JPH08262962A - 立体表示方法および立体表示装置 - Google Patents
立体表示方法および立体表示装置Info
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- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
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Abstract
表示する。 【構成】 第1の立体像IM1の情報に基づいて、第2
の立体像IM2の各部分と拡大光学系300との光軸方
向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じ
て、肉眼での視認される立体像IM3が第1の立体像I
M1と略相似とする第1の補正がなされるとともに、拡
大光学系300での拡大後に発生する第2の立体像に関
する収差に応じて、肉眼で視認される立体像IM3が第
1の立体像IM1に対して略無歪とする第2の補正がな
され、第2の立体像IM2の情報が演算される。この情
報に基づいて第2の立体像IM2が形成され、これを拡
大光学系で拡大することにより、肉眼で視認される立体
像IM3が得られる。
Description
体の立体的な表示にあたっての立体表示方法、および、
この立体表示方法を用いて立体表示を行う立体表示装置
に関するものである。
れの目に与えて、両眼の網膜上で像をずらして結像さ
せ、両眼視差を発生させる両眼視差機能のみを利用して
立体表示を行うものが従来から実施されているが、人
間の視覚の中で距離感を成す要因である前述の両眼視差
機能、水晶体の焦点距離を変化させる調節機能、両
眼により或る一点を注視したときに両眼の視線の成す角
度より観察することができるときに感じられる運動視差
機能との全てを合わせ持つという利点がある、仮想物体
や実在する物体の像についての光波面制御用のホログラ
ムまたはキノフォームを作成後に作成されたホログラム
またはキノフォームに基づいて立体表示する技術が注目
されている。
視覚的に理解し易く、且つ迫力感が得られるので、計算
機(コンピュータシステム)等で計算された機構物体の
表示や医療用画像の表示、遊戯施設や映画等の娯楽用表
示にも応用することができ、優れた効果が期待されてい
る。
ことを可能にした立体表示装置に関する代表例として
は、次の文献に開示されたものが知られている。 (文献1)"Sunthetic aperture holography: a novel
approach to three-dimenshional displays" Piere St.
Hilaire, Stephen A.Benton, and Mark LucenteJ.Opt.S
oc.Am.A vol.9, No.11, p1969(1992) (文献2)"Konoform using an electrically controll
ed birefringent liquied-crystal spatial light m od
ulator" Jun Amako and Tomio Sonehara APPLIEDOPTICS
vol.30,No.32,p4622(1991) (文献3)"Wave-front control using liquid-crystal
devices" APPLIED OPTICS vol.32,No.23,p4323(1993) これらの文献に開示されたいずれの装置も、波面制御さ
れる読出し光と、振幅変調又は位相変調のいずれか若し
くはこれら両方の変調により同時に波面を制御する空間
光変調素子と、この空間光変調素子に与えるホログラム
やキノフォームと呼ばれる波面制御用のデータを作成す
る計算手段とを備えている。
え可能な空間光変調素子の空間分解能には限界があるた
めその回折角度も少なくなり、また、広い領域で変調す
ることのできる充分に大きな空間光変調素子を実現する
ことが困難である。よって、大きな立体表示像を得るこ
とが技術的に困難となっている。
く角度を広げて光を出射させるので、空間分解能の低い
複数個の空間光変調器を仮想表示面(例えば、円筒面や
球面)に沿って配置する提案(特開平6−102813
号公報)も成されているが、この技術にあっては、立体
像の大きさそのものは1つの空間光変調器の持つ空間分
解能に制限されることには変わりはなく、複数の空間光
変調素子を使用する必要上、複雑な構成となるという問
題がある。
小共焦点レンズ系で読出し、高い空間分解能に変換する
試みが特開平3−110592号公報や次の文献に開示
されている。
omputer Data Using Computer Generated Holograms" ,
Hamid Farhoosh, Yashaiahu Fainman, Kristopher Urqu
hart,and Sing H.Lee SPIE vol.1052 Holographic Opti
cs: Optically and ComputerGenerated(1989)172-176 しかし、これらの文献等の技術によれば、立体像を構成
する光像は、縮小された空間光変調器の像より発生する
こととなるので、観察者にとって観測可能な視野は、観
測者の目と上記空間光変調器の張る角度に限定されるこ
ととなる。よって、空間分解能の向上と引き換えに、視
野が小さくなってしまう。
する手法は、一般的で新規性は無いが、立体視を利用し
たものとしては、特開平6−27410号公報に開示さ
れたものがある。これは、特定の平面像のみの拡大を目
的としているので、立体像とレンズとの距離による拡大
倍率の補正方法と、レンズの収差補正方法についての技
術的開示がなされていない。
みて成されたものであり、レンズ収差に起因する像の歪
み等と、空間光変調素子の特性限界に起因する像の拡大
の困難性を解消して、鮮明且つ大きな立体像を実現する
ことができる立体表示方法及びこの立体表示方法を使用
して立体表示を実行する立体表示装置を提供することを
目的とする。
は、第1の3次元座標系での第1の立体像の情報に基づ
いて第2の3次元座標系における第2の立体像を形成
し、第2の立体像を拡大光学系で拡大して肉眼に提供す
る立体表示方法であって、第2の立体像の形成にあたっ
て、第2の立体像の各部分と拡大光学系との光軸方向で
の相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じて、肉
眼での視認される立体像が第1の立体像と略相似とする
第1の補正がなされることを特徴とする。
生する第2の立体像に関する収差に応じて、肉眼で視認
される立体像が第1の立体像に対して略無歪とする第2
の補正がなされることを特徴としてもよい。
2の像の拡大を実行する、または、凹面鏡で前記第2の
像の拡大を実行する構成とすることが可能である。
に、第2の補正は像面湾曲および歪曲に関する補正であ
ることを特徴としてもよい。
像の合成像であり、かつ、第2の立体像の拡大に凸レン
ズを使用する場合に、第2の補正は、光の3原色の各色
の像の夫々についての像面湾曲、歪曲および光の3原色
の各色の像の相互間での色収差に関する補正であること
を特徴としてもよい。
像の合成像であり、かつ、第2の立体像の拡大に凹面鏡
を使用する場合に、第2の補正は光の3原色の各色の像
の夫々についての像面湾曲、歪曲に関する補正であるこ
とを特徴としてもよい。
視用像とであるとともに、拡大光学系は右目視用拡大
光学系と左目視用拡大光学系とを備え、第1の補正
は、右目視用像の各部分と右目視用拡大光学系との光軸
方向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じ
