JPH0826096A - Brake device - Google Patents
Brake deviceInfo
- Publication number
- JPH0826096A JPH0826096A JP6186681A JP18668194A JPH0826096A JP H0826096 A JPH0826096 A JP H0826096A JP 6186681 A JP6186681 A JP 6186681A JP 18668194 A JP18668194 A JP 18668194A JP H0826096 A JPH0826096 A JP H0826096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- pressure
- stepped piston
- valve
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
Description
【0001】[0001]
【産業上の利用分野】本発明はブレーキ装置に関し、よ
り詳しくは、液圧倍力装置の失陥時にマスタシリンダの
ブレーキ液圧を倍力する増圧機構を備えたブレーキ装置
に関する。BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a brake device, and more particularly to a brake device having a pressure increasing mechanism for boosting the brake hydraulic pressure of a master cylinder when the hydraulic booster fails.
【0002】[0002]
【従来の技術】従来、ブレーキ装置として、ホイールシ
リンダにブレーキ液圧を作用させるマスタシリンダと、
ブレーキペダルと上記マスタシリンダとの間に設けられ
て、ブレーキペダルが踏み込まれた際に該ブレーキペダ
ルの踏力を所定の比率で倍力してマスタシリンダに伝達
する液圧倍力装置と、上記ホイールシリンダとマスタシ
リンダとを連通するブレーキ液通路に配設され、作動さ
れた際には上記マスタシリンダのブレーキ液圧を増圧し
てホイールシリンダに伝達する増圧機構と、液圧倍力装
置が失陥した時に上記増圧機構を作動させる制御弁とを
備えたものは知られている(例えば特公平6−2901
1)。このような従来のブレーキ装置では、液圧倍力装
置の動力室の液圧とマスタシリンダの液圧とを比較し、
液圧倍力装置の動力室の液圧がマスタシリンダの液圧よ
りも低くなった場合に上記制御弁によってブレーキ液の
流路を切り換えて、増圧機構を作動させるようにしてい
る。これにより、マスタシリンダ内のブレーキ液圧が増
圧機構によって2倍程度に増圧されるので、その増圧し
たブレーキ液圧をホイールシリンダに伝達するようにし
ている。これによって、液圧倍力装置が倍力機能を失っ
た際にも確実にブレーキ作動を得られるようになってい
る。2. Description of the Related Art Conventionally, as a brake device, a master cylinder that applies brake fluid pressure to a wheel cylinder,
A hydraulic booster provided between the brake pedal and the master cylinder for boosting the pedaling force of the brake pedal at a predetermined ratio and transmitting the boosted force to the master cylinder when the brake pedal is depressed; The brake fluid passage that connects the cylinder and the master cylinder is installed, and the pressure booster mechanism that boosts the brake fluid pressure of the master cylinder and transmits it to the wheel cylinders when actuated, and the hydraulic booster are lost. A device provided with a control valve that operates the pressure increasing mechanism when it falls is known (for example, Japanese Patent Publication No. 6-2901).
1). In such a conventional brake device, the hydraulic pressure of the power chamber of the hydraulic booster is compared with the hydraulic pressure of the master cylinder,
When the hydraulic pressure in the power chamber of the hydraulic booster becomes lower than the hydraulic pressure in the master cylinder, the control valve switches the flow path of the brake fluid to operate the pressure increasing mechanism. As a result, the brake fluid pressure in the master cylinder is doubled by the pressure boosting mechanism, so that the increased brake fluid pressure is transmitted to the wheel cylinders. As a result, even when the hydraulic booster loses its boosting function, the brake operation can be reliably obtained.
【0003】[0003]
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
装置では、液圧倍力装置が故障して液圧倍力装置の動力
室の液圧が完全に零とならない場合には、上記制御弁
は、ブレーキペダルの踏み込みが継続されてマスタシリ
ンダの液圧が液圧倍力装置の動力室の液圧よりも高くな
ってから増圧機構を作動させることになる。したがっ
て、上記従来の装置では、液圧倍力装置が故障しても液
圧倍力装置の動力室に液圧が残っている場合には、増圧
機構の作動が遅くなるという欠点があった。However, in the above conventional apparatus, when the hydraulic booster fails and the hydraulic pressure in the power chamber of the hydraulic booster does not become completely zero, the control valve described above is not used. In this case, the brake pedal is continuously depressed and the hydraulic pressure in the master cylinder becomes higher than the hydraulic pressure in the power chamber of the hydraulic booster before the pressure increasing mechanism is activated. Therefore, in the above-mentioned conventional device, even if the hydraulic booster fails, if the hydraulic pressure remains in the power chamber of the hydraulic booster, the operation of the pressure increasing mechanism is delayed. .
【0004】[0004]
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、ホイールシリンダにブレーキ液圧を作用させ
るマスタシリンダと、ブレーキペダルと上記マスタシリ
ンダとの間に設けられて、ブレーキペダルが踏み込まれ
た際に該ブレーキペダルの踏力を所定の比率で倍力して
マスタシリンダに伝達する液圧倍力装置と、上記ホイー
ルシリンダとマスタシリンダとを連通するブレーキ液通
路に配設され、作動された際には上記マスタシリンダの
ブレーキ液圧を増圧してホイールシリンダに伝達する増
圧機構と、液圧倍力装置が失陥した時に上記増圧機構を
作動させる制御弁とを備えたブレーキ装置において、上
記制御弁は、所定のセット荷重に設定したばねによって
作動位置に移動されて上記増圧機構を作動可能状態とす
るとともに、上記ばねの付勢方向と反対側から作用され
る液圧倍力装置の動力室の液圧あるいは液圧倍力装置の
液圧源の液圧によって非作動位置に移動されて上記増圧
機構を作動不能状態とする弁部材を備え、この弁部材
は、液圧倍力装置の動力室の液圧あるいは液圧倍力装置
の液圧源の液圧による付勢力が上記ばねの付勢力よりも
小さくなったときに非作動位置から作動位置に移動され
るブレーキ装置を提供するものである。[Means for Solving the Problems] In view of such circumstances,
The present invention is provided between a master cylinder that applies brake fluid pressure to a wheel cylinder, a brake pedal and the master cylinder, and doubles the pedaling force of the brake pedal at a predetermined ratio when the brake pedal is depressed. A hydraulic booster that applies force to the master cylinder and a brake fluid passage that connects the wheel cylinder and the master cylinder to each other is installed.When actuated, the brake fluid pressure in the master cylinder is increased. In a brake device including a pressure increasing mechanism that transmits to a wheel cylinder and a control valve that operates the pressure increasing mechanism when the hydraulic booster fails, the control valve is a spring set to a predetermined set load. Of the hydraulic booster operated from the side opposite to the urging direction of the spring while being moved to the operating position by the The valve member is provided with a valve member that is moved to a non-actuated position by the hydraulic pressure of the force chamber or the hydraulic pressure of the hydraulic pressure source of the hydraulic booster device to render the pressure increasing mechanism inoperable. Provided is a brake device which is moved from a non-actuated position to an actuated position when the urging force by the hydraulic pressure of the power chamber of the device or the hydraulic pressure of the hydraulic pressure source of the hydraulic booster becomes smaller than the urging force of the spring. To do.
【0005】[0005]
【作用】このような構成によれば、液圧倍力装置あるい
は液圧倍力装置の液圧源が失陥して、液圧倍力装置の動
力室の液圧あるいは液圧倍力装置の液圧源の液圧による
付勢力が上記ばねの付勢力よりも小さくなると、制御弁
が作動し増圧機構が作動可能状態になる。したがって、
マスタシリンダの液圧が発生すると直ちに増圧機構が作
動するので液圧倍力装置あるいは液圧倍力装置の液圧源
が失陥した時の増圧機構の作動遅れを防止することがで
きる。According to this structure, the hydraulic booster or the hydraulic pressure source of the hydraulic booster fails, and the hydraulic pressure of the power chamber of the hydraulic booster or the hydraulic booster of the hydraulic booster is lost. When the urging force of the hydraulic pressure of the hydraulic pressure source becomes smaller than the urging force of the spring, the control valve operates and the pressure increasing mechanism becomes operable. Therefore,
Since the pressure boosting mechanism operates immediately when the hydraulic pressure of the master cylinder is generated, it is possible to prevent the delay in the operation of the pressure boosting mechanism when the hydraulic booster or the hydraulic pressure source of the hydraulic booster fails.
