JPH08258702A - 鉄道車両用ブレーキシリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装置 - Google Patents
鉄道車両用ブレーキシリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装置Info
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- JPH08258702A JPH08258702A JP8050115A JP5011596A JPH08258702A JP H08258702 A JPH08258702 A JP H08258702A JP 8050115 A JP8050115 A JP 8050115A JP 5011596 A JP5011596 A JP 5011596A JP H08258702 A JPH08258702 A JP H08258702A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D66/00—Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
- F16D66/02—Apparatus for indicating wear
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
- B60T17/18—Safety devices; Monitoring
- B60T17/22—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices
- B60T17/228—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices for railway vehicles
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D2066/003—Position, angle or speed
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- Braking Arrangements (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレーキシリンダ装置が鉄道車両上の接近が
困難な観察場所に取り付けられている場合に、ブレーキ
シリンダ・ピストンの位置の視覚情報を与える。 【解決手段】 ブレーキシリンダ装置から、基準点に対
するインジケータ棒端部の関係によりブレーキシリンダ
・ピストン行程を判定することができる観察領域まで延
びるインジケータ棒５６は、中空棒カラーを備える支承
組立体４０によりピストンの中空棒１８に接続され、支
承組立体４０は、インジケータ棒５６と中空棒１８との
相対回転を可能にすると共にピストンの軸方向運動をイ
ンジケータ棒に伝達する。相対回転は、ピストン及び中
空棒が通常、ブレーキ作用位置とブレーキ緩め位置との
間においてピストン戻しばねの捩れ力を受けて、往復運
動中、ピストン及び中空棒が回転することにより生ず
る。
困難な観察場所に取り付けられている場合に、ブレーキ
シリンダ・ピストンの位置の視覚情報を与える。 【解決手段】 ブレーキシリンダ装置から、基準点に対
するインジケータ棒端部の関係によりブレーキシリンダ
・ピストン行程を判定することができる観察領域まで延
びるインジケータ棒５６は、中空棒カラーを備える支承
組立体４０によりピストンの中空棒１８に接続され、支
承組立体４０は、インジケータ棒５６と中空棒１８との
相対回転を可能にすると共にピストンの軸方向運動をイ
ンジケータ棒に伝達する。相対回転は、ピストン及び中
空棒が通常、ブレーキ作用位置とブレーキ緩め位置との
間においてピストン戻しばねの捩れ力を受けて、往復運
動中、ピストン及び中空棒が回転することにより生ず
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両のブレー
