JPH0825879A - 卓上ペン立て - Google Patents
卓上ペン立てInfo
- Publication number
- JPH0825879A JPH0825879A JP6200063A JP20006394A JPH0825879A JP H0825879 A JPH0825879 A JP H0825879A JP 6200063 A JP6200063 A JP 6200063A JP 20006394 A JP20006394 A JP 20006394A JP H0825879 A JPH0825879 A JP H0825879A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen
- receiving member
- shaft
- pen receiving
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drawing Aids And Blackboards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】基板部材11とペン受け部材12とを連結して
構成されたペン立てにおいて、それらを連結する作業を
短時間で行えるようにすると共に、両者が使用中に分離
することがないよう強く結合されたものを得ることを目
的とする。 【構成】金属をダイカストして作られた円板形の基板部
材と、その周縁近傍から上方へ伸びるペン受け部材とか
らなり、前記基板部材とペン受け部材とは基板部材の周
縁部から上方に突設した突部に上向きに穿設したテーパ
孔と、ペン受け部材の下端部から下方へ突出させたテー
パ軸状の連結軸とを嵌合させて摩擦係止させたものであ
る。
構成されたペン立てにおいて、それらを連結する作業を
短時間で行えるようにすると共に、両者が使用中に分離
することがないよう強く結合されたものを得ることを目
的とする。 【構成】金属をダイカストして作られた円板形の基板部
材と、その周縁近傍から上方へ伸びるペン受け部材とか
らなり、前記基板部材とペン受け部材とは基板部材の周
縁部から上方に突設した突部に上向きに穿設したテーパ
孔と、ペン受け部材の下端部から下方へ突出させたテー
パ軸状の連結軸とを嵌合させて摩擦係止させたものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は机上やカウンタなどで
使用するペン立てに関するもので、ボールペンその他の
筆記具を、ペン先を下にして支持するものに関する。
使用するペン立てに関するもので、ボールペンその他の
筆記具を、ペン先を下にして支持するものに関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は先にペン立てについて特許出願
をし、ペン先を受けるペン受け部材と、そのペン受け部
材を支持する基板部材とをネジによって連結したものを
提案した(例えば、特願平5−252082号)。そこ
では図1で示すように、円板形の基板部材11とペン受
け部材12とを、ネジ軸からなる連結軸13を介して連
結したペン立て10が示されている。15はボールペン
である。16はメモ用付箋紙である。
をし、ペン先を受けるペン受け部材と、そのペン受け部
材を支持する基板部材とをネジによって連結したものを
提案した(例えば、特願平5−252082号)。そこ
では図1で示すように、円板形の基板部材11とペン受
け部材12とを、ネジ軸からなる連結軸13を介して連
結したペン立て10が示されている。15はボールペン
である。16はメモ用付箋紙である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板部
材11とペン受け部材12とをネジによって連結するも
のは、その連結が強固で両者が分離しない長所を有する
ものゝ、組み立て作業の工数が増し、生産性の低下を免
れ得なかった。また、生産性の向上を図るべく両者を圧
入によって固定するためのテストを行ったところ、円筒
孔を持つ基板部材の材質が軽合金であり、ペン受け部材
が鉄製であったため、ペン立てが直射日光を受けたりす
ると、圧入代を相当大きくとらないと熱膨張のため抜け
易くなる不具合があった。さらに、圧入に際して、円筒
孔が行き止まりの、いわゆる、盲孔であったため、圧入
代を大きくすると空気の逃げ場がなくなって、ペン立て
が加熱を受けた際に、抜けやすくなのを助長した。
材11とペン受け部材12とをネジによって連結するも
のは、その連結が強固で両者が分離しない長所を有する
ものゝ、組み立て作業の工数が増し、生産性の低下を免
れ得なかった。また、生産性の向上を図るべく両者を圧
入によって固定するためのテストを行ったところ、円筒
孔を持つ基板部材の材質が軽合金であり、ペン受け部材
が鉄製であったため、ペン立てが直射日光を受けたりす
ると、圧入代を相当大きくとらないと熱膨張のため抜け
易くなる不具合があった。さらに、圧入に際して、円筒
孔が行き止まりの、いわゆる、盲孔であったため、圧入
代を大きくすると空気の逃げ場がなくなって、ペン立て
が加熱を受けた際に、抜けやすくなのを助長した。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消するべくなされたもので、金属をダイカストして作ら
れた円板形の基板部材と、その周縁近傍から上方へ伸び
るペン受け部材とからなり、前記基板部材とペン受け部
材とは基板部材の周縁部から上方に突設した突部に上向
きに穿設したテーパ孔と、ペン受け部材の下端部から下
方へ突出させたテーパ軸状の連結軸とを嵌合させて摩擦
係止したものである。
消するべくなされたもので、金属をダイカストして作ら
れた円板形の基板部材と、その周縁近傍から上方へ伸び
るペン受け部材とからなり、前記基板部材とペン受け部