【0006】[0006]
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1はブレーキペダルであり、従来公
知の構成からなる液圧倍力装置2の入力軸に連結されて
いる。液圧倍力装置2の出力軸はマスタシリンダ3のピ
ストンに連結されており、ブレーキペダル1が踏み込ま
れると、液圧倍力装置2はブレーキペダル1の踏力を所
定の比率で倍力して、マスタシリンダ3のピストンに伝
達するようになっている。本実施例のマスタシリンダ3
はタンデムタイプのものであり、ブレーキペダル1が踏
み込まれることに伴って生じるブレーキ液圧を、ブレー
キ液通路4を介してフロントホイールシリンダ5に伝達
すると同時にブレーキ液通路6を介して図示しないリヤ
ホイールシリンダに伝達するようになっている。上記ブ
レーキ液通路4には、後に詳述する増圧機構7および制
御弁8を設けている。リヤ側のブレーキ液通路6にも増
圧機構7および制御弁8を設けているが、フロント側の
ブレーキ液通路4に設けたものと同一なので説明は省略
する。制御弁8によって増圧機構7が作動された際に
は、マスタシリンダ3に生じたブレーキ液圧が増圧され
てフロントホイールシリンダ5に伝達されるようになっ
ている。上記液圧倍力装置2は、液通路11によってア
キュームレータ12およびモータ18で作動するポンプ
13に接続してあり、リザーバ14に貯溜しているブレ
ーキ液はポンプ13によってアキュームレータ12に給
送されてから液圧倍力装置2の動力室に給送される。な
お、液圧倍力装置2から排出されるブレーキ液は液通路
15を介してリザーバ14に戻される様になっている。
又17はポンプ吐出圧を保持するチェックバルブであ
る。本実施例では、アキュームレータ12の液圧はブレ
ーキ液通路16を介して増圧機構7にも作用させてい
る。しかして、図2に示すように、増圧機構7は、段付
孔21Aを穿設したケーシング21を備えており、段付
孔21Aに段付ピストン22を液密保持して摺動自在に
嵌合している。そして、本実施例では、この段付ピスト
ン22に制御弁8を組み込んだ構成としている。段付ピ
ストン22の大径部22aの端面22bと、それと対向
するケーシング21の壁面および段付孔21Aの大径孔
21aの内方部とによって第1圧力室23を区画形成し
てあり、この第1圧力室23はケーシング21の軸方向
孔とそれに接続したブレーキ液通路4を介してマスタシ
リンダ3と連通している。これにより、第1圧力室23
にはブレーキ液が導入されており、マスタシリンダ3で
生じたブレーキ液圧が作用するようになっている。段付
ピストン22の小径部22cの端面22dと、それと対
向するケーシング21の壁面および段付孔21Aの小径
孔21bの内方部とによって第2圧力室24を区画形成
してあり、この第2圧力室24はケーシング21の軸方
向孔とそれに接続したブレーキ液通路4を介してフロン
トホイールシリンダ5と連通している。これにより、第
2圧力室24にはフロントホイールシリンダ5のブレー
キ液圧が作用している。上記段付ピストン22の段部端
面22eと、それに対向する段付孔21Aの段部端面お
よび大径孔21aの内方部によって第3圧力室25を区
画形成してあり、この第3圧力室25はケーシング21
に設けた半径方向の通路21cおよびそれに接続したブ
レーキ液通路16を介してアキュームレータ12と連通
している。したがって、第3圧力室25にはアキューム
レータ12の液圧が導入されている。上記第3圧力室2
5内となる段付孔21Aの段部端面と段付ピストン22
の段部端面22eとにわたってリターンスプリング26
を弾装してあり、リターンスプリング26によって段付
ピストン22の端面22bがケーシングの壁面と当接す
る図示非作動位置に段付ピストン22を位置させてい
る。段付ピストン22には、軸方向に貫通する連通路2
2fを設けてあり、この連通路22fを介して第1圧力
室23と第2圧力室24とを連通させている。また、段
付ピストン22の軸部には段付孔22gを穿設してあ
り、この段付孔22gに、軸方向中央に大径部27aを
備えた弁部材27を摺動自在に嵌合している。弁部材2
7の一端27bは第2圧力室24に臨ませてあり、弁部
材27の他端27cは上記連通路22f内に位置させて
いる。そして、この連通路22f内に位置する弁部材2
7の他端27cの端面にはボールを埋設し、そのボール
をシート部27dとしてあり、連通路22fにおける上
記シート部27dと対向する位置には、該シート部27
dが接離する弁座28を形成している。そして、シート
部27dと弁座28とによって連通路22fを開閉する
開閉弁29を構成している。なお、弁部材27の両端部
27b,27cの断面積d1,d2は同一にしてあり、
弁座28に着座するシート部27dの断面積は端部27
cの断面積d1よりも小さくなっている。弁部材27の
大径部27aよりも第2圧力室24側となる段付孔22
g内はばね室31としている。ばね室31内には所定の
セット荷重に設定したばね32を弾装してあり、それに
よって弁部材27を上方にむけて付勢して開閉弁29を
閉鎖できるようにしている。上記ばね室31は段付ピス
トン22に設けた通路22hとケーシング21に設けた
通路21dを介して大気に連通させている。なお、ばね
室31を大気に開放する代わりにリザーバ14に連通さ
せても良い。大径部27aよりも第1圧力室23側とな
る段付孔22gの内方部は第4圧力室33としてあり、
第4圧力室33は段付ピストン22の通路22iを介し
て第3圧力室25と連通している。したがって、この第
4圧力室33には常時アキュームレータ12の圧力が作
用しており、上記ばね32の付勢力に抗して弁部材27
を下方に押し下げており、したがって、上記開閉弁29
は開放されている。そして、本実施例では、上述のよう
に段付ピストン22に設けた連通路22f、弁部材2
7、開閉弁29、ばね32および第4圧力室33によっ
て制御弁8を構成している。以上の構成において、液圧
倍力装置2およびその液圧源となるアキュームレータ1
2およびポンプ13が正常に作動している状態では、ア
キュームレータ12の液圧が第4圧力室33に作用して
いるので、ばね32が圧縮されて開閉弁29は開放され
ている。この状態では、弁部材27の両端部27b,2
7cの断面積d1,d2が同一なので、弁部材27は第
4圧力室33に作用しているアキュームレータ12の圧
力による下方側への付勢力とばね32による付勢力との
関係だけで、下方に押し下げられている。そのため、開
閉弁29が開放されて、連通路22fを介して第1圧力
室23と第2圧力室24とが連通し、したがって、マス
タシリンダ3とフロントホイールシリンダ5とが連通し
ている。また、段付ピストン22はリターンスプリング
26によって図示非作動位置に位置している。この状態
からブレーキペダル1が踏み込まれると、液圧倍力装置
2は、ブレーキペダル1の踏力を所定の比率で倍力して
マスタシリンダ3に伝達する。これにより、マスタシリ
ンダ3にブレーキ液圧が発生し、そのブレーキ液圧は、
増圧機構7よりも上流側のブレーキ液通路4、増圧機構
7の第1圧力室23、連通路22f、第2圧力室24お
よび増圧機構7よりも下流側のブレーキ液通路4を介し
てフロントホイールシリンダ5に伝達される。これによ
り通常通りのブレーキ作動を得ることができる。なお、
液圧倍力装置2の倍力比が1となる全負荷点に達した後
にブレーキペダル1が踏み込まれても上記開閉弁29は
開放されたままなので、マスタシリンダ3はブレーキ液
通路4および増圧機構7を介してフロントホイールシリ
ンダ5と連通している。したがって、仮に段付ピストン
22がリターンスプリング26を圧縮させて非作動位置
から変位したとしても、増圧機構7が作動されることは
ない。上記正常時に対して、液圧源となるアキュームレ
ータ12およびポンプ13、が故障して液圧倍力装置2
による倍力機能が得られなくなった時には、第3圧力室
25および第4圧力室33に作用するアキュームレータ
12の液圧が零またはそれに近い程度まで低下する。そ
のため、第4圧力室33に作用して弁部材27を押し下
げていたアキュームレータ12の液圧による付勢力より
もばね32による上方側への付勢力の方が大きくなる。
したがって、弁部材27は段付ピストン22に対して上
方に押し上げられるので、シート部27dが弁座28に
着座して開閉弁29が閉鎖される。したがって、マスタ
ーシリンダ3とフロントホイールシリンダ5との連通が
阻止される。そして、この状態からブレーキペダル1が
踏み込まれると、液圧倍力装置2による倍力機能が得ら
れないので、ブレーキペダル1の踏力は、そのままマス
タシリンダ3に伝達される。これにより、マスタシリン
ダ3でブレーキ液圧が生じて、そのブレーキ液圧は増圧
機構7の第1圧力室23に作用する。これにより、段付
ピストン22は、リターンスプリング26の弾撥力に抗
して押下げられ、それに伴って、段付ピストン22の大
径部22aの断面積に対する小径部22cの断面積の比
率に応じた分だけ第2圧力室24のブレーキ液圧が増圧
されて、該増圧されたブレーキ液圧がフロントホイール
シリンダ5に伝達される。上述したように、本実施例で
は、液圧倍力装置2の液圧源が故障して液圧倍力装置2
による倍力機能が得られなくなった時に、第4圧力室3
3に作用するアキュームレータ12の液圧が低下し、ば
ね32の付勢力によって開閉弁29が閉鎖されるので、
その後、ブレーキペダル1が踏み込まれた際に、直ちに
増圧機構7が作動される。したがって、液圧倍力装置2
の失陥時に増圧機構7の作動遅れが生じることを防止で
きる。また、上述したように正常時に液圧倍力装置2が
全負荷点に達したとしても、増圧機構7の開閉弁29が
開放されているので増圧機構7による増圧作用は得られ
ない。そのため、本実施例では、液圧倍力装置2が全負
荷点に達した後に増圧機構7の増圧作用を防止するため
のリミッタをブレーキ液通路16に設ける必要がない。 (第2実施例)次に図3は本発明の第2実施例を示した
ものである。上記第1実施例ではばね室31を大気ある
いはリザーバ14に開放していたのに対して、この第2
実施例では、第2開閉弁140を介してばね室131を
第2圧力室124と連通させるように構成したものであ
る。すなわち、この第2実施例では、軸部に段付の貫通
孔を穿設したプラグ141を段付ピストン122の小径
部122cの軸部に螺着してあり、このプラグ141を
含めた全体を段付ピストン122としている。そして、
プラグ141の貫通孔における大径孔141aに弁部材
127の大径部127aを嵌合してあり、上記第1実施
例と同様に大径部127aよりも第1圧力室123側に
第4圧力室133を構成している。また、大径部127
aにおける下方側の段部端面127eと、それに対向す
るプラグ141の段部端面141bおよび大径孔141
aの内方部とによってばね室131を構成してあり、両
段部端面127e、141bにわたって所定のセット荷
