JPH0825854A - 画像記録体 - Google Patents
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- JPH0825854A JPH0825854A JP6165167A JP16516794A JPH0825854A JP H0825854 A JPH0825854 A JP H0825854A JP 6165167 A JP6165167 A JP 6165167A JP 16516794 A JP16516794 A JP 16516794A JP H0825854 A JPH0825854 A JP H0825854A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】IDカードの偽造防止性を高めた画像記録体を
提供する。 【構成】表面に受像層6が形成された白色の第1のベー
スフィルム5と、表面に筆記層8が形成された前記第1
のベースフィルム5とほぼ同等の厚さを有する白色の第
2のベースフィルム7との間に、着色された芯材4を挟
み込み、普通に見ても単なる白い生カードにしか見えな
いが、厚さ方向の側を見ると着色された芯材4の色のス
トライブがぐるっとまわっており、しかも、強い陽の光
や懐中電灯を当てると、心材4の着色が透けて見えて、
その表面全体が青や赤に染まって見えるように構成とし
たものである。
提供する。 【構成】表面に受像層6が形成された白色の第1のベー
スフィルム5と、表面に筆記層8が形成された前記第1
のベースフィルム5とほぼ同等の厚さを有する白色の第
2のベースフィルム7との間に、着色された芯材4を挟
み込み、普通に見ても単なる白い生カードにしか見えな
いが、厚さ方向の側を見ると着色された芯材4の色のス
トライブがぐるっとまわっており、しかも、強い陽の光
や懐中電灯を当てると、心材4の着色が透けて見えて、
その表面全体が青や赤に染まって見えるように構成とし
たものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばIDカードと呼
ばれる身分証明カード、クレジットカード等に使用され
る画像記録体に関する。
ばれる身分証明カード、クレジットカード等に使用され
る画像記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IDカード等のカード類が数多く
出回っているが、最近のカラーコピー技術の進歩によ
り、より技術的に困難な偽造防止技術の適用を迫られて
いる。その偽造防止技術としては、 a)特開平4−336294号公報に開示されるよう
な、UV硬化保護層に金属微粒子,着色剤,凹凸等を付
けて偽造を防止するもの。
出回っているが、最近のカラーコピー技術の進歩によ
り、より技術的に困難な偽造防止技術の適用を迫られて
いる。その偽造防止技術としては、 a)特開平4−336294号公報に開示されるよう
な、UV硬化保護層に金属微粒子,着色剤,凹凸等を付
けて偽造を防止するもの。
【0003】b)実開昭55−21126号公報に開示
されるような、光沢のある金属泊で模様と記号を構成し
て偽造を防止するもの。 c)特開昭55−28828公報に開示されるような、
カードに凸状模様を形成して偽造を防止もの。 また、ホログラムを入れたものなどが知られている。
されるような、光沢のある金属泊で模様と記号を構成し
て偽造を防止するもの。 c)特開昭55−28828公報に開示されるような、
カードに凸状模様を形成して偽造を防止もの。 また、ホログラムを入れたものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、金属の光沢を利用したり、ホログラムを入れた
り、凹凸を立体的にしたりしてカラーコピーでの複製を
防止するようにして工夫しているが、手にとって見なけ
れば分からなかったり、あるいは光に反射させて見なけ
れば分からなかったりし、かつ加工そのものが複雑でコ
ストが上がる等の欠点があった。
ように、金属の光沢を利用したり、ホログラムを入れた
り、凹凸を立体的にしたりしてカラーコピーでの複製を
防止するようにして工夫しているが、手にとって見なけ
れば分からなかったり、あるいは光に反射させて見なけ
れば分からなかったりし、かつ加工そのものが複雑でコ
ストが上がる等の欠点があった。
【0005】一方、表面の状態のみを工夫した偽造防止
対策であり、その表面をを見れば分かるので、偽造を企
てる人はだれでもいかに本物に似せるか一生懸命に工夫
をしたりしてしまうので、より精密で精巧な偽物が現わ
れるようになってしまうという欠点もあった。
対策であり、その表面をを見れば分かるので、偽造を企