材とは基板部材の周縁部から上方に突設した突部に上向
きに穿設したテーパ孔と、ペン受け部材の下端部から下
方へ突出させたテーパ軸状の連結軸とを嵌合させて摩擦
係止したものである。
【0005】また、具体的には、比較的軟質の金属をダ
イカストして作られた円板形の基板部材と、その周縁近
傍から上方へ伸びるペン受け部材とからなり、前記基板
部材とペン受け部材とは基板部材の周縁部から上方に突
設した突部に上向きに穿設したテーパ孔と、ペン受け部
材の下端部から下方へ突出させた比較的硬質の金属から
なるテーパ軸状の連結軸とを圧嵌させて摩擦係止させ
た。さらに、ペン受け部材は金属あるいはガラスで連結
軸と一体的に作られる。また、具体的には、前記円板形
の基板部材は周囲に玉縁が形成されており、且つ前記上
方に突設した突部の背面には前記テーパ孔に通じる肉抜
き孔を形成してある。
イカストして作られた円板形の基板部材と、その周縁近
傍から上方へ伸びるペン受け部材とからなり、前記基板
部材とペン受け部材とは基板部材の周縁部から上方に突
設した突部に上向きに穿設したテーパ孔と、ペン受け部
材の下端部から下方へ突出させた比較的硬質の金属から
なるテーパ軸状の連結軸とを圧嵌させて摩擦係止させ
た。さらに、ペン受け部材は金属あるいはガラスで連結
軸と一体的に作られる。また、具体的には、前記円板形
の基板部材は周囲に玉縁が形成されており、且つ前記上
方に突設した突部の背面には前記テーパ孔に通じる肉抜
き孔を形成してある。
【0006】
【作用】基板部材とペン受け部材とはテーパ孔とテーパ
軸状の連結軸とで圧嵌され、圧入面に高い面圧が作用す
る。また、テーパ孔側の材質は軟質なので、圧入に際し
て硬質の連結軸の外面に馴染み易く、両者は加工精度の
如何に拘かわらず容易に変形して互いに密着する。ま
た、テーパ孔は背面の肉抜き孔に連通しており、連結軸
の圧入に際して連結軸の先方の空気が背面へ抜ける。
軸状の連結軸とで圧嵌され、圧入面に高い面圧が作用す
る。また、テーパ孔側の材質は軟質なので、圧入に際し
て硬質の連結軸の外面に馴染み易く、両者は加工精度の
如何に拘かわらず容易に変形して互いに密着する。ま
た、テーパ孔は背面の肉抜き孔に連通しており、連結軸
の圧入に際して連結軸の先方の空気が背面へ抜ける。
【0007】
【実施例】以下、図2〜図5で示す実施例によってこの
発明を説明する。なお、図1において説明した点は、同
符号を付してその説明を省略する。ペン立て10をなす
円板形の基板部材11は、アルミニウム合金をダイカス
トして作られている。すなわち、基板部材11は円板形
の中心部11aと、その周囲に一体に取り付けた断面が
円形の円形の縁部材、すなわち、玉縁11bとからなっ
ている。そして、その周縁近傍に上方に突出した突部1
1cが形成されている。突部11cには斜め上方へ向け
て開くテーパ孔11dが形成されている。11eは背面
に開口し前記テーパ孔11dに通じる肉抜き孔であり、
ダイカスト時における鋳巣の発生を避けると共に、後述
する圧入時の空気抜き孔として作用する。
発明を説明する。なお、図1において説明した点は、同
符号を付してその説明を省略する。ペン立て10をなす
円板形の基板部材11は、アルミニウム合金をダイカス
トして作られている。すなわち、基板部材11は円板形
の中心部11aと、その周囲に一体に取り付けた断面が
円形の円形の縁部材、すなわち、玉縁11bとからなっ
ている。そして、その周縁近傍に上方に突出した突部1
1cが形成されている。突部11cには斜め上方へ向け
て開くテーパ孔11dが形成されている。11eは背面
に開口し前記テーパ孔11dに通じる肉抜き孔であり、
ダイカスト時における鋳巣の発生を避けると共に、後述
する圧入時の空気抜き孔として作用する。
【0008】他方、ペン受け部材12は比較的硬質の銅
合金を切削して作ったもので、外形を弾丸状に形成し、
その先端部に連結軸13が冶金的に一体に形成されてい
る。なお、ペン受け部材は金属製とは限らず、ガラスで
作ることもある。また、連結軸13は前記ペン受け部材
12と必ずしも一体的に設けられる必要はなく、別個に
作ってペン受け部材12にねじ止めしたり、圧入あるい
は接着して一体化することも任意である。また、この実
施例では連結軸13のテーパ孔11dに嵌合する部分
は、直径が約4mmで、1/8の勾配をもつテーパ軸と
して形成されている。これによって、摩擦係数が0.0
6以上あれば、無理に抜かない限り抜けないことが実験
的に確かめられた。なお、連結軸13は必ずしもペン受
け部材12と一体的に形成する必要はなく、連結軸13
のみをステンレス材その他強度の高い材質で別体に作っ
て、ペン受け部材12へネジ込んだり、圧入して取り付
けることもあることは勿論のことである。12aはペン
受け部材12の上面に開口させたペン孔であり、ボール
ペン15その他の筆記具を立てるものである。
合金を切削して作ったもので、外形を弾丸状に形成し、
その先端部に連結軸13が冶金的に一体に形成されてい
る。なお、ペン受け部材は金属製とは限らず、ガラスで
作ることもある。また、連結軸13は前記ペン受け部材
12と必ずしも一体的に設けられる必要はなく、別個に
作ってペン受け部材12にねじ止めしたり、圧入あるい
は接着して一体化することも任意である。また、この実
施例では連結軸13のテーパ孔11dに嵌合する部分
は、直径が約4mmで、1/8の勾配をもつテーパ軸と
して形成されている。これによって、摩擦係数が0.0
6以上あれば、無理に抜かない限り抜けないことが実験
的に確かめられた。なお、連結軸13は必ずしもペン受
け部材12と一体的に形成する必要はなく、連結軸13
のみをステンレス材その他強度の高い材質で別体に作っ
て、ペン受け部材12へネジ込んだり、圧入して取り付
けることもあることは勿論のことである。12aはペン
受け部材12の上面に開口させたペン孔であり、ボール
ペン15その他の筆記具を立てるものである。