重に設定したばね132を弾装している。これにより、
弁部材127を上方側にむけて付勢している。ばね室1
31内に位置する弁部材127の端部127bの端面に
は、他方の開閉弁129のものと同径のボールを埋設
し、そのボールによってシート部127fを形成してい
る。またこのシート部127fと対向するプラグ141
の大径孔141aと小径孔141cとの境界部に、シー
ト部127fが接離する弁座142を形成してあり、そ
れらシート部127fと弁座142とによって第2開閉
弁140を構成している。弁部材127の両端部127
b,127cの断面積は同一としてあり、また両シート
部127d,127fの断面積も同一に設定している。
さらに、この実施例では、リターンスプリング126は
第2圧力室124内に設けている。その他の構成は上記
第1実施例の構成と同じであり、第1実施例と対応する
部材にはそれぞれ100を換算した部材番号を付してい
る。このような構成の第2実施例において、液圧倍力装
置およびその液圧源となるアキュームレータ112等が
正常に作動している状態では、アキュームレータ112
の液圧が第4圧力室133に作用しているので、ばね1
32が圧縮されて開閉弁140は閉鎖される一方、他方
の開閉弁129は開放されている。また、段付ピストン
122はリターンスプリング126によって図示非作動
位置に位置している。そして、この状態からブレーキペ
ダルが踏み込まれると、液圧倍力装置はブレーキペダル
の踏力を所定の比率で倍力してマスタシリンダ103に
伝達し、該マスタシリンダ103に生じたブレーキ液圧
は、増圧機構107によって増圧されることなくフロン
トホイールシリンダに伝達される。これにより通常通り
のブレーキ作動を得ることができる。なお、液圧倍力装
置の倍力比が1となる全負荷点に達した後にブレーキペ
ダルが踏み込まれても、上記開閉弁129は開放された
ままなとなっている。したがって、仮に段付ピストン1
22がリターンスプリング126を圧縮させて段付孔1
21A内を摺動したとしても増圧機構107が作動され
ることはない。上記正常時に対して、液圧源となるアキ
ュームレータ112およびポンプが故障して液圧倍力装
置による倍力機能が得られなくなった時には、第3圧力
室125および第4圧力室133に作用するアキューム
レータ112の液圧が零またはそれに近い程度まで低下
する。そのため、弁部材127に作用していたアキュー
ムレータ112の液圧による付勢力よりもばね132に
よる上方側への付勢力の方が大きくなる。したがって、
弁部材127は段付ピストン122に対して上方に押し
上げられるので、シート部127dが弁座128に着座
して開閉弁129が閉鎖される一方、第2開閉弁140
が開放される。これにより、第1圧力室123と第2圧
力室124との連通状態が遮断されるのでマスターシリ
ンダ103とフロントホイールシリンダ105との連通
が阻止される。また第2開閉弁140が開放されること
に伴って、ばね室131と第2圧力室124とが連通し
て、第2圧力室124の液圧(フロントホイールシリン
ダ105の液圧)が弁部材127に作用する。したがっ
て、上記ばね132による付勢力だけなく第3圧力室1
25の液圧による付勢力が弁部材127に作用して、上
記開閉弁129が確実に閉鎖される。この状態からブレ
ーキペダルが踏み込まれると、上述した第1実施例と同
様にマスタシリンダ103のブレーキ液圧が増圧機構1
07によって増圧されて、フロントホイールシリンダ1
05に伝達される。このような構成の第2実施例によっ
ても、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ること
ができることは明らかである。 (第3実施例)次に図4は本発明の第3実施例を示した
ものである。上記両実施例が制御弁8,108を段付ピ
ストン22,122に組み込んだ構成としていたのに対
して、この第3実施例では、制御弁208の一部を構成
する切換弁250をケーシング221の外部に設けたも
のである。すなわち、この第3実施例では、段付ピスト
ン222の軸部に段付の貫通孔222fを1つだけ穿設
し、その貫通孔222fによって第1圧力室223と第
2圧力室224とを連通させる連通路としている。そし
て、貫通孔222fにおける拡径部分に球状の弁体22
7を収納してあり、その弁体227と、それに接離する
弁座228とによって開閉弁229を構成している。第
1圧力室223に面するケーシング221の壁面には突
出部221eを形成し、その突出部221eの先端を弁
体227に対向させている。増圧機構207の非作動状
態では、リタースプリング226によって段付ピストン
122の大径部222aの端面222bがケーシング2
21の壁面に当接しており、それに伴って、上記突出部
221eの先端が弁座228を貫通して、上記弁体22
7を弁座228から離座させている。したがって、開閉
弁229が開放されてマスタシリンダ203とフロント
ホイールシリンダ205とは連通している。また、この
実施例では、ブレーキ液通路251を介してマスタシリ
ンダ203の液圧を第3圧力室226に導入するととも
に、このブレーキ液通路251に、リザーバ214と連
通するブレーキ液通路252の端部を切換弁250を介
して接続している。ブレーキ液通路252にはリザーバ
214の代わりにアキュームレータを接続しても良い
し、液圧倍力装置を接続しても良い。また、マスタシリ
ンダ203の液圧を第3圧力室226に導入する代わり
に、フロントホイールシリンダ205の液圧を第3圧力
室226に導入するようにしても良い。この切換弁25
0は、図示しないハウジング内に摺動自在に設けられて
おり、所定のセット荷重に設定したばね253によって
上方側にむけて付勢されると同時に、上記ハウジング内
に導入したアキュームレータ212の液圧によって、ば
ね253の付勢方向とは反対側に向けて付勢されてい
る。そして、この第3実施例では、段付ピストン222
の段付孔222f、開閉弁229および切換弁250と
によって制御弁208を構成している。その他の構成は
上記第1実施例の構成と同じであり、第1実施例と対応
する部材にはそれぞれ200を換算した部材番号を付し
ている。以上の構成からなる第3実施例において、液圧
倍力装置およびその液圧源となるアキュームレータ21
2等が正常に作動している状態では、図4に示すとお
り、アキュームレータ212の液圧が切換弁250に作
用してばね253を圧縮させている。そのため、第1圧
力室223および第2圧力室224だけでなく、第3圧
力室225内にもブレーキ液通路251および切換弁2
50を介してマスタシリンダ203の液圧が作用してい
る。この状態において段付ピストン222に対して上下
両側から作用するマスタシリンダ203の液圧は同一と
なので、段付ピストン222は図示非作動位置にあり、
開閉弁229は開放している。したがって、マスタシリ
ンダ203とフロントホイールシリンダ205とが連通
し、この状態からブレーキペダルが踏み込まれると、通
常通りのブレーキ作動を得ることができる。上記正常時
に対して、液圧源となるアキュームレータ212および
ポンプが故障して液圧倍力装置による倍力機能が得られ
なくなった時には、切換弁250に作用するアキューム
レータ212の液圧が零またはそれに近い程度まで低下
し、切換弁250を下方に押下げる付勢力よりもばね2
52の付勢力のほうが大きくなるので、切換弁250に
よって流路が切り換えられる。これにより、第3圧力室
225とマスタシリンダ203との連通が阻止される一
方、第3圧力室225とリザーバ214とが連通して第
3圧力室225内の液圧が零になる。そのため、第1圧
力室223に作用しているマスタシリンダ203の液圧
によって段付ピストン222がリターンスプリング22
6の弾撥力に抗して押し下げられ、それに伴って、弁体
227が突出部221eの先端部から離隔する一方、弁
座228に着座して開閉弁229が閉鎖される。これに
より、第1圧力室223と第2圧力室224との連通状
態が遮断されるのでマスターシリンダ203とフロント
ホイールシリンダ205との連通が阻止される。したが
って、この状態からブレーキペダルが踏み込まれると、
上述した第1実施例と同様にマスタシリンダ203のブ
レーキ液圧が増圧機構207によって増圧されて、フロ
ントホイールシリンダ205に伝達される。このような
第3実施例の構成によっても、上述した両実施例と同様
の作用効果を得ることができる。なお、上記第1および
第2実施例では第3圧力室25,125を介して第4圧
力室33,133にアキュームレータ12,122の液
圧を導入しているが、アキュームレータ12,122の
液圧の代わりに液圧倍力装置の液圧を導入しても良い。
また、第3実施例においても、切換弁250に作用させ
ているアキュームレータ212の液圧の代わりに液圧倍
力装置の液圧を導入しても良い。その場合には、アキュ
ームレータの液圧を導入する場合より、ばね32,13
2,253のセット荷重を小さくして液圧倍力装置の倍
力開始直後の動力室圧で制御弁8,108,208が非
作動位置に保持されるようにする。従って、液圧倍力装
置が非作動状態では制御弁8,108,208は作動位
置にあるが、正常時は液圧倍力装置が作動すると動力室
圧が第1および第2実施例では第3圧力室25,225
及び第4圧力室33,133に導入されるので制御弁
8,108は非作動位置に移動し開閉弁29,129は
開となり、増圧機構7,107は作動しない。又第3実
施例では切換弁208が切換って第3圧力室225にマ
スタシリンダ圧あるいはホイールシリンダ圧を導入する
ので同様に増圧機構207は作動しない。液圧源が故障
し、アキュームレータ圧が0になると液圧倍力装置が作
動しても動力室圧は0であり、制御弁8,108,20
8はそのままで作動位置にあるため第1,第2および第
3実施例共に増圧機構が作動する。DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The present invention will be described below with reference to the illustrated embodiments. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a brake pedal, which is connected to an input shaft of a hydraulic booster 2 having a conventionally known structure. The output shaft of the hydraulic booster 2 is connected to the piston of the master cylinder 3, and when the brake pedal 1 is depressed, the hydraulic booster 2 boosts the pedaling force of the brake pedal 1 at a predetermined ratio. , Is transmitted to the piston of the master cylinder 3. Master cylinder 3 of this embodiment