てる人はだれでもいかに本物に似せるか一生懸命に工夫
をしたりしてしまうので、より精密で精巧な偽物が現わ
れるようになってしまうという欠点もあった。
【0006】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、製造上はとっても簡単で
あるが、個人的に数枚作ろうとすると、非常に手間ひま
がかかってコストが莫大となり、また、何よりも気を付
けなければ、そうした偽造防止策がその本物のカードに
組込まれていることを意識したりさせないでいて、か
つ、本物を知っている人には簡単に発見できる、安価
で、偽造防止性の高い画像記録体を提供しようとするも
のである。
で、その目的とするところは、製造上はとっても簡単で
あるが、個人的に数枚作ろうとすると、非常に手間ひま
がかかってコストが莫大となり、また、何よりも気を付
けなければ、そうした偽造防止策がその本物のカードに
組込まれていることを意識したりさせないでいて、か
つ、本物を知っている人には簡単に発見できる、安価
で、偽造防止性の高い画像記録体を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、課題を解決す
るための第1の手段して、透明性部材で構成された芯材
と、この芯材の一面に重合されると共に表面に受像層が
形成された白色の第1のベースフィルムと、前記芯材の
他面に重合されると共に表面に筆記層が形成された前記
第1のベースフィルムとほぼ同等の厚さを有する白色の
第2のベースフィルムとを具備してなる構成としたもの
である。
るための第1の手段して、透明性部材で構成された芯材
と、この芯材の一面に重合されると共に表面に受像層が
形成された白色の第1のベースフィルムと、前記芯材の
他面に重合されると共に表面に筆記層が形成された前記
第1のベースフィルムとほぼ同等の厚さを有する白色の
第2のベースフィルムとを具備してなる構成としたもの
である。
【0008】また、第2の手段して、着色した透明性の
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備し
てなる構成としたものである。
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備し
てなる構成としたものである。
【0009】また、第3の手段して、着色した透明性の
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備
し、前記第1,第2のベースフィルムの厚みを50〜1
00μとしたものである。
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備
し、前記第1,第2のベースフィルムの厚みを50〜1
00μとしたものである。
【0010】
【作用】上記第1の手段の画像記録体によれば、透明性
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備し
てなる構成としたから、受像層、筆記層をロール状のベ
ースフィルムに塗布し、これらベースフィルムを芯材に
貼り合わせる等して、生産性をそれほど落とさずに製造
でき安価に提供できる。
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備し
てなる構成としたから、受像層、筆記層をロール状のベ
ースフィルムに塗布し、これらベースフィルムを芯材に
貼り合わせる等して、生産性をそれほど落とさずに製造
でき安価に提供できる。
【0011】また、色彩を鮮やかに見せるためには、ベ
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプによりコピーでは実現できない偽造
防止性を高めることができた。
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプによりコピーでは実現できない偽造
防止性を高めることができた。
【0012】また、偽造防止策を芯材に組み込むこと
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
【0013】また、第2の手段の画像記録体によれば、
着色した透明性の部材で構成された芯材と、この芯材の
一面に重合されると共に表面に受像層が形成された白色
の第1のベースフィルムと、前記芯材の他面に重合され
ると共に表面に筆記層が形成された前記第1のベースフ
ィルムとほぼ同等の厚さを有する白色の第2のベースフ
ィルムとを具備してなる構成としたから、受像層、筆記
層をロール状のベースフィルムに塗布し、これらベース
フィルムを芯材に貼り合わせる等して、生産性をそれほ
ど落とさずに製造でき安価に提供できる。
