JPH0826274A - 開口容易な蓋 - Google Patents

開口容易な蓋

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JPH0826274A
JPH0826274A JP17772894A JP17772894A JPH0826274A JP H0826274 A JPH0826274 A JP H0826274A JP 17772894 A JP17772894 A JP 17772894A JP 17772894 A JP17772894 A JP 17772894A JP H0826274 A JPH0826274 A JP H0826274A
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JP
Japan
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rivet
curvature
arc
tab
neck
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JP17772894A
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English (en)
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Takashi Shimizu
孝志 清水
Kazuyuki Kurosawa
和之 黒沢
Masashi Tanaka
政資 田中
Hisao Iwamoto
久夫 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不完全開口が極めて起こり難い、切断片が脱離
不能な開口容易な蓋。 【構成】開口部12となるべき切断片部13の大部分を
区画するスコア線14が、蓋のパネル部11の中央に形
成されたリベット部15の側方にヒンジ部16を残し
て、ヒンジ部16の第1の端部14aからリベット部1
5の首部15aの前端部15a1に沿って近接した円弧
部分14bを形成し、パネル部11周辺において湾曲部
14cを形成した後、ヒンジ部16の他側の第2の端部
14dで終わっている。リベット部15に、摘みタブ1
7がその前部が切断片部13の上部に位置して固着され
ている。スコア線14が切断した後も、切断片18がヒ
ンジ部16によりパネル部11に付着している。リベッ
ト部の首部15aは、前端部15a1が曲率半径が比較
的小さい第1の円弧部20よりなり、ほぼ後半部が曲率
半径が第1の円弧部20の曲率半径より大きい第2の円
弧部21よりなり、第2の円弧部21の曲率中心がパネ
ル部11の中心と一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビール缶,炭酸飲料
缶,コーヒ飲料缶、食缶等の缶詰等の密封用に用いられ
る、所謂ステイオン・タブ(stay−on tab)
式の、すなわち摘みタブおよび切断片が脱離不能な開口
容易な蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】開口後も摘みタブおよび切断片が缶蓋に
保持される所謂ステイオン・タブ式の開口容易な蓋が広
く実用されるようになった。現在主として実用されてい
るこの種の開口容易な蓋100は、図8,図9に示すよ
うに、飲み口等となる開口部となるべき部分である切断
片部103の大部分を区画するスコア線104が、蓋本
体のパネル部101の中央に形成されたリベット部10
5の前端部105bの片側ほぼ側方にヒンジ部106を
残して、ヒンジ部106の片側の第1の端部104aか
ら、リベット部105の首部105aの前端部105b
に沿って近接した円弧部分104bを形成し、パネル部
101周辺において湾曲部104cを形成した後、ヒン
ジ部106の他側の第2の端部104dで終わるよう形
成されている。リベット部105の首部105aに摘み
タブ107が、摘みタブの固着部107cによりパネル
部101に実質的に平行に、摘みタブ107の前部10
7aが切断片部103の一部の上部に位置している。摘
みタブの後部107bを引き上げると、前部107aが
下降して切断片部103を押圧して、スコア線104が
切断し切断片(図7の18参照)が形成されるように固
着されている。スコア線104の全体が切断した後も、
垂れ下がった切断片がヒンジ部106によりパネル部1
01に付着している。リベット部の首部105aは、外
径が比較的小さく(通常約2〜4mm)、横断面が円形
である。
【0003】従来の開口容易な蓋100は、摘みタブ1
07の後部を引き上げて開口しようとすると、時偶図1
4に示すように、摘みタブ107の前部107bが、リ
ベット部の前端部105bの下に潜り込んで、スコア線
104のリベット部105近傍のみしか切断できず、不
完全開口になって、全面開口ができず、口唇を蓋縁に当
てて内容液を飲んだり、内容液を注ぎ出すこと等ができ
ないことが起こるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のステ
イオン・タブ式の開口容易な蓋を改善したものであっ
て、摘みタブを引上げて開口する際、不完全開口が起こ
るおそれが極めて少ない、ステイオン・タブ式の開口容
易な蓋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の開口容易な蓋
は、飲み口等となる開口部となるべき部分である切断片
部の大部分を区画するスコア線が、蓋本体のパネル部の
中央に形成されたリベット部の片側ほぼ側方にヒンジ部
を残して、ヒンジ部の片側の第1の端部からリベット部
の首部の前端部に沿って近接した円弧部分を形成し、パ
ネル部周辺において湾曲部を形成した後、ヒンジ部の他
側の第2の端部で終わるよう形成されており、リベット
部の首部に摘みタブが、摘みタブの固着部によりパネル
部に実質的に平行に、摘みタブの前部が切断片部の一部
の上部に位置し、摘みタブの後部を引き上げると前部が
下降して切断片部を押圧して、スコア線が切断し切断片
が形成されるように固着されていて、スコア線が切断し
た後も、垂れ下がった切断片がヒンジ部によりパネル部
に付着している切断片が脱離不能な開口容易な蓋におい
て、リベット部の首部は、前端部が曲率半径が比較的小
さい第1の円弧部よりなり、ほぼ後半部が曲率半径が第
1の円弧部の曲率半径より大きい第2の円弧部よりな
り、第2の円弧部の曲率中心がパネル部の中心と一致す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】従来の開口容易な蓋100において、摘みタブ
107の後部107bを引き上げて開口しようとする
と、時偶図14に示すように、摘みタブ107の前部1
07bが、リベット部の前端部105bの下に潜り込む
ことが生ずるのは、次のような理由によるものと推測さ
れる。図10,図11および図12に示すように、摘み
タブ107の後部107bを引き上げると、摘みタブ1
07本体は固着部107cの後方部107c1を原位置
に残して前部107aが切断片部13を押圧し、先づス
コア線104のリベット部15の首部前端部に沿い近接
した円弧部分104b(図8参照)が切断し、リベット
部105の基部と切断片部103との間に高さ方向の隙
間109が生ずる。この際摘みタブ107の後方固着部
107c1は前方に引っ張られるので、首部105aの
後方部105a1は後方固着部107c1により押圧され
る。缶蓋用の板は、材料費節減のため厚さが可能な限り
薄いものが採用されている。そのためパネル部101も
厚さが可能な限り薄く、それに応じてパネル部101か
ら一体形成されたリベット部105の首部105aもか
なり薄い。そのため蓋用板が許容値よりやや薄い場合
や、板内の厚さのばらつき、あるいはリベット部形成の
際の僅かな芯ずれ等による偏肉化等によって、首部10
5aの後方部105a1が許容値より薄い時が時偶起こ
る。
【0007】このような場合に、上記の押圧によって首
部105aの後方部105a1が凹んで、図12に示さ
れるように、前方の固着部端面107c2が首部105
aから僅かに離れ、間隙110が生じ、固着部107c
の端面107c2と曲がり部107c3の間の面部107
c4と、リベット部105cの間に緩みが起こる。する
と面部107c4が動き易くなるので、摘みタブ107
の引き上げにつれて、曲がり部107c3が上昇し、そ
れに応じて図13に示すように、摘みタブ107の前部
107aがリベット部105の方に近づき、前部107
aが切断片部103を押す力が弱くなり、スコア線10
4の切断が進行しなくなる。そして図14に示すよう
に、摘みタブ107の引き上げ角度が約90度を越える
と、前部107aがリベット部105の下に形成された
隙間109の中に潜ってしまい、開口不能となる。
【0008】本発明の場合、図1,図2に示すように、
リベット部15の首部15aのほぼ後半部15a2が、
曲率半径が第1の円弧部20の曲率半径より大きい第2
の円弧部21よりなっている。そのため首部15aの厚
さや首部15aに加わる押圧力が、開口容易な蓋100
の場合と同じでも、首部15aの単位周長当たりの押圧
力は開口容易な蓋100の場合よりも小さい。従って首
部15aの後方部15a2の凹みが起こり難い。そのた
め摘みタブ17の引き上げる際に最後まで、首部15a
と固着部17cは密着しており、摘みタブ17の前部1
7aによる切断片部13への押圧が十分に行なわれる
故、前記の緩みによる不完全開口が起こり難い。
【0009】リベット部15の首部15aは前端部15
a1が曲率半径が比較的小さい第1の円弧部20(図
3)よりなっている。従ってこの曲率半径を、従来の開
口容易な蓋100のリベット部105の首部105aの
半径と等しい程度にすることができる。従って従来の開
口容易な蓋100と同様に、スコア線14の首部前端部
15a1に沿い近接した円弧部分14bは曲率半径が小
さいので、容易に初期切断される(段落番号0012参
照)。リベット部15の首部15aが、円弧部21によ
って形成される大円21aのみよりなる場合は、それに
応じて円弧部分14bの曲率半径が大きくなるので初期
切断が困難になるが、本発明の場合はこのようなことが
起こらない。図1,図3に示すように、リベット部15
の首部15aの大部分を占める第2の円弧部21の曲率
中心Oがパネル部11の中心と一致しているので、リベ
ット部15および摘みタブ17の固着作業の際の位置決
めが容易である。
【0010】スコア線14の形状、寸法は、完全開口が
可能のように種々実験の結果定められており、従って円
弧部分14bの中央から湾曲部14cの中央までの長さ
も所定長さ(約19mm)に定められている。本発明の
開口容易な蓋10の場合、パネル部11の中心と湾曲部
14cの中央間の距離が、従来の開口容易な蓋100の
上記距離よりも、第1の円弧部20の中心O’と第2の
円弧部21の曲率中心O間の距離だけ大きい。そのため
例えば現在最も普及している、胴径が公称211(66
mm)で、ネックイン部の径が公称206(約57.4
mm)の缶胴に用いられる開口容易な蓋10の場合、図
1と図8を比較すれば明らかのように、湾曲部14c
(104c)の中央と環状溝22(111)が、従来の
開口容易な蓋100の場合よりも接近している。従って
口唇を蓋に当てて内容液を飲む際に、飲み残しをを少な
くすることができる。
【0011】
【実施例】図1,図2において、開口容易な蓋10のシ
ーミングパネル20および環状溝22の内側のほぼ平坦
な円形パネル部11の中央にリベット部15が一体的に
形成されている。図3,図4に示すように、リベット部
15の首部15aの外面は前端部15a1が曲率半径が
比較的小さい第1の円弧部20よりなり、ほぼ後半部1
5a2が曲率半径が前端部15a1が曲率半径より大きい
第2の円弧部21よりなっている。第1の円弧部20を
形成する、中心がO’の小円20aと、第2の円弧部2
1を形成する中心がOの大円21aは交わっており、第
1の円弧部と第2の円弧部21は直線で結ばれていて、
全体として変形ハート形をなしている。大円21aの中
心Oはパネル部11の中心と一致する位置にある。
【0012】小円20aの半径R1、従って第1の円弧
部20の曲率半径R1は、比較的小さいことが望まし
く、具体的には約0.75〜2.5mmが望ましく、約
1.0〜2.0mmであることがより好ましい。その理
由は次の通りである。摘みタブ17を引き上げると、そ
の前部17aによる下方への押圧力Fが切断片部13に
加わる(図4,図5参照)。そのためリベット部15の
首部の前端部15a1に近接したスコア線14の円弧部
分14bの残厚部分に、押圧力Fに比例した剪断力Sが
作用する。この剪断力Sは、円弧部分14bの単位周長
当たりの大きさは、円弧部分14bの曲率半径が小さい
程、すなわち第1の円弧部20の曲率半径R1が小さい
程大きい。従って第1の円弧部20の曲率半径R1が小
さい方が初期切断が容易になる。しかし形成上の点から
曲率半径R1を約0.75mmより小さくすることは困
難である。また曲率半径R1を2.5mmより大きくす
ると、初期切断が困難になる。第2の円弧部21の曲率
半径R2は、曲率半径R1より大きく、かつ約4.0mm
以下であることが望ましい。2本の切り込み線17e間
の幅wの制限からR2を4mm以上にすること、従って
大円21aの直径を8mm以上にすることが困難である
からである。本実施例では、小円20aと大円21aが
交わっているが、交わることなく、小円20aが大円2
1aに接するか、その外に出ていてもよい。
【0013】16は幅の比較的狭いヒンジ部であって、
開口後にパネル部11と切断片18(図7参照)を繋い
で、切断片18の脱離を防止する。ヒンジ部16はリベ
ット部15の首部の前端部15a1の片側ほぼ側方に
(図1では上方に)位置する。飲み口等となる開口部1
2(図7参照)となるべき部分である切断片部13の大
部分を区画するスコア線14が、ヒンジ部16のリベッ
ト部15側の第1の端部14aから、リベット部15の
首部の前端部15a1に沿って近接した円弧部分14b
(図3の点aと点bの間の部分)を形成し、摘みタブ1
7の前部17a側のパネル部11周辺において湾曲部1
4cを形成した後、ヒンジ部16の他側の第2の端部1
4dで終わるよう形成されている。円弧部分14bと第
1の円弧部20間の半径方向距離Lは、小さい程初期切
断が容易であるが、スコア線形成上の制約から通常0.
3〜0.8mmである。円弧部20の曲率中心O’と点
aおよび点bを結ぶ各直線のなす角θは、30度以上で
150度以下であることが望ましい。角θが30度より
小さいと、初期開口力の低減効果が少なく、一方150
度を越えると、2つの円が離れ過ぎて、リベット成形が
困難になるからである。スコア線14の内側に近接並行
して、残厚がスコア線14より大きい副スコア線19が
形成されている。副スコア線19は、スコア線14を形
成する際に、スコア線14が所定の深さになるのを容易
にするために設けられたものであって、開口の際に切断
しない。
【0014】リベット部の首部15aに摘みタブ17
が、摘みタブの固着部17cにより緊挿状態で固着され
ている。リベット部15は、パネル部11に実質的に平
行であって、かつ摘みタブ17の前部17aが切断片部
13のリベット部15寄り部分の上部に位置している。
17eは切り込み線であって、摘みタブ17の後部17
bを引き上げる時、切り込み線17eを堺にして、摘み
タブ17本体と固着部17cが離れるようになってい
る。17dは摘みタブ17の後部17bを引き上げる時
に、手指を差し込むための孔部である。
【0015】開口は次のようにして行なわれる。手指
(図示されない)により摘みタブ17の後部17bを、
図5に示すように、30度程度まで引き上げると、摘み
タブ17本体は固着部17cを平坦のまま残して、前部
17aが切断片部13を押圧し、先づスコア線14の円
弧部分14bを切断し、この切断は第1の端部14aを
含む摘みタブ17の下にあるスコア線14の部分を若干
越えて拡る。そしてリベット部15の基部と切断片部1
3との間に高さ方向の隙間26が生ずる。さらに摘みタ
ブ17を引き上げると、図6に示すように、湾曲部14
cを越えてスコア線14の切断が進む。図7に示すよう
に、引き上げ角度が90度をやや越えた所で、スコア線
14は第2の端部14dまで切断し、開口部12が形成
され、同時にパネル部11とヒンジ部16を介して接続
し、缶内に垂れ下がった切断片18が形成される。その
後摘みタブ17を矢印A方向に引き戻して、パネル部1
1に平行に近くなるようにした後、内容液23を喫飲す
る。
【0016】次に具体例について述べる。厚さ0.26
mmのアルミニュウム合金板よりなり、第1の円弧部2
0の曲率半径R1が1.6mm、第2の円弧部21の曲
率半径R2が3.25mmで、第1の円弧部20の曲率
中心O’と第2の円弧部21の曲率中心O間の距離が
2.57mm、円弧部分14bと第1の円弧部20間の
半径方向距離Lが0.4mmで、第1の円弧部20の曲
率中心O’と点aおよび点bを結ぶ各直線のなす角θが
100度の、図1に示すタイプの開口容易な蓋10を作
製し、胴径が公称211で、ネックイン部径が公称20
6のシームレス缶24(図5)に二重巻締した。初期開
口力は約2.0kgfで、スコア線14引裂き力は2.
1kgfであった。3000缶について開口テストを行
なったが、全て満足な完全開口が可能であった。比較の
ため、リベット部105の首部105aの外径が3.2
mmである点を除いては上記開口容易な蓋10と同様
な、図8,図9に示す従来の開口容易な蓋100を作製
し、同様な開口テストを行なった。初期開口力は約2.
0kgfで、スコア線14引裂き力は2.0kgfであ
って、開口容易な蓋10の場合と同様であったが、30
00缶テスト缶の中、2缶について図14に示すような
開口不能が発生した。
【0017】
【発明の効果】本発明のステイオン・タブ式の開口容易
な蓋は、摘みタブを引上げて開口する際、不完全開口が
起こるおそれが極めて少ないという効果を奏する。また
開口部が蓋縁に接近しているので、口唇を蓋に当てて内
容液を飲む際に、飲み残しをを少なくすることができる
という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である開口容易な蓋の平面図で
ある。
【図2】図1の開口容易な蓋の縦断面図である。
【図3】図1の開口容易な蓋の摘みタブ近傍の要部拡大
平面図である。
【図4】図1の開口容易な蓋の摘みタブ近傍の要部拡大
縦断面図である。
【図5】缶胴に二重巻締された、図1の開口容易な蓋の
摘みタブを僅かに引き上げて、スコア線の初期切断が行
なわれた状態を示す縦断面図である。
【図6】図1の開口容易な蓋の摘みタブを、図5の状態
から更に引き上げて、スコア線の大部分が切断された状
態を示す縦断面図である。
【図7】図1の開口容易な蓋の摘みタブを、図6の状態
から更に引き上げて、切断片が缶内に垂れ下がった状態
を示す縦断面図である。
【図8】従来の開口容易な蓋の平面図である。
【図9】図8の開口容易な蓋の縦断面図である。
【図10】缶胴に二重巻締された、図8の開口容易な蓋
の摘みタブを僅かに引き上げて、スコア線の初期切断が
行なわれた状態を示す縦断面図である。
【図11】図8の開口容易な蓋の摘みタブを、図10の
状態から更に引き上げて、摘みタブの固着部とリベット
部の間に緩みが生じた状態を示す縦断面図である。
【図12】図11の摘みタブ近傍の状態を示す要部拡大
縦断面図である。
【図13】図8の開口容易な蓋の摘みタブを、図11の
状態から更に引き上げて、摘みタブの前部がリベット部
の前方部の下方に接近した状態を示す縦断面図である。
【図14】図8の開口容易な蓋の摘みタブを、図13の
状態から更に引き上げて、摘みタブの前部がリベット部
の前方部の下方に形成された隙間に潜り込んだ状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
10 開口容易な蓋 11 パネル部 12 開口部 13 切断片部 14 スコア線 14a スコア線の第1の端部 14b スコア線の円弧部分 14c スコア線の湾曲部 14d スコア線の第2の端部 15 リベット部 15a 首部 15a1 首部前端部 15a2 首部後半部 16 ヒンジ部 17 摘みタブ 17a 摘みタブの前部 17b 摘みタブの後部 17c 摘みタブの固着部 18 切断片 20 第1の円弧部 21 第2の円弧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 久夫 神奈川県横浜市磯子区杉田坪呑3−1− 501

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲み口等となる開口部となるべき部分で
    ある切断片部の大部分を区画するスコア線が、蓋本体の
    パネル部の中央に形成されたリベット部の片側ほぼ側方
    にヒンジ部を残して、ヒンジ部の片側の第1の端部から
    リベット部の首部の前端部に沿って近接した円弧部分を
    形成し、パネル部周辺において湾曲部を形成した後、ヒ
    ンジ部の他側の第2の端部で終わるよう形成されてお
    り、リベット部の首部に摘みタブが、摘みタブの固着部
    によりパネル部に実質的に平行に、摘みタブの前部が切
    断片部の一部の上部に位置し、摘みタブの後部を引き上
    げると前部が下降して切断片部を押圧して、スコア線が
    切断し切断片が形成されるように固着されていて、スコ
    ア線が切断した後も、垂れ下がった切断片がヒンジ部に
    よりパネル部に付着している切断片が脱離不能な開口容
    易な蓋において、リベット部の首部は、前端部が曲率半
    径が比較的小さい第1の円弧部よりなり、ほぼ後半部が
    曲率半径が第1の円弧部の曲率半径より大きい第2の円
    弧部よりなり、第2の円弧部の曲率中心がパネル部の中
    心と一致することを特徴とする開口容易な蓋。
JP17772894A 1994-07-07 1994-07-07 開口容易な蓋 Pending JPH0826274A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126523A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Kirin Brewery Co Ltd ステイオンタブ式缶蓋及びそれを用いた缶容器に充填されている飲料製品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126523A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Kirin Brewery Co Ltd ステイオンタブ式缶蓋及びそれを用いた缶容器に充填されている飲料製品

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