Is a tandem type, and transmits the brake fluid pressure generated when the brake pedal 1 is depressed to the front wheel cylinder 5 via the brake fluid passage 4 and at the same time via the brake fluid passage 6 to a rear wheel (not shown). It is designed to be transmitted to the cylinder. The brake fluid passage 4 is provided with a pressure increasing mechanism 7 and a control valve 8 which will be described in detail later. A pressure increasing mechanism 7 and a control valve 8 are also provided in the brake fluid passage 6 on the rear side, but the description is omitted because it is the same as that provided in the brake fluid passage 4 on the front side. When the pressure increasing mechanism 7 is operated by the control valve 8, the brake fluid pressure generated in the master cylinder 3 is increased and transmitted to the front wheel cylinder 5. The hydraulic booster 2 is connected to a pump 13 operated by an accumulator 12 and a motor 18 by a liquid passage 11, and the brake fluid stored in a reservoir 14 is supplied to the accumulator 12 by the pump 13. It is fed to the power chamber of the hydraulic booster 2. The brake fluid discharged from the hydraulic booster 2 is returned to the reservoir 14 via the fluid passage 15.
Reference numeral 17 is a check valve that holds the pump discharge pressure. In this embodiment, the hydraulic pressure of the accumulator 12 also acts on the pressure increasing mechanism 7 via the brake fluid passage 16. As shown in FIG. 2, the pressure increasing mechanism 7 is provided with a casing 21 having a stepped hole 21A, and a stepped piston 22 is held in the stepped hole 21A in a liquid-tight manner so that the stepped piston 22 can slide. It is fitted. In this embodiment, the control valve 8 is incorporated in the stepped piston 22. The end surface 22b of the large diameter portion 22a of the stepped piston 22, the wall surface of the casing 21 facing the end surface 22b, and the inner portion of the large diameter hole 21a of the stepped hole 21A define a first pressure chamber 23. The first pressure chamber 23 communicates with the master cylinder 3 via the axial hole of the casing 21 and the brake fluid passage 4 connected thereto. Thereby, the first pressure chamber 23
Brake fluid is introduced into the cylinder, and the brake fluid pressure generated in the master cylinder 3 acts. The end surface 22d of the small diameter portion 22c of the stepped piston 22, the wall surface of the casing 21 facing the end surface 22d, and the inner portion of the small diameter hole 21b of the stepped hole 21A define a second pressure chamber 24. The pressure chamber 24 communicates with the front wheel cylinder 5 via the axial hole of the casing 21 and the brake fluid passage 4 connected thereto. As a result, the brake fluid pressure of the front wheel cylinder 5 acts on the second pressure chamber 24. The stepped end surface 22e of the stepped piston 22, the stepped end surface of the stepped hole 21A facing the stepped piston 22 and the inner side of the large diameter hole 21a define a third pressure chamber 25. 25 is a casing 21
Is communicated with the accumulator 12 via a radial passage 21c provided in the vehicle and a brake fluid passage 16 connected thereto. Therefore, the hydraulic pressure of the accumulator 12 is introduced into the third pressure chamber 25. The third pressure chamber 2
5, the stepped end face of the stepped hole 21A and the stepped piston 22
Of the return spring 26 over the step end face 22e of
The stepped piston 22 is positioned at a non-operating position shown in the drawing in which the end surface 22b of the stepped piston 22 contacts the wall surface of the casing by the return spring 26. The stepped piston 22 has an axially penetrating communication passage 2
2f is provided, and the first pressure chamber 23 and the second pressure chamber 24 are communicated with each other through the communication passage 22f. A stepped hole 22g is formed in the shaft portion of the stepped piston 22, and a valve member 27 having a large diameter portion 27a in the axial center is slidably fitted in the stepped hole 22g. are doing. Valve member 2
One end 27b of 7 faces the second pressure chamber 24, and the other end 27c of the valve member 27 is located in the communication passage 22f. Then, the valve member 2 located in the communication passage 22f
A ball is embedded in the end surface of the other end 27c of the seat 7, and the ball serves as a seat portion 27d. The seat portion 27d is provided at a position facing the seat portion 27d in the communication passage 22f.