着色した透明性の部材で構成された芯材と、この芯材の
一面に重合されると共に表面に受像層が形成された白色
の第1のベースフィルムと、前記芯材の他面に重合され
ると共に表面に筆記層が形成された前記第1のベースフ
ィルムとほぼ同等の厚さを有する白色の第2のベースフ
ィルムとを具備してなる構成としたから、受像層、筆記
層をロール状のベースフィルムに塗布し、これらベース
フィルムを芯材に貼り合わせる等して、生産性をそれほ
ど落とさずに製造でき安価に提供できる。
【0014】また、色彩を鮮やかに見せるためには、ベ
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプによりコピーでは実現できない偽造
防止性を高めることができた。 また、着色した芯材と
することで、端面の着色ストライプや、光にかざした時
の券面全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防
止性を高めることができた。
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプによりコピーでは実現できない偽造
防止性を高めることができた。 また、着色した芯材と
することで、端面の着色ストライプや、光にかざした時
の券面全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防
止性を高めることができた。
【0015】また、偽造防止策を芯材に組み込むこと
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
【0016】また、第3の手段して、着色した透明性の
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備
し、前記第1,第2のベースフィルムの厚みを50〜1
00μとした構成としたから、受像層、筆記層をロール
状のベースフィルムに塗布し、これらベースフィルムを
芯材に貼り合わせる等して、生産性をそれほど落とさず
に製造でき安価に提供できる。
部材で構成された芯材と、この芯材の一面に重合される
と共に表面に受像層が形成された白色の第1のベースフ
ィルムと、前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆
記層が形成された前記第1のベースフィルムとほぼ同等
の厚さを有する白色の第2のベースフィルムとを具備
し、前記第1,第2のベースフィルムの厚みを50〜1
00μとした構成としたから、受像層、筆記層をロール
状のベースフィルムに塗布し、これらベースフィルムを
芯材に貼り合わせる等して、生産性をそれほど落とさず
に製造でき安価に提供できる。
【0017】また、色彩を鮮やかに見せるためには、ベ
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプや、光にかざした時の券面全体の発
色によりコピーでは実現できない偽造防止性を高めるこ
とができた。
ースフィルムを不透明の白色で構成せざる得ないが、芯
材がベースフィルムの色と異なる色を呈することで、端
面の着色ストライプや、光にかざした時の券面全体の発
色によりコピーでは実現できない偽造防止性を高めるこ
とができた。
【0018】また、偽造防止策を芯材に組み込むこと
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
で、一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が
組み込まれていることが分からず、従って、偽造の対象
とならないために、単純でありながら、かえって、偽造
防止性の高いカードを提供することができる。
【0019】また、第1,第2のベースフィルムの厚み
を50〜100μとしたから、強い陽の光や懐中電灯を
当てると、芯材の色が透けて見えて、全体が例えば青や
赤に染まって見えると共に、この時、芯材や裏面が見え
ることがなく美感を損なうようなことがない。
を50〜100μとしたから、強い陽の光や懐中電灯を
当てると、芯材の色が透けて見えて、全体が例えば青や
赤に染まって見えると共に、この時、芯材や裏面が見え
ることがなく美感を損なうようなことがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。IDカード1には、図1に示すように顔画像2
と、記載情報3が記録されており、外形寸法はJISや
ISOで規定されていて、おおむね長さ85.6mm、幅
54mm、厚さ0.76mmとなっている。
明する。IDカード1には、図1に示すように顔画像2
と、記載情報3が記録されており、外形寸法はJISや
