JPH08265794A - コンポジットビデオ信号の判定システム - Google Patents

コンポジットビデオ信号の判定システム

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JPH08265794A
JPH08265794A JP6304695A JP6304695A JPH08265794A JP H08265794 A JPH08265794 A JP H08265794A JP 6304695 A JP6304695 A JP 6304695A JP 6304695 A JP6304695 A JP 6304695A JP H08265794 A JPH08265794 A JP H08265794A
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Masahiro Tsubaki
雅博 椿
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適なY/C分離処理を選択するためのコン
ポジットビデオ信号判定システムを提供することを目的
とする。 【構成】 引き続く第1のライン信号と第2のライン信
号のそれぞれに含まれるカラーバーストの相関度を演算
するカラーバースト相関演算手段(2)と、第1のライ
ン信号と第2のライン信号のそれぞれに含まれる輝度信
号または色信号の相関度を演算するY/C信号相関演算
手段(3)と、カラーバーストの相関がありかつ輝度信
号または色信号の相関がある場合には、第1および第2
のライン信号を用いてY/C分離処理を行い、カラーバ
ーストの相関がないまたは輝度信号または色信号の相関
がない場合には、第1または第2のいずれかのライン信
号を用いてY/C分離処理を行うY/C分離手段(1)
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ画像信号処理
に関し、特にコンポジットビデオ信号のY/C分離を行
うためのビデオ信号の判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】NTSC方式のコンポジットビデオ信号
は、輝度信号(以下、Y信号という)と色信号(以下、
C信号という)が混在している。テレビモニタ等に画像
を表示するには、コンポジットビデオ信号から、Y信号
とC信号を分離抽出する必要がある。以下、Y/C分離
という。
【0003】コンポジットビデオ信号は、Y信号とC信
号が周波数インターリーブの関係で周波数分布されてい
る。周波数インターリーブとは、Y信号の高周波数成分
の分布の隙間にC信号が挿入されている関係である。周
波数インターリーブの関係が満たされているときには、
くし形フィルタを用いて、Y/C分離を行うことができ
る。
【0004】しかし、周波数インターリーブの関係が満
たされていないときには、くし形フィルタでは適正なY
/C分離を行うことができない。その場合には、バンド
パスフィルタを用いて、Y/C分離を行う必要がある。
【0005】以上のように、Y/C分離を行う際には、
周波数インターリーブの関係を満たしているか否かによ
り、くし形フィルタとバンドパスフィルタのいずれかを
使い分けることが望ましい。
【0006】実際上、くし形フィルタを用いるか否かの
判断は、前後する2ラインのY/C信号間に相関がある
か否かの判断を行う。前後する2つのラインは、画像の
輪郭部分のライン等でない限り、一般的に、非常に似た
信号になる。前後する2ラインに相関がある場合には、
くし形フィルタを用いて、Y/C分離を行うことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】Y/C分離を行うに
は、原則としてくし形フィルタを用いることが望まし
い。しかし、Y/C分離の対象ラインが前後するライン
と相関がないときには、バンドパスフィルタを用いた方
が良好なY/C分離を行うことができる。つまり、くし
形フィルタとバンドパスフィルタは、対象ラインの信号
状態に応じて、使い分けることが望ましい。この使い分
けの判断を誤ると、適切なY/C分離を行うことができ
ない。
【0008】本発明の目的は、最適なY/C分離処理を
選択するためのコンポジットビデオ信号判定システムを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンポジットビ
デオ信号の判定システムは、コンポジットビデオ信号の
Y/C分離を行うためのビデオ信号判定システムであっ
て、ビデオ信号を1H(1水平走査期間)遅延させるた
めの遅延手段と、ビデオ信号を直接および遅延手段を介
して入力し、引き続く第1のライン信号と第2のライン
信号を加算する加算手段と、加算手段の加算結果を基に
第1のライン信号と第2のライン信号のそれぞれに含ま
れるカラーバーストの相関度を演算する相関演算手段と
を有する。
【0010】
【作用】コンポジットビデオ信号のY/C分離を行う際
に、引き続く2つのライン間のカラーバーストの相関度
を演算し、相関があるときには該2つのラインを用いて
Y/C分離を行うことができるとの判定がなされる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の実施例によりコンポジット
ビデオ信号をY/C分離するための全体回路構成を示す
ブロック図である。
【0012】コンポジットビデオ信号(以下、ビデオ信
