JPH08262972A - 模擬操縦用座席 - Google Patents

模擬操縦用座席

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JPH08262972A
JPH08262972A JP6758495A JP6758495A JPH08262972A JP H08262972 A JPH08262972 A JP H08262972A JP 6758495 A JP6758495 A JP 6758495A JP 6758495 A JP6758495 A JP 6758495A JP H08262972 A JPH08262972 A JP H08262972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
pilot
acceleration
angular velocity
simulated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6758495A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fukutome
誠 福留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6758495A priority Critical patent/JPH08262972A/ja
Publication of JPH08262972A publication Critical patent/JPH08262972A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操縦者が異和感の少ない模擬操縦感覚を得ら
れるとともに保守やコストなどの面で有利な構造になる
ことなどを目的とする。 【構成】 着座面に左右に並んで凹凸可能に設けられ多
重リングまたは渦巻状をなす2個のシートパンをアクチ
ュエータが被模擬操縦体に生ずる加速度または角速度に
基づいてそれぞれ別個に凹凸させて操縦者に座圧を与え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機などのフライト
シミュレータ、レジャー用のジェットコースターなどに
適用される模擬操縦用座席に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は航空機などのフライトシミュレー
タに使用されている従来の操縦用座席の説明図である。
図において、本座席は模擬加速度体感座席で、図に示す
ように配置された座席本体1、シートパン2、ベローズ
7、可動ベース4、油圧サーボアクチュエータ3、エア
ホース8、エアサーボバルブ9などで構成されている。
パイロットを含む操縦者が座席本体1に座ってフライト
シミュレータを操縦することにより、この操縦によって
航空機に生じる加速度や角速度などがシミュレーション
計算機で計算され、この加速度、角速度の値に基づいて
駆動信号が油圧サーボアクチュエータ3およびエアサー
ボバルブ9に与えられ、可動ベース4が3個の油圧サー
ボアクチュエータ3の伸縮差により前後、左右、斜めに
傾斜する。また、9個のエアサーボバルブ9からは空気
がエアホース8を介してベローズ7内に流入してベロー
ズ7が伸縮することによりそれぞれのシートパン2の位
置を制御する。また、背もたれの内側面にも同様の機構
が設けられており、これらにより操縦者は航空機の飛行
に応じた模擬加速度を体感することができるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記のよ
うな従来の操縦用座席においては操縦者が空気により伸
縮するベローズ7の上に腰を掛ける構造になっており、
ベローズ7は操縦者の尻の形状に慣じむ必要があるた
め、シートパン2が必要に応じて傾斜できる程度に柔か
いものになっている。このため、操縦者は実際の航空機
の操縦席に着座している場合に比べてふわふわした柔軟
感があり、特にジェット戦闘機が対象のシミュレータの
場合はこの傾向が顕著で異和感を生じる。また、シート
パン2は操縦者の身体の形状に応じて慣じむ必要があ
り、シートパン2の個数を少なくすることができないた
めに制御系統が複雑で、保守やコストなどの点で不利な
構造になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る模擬操縦用
座席は上記課題の解決を目的にしており、着座面に左右
に並んで凹凸可能に設けられ多重リングまたは渦巻状を
なす2個のシートパンと、該2個のシートパンを被模擬
操縦体に生ずる加速度または角速度に基づいてそれぞれ
別個に凹凸させて操縦者に座圧を与えるアクチュエータ
とを備えた構成を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係る模擬操縦用座席において
は、着座面に左右に並んで凹凸可能に設けられ多重リン
グまたは渦巻状をなす2個のシートパンをアクチュエー
タが被模擬操縦体に生ずる加速度または角速度に基づい
てそれぞれ別個に凹凸させて操縦者に座圧を与えるよう
になっており、アクチュエータが被模擬操縦体に生ずる
加速度または角速度に基づいて伸縮することにより多重
リングまたは渦巻状をなすシートパンが操縦者の身体に
適合する形状のすり鉢状乃至山状に凹凸するように制御
する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る操縦用座席の
説明図である。図において、本実施例に係る操縦用座席
は航空機などのフライトシミュレータ、レジャー用ジェ
ットコースターなどに使用される模擬加速度体感座席
で、図に示すように配置された座席本体1、シートパン
2、油圧サーボアクチュエータ3、可動ベース4、電気
サーボアクチュエータ5、板ばね6などで構成されてい
る。パイロットを含む操縦者が座席本体1に座ってフラ
イトシミュレータを操縦することにより、この操縦によ
って航空機に生じる加速度、角速度などがシミュレーシ
ョン計算機で計算され、この加速度、角速度の値に基づ
いて駆動信号が油圧サーボアクチュエータ3および電気
サーボアクチュエータ5に与えられ、可動ベース4が3
個の油圧サーボアクチュエータ3の伸縮差により前後、
左右、斜めに傾斜するとともに電気サーボアクチュエー
タ5が上下に伸縮することにより、航空機の角速度や加
速度などの大きさに応じた座圧を操縦者に対して与える
ようになっている。板ばね6は尻周辺部に対して適度な
座圧を保持するためのもので、電気サーボアクチュエー
タ5の伸縮軸に固定されている。なお、図示しないが背