It forms a valve seat 28 that d contacts and separates. The seat portion 27d and the valve seat 28 constitute an opening / closing valve 29 that opens / closes the communication passage 22f. In addition, the cross-sectional areas d1 and d2 of both ends 27b and 27c of the valve member 27 are the same,
The cross-sectional area of the seat portion 27d seated on the valve seat 28 is equal to the end portion 27.
It is smaller than the cross-sectional area d1 of c. Stepped hole 22 that is closer to the second pressure chamber 24 than the large diameter portion 27a of the valve member 27.
A spring chamber 31 is provided inside g. A spring 32 set to a predetermined set load is elastically mounted in the spring chamber 31, whereby the valve member 27 is biased toward the upper side to close the on-off valve 29. The spring chamber 31 is in communication with the atmosphere via a passage 22h provided in the stepped piston 22 and a passage 21d provided in the casing 21. The spring chamber 31 may be communicated with the reservoir 14 instead of being open to the atmosphere. An inward portion of the stepped hole 22g on the first pressure chamber 23 side of the large diameter portion 27a is a fourth pressure chamber 33,
The fourth pressure chamber 33 communicates with the third pressure chamber 25 via the passage 22i of the stepped piston 22. Therefore, the pressure of the accumulator 12 is constantly acting on the fourth pressure chamber 33, and the valve member 27 is resisted against the biasing force of the spring 32.
Are pushed downward, and therefore the on-off valve 29
Is open. Further, in the present embodiment, the communication passage 22f provided in the stepped piston 22 as described above, the valve member 2
The control valve 8 includes the on-off valve 7, the on-off valve 29, the spring 32, and the fourth pressure chamber 33. In the above configuration, the hydraulic booster 2 and the accumulator 1 serving as the hydraulic pressure source
Since the hydraulic pressure of the accumulator 12 acts on the fourth pressure chamber 33 when the pump 2 and the pump 13 are operating normally, the spring 32 is compressed and the on-off valve 29 is opened. In this state, both ends 27b, 2 of the valve member 27 are
Since the cross-sectional areas d1 and d2 of 7c are the same, the valve member 27 moves downward only by the relationship between the downward urging force of the accumulator 12 acting on the fourth pressure chamber 33 and the urging force of the spring 32. It has been pushed down. Therefore, the opening / closing valve 29 is opened, and the first pressure chamber 23 and the second pressure chamber 24 communicate with each other through the communication passage 22f, and thus the master cylinder 3 and the front wheel cylinder 5 communicate with each other. Further, the stepped piston 22 is positioned at the non-actuated position in the figure by the return spring 26. When the brake pedal 1 is stepped on from this state, the hydraulic booster 2 boosts the stepping force of the brake pedal 1 at a predetermined ratio and transmits the boosted force to the master cylinder 3. As a result, brake fluid pressure is generated in the master cylinder 3, and the brake fluid pressure is
Via the brake fluid passage 4 upstream of the pressure increasing mechanism 7, the first pressure chamber 23 of the pressure increasing mechanism 7, the communication passage 22f, the second pressure chamber 24 and the brake fluid passage 4 downstream of the pressure increasing mechanism 7. Is transmitted to the front wheel cylinder 5. As a result, normal braking operation can be obtained. In addition,
Even when the brake pedal 1 is depressed after reaching the full load point where the boosting ratio of the hydraulic booster 2 becomes 1, the on-off valve 29 remains open, so that the master cylinder 3 is connected to the brake fluid passage 4 and the brake fluid passage 4. It communicates with the front wheel cylinder 5 via a pressure mechanism 7. Therefore, even if the stepped piston 22 compresses the return spring 26 and displaces it from the non-actuated position, the pressure boosting mechanism 7 is not actuated. Compared to the normal state, the accumulator 12 and the pump 13, which are hydraulic pressure sources, are out of order and the hydraulic booster 2
When the boosting function due to is no longer obtained, the hydraulic pressure of the accumulator 12 acting on the third pressure chamber 25 and the fourth pressure chamber 33 decreases to zero or close to that. Therefore, the upward biasing force of the spring 32 is greater than the hydraulic biasing force of the accumulator 12 that acts on the fourth pressure chamber 33 to push down the valve member 27.
Therefore, the valve member 27 is pushed upward with respect to the stepped piston 22, so that the seat portion 27d is seated on the valve seat 28 and the on-off valve 29 is closed. Therefore, communication between the master cylinder 3 and the front wheel cylinder 5 is blocked. When the brake pedal 1 is depressed from this state, the boosting function of the hydraulic booster 2 cannot be obtained, so the pedaling force of the brake pedal 1 is transmitted to the master cylinder 3 as it is. As a result, brake fluid pressure is generated in the master cylinder 3, and the brake fluid pressure acts on the first pressure chamber 23 of the pressure increasing mechanism 7. As a result, the stepped piston 22 is pushed down against the repulsive force of the return spring 26, and accordingly the ratio of the cross-sectional area of the small diameter portion 22c to the cross-sectional area of the large diameter portion 22a of the stepped piston 22 is reduced. The brake fluid pressure in the second pressure chamber 24 is increased by a corresponding amount, and the increased brake fluid pressure is transmitted to the front wheel cylinder 5. As described above, in this embodiment, the hydraulic pressure source of the hydraulic booster 2 fails and the hydraulic booster 2 is damaged.
When the boosting function due to is no longer obtained, the fourth pressure chamber 3
Since the hydraulic pressure of the accumulator 12 acting on 3 decreases and the opening / closing valve 29 is closed by the urging force of the spring 32,
After that, when the brake pedal 1 is depressed, the pressure increasing mechanism 7 is immediately activated. Therefore, the hydraulic booster 2
It is possible to prevent the operation delay of the pressure increasing mechanism 7 from occurring at the time of the failure of. Further, as described above, even if the hydraulic booster 2 reaches the full load point in the normal state, since the opening / closing valve 29 of the pressure increasing mechanism 7 is opened, the pressure increasing action by the pressure increasing mechanism 7 cannot be obtained. . Therefore, in this embodiment, it is not necessary to provide the brake fluid passage 16 with a limiter for preventing the pressure boosting action of the pressure boosting mechanism 7 after the hydraulic booster 2 reaches the full load point. (Second Embodiment) Next, FIG. 3 shows a second embodiment of the present invention. While the spring chamber 31 is opened to the atmosphere or the reservoir 14 in the first embodiment, this second embodiment
In the embodiment, the spring chamber 131 is configured to communicate with the second pressure chamber 124 via the second opening / closing valve 140. That is, in the second embodiment, the plug 141 having the shaft portion formed with the stepped through hole is screwed to the shaft portion of the small diameter portion 122c of the stepped piston 122, and the entire plug 141 is included. The stepped piston 122 is used. And
The large diameter portion 127a of the valve member 127 is fitted in the large diameter hole 141a in the through hole of the plug 141, and the fourth pressure is applied to the first pressure chamber 123 side from the large diameter portion 127a as in the first embodiment. The chamber 133 is configured. Also, the large diameter portion 127
a lower step end surface 127e in a, the step end surface 141b of the plug 141 facing the lower step end surface 127e, and the large diameter hole 141.
A spring chamber 131 is formed by the inner part of a, and a spring 132 set to a predetermined set load is elastically mounted on both step end surfaces 127e and 141b. This allows
The valve member 127 is biased toward the upper side. Spring chamber 1
A ball having the same diameter as that of the other on-off valve 129 is embedded in the end surface of the end portion 127b of the valve member 127 located inside 31, and the seat portion 127f is formed by the ball. Further, the plug 141 facing the seat portion 127f
The seat portion 127f is formed with a valve seat 142 at the boundary between the large diameter hole 141a and the small diameter hole 141c, and the seat portion 127f and the valve seat 142 constitute the second on-off valve 140. There is. Both ends 127 of the valve member 127
The cross-sectional areas of b and 127c are the same, and the cross-sectional areas of both seat portions 127d and 127f are also set to be the same.