て、肉眼での視認される立体像が右目視像と略相似とす
る右目視用拡大補正と、左目視用像の各部分と左目視用
拡大光学系との光軸方向での相対距離に応じて発生する
拡大率の変化に応じて、肉眼での視認される立体像が左
目視像と略相似とする左目視用拡大補正とであることを
特徴としてもよい。
での拡大後に発生する右目視像に関する収差に応じて、
肉眼で視認される立体像が第1の立体像に対して略無歪
とする右目視用収差補正と、左目視用拡大光学系での拡
大後に発生する左目視像に関する収差に応じて、肉眼で
視認される立体像が第1の立体像に対して略無歪とする
左目視用収差補正とであることを特徴としてもよい。
標系での第1の立体像の情報に基づいて第2の3次元座
標系における第2の立体像を形成後、第2の立体像を拡
大して肉眼に提供する立体表示装置であって、(a)第
2の立体像の各部分と拡大光学系との光軸方向での相対
距離に応じて発生する拡大率の変化に応じて、肉眼での
視認される立体像が第1の立体像と略相似とする第1の
補正を行って第2の立体像を形成する像形成部と、
(b)第2の立体像を拡大して肉眼に提供する拡大光学
系とを備えることを特徴とする。
の拡大後に発生する第2の立体像に関する収差に応じ
て、肉眼で視認される立体像が第1の立体像に対して略
無歪とする第2の補正を行って第2の立体像を形成する
ことを特徴としてもよい。
を格納する格納手段と、格納手段から読み出した第1
の立体像の情報に第1の補正に応じた第1の補正演算を
施して、第2の立体像の情報を演算する画像補正手段
と、画像補正手段で演算された第2の立体像の情報に
基づいて、2次元状の画像を表示する画像表示手段と、
画像表示手段に表示された2次元状の画像から第2の
3次元座標系における第2の立体像を形成する像形成光
学系とを備えることを特徴とする。ここで、画像補正手
段は、更に、第2の補正に応じた補正演算を行うことを
特徴としてもよい。
像の情報を受信し、格納手段に格納する受信手段を更に
備えることを特徴としてもよい。
る凸レンズまたは凹面鏡を備えて構成することが実用的
である。
に、第2の補正は像面湾曲および歪曲に関する補正であ
ることを特徴としてもよい。
像の合成像であり、かつ、第2の立体像の拡大に凸レン
ズを使用する場合に、第2の補正は、光の3原色の各色
の像の夫々についての像面湾曲、歪曲および光の3原色
の各色の像の相互間での色収差に関する補正であること
を特徴としてもよい。
像の合成像であり、かつ、第2の立体像の拡大に凹面鏡
を使用する場合に、第2の補正は光の3原色の各色の像
の夫々についての像面湾曲、歪曲に関する補正であるこ
とを特徴としてもよい。
視用像とであるとともに、拡大光学系は右目視用拡大
光学系と左目視用拡大光学系とを備え、第1の補正
は、右目視用像の各部分と右目視用拡大光学系との光軸
方向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じ
て、肉眼での視認される立体像が右目視像と略相似とす
る右目視用拡大補正と、左目視用像の各部分と左目視用
拡大光学系との光軸方向での相対距離に応じて発生する
拡大率の変化に応じて、肉眼での視認される立体像が左
目視像と略相似とする左目視用拡大補正とであることを
特徴としてもよい。
での拡大後に発生する右目視像に関する収差に応じて、
肉眼で視認される立体像が第1の立体像に対して略無歪
とする右目視用収差補正と、左目視用拡大光学系での拡
大後に発生する左目視像に関する収差に応じて、肉眼で
視認される立体像が第1の立体像に対して略無歪とする
左目視用収差補正とであることを特徴としてもよい。
像の情報に基づいて、第2の立体像の各部分と拡大光学
系との光軸方向での相対距離に応じて発生する拡大率の
変化に応じて、肉眼での視認される立体像が第1の立体
像と略相似とする第1の補正がなされ、第2の立体像の
情報が演算される。ここで、更に、拡大光学系での拡大
後に発生する第2の立体像に関する収差に応じて、肉眼
で視認される立体像が第1の立体像に対して略無歪とす
る第2の補正を行うことも可能である。この場合には、
更に質の良い立体像が肉眼に提供される。
は、第2の補正として像面湾曲および歪曲に関する補正
を実施し、第2の立体像を単色像として形成する。
には、第2の補正として像面湾曲、歪曲、および必要に
応じて色収差に関する補正を実施し、第2の立体像を光
の3原色の各色について像の合成像として形成する。
立体像を右目視用像と左目視用とし、夫々について上述
の第1および第2の補正を施す。
の立体像を形成する。この第2の像立体像を拡大光学系
で拡大して肉眼に提供する。
体像の各部分と拡大光学系との光軸方向での相対距離に
応じて発生する拡大率の変化に応じて、肉眼での視認さ
れる立体像が第1の立体像と略相似とする第1の補正を
行って第2の立体像を形成する像形成部と、(b)第2
の立体像を拡大して肉眼に提供する拡大光学系とを備え
るので、本発明の立体表示方法を好適に実施する。
の拡大後に発生する第2の立体像に関する収差に応じ
て、肉眼で視認される立体像が第1の立体像に対して略
無歪とする第2の補正を行って第2の立体像を形成する
こととすることが可能である。
を格納する格納手段と、格納手段から読み出した第1
の立体像の情報に第1の補正に応じた第1の補正演算を
施して、第2の立体像の情報を演算する画像補正手段
と、画像補正手段で演算された第2の立体像の情報に
基づいて、2次元状の画像を表示する画像表示手段と、
画像表示手段に表示された2次元状の画像から第2の
3次元座標系における第2の立体像を形成する像形成光
学系とを備えて構成することが可能である。ここで、画
像補正手段は更に第2の補正に応じた補正演算を施すこ
ととすることも可能である。
手段から読み出された第1の立体像の情報に第1または
第1および第2の補正を施して第2の立体像の情報を得
る。次に、第2の立体像の情報に基づいた2次元状の画
像を画像表示手段に表示する。次いで、画像表示手段に
表示された2次元状の画像から、像形成光学系は第2の
3次元座標系における第2の立体像を形成する。
態の情報や3次元スキャナによる3次元形態の測定装置
の測定結果情報を受信し、格納手段に格納する受信手段
を備えれば、立体表示する立体像の種類を容易に増やす
ことが可能となる。
ンズまたは凹面鏡が好適に使用できる。拡大用光部品と
して凸レンズを使用した場合には、一般的に第2の補正
として色収差補正が必要となる。
部とで形成すれば、本発明の立体表表示方法を実行する
ことで、両眼視による立体感にあふれた立体表示が可能
となる。
説明する。なお、図面の説明にあたって同一の要素には
同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明の立体表示装置の基本構成図である。図1に示す
ように、この装置は、(a)立体像IM2を拡大して肉
眼に提供する拡大光学系300と、(b)立体像IM2
の各部分と拡大光学系300との光軸方向zでの相対距
離に応じて発生する拡大率の変化に応じて、肉眼での視
認される立体像が立体像IM1と略相似とする第1の補
正を行うとともに、拡大光学系での拡大後に発生する立
体像IM2に関する収差に応じて、肉眼で視認される立
体像が立体像IM1に対して略無歪とする第2の補正を
行って、立体像IM2に関する情報を出力する画像処理
部100と、(c)画像処理部100から出力された立
体像IM2に関する情報に基づいて第2の立体像を形成
する像形成光学系200とを備える。
報を格納する格納部110と、格納器110から読み
出した立体像IM1の情報に、第1の補正に応じた補正
演算と第2の補正に応じた補正演算とを施して、立体像
IM2の情報を演算する画像補正部120と、画像補