【0009】ペン立て10は上記のような基板部材11
と、ペン受け部材12を結合してなる。すなわち、突部
11cに設けたテーパ孔11dへペン受け部材12に設
けたテーパ軸状の連結軸13を圧入すると、両者は強固
に結合される。また、結合の際にテーパ孔11dの中に
存した空気は連結軸13が圧入されるとき、肉抜き孔1
1eを通して裏面へ排出される。
と、ペン受け部材12を結合してなる。すなわち、突部
11cに設けたテーパ孔11dへペン受け部材12に設
けたテーパ軸状の連結軸13を圧入すると、両者は強固
に結合される。また、結合の際にテーパ孔11dの中に
存した空気は連結軸13が圧入されるとき、肉抜き孔1
1eを通して裏面へ排出される。
【0010】
【発明の効果】この発明に係るペン立て10は以上のよ
うに、基板部材11とペン受け部材12とを、テーパ孔
11dとテーパ上の連結軸13とを圧入し嵌合させて結
合したものであるから、両者の結合は短時間で行うこと
ができ、生産性を高めることができる。また、結合が確
実で直射日光によりペン立て10が強く熱せられること
があっても抜けて分離することがないなどの効果があ
る。
うに、基板部材11とペン受け部材12とを、テーパ孔
11dとテーパ上の連結軸13とを圧入し嵌合させて結
合したものであるから、両者の結合は短時間で行うこと
ができ、生産性を高めることができる。また、結合が確
実で直射日光によりペン立て10が強く熱せられること
があっても抜けて分離することがないなどの効果があ
る。
【図1】従来のペン立てを示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すペン立ての平面図であ
る。
る。
【図3】その正面図である。
【図4】その側面図である。
【図5】図2中のV−V断面図であり、かつ図1相当の
断面図である。
断面図である。
10・・・・ペン立て 11・・・・基板部材 11a・・・中心部 11b・・・玉縁 11c・・・突部 11d・・・テーパ孔 11e・・・肉抜き孔 12・・・・ペン受け部材 12a・・・ペン孔 13・・・・連結軸 15・・・・ボールペン 16・・・・メモ用付箋紙
Claims (5)
- 【請求項1】金属をダイカストして作られた円板形の基
板部材と、その周縁近傍から上方へ伸びるペン受け部材
とからなり、前記基板部材とペン受け部材とは基板部材
の周縁部から上方に突設した突部に上向きに穿設したテ
ーパ孔と、ペン受け部材の下端部から下方へ突出させた
テーパ軸状の連結軸とを嵌合させて摩擦係止させてなる
卓上ペン立て。 - 【請求項2】比較的軟質の金属をダイカストして作られ
た円板形の基板部材と、その周縁近傍から上方へ伸びる
ペン受け部材とからなり、前記基板部材とペン受け部材
とは基板部材の周縁部から上方に突設した突部に上向き
に穿設したテーパ孔と、ペン受け部材の下端部から下方
へ突出させた比較的硬質の金属からなるテーパ軸状の連
結軸とを圧嵌させて摩擦係止させてなる卓上ペン立て。 - 【請求項3】請求項1において、ペン受け部材は金属製
であり、連結軸を冶金的に一体に備えている卓上ペン立
て。 - 【請求項4】請求項1において、ペン受け部材はガラス
製であり、連結軸を一体に備えている卓上ペン立て。 - 【請求項5】請求項1、請求項2のいずれかにおいて、
前記円板形の基板部材は周囲に玉縁が形成されており、
且つ前記上方に突設した突部の背面には前記テーパ孔に
通じる肉抜き孔を形成してなる卓上ペン立て。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200063A JPH0825879A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 卓上ペン立て |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200063A JPH0825879A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 卓上ペン立て |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825879A true JPH0825879A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16418230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6200063A Pending JPH0825879A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 卓上ペン立て |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825879A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511120A (ja) * | 2006-11-29 | 2010-04-08 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | ターボチャージャ |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP6200063A patent/JPH0825879A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511120A (ja) * | 2006-11-29 | 2010-04-08 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | ターボチャージャ |
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