Further, in this embodiment, the return spring 126 is provided inside the second pressure chamber 124. Other configurations are the same as the configurations of the above-described first embodiment, and the members corresponding to the first embodiment have the member numbers converted from 100. In the second embodiment having such a configuration, when the hydraulic booster and the accumulator 112 or the like serving as the hydraulic pressure source are operating normally, the accumulator 112 is
Since the hydraulic pressure of the spring acts on the fourth pressure chamber 133, the spring 1
32 is compressed and the on-off valve 140 is closed, while the other on-off valve 129 is open. Further, the stepped piston 122 is positioned at the inoperative position in the drawing by the return spring 126. Then, when the brake pedal is depressed from this state, the hydraulic booster boosts the pedaling force of the brake pedal at a predetermined ratio and transmits the boosted force to the master cylinder 103, and the brake fluid pressure generated in the master cylinder 103 is The pressure is transmitted to the front wheel cylinder without being increased in pressure by the pressure increasing mechanism 107. As a result, normal braking operation can be obtained. Even if the brake pedal is depressed after reaching the full load point where the boosting ratio of the hydraulic booster reaches 1, the on-off valve 129 remains open. Therefore, if the stepped piston 1
22 compresses the return spring 126 to form the stepped hole 1
Even if it slides in 21A, the pressure increasing mechanism 107 is not operated. The accumulator acting on the third pressure chamber 125 and the fourth pressure chamber 133 when the accumulator 112 serving as a hydraulic pressure source and the pump fail and the boosting function of the hydraulic pressure booster cannot be obtained compared to the normal state. The hydraulic pressure at 112 drops to zero or close to it. Therefore, the upward biasing force of the spring 132 is greater than the hydraulic biasing force of the accumulator 112 acting on the valve member 127. Therefore,
Since the valve member 127 is pushed upward with respect to the stepped piston 122, the seat portion 127d is seated on the valve seat 128 and the opening / closing valve 129 is closed, while the second opening / closing valve 140 is closed.
Is released. As a result, the communication state between the first pressure chamber 123 and the second pressure chamber 124 is blocked, so that the communication between the master cylinder 103 and the front wheel cylinder 105 is blocked. Further, as the second opening / closing valve 140 is opened, the spring chamber 131 and the second pressure chamber 124 communicate with each other, and the hydraulic pressure of the second pressure chamber 124 (the hydraulic pressure of the front wheel cylinder 105) is changed to the valve member. It acts on 127. Therefore, not only the biasing force of the spring 132 but also the third pressure chamber 1
The biasing force of the hydraulic pressure of 25 acts on the valve member 127, and the on-off valve 129 is reliably closed. When the brake pedal is depressed from this state, the brake fluid pressure of the master cylinder 103 increases as in the first embodiment described above.
The pressure is increased by 07, and the front wheel cylinder 1
It is transmitted to 05. It is obvious that the second embodiment having such a configuration can also obtain the same effects as the first embodiment described above. (Third Embodiment) Next, FIG. 4 shows a third embodiment of the present invention. In the above-described both embodiments, the control valves 8 and 108 are incorporated in the stepped pistons 22 and 122, whereas in the third embodiment, the switching valve 250 that constitutes a part of the control valve 208 is the casing 221. It is provided outside of. That is, in the third embodiment, only one stepped through hole 222f is bored in the shaft portion of the stepped piston 222, and the first pressure chamber 223 and the second pressure chamber 224 communicate with each other through the through hole 222f. It is used as a communication passage. Then, the spherical valve element 22 is formed in the enlarged diameter portion of the through hole 222f.
7 is housed, and the valve body 227 and the valve seat 228 that comes in contact with and separates from the valve body 227 constitute an on-off valve 229. A protrusion 221e is formed on the wall surface of the casing 221 facing the first pressure chamber 223, and the tip of the protrusion 221e faces the valve body 227. In the non-actuated state of the pressure boosting mechanism 207, the end surface 222b of the large diameter portion 222a of the stepped piston 122 is moved to the casing 2 by the litter spring 226.
21 is in contact with the wall surface of the valve body 21, and accordingly, the tip of the protruding portion 221e penetrates the valve seat 228, and
7 is separated from the valve seat 228. Therefore, the on-off valve 229 is opened and the master cylinder 203 and the front wheel cylinder 205 are in communication. Further, in this embodiment, the hydraulic pressure of the master cylinder 203 is introduced into the third pressure chamber 226 via the brake fluid passage 251, and the brake fluid passage 251 has an end portion of the brake fluid passage 252 communicating with the reservoir 214. Are connected via a switching valve 250. An accumulator may be connected to the brake fluid passage 252 instead of the reservoir 214, or a hydraulic booster may be connected. Further, instead of introducing the hydraulic pressure of the master cylinder 203 into the third pressure chamber 226, the hydraulic pressure of the front wheel cylinder 205 may be introduced into the third pressure chamber 226. This switching valve 25
0 is slidably provided in a housing (not shown) and is biased upward by a spring 253 set to a predetermined set load, and at the same time, the hydraulic pressure of the accumulator 212 introduced into the housing. Is urged toward the side opposite to the urging direction of the spring 253. Further, in this third embodiment, the stepped piston 222
The stepped hole 222f, the opening / closing valve 229, and the switching valve 250 constitute the control valve 208. The other configurations are the same as the configurations of the first embodiment, and the members corresponding to the first embodiment have the member numbers converted from 200 respectively. In the third embodiment configured as described above, the hydraulic booster and the accumulator 21 serving as the hydraulic pressure source thereof.
In the state in which the second and the like are operating normally, the hydraulic pressure of the accumulator 212 acts on the switching valve 250 to compress the spring 253, as shown in FIG. Therefore, not only in the first pressure chamber 223 and the second pressure chamber 224, but also in the third pressure chamber 225, the brake fluid passage 251 and the switching valve 2 are provided.
The hydraulic pressure of the master cylinder 203 acts via 50. In this state, since the hydraulic pressures of the master cylinder 203 acting on the stepped piston 222 from both upper and lower sides are the same, the stepped piston 222 is in the inoperative position in the drawing,
The on-off valve 229 is open. Therefore, when the master cylinder 203 and the front wheel cylinder 205 communicate with each other and the brake pedal is depressed from this state, normal brake operation can be obtained. Compared to the normal state, when the accumulator 212 and the pump, which are hydraulic pressure sources, fail and the boosting function of the hydraulic pressure booster cannot be obtained, the hydraulic pressure of the accumulator 212 acting on the switching valve 250 becomes zero or The spring 2 has a lower pressure than the biasing force that pushes the switching valve 250 downward.
Since the biasing force of 52 becomes larger, the flow path is switched by the switching valve 250. As a result, communication between the third pressure chamber 225 and the master cylinder 203 is blocked, while communication between the third pressure chamber 225 and the reservoir 214 causes the hydraulic pressure in the third pressure chamber 225 to become zero. Therefore, the stepped piston 222 moves the return spring 22 due to the hydraulic pressure of the master cylinder 203 acting on the first pressure chamber 223.
6, the valve body 227 is separated from the tip of the protruding portion 221e, and while it is seated on the valve seat 228, the on-off valve 229 is closed. As a result, the communication state between the first pressure chamber 223 and the second pressure chamber 224 is blocked, and thus the communication between the master cylinder 203 and the front wheel cylinder 205 is blocked. Therefore, if the brake pedal is depressed from this state,
As in the first embodiment described above, the brake fluid pressure of the master cylinder 203 is increased by the pressure increasing mechanism 207 and transmitted to the front wheel cylinder 205. With the configuration of the third embodiment as well, it is possible to obtain the same operational effects as those of the above-described embodiments. Although the hydraulic pressures of the accumulators 12, 122 are introduced into the fourth pressure chambers 33, 133 via the third pressure chambers 25, 125 in the first and second embodiments, the hydraulic pressures of the accumulators 12, 122 are not shown. Instead of, the hydraulic pressure of the hydraulic booster may be introduced.
Also in the third embodiment, the hydraulic pressure of the hydraulic booster may be introduced instead of the hydraulic pressure of the accumulator 212 acting on the switching valve 250. In that case, the springs 32, 13 are more than the case where the hydraulic pressure of the accumulator is introduced.