正部120で演算された立体像IM2の情報に基づい
て、2次元状の画像情報を表示する画像表示手段130
とを備える。
0から出力された画像情報を書込可能であるとともに、
書込まれた画像情報を読み出し可能な空間光変調器21
0を備える。
レンズ310を備える。なお、拡大用光部品として凹面
鏡を使用することも可能である。
発明の立体表示方法を実行する。
ら立体像IM1の情報を読み出す。この情報は、立体像
IM1の形態に関する座標情報、場合によっては各座標
情報に色情報が付加されたものである。
2の補正を立体像IM1の情報に施すとともに、補正さ
れた情報が像形成光学を介した結果として座標系xyz
の所望の位置に立体像IM2を形成する立体像IM2に
関する画像情報を演算する。この、画像補正120の演
算は、立体像IM2の各部と凸レンズ310との相対
距離による倍率変化に応じた補正演算および凸レンズ
310で発生する収差に応じた補正演算をした後、所
望の位置に立体像IM2を形成するために空間光変調器
210に書込まれる画像情報の形態をとった立体像情報
の演算と、である。以下、順に各演算について説明す
る。
離による像倍率 図2は凸レンズ310による立体像IM2の拡大動作の
説明図である。立体像IM2を拡大するために、拡大し
たい立体像IM2の位置は凸レンズの焦点距離よりも内
側になるように配置される。
Oからの距離=a)、拡大像IM3の位置をzb (原点
Oからの距離=b)、凸レンズ310(配置位置z1 )
の焦点距離をfとすると、ガウスの結像公式より 1/a+1/b=1/f …(1) 但し、a:原点Oから−z方向で正 b:原点Oからz方向で正 の関係が成立する。一方、 a=zl +f−za …(2) b=zb −zl −f …(3) となる。
をもつ立体像の断層像を複数配置しても拡大レンズによ
る倍率は一定にはならない。また等間隔に断層を複数配
置しても拡大像の断層間隔も等間隔にならない。図3
は、za の相違による倍率mの相違の説明図である。図
3に示すように、拡大像IM3は立体像IM2に対して
歪んだ立体像としてしか観測できないので、元になる立
体像IM1に対して、立体像IM2が相似関係にある
と、拡大像IM3は立体像IM2に対して歪んだ立体像
としてしか観測できないことになる。
て説明する。
za と縮小倍率m(zb )=a/bを求めると、 za =z1 +f−f(zb −z1 −f)/(zb −z1 −2f)…(7) m(zb )=a/b=f/(zb −z1 −2f) …(8) である。
番目について考えると、その入力立体断面像の位置
za ’は za ’=z1 +f−f(zb −i・△−z1 −f) /(zb −i・△−z1 −2f) …(9) とすれば位置歪が補正される。
は m(zb −i・△)=f/(zb −i・△−z1 −2f) …(10) なので、補正倍率m’(zb −i・△)として m’(zb −i・△)=m(zb −i・△)/m(zb ) …(11) を計算し、この補正倍率を入力立体断面像にあらかじめ
乗じておけばzbの位置にある拡大像と同じ倍率の拡大
断面像を得ることができることになる。図4は、補正後
の立体像IM2と拡大像IM3との説明図である。
うにした場合であるが、目の距離感を満足するためには
等間隔である必要はなく数m以内の像について距離が近
いほど密に配置することが望ましい。この場合も(9)
式および(10)式に従った入力位置と倍率補正を考慮
すればよい。また、これらの補正式は立体像IM2が虚
像でも実像でも成立する。但し、入力立体像のサンプリ
ング間隔は、後の説明に従う必要がある。
鏡や顕微鏡では接眼レンズと呼ばれ、射出瞳がレンズか
ら離れている非対称レンズであることが特徴である。こ
の非対称である接眼レンズの設計上複雑な収差補正とし
て、1)像面湾曲、2)歪曲、3)色収差の補正がよく
知られている。このためこれらの収差を補正したレンズ
は設計および構成が複雑であるとともに精密加工か必要
となる。
虚像の各断面像を任意の位置に任意の倍率で配置するこ
とで収差を補正するので、入手が容易な安価なレンズを
使用できる。以下、各補正の方法について順に説明す
る。
呼び、その中間が実用像面となる。この平均像面は、平
面となるとは限らず通常は湾状にカーブした像面とな
る。これが像面湾曲である。この像面湾曲は平行光の入
力すなわち入力像は無限遠にあることを想定するもので
あるが、像面湾曲の意味を広く解釈しレンズに近い場所
に置いた入力平面が平面上に結像せず湾上にカーブする
ことを主に考慮する。
を歪曲であり、物体平面上の正方形が像面上では正方形
とならずに樽型または糸巻き型となったりする。
の物体から一点への結像と見なすことができるので、光
の可逆性を鑑みると、拡大によって生じる像面湾曲や歪
曲と逆傾向の適度の像面湾曲や歪曲を立体像IM2に施
すことにより、拡大像IM3の元の立体像IM1に対す
る像歪を解消することができる。
図である。この方法では、まず、想定する接眼レンズに
対し、拡大像を入力像としその結像位置での像面湾曲
や歪曲のデータを収集、あるいは、設計時のデータを
集め、入力立体像の座標系(x,y,z)と出力すべき
補正後の座標系(x’,y’,z’)で、複数の基準点
を求める。
より歪曲が無いものとして入力像に変換する。更に、拡
大像を入力として、実際のレンズで結像させる評価実験
を実施した縮小像を得る。
ンズ評価実験で得られた縮小像とそれぞれ基準点の対応
より補正変換式を求める。
変換式を使用し、補正を計算し拡大レンズの入力面に配
置すると歪が補正された拡大像が得られることになる。
ないので入力立体像の座標系(x,y)、補正後の座標
系(x’,y’)で座標変換式を用いることになる。
を元となる立体像IM1の情報に施して、湾曲カーブや
歪に従って、立体像IM2を構成する輝点を配置する。
補正された立体像IM2を拡大レンズ130で拡大する
ことにより、元となる立体像IM1に対して歪の無い拡
大像IM3が得られる。
に一般式で記述することは困難である。
な数多くの候補があり、実際の拡大レンズの特性に応じ
て選択をする。
は、 x=a1 x’y’+a2 x’+a3 y’+a4 y=b1 x’y’+b2 x’+b3 y’+b4 を使用する。
合には、 x=ax’+by’c(x’2 −y’2 )+2dx’y’+e y=−bx’+ay’−d(x’2 −y’2 )+2cx’y’+f 2次元透視投影変換とみなされる場合には、 x=(a1 x’+a2 y’+a3 )/(a7 x’+a8 y’+1) y=(a4 x’+a5 y’+a6 )/(a7 x’+a8 y’+1) を使用する。
要とする数以上の基準点の座標を用いて最小2乗法によ
って求める。基準点以外の座標について残差を検討し精
度が満足できる変換式を用いることになる。
の座標値より補正すべき座標値に変換した歪曲補正画像
を得る。この歪曲補正画像が拡大レンズの入力像とする
場合に、拡大された像は歪曲を持たないことになる。空
間光変調素子上の波面の計算はこの歪曲補正画像に対し
て実行する。
ンズは、通常、球面対称な歪曲特性を有するので、通常
はの座標変換式を適用できる。
のz方向への拡張と考えられる。入力立体像の座標系
(x,y,z)、補正後の座標系(x’,y’,z’)
で座標変換式を用いる。
に例を示す。
は、 x=a1 x’y’+a2 y’z’+a3 z’x’+a4 x’+a5 y’+a
6 z’+a4 y=b1 x’y’+b2 y’z+b3 z’x’+b4 x’+b5 y’+b6 z’
+b4 z=c1 x’y’+c2 y’z’+c3 z’x’+c4 x’+c5 y’+c
6 z’+c4 を使用する。
z’+1) y=(a5 x’+a6 y’+a7 z’+a8 )/(a13x’+a14y’+a
