JPH08265728A - 情報伝送システムにおける送信局、受信端末およびネットワーク - Google Patents

情報伝送システムにおける送信局、受信端末およびネットワーク

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JPH08265728A
JPH08265728A JP7060712A JP6071295A JPH08265728A JP H08265728 A JPH08265728 A JP H08265728A JP 7060712 A JP7060712 A JP 7060712A JP 6071295 A JP6071295 A JP 6071295A JP H08265728 A JPH08265728 A JP H08265728A
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restriction
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network
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JP7060712A
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Shoichi Sano
庄一 佐野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信局、ネットワークおよび受信端末から構
成されるビデオ・オン・デマンドシステム等の情報伝送
システムに関し、システム全体の運用を柔軟にかつきめ
細かく管理できるようにすることを目的とする。 【構成】 ビデオデータ、音声データ等を含むサービス
情報に制御データを付加したディジタル情報を、送信局
1から、ネットワーク2を介して、複数の受信端末3に
伝送するに際し、その制御データに、各受信端末3にお
いて当該サービス情報の提供を許すか否かの制限情報あ
るいは、ネットワーク2でのディジタル情報の配信経路
や折り返し点を指定するルート情報を送信局1側で含ま
せるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報伝送システム、特に
CATV等を用いたビデオ・オン・デマンド・マルチメ
ディア情報伝送システムに関する。このような情報伝送
システムでは、各加入者(受信端末側)からの要求に即
座に応じて、情報提供源である送信局がその要求に係る
情報を当該加入者に伝送するようになっている。したが
って、加入者側から送信局側に向かう上り方向の情報の
伝送はきわめて重要であり、種々の開発が進められてい
る。
【0002】しかし一方、送信局側から加入者側に向か
う下り方向の情報の伝送については、加入者からの要求
に係る本来のマルチメディア情報の伝送以外、余り注目
がなされていない。
【0003】
【従来の技術】図12は情報伝送システムの一般的な基
本構成を示す図である。本図において、参照番号1は送
信局、2はネットワーク、3は受信端末である。送信局
1は、ビデオデータおよび音声データの一方または双方
を含むアナログのサービス情報をVTR等より取り出
し、ディジタル情報に符号化して、ネットワーク2側に
送出する。
【0004】ネットワーク2は、送信局1より送出され
たディジタル情報を、各受信端末3に配信する。このネ
ットワーク2内には少なくともATM交換機等の交換機
が複数配置される。ネットワーク2内の所定のルートを
経て配信されたディジタル情報(サービス情報)は、こ
の情報の要求元である受信端末3(加入者)に受信され
る。なお、受信端末3は図中、ネットワーク2の周辺に
多数存在し得るが、簡単のために1つのみ示す。
【0005】各受信端末3は、受信したディジタル情報
を復号化し、アナログのサービス情報に再生する。再生
されたサービス情報は、ディスプレイ(TV等)を通し
て、要求元の加入者に提供される。なお、各加入者
(3)から送信局1に対し、所望のサービス情報を要求
する上り方向のルートは、ネットワーク2を経由する場
合と、他の公衆網を経由する場合とがある。
【0006】なお、本発明は発信局1側から受信端末3
側に向かう下り方向のルートについて提案を行うので、
上記上り方向のルートについては詳細な説明を行わな
い。図13は図12における符号化の部分を具体的に表
す図である。本図において、その符号化部分は、エンコ
ーダ4として示される。このエンコーダ4には、前述の
サービス情報が入力される。サービス情報はビデオおよ
び音声の一方または双方を含む、例えばマルチメディア
情報であり、アナログの情報である。
【0007】このエンコーダ4には、サービス情報に加
えて制御データも入力される。この制御データは各サー
ビス情報に個別に付加されるディジタルデータである。
符号器5によってディジタルデータに変換されたビデオ
データおよび音声データと制御データとが共に多重化部
6に入力され、1つのディジタル情報(ビットストリー
ム)となってネットワーク2に転送される。なお、上記
ビデオデータおよび音声データは実際にはMPEG(Mo
ving Picture Expert Group)の規格によって高度に圧縮
される。また、このMPEGによれば、上記ビットスト
リーム中のユーザデータ領域に、その制御データを割り
当てることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】既に述べたとおり、現
状のビデオ・オン・デマンド・マルチメディア情報伝送
システムにおいては、加入者(3)側から送信局1側に
向かう上り方向の伝送が中心になって検討されている。
このため、このビデオ・オン・デマンド・マルチメディ
ア情報伝送システム全体の運用も、加入者側を主体とし
た上り方向の指示による運用のみが行われている。この
ため、システム全体の柔軟でかつきめ細かい運用を行う
のが困難である、という問題があった。
【0009】上記問題点に鑑み本発明は、送信局側を主
体として、その下り方向にある受信端末およびネットワ
ークを、管理するようにすることを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、下記の送信局1、受信端末3およびネット
ワーク2を提案する。 (1)送信局1は、各ディジタル情報内の制御データ
に、各受信端末3における受信制限を指定するための制
限情報を含ませて各ディジタル情報の提供を行うように
する。この制限情報は例えば次のような各種データによ
り構成できる。
【0011】(2)上記の制限情報は、各サービス情報
が各受信端末3において受信することが許容されるか否
かを表示するデータにより構成される。 (3)上記の制限情報は、各サービス情報が各受信端末
3において受信することが許容される番組であるか否か
を表示するデータにより構成される。 (4)上記の制限情報は、各サービス情報の提供を受け
ることを許容した一群の受信端末3を指定するデータに
より構成される。
【0012】(5)上記の制限情報は、各サービス情報
の提供を受けるための所要の料金を表示するデータによ
り構成される。 (6)各サービス情報が単位時間当たり複数のフレーム
からなるとき、上記の制限情報は、各フレーム毎に異な
る受信端末3を提供先として指定するデータにより構成
される。
【0013】(7)一方、受信端末3は、(i)受信端
末3における受信制限を指定するための制限情報を含む
上記の制御データを、受信した各ディジタル情報より分
離して該制限情報を取り出す分離手段と、(ii)取り出
したその制限情報を一方の入力に受信する比較手段と、
(iii) 受信端末3が自己の受信制限を行うために予め設
定した制限レベルを、上記比較手段の他方の入力に印加
するために保持する制限レベル設定手段と、を備えてな
り、上記比較手段による比較の結果、上記の制限情報と
上記の制限レベルとの整合がとれたとき、サービス情報
の受信を可能とするようにする。
【0014】(8)上記の制限レベル設定手段は、上記
の制限レベルを記憶するメモリからなる。 (9)さらにネットワーク2についてみると、ネットワ
ーク2は、各ディジタル情報内の上記制御データに含ま
れた、各ディジタル情報の配信経路を指定するためのル
ート情報に従って、各ディジタル情報を転送するように
する。
【0015】(10)またネットワーク2には、上記の
ルート情報に従って、上記のディジタル情報を送信局1
側に折り返す少なくとも1つの折返し手段を含むように
する。 (11)さらに、上記の折返し手段により折り返された
上記のディジタル情報の監視を行うモニタ手段を含むよ
うにする。
【0016】
【作用】上記(1)〜(11)に示す各態様における作
用はそれぞれ次のとおりである。 (1)ビデオ・オン・デマンド情報伝送システムにおい
ては、一般に、受信端末側からの上り方向の管理によっ
てその運用がなされているのが現状であるが、本発明で
はその発想を完全に逆転し、送信局1から伝送される下
り方向のディジタル情報が自ら、各受信端末3の管理お
よび運用を行うようにする。これにより、システム全体
の柔軟かつきめ細かい運用が可能となる。
【0017】このためにディジタル情報内の制御データ
に上記の制限情報を含ませるようにする。 (2)上記制限情報は、当該サービス情報が各受信端末
に提供してもよいか否かを表示するものとする。したが
って、送信局1からのディジタル情報が自ら、受信端末
を選択してその提供を行う。
【0018】(3)上記(2)の第1例として、サービ
ス情報が備える番組の種別によって選択的に受信端末3
に該サービス情報を提供する。例えば、番組AおよびC
のみの提供が契約等により許容されているある受信端末
3においては、その他の番組BおよびDを備えるサービ
ス情報の受信がリジェクトされる。 (4)上記(2)の第2例として、サービス情報が例え
ばある特定の地区の加入者群にのみ提供されるものであ
るときは、それ以外の各加入者においてそのサービス情
報の受信がリジェクトされる。
【0019】(5)上記(2)の第3例として、そのサ
ービス情報の提供を受けるための料金が定められてお
り、この料金を支払うことが保証されていない各加入者
においては、当該サービス情報の受信がリジェクトされ
る。 (6)通常、ビデオ信号には1秒間に30フレーム分の
信号が含まれている。そこで、各フレーム毎のサービス
情報についてその宛先を定めておけば、1秒間に最大3
0チャネル分の異なる番組を、最大30加入者に提供す
ることができる。ただし、コマ落としをした簡易動画と
なるが、これでもサービス提供を何とか確保できる場合
がある。
【0020】(7)各受信端末3を、上記の分離手段、
比較手段および制限レベル設定手段から構成し、この制
限レベルとしては例えば、上記第1例における、受信が
許容される少なくとも一種の番組のコードであり、上記
第2例における、受信が許容されるIDであり、上記第
3例における、プリペイド料金額である。 (8)上記制限レベル設定手段をなす上記のメモリは、
ROMあるいはメモリカードとし、これらに各種制限レ
ベルの内容を予め登録しておくようにする。
【0021】(9)ネットワーク2は、複数の交換機や
多重化装置およびこれらの相互に接続し合う多数の伝送
線路からなるが、これらの中で形成される、ディジタル
情報の配信経路を制御データに書き込んでおけば、指定
された配信経路を選択してパケットのようにディジタル
情報を転送することができる。これは、ネットワーク2
の運用上、迂回路設定の自由度が増し、好都合である。
【0022】(10)上記配信経路の一部に少なくとも
1つの折返し手段を設けておくことにより、この折返し
手段で、下り方向に転送中のディジタル情報を逆戻りさ
せることができる。ネットワーク2内で伝送障害が生じ
たとき、配信経路上のいくつかの異なる地点でディジタ
ル情報の折り返しができるようにしておくことにより、
障害探索等がきわめて容易に実行可能となる。
【0023】(11)上記障害探索の実行には、モニタ
手段を用いる。上記の各地点で折り返されたディジタル
情報の正常性をそのモニタ手段で調べることにより、ど
の地点に障害があるかを容易に推定することができる。
【0024】
【実施例】図1は本発明に係る情報伝送システムの全体
構成例を示す図である。なお、既に説明したのと同様の
構成要素には、同一の参照番号または記号を付して示す
(以下、同じ)。送信局1からのディジタル情報は、図
示するように、そのヘッダ部分に制御データCDが配置
され引き続いて、マルチメディア情報等のサービス情報
SIが配置される。サービス情報SIは既述のとおり、
ビデオデータでありまた音声データである。また制御デ
ータCDには、既述したとおり、各受信端末3に対しそ
のサービス情報の提供を許すか否かの制限情報が含まれ
る。
【0025】その制御データCDにはまた、ネットワー
ク2内でのディジタル情報の配信経路を指定するルート
情報が含まれる。ネットワーク2を介して受信端末3に
至った各ディジタル情報は、この受信端末3内の分離手
段21において、サービス情報SIと制御データCDと
に分離される。分離された制御データCDは比較手段2
2に入力され、ここで、当該受信端末3に対して予め定
められた各種の制限レベルが、その分離された制御デー
タCDに含まれる制限情報と整合するか否かチェックさ
れる。
【0026】このチェックの結果、両者が整合している
と判断されると初めてゲート手段23は開成され、先に
分離されたサービス情報SIはこのゲート手段23を通
してディスプレイに供給され、要求したマルチメディア
情報の提供を受けることができる。もし上記のチェック
の結果、上記の整合がとれないと、当該サービス情報S
Iの提供はリジェクトされる。
【0027】一方、ネットワーク2について見ると、こ
の中には複数の交換機や多数の伝送線路等があるが、上
記の制御データCDに含まれるルート情報により、その
ネットワーク2内での配信経路を定め、この配信経路に
沿って当該ディジタル情報を伝送することができる。こ
れはATM交換機にとっては本来的な機能である。さら