The set load of 2, 253 is reduced so that the control valves 8, 108, 208 are held in the non-actuated position by the power chamber pressure immediately after the boosting of the hydraulic booster is started. Therefore, although the control valves 8, 108 and 208 are in the operating position when the hydraulic booster is in the non-operating state, when the hydraulic booster is operating normally, the power chamber pressure is the same as in the first and second embodiments. 3 pressure chambers 25,225
And the fourth pressure chamber 33, 133 is introduced, the control valve 8, 108 moves to the non-actuated position, the on-off valve 29, 129 is opened, and the pressure increasing mechanism 7, 107 does not operate. Further, in the third embodiment, the switching valve 208 switches to introduce the master cylinder pressure or the wheel cylinder pressure into the third pressure chamber 225, so that the pressure increasing mechanism 207 does not operate similarly. When the hydraulic pressure source fails and the accumulator pressure becomes 0, the power chamber pressure is 0 even if the hydraulic booster operates, and the control valves 8, 108, 20
Since 8 is in the operating position as it is, the pressure increasing mechanism operates in all of the first, second and third embodiments.
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、液圧倍
力装置あるいはその液圧源が失陥した時の増圧機構の作
動遅れを防止できるという効果が得られる。As described above, according to the present invention, it is possible to prevent an operation delay of the pressure boosting mechanism when the hydraulic booster or its hydraulic pressure source fails.
【図1】本発明の一実施例を示す全体の系統図。FIG. 1 is an overall system diagram showing an embodiment of the present invention.
【図2】図1に示した構成部材の断面図。FIG. 2 is a sectional view of the constituent member shown in FIG.
【図3】本発明の他の実施例を示すの断面図。FIG. 3 is a sectional view showing another embodiment of the present invention.
【図4】本発明の他の実施例を示すの断面図。FIG. 4 is a sectional view showing another embodiment of the present invention.
1…ブレーキペダル 2…液圧倍力装置 3…マスタシリンダ 5…フロントホイール
シリンダ 7…増圧機構 8…制御弁 29…開閉弁 32…ばね1 ... Brake pedal 2 ... hydraulic pressure booster 3 ... master cylinder 5 ... front wheel cylinder 7 ... pressure increasing mechanism 8 ... control valve 29 ... open / close valve 32 ... spring
Claims (4)
させるマスタシリンダと、ブレーキペダルと上記マスタ
シリンダとの間に設けられて、ブレーキペダルが踏み込
まれた際に該ブレーキペダルの踏力を所定の比率で倍力
してマスタシリンダに伝達する液圧倍力装置と、上記ホ
イールシリンダとマスタシリンダとを連通するブレーキ
液通路に配設され、作動された際には上記マスタシリン
ダのブレーキ液圧を増圧してホイールシリンダに伝達す
る増圧機構と、液圧倍力装置が失陥した時に上記増圧機
構を作動させる制御弁とを備えたブレーキ装置におい
て、 上記制御弁は、所定のセット荷重に設定したばねによっ
て作動位置に移動されて上記増圧機構を作動可能状態と
するとともに、上記ばねの付勢方向と反対側から作用さ
れる液圧倍力装置の動力室の液圧あるいは液圧倍力装置
の液圧源の液圧によって非作動位置に移動されて上記増
圧機構を作動不能状態とする弁部材を備え、 この弁部材は、液圧倍力装置の動力室の液圧あるいは液
圧倍力装置の液圧源の液圧による付勢力が上記ばねの付
勢力よりも小さくなったときに非作動位置から作動位置
に移動されることを特徴とするブレーキ装置。1. A master cylinder that applies brake fluid pressure to a wheel cylinder, and a brake pedal, which is provided between the brake pedal and the master cylinder so that when the brake pedal is depressed, the depression force of the brake pedal is set at a predetermined ratio. A hydraulic pressure booster that boosts the power and transmits it to the master cylinder is installed in the brake fluid passage that connects the wheel cylinder and the master cylinder, and when actuated, increases the brake fluid pressure in the master cylinder. In a brake device including a pressure increasing mechanism that transmits to a wheel cylinder and a control valve that operates the pressure increasing mechanism when the hydraulic booster fails, the control valve is set to a predetermined set load. The hydraulic booster is moved to the operating position by the spring to make the pressure increasing mechanism operable, and is actuated from the side opposite to the urging direction of the spring. Is provided with a valve member that is moved to a non-operating position by the hydraulic pressure of the power chamber or the hydraulic pressure of the hydraulic pressure source of the hydraulic booster to render the pressure increasing mechanism inoperable. When the urging force by the hydraulic pressure of the power chamber of the force device or the hydraulic pressure of the hydraulic pressure source of the hydraulic booster becomes smaller than the urging force of the spring, it is moved from the non-operating position to the operating position. Brake device.
段付の貫通孔に液密を保持して摺動自在に嵌合した段付
ピストンと、上記ケーシング内の段付ピストンの大径部
側に形成されてマスタシリンダと連通する第1圧力室
と、上記ケーシング内の段付ピストンの小径部側に形成
されてホイールシリンダと連通する第2圧力室と、上記
ケーシング内の段付ピストンの段部端面と対向する位置
に形成されて、液圧倍力装置の動力室あるいは液圧倍力
装置の液圧源と連通する第3圧力室と、段付ピストンを
非作動位置に復帰させるリターンスプリングとを備え、 上記制御弁は、上記段付ピストンに形成されて上記第1
圧力室と第2圧力室とを連通させる連通路と、上記段付
ピストンに液密を保持して摺動自在に嵌合されて軸方向
の中央側に大径部を有し、かつ軸方向の一方の端面を上
記第2圧力室に臨ませるとともに他方の端面を上記連通
路に臨ませた上記弁部材とを備え、 また、上記制御弁は、上記弁部材の端面に形成したシー
ト部と連通路に形成した弁座部とから構成されて連通路
を開閉する開閉弁と、上記段付ピストン内において弁部
材の大径部の第2圧力室側に形成したばね室と、このば
ね室内に収納されて弁部材を軸方向に付勢して上記シー
ト部を弁座に向けて付勢する上記ばねと、上記ばね室を
大気あるいはリザーバに連通させる通路と、上記段付ピ
ストン内において弁部材の大径部の第1圧力室側に形成
した第4圧力室と、この第4圧力室を第3圧力室へ連通
させる通路とを備えることを特徴とする請求項1に記載
のブレーキ装置。2. The step-up mechanism includes a stepped piston slidably fitted in a stepped through hole formed in a casing while maintaining liquid tightness, and a large diameter of the stepped piston in the casing. A first pressure chamber formed in the casing and communicating with the master cylinder, a second pressure chamber formed in the small diameter portion of the stepped piston in the casing and communicating with the wheel cylinder, and a stepped piston in the casing. And a third pressure chamber that is formed at a position facing the step end surface of the stepped portion and communicates with the power chamber of the hydraulic booster or the hydraulic pressure source of the hydraulic booster, and returns the stepped piston to the non-operating position. A return spring, the control valve is formed on the stepped piston,
A communication passage that connects the pressure chamber and the second pressure chamber, and a stepped piston that is slidably fitted while maintaining liquid tightness, has a large-diameter portion on the axial center side, and has an axial direction. A valve member having one end face facing the second pressure chamber and the other end face facing the communication passage; and the control valve includes a seat portion formed on the end face of the valve member. An on-off valve that is formed of a valve seat portion formed in the communication passage and opens and closes the communication passage, a spring chamber formed on the second pressure chamber side of the large diameter portion of the valve member in the stepped piston, and this spring chamber A spring for energizing the valve member in the axial direction to urge the seat portion toward the valve seat, a passage for communicating the spring chamber with the atmosphere or a reservoir, and a valve in the stepped piston. The fourth pressure chamber formed on the first pressure chamber side of the large diameter portion of the member and the fourth pressure chamber The brake device according to claim 1, further comprising: a passage communicating with the third pressure chamber.
