JPH08261852A - 大気圧の変化を検出するバリオメータ - Google Patents

大気圧の変化を検出するバリオメータ

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JPH08261852A
JPH08261852A JP6776195A JP6776195A JPH08261852A JP H08261852 A JPH08261852 A JP H08261852A JP 6776195 A JP6776195 A JP 6776195A JP 6776195 A JP6776195 A JP 6776195A JP H08261852 A JPH08261852 A JP H08261852A
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JP
Japan
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output
atmospheric pressure
circuit
variometer
comparator
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Withdrawn
Application number
JP6776195A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tanaka
淑雄 田中
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動・衝撃による重力加速度が圧力センサの
ダイアフラムに加えられ、誤検出出力が発生して、バリ
オメータが誤動作するのを防止する。 【構成】 気圧センサ1a,1bは特性がほぼ相等し
く、重力加速度が互いに逆相で加わるように、互いに反
対方向に向けて配される。各気圧センサの出力は加算回
路31で加算され、重力加速度に起因する各センサの誤
検出出力が相殺される。加算回路31の出力は微分回路
3で微分され、下降速度または上昇速度に対応する微分
出力V4 が得られる。コンパレータ8はV4 をしきい値
と比較し、気圧が上昇中/下降中(高度が下降中/上昇
中)であることを示す信号S+ /S-を得る。VCO4
はV4 に応じて周波数fが増減する信号S(f)を発生
する。駆動回路5はVCOの出力に基づきコンパレータ
の出力S+ /S- が存在している期間のみ、報知出力部
6を駆動する。報知出力部6は放音、発光、振動または
表示による報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パラグライダー等の
スカイスポーツを行う際に携帯され、大気圧の変化を検
出して知らせるバリオメータに関し、特に風や携帯者の
運動等により発生する振動・衝撃による誤動作の防止に
係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のバリオメータ100は、図2に示
すようにケース11に収納され、マジックテープ12等
により携帯者の腕等に取付けられる。その電気的な構成
を図3に示す。気圧センサ1は大気圧Pを検出して、対
応する電圧V1 を差動増幅器2へ入力し、差動増幅器2
は入力された電圧V1 を増幅して、電圧V2 を微分回路
3へ入力する。微分回路3は入力電圧V2 を微分して、
その変化率dV2 /dt≒kdP/dt(kは定数)より高度H
の変化率dH/dt,つまり上昇、下昇速度に対応する電圧
3 をVCO(電圧制御発振回路)4及びコンパレータ
8に入力する。
【0003】VCO4は入力電圧V3 に応じて増減する
周波数fをもつ信号(交流信号または矩形波信号等)S
(f)を駆動回路5に入力する。コンパレータ8は入力
電圧V3 を正または負の比較的小さなしきい値電圧±δ
(δ≧0)と比較し、V3>δ≧0であるか、V3
<−δ≦0であるかを識別して、対応する識別信号S +
またはS- をそれぞれ駆動回路5に入力する。の場合
は、気圧Pが増加中であり、従って高度は下降中であ
り、の場合は、気圧Pが減少中であり、従って高度は
上昇中であることを示している。
【0004】駆動回路5は、VCO4及びコンパレータ
8の出力に基づいて、報知出力部6を駆動する。報知出
力部6は、駆動回路5に駆動され、上昇中または下降中
のいずれであるかの情報及び上昇、下降速度情報を、ブ
ザー、発光ダイオード、振動板、LCD等のような、放
音、発光、振動または表示を行う少なくとも1つの手段
によって携帯者に知らせる。例えば、上昇中、下降中に
対応して、緑色、赤色の発光ダイオードがそれぞれ点灯
され、VCO出力に対応した周波数でブザーや振動板が
駆動される。上昇中と下降中とではブザーや振動板の振
動数が異なるので、この振動数によっても上昇中である
か、下降中であるかを識別できるので、前述の緑色、赤
色の発光ダイオードによる表示を省略することもでき
る。
【0005】気圧センサ1は図4に示すように、ケース
21内に収容されたダイヤフラム22の密閉された内部
23は基準真空とされ、その外部24に大気圧Pがカバ
ー25の小孔25aを通して加えられ、大気圧Pに応じ
た歪を発生し、その歪に対応した電圧を出力するように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のバリオメータ
は、飛行中の風や、携帯者が身体を動かすことによっ
て、振動・衝撃による重力加速度が気圧センサ1のダイ
ヤフラム22に印加される。その重力加速度のうち、ダ
イヤフラム22の先端面に垂直な方向(図5のz軸方
向)の成分によって、ダイヤフラム22が歪みを起こ
し、あたかも気圧が変化したように誤動作する。この気
圧センサ1の誤出力によって、バリオメータが誤動作す
る。
【0007】この発明の目的は、振動・衝撃(重力加速
度)によって生ずるバリオメータの誤動作を防止しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のバリオメータは、重力加速度が互いに
逆相で加わるように、互いに反対方向に向けて配され、
センサ特性のほぼ相等しい第1,第2気圧センサと、そ
れら第1,第2気圧センサの出力を加算する加算回路
と、その加算回路の出力を微分して、上昇、下降速度に
対応した出力を得る微分回路とを有する。また、その微
分回路の出力に応じて発振周波数を増減させるVCO
(電圧制御発振回路)と、微分回路の出力をしきい値と
比較し、高度が上昇中であるか下降中であるかを識別す
るコンパレータと、報知出力部と、その報知出力部をV
CO及びコンパレータの出力に基づいて駆動する駆動回
路とを具備する。
【0009】(2)請求項2の発明は、前記(1)にお
いて、高度が上昇中または下降中であることを示すコン
パレータの出力が存在している期間のみ、駆動回路によ
り報知出力部を駆動するものである。 (3)請求項3の発明は、前記(1)において、報知出
力部が放音、発光、振動または表示の少なくとも1つを
行うようにしたものである。
【0010】(4)請求項4の発明は、前記(2)にお
いて、高度が上昇中または下降中であることを示すコン
パレータの出力が存在している期間における駆動回路に
よる駆動を間欠的に行うようにしたものである。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図1に、図3,図4と対
応する部分に同じ符号を付けて示す。この発明では、風
や携帯者の運動等により、気圧センサのダイヤフラムに
重力加速度が加えられ、誤出力が発生し、バリオメータ
が誤動作すると言った従来の問題を解決するために、セ
ンシング特性のほぼ相等しい2つの気圧センサ1a,1
bが用いられる。気圧センサ1a,1bは重力加速度が
互いに逆相でダイヤフラムに加わるように、互いに反対
方向に向けて、つまり背中合わせしたような方向で配線
基板28に複数の端子26を半田付けして取付けられ
る。
【0012】気圧センサ1a,1bの出力V1 a,V1
bは差動増幅器2a,2bで増幅され、各々の増幅され
た電圧V2 a,V2 bが加算回路31で加算され、その
加算された電圧V3 が微分回路3で微分され、上昇速度
または下降速度に対応する微分出力V4 が得られる。こ
れからあとの各部の動作は図3の従来例と同様である。
振動・衝撃による重力加速度が気圧センサ1a,1bに
加えられると、各センサが互いに反対方向に向けられて
いるため、各々のダイヤフラムの歪みは大きさが相等し
く、方向が逆となり、各々の出力電圧の極性が互いに逆
となるので、加算回路31で加算されて相殺される。
【0013】コンパレータ8は微分回路3の出力V4
しきい値±δと比較し、気圧が上昇中または下降中(高
度が下降中または上昇中)であることを示す信号S+
-をそれぞれ出力する。VCO4は微分回路3の出力
4 に応じて周波数fが増減する信号S(f)を出力す
る。駆動回路5は、コンパレータの出力S+ ,S- 及び
VCOの出力S(f)に基づいて、放音、発光、振動ま
たは表示の少なくとも一つを行う報知出力部6を駆動す
る。特にコンパレータの出力S+ ,S- が存在している
期間のみ報知出力部6を駆動するようにして、電源(一
般に電池が使用される)9の電力消費を抑えることがで
きる(請求項2)。更にコンパレータの出力S+ ,S-
が存在している期間の駆動を間欠的に行うようにする
と、いっそう省電力となる(請求項4)。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では2つの
気圧センサ1a,1bを背中合わせしたような方向に取
付けることによって、振動・衝撃(重力加速度)による
各々のダイヤフラムの歪みは大きさが等しく、方向が反
対となるので、2つの気圧センサの出力を加算すること
によって、誤検出出力を相殺し、バリオメータの誤動作
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図で、Aはブロック
図、BはAの要部の原理的な断面図。
【図2】バリオメータをその携帯者と共に示した斜視
図。
【図3】従来のバリオメータのブロック図。
【図4】図3の気圧センサ1の原理的な断面図。
【図5】図3の気圧センサ1の斜視図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重力加速度が互いに逆相で加わるよう
    に、互いに反対方向に向けて配され、センサ特性のほぼ
    相等しい第1,第2気圧センサと、 それら第1,第2気圧センサの出力を加算する加算回路
    と、 その加算回路の出力を微分して、上昇、下降速度に対応
    した出力を得る微分回路と、 その微分回路の出力に応じて発振周波数を増減させるV
    CO(電圧制御発振回路)と、 前記微分回路の出力をしきい値と比較し、高度が上昇中
    であるか下降中であるかを識別するコンパレータと、 報知出力部と、 その報知出力部を前記VCO及びコンパレータの出力に
    基づいて駆動する駆動回路とを具備する、 大気圧の変化を検出するバリオメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、高度が上昇中または
    下降中であることを示す前記コンパレータの出力が存在
    している期間のみ、前記駆動回路により前記報知出力部
    を駆動することを特徴とする大気圧の変化を検出するバ
    リオメータ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記報知出力部が放
    音、発光、振動または表示の少なくとも1つを行うこと
    を特徴とする大気圧の変化を検出するバリオメータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、高度が上昇中または
    下降中であることを示す前記コンパレータの出力が存在
    している期間中、前記駆動回路により前記報知出力部を
    間欠的に駆動することを特徴とする大気圧の変化を検出
    するバリオメータ。
JP6776195A 1995-03-27 1995-03-27 大気圧の変化を検出するバリオメータ Withdrawn JPH08261852A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7490520B2 (en) 2006-10-31 2009-02-17 Denso Corporation Pressure sensor having improved arrangement of sensor chip for minimizing influence of external vibrations
JP2010197298A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Epson Toyocom Corp 圧力センサー素子、圧力センサー
CN105938030A (zh) * 2015-03-04 2016-09-14 精工爱普生株式会社 压力传感器、便携设备、电子设备以及移动体
EP2445406B1 (en) 2009-06-23 2017-09-20 Koninklijke Philips N.V. Methods and apparatus for detecting a fall of a user

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Effective date: 20020604