キシリンダのピストンの移動もしくは行程を指示するイ
ンジケータ装置に関し、特に、該インジケータ装置をブ
レーキシリンダ・ピストン組立体に固定するための取付
構造に関するものである。
キシリンダのピストンの移動もしくは行程を指示するイ
ンジケータ装置に関し、特に、該インジケータ装置をブ
レーキシリンダ・ピストン組立体に固定するための取付
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】貨物列車は、一般に、発進前最終テスト
を受ける。このテストにおいては、列車整備ヤードから
列車を移動し出てす前に、各車両の空気ブレーキ設備の
点検が行われる。この点検においては、鉄道員が、各車
両のブレーキ設備を視覚的にチェックしながら謂わゆる
“列車点検巡回（walk the train）”を行うことが要求
される。この点検中、ブレーキシリンダ・ピストン棒の
伸長状態及び引戻し状態が車両のブレーキの動作性の表
示としてチェックされる。更にまた、公称範囲を越える
ピストン棒伸長度が、例えば、すきま調整器の動作の非
適切性もしくは不動作性のようなブレーキ系統の機能不
全の表示情報となる。
を受ける。このテストにおいては、列車整備ヤードから
列車を移動し出てす前に、各車両の空気ブレーキ設備の
点検が行われる。この点検においては、鉄道員が、各車
両のブレーキ設備を視覚的にチェックしながら謂わゆる
“列車点検巡回（walk the train）”を行うことが要求
される。この点検中、ブレーキシリンダ・ピストン棒の
伸長状態及び引戻し状態が車両のブレーキの動作性の表
示としてチェックされる。更にまた、公称範囲を越える
ピストン棒伸長度が、例えば、すきま調整器の動作の非
適切性もしくは不動作性のようなブレーキ系統の機能不
全の表示情報となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】古典的な貨物車両の場
合には、ブレーキ準備装置は、ブレーキシリンダ・ピス
トン棒を列車点検巡回の鉄道員が容易に観察できるよう
に構成されている。しかし、特殊型式の車両では、その
設計上、往々にして、ブレーキシリンダ装置を観察の妨
害となるような箇所に設置することが要求される。その
結果、ブレーキシリンダ・ピストン棒のブレーキ作用状
態及び緩め状態をチェックするのに労力が費やされ、特
に、比較的多数の特殊型式の車両から編成された列車で
最終テストを完了するのに大きな時間消費が伴うことに
なる。
合には、ブレーキ準備装置は、ブレーキシリンダ・ピス
トン棒を列車点検巡回の鉄道員が容易に観察できるよう
に構成されている。しかし、特殊型式の車両では、その
設計上、往々にして、ブレーキシリンダ装置を観察の妨
害となるような箇所に設置することが要求される。その
結果、ブレーキシリンダ・ピストン棒のブレーキ作用状
態及び緩め状態をチェックするのに労力が費やされ、特
に、比較的多数の特殊型式の車両から編成された列車で
最終テストを完了するのに大きな時間消費が伴うことに
なる。
【０００４】従って、本発明の目的は、ブレーキシリン
ダ装置が鉄道車両上の接近が困難な観察場所に取り付け
られている場合に、ブレーキシリンダ・ピストンの位置
の視覚情報を与えるブレーキシリンダ・ピストン行程イ
ンジケータ装置を提供することにある。
ダ装置が鉄道車両上の接近が困難な観察場所に取り付け
られている場合に、ブレーキシリンダ・ピストンの位置
の視覚情報を与えるブレーキシリンダ・ピストン行程イ
ンジケータ装置を提供することにある。
【０００５】本発明の他の目的は、ブレーキシリンダ動
作と両立し得るブレーキシリンダ・ピストン行程視覚イ
ンジケータ装置を提供することにある。
作と両立し得るブレーキシリンダ・ピストン行程視覚イ
ンジケータ装置を提供することにある。
【０００６】本発明の更に他の目的は、異なった寸法の
標準のブレーキシリンダに対して汎用性のあるブレーキ
シリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装置を提供す
ることにある。
標準のブレーキシリンダに対して汎用性のあるブレーキ
シリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装置を提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】簡単に述べると、上述の
目的に徴して、本発明によれば、鉄道車両の利便的な観
察領域から離間して取り付けられて、ブレーキ作用位置
とブレーキ緩め位置との間で軸方向に動作可能である回
転自在のピストン部材を含むブレーキシリンダ装置用の
視覚ブレーキシリンダ・ピストン行程インジケータ装置
が提案される。このピストン行程インジケータ装置は、
ピストン部材に固定されて、ブレーキシリンダ装置の本
体から突出する一端部を有する中空棒と、該中空棒の突
出端部に設けられたカラーとを含み、該カラーには、支
承組立体に対して中空棒が自由に回転する運動中、上記
ピストン部材のブレーキ作用位置とブレーキ緩め位置と
の間で軸方向に連動するように支承組立体が接続され
る。インジケータ棒はその一端部において支承組立体に
接続されて鉄道車両の観察領域にまで延在し、ピストン
部材の位置の視覚的に観察可能な表示を与える。
目的に徴して、本発明によれば、鉄道車両の利便的な観
察領域から離間して取り付けられて、ブレーキ作用位置
とブレーキ緩め位置との間で軸方向に動作可能である回
転自在のピストン部材を含むブレーキシリンダ装置用の
視覚ブレーキシリンダ・ピストン行程インジケータ装置
が提案される。このピストン行程インジケータ装置は、
ピストン部材に固定されて、ブレーキシリンダ装置の本
体から突出する一端部を有する中空棒と、該中空棒の突
出端部に設けられたカラーとを含み、該カラーには、支
承組立体に対して中空棒が自由に回転する運動中、上記
ピストン部材のブレーキ作用位置とブレーキ緩め位置と
の間で軸方向に連動するように支承組立体が接続され
る。インジケータ棒はその一端部において支承組立体に
接続されて鉄道車両の観察領域にまで延在し、ピストン
部材の位置の視覚的に観察可能な表示を与える。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１を参照するに、図示のブレー
キシリンダ装置１０は、貨物車型の鉄道車両において用
いられている標準型式の装置であって、ブレーキシリン
ダ本体１４と一体的に形成されいる取付フランジ１２を
貫通するボルト（図示せず）により車両本体（図示せ
ず）の下側部に取り付けられている。リベットにより連
結された中空棒（ロッド）１８を有するピストン部材１
６は、シンリダ本体１４内で往復動作を行う。シリンダ
本体１４の開端部にはボルト２０により非耐圧ヘッド２
２が連結されており、該非耐圧ヘッド２２は、中空棒１
８が貫通する端部開口２４（中心開口）を有している。
中空棒１８を囲繞し、非耐圧ヘッド２２の内壁に、端部
開口２４に隣接して、シンリダから水分や異物が侵入す
るのを阻止する環状のシール２６が所定位置に固定され
ている。ピストン部材と、中空棒１８を囲繞し非耐圧ヘ
ッド２２に当接するばね座３０との間には、ピストン戻
しばね２８が作用している。即ち、ピストン戻しばね２
８はシール２６を所定位置に保持すると共に、ピストン
部材１６をブレーキ緩め方向に付勢する働きをする。圧
力室３２内に圧縮空気が存在しない場合には、ピストン
部材１６はシンリダ本体１４に形成されてブレーキ緩め
位置を画成するストッパ３４と係合するようになってい
る。
キシリンダ装置１０は、貨物車型の鉄道車両において用
いられている標準型式の装置であって、ブレーキシリン
ダ本体１４と一体的に形成されいる取付フランジ１２を
貫通するボルト（図示せず）により車両本体（図示せ
ず）の下側部に取り付けられている。リベットにより連
結された中空棒（ロッド）１８を有するピストン部材１
６は、シンリダ本体１４内で往復動作を行う。シリンダ
本体１４の開端部にはボルト２０により非耐圧ヘッド２
２が連結されており、該非耐圧ヘッド２２は、中空棒１
８が貫通する端部開口２４（中心開口）を有している。
中空棒１８を囲繞し、非耐圧ヘッド２２の内壁に、端部
開口２４に隣接して、シンリダから水分や異物が侵入す
るのを阻止する環状のシール２６が所定位置に固定され
ている。ピストン部材と、中空棒１８を囲繞し非耐圧ヘ
ッド２２に当接するばね座３０との間には、ピストン戻
しばね２８が作用している。即ち、ピストン戻しばね２
８はシール２６を所定位置に保持すると共に、ピストン
部材１６をブレーキ緩め方向に付勢する働きをする。圧
力室３２内に圧縮空気が存在しない場合には、ピストン
部材１６はシンリダ本体１４に形成されてブレーキ緩め
位置を画成するストッパ３４と係合するようになってい
る。
【０００９】圧縮空気が圧力室３２に供給されると、ピ
ストン部材１６は、ばね２８を圧縮しつつストッパ３４
から変位する。即ち、ピストン部材１６が、鉄道車両の
車輪踏面とブレーキシューとの係合により定められる作
用位置に達する前に、所定の公称度のピストン行程が実
行される。この所定の公称ピストン行程を、ブレーキシ
ューや車輪踏面の摩耗等が生じても比較的一定に維持す
るために、ブレーキシンリダ装置１０とブレーキシュー
との間でブレーキ準備装置には、典型的に、すきま調整
器（図示せず）が用いられている。
ストン部材１６は、ばね２８を圧縮しつつストッパ３４
から変位する。即ち、ピストン部材１６が、鉄道車両の
車輪踏面とブレーキシューとの係合により定められる作
用位置に達する前に、所定の公称度のピストン行程が実
行される。この所定の公称ピストン行程を、ブレーキシ
ューや車輪踏面の摩耗等が生じても比較的一定に維持す
るために、ブレーキシンリダ装置１０とブレーキシュー
との間でブレーキ準備装置には、典型的に、すきま調整
器（図示せず）が用いられている。
【００１０】中空棒１８の外周には、その突出端部にね
じ３６によって環状のカラー３８が固定されている。非
耐圧ヘッド２２の端部開口２４に隣接するカラー３８の
側部は、ピストン部材１６とストッパ３４との確実な係
合を確保するために、ピストン部材１６の緩め位置にお
いて非耐圧ヘッド２２から若干離間する。カラー３８
は、非耐圧ヘッドが、ブレーキシンリダ本体１４から取
り外される際に、ピストン部材１６及びピストン戻しば
ね２８を拘束する目的で設けられているものである。こ
の構成により、分解中、ピストン部材及びピストン戻し
ばね２８が「飛び離れる」危険性が阻止される。
じ３６によって環状のカラー３８が固定されている。非
耐圧ヘッド２２の端部開口２４に隣接するカラー３８の
側部は、ピストン部材１６とストッパ３４との確実な係
合を確保するために、ピストン部材１６の緩め位置にお
いて非耐圧ヘッド２２から若干離間する。カラー３８
は、非耐圧ヘッドが、ブレーキシンリダ本体１４から取
り外される際に、ピストン部材１６及びピストン戻しば
ね２８を拘束する目的で設けられているものである。こ
の構成により、分解中、ピストン部材及びピストン戻し
ばね２８が「飛び離れる」危険性が阻止される。
【００１１】図２、図３及び図４には、中空棒１８の突
出端部上に嵌着されるように定寸された中心開口４２を
有する支承部材４０（支承組立体）が示してある。好適
な実施形態として、該支承部材は、超高分子量のポリエ
チレンのような摩耗の少ない低摩擦のプラスチック材料
から形成される。該支承部材４０は、中心開口４２の軸
線を貫通する面に沿って２分割されており、それによ
り、上部クランプセグメント（支承クランプ）４４及び
下部クランプセグメント（支承クランプ）４６が形成さ
れている。各クランプセグメントは、中心開口４２に形
成された環状凹部４８と、各クランプセグメントの境界
面に設けられ直径方向に対向するラグもしくは出張り５
０及び５１とを有している。支承部材４０は、上述のよ
うに分割されているので、中空棒のカラー３８上に組み
立てることが可能となる。
出端部上に嵌着されるように定寸された中心開口４２を
有する支承部材４０（支承組立体）が示してある。好適
な実施形態として、該支承部材は、超高分子量のポリエ
チレンのような摩耗の少ない低摩擦のプラスチック材料
から形成される。該支承部材４０は、中心開口４２の軸
線を貫通する面に沿って２分割されており、それによ
り、上部クランプセグメント（支承クランプ）４４及び
下部クランプセグメント（支承クランプ）４６が形成さ
れている。各クランプセグメントは、中心開口４２に形
成された環状凹部４８と、各クランプセグメントの境界
面に設けられ直径方向に対向するラグもしくは出張り５
０及び５１とを有している。支承部材４０は、上述のよ
うに分割されているので、中空棒のカラー３８上に組み
立てることが可能となる。
【００１２】環状凹部４８の深さは、出張り５０及び５
１でボルト５２により支承部材４０の上部及び下部クラ
ンプセグメント４４，４６を一緒に固定する際に、該支
承部材４０とカラー３８のねじ３６との間に干渉が生じ
ないように選択されている。他方、環状凹部４８の幅
は、中空棒のカラーの側部と環状凹部４８の隣接の側部
との間に比較的にぴったりとした嵌合が実現され、それ
により、実質的に無効運動を伴わずに軸方向ピストン運
動が支承部材４０に伝達されるように、カラー３８の幅
よりも極く僅かに大きく設定されている。上の説明から
明らかなように、支承部材４０は、中空棒のカラー３８
と協働して支承組立体４１を構成するように配列されて
おり、それにより、支承部材４０とカラー３８が固定さ
れている中空棒１８との間には、後述する目的で相対回
転が行われる。更にまた、この相対回転は、少なくとも
支承部材４０の材料が低摩擦プラスチックであるという
事実に起因し、実質的に、摩擦抵抗を受けない。
１でボルト５２により支承部材４０の上部及び下部クラ
ンプセグメント４４，４６を一緒に固定する際に、該支
承部材４０とカラー３８のねじ３６との間に干渉が生じ
ないように選択されている。他方、環状凹部４８の幅
は、中空棒のカラーの側部と環状凹部４８の隣接の側部
との間に比較的にぴったりとした嵌合が実現され、それ
により、実質的に無効運動を伴わずに軸方向ピストン運
動が支承部材４０に伝達されるように、カラー３８の幅
よりも極く僅かに大きく設定されている。上の説明から
明らかなように、支承部材４０は、中空棒のカラー３８
と協働して支承組立体４１を構成するように配列されて
おり、それにより、支承部材４０とカラー３８が固定さ
れている中空棒１８との間には、後述する目的で相対回
転が行われる。更にまた、この相対回転は、少なくとも
支承部材４０の材料が低摩擦プラスチックであるという
事実に起因し、実質的に、摩擦抵抗を受けない。
【００１３】上部クランプセグメント４４には、好まし
くは、直径方向に開口する出張り５０及び５１の中間
に、取付ラグ５３が形成されており、この取付ラグ５３
は、インジケータ棒５６の螺刻端部が貫通する開口５４
を有する。取付ラグ５３の各側に設けられたナットはイ
ンジケータ棒５６に螺着されて、支承部材４０と、鉄道
車両の所定の観察領域との間における該インジケータ棒
５６の長さを調節可能に固定的に設定する。インジケー
タ棒は、その他端が、鉄道車両の所定の観察領域内で終
端するように特定の鉄道車両の形態に依存し、妨害とな
らないように必要に応じ適宜曲げられている。このよう
なインジケータ棒のための適切な経路を探し出すのは、
支承部材４０が３６０°の全範囲に亙って回転可能であ
ること、更にまた、インジケータ棒の長さが調節可能で
あることから容易である。
くは、直径方向に開口する出張り５０及び５１の中間
に、取付ラグ５３が形成されており、この取付ラグ５３
は、インジケータ棒５６の螺刻端部が貫通する開口５４
を有する。取付ラグ５３の各側に設けられたナットはイ
ンジケータ棒５６に螺着されて、支承部材４０と、鉄道
車両の所定の観察領域との間における該インジケータ棒
５６の長さを調節可能に固定的に設定する。インジケー
タ棒は、その他端が、鉄道車両の所定の観察領域内で終
端するように特定の鉄道車両の形態に依存し、妨害とな
らないように必要に応じ適宜曲げられている。このよう
なインジケータ棒のための適切な経路を探し出すのは、
支承部材４０が３６０°の全範囲に亙って回転可能であ
ること、更にまた、インジケータ棒の長さが調節可能で
あることから容易である。
【００１４】支承部材４０の所望の角度配置が決定され
たならば、当該位置を、好ましくは、支承部材４０に近
接して配設されたハンガーブラケット５８により固定
し、それにより支承部材の余分な回転を制限する。上記
ハンガーブラケット５８には、インジケータ棒の軸方向
における運動のみが行われ得るように該インジケータ棒
を受けるための開口６０が設けられている。インジケー
タ棒を更に支持し更に案内するために、該インジケータ
棒５４の長さ方向に沿って、追加のハンガーブラケット
（図示せず）を設置することが可能である。
たならば、当該位置を、好ましくは、支承部材４０に近
接して配設されたハンガーブラケット５８により固定
し、それにより支承部材の余分な回転を制限する。上記
ハンガーブラケット５８には、インジケータ棒の軸方向
における運動のみが行われ得るように該インジケータ棒
を受けるための開口６０が設けられている。インジケー
タ棒を更に支持し更に案内するために、該インジケータ
棒５４の長さ方向に沿って、追加のハンガーブラケット
（図示せず）を設置することが可能である。
【００１５】上述のように、支承部材４０を回転自在に
取り付ける構成により、ブレーキ作用位置とブレーキ緩
め位置との間におけるピストン行程は、中空棒１８から
インジケータ棒５６に伝達され、それにより、ピストン
部材１６及び中空棒１８が、通常、ピストン行程中回転
すると言う事実にも拘わらず、インジケータ棒の終端に
ピストン行程量の表示が得られる。このようなピストン
部材１６及び中空棒１８の回転は、ピストン戻しばね２
８の圧縮及び収縮中における該ピストン戻しばねの捩れ
作用に起因するものであり、該捩れ作用は、ピストン戻
しばね２８からピストン部材１６へ、そしてピストン部
材１６から中空棒１８へと伝達される。よって明らかな
ように、支承組立体４１は、回転可能に取り付られた支
承部材４０の開口４２内での中空棒のカラー３８の回転
を許容すると共に、同時に、中空棒１８及びカラー３８
の軸方向運動を伝達し、該軸方向運動は、開口４２の右
側部を介し、図で見て右側の方向に支承部材４０及びイ
ンジケータ棒５６を駆動するように作用する。インジケ
ータ棒５６の終端には、例えば塗料で適当に印を付け、
該インジケータ棒５６の終端が貫通して突出する案内管
（図示せず）のような固定の基準位置に対するインジケ
ータ棒の位置の観察を可能にすることができる。このよ
うにして、鉄道車両設計上ブレーキシリンダ装置の遠隔
位置での取り付けが要求される場合でも、ブレーキ設備
の状態を、鉄道車両の適当な観察領域からピストン行程
量を視覚的に決定することにより監視することが可能で
ある。
取り付ける構成により、ブレーキ作用位置とブレーキ緩
め位置との間におけるピストン行程は、中空棒１８から
インジケータ棒５６に伝達され、それにより、ピストン
部材１６及び中空棒１８が、通常、ピストン行程中回転
すると言う事実にも拘わらず、インジケータ棒の終端に
ピストン行程量の表示が得られる。このようなピストン
部材１６及び中空棒１８の回転は、ピストン戻しばね２
８の圧縮及び収縮中における該ピストン戻しばねの捩れ
作用に起因するものであり、該捩れ作用は、ピストン戻
しばね２８からピストン部材１６へ、そしてピストン部
材１６から中空棒１８へと伝達される。よって明らかな
ように、支承組立体４１は、回転可能に取り付られた支
承部材４０の開口４２内での中空棒のカラー３８の回転
を許容すると共に、同時に、中空棒１８及びカラー３８
の軸方向運動を伝達し、該軸方向運動は、開口４２の右
側部を介し、図で見て右側の方向に支承部材４０及びイ
ンジケータ棒５６を駆動するように作用する。インジケ
ータ棒５６の終端には、例えば塗料で適当に印を付け、
該インジケータ棒５６の終端が貫通して突出する案内管
（図示せず）のような固定の基準位置に対するインジケ
ータ棒の位置の観察を可能にすることができる。このよ
うにして、鉄道車両設計上ブレーキシリンダ装置の遠隔
位置での取り付けが要求される場合でも、ブレーキ設備
の状態を、鉄道車両の適当な観察領域からピストン行程
量を視覚的に決定することにより監視することが可能で
ある。
【図１】 本発明のピストン行程インジケータを適用す
ることが可能な標準の鉄道車両用ブレーキシリンダ装置
の断面図である。
ることが可能な標準の鉄道車両用ブレーキシリンダ装置
の断面図である。
【図２】 図１のブレーキシリンダ装置の中空棒上に組
み立てられた本発明のピストン行程インジケータを示す
部分輪郭図である。
み立てられた本発明のピストン行程インジケータを示す
部分輪郭図である。
【図３】 ブレーキシリンダの中空棒上に組み付けられ
たピストン行程インジケータを示す輪郭断面図である。
たピストン行程インジケータを示す輪郭断面図である。
【図４】 図３の線IV−IVにおける部分断面図である。
１０…ブレーキシリンダ装置、１４…ブレーキシリンダ
本体、１６…ピストン部材、１８…中空棒、２４…端部
開口、３８…カラー、４０…支承部材（支承クラン
プ）、４１…支承組立体、４２…中心開口、４４…上部
クランプセグメント、４６…下部クランプセグメント、
４８…環状凹部、５６…インジケータ棒。
本体、１６…ピストン部材、１８…中空棒、２４…端部
開口、３８…カラー、４０…支承部材（支承クラン
プ）、４１…支承組立体、４２…中心開口、４４…上部
クランプセグメント、４６…下部クランプセグメント、
４８…環状凹部、５６…インジケータ棒。
Claims (6)
- 【請求項１】 鉄道車両の所定の観察領域から離間して
取り付けられて、ブレーキ作用位置とブレーキ緩め位置
との間で軸方向に動作可能で且つ回転可能なピストン部
材を備えるブレーキシリンダ装置を有する鉄道車両用の
ブレーキシリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装置
において、 ａ） 前記ピストン部材に取り付けられて、前記ブレー
キシリンダ装置の本体から突出する一端部を有する中空
棒と、 ｂ） 前記中空棒の前記一端部に固定されたカラーと、 ｃ） 前記ピストン部材の前記ブレーキ作用位置と前記
ブレーキ緩め位置との間で、前記カラーと共に軸方向運
動するように該カラーに接続された支承組立体であっ
て、該支承組立体の前記軸方向運動中、同支承組立体に
関して前記カラーが回転可能である、前記支承組立体
と、 ｄ） 前記支承組立体に接続されて、該支承組立体から
前記鉄道車両の前記所定の観察領域まで延在し、前記ピ
ストン部材の位置の可視表示を与えるようになっている
インジケータ棒と、 を含むブレーキシリンダ・ピストン行程視覚インジケー
タ装置。 - 【請求項２】 前記カラーが前記中空棒の周辺から隆起
し少なくとも該周辺を部分的に囲繞して延在し、前記支
承組立体が、 ａ） 前記中空棒の前記一端部が貫通する中心開口と、
該中心開口に形成された環状凹部とを有する環状の支承
クランプを備え、 ｂ） 前記カラーは、前記環状凹部内に配置されて、前
記支承組立体を前記カラーと接続する、 請求項１に記載のブレーキシリンダ・ピストン行程視覚
インジケータ装置。 - 【請求項３】 前記支承クランプが、 ａ） 前記中心開口の軸線の面に沿って分割されて、前
記支承クランプを前記中空棒の前記カラー上に組み付け
ることを可能にする第１及び第２のクランプセグメント
と、 ｂ） 前記第１及び第２のクランプセグメントを互いに
一緒にクランプするための手段とを含み、 ｃ） 前記インジケータ棒は前記第１及び第２のクラン
プセグメントのうちの１つに接続されている、 請求項２に記載のブレーキシリンダ・ピストン行程視覚
インジケータ装置。 - 【請求項４】 前記カラー及び前記環状の支承クランプ
のうちの少なくとも１つが低摩擦のプラスチック材料か
ら形成されている請求項２に記載のブレーキシリンダ・
ピストン行程視覚インジケータ装置。 - 【請求項５】 前記支承組立体が、ポリエチレンのよう
な超高分子量のプラスチック材料から形成されている請
求項２に記載のブレーキシリンダ・ピストン行程視覚イ
ンジケータ装置。 - 【請求項６】 前記支承組立体が、前記カラーに対し、
３６０°の範囲に亙り回転可能である請求項２に記載の
ブレーキシリンダ・ピストン行程視覚インジケータ装
置。
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| US8/402248 | 1995-03-10 | ||
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