段付の貫通孔に液密を保持して摺動自在に嵌合した段付
ピストンと、上記ケーシング内の段付ピストンの大径部
側に形成されてマスタシリンダと連通する第1圧力室
と、上記ケーシング内の段付ピストンの小径部側に形成
されてホイールシリンダと連通する第2圧力室と、上記
ケーシング内の段付ピストンの段部端面と対向する位置
に形成されて、液圧倍力装置の動力室あるいは液圧倍力
装置の液圧源と連通する第3圧力室と、段付ピストンを
非作動位置に復帰させるリターンスプリングとを備え、 上記制御弁は、上記段付ピストンに形成されて上記第1
圧力室と第2圧力室とを連通させる連通路と、上記段付
ピストンに液密を保持して摺動自在に嵌合されて軸方向
の中央側に大径部を有し、かつ軸方向の一方の端面に形
成した第1シート部を上記連通路に形成した第1弁座に
対向させるとともに、他方の端面に形成した第2シート
部を第2圧力室と連通する段付ピストンの軸方向孔に設
けた第2弁座に対向させた上記弁部材とを備え、 また、上記制御弁は、上記第1シート部と第1弁座とか
ら構成されて上記連通路を開閉する第1開閉弁と、上記
第2シート部と第2弁座とから構成されて上記第2圧力
室と連通する段付ピストンの軸方向孔を開閉する第2開
閉弁と、上記段付ピストン内において弁部材の大径部の
第1開閉弁側に形成した第4圧力室と、この第4圧力室
を第3圧力室へ連通させる通路と、上記段付ピストン内
において弁部材の大径部の第2開閉弁側に形成されると
ともに、上記第2開閉弁および段付ピストンの軸方向孔
を介して第2圧力室に連通されるばね室と、このばね室
内に収納されて弁部材の第1シート部を第1弁座に向け
て付勢する上記ばねとを備えることを特徴とする請求項
1に記載のブレーキ装置。3. The step-up mechanism includes a stepped piston slidably fitted in a stepped through hole formed in a casing while maintaining liquid tightness, and a large diameter of the stepped piston in the casing. A first pressure chamber formed in the casing and communicating with the master cylinder, a second pressure chamber formed in the small diameter portion of the stepped piston in the casing and communicating with the wheel cylinder, and a stepped piston in the casing. And a third pressure chamber that is formed at a position facing the step end surface of the stepped portion and communicates with the power chamber of the hydraulic booster or the hydraulic pressure source of the hydraulic booster, and returns the stepped piston to the non-operating position. A return spring, the control valve is formed on the stepped piston,
A communication passage that connects the pressure chamber and the second pressure chamber, and a stepped piston that is slidably fitted while maintaining liquid tightness, has a large-diameter portion on the axial center side, and has an axial direction. A shaft of a stepped piston in which a first seat portion formed on one end face is opposed to a first valve seat formed on the communication passage, and a second seat portion formed on the other end face communicates with a second pressure chamber. A valve member facing a second valve seat provided in the direction hole, and the control valve includes a first seat portion and a first valve seat and opens and closes the communication passage. An on-off valve, a second on-off valve configured to include the second seat portion and a second valve seat, and which opens and closes an axial hole of the stepped piston communicating with the second pressure chamber; and a valve in the stepped piston. A fourth pressure chamber formed on the first opening / closing valve side of the large diameter portion of the member and the fourth pressure chamber communicated with the third pressure chamber. And a passage formed in the stepped piston on the second opening / closing valve side of the large diameter portion of the valve member, and communicates with the second pressure chamber via the second opening / closing valve and the axial hole of the stepping piston. The brake device according to claim 1, further comprising: a spring chamber that is opened, and the spring that is housed in the spring chamber and biases the first seat portion of the valve member toward the first valve seat.
段付の貫通孔に液密を保持して摺動自在に嵌合した段付
ピストンと、上記ケーシング内の段付ピストンの大径部
側に形成されてマスタシリンダと連通する第1圧力室
と、上記ケーシング内の段付ピストンの小径部側に形成
されてホイールシリンダと連通する第2圧力室と、上記
ケーシング内の段付ピストンの段部端面と対向する位置
に形成されて、液圧倍力装置の動力室あるいは液圧倍力
装置の液圧源と連通する第3圧力室と、段付ピストンを
非作動位置に復帰させるリターンスプリングとを備え、 上記制御弁は、上記段付ピストンに形成されて上記第1
圧力室と第2圧力室とを連通させる連通路と、上記段付
ピストンに設けられて該段付ピストンが非作動位置に位
置された際に連通路を開放し、段付ピストンが非作動位
置から移動された際に連通路を閉鎖する開閉弁と、ハウ
ジングに摺動自在に設けられ、非作動位置に位置された
際に第3圧力室をマスタシリンダ又はホイールシリンダ
に連通させ、作動位置に位置された際に第3圧力室を液
圧倍力装置の動力室、液圧倍力装置の液圧源又はリザー
バに連通させる上記弁部材とを備えることを特徴とする
請求項1に記載のブレーキ装置。4. The step-up mechanism includes a stepped piston slidably fitted in a stepped through hole formed in a casing while maintaining liquid tightness, and a large diameter of the stepped piston in the casing. A first pressure chamber formed in the casing and communicating with the master cylinder, a second pressure chamber formed in the small diameter portion of the stepped piston in the casing and communicating with the wheel cylinder, and a stepped piston in the casing. And a third pressure chamber that is formed at a position facing the step end surface of the stepped portion and communicates with the power chamber of the hydraulic booster or the hydraulic pressure source of the hydraulic booster, and returns the stepped piston to the non-operating position. A return spring, the control valve is formed on the stepped piston,
A communication passage that connects the pressure chamber and the second pressure chamber, and a communication passage that is provided in the stepped piston and opens the communication passage when the stepped piston is in the non-operation position, and the stepped piston is in the non-operation position. An on-off valve that closes the communication passage when it is moved from, and a third pressure chamber that is slidably provided in the housing and that communicates with the master cylinder or wheel cylinder when it is in the non-operating position The valve member for communicating the third pressure chamber with the power chamber of the hydraulic booster, the hydraulic pressure source of the hydraulic booster, or the reservoir when the third pressure chamber is located. Brake device.
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186681A JPH0826096A (en) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | Brake device |
US08/493,495 US5577384A (en) | 1994-07-15 | 1995-06-22 | Back-up pressure intensifier for master cylinder failure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186681A JPH0826096A (en) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | Brake device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826096A true JPH0826096A (en) | 1996-01-30 |
Family
ID=16192784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6186681A Withdrawn JPH0826096A (en) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | Brake device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826096A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002347605A (en) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | Pressure holding valve and vehicle braking device using the same |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6186681A patent/JPH0826096A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002347605A (en) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | Pressure holding valve and vehicle braking device using the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6550245B2 (en) | Hydraulic brake apparatus for a vehicle | |
US5577384A (en) | Back-up pressure intensifier for master cylinder failure | |
JP4702584B2 (en) | Brake hydraulic pressure generator for vehicle, and hydraulic brake device provided with the hydraulic pressure generator | |
JP4779232B2 (en) | Vehicle braking device | |
JPH0826096A (en) | Brake device | |
JPS6181263A (en) | Hydraulic source for hydraulic booster of car | |
JP2646655B2 (en) | Hydraulic booster | |
JP3901372B2 (en) | Hydraulic booster for brake | |
JPH0858560A (en) | Brake device | |
US4637208A (en) | Hydraulic assistance device for braking | |
JP3496693B2 (en) | Brake equipment | |
JPH0872698A (en) | Brake device | |
GB2233412A (en) | Braking master cylinder and booster | |
JP3710015B2 (en) | Booster valve | |
JP3793367B2 (en) | Hydraulic booster for brake | |
JP2002067925A (en) | Hydraulic braking device of vehicle | |
JP3099161B2 (en) | Operation reaction force generator | |
JPH09290741A (en) | Brake device | |
JP3069993B2 (en) | Lock prevention device for spool valve in servo valve | |
JP3131893B2 (en) | Device for unlocking servo valve in hydraulic actuator | |
JP3138794B2 (en) | Device for unlocking servo valve in hydraulic actuator | |
JPH07112662A (en) | Liquid pressure booster | |
JPH07112661A (en) | Liquid pressure booster | |
JPH1024832A (en) | Hydraulic pressure booster | |
JP2001301599A (en) | Brake hydraulic pressure control device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |