JPH08271340A - 温度検出装置 - Google Patents

温度検出装置

Info

Publication number
JPH08271340A
JPH08271340A JP7381495A JP7381495A JPH08271340A JP H08271340 A JPH08271340 A JP H08271340A JP 7381495 A JP7381495 A JP 7381495A JP 7381495 A JP7381495 A JP 7381495A JP H08271340 A JPH08271340 A JP H08271340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
case
temperature
temperature sensor
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7381495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Ichida
俊司 市田
Takashi Yanada
貴 簗田
Tetsuya Kurasawa
徹也 倉沢
Masato Takahashi
正人 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP7381495A priority Critical patent/JPH08271340A/ja
Publication of JPH08271340A publication Critical patent/JPH08271340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デザイン上や取付上の制約を受けない密閉型
のケース内に透過される赤外線エネルギを検出すること
で、室内温度などを常に高精度に検出できる。 【構成】 ケースKの一部を赤外線温度センサ16が検
出可能な上記ケース外部からの特定波長の赤外線エネル
ギを透過する赤外線透過板17とし、上記ケースK内に
その赤外線温度センサ16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内の壁などに取り
付けられて室内温度等を検出するのに用いる温度検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の壁などに取り付けられて室温を検
出する従来の温度検出装置として、例えば図3に示すよ
うなネオスタッド型の温度検出装置が広く利用されてい
る。
【0003】この温度検出装置は、壁1に固定されるベ
ース板2と、このベース板2上に支持部材4aを介して
取り付けられ、かつPt 測温抵抗体などの温度センサを
有する回路基板4と、この回路基板4を被うようにベー
ス板2に装着されたカバー5とを備えている。
【0004】また、上記ベース板2および壁1には配線
ダクトなどに通じる配線孔1a、2aがそれぞれ設けら
れ、これらの配線孔1a、2aに通された電源用などの
配線ケーブル6が回路基板4上の回路パターンに接続さ
れている。
【0005】さらに、上記カバー5の上下部には、室内
を対流する空気をそのカバー5の内部に通過させるため
のスリットなどの通気孔7、8が設けられている。
【0006】かかる構成になる温度検出装置では、これ
を室内の壁1に設置することにより、室内を対流する空
気の一部が、上記通気孔7、8を通してカバー5内に導
入、導出される。
【0007】このため、このカバー5内の回路基板4に
取り付られた温度センサ3はその導入された空気流に接
触し、その空気温度を検出して、この検出結果を、例え
ばカバー5の外部に設けられたディジタル表示器(図示
しない)などに表示することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の温度検出装置は
以上のように構成されているので、カバー5内の温度は
ベース板2を介して壁1の温度の影響を受けるほか、上
記配線孔1a、2aを通じて壁裏やダクトからダクトや
壁裏の空気がカバー5内に侵入することにより、温度セ
ンサ3による検出温度は、室内を正確に反映したものと
はならず、また、上記通気孔7、8のみではカバー5内
の空気の流通が不十分であり、温度検出の応答性が悪い
などの問題点があった。
【0009】また、上記通気孔7、8を通じて空気中の
塵埃や湿気がケース5内に侵入し、温度センサ3や回路
基板4を汚損して、これらの電気的特性の劣化を招くほ
か、カバー5が壁1面に突出するため、これに人や物が
接触して危険であり、かつ室内のデザイン性を悪くする
という問題点があった。
【0010】請求項1の発明は上記のような従来の問題
点を解消するためになされたものであり、デザイン上や
取付上の制約を受けない密閉型のケース内に透過される
赤外線エネルギを検出することで、室内温度などを常に
高精度に検出できる温度検出装置を得ることを目的とす
る。
【0011】請求項2の発明はデザイン上の制約を受け
ない密閉型のケースの一部に吸収させた赤外線エネルギ
を検出することで、該一部の汚れにも拘らず常に室内温
度などを高精度検出できる温度検出装置を得ることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る温
度検出装置は、ケースの一部を赤外線温度センサが検出
可能な上記ケース外部からの特定波長の赤外線エネルギ
を透過する赤外線透過板とし、上記ケース内にその赤外
線温度センサを設けたものである。
【0013】請求項2の発明に係る温度検出装置は、ケ
ースの一部を赤外線温度センサが検出可能な上記ケース
外部からの特定波長の赤外線エネルギを吸収する赤外線
吸収板とし、上記ケース内にその赤外線温度センサを設
けたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明における温度検出装置は、室内
の湿気や塵埃が侵入しないケース内において、赤外線温
度センサが、赤外線透過板を通してケース外で放射され
る赤外線の放射エネルギを入射し検出することで、壁や
ケース内の温度の影響を受けずに、ケース外の広域の平
均温度を得られるようにし、常に精度の高い温度検出を
実現可能とする。
【0015】請求項2の発明における温度検出装置は、
室内の湿気や塵埃が侵入しないケースの一部を構成する
赤外線吸収板に、そのケース外で放射される赤外線の放
射エネルギを吸収させ、この赤外線吸収板に吸収した赤
外線の放射エネルギを、そのケース内において赤外線温
度センサにより検出することで、上記赤外線吸収板のデ
ザインやこれに付着した汚れに影響されることなく、し
かも壁やケース内の温度の影響を受けずに、ケース外の
温度を得られるようにし、常に精度の高い温度検出を実
現可能とする。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図について説
明する。図1において、11は温度検出装置を取り付け
る壁、12はこの壁に取り付けられたベース板で、この
ベース板12上にはカバー13がねじ(図示しない)な
どにより取り付けられている。
【0017】14は上記ベース板12上に支持部材15
を介して取り付けられた回路基板であり、この回路基板
14上には取付部材14aを介して赤外線温度センサ1
6が設置されている。
【0018】また、17は上記カバー13の前部に形成
した透孔18、19を塞ぐように取り付けられて、上記
ベース板12およびカバー13とともにケースKを形成
する赤外線透過板としての化粧板で、これがシリコン、
ガラス、プラスチックなどによってエンボス加工されて
いる。そして、赤外線温度センサ16の先端部はこのエ
ンボス加工された化粧板17の凹所17a内に臨んでい
る。
【0019】なお、この化粧板17は、ケースK外部か
らの、上記赤外線温度センサ16が検出可能な特定波長
の赤外線エネルギを透過するように機能する。そして、
上記赤外線温度センサ16は上記化粧板17を透過して
くる赤外線エネルギのうち必要な領域からのもの、つま
り所定視野内の赤外線エネルギを検出できるように配置
してある。
【0020】20は上記カバー13に形成した透孔19
に取り付けられた表示器で、この表示器20の表示部は
化粧板17の上部裏面に臨んでいる。この表示器20と
しては上記赤外線温度センサ16で検出した温度を、例
えば7セグメントなどによりディジタル表示したり、指
針によりアナログ表示したりするものが用いられる。
【0021】なお、上記回路基板14の回路には、壁1
1およびベース板12に穿設された配線孔11a、12
aを通して導出された電源用などの配線ケーブル21が
接続されている。
【0022】次に動作について説明する。上記のように
赤外線温度センサ16はケースK内にあって、化粧板1
7を通してケースK外の広い領域を視野内においてお
り、従って、例えば、図示のような室内の机22、人2
3、床24などのあらゆるものが放射している赤外線エ
ネルギを、その化粧板17を通して検知する。
【0023】また、上記赤外線温度センサ16は化粧板
17を通過する特定波長の上記赤外線エネルギを検出
し、この検出データは上記視野内における平均温度に対
応するものとなり、従って上記ケースK内の温度や壁1
1の温度の影響を全く受けることがなく、かつ赤外線エ
ネルギの検出応答性は極めて良好となる。
【0024】さらに、上記ケースK内は略密閉構造とさ
れているため、回路基板14上の回路部品や赤外線温度
センサ16がケースKに外部の塵埃や湿気に晒されるこ
とがなくなり、所期の温度検出特性を長期に亘って維持
でき、信頼性を向上する。
【0025】また、上記化粧板17はエンボス加工など
を施したり、表面に赤外線エネルギを透過できる塗料を
塗布したりすることによって、ケース全体のデザイン性
の向上を図ることができる。
【0026】次に、この発明の他の実施例を図2に示
す。これはケースKを容器31の前面開口側に、この開
口を塞ぐようにエンボス加工を施した赤外線吸収板とし
ての化粧板32を取り付けたものによって形成したもの
であり、このケースKのうち容器31は開口部を残して
壁11内に埋設されている。
【0027】また、表示器20は上記化粧板32の上部
裏面に取り付けられており、赤外線温度センサ16は、
図1の場合と同様に、回路基板14上に取付部材14a
を介して取り付けられて、その先端部は上記エンボス加
工した化粧板32の凹所32a内に臨んでいる。
【0028】ここで、上記化粧板32は図1に示すもの
とは異なり、赤外線温度センサ16が検出可能な特定波
長の赤外線エネルギを吸収する材料、例えばソーダガラ
スや高分子フィルムなどによって形成されている。
【0029】従って、この実施例にあっては、この温度
検出装置が室内の壁などに取り付けられた場合に、化粧
板32自身が室内で放射される赤外線エネルギを吸収
し、この赤外線エネルギを吸収した化粧板32の温度
を、ケースK内の赤外線温度センサ16によって検知す
ることとなる。
【0030】このため、赤外線温度センサ16はケース
K内の温度に関係なく、上記室内温度に対応する化粧板
32の放射エネルギを検出し、壁11の温度の影響を受
けることもない。
【0031】また、この実施例では赤外線の透過エネル
ギを検出するのではなく、化粧板32自体の温度を赤外
線温度センサ16によって検出するものであるから、そ
の化粧板32の形状、構造やデザインを任意のものにで
き、上記エンボス加工によって室内空気との接触面を拡
大でき、熱交換が効率的となり、室内温度変化に対する
レスポンスが良好となる。
【0032】さらに、この実施例では赤外線温度センサ
16はケースK外における特定の領域から赤外線エネル
ギを直接受けるのではなく、室内などに臨む化粧板32
が吸収した温度を間接的に検出するものであるため、そ
の化粧板32のみを上記室内などに臨ませればよく、従
って、壁面からの突出量を十分に抑えることができ、室
内のデザイン性の劣化を防止できる。
【0033】また、このような赤外線エネルギを吸収す
る化粧板32では汚れによって温度誤差が生じることが
少なく、耐久性が著しく高いものとなる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ケースの一部を赤外線温度センサが検出可能な上記
ケース外部からの特定波長の赤外線エネルギを透過する
赤外線透過板とし、上記ケース内にその赤外線温度セン
サを設けるように構成したので、デザイン上や取付上の
制約を受けない密閉型のケース内に透過される赤外線エ
ネルギを正確に検出することができ、赤外線温度センサ
16から離れた場所で、一定範囲(エリア)の平均温度
を検出するに適しており、室内温度などを常に高精度に
検出できるものが得られる効果がある。
【0035】請求項2の発明によれば、ケースの一部を
赤外線温度センサが検出可能な上記ケース外部からの特
定波長の赤外線エネルギを吸収する赤外線吸収板とし、
上記ケース内にその赤外線温度センサを設けるように構
成したので、デザイン上の制約を受けない密閉型のケー
スの一部に吸収された赤外線エネルギを検出することが
でき、部屋全体からの赤外線(一部の範囲からの赤外線
でなく)を検知し、部屋全体の平均温度を検出するに適
しており、その一部の汚れにも拘らず、常に室内温度な
どを高精度に検出できるものが得られる効果がある。ま
た、請求項1、請求項2の発明のいずれにおいても、赤
外線透過板、赤外線吸収板を取り換えることにより、常
に適切な温度測定を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による温度検出装置を示す
断面図である。
【図2】この発明の他の実施例による温度検出装置を示
す断面図である。
【図3】従来の温度検出装置を示す断面図である。
【符号の説明】
K ケース 16 赤外線温度センサ 17 化粧板(赤外線透過板) 32 化粧板(赤外線吸収板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 正人 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に設置された赤外線温度センサ
    と、上記ケースの一部を構成し、上記赤外線温度センサ
    が検出可能な上記ケース外部からの特定波長の赤外線エ
    ネルギを透過する赤外線透過板とを備えた温度検出装
    置。
  2. 【請求項2】 ケース内に設置された赤外線温度センサ
    と、上記ケースの一部を構成し、上記赤外線温度センサ
    が検出可能な上記ケース外部からの特定波長の赤外線エ
    ネルギを吸収する赤外線吸収板とを備えた温度検出装
    置。
JP7381495A 1995-03-30 1995-03-30 温度検出装置 Pending JPH08271340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7381495A JPH08271340A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 温度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7381495A JPH08271340A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 温度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08271340A true JPH08271340A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13529012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7381495A Pending JPH08271340A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 温度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08271340A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9810590B2 (en) System and method for integrating sensors in thermostats
CA2818396C (en) Thermostat with integrated sensing systems
US6082894A (en) Temperature and passive infrared sensor module
KR880007979A (ko) 환기팬의 작동장치
JP2012066806A (ja) 状態変数を取得するためのセンサー・アレンジメント
JP2019027773A (ja) 空気調和システム
EP1155344B1 (en) Convective air temperature and humidity sensor
CA2397638C (en) Housing for hvac control unit
US6637933B1 (en) Apparatus for measuring outdoor temperature and humidity
JPH10103745A (ja) 温熱環境検出装置
JPH08271340A (ja) 温度検出装置
US20040114661A1 (en) Radiation detector with passive air purge and reduced noise
US5170150A (en) Photoelectric smoke detector with improved testing means
KR20070004659A (ko) 온도 센서 및 차량 내부 기후 조절을 위한 장치
US20050247865A1 (en) Status indicator for a controller
US3898884A (en) Indoor/outdoor thermometer
KR20030040487A (ko) 온도센서를 가진 냉각장치
JP2001221486A (ja) 温度センサを備える制御機器
US9170004B2 (en) Device for displaying graphical symbols
JP2003050219A (ja) 防曇性評価装置
JP2005017150A (ja) 温度測定装置及びそれを用いた空気調和装置
CA2086476C (en) Differential pressure sensor utilizing opto-reflective sensor
JPH0771785A (ja) 空気調和機
KR200174469Y1 (ko) 열성능 측정기기
KR101897510B1 (ko) 확산조명 구조를 포함하는 로터리 스위치