もたれの内側面にはエアサーボバルブ、エアホース、ベ
ローズなどによる従来の操縦用座席と同様の機構が設け
られている。
【0007】本座席は図に示すように2つのシートパン
2がリング状、或いはうず巻状をなし、その中心部が着
座した操縦者の尾てい骨部に対応する構造とすることに
より座圧分布に合わせた形状で、電気サーボアクチュエ
ータ5などにより座圧を制御することにより操縦者に航
空機の飛行に応じた模擬加速度を体感させるようになっ
ており、操縦者がフライトシミュレータに取付けられた
座席本体1に座って操縦することにより、この操縦によ
って航空機に生じる加速度や角速度などがシミュレーシ
ョン計算機で計算され、この加速度、角速度の値に基づ
いて可動ベース4を支えている3本の油圧サーボアクチ
ュエータ3が駆動されて座席本体1が前後、左右、斜め
に傾斜する。同時に、電気サーボアクチュエータ5が加
速度、角速度の値に基づいて上下に伸縮し、複数個のリ
ング状、或いはうず巻状をなすシートパン2を操縦者の
身体に適合する形状のすり鉢状乃至山状になるように制
御する。また、背もたれの内側面に設けられている図示
しないシートパンも作動し、これらにより操縦者は実際
の航空機、特にジェット戦闘機に搭乗して操縦した場合
の座圧感覚に近い、異和感の少ない模擬加速度を体感す
ることができる。
【0008】従来の操縦用座席においては操縦者が空気
により伸縮するベローズの上に腰を掛ける構造になって
おり、ベローズは操縦者の尻の形状に慣じむ必要がある
ため、シートパンが必要に応じて傾斜できる程度に柔か
いものになっている。このため、操縦者は実際の航空機
の操縦席に着座している場合に比べてふわふわした柔軟
感があり、特にジェット戦闘機が対象のシミュレータの
場合はこの傾向が顕著で異和感を生じる。また、シート
パンは操縦者の身体の形状に応じて慣じむ必要があり、
シートパンの個数を少なくすることができないために制
御系統が複雑で、保守やコストなどの点で不利な構造に
なっているが、本座席においてはこのような問題点を解
消して操縦者に異和感の少ない模擬加速度体感座席にす
るため、座席本体1、シートパン2、油圧サーボアクチ
ュエータ3、可動ベース4、電気サーボアクチュエータ
5、板ばね6などで構成し、シートパン2の形状を実際
の航空機、特にジェット戦闘機に搭乗して操縦した場合
の座圧と同感覚に近いように2つのリング状、或いはう
ず巻状に分割してその中心が尾てい骨の部分に当たる構
造とし、またシートパン2をリング状、或いはうず巻状
に形成し、それぞれのシートパン2が電気サーボアクチ
ュエータ5により中心部が上下に動かされて制御信号に
より操縦者の尾てい骨付近の座圧を自由に制御すること
ができるような模擬加速度体感座席になっており、操縦
者が着座して操縦した場合に柔軟感がなく、異和感の少
ない模擬加速度体感が得られる。また、従来の操縦用座
席に比べてシートパン2の数が少なくなっており、制御
系統の簡素化が可能となって故障が少なく、保守が容易
で費用対効果の優れた操縦用座席とすることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る模擬操縦用座席は前記のよ
うに構成されており、アクチュエータが伸縮することに
より多重リングまたはうず巻状をなすシートパンが操縦
者の身体に適合する形状に凹凸するので、操縦者が異和
感の少ない模擬操縦感覚を得られるとともに、シートパ
ンの部材数が少なくなって制御系統が簡素化され、保守
やコストなどの面で有利な構造になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る操縦用座
席の斜視図、同図(b)は同図(a)におけるB−B矢
視断面図である。
【図2】図2(a)は従来の操縦用座席の斜視図、同図
(b)は同図(a)におけるB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 座席本体 2 シートパン 3 油圧サーボアクチュエータ 4 可動ベース 5 電気サーボアクチュエータ 6 板ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座面に左右に並んで凹凸可能に設けら
    れ多重リングまたは渦巻状をなす2個のシートパンと、
    該2個のシートパンを被模擬操縦体に生ずる加速度また
    は角速度に基づいてそれぞれ別個に凹凸させて操縦者に
    座圧を与えるアクチュエータとを備えたことを特徴とす
    る模擬操縦用座席。
JP6758495A 1995-03-27 1995-03-27 模擬操縦用座席 Withdrawn JPH08262972A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6758495A JPH08262972A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 模擬操縦用座席

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JP6758495A JPH08262972A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 模擬操縦用座席

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JPH08262972A true JPH08262972A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13349122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6758495A Withdrawn JPH08262972A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 模擬操縦用座席

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107293184A (zh) * 2017-08-23 2017-10-24 芜湖超源力工业设计有限公司 一种航天训练专用动感飞行模拟装置
CN114241840A (zh) * 2021-12-14 2022-03-25 南京城市职业学院(南京开放大学) 一种基于思政教育的vr交互式体验装置

Cited By (3)

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Effective date: 20020604