ISOで規定されていて、おおむね長さ85.6mm、幅
54mm、厚さ0.76mmとなっている。
【0021】また、IDカード1の材質としては、顔画
像を階調を入れて描くために感熱昇華印刷の染料インク
が染着し易く、しかも、エンボスインプリントをする時
に、盛り上がった文字の立ち上がりが鋭く、美しいイン
プリントをとれる等の理由により、従来においては、塩
化ビニール(PVC)が一般的に使用されていた。
像を階調を入れて描くために感熱昇華印刷の染料インク
が染着し易く、しかも、エンボスインプリントをする時
に、盛り上がった文字の立ち上がりが鋭く、美しいイン
プリントをとれる等の理由により、従来においては、塩
化ビニール(PVC)が一般的に使用されていた。
【0022】しかし、PVCの場合は、焼却すると有害
な塩素ガスを発生し、残った灰に毒性の強いダイオキシ
ンが含有されるなど公害の点で問題があるため、本発明
では、このPVCを使わずに、廃却処分をする時に無公
害なPET(ポリエチレンテレフタール)を使用したも
のとなっている。
な塩素ガスを発生し、残った灰に毒性の強いダイオキシ
ンが含有されるなど公害の点で問題があるため、本発明
では、このPVCを使わずに、廃却処分をする時に無公
害なPET(ポリエチレンテレフタール)を使用したも
のとなっている。
【0023】ところが、このPET樹脂には、感熱昇華
インクの染料インクを沈着させる機能がないために、後
述する受像層と呼ばれる染料染着層の樹脂を塗布して対
応してあり、このIDカード1はこれまでの単体から複
数層の貼り合せ構造をとったものとなっている。
インクの染料インクを沈着させる機能がないために、後
述する受像層と呼ばれる染料染着層の樹脂を塗布して対
応してあり、このIDカード1はこれまでの単体から複
数層の貼り合せ構造をとったものとなっている。
【0024】なお、この受像層と呼ばれる染料染着層の
塗布は、生産性を高めるために薄いベースフィルムをロ
ール状に巻き、これを引張り出して、グラビアコータと
呼ばれる塗布機で連続的に塗布後、加熱をして定着させ
て作成することが望ましい。
塗布は、生産性を高めるために薄いベースフィルムをロ
ール状に巻き、これを引張り出して、グラビアコータと
呼ばれる塗布機で連続的に塗布後、加熱をして定着させ
て作成することが望ましい。
【0025】図2は前記IDカード1の生カードである
本発明の画像記録体1′の断面構造を示す。図中、4は
芯材であり、この芯材4は機械的強度を厚みを出すため
の部材であり、透明PETに原色顔料(例えば赤か青)
を混入させてある。
本発明の画像記録体1′の断面構造を示す。図中、4は
芯材であり、この芯材4は機械的強度を厚みを出すため
の部材であり、透明PETに原色顔料(例えば赤か青)
を混入させてある。
【0026】この芯材4の一面(図において上面)に
は、第1のベースフィルム5を介して受像層6が積層さ
れていると共に、芯材4の他面には、第2のベースフィ
ルム8を介して筆記層7が積層された状態となってい
る。
は、第1のベースフィルム5を介して受像層6が積層さ
れていると共に、芯材4の他面には、第2のベースフィ
ルム8を介して筆記層7が積層された状態となってい
る。
【0027】前記第1のベースフィルム5は、前記受像
層6を塗布するために必要なものであり、このベースフ
ィルム5は、発色した時の画像を美しく見せるために白
色の顔料を混入させたPETで構成されている。
層6を塗布するために必要なものであり、このベースフ
ィルム5は、発色した時の画像を美しく見せるために白
色の顔料を混入させたPETで構成されている。
【0028】また、第2のベースフィルム7は、前記筆
記層8を塗布するために必要なものであり、このベース
フィルム7は、発色した時の画像を美しく見せるために
も白色の顔料を混入させたPETで構成されている。
記層8を塗布するために必要なものであり、このベース
フィルム7は、発色した時の画像を美しく見せるために
も白色の顔料を混入させたPETで構成されている。
【0029】なお、これら第1,第2のベースフィルム
5,7は、加熱による反りを防止するためには、互いに
同じ素材と厚さを持つことが望ましい。また、前記筆記
層8は、ポリエステルエマルジョンに炭酸カルシウムを
拡散させて、表面をざらざらに粗して、鉛筆による筆記
をし易くしたものである。
5,7は、加熱による反りを防止するためには、互いに
同じ素材と厚さを持つことが望ましい。また、前記筆記
層8は、ポリエステルエマルジョンに炭酸カルシウムを
拡散させて、表面をざらざらに粗して、鉛筆による筆記
をし易くしたものである。
【0030】また、図3は上記の構造からなる画像記録
体1′を用いて作成したIDカード1の断面構造を示す