15z’+1) z=(a9 x’+a10y’+a11z’+a12)/(a13x’+a14y’+a
15z’+1) を使用する。
要とする数以上の基準点の座標を用いて最小2乗法によ
って求める。基準点以外の座標について残差を検討し精
度が満足できる変換式を用いることになる。
座標値より補正すべき座標値に変換した像面湾曲補正画
像を得る。この像面湾曲補正画像が拡大レンズの入力像
とする場合に拡大された像は像面湾曲を持たないことに
なる。空間光変調器上の波面の計算はこの像面湾曲補正
画像に対して実行する。
ンズは、通常、球面対称な像面湾曲特性を有するので、
通常はの座標変換式を適用できる。
光で各色に対する実像もくしは虚像を作成し、1つのレ
ンズによって拡大することになる。このため接眼レンズ
では多色に対して拡大像が同一の大きさを持つようにし
ないと色ズレをおこしてしまう。
焦点距離が異なるレンズすなわち縦の色収差を持つレン
ズを用いた場合における色ずれの説明図である。なお、
図6では、赤色と青色とについての色ずれを代表として
示している。
分と青色成分とをもつ場合、赤色に対する拡大用レンズ
の焦点距離fr と青色に対する拡大用レンズの焦点距離
fbとがことなるので、拡大像の赤色成分は位置z
brに、拡大像の青色成分は位置zbbに、異なる大きさで
形成される。
である拡大レンズの色収差に応じた補正の説明図であ
る。赤色成分に関する拡大像の位置zb (=zbr=
zbb)より赤色入力画像の位置zarと倍率mr (zb )
は、 zar=z1 +fr −fr (zb −z1 −fr ) /(zb −z1 −2fr ) …(12) mr (zb )=fr /(zb −z1 −2fr ) …(13) となる。
焦点に対する変位を△bとおくと、青色入力画像の位置
zabは、(12)式でz1 をz1 +△b、fr をfb に
置き換えたものに相当し、 zab=z1 +△b+fb −fb {zb −(z1 +△b)−fb } /{zb −(z1 +△b)−2fb }…(14) となり、その倍率はmb (zb ) mb (zb )=fb /{zb −(z1 +△b)−2fb } …(15) となる。
対する焦点距離とその位置の違いより発生する拡大倍率
の補正が実行される。
の補正を示したが、赤色を基準として緑色についての補
正も同様にして実行できる。こうして、光の3原色の各
色相互の色収差補正が実行される。
像情報の演算 立体像IM2は、立体像IM2から発生する光をフレネ
ル回折理論で導かれる波面として空間光変調器210上
の位相振幅を計算しておき、その計算値を空間光変調器
210に書込み、更に、書込んだ像情報を読み出すこと
により、立体像IM2から伝搬する光の位相と振幅を再
現することで得られる。こうした像の再現方法として、
ホログラム法とキノフォーム法とがある。ホログラム法
の採用の場合とキノフォーム法の採用の場合とにおける
計算上の違いは、空間光変調素子上で参照光を加えるか
加えないかである。すなわち、参照光と複素和をと
り、その光強度をホログラム法では計算し、キノフォー
ム法では計算しないことと、キノフォーム法では振幅
を一定とし位相の項のみを利用することが相違する。以
後の説明では、キノフォーム法を想定して参照光の寄与
を考慮しなこととする。なお、ホログラムとして計算す
るには空間光変調器の位置で参照光との複素和とりその
光強度(複素振幅の自乗)を計算すれば良い。
があり、その利害得失と実際の使用態様に応じて選択さ
れる。
点光源からの球面波が空間光変調器の一点に全て重ね合
わされるものとして計算する球面波法である。
側座標系(ε,η)として、光源像が「(εi ,
ηi );i=0〜n−1」に存在するn個の点光源(光
源輝度=ui (εi ,ηi )、以後では点光源ui (ε
i ,ηi )とも記す)から構成されているものとした場
合、光源像u(ε,η)は、
標系を(x,y)として、回折像平面と点光源ui (ε
i ,ηi )との垂直距離をziとした場合、回折像U
(x,y)は、
7)式を回折像平面の全域にわたって計算を行って、回
折像U(x,y)を得る。なお、回折像平面の全域とい
っても、全ての点光源から充分に遠い領域に関しては、
回折像U(x,y)≒0となるので、計算を省略するこ
とが実用的である。
で、キノフォームの形成の場合には、その位相のみを抽
出することになる。
複素和をとりその光強度(振幅の自乗)を計算したり、
参照光と物体光の位相差の余弦成分のみを計算したりし
て計算量を減少させることが可能である。
の振幅成分を振幅変調型空間光変調素子で変調し位相成
分を位相変調型空間光変調素子で変調する。
計算方法であるので、虚像発生の計算方法である。一
方、実像を発生させるためには、光が集光する実像側を
光源側とみなし、この光源像より空間光変調素子に伝搬
した場合の空間光変調素子上での複素振幅分布を計算す
る計算方法を採用すればよい。
となることから、その複素振幅分布の複素共役をとりそ
の位相成分を計算することで実像が得られる。再生にあ
たっては、空間光変調素子に対し実像が発生する空間と
逆の空間から平面波を照射することになる。
像とみなし空間光変調素子上の複素振幅分布を計算する
ところまではキノフォームの場合と同様であるが、参照
光を光源像側空間より照射したとみなして空間光変調素
子上で複素和とその光強度を計算することになる。再生
にあたっては、計算で用いた参照光と共役の参照光で、
例えば参照光が平面波であったならば実像が発生する空
間と逆の空間からすなわち計算で用いた参照光と逆方向
の平面波を用いて照射することになる。
び(18)式の計算が膨大なこと、および、のため
に、再生光学系にレンズ、プリズム等の光学素子を挿入
したときの計算が光学素子直前の複素振幅分布を計算
し、光学素子の伝達関数を乗じその光学素子直後の複素
振幅分布を計算する過程を繰り返すことになることから
膨大で複雑となることである。
調素子上での波面を計算する逆変換の計算が困難である
ことも球面波法の欠点である。
いて像と空間光変調素子で独立であり、任意の範囲の計
算を実行することが可能であることと自然に3次元の立
体像の計算となり、入力像として断面を用意する必要が
無いことである。
のもとで任意の虚像または実像を任意の大きさで任意の
位置に表示することが出来る。
て計算する高速フーリエ変換法である。
高速フーリエ変換を利用し、フレネル回折場の計算を実
行する方法である。
ンプリングピッチ、伝搬距離が、重要なパラメータとし
て計算にかかわってくるため、光源側により回折側のサ
ンプリングピッチが、または、回折側のサンプリングピ
ッチにより光源側のサンプリングピッチが固定されると
いう欠点がある。
どの光学素子を挿入しても、その光学素子直前の波面の
複素振幅分布にその光学素子の複素振幅分布を乗じるこ
とで、直後の波面を容易に計算することができる性質を
利用して既知の出力波面から挿入光学素子を含めて入力
波面を計算する逆フレネル変換の計算が容易であるとい
う長所がある。
する波面計算の方法について説明する。
標系を(ε,η)、光源像をu(ε,η)、光源像より
zだけ離れた回折像面の回折像側座標系を(x,y)、
回折像をU(x,y)として、 (a)回折距離rが波長より充分長い、 (b)cosγ=1 γ:入射角(u(ε,η)に対
する)、かつ、 cosθ=1 θ:出射角(U(x,y)に対する) という近似条件を設定する。この条件の下で回折像U
(x,y)は、
2 +z2 )1/2 となる。なお、(19)式では、exp(jkr)を発
散波として使用することにするが、この符号は後でレン
ズ関数との整合性をとる必要がある。例えば上記の設定
での凸レンズ関数は負の符号をつける必要がある。また
発散波をexp(−jkr)と決めると凸レンズ関数は
正の符号をつける必要がある。
て、近似を用いるか用いないかで2つの方法で大別され
る。
では、(19)式をコンボリューション型とみなして、
2回のフーリエ変換を行う。すなわち、コンボリューシ
ョンは、それぞれのフーリエ変換の積とみなせるので、
コンボリューション型を、
像側のサンプリングピッチpは、光源像側のサンプリン
グピッチと一致することになる。
(x2 +y2 +z2 )1/2 ]] を解析的に解いて、離散的に表現した伝達関数のフーリ
エ変換型を用いて計算する方法がより好適である。
とした場合には、
では、上記(a)および(b)の条件に加えて、伝送距
離rの近似のため、(c)各光源が近軸領域にある、を
仮定する。一般に、この近似を採用して像の再現精度を
維持できる応用態様は狭いものとなる。
ε)2 +(y−η)2 から、 r≒z+(1/(2z)){(x−ε)2 +(y−η)2 }+… であるから、
見る場合と、フーリエ変換型と見る場合がある。両者
は数学的には同等でありどちらを使用しても良いのであ
るが、離散的にデータを処理する場合には位相項の位相
変化が1サンプリング間隔で最大でもπを越えないとい
う条件で両者は使い分ける必要がある。
の形式と考えると、位相関数をpfとして、 pf=(j/(λz))exp[j2zπ/λ] u1(ε,η)=u(ε,η), u2(x−ε,y−η) =exp[(jπ/(λz)){(x−ε)2 +(x−η)2 }] となる。
に解くと、 f(ε,η)=F[u2(x,y)] =jλzexp[−jπλz(ε2 +η2 )] となる。すなわち、光源像u(ε,η)のフーリエ変換
に伝搬関数のフーリエ変換f(ε,η)を乗じて、その
逆フーリエ変換にさらに位相関数pfを乗じればよい。
位相関数pfの内、exp[j2zπ/λ]はzによる
オフセット分と見なし無視することも出来る。
からサンプリング間隔を考慮して離散的に式を表現す
る。
サンプリング番号(m,n)、光源像側サンプリングピ
ッチp、サンプリング数Nとすると回折側サンプリング
ピッチopは、 op=1/(pN) となり、f(ε=op・m,η=op・n)は、 f(ε=op・m,η=op・n) =(jλz)exp[−(jπλz) ×((op・m)2 +(op・n)2 )]…(23) となる。
ピッチpとして、光源像u(ε=p・m,η=p・n)
として取り扱うことになる。位相関数pfは2回のフー
リエ変換のためそのサンプリング間隔は光源像側のサン
プリング間隔と等しくなる。
エ変換の式(7)の適用範囲を確認する。(7)式の位
相が1サンプリング間隔でπを越えないことが条件であ
る。すなわち、 πλz{(op・(N/2))2 −(op・(N/2−1))2 }<π より、 z<p・p・N・N/(λN)=p・p・N/λ …(24) が条件となる。
数f(ε,η)と置くと pf(x,y)=(j/(λz))exp[j2zπ/λ] ×exp[(jπ/(λz))(x2 +y2 )] f(ε,η)=exp[(jπ/(λz))(ε2 +η2 )] となり、
変換を行い、さらに位相関数を乗じれば良い。
λ]はzによるオフセット分と見なし無視することも出
来る。
リング番号(k,l)、光源像側サンプリングピッチ
p、サンプリング数Nとしてu(ε=p・k,η=p・
1)を用いて、
pNの逆数となり、離散的表現はサンプリング番号
(m,l)を用いて U(X,Y)=U(X=n/(pN),Y=m/(pN)) となる。また、X=x/(λz),Y=y/(λz)の
関数から、 n/(pN)=x/(λz),m/(pN)=y/(λz) なので、x=λzn/(pN),y=λzm/(pN)
となり、回折側のサンプリングピッチをopとすると op=λz/(pN) と扱える。したがって、
な形式となる。なお、高速フーリエ変換を行う部分は機
械的に実行すれば良くそのピッチ、係数等の解釈は不要
である。
グピッチpで乗算し、その後、高速フーリエ変換した後
回折像側サンプリングピッチopで位相関数を乗ずれば
良い。
は以下の式となる。
(25)式の位相が1サンプリング間隔でπを越えない
ことが条件である。したがって、 z>p・p・N/λ …(26) が条件となる。
0上へ伝搬する波面の計算方法に基づいて立体像の波面
の計算を具体的に示す。
膜上の結像して立体像を観測することから、物体からの
発散波すなわちフレネル変換を実行する。
フレネル変換側のサンプリングピッチをp’とすると、
物体と空間光変調器210と近い場合は、図8に示すよ
うにp=p’として2回のフーリエ変換を実行する。遠
い場合は図9に示すようにp’=λz/(pN)または
p=λz/(p’N)となる。しかしながら2回のフー
リエ変換を繰り返して、伝搬距離を伸ばす方法が実用的
である。
(x,y,z)は、 U(x,y,z)=pf・F-1{F[u(ε,η)]・f(ε,η)} となり、これを計算すれば良い。
(22)式のように1/P・Nとして扱う。
るので、キノフォームの場合には位相のみを抽出するこ
とになる。また、ホログラムの場合には、参照光との複
素和をとりその光強度(振幅の自乗)を計算したり特殊
な場合にはその実数成分または虚数成分のみを計算して
計算量を減少させる方法もある。
し、この光源像より空間光変調素子に伝搬した空間光変
調器210上での複素振幅分布を計算する。
こととなることから、その複素振幅分布の複素共役をと
りその位相成分を計算することで実像が得られる。再生
にあたっては空間光変調素子に対し実像が発生する空間
と逆の空間から平面波を照射することになる。
像とみなし、空間光変調器210上の複素振幅分布を計
算するところまでは同様であるが、参照光を光源像側空
間より照射したとみなして、空間光変調器210上で複
素和とその光強度を計算することになる。再生にあたっ
ては、計算で用いた参照光と共役の参照光で、例えば参
照光が平面波であったならば実像が発生する空間と逆の
空間から、すなわち計算で用いた参照光と逆方向の平面
波を用いて照射することになる。
り直接フレネル逆変換が可能なため以下の手法を用いる
のが簡易である。
結果の画像が既知であり、どの様な物体をフレネル変換
させると既知の波面が得られるかを解くことに相当す
る。
とになる。
場合 2回のフーリエ変換を使用する。すまわち、図10に示
すような配置で、空間光変調器210上の複素振幅分布
をu(ε,η)、再生像の複素振幅分布をU(x,y,
z)とし、位相関数pf=(j/(λz))exp[j
2zπ/λ]とすると、 u(ε,η)=F-1{F{U(x,y,z)/pf}・
f* (ε,η)} ここで、* :複素共役を示す となる。
すると、再生像側は同一のピッチであり、f* (ε,
η)のサンプリングピッチは(22)式のように1/P
Nとして高速フーリエ変換を利用する。
場合 図11に示す配置で、位相関数pf(x,y)、伝搬関
数f(ε,η)とすると、 pf(x,y)=(j/(λz))exp[j2zπ/λ] ×exp[(jπ/(λz))(x2 +y2 )] f(ε,η)=exp[(jπ/(λz))(ε2 +η2 )]
=y/(λz)を行うと、 U(X,Y,z)=pf(X,Y)・F[u(ε,η)・f(ε,η)] となるので、 u(ε,η)=F-1{U(X,Y,z)/pf(X,Y)} ×f* (ε,η) となる。したがって、u(ε,η)のサンプリングピッ
チをPとすると、再生像側のピッチはλZ/(PN)で
あり、f* (ε,η)のサンプリングピッチをPとして
高速フーリエ変換を利用する。
こととなることから、逆フレネル変換したその複素振幅
分布の位相成分を計算することで実像が得られる。再生
にあたっては、空間光変調器210に対し実像が発生す
る空間と逆の空間から平面波を照射することになる。
像側空間とは逆の空間より照射したとみなして、空間光
変調器210上で複素和とその光強度を計算することに
なる。再生にあたっては計算で用いた参照光に相当する
実際の参照光で照射することになる。
想定する立体像の1断面であるため多数の断面を含む立
体像を計算するには、半透明体の様に奥の断面なども観
測する必要があり、ホログラム面で各断面に対する複素
振幅分布の和をとることになる。また、不透明な物体を
想定する場合には、想定する立体像の遠い断面から次の
断面までのフレネル回折場を計算し、その複素振幅分布
の中でそこでの断面に立体を構成する輝点がある部分は
その輝点の複素振幅に置き換える。また、陰となる部分
は波面を零と置き換えた新たな複素振幅分布を構成し、
次の断面にフレネル伝搬させることを繰り返し、最後の
断面での複素振幅分布を得られた後に空間光変調器まで
のフレネル変換またはフレネル逆変換を計算する。
空間分解能とサンプリングピッチとの制約のもとで任意
の虚像または実像を任意の大きさで任意の位置に表示す
る。
て接眼レンズにより拡大し、両眼視差、輻輳、目の焦点
位置を満足させた立体表示を行う。図12は、本発明の
立体表示方法の第1実施例に使用する本発明の立体表示
装置の第1実施例の構成図である。
ンライン型ホログラムを表示し、夫々、結像レンズ22
01 、2202 を介して、反射型の位相変調型空間光変
調素子2111 、2112 (例えば、浜松ホトニクス社
製:X−5641、PAL−SLM)に書き込む。書き
込み画像は、512×512の画像よりなるインライン
型ホログラムで結像倍率より換算して、1画素あたりの
長さは24μmとなる。
−Neレーザ231をコリメートレンズ232で平行光
にした後、ハーフミラー2331 、2332 での反射光
を用いる。
1 (焦点距離20cm)および凸レンズ2421 (焦点
距離20cm))および共焦点レンズ系2402 (凸レ
ンズ2412 (焦点距離20cm)および凸レンズ24
22 (焦点距離20cm))空間光変調素子2111 、
2112 の実像2121 、2122 を形成する。なお、
凸レンズ2411 および凸レンズ2421 並びに凸レン
ズ2412 および凸レンズ2422 の焦点距離を選択す
ることで、空間光変調素子2111 、2112の実像2
121 、2122 の倍率を制御することができ、表示の
空間分解能を細かく制御できることになる。0次カット
フィルター2431 、2432 は位相変調の不完全さに
より背景光として生じる光を取り除くためであり、完全
な位相変調が達成される場合には不用である。この空間
光変調素子2111 、2112 の実像2121 、212
2 からインライン型ホログラムにより結像される実像I
M21 、IM22 を接眼レンズ3101 (焦点距離10
2.3mm)、接眼レンズ3102 (焦点距離102.
3mm)で5倍に拡大観測する。この拡大された像がI
M31 、IM32 である。
3102 の拡大特性を測定しておき、像面湾曲および歪
曲の補正変換式を求めておく。この後、まず、画像補正
部120が倍率補正パラメータの算出を行う。図13
は、倍率補正のフローチャートである。空間光変調素子
2111 の実像2121 と接眼レンズ3101 の距離及
び空間光変調素子2112 の実像2122 と接眼レンズ
3102 との距離は共に20.23cmとし、空間光変
調器2111 、2112 の実像2121 、2122 と接
眼レンズ3101 、3102 の前側焦点との距離は0.
1mとした。
長さ5cmとして、空間光変調素子2111 より20c
m光源側、すなわち、zb0=−20cmに表示させるこ
とし、最初に基準となる倍率m(zb0)を(8)式に基
づいて画像補正部120が演算する。本実施例の光学的
な配置関係では、m(zb0)=−0.20273とな
る。
に基づいて計算する。本実施例の光学的な配置関係で
は、za0=12.07cmとなる。このとき、実像IM
21 の大きさは、5cm×|m(zb0)|=1.014
cmである。ここでのサンプリングピッチは、2回のフ
ーリエ変換を利用することから、空間光変調素子211
1 上でのサンプリングピッチと等しく、24μmとなる
ので、1.014cmに相当する423画素とした。
(=20cm)だけ光源寄り、すなわちzb =−40c
mに拡大像IM31 の断面(i=1)を長さ5cmとし
て、補正倍率m’(zb −Δ)を(11)式より、像形
成位置za1を(7)式より計算する。本実施例の光学的
な配置関係では、m’(zb −Δ)=0.7162、z
a1=11.49cmである。このとき、実像IM21 の
大きさは、1.014cm×m’(zb −Δ)=0.7
262cmである。ここでのサンプリングピッチは、2
回のフーリエ変換を利用することから、空間光変調素子
2111 上でのサンプリングピッチと等しく、24μm
となるので、0.7262cmに相当する309画素と
した。
像IM21 の補正倍率m’(zb −i・Δ)および像形
成位置zaiを算出し、更に、拡大像IM32 の各断面に
ついて実像IM22 に関する基準位置倍率m(zb0)、
補正倍率m’(zb −i・Δ)および像形成位置zaiを
算出する。
続いて、画像補正部120は格納部110から元となる
立体像IM1の情報を読み出した後、実像IM2の補正
を行う。
した補正用パラメータの適用および予め求めておいた拡
大レンズ3101 の像面湾曲および歪曲についてのレン
ズ収差補正を行う。
関する空間光変調素子2111 、2112 への書き込み
像の算出、すなわち、逆フレネル変換を行う。
フローチャートである。図14に示すように、まず、i
=0番目の断層実像位置za =12.07cmとして、
伝搬関数のフーリエ変換の複素共役を計算する。この場
合、za の大きさに従って、解析的に解いた式を用いる
か、伝搬関数を直接フーリエ変換し、その複素共役をと
ったものを用いるかを選択する。なお、あらかじめza
に応じた計算値を格納しておいて、この値を使用するこ
とが可能である。
に2次元フーリエ変換を施す。
搬関数の2次元フーリエ変換の複素共役との積に対し2
次元逆フーリエ変換を計算し、計算結果の複素値をホロ
グラム領域の計算結果に加算する。
て同様の計算を行い、都度、計算結果をホログラム領域
の計算結果に加算する。最終的に得られた複素和の実数
成分をインライン型ホログラムとして使用する。
1、132に表示し、空間光変調器2111 、2112
の書き込み後に、共焦点レンズ系2401 、2402 を
介して実像IM21 、IM22 を形成する。これを、接
眼レンズ3101 、3102で拡大することによって、
元の立体像IM1に対して忠実な立体感のある像が肉眼
に提供される。
像の場合には、右目および左目について、光の3原色の
各色ごとに上記と同様の計算に加えて、上述の色収差の
補正をして実像IM2を形成すればよい。
示方法の第1実施例に使用する本発明の立体表示装置の
第2実施例の構成図である。本実施例では空間光変調器
2111 、2112で虚像を発生させることが、第1実
施例と異なる。この結果、図15に示すように、この装
置と図12の装置とでは、共焦点光学系2401 、24
02 と接眼レンズ3101 、3102 との間の光学系が
異なる。
接眼レンズ3101 、3102 の拡大特性を測定してお
き、像面湾曲および歪曲の補正変換式を求めておく。こ
の後、まず、図13と同様のフローで、画像補正部12
0が倍率補正パラメータの算出を行う。空間光変調素子
2111 の実像2121 と接眼レンズ3101 の距離及
び空間光変調素子2112 の実像2122 と接眼レンズ
3102 との距離は共に0.0523mとし、空間光変
調器2111 、2112 の実像2121 、2122 と接
眼レンズ3101 、3102 の前側焦点との距離は0.
05mとした。
長さ5cmとして、空間光変調素子2111 より20c
m光源側、すなわち、zb0=−35cmに表示させるこ
とし、最初に基準となる倍率m(zb0)を(8)式に基
づいて画像補正部120が演算する。本実施例の光学的
な配置関係では、m(zb0)=−0.2250となる。
に基づいて計算する。本実施例の光学的な配置関係で
は、za0=2.70cmとなる。このとき、虚像IM2
1 の大きさは、5cm×|m(zb0)|=1.125c
mである。ここでのサンプリングピッチは、2回のフー
リエ変換を利用することから、空間光変調素子2111
上でのサンプリングピッチと等しく、24μmとなるの
で、1.125cmに相当する450画素の大きさの虚
像とした。
(=20cm)だけ光源寄り、すなわちzb =−55c
mに拡大像IM31 の断面(i=1)を長さ5cmとし
て、補正倍率m’(zb −Δ)を(11)式より、像形
成位置za1を(7)式より計算する。本実施例の光学的
な配置関係では、m’(zb −Δ)=0.69447、
za1=−3.40cmである。このとき、虚像IM21
の大きさは、1.125cm×m’(zb −Δ)=0.
78123cmである。ここでのサンプリングピッチ
は、2回のフーリエ変換を利用することから、空間光変
調素子2111 上でのサンプリングピッチと等しく、2
4μmとなるので、0.78123cmに相当する32
6画素の大きさの虚像とした。
像IM21 の補正倍率m’(zb −i・Δ)および像形
成位置zaiを算出し、更に、拡大像IM32 の各断面に
ついて虚像IM22 に関する基準位置倍率m(zb0)、
補正倍率m’(zb −i・Δ)および像形成位置zaiを
算出する。
続いて、画像補正部120は格納部110から元となる
立体像IM1の情報を読み出した後、虚像IM2の補正
を行う。
した補正用パラメータの適用および予め求めておいた拡
大レンズ3101 の像面湾曲および歪曲についてのレン
ズ収差補正を行う。
関する空間光変調素子2111 、2112 への書き込み
像の算出、すなわち、逆フレネル変換を行う。
フローチャートである。図14に示すように、まず、i
=0番目の断層虚像位置za =2.70cmとして、伝
搬関数のフーリエ変換の複素共役を計算する。この場
合、za の大きさに従って、解析的に解いた式を用いる
か、伝搬関数を直接フーリエ変換し、その複素共役をと
ったものを用いるかを選択する。なお、あらかじめza
に応じた計算値を格納しておいて、この値を使用するこ
とが可能である。
に2次元フーリエ変換を施す。
搬関数の2次元フーリエ変換の複素共役との積に対し2
次元逆フーリエ変換を計算し、計算結果の複素値をホロ
グラム領域の計算結果に加算する。
て同様の計算を行い、都度、計算結果をホログラム領域
の計算結果に加算する。最終的に得られた複素和の実数
成分をインライン型ホログラムとして使用する。
1、132に表示し、空間光変調器2111 、2112
の書き込み後に、共焦点レンズ系2401 、2402 を
介して虚像IM21 、IM22 を形成する。これを、接
眼レンズ3101 、3102で拡大することによって、
元の立体像IM1に対して忠実な立体感のある像が肉眼
に提供される。
実施例と同様に、多色像の場合には、右目および左目に
ついて、光の3原色の各色ごとに上記と同様の計算に加
えて、上述の色収差の補正をして虚像IM2を形成すれ
ばよい。
体表示方法および立体表示装置によれば、拡大系で生じ
る像の歪等に応じた補正をしてホログラムなどを作製す
るので、元の立体像に忠実で鮮明且つ大きな立体像を表
示することができる。
表示装置の基本構成図である。
の説明図である。
る。
図である。
なるレンズすなわち縦の色収差を持つレンズを用いた場
合における色ずれの説明図である。
に応じた補正の説明図である。
説明図である。
説明図である。
の説明図である。
の説明図である。
である。
る。
トである。
である。
トである。
正部、130,131,132…画像表示手段(CR
T)、200…像形成光学系、210,211…空間光
変調素子、300…拡大光学系、310…拡大レンズ。
Claims (21)
- 【請求項1】 第1の3次元座標系での第1の立体像の
情報に基づいて第2の3次元座標系における第2の立体
像を形成し、前記第2の立体像を拡大光学系で拡大して
肉眼に提供する立体表示方法であって、 前記第2の立体像の形成にあたって、 前記第2の立体像の各部分と前記拡大光学系との光軸方
向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じ
て、肉眼での視認される立体像が前記第1の立体像と略
相似とする第1の補正がなされる、 ことを特徴とする立体表示方法。 - 【請求項2】 前記第2の立体像の形成にあたって、更
に、 前記拡大光学系での拡大後に発生する前記第2の立体像
に関する収差に応じて、肉眼で視認される立体像が前記
第1の立体像に対して略無歪とする第2の補正がなされ
る、 ことを特徴とする請求項1記載の立体表示方法。 - 【請求項3】 前記拡大光学系は凸レンズで前記第2の
像の拡大を実行する、ことを特徴とする請求項1記載の
立体表示方法。 - 【請求項4】 前記拡大光学系は凹面鏡で前記第2の像
の拡大を実行する、ことを特徴とする請求項1記載の立
体表示方法。 - 【請求項5】 前記第2の立体像は単色像であり、前記
第2の補正は像面湾曲および歪曲に関する補正である、
ことを特徴とする請求項2記載の立体表示方法。 - 【請求項6】 前記拡大光学系は凸レンズで前記第2の
像の拡大を実行し、前記第2の立体像は光の3原色の各
色の像の合成像であり、前記第2の補正は前記3原色の
各色の像の夫々についての像面湾曲、歪曲および前記3
原色の各色の像の相互間での色収差に関する補正であ
る、ことを特徴とする請求項2記載の立体表示方法。 - 【請求項7】 前記拡大光学系は凹面鏡で前記第2の像
の拡大を実行し、前記第2の立体像は光の3原色の各色
の像の合成像であり、前記第2の補正は前記3原色の各
色の像の夫々についての像面湾曲、歪曲に関する補正で
ある、ことを特徴とする請求項4記載の立体表示方法。 - 【請求項8】 前記第2の立体像は右目視用像と左目視
用像とであるとともに、前記拡大光学系は右目視用拡大
光学系と左目視用拡大光学系とを備え、 前記第1の補正は、前記右目視用像の各部分と前記右目
視用拡大光学系との光軸方向での相対距離に応じて発生
する拡大率の変化に応じて、肉眼での視認される立体像
が前記右目視像と略相似とする右目視用拡大補正と、前
記左目視用像の各部分と前記左目視用拡大光学系との光
軸方向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応
じて、肉眼での視認される立体像が前記左目視像と略相
似とする左目視用拡大補正とである、 ことを特徴とする請求項1記載の立体表示方法。 - 【請求項9】 前記第2の立体像は右目視用像と左目
視用像とであるとともに、前記拡大光学系は右目視用拡
大光学系と左目視用拡大光学系とを備え、 前記第2の補正は、前記右目視用拡大光学系での拡大後
に発生する前記右目視像に関する収差に応じて、肉眼で
視認される立体像が前記第1の立体像に対して略無歪と
する右目視用収差補正と、前記左目視用拡大光学系での
拡大後に発生する前記左目視像に関する収差に応じて、
肉眼で視認される立体像が前記第1の立体像に対して略
無歪とする左目視用収差補正とである、 ことを特徴とする請求項2記載の立体表示方法。 - 【請求項10】 第1の3次元座標系での第1の立体像
の情報に基づいて第2の3次元座標系における第2の立
体像を形成後、前記第2の立体像を拡大して肉眼に提供
する立体表示装置であって、 前記第2の立体像の各部分と前記拡大光学系との光軸方
向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応じ
て、肉眼での視認される立体像が前記第1の立体像と略
相似とする第1の補正を行って前記第2の立体像を形成
する像形成部と、 前記第2の立体像を拡大して肉眼に提供する拡大光学系
と、 を備えることを特徴とする立体表示装置。 - 【請求項11】 前記像形成部は、更に、 前記拡大光学系での拡大後に発生する前記第2の立体像
に関する収差に応じて、肉眼で視認される立体像が前記
第1の立体像に対して略無歪とする第2の補正を行って
前記第2の立体像を形成する、 ことを特徴とする請求項10記載の立体表示装置。 - 【請求項12】 前記像形成部は、前記第1の立体像の
情報を格納する格納手段と、 前記格納手段から読み出した第1の立体像の情報に前記
第1の補正に応じた第1の補正演算を施して、前記第2
の立体像の情報を演算する画像補正手段と、 前記画像補正手段で演算された前記第2の立体像の情報
に基づいて、2次元状の画像を表示する画像表示手段
と、 前記画像表示手段に表示された前記2次元状の画像から
前記第2の3次元座標系における前記第2の立体像を形
成する像形成光学系と、 を備えることを特徴とする請求項10記載の立体表示装
置。 - 【請求項13】 前記画像補正手段は、更に、前記第2
の補正に応じた補正演算とを施して、前記第2の立体像
の情報を演算する、ことを特徴とする請求項12記載の
立体表示装置。 - 【請求項14】 前記像形成部は、通知された前記第1
の立体像の情報を受信し、前記格納手段に格納する受信
手段を更に備えることを特徴とする請求項12記載の立
体表示装置。 - 【請求項15】 前記拡大光学系は前記第2の立体像を
拡大する凸レンズを備える、ことを特徴とする請求項1
0記載の立体表示装置。 - 【請求項16】 前記拡大光学系は前記第2の立体像を
拡大する凹面鏡を備える、ことを特徴とする請求項10
記載の立体表示装置。 - 【請求項17】 前記第2の立体像は単色像であり、前
記第2の補正は像面湾曲および歪曲に関する補正であ
る、ことを特徴とする請求項11記載の立体表示装置。 - 【請求項18】 前記拡大光学系は前記第2の立体像を
拡大する凸レンズを備え、前記第2の立体像は光の3原
色の各色の像の合成像であり、前記第2の補正は前記3
原色の各色の像の夫々についての像面湾曲、歪曲および
前記3原色の各色の像の相互間での色収差に関する補正
である、ことを特徴とする請求項11記載の立体表示装
置。 - 【請求項19】 前記拡大光学系は前記第2の立体像を
拡大する凹面鏡を備え、前記第2の立体像は光の3原色
の各色の像の合成像であり、前記第2の補正は前記3原
色の各色の像の夫々についての像面湾曲、歪曲に関する
補正である、ことを特徴とする請求項12記載の立体表
示装置。 - 【請求項20】 前記第2の立体像は右目視用像と左目
視用像とであるとともに、前記拡大光学系は右目視用拡
大光学系と左目視用拡大光学系とを備え、 前記第1の補正は、前記右目視用像の各部分と前記右目
視用拡大光学系との光軸方向での相対距離に応じて発生
する拡大率の変化に応じて、肉眼での視認される立体像
が前記右目視像と略相似とする右目視用拡大補正と、前
記左目視用像の各部分と前記左目視用拡大光学系との光
軸方向での相対距離に応じて発生する拡大率の変化に応
じて、肉眼での視認される立体像が前記左目視像と略相
似とする左目視用拡大補正とである、 ことを特徴とする請求項10記載の立体表示装置。 - 【請求項21】 前記第2の立体像は右目視用像と左目
視用像とであるとともに、前記拡大光学系は右目視用拡
大光学系と左目視用拡大光学系とを備え、 前記第2の補正は、前記右目視用拡大光学系での拡大後
に発生する前記右目視像に関する収差に応じて、肉眼で
視認される立体像が前記第1の立体像に対して略無歪と
する右目視用収差補正と、前記左目視用拡大光学系での
拡大後に発生する前記左目視像に関する収差に応じて、
肉眼で視認される立体像が前記第1の立体像に対して略
無歪とする左目視用収差補正とである、 ことを特徴とする請求項11記載の立体表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068419A JP2989115B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 立体表示方法および立体表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068419A JP2989115B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 立体表示方法および立体表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08262962A true JPH08262962A (ja) | 1996-10-11 |
JP2989115B2 JP2989115B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13373154
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068419A Expired - Lifetime JP2989115B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 立体表示方法および立体表示装置 |
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- 1995-03-27 JP JP7068419A patent/JP2989115B2/ja not_active Expired - Lifetime
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