に小さい場合に
は、リード線４の弾性力が歪ゲージ３の出力に影響を与
え、特に自由端５側の歪ゲージ３に接続したリード線４
の弾性力が負荷容量を分担してしまうという問題点があ
る。
【０００４】また測定に際しては、歪ゲージ３に電流が
流れ歪ゲージ３が発熱することは避けられないが、固定
端６側の歪ゲージ３から発熱した熱量は起歪体１を支持
するフレーム７に逃すことができる。しかし、自由端５
側の歪ゲージ３で発熱した熱量は固定端６側の起歪部２
を通らざるを得ないために、固定端６側の歪ゲージ３を
加熱し、測定精度に影響を与える。
流れ歪ゲージ３が発熱することは避けられないが、固定
端６側の歪ゲージ３から発熱した熱量は起歪体１を支持
するフレーム７に逃すことができる。しかし、自由端５
側の歪ゲージ３で発熱した熱量は固定端６側の起歪部２
を通らざるを得ないために、固定端６側の歪ゲージ３を
加熱し、測定精度に影響を与える。
【０００５】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
歪ゲージへの配線の弾性力が測定値に及ぼす影響を軽減
し、歪ゲージの発熱が他方の歪ゲージに影響することの
ないロードセルを提供することにある。
歪ゲージへの配線の弾性力が測定値に及ぼす影響を軽減
し、歪ゲージの発熱が他方の歪ゲージに影響することの
ないロードセルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るロードセルは、ロバーバル機構を構成す
る平行四辺形の各頂点に起歪部を設けた金属製の起歪体
を、前記平行四辺形の一辺を固定して片持ち梁状とし、
前記４個の起歪部のうち固定側の起歪部に歪ゲージを取
り付け、これらの歪ゲージに配線を施したことを特徴と
する。
の本発明に係るロードセルは、ロバーバル機構を構成す
る平行四辺形の各頂点に起歪部を設けた金属製の起歪体
を、前記平行四辺形の一辺を固定して片持ち梁状とし、
前記４個の起歪部のうち固定側の起歪部に歪ゲージを取
り付け、これらの歪ゲージに配線を施したことを特徴と
する。
【０００７】
【作用】上述の構成を有するロードセルは、歪ゲージを
固定側の起歪部のみに設け、自由端側への配線を行うこ
となく、配線の弾性力が与える測定値への影響及び歪ゲ
ージの発熱が他方の歪みゲージに与える熱影響を取り除
く。
固定側の起歪部のみに設け、自由端側への配線を行うこ
となく、配線の弾性力が与える測定値への影響及び歪ゲ
ージの発熱が他方の歪みゲージに与える熱影響を取り除
く。
【０００８】
【実施例】本発明を図１〜図３に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図１は実施例の斜視図、図２は側面
図を示し、起歪体１０は板体状の金属体の中央部を平行
四辺形の頂点となる各起歪部１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、
１１ｄを有するように剥り抜いて、所謂ダブルビーム型
と称するロバーバル機構が構成されている。そして、起
歪体１０の片端は固定端１０ａとされ、ボルト１２によ
りフレーム１３に固定され、他端は自由端１０ｂとさ
れ、この自由端１０ｂ側に力Ｆが加わるようにされてい
る。
て詳細に説明する。図１は実施例の斜視図、図２は側面
図を示し、起歪体１０は板体状の金属体の中央部を平行
四辺形の頂点となる各起歪部１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、
１１ｄを有するように剥り抜いて、所謂ダブルビーム型
と称するロバーバル機構が構成されている。そして、起
歪体１０の片端は固定端１０ａとされ、ボルト１２によ
りフレーム１３に固定され、他端は自由端１０ｂとさ
れ、この自由端１０ｂ側に力Ｆが加わるようにされてい
る。
【０００９】ここで、４個の起歪部１１ａ、１１ｂ、１
１ｃ、１１ｄのうち、固定端１０ａ側の起歪部１１ｃ、
１１ｄの外側及び内側に計４個の歪ゲージ１４ａ、１４
ｂ、１４ｃ、１４ｄが貼付され、それぞれの歪ゲージ１
４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄからリード線１５が引き
出されている。
１ｃ、１１ｄのうち、固定端１０ａ側の起歪部１１ｃ、
１１ｄの外側及び内側に計４個の歪ゲージ１４ａ、１４
ｂ、１４ｃ、１４ｄが貼付され、それぞれの歪ゲージ１
４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄからリード線１５が引き
出されている。
【００１０】リード線１５は図１に示すように中空を特
に拘束することもなく引き出してもよいし、起歪体１０
に沿って又は貼り付けて引き出すこともできる。また、
ゲージタブを長くすることにより、リード線は完全に固
定側の配線構造とすることができる。
に拘束することもなく引き出してもよいし、起歪体１０
に沿って又は貼り付けて引き出すこともできる。また、
ゲージタブを長くすることにより、リード線は完全に固
定側の配線構造とすることができる。
【００１１】力測定は起歪部１１ａ〜１１ｄに設けた歪
ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力によりブリッジ回路を構成
して行うが、固定端１５ａ側の起歪部１１ｃ、１１ｄに
設けた歪みゲージ１４ａ〜１４ｄだけを用いても、測定
精度には殆ど影響を及ぼすことはない。そして、自由端
１０ｂ側の起歪部１１ａ、１１ｂにはリード線１５が設
けていないために、リード線１５の弾性力により測定値
に影響が生ずることはない。
ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力によりブリッジ回路を構成
して行うが、固定端１５ａ側の起歪部１１ｃ、１１ｄに
設けた歪みゲージ１４ａ〜１４ｄだけを用いても、測定
精度には殆ど影響を及ぼすことはない。そして、自由端
１０ｂ側の起歪部１１ａ、１１ｂにはリード線１５が設
けていないために、リード線１５の弾性力により測定値
に影響が生ずることはない。
【００１２】また、測定に伴って歪ゲージ１４ａ〜１４
ｄに流れる電流による発熱は、固定端１０ａ側に歪ゲー
ジ１４ａ〜１４ｄを貼付することにより、発熱した熱量
が固定端１０ａを通ってフレーム１３に放熱し易く、ま
た自由端１０ｂ側の歪みゲージからの熱量が通過するこ
とはないので、歪ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力の安定性
が改善され、その分だけ励磁電圧を高くできるという効
果もある。
ｄに流れる電流による発熱は、固定端１０ａ側に歪ゲー
ジ１４ａ〜１４ｄを貼付することにより、発熱した熱量
が固定端１０ａを通ってフレーム１３に放熱し易く、ま
た自由端１０ｂ側の歪みゲージからの熱量が通過するこ
とはないので、歪ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力の安定性
が改善され、その分だけ励磁電圧を高くできるという効
果もある。
【００１３】なお、起歪部１１ｃ、１１ｄへの歪ゲージ
１４の貼付は、図３に示す実施例のように固定側の１個
の起歪部１１ｃの外側及び内側にのみ、又は起歪部１１
ｃ、１１ｄの外側のみ或いは内側のみの２個の歪ゲージ
１４としてもよく、これらの歪ゲージ１４を用いて測定
することもできる。
１４の貼付は、図３に示す実施例のように固定側の１個
の起歪部１１ｃの外側及び内側にのみ、又は起歪部１１
ｃ、１１ｄの外側のみ或いは内側のみの２個の歪ゲージ
１４としてもよく、これらの歪ゲージ１４を用いて測定
することもできる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るロード
セルは、自由端側の起歪部に歪ゲージを設けていないた
めに、微小力を測定する場合にそのリード線の弾性力が
測定値に影響を与えることがなく、また自由端側の歪ゲ
ージの発熱が固定端側の歪ゲージを加熱することがな
く、正確な測定を行うことができる。
セルは、自由端側の起歪部に歪ゲージを設けていないた
めに、微小力を測定する場合にそのリード線の弾性力が
測定値に影響を与えることがなく、また自由端側の歪ゲ
ージの発熱が固定端側の歪ゲージを加熱することがな
く、正確な測定を行うことができる。
【図１】実施例の斜視図である。
【図２】側面図である。
【図３】他の実施例の斜視図である。
【図４】従来例の斜視図である。
【符号の説明】 １０ 起歪体 １０ａ 固定端 １０ｂ 自由端 １３ フレーム １１ 起歪部 １４ 歪ゲージ １５ リード線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年５月２４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】力測定は起歪部１１ａ〜１１ｄに設けた歪
ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力によりブリッジ回路を構成
して行うが、固定端１０ａ側の起歪部１１ｃ、１１ｄに
設けた歪みゲージ１４ａ〜１４ｄだけを用いても、測定
精度には殆ど影響を及ぼすことはない。そして、自由端
１０ｂ側の起歪部１１ａ、１１ｂにはリード線１５が設
けていないために、リード線１５の弾性力により測定値
に影響が生ずることはない。
ゲージ１４ａ〜１４ｄの出力によりブリッジ回路を構成
して行うが、固定端１０ａ側の起歪部１１ｃ、１１ｄに
設けた歪みゲージ１４ａ〜１４ｄだけを用いても、測定
精度には殆ど影響を及ぼすことはない。そして、自由端
１０ｂ側の起歪部１１ａ、１１ｂにはリード線１５が設
けていないために、リード線１５の弾性力により測定値
に影響が生ずることはない。
Claims (1)
- 【請求項１】 ロバーバル機構を構成する平行四辺形の
各頂点に起歪部を設けた金属製の起歪体を、前記平行四
辺形の一辺を固定して片持ち梁状とし、前記４個の起歪
部のうち固定側の起歪部に歪ゲージを取り付け、これら
の歪ゲージに配線を施したことを特徴とするロードセ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9809195A JPH08271357A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロードセル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9809195A JPH08271357A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロードセル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271357A true JPH08271357A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14210679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9809195A Pending JPH08271357A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ロードセル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271357A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1124118A1 (de) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Bizerba GmbH & Co. KG | Wägevorrichtung |
| WO2014073110A1 (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-15 | 株式会社 エー・アンド・デイ | ロバーバル型ロードセル |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5048975A (ja) * | 1973-04-13 | 1975-05-01 | ||
| JPS5967434A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 荷重変換器 |
| JPS61292022A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-22 | Ishida Scales Mfg Co Ltd | ロ−ドセル起歪体の調整方法 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP9809195A patent/JPH08271357A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5048975A (ja) * | 1973-04-13 | 1975-05-01 | ||
| JPS5967434A (ja) * | 1982-10-12 | 1984-04-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 荷重変換器 |
| JPS61292022A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-22 | Ishida Scales Mfg Co Ltd | ロ−ドセル起歪体の調整方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1124118A1 (de) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Bizerba GmbH & Co. KG | Wägevorrichtung |
| DE10005766A1 (de) * | 2000-02-10 | 2001-08-30 | Bizerba Gmbh & Co Kg | Wägevorrichtung |
| DE10005766C2 (de) * | 2000-02-10 | 2003-01-30 | Bizerba Gmbh & Co Kg | Wägevorrichtung |
| WO2014073110A1 (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-15 | 株式会社 エー・アンド・デイ | ロバーバル型ロードセル |
| JPWO2014073110A1 (ja) * | 2012-11-12 | 2016-09-08 | 株式会社エー・アンド・デイ | ロバーバル型ロードセル |
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