にネットワーク2内には少なくとも1つの折返し手段3
1が設けられ、制御データCDにより指定された1つの
折返し手段31において当該サービス情報を折り返すこ
とができる。既述のとおり、障害探索のために利用する
ことができる。
【0028】ネットワーク2内のモニタ手段32は、折
返し手段31で折り返したディジタル情報、特にサービ
ス情報の正常性をチェックするものである。この折返し
手段31を配信経路に沿って複数段設けることにより、
受信端末3側から送信局1側に向かって順を追って、障
害がどこにあるか探索することができる。図2は受信端
末3の具体例を示す図である。本図において、前述(図
1)した分離手段21、比較手段22およびゲート手段
23が図示する位置に設けられており、さらに制限レベ
ル設定手段24が図示する位置に設けられている。
【0029】分離手段21は、受信したディジタル情報
を、サービス情報SIと制御データCDとに分離する。
そしてこの制御データCDから制限情報を取り出す。こ
の制限情報は比較手段22の一方の入力に印加され、そ
の他方の入力には制限レベル設定手段24からの各種制
限レベルが印加され、ここで両者間の整合の有無が調べ
られる。
【0030】両者の間に整合がとれればゲート手段23
は開成され、復号化部によりアナログ情報に戻されてか
らディスプレイに出力される。もし整合がとれなければ
ゲート手段23は閉成したままであり、サービス情報S
Iのディスプレイへの供給はリジェクトされる。なお、
本図の例では、サービス情報SIをさらにビデオデータ
と音声データとに分けてそれぞれ個別に管理するように
している。
【0031】制限レベル設定手段24において保持すべ
き各種の制限レベルについては既に述べたとおりであ
る。第1例においては、制限レベルとして受信が許容さ
れる番組AとCが登録されているとき、今受信したディ
ジタル情報の制御データCD内に、番組BあるいはDが
制限情報として書き込まれていたとすると、当該サービ
ス情報の当該受信端末3での受信はリジェクトされる。
【0032】また第2例においては、その制限レベルと
しては、ある特定の地区あるいはグループに属する加入
者群の各IDの上位ビットが共通に設定されているとす
ると、今受信したディジタル情報の制御データCD内
に、その上位ビットが書き込まれていないとすると、当
該受信端末3での受信はリジェクトされる。さらに第3
例においては、その制限レベルとして、ある送信局1に
対して予納(プリペイド)された料金額が登録されてお
り、今受信したディジタル情報に付加された制限情報に
所要の料金が書き込まれているとき、前者が後者の金額
より小であるとき、当該サービス情報の受信はリジェク
トされる。なお、この場合、制限レベル設定手段24を
構成するメモリは、金額の更新が容易なRAMあるいは
メモリカードとしておくのが便利である。
【0033】上記の例の他、上記制限レベルとして、記
録されている各受信端末3毎のIDを利用し、サービス
情報の動画をなす複数のフレームの各々に付加された制
御データにIDを付しておいて、両IDが一致するフレ
ームのみ、当該受信端末3に提供することもできる。こ
れは前述した簡易動画の提供に相当する。図3はネット
ワーク2の具体例を示す図である。本図に示すとおり、
ネットワーク2は複数の多重/分離装置(MUX/DM
UX)33や交換機34や伝送線路35で構成される。
【0034】この中で特に本発明の特徴をなす分離手段
31やモニタ手段32は図示する位置に設けられる。こ
の場合、分離手段31は多重/分離装置33の中に組み
込まれる。いずれかの受信端末3で映像が見れないある
いは音声が聞こえない等の障害が、送信局1に通知され
た場合、従来は、ネットワーク2内をオペレータがマニ
ュアルで調査し、その障害探索を実行していた。本発明
では、ディジタル情報それ自体が自律的にループバック
を行い、障害探索を行うようにする。
【0035】このためにまず折返し手段31が不可欠で
ある。本図の例では、配信経路に沿ってディジタル情
報の折返しを行う場合と、配信経路に沿って折返しを
行う場合とを示している。仮に図中の受信端末3′で障
害が発見された場合、まず配信経路でディジタル情報
の折返しを行い、ここの段階で異常がなければ次に配信
経路について折返しを行う、というようになるべく障
害が生じている受信端末側より折返しを実施する。
【0036】折り返したディジタル情報の正常性につい
ては、モニタ手段32にてチェックする。モニタ手段3
2は、各折返し手段31と対にして設けるようにしても
よい。上記の手段31および32は、上記の障害探索の
みならず、定期点検等の保守に用いることもできる。
【0037】図4は折返し手段31の具体例を示す図で
ある。本図において、多重/分離装置33内の分離装置
33′は、複数の多重化されたチャネル(ch1,ch
2,ch3…)を、各チャネルに分離する。なお、各チ
ャネルは各前記送信局1に対応する。分離された各チャ
ネル対応のディジタル情報は、各分配器36により、自
内で分岐される。分岐された各チャネル対応のディジタ
ル情報は各分離器37(前記の分離手段21と同一機
能)にて、各制御データCDのみが取り出される。そし
て制御データ解析・判断部38にて、折返し指令のある
1つのチャネルを特定する。
【0038】セレクタ39は、その特定されたチャネル
に相当するディジタル情報のみを選択的に取り出し、伝
送線路35の上り方向に折り返す。これは図3の折返し
配信経路に相当する。なお、上記折返し指令は、図1
3のエンコーダ4にて付加することもできる。以下、上
記具体例についての詳細例を説明する。
【0039】図5は受信端末の詳細例を示す図(その
1)、図6は受信端末の詳細例を示す図(その2)であ
る。これらの図において、ネットワーク2からのディジ
タル情報は、回線インタフェース51によりフレーム毎
のデータとなり、圧縮されたビデオおよび音声の多重化
データがDSP(Digital Signal Processor)52に渡
される。このDSP52は、例えばMPEGの規格に基
づき、三種の信号(ビデオデータ、音声データおよび制
御データ)に分離する。したがって、このDSP52が
既述の分離手段21の役割を果たす。なおFIFOメモ
リ53は、クロックの乗り換え(ネットワーク系から受
信端末系へ)やタイミングをとるためのバッファとして
機能する。
【0040】上記3種の信号のうち、制御データCD
(制限情報)は、バス(BUS)54を介してCPU5
5により読み取られ、制限レベル設定手段24をなすR
OM56あるいはメモリカード56′に保持された制限
レベルとの比較を行う。したがってこのCPU55が既
述の比較手段22の役割を果たす。上記の比較結果は、
一旦、設定レジスタ56に格納される。既述のゲート手
段23に相当するゲート57および58は、その設定レ
ジスタ56内の情報に応じて開閉される。
【0041】図7はデータフォーマットの一例を示す図
である。特に既述した第2例に相当する。本図の上段は
制限レベル設定手段(24,56,56′)に保持され
た当該受信端末のIDデータを表し、下段は制御データ
CDを表す。前述したある特定の地区あるいはグループ
に属する加入者群には共通のIDをその上位ビットに与
えておくものとすると、IDデータ側のビット列B1と
制御データCD側のビット列B2とが一致すれば、これ
らの加入者群の各々に同一のサービス情報が共通に提供
される。
【0042】なお、図中のヘッダとは、制御データCD
の始まりを示すユニークな値をもつビット列である。図
8は各種の制限レベルに対処するためのデータフォーマ
ットを示す図である。制御データCDを、制限情報と比
較条件との対によって構成する。このようにすると、既
述した第1例や第2例等のいずれを適用するかを、比較
条件で表示することができる。また、制限情報のうちの
どのビット列で比較すべきかをも指定できる。
【0043】そしてこれらの制限情報および比較条件の
対は、図8の下欄に示すように、シリアルに転送され
る。図9は各種の制限レベルに対処するためのデータフ
ォーマットを示す図である。この図のフォーマットで
は、比較手段22による比較結果を、どの範囲(何フレ
ーム分のデータ)に適用するかを指定することもでき
る。
【0044】映像(ビデオ)は1秒間に30フレーム送
れるので、適用範囲として「本フレームのみ」(000
00001)を適用すれば、1秒間に30ユーザ(加入
者)に異なった絵(静止画)を送ることができる。デコ
ード(再生)された絵はフレームメモリに1フレームず
つ蓄えられディスプレイに表示される。次のフレームが
来なければ、前のフレームのデータがそのまま残ってい
るので静止した絵が表示されている。
【0045】2秒間を使って60ユーザに絵を送るとす
ると、これらのユーザから見ていると2秒に1回、絵が
変わるように見える。もし適用範囲として「本フレーム
以降」全てに適用するならば、(10000000)を
適用する。図10は折返し手段31の詳細例を示す図で
ある。各チャネル(ch1,ch2,ch3…)対応の
ディジタル情報は、各回線インタフェース61により各
フレーム毎の信号とされ、既述の分離器37(図4)を
なすDSP62に印加される。ここで制御データCDが
そのディジタル情報から分離され、バス(BUS)63
を介してCPU64に送られる。このCPU64は既述
の制御データ解析・判断部38の役割を果たし、その判
断結果はレジスタ65に格納される。セレクタ39(図
4と同じ)は、このレジスタ65内の判断結果に応じ
て、1つの折り返すべきチャネル(ch)のディジタル
情報を選択し、送信局1側へ折り返す。
【0046】図11は図10内における折返し制御デー
タのフォーマット例を示す図である。本図中、ヘッダは
折返し指令が始まることを示すユニークなデータであ
る。以下、実際のデータ例を示す。 バイナリ表現 折り返し指示=00000001:折り返す 00000010:折り返しをやめる チャネル指定=00000001:チャネルch1 00000010:チャネルch2 00000100:チャネルch3 適用時間 =10000000:折り返しをやめる指示がくるまで折り返す =00000001:10秒間 回線(チャネル)によって、片方向あるいは双方向のも
のがある。双方向の回線を使用している場合は、折返し
は上りの回線を使うようにすれば良い。片方向のみの回
線については、帯域の狭い(1チャネル分なので)回線
を保守用に設けるか、あるいはISDN回線のような、
必要な時のみ呼を設定して料金を払う回線を利用すれば
良い。
【0047】
【発明の効果】上記(1)〜(11)の態様によれば、
それぞれ下記の効果がもたらされる。 (1)ビデオ・オン・デマンド情報伝送システムの運用
および管理が、送信局1から提供されるディジタル情報
そのものを利用して行うことができ、従来より一層柔軟
かつきめ細かいサービスを提供できる。
【0048】(2)送信局1から提供されるディジタル
情報それ自体が、その受け取り先(受信端末)を選択す
ることができる。 (3)送信局1から提供されるディジタル情報それ自体
が、その中に含まれる番組に応じて相手先(加入者)に
提供してもよいか否か選択することができる。 (4)送信局1から提供されるディジタル情報それ自体
が、予め定められた一群の加入者のみを選択して、その
受信を許容する。
【0049】(5)送信局1から提供されるディジタル
情報それ自体に所要の料金が表示されており、その料金
の支払いに応じられない加入者に対してはそのサービス
情報の提供をリジェクトする。 (6)例えば1秒間に30フレームを送るサービス情報
については、フレーム毎に各フレームが、各々に定めら
れた宛先(加入者)に到達できる。簡易動画を提供する
のに便利である。
【0050】(7)各受信端末3は、上記のディジタル
情報の中の制御データ(制限情報)を抽出し解析して、
受信したサービス情報を自内に取り込みまたはリジェク
トする機能を備える。 (8)制御データCD内の制限情報と比較される各受信
端末3には、自己の条件を設定する制限レベルを保持す
るためのメモリを備える。このメモリの内容は、条件の
変更がある毎に更新可能である。
【0051】(9)送信局1から提供されるディジタル
情報それ自体が、ネットワーク2内の配信経路を定める
ことができる。 (10)任意の地点でそのディジタル情報を折り返し得
るようにする。これにより、オペレータによる人手を介
在させずに迅速に障害探索を行うことができる。
【0052】(11)折り返したディジタル情報をモニ
タ手段32によりモニタし、その正常性をチェックする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報伝送システムの全体構成例を
示す図である。
【図2】受信端末の具体例を示す図である。
【図3】ネットワークの具体例を示す図である。
【図4】折返し手段の具体例を示す図である。
【図5】受信端末の詳細例を示す図(その1)である。
【図6】受信端末の詳細例を示す図(その2)である。
【図7】データフォーマットの一例を示す図である。
【図8】各種の制限レベルに対処するためのデータフォ
ーマットを示す図である。
【図9】各種の制限レベルに対処するためのデータフォ
ーマットを示す図である。
【図10】折返し手段の詳細例を示す図である。
【図11】図10内における折返し制御データのフォー
マット例を示す図である。
【図12】情報伝送システムの一般的な基本構成を示す
図である。
【図13】図12における符号化の部分を具体的に表す
図である。
【符号の説明】
1…送信局 2…ネットワーク 3…受信端末 4…エンコーダ 5…符号器 6…多重化部 21…分離手段 22…比較手段 23…ゲート手段 24…制限レベル設定手段 31…折返し手段 32…モニタ手段 33…多重/分離装置 34…交換機 35…伝送線路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオデータおよび音声データの一方ま
    たは双方を含むサービス情報に制御データを付加したデ
    ィジタル情報を、ネットワークを介して各受信端末
    (3)に提供する送信局(1)を有する情報伝送システ
    ムにおいて、 各前記ディジタル情報内の前記制御データに、各前記受
    信端末(3)における受信制限を指定するための制限情
    報を含ませて各該ディジタル情報の提供を行うことを特
    徴とする情報伝送システムにおける送信局。
  2. 【請求項2】 前記制限情報は、各前記サービス情報が
    各前記受信端末(3)において受信することが許容され
    るか否かを表示するデータにより構成される請求項1に
    記載の情報伝送システムにおける送信局。
  3. 【請求項3】 前記制限情報は、各前記サービス情報が
    各前記受信端末(3)において受信することが許容され
    る番組であるか否かを表示するデータにより構成される
    請求項1に記載の情報伝送システムにおける送信局。
  4. 【請求項4】 前記制限情報は、各前記サービス情報の
    提供を受けることを許容した一群の前記受信端末(3)
    を指定するデータにより構成される請求項1に記載の情
    報伝送システムにおける送信局。
  5. 【請求項5】 前記制限情報は、各前記サービス情報の
    提供を受けるための所要の料金を表示するデータにより
    構成される請求項1に記載の情報伝送システムにおける
    送信局。
  6. 【請求項6】 各前記サービス情報が単位時間当たり複
    数のフレームからなるとき各該フレーム毎に異なる前記
    受信端末(3)を提供先として指定するデータにより構
    成される請求項1に記載の情報伝送システムにおける送
    信局。
  7. 【請求項7】 ビデオデータおよび音声データの一方ま
    たは双方を含むサービス情報に制御データを付加して送
    信局(1)より提供されたディジタル情報を、ネットワ
    ークを介して受信する受信端末(3)を有する情報伝送
    システムにおいて、 前記受信端末(3)における受信制限を指定するための
    制限情報を含む前記制御データを、受信した各前記ディ
    ジタル情報より分離して該制限情報を取り出す分離手段
    (21)と、 取り出した前記制限情報を一方の入力に受信する比較手
    段(22)と、 前記受信端末(3)が自己の受信制限を行うために予め
    設定した制限レベルを、前記比較手段(22)の他方の
    入力に印加するために保持する制限レベル設定手段(2
    4)と、を備え、前記比較手段(22)による比較の結
    果、前記制限情報と前記制限レベルとの整合がとれたと
    き、前記サービス情報の受信を可能とすることを特徴と
    する情報伝送システムにおける受信端末。
  8. 【請求項8】 前記制限レベル設定手段(24)は、前
    記制限レベルを記憶するメモリである情報伝送システム
    における受信端末。
  9. 【請求項9】 ビデオデータおよび音声データの一方ま
    たは双方を含むサービス情報に制御データを付加して送
    信局(1)より提供されたディジタル情報を、該サービ
    ス情報の提供を受ける前記受信端末(3)に向けて配信
    するネットワークを有する情報伝送システムにおいて、 各前記ディジタル情報内の前記制御データに、各該ディ
    ジタル情報の配信経路を指定するためのルート情報を含
    み、該ルート情報に従って各該ディジタル情報を転送す
    ることを特徴とする情報伝送システムにおけるネットワ
    ーク。
  10. 【請求項10】 前記ルート情報に従って、前記ディジ
    タル情報を前記送信局(1)側に折り返す少なくとも1
    つの折返し手段(31)を含む請求項9に記載の情報伝
    送システムにおけるネットワーク。
  11. 【請求項11】 前記折返し手段(31)により折り返
    された前記ディジタル情報の監視を行うモニタ手段(3
    2)を含む請求項10に記載の情報伝送システムにおけ
    るネットワーク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007088808A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Video Research:Kk 視聴チャンネル判定方法及び装置
JP2016152592A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 富士通株式会社 経路情報収集プログラム、経路情報収集方法、及びノード装置

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