号という)は、Y/C分離回路1とカラーバースト相関
演算回路2とY/C信号相関演算回路3とに並列に入力
される。Y/C信号相関演算回路3は、対象ラインと前
後する計3ラインの各Y/C信号の間で相関演算を行
い、相関結果B1とB2を出力する。相関結果B1は、
対象ラインと前ラインの各Y/C信号の間の相関演算結
果であり、相関結果B2は、対象ラインと後ラインの各
Y/C信号の間の相関演算結果である。Y/C信号相関
演算回路3の詳細は、後に図8を参照しながら説明す
る。
【0013】カラーバースト相関演算回路2は、対象ラ
インと前後する計3ラインの各カラーバーストの間で相
関演算を行い、相関結果A1とA2を出力する。カラー
バーストとは、ビデオ信号に含まれる信号であり、C信
号の位相基準になる信号である。詳しくは、後に説明す
る。相関結果A1は、対象ラインと前ラインの各カラー
バーストの間の相関演算結果であり、相関結果A2は、
対象ラインと後ラインの各カラーバーストの間の相関演
算結果である。カラーバースト相関演算回路2の詳細
は、後に図2を参照しながら説明する。
【0014】Y/C分離回路1は、くし形フィルタおよ
びバンドパスフィルタを有し、相関結果A1,A2,B
1,B2に応じて、これらのフィルタを選択使用する。
ビデオ信号は、Y/C分離回路1に入力される。Y/C
分離回路1は、上記選択されたフィルタを用いて、ビデ
オ信号をY/C分離する。Y信号とC信号は、分離した
形で、Y/C分離回路1から出力される。
【0015】従来のY/C分離は、Y/C信号の相関結
果B1,B2に基づいて、Y/C分離を行っていた。本
実施例では、Y/C信号の相関結果B1,B2に加え
て、カラーバーストの相関結果A1,A2をも考慮し
て、Y/C分離を行う。これにより、より的確なY/C
分離を行うことができる。
【0016】図2は、図1のカラーバースト相関演算回
路2の構成を示すブロック図である。ビデオ信号V+
は、1H(1水平走査期間)ディレイライン11に入力
される。1Hディレイライン11は、ビデオ信号V+を
1H分遅延して、ビデオ信号V0を出力する。
【0017】ビデオ信号V0は、1Hディレイライン1
2に入力される。1Hディレイライン12は、ビデオ信
号V0を1H分遅延して、ビデオ信号V−を出力する。
ビデオ信号V0を対象ラインとすると、ビデオ信号V−
は1ライン前の信号であり、ビデオ信号V+は1ライン
後の信号である。
【0018】ビデオ信号V+,V0,V−は、それぞれ
カラーバンドパスフィルタ(CBPF)13,14,1
5に入力される。カラーバンドパスフィルタ13,1
4,15は、C信号の周波数帯域の信号のみを通過させ
て、それぞれ信号V+(C),V0(C),V−(C)
を出力する。
【0019】図3は、カラーバンドパスフィルタ13,
14,15のフィルタ特性を示す。カラーバンドパスフ
ィルタ13,14,15は、全て同じフィルタ特性を有
し、約3.58MHzの色副搬送波周波数を中心とする
C信号のみを通過させる。
【0020】図4は、ビデオ信号V0と信号V0(C)
の信号波形を示す図である。ビデオ信号V0は、カラー
バンドパスフィルタ14を通過する前のY/C混在信号
である。信号V0(C)は、カラーバンドパスフィルタ
14を通過した後の信号である。
【0021】ビデオ信号V0は、1H(約63.5μ
s)の時間内に納まる信号であり、水平同期信号とカラ
ーバーストとY/C信号の3つの要素からなる。信号V
0(C)は、カラーバーストとC信号のみを有する。水
平同期信号とY信号は、カラーバンドパスフィルタによ
り除去される。
【0022】図5は、カラーバーストを示す信号波形図
である。カラーバーストは、C信号の基準信号であるの
で、画像内容にかかわらず、どのラインにおいても基本
的に同じ信号が設けられている。ただし、ビデオ信号に
おいて、N番目のラインのカラーバーストとN+1番目
のラインのカラーバーストは、位相が反転している。つ
まり、前後する2ラインのカラーバストを加算すれば、
0の信号になる。
【0023】この関係は、C信号についても同様であ
る。C信号も、N番目のラインとN+1番目のラインと
では、位相が反転している。ただし、Y信号について
は、位相は反転していない。
【0024】図2において、V−(C)とV0(C)
は、加算器16において加算される。加算器16は、加
算結果を信号V1として出力する。V0(C)とV+
(C)は、加算器17において加算される。加算器17
は、加算結果を信号V2として出力する。
【0025】信号V1は、理論的に、ビデオ信号V−と
V0の画像の色成分が同じであれば0になる。上記のよ
うに、前後する2つのラインのカラーバーストとC信号
の間では位相が反転しているからである。同様に、信号
V2も、ビデオ信号V0とV+の画像の色成分が同じで
あれば0になる。図4に信号V1の信号波形を示す。信
号V1は、カラーバーストとC信号の部分にわずかにノ
イズを有する。
【0026】図2において、バーストゲート信号生成回
路18は、ビデオ信号V0を基にしてバーストゲート信
号BGを生成出力する。図4にバーストゲート信号BG
の信号波形を示す。バーストゲート信号BGは、カラー
バーストの期間だけローレベルになる信号である。カラ
ーバーストは、水平同期信号の立ち下がりから0.08
4H経過したときから開始し、水平同期信号の立ち下が
りから0.123H経過したときに終了する。バースト
ゲート信号生成回路18の詳細は、後に説明する。
【0027】図2において、積分回路19は、バースト
ゲート信号BGがローレベルである期間中だけ信号V1
を2乗し積分する。つまり、ビデオ信号V0とビデオ信
号V−のそれぞれに含まれるカラーバーストの相関度が
演算される。カラーバーストが全く同じであり、位相の
みが反転しているときには、積分結果は0になる。な
お、積分回路19は、信号V1を2乗し積分する代わり
に、信号V1の絶対値を積分してもよい。
【0028】カラーバーストは、どのラインでも同じ信
号であるので、積分結果は理論的には必ず0になる。し
かし、実際には、ビデオテープに録画する際や、ビデオ
テープのダビングを行う際等にノイズが加わり、カラー
バーストの信号が崩れる。また、ビデオデッキによって
は、カラーバーストの部分のみ自ら作成し、ビデオテー
プに記録する方式を採用するものがある。そのようなも
のは、カラーバーストの信号がなまったり、上記の同期
信号との時間的関係(位相)が崩れてしまう場合があ
る。ただし、通常、カラーバーストと共に、C信号も同
じだけ時間的にずれるので、画像の色成分に与える視覚
的影響はさほどない。
【0029】以上の理由が原因となり、積分回路19の
積分結果は、カラーバーストのノイズを含んだものにな
る。コンパレータ21は、積分回路19の積分結果が所
定のしきい値以下であるか否かを判断し、相関度の判定
結果A1を出力する。しきい値は、ノイズレベルを考慮
した0に近い値である。コンパレータ21は、積分結果
がしきい値よりも小さいときには、相関があるとの判定
結果A1を出力する。積分結果がしきい値よりも大きい
ときには、相関がないとの判定結果A1を出力する。判
定結果A1は、ビデオ信号V0とV−のそれぞれに含ま
れるカラーバーストの間の相関度の有無を示す。
【0030】同様に、積分回路20は、バーストゲート
信号BGがローレベルである期間中だけ信号V2を2乗
し積分する。コンパレータ22は、積分回路20の積分
結果がしきい値以下であるか否かを判断し、相関度の判
定結果A2を出力する。コンパレータ22は、積分結果
がしきい値よりも小さいときには、相関があるとの判定
結果A2を出力し、積分結果がしきい値よりも大きいと
きには、相関がないとの判定結果A2を出力する。判定
結果A2は、ビデオ信号V0とV+のそれぞれに含まれ
るカラーバーストの間の相関度の有無を示す。
【0031】図6は、図2のバーストゲート信号生成回
路18の構成を示すブロック図である。ビデオ信号V0
は、同期分離回路25に入力される。同期分離回路25
は、ビデオ信号V0から垂直同期信号および水平同期信
号を分離抽出する。HSYNC検出回路26は、抽出さ
れた水平同期信号(HSYNC)の立ち下がりを検出
し、その立ち下がりにおいてカウンタ27にリセット信
号RSTを出力する。
【0032】カウンタ27は、リセット信号RSTを受
けてカウントを開始し、0.084Hだけカウントを行
った時点でバースト開始信号BST1を出力し、0.1
23Hだけカウントを行った時点でバースト終了信号B
END1を出力する。0.084Hと0.123Hは、
それぞれ図4で示したようにカラーバーストの開始時刻
と終了時刻を示す。
【0033】バーストゲート信号生成回路28は、バー
スト開始信号BST1とバースト終了信号BEND1を
入力し、バーストゲート信号BGを出力する。バースト
ゲート信号BGは、バースト開始信号BST1が生成さ
れた時点でハイレベルからローレベルに変化し、バース
ト終了信号BEND1が生成された時点でローレベルか
らハイレベルに変化する。
【0034】次に、図2におけるカラーバーストの相関
演算結果A1,A2に基いて、Y/C分離を行う方法に
ついて説明する。図7は、相関演算結果A1,A2に基
づくビデオ信号V0のY/C分離方法を説明する図表で
ある。○印は、「相関あり」の判定結果であることを示
し、×印は、「相関なし」の判定結果であることを示
す。
【0035】V0のY/C分離方法は、3ライン用いる
方法と2ライン用いる方法と1ライン用いる方法の3種
類がある。3ライン用いる方法は、ビデオ信号V−,V
0,V+を用いる方法である。2ライン用いる方法は、
ビデオ信号V0,V−を用いる方法と、ビデオ信号V
0,V+を用いる方法とがある。1ライン用いる方法
は、ビデオ信号V0を用いる方法である。
【0036】3ラインまたは2ラインを用いる方法と
は、くし形フィルタを用いる方法である。したがって、
処理に用いる3ラインまたは2ラインがそれぞれ相関が
あることが前提である。しかし、いくらY/C信号にお
いて相関があったとしても、カラーバーストにおいて相
関がなければ、周波数インターリーブの関係を満たして
いるとはいえない。そこで、本実施例では、Y/C信号
の他、カラーバーストについても相関があるか否かを判
定し、その結果に応じて以下に示すY/C分離方法を行
う。
【0037】演算結果A1とA2が共に相関ありのとき
には(A1=○,A2=○)、3ライン(V−,V0,
V+)の各カラーバースト間において全て相関があるの
で、3ラインを用いたY/C分離を行う。
【0038】演算結果A1のみが相関ありのときには
(A1=○,A2=×)、2ライン(V0,V−)の各
カラーバースト間において相関があるので、2ライン
(V0,V−)を用いたY/C分離を行う。
【0039】演算結果A2のみが相関ありのときには
(A1=×,A2=○)、2ライン(V0,V+)の各
カラーバースト間において相関があるので、2ライン
(V0,V+)を用いたY/C分離を行う。
【0040】演算結果A1とA2が共に相関なしのとき
には(A1=×,A2=×)、3ライン(V−,V0,
V+)の各カラーバースト間において全て相関がないの
で、1ライン(V0)のみを用いたY/C分離を行う。
【0041】以上は、図1におけるカラーバースト相関
演算回路2について説明した。次は、Y/C信号相関演
算回路3について説明する。Y/C信号相関演算回路3
は、3ライン(V−,V0,V+)の間の相関度を演算
するための回路である。
【0042】前述の通り、前後するライン間において、
Y信号は位相が反転しないが、C信号は位相が反転す
る。したがって、Y信号とC信号が混在した形で、Y信
号およびC信号の相関演算をすることは困難である。そ
こで、Y信号とC信号を分離して、それぞれの信号につ
いて相関度を演算する。
【0043】図8は、図1のY/C信号相関演算回路3
の構成を示す。図8(A)は、C信号の相関演算を行う
ためのC信号相関演算回路のブロック図であり、図8
(B)は、Y信号の相関演算を行うためのY信号相関演
算回路のブロック図である。
【0044】図8(A)は、C信号相関演算回路であ
る。ビデオ信号V+は、1Hディレイライン31および
1Hディレイライン32を介して、1Hずつ遅延した信
号V0とV−が生成される。ビデオ信号V+,V0,V
−は、それぞれカラーバンドパスフィルタ(CBPF)
33,34,35を介して、信号V+(C),V0
(C),V−(C)が生成される。信号V+(C),V
0(C),V−(C)は、それぞれカラーバーストおよ
びC信号から構成される信号である。
【0045】Y/Cゲート信号生成回路38は、ビデオ
信号V0を基にしてY/Cゲート信号YCGを生成出力
する。図4にY/Cゲート信号YCGの信号波形を示
す。Y/Cゲート信号YCGは、Y/C信号の存在する
期間だけローレベルになる信号である。Y/C信号は、
水平同期信号の立ち下がりから0.148H経過したと
きから開始し、水平同期信号の立ち下がりから0.97
6H経過したときに終了する。Y/Cゲート信号生成回
路38の詳細は、後に説明する。
【0046】加算器36は、信号V−(C)とV0
(C)を加算する。積分回路39は、Y/Cゲート信号
YCGがローレベルである期間中だけ加算器36の加算
結果を2乗し積分する。積分は、C信号の部分について
だけ行うことになる。コンパレータ41は、積分回路3
9の積分結果をしきい値と比較して、相関演算結果B1
を出力する。相関演算結果B1は、積分結果がしきい値
よりも小さければ「相関あり」であり、積分結果がしき
い値よりも大きければ「相関なし」である。
【0047】加算器37は、信号V0(C)とV+
(C)を加算する。積分回路40は、Y/Cゲート信号
YCGがローレベルである期間中だけ加算器37の加算
結果を2乗し積分する。コンパレータ42は、積分回路
40の積分結果をしきい値と比較して、相関演算結果B
2を出力する。相関演算結果B2は、積分結果がしきい
値よりも小さければ「相関あり」であり、積分結果がし
きい値よりも大きければ「相関なし」である。
【0048】なお、加算器36と加算器37の加算結果
は、それぞれカラーバースト相関演算回路(図2)の加
算器16と加算器17の加算結果と同じであるので、上
記の加算結果を求める回路をC信号相関演算回路(図8
(A))とカラーバースト相関演算回路(図2)との間
で共用してもよい。
【0049】また、積分回路39と積分回路40は、Y
/Cゲート信号YCGに関係なく、Y/Cゲート信号Y
CGのゲート期間とバーストゲート信号BG(図2)の
ゲート期間の両方において積分を行い、C信号の相関度
とカラーバーストの相関度の両方を演算して、C信号相
関演算回路(図8(A))とカラーバースト相関演算回
路(図2)を共用するようにしてもよい。
【0050】以上の説明では、C信号を基にライン間の
相関度を演算し、相関演算結果B1,B2を求めた。図
1のY/C信号相関演算回路3は、本来、Y信号とC信
号の両方を加味して、相関演算結果B1,B2を求める
ことが好ましいが、上記のC信号相関演算回路のみを用
いても、ある程度信頼性のある相関演算結果を得ること
ができる。この場合、回路規模を縮小することができる
利点がある。
【0051】また、次に示すY信号相関演算回路を上記
のC信号相関演算回路の代わりに設けてもよい。もちろ
ん、C信号相関演算回路とY信号相関演算回路の両方を
用いて相関演算結果を求めてもよい。
【0052】図8(B)は、Y信号相関演算回路であ
る。ビデオ信号V+は、1Hディレイライン51および
1Hディレイライン52を介して、1Hずつ遅延した信
号V0とV−が生成される。ビデオ信号V+,V0,V
−は、それぞれトラップフィルタ53,54,55を介
して、信号V+(Y),V0(Y),V−(Y)が生成
される。信号V+(Y),V0(Y),V−(Y)は、
同期信号とY信号からなる信号である。
【0053】図9は、トラップフィルタ53,54,5
5のフィルタ特性を示す周波数スペクトルの図である。
トラップフィルタ53,54,55は、全て同じフィル
タ特性を有し、約3.58MHzの色副搬送波周波数を
中心とする信号レベルを減衰させる。トラップフィルタ
を通過させると、カラーバーストとC信号が除去され、
同期信号とY信号のみが通過する。
【0054】図8(B)において、Y/Cゲート信号生
成回路58は、図8(A)のY/Cゲート信号生成回路
38と同じ回路構成を有し、ビデオ信号V0を基にして
Y/Cゲート信号YCGを生成出力する。
【0055】減算器56は、信号V−(Y)とV0
(Y)を減算する。積分回路59は、Y/Cゲート信号
YCGがローレベルである期間中だけ減算器56の減算
結果を2乗し積分する。積分は、Y信号の部分について
行うことになる。コンパレータ61は、積分回路59の
積分結果をしきい値と比較して、相関演算結果B1を出
力する。相関演算結果B1は、積分結果がしきい値より
も小さければ「相関あり」であり、積分結果がしきい値
よりも大きければ「相関なし」である。
【0056】減算器57は、信号V0(Y)とV+
(Y)を減算する。積分回路60は、Y/Cゲート信号
YCGがローレベルである期間中だけ減算器57の減算
結果を2乗し積分する。コンパレータ62は、積分回路
60の積分結果をしきい値と比較して、相関演算結果B
2を出力する。相関演算結果B2は、積分結果がしきい
値よりも小さければ「相関あり」であり、積分結果がし
きい値よりも大きければ「相関なし」である。
【0057】図10は、バーストゲート信号生成回路3
8(図8(A))の構成を示すブロック図である。バー
ストゲート信号生成回路58(図8(B))も同じ回路
構成を有する。
【0058】ビデオ信号V0は、同期分離回路65に入
力される。同期分離回路65は、ビデオ信号V0から垂
直同期信号および水平同期信号を分離抽出する。HSY
NC検出回路66は、抽出された水平同期信号(HSY
NC)の立ち下がりを検出し、その立ち下がり時にカウ
ンタ67にリセット信号RSTを出力する。
【0059】カウンタ67は、リセット信号RSTを受
けてカウントを開始し、0.148Hだけカウントを行
った時点でY/C開始信号BST2を出力し、0.97
6Hだけカウントを行った時点でY/C終了信号BEN
D2を出力する。0.148Hと0.976Hは、それ
ぞれ図4で示したようにY/C信号の開始時刻と終了時
刻を示す。
【0060】Y/Cゲート信号生成回路68は、Y/C
開始信号BST2とY/C終了信号BEND2を入力
し、Y/Cゲート信号YCGを出力する。Y/Cゲート
信号YCGは、Y/C開始信号BST2が生成された時
点でハイレベルからローレベルに変化し、Y/C終了信
号BEND2が生成された時点でローレベルからハイレ
ベルに変化する。
【0061】次は、Y/C信号の相関演算結果B1,B
2に基いて、Y/C分離を行う方法について説明する。
図11は、相関演算結果B1,B2に基づくビデオ信号
V0のY/C分離方法を説明するための図表である。○
印は、「相関あり」の相関演算結果であることを示し、
×印は、「相関なし」の相関演算結果であることを示
す。
【0062】3ラインまたは2ラインを用いるY/C分
離は、くし形フィルタを用いるので、3ラインまたは2
ラインのY/C信号がそれぞれ相関があることが必要に
なる。
【0063】演算結果B1とB2が共に相関ありのとき
には(B1=○,B2=○)、3ライン(V−,V0,
V+)の各Y/C信号間において全て相関があるので、
3ラインを用いたY/C分離を行う。
【0064】演算結果B1のみが相関ありのときには
(B1=○,B2=×)、2ライン(V0,V−)の各
Y/C信号間において相関があるので、2ライン(V
0,V−)を用いたY/C分離を行う。
【0065】演算結果B2のみが相関ありのときには
(B1=×,B2=○)、2ライン(V0,V+)の各
Y/C信号間において相関があるので、2ライン(V
0,V+)を用いたY/C分離を行う。
【0066】演算結果B1とB2が共に相関なしのとき
には(B1=×,B2=×)、3ライン(V−,V0,
V+)の各Y/C信号間において全て相関がないので、
1ライン(V0)のみを用いたY/C分離を行う。
【0067】以上は、カラーバーストの相関演算結果A
1,A2とY/C信号の相関演算結果B1,B2の算出
方法を示した。次は、相関演算結果A1,A2,B1,
B2を用いて、Y/C分離を行うY/C分離回路1(図
1)について説明する。
【0068】図12は、Y/C分離回路1の回路構成を
示すブロック図である。ビデオ信号は、3ラインY/C
分離回路73、2ライン(V−,V0)Y/C分離回路
72B、2ライン(V+,V0)Y/C分離回路72A
および1ラインY/C分離回路71に入力される。
【0069】3ラインY/C分離回路73は、ビデオ信
号の3ライン(V−,V0,V+)を用いて対象ライン
(V0)のY/C分離を行う。2ラインY/C分離回路
72Bは、ビデオ信号の2ライン(V−,V0)を用い
て対象ライン(V0)のY/C分離を行う。2ラインY
/C分離回路72Aは、ビデオ信号の2ライン(V+,
V0)を用いて対象ライン(V0)のY/C分離を行
う。1ラインY/C分離回路71は、ビデオ信号の1ラ
イン(V0)のみを用いて対象ライン(V0)のY/C
分離を行う。各回路の構成は、後に説明する。
【0070】一般的に、Y/C分離度の良好性は、3ラ
インY/C分離回路73、2ラインY/C分離回路72
A,72B、1ラインY/C分離回路71の順番で優れ
ている。
【0071】マルチプレクサ74は、相関演算結果A
1,A2,B1,B2に応じて、上記4つのY/C分離
回路71,72A,72B,73のいずれかが出力する
Y信号およびC信号を選択出力する。
【0072】図13は、マルチプレクサ74の選択動作
を示す表である。○印は、「相関あり」の相関演算結果
であることを示し、×印は、「相関なし」の相関演算結
果であることを示す。マルチプレクサ74は、相関演算
結果A1,A2,B1,B2に応じて、以下の選択を行
う。 (1).相関演算結果A1,A2,B1,B2が全て相
関ありの場合 3ライン(V−,V0,V+)間において全てのカラー
バーストおよびY/C信号について互いに相関があるの
で、3ラインY/C分離回路73により分離されるY信
号とC信号を選択出力する。 (2)〜(4).相関演算結果A1,B1が相関ありの
場合(ただし(1)の場合を除く) 2ライン(V−,V0)間のカラーバーストおよびY/
C信号が互いに相関があるので、2ライン(V−,V
0)Y/C分離回路72Bにより分離されるY信号とC
信号を選択出力する。 (5)〜(7).相関演算結果A2,B2が相関ありの
場合(ただし(1)の場合を除く) 2ライン(V+,V0)間のカラーバーストおよびY/
C信号が互いに相関があるので、2ライン(V+,V
0)Y/C分離回路72Aにより分離されるY信号とC
信号を選択出力する。 (8)〜(16).(1)〜(7)以外の場合 対象ライン(V0)がカラーバーストおよびY/C信号
の少なくとも一方について前後するラインとの間で相関
がないので、1ラインY/C分離回路71により分離さ
れるY信号とC信号を選択出力する。
【0073】以上のように、マルチプレクサ74は、カ
ラーバーストの相関演算結果A1,A2とY/C信号の
相関演算結果B1,B2を考慮し、最適なY/C分離方
法を選択する。
【0074】次に、1ラインY/C分離回路71、2ラ
インY/C分離回路72A,72Bおよび3ラインY/
C分離回路73の回路構成を説明する。図14は、1ラ
インY/C分離回路71の回路構成を示すブロック図で
ある。1ラインY/C分離回路は、Y信号とC信号の周
波数帯域の分離を行う。
【0075】ビデオ信号は、トラップフィルタ75とカ
ラーバンドパスフィルタ(CBPF)76に入力され
る。トラップフィルタ75は、前述の図9に示したフィ
ルタ特性と同じ特性を有し、カラーバーストおよびC信
号を除去して、Y信号を通過出力する。カラーバンドパ
スフィルタ76は、前述の図3に示したフィルタ特性と
同じ特性を有し、同期信号およびY信号を除去して、カ
ラーバーストおよびC信号を通過出力する。
【0076】図15は、2ラインY/C分離回路の回路
構成を示す。2ラインY/C分離回路は、2ライン使用
のくし形フィルタにより構成される。図15(A)は、
2ライン(V+,V0)Y/C分離回路72Bの構成を
示すブロック図である。
【0077】ビデオ信号V+は、1Hディレイライン8
1Aに入力される。1Hディレイライン81Aは、ビデ
オ信号V+について1H遅延した信号V0を出力する。
加算器82Aは、ビデオ信号V+とV0を加算する。ビ
デオ信号には、Y信号とC信号が混在している。Nライ
ン目の信号V0とN+1ライン目の信号V+との間にお
いて、互いのY信号は位相が同じであり、互いのC信号
は位相が反転している。マルチプレクサ74(図12)
がこのY/C分離回路72Bによる分離信号を選択する
のは、前述のように、信号V+とV0の間に相関がある
ときである。したがって、加算器82Aの加算結果は、
Y信号が約2倍のレベルになり、C信号は約0レベルに
なる。乗算器(増幅器)85Aは、加算器82Aの加算
結果に1/2を乗じ、Y信号を出力する。
【0078】減算器83Aは、ビデオ信号V+とV0を
減算する。減算器83Aの減算結果は、C信号が約2倍
のレベルになり、Y信号は約0レベルになり、カラーバ
ンドパスフィルタ(CBPF)84Aに入力される。カ
ラーバンドパスフィルタ84Aは、図3に示したフィル
タ特性と同じ特性を有し、カラーバーストとC信号のみ
を通過させる。カラーバンドパスフィルタ84Aの出力
は、乗算器86Aにより1/2倍され、C信号が乗算器
86Aから出力される。
【0079】図15(B)は、2ライン(V−,V0)
Y/C分離回路72Aの構成を示すブロック図である。
ビデオ信号V+は、1Hディレイライン80Bおよび1
Hディレイライン81Bに入力され、ビデオ信号V+に
ついて1Hずつ遅延した信号V0とV−が生成される。
【0080】加算器82Bは、ビデオ信号V0とV−を
加算する。乗算器85Bは、加算器82Bの加算結果に
1/2を乗じ、Y信号を出力する。減算器83Bは、ビ
デオ信号V0とV−を減算する。減算器83Bの減算結
果は、カラーバンドパスフィルタ(CBPF)84Bに
入力される。カラーバンドパスフィルタ84Bは、図3
に示したフィルタ特性と同じ特性を有し、カラーバース
トとC信号のみを通過させる。カラーバンドパスフィル
タ84Bの出力は、乗算器86Bにより1/2倍され、
C信号が乗算器86Bから出力される。
【0081】図16は、3ラインY/C分離回路73の
構成を示すブロック図である。3ラインY/C分離回路
は、3ライン使用のくし形フィルタにより構成される。
ビデオ信号V+は、1Hディレイライン91および1H
ディレイライン92に入力され、ビデオ信号V+につい
て1Hずつ遅延した信号V0とV−が生成される。
【0082】加算器94は、V+と(2×V0)とV−
の信号を加算する。2×V0の信号は、乗算器93が信
号V0を2倍することにより、生成される信号である。
加算器94の加算結果は、Y信号が約4倍のレベルにな
り、C信号は約0レベルになる。乗算器95は、加算器
94の加算結果に1/4を乗じ、Y信号を出力する。
【0083】加算器98は、(−1×V+)と(2×V
0)と(−1×V−)の信号を加算する。2×V0の信
号は、乗算器93により信号V0が2倍された信号であ
る。(−1×V+)と(−1×V−)の信号は、それぞ
れ乗算器97,96により信号V+,V−が−1倍ずつ
された信号である。加算器98の加算結果は、C信号が
約4倍のレベルになり、Y信号は約0レベルになる。カ
ラーバンドパスフィルタ99は、カラーバーストとC信
号のみを通過させる。カラーバンドパスフィルタ99の
出力は、乗算器90により1/4倍され、C信号が乗算
器90から出力される。
【0084】以上のように、本実施例では、カラーバー
ストの相関度とY/C信号の相関度に応じて、最適なY
/C分離方法を選択し、分離度の優れたY/C分離を行
うことができる。
【0085】Y/C信号の相関度のみに応じてY/C分
離方法を選択する場合、カラーバーストの相関があるこ
とを前提に処理を行っている。しかし、実際には、ビデ
オテープに記録したり、ビデオテープのダビングを行う
際に、カラーバーストのノイズが加わったり、カラーバ
ーストの時間的位置(位相)がずれてしまうことがあ
る。
【0086】カラーバーストの信号が崩れると、一般的
に周波数インターリーブの関係が満たされなくなる。周
波数インターリーブの関係が満たされなければ、例えY
/C信号に相関があったとしても、くし形フィルタを用
いない方がよい。
【0087】また、カラーバーストの位相がずれている
場合には、通常C信号も同じだけ位相がずれており、周
波数インターリーブの関係が満たされなくなるが、C信
号にノイズがのることにより、誤ってY/C信号に相関
があると判断されてしまうこともある。Y/C信号は、
通常、前後するライン間で相関はあるが全く同じである
とはいえない。したがって、相関度を判断する際のコン
パレータ41,42,61,62(図8(A),図8
(B))のしきい値は、ある程度の余裕を持った幅を設
定する必要がある。
【0088】そこで、カラーバーストの相関度をも加味
することにより、以上の誤った判断をなくし、最適なY
/C分離を行うことができ、画質の向上を図ることがで
きる。カラーバストの相関がない場合には、3ラインま
たは2ラインY/C分離回路(くし形フィルタ)を用い
るよりも、1ラインくし形フィルタ(トラップフィル
タ)を用いる方がよい。
【0089】また、Y/C信号は、前後するライン間で
同一であるとは言えないので、上記のように相関度を判
断するしきい値の幅を広くとる必要があるが、カラーバ
ーストは、どのラインにおいても同一であるので、相関
度を判断する際のコンパレータ21,22(図2)のし
きい値は、狭い幅でよい。しきい値の幅を狭くすること
により、精度の高い相関度を検出することができるの
で、誤ったY/C分離方法を選択することはほとんどな
い。
【0090】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンポジットビデオ信号のY/C分離を行う際に、引き
続く2つのライン間のカラーバーストの相関度を演算
し、相関があるときのみ該2つのラインを用いてY/C
分離を行うことにより、より確実なY/C分離を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によりコンポジットビデオ信号
をY/C分離するための全体回路構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のカラーバースト相関演算回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】カラーバンドパスフィルタのフィルタ特性を示
す図である。
【図4】各種信号波形を示す図である。
【図5】カラーバーストを示す信号波形図である。
【図6】図2のバーストゲート信号生成回路の構成を示
すブロック図である。
【図7】相関演算結果A1,A2に基づくビデオ信号V
0のY/C分離方法を示す図表である。
【図8】図1のY/C信号相関演算回路の構成を示す。
図8(A)は、C信号の相関演算を行うためのC信号相
関演算回路のブロック図であり、図8(B)は、Y信号
の相関演算を行うためのY信号相関演算回路のブロック
図である。
【図9】トラップフィルタのフィルタ特性を示す周波数
スペクトルの図である。
【図10】図8(A)のバーストゲート信号生成回路の
構成を示すブロック図である。
【図11】相関演算結果B1,B2に基づくビデオ信号
V0のY/C分離方法を示す図表である。
【図12】図1のY/C分離回路の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図13】マルチプレクサの選択動作を示す図表であ
る。
【図14】1ラインY/C分離回路の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図15】2ラインY/C分離回路の回路構成を示す。
図15(A)は、2ライン(V+,V0)Y/C分離回
路の構成を示すブロック図であり、図15(B)は、2
ライン(V−,V0)Y/C分離回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】3ラインY/C分離回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 Y/C分離回路 2 カラーバースト相関演算回路 3 Y/C信号相関演算回路 11,12,31,32,51,52 1Hディレイラ
イン 13,14,15,33,34,35 カラーバンドパ
スフィルタ 53,54,55 トラップフィルタ 16,17,36,37 加算器 56,57 減算器 18 バーストゲート信号生成回路 38,58 Y/Cゲート信号生成回路 19,20,39,40,59,60 積分回路 21,22,41,42,61,62 コンパレータ 25,65 同期分離回路 26,66 HSYNC検出回路 27,67 カウンタ 28 バーストゲート信号生成回路 68 Y/Cゲート信号生成回路 71 1ラインY/C分離回路 72A,72B 2ラインY/C分離回路 73 3ラインY/C分離回路 74 マルチプレクサ 75 トラップフィルタ 76 カラーバンドパスフィルタ 80B,81A,81B,91,92 1Hディレイラ
イン 82A,82B,94,98 加算器 83A,83B 減算器 84A,84B,99 カラーバンドパスフィルタ 85A,85B,86A,86B,93,95,96,
97,90 乗算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジットビデオ信号の輝度信号/色
    信号(Y/C)分離を行うためのビデオ信号判定システ
    ムであって、 ビデオ信号を1H(1水平走査期間)遅延させるための
    遅延手段(11)と、 ビデオ信号を直接および前記遅延手段を介して入力し、
    引き続く第1のライン信号と第2のライン信号を加算す
    る加算手段(17)と、 前記加算手段の加算結果を基に第1のライン信号と第2
    のライン信号のそれぞれに含まれるカラーバーストの相
    関度を演算する相関演算手段(20,22)とを有する
    コンポジットビデオ信号の判定システム。
  2. 【請求項2】 前記相関演算手段は、カラーバーストの
    期間中だけ前記加算手段の加算結果の絶対値または2乗
    を積分する積分手段(20)を含み、前記積分手段の積
    分値に応じて相関度を求める請求項1記載のコンポジッ
    トビデオ信号の判定システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンポジットビ
    デオ信号の判定システムと、 前記第1のライン信号と第2のライン信号のそれぞれに
    含まれる輝度信号または色信号の相関度を演算するY/
    C信号相関演算手段(3)と、 前記カラーバーストの相関がありかつ輝度信号または色
    信号の相関がある場合には、前記第1および第2のライ
    ン信号を用いてY/C分離処理を行い、前記カラーバー
    ストの相関がないまたは輝度信号または色信号の相関が
    ない場合には、前記第1または第2のいずれかのライン
    信号を用いてY/C分離処理を行うY/C分離手段
    (1)とを有するY/C分離システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または2記載のコンポジッ
    トビデオ信号の判定システムと前記Y/C信号相関演算
    手段は同一の手段であり、該同一手段によりカラーバー
    ストの相関度および色信号の相関度を演算する請求項3
    記載のY/C分離システム。
  5. 【請求項5】 コンポジットビデオ信号の輝度信号/色
    信号(Y/C)分離を行うためのビデオ信号判定方法で
    あって、 ビデオ信号を直接および1H遅延して入力し、引き続く
    第1のライン信号と第2のライン信号のそれぞれに含ま
    れるカラーバーストの相関度を演算する工程を含むコン
    ポジットビデオ信号の判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコンポジットビデオ信号
    の判定方法と、 前記第1のライン信号と第2のライン信号のそれぞれに
    含まれる輝度信号または色信号の相関度を演算する工程
    と、 前記カラーバーストの相関がありかつ輝度信号または色
    信号の相関がある場合には、前記第1および第2のライ
    ン信号を用いてY/C分離処理を行い、前記カラーバー
    ストの相関がないまたは輝度信号または色信号の相関が
    ない場合には、前記第1または第2のいずれかのライン
    信号を用いてY/C分離処理を行う工程とを含むY/C
    分離方法。
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JP2006157576A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Pioneer Electronic Corp Yc分離回路

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US6738097B2 (en) 2001-04-11 2004-05-18 Oki Electric Industry Co, Ltd. Composite video signal decoder having stripe component judging section
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