ものである。図中、2Aは前記受像層6に対し感熱昇華
印刷で描かれた顔画像2となる染料インクを示し、3A
は前記受像層6に対し溶融転写印刷で描かれた記載情報
3となる溶融転写インクである。また、9は前記筆記層
8に対して施されたプレ印刷である。
体1′を用いて作成したIDカード1の断面構造を示す
ものである。図中、2Aは前記受像層6に対し感熱昇華
印刷で描かれた顔画像2となる染料インクを示し、3A
は前記受像層6に対し溶融転写印刷で描かれた記載情報
3となる溶融転写インクである。また、9は前記筆記層
8に対して施されたプレ印刷である。
【0031】また、前記受像層6の上には、紫外線カッ
ト層10を介して表面保護層11が形成され、前記ID
カード1を構成している。表面保護層11は、透明な紫
外線硬化樹脂を塗布後に、紫外線を照射して固めたもの
である。また、紫外線カット層10は太陽光などによる
顔画像2の染料インキ2Aの退色を防止するために紫外
線吸収剤をポリエステル系の樹脂にまぜて塗布したもの
である。
ト層10を介して表面保護層11が形成され、前記ID
カード1を構成している。表面保護層11は、透明な紫
外線硬化樹脂を塗布後に、紫外線を照射して固めたもの
である。また、紫外線カット層10は太陽光などによる
顔画像2の染料インキ2Aの退色を防止するために紫外
線吸収剤をポリエステル系の樹脂にまぜて塗布したもの
である。
【0032】また、画像記録体1′は、前記各層、すな
わち、芯材4,第1のベースフィルム5,受像層6,第
2のベースフィルム7,筆記層8が一体に熱で溶着させ
られ、且つ外形を整えられることでIDカード1の生カ
ードとして使用され、図示しないIDカード発行機のカ
ード供給部に多数枚一括してセットされる。そして、カ
ード供給部から一枚づつ取り出された後、顔画像印刷、
記載情報印刷、紫外線カット層の塗布、表面保護層の塗
布と硬化等の各工程を経る事によりIDカード1とされ
るものである。なお、この種のIDカード発行機として
は、例えば特願平6−103883号などに詳しく記述
されているので、ここでは省略する。
わち、芯材4,第1のベースフィルム5,受像層6,第
2のベースフィルム7,筆記層8が一体に熱で溶着させ
られ、且つ外形を整えられることでIDカード1の生カ
ードとして使用され、図示しないIDカード発行機のカ
ード供給部に多数枚一括してセットされる。そして、カ
ード供給部から一枚づつ取り出された後、顔画像印刷、
記載情報印刷、紫外線カット層の塗布、表面保護層の塗
布と硬化等の各工程を経る事によりIDカード1とされ
るものである。なお、この種のIDカード発行機として
は、例えば特願平6−103883号などに詳しく記述
されているので、ここでは省略する。
【0033】従って、ここではこの生カードである画像
記録体1′の製造方法について述べる。グラビアコータ
を使って、ロール状に巻かれた厚さ100μの白PET
からなる第1のベースフィルム5に連続して受像層6を
厚さ5μ程度塗布し、加熱して定着させる。この第1の
ベースフィルム5の受像層6の塗布面と逆側の面は接着
性を高めるための軟化処理が事前に施されている。
記録体1′の製造方法について述べる。グラビアコータ
を使って、ロール状に巻かれた厚さ100μの白PET
からなる第1のベースフィルム5に連続して受像層6を
厚さ5μ程度塗布し、加熱して定着させる。この第1の
ベースフィルム5の受像層6の塗布面と逆側の面は接着
性を高めるための軟化処理が事前に施されている。
【0034】そして、定着したものをロール状に巻き取
った後、一定の長さに裁断することにより、第1のベー
スフィルム5と受像層6とが一体となった定尺の定板を
作成する。
った後、一定の長さに裁断することにより、第1のベー
スフィルム5と受像層6とが一体となった定尺の定板を
作成する。
【0035】同じグラビアコータを使って、同じロール
状に巻かれた厚さ100μの白PETからなる第2のベ
ースフィルム7に連続して筆記層8を厚さ5μ程度に塗
布し、加熱して定着させる。
状に巻かれた厚さ100μの白PETからなる第2のベ
ースフィルム7に連続して筆記層8を厚さ5μ程度に塗
布し、加熱して定着させる。
【0036】この第2のベースフィルム7も上記第1の
ベースフィルム5と同様に筆記層8の塗布面と逆側の面
は接着性を高めるための軟化処理が事前に施されてい
る。そして、定着したものをロール状に巻き取った後、
一定の長さに裁断することにより、第2のベースフィル
ム7と筆記層8とが一体となった定尺の定板を作成す
る。
ベースフィルム5と同様に筆記層8の塗布面と逆側の面
は接着性を高めるための軟化処理が事前に施されてい
る。そして、定着したものをロール状に巻き取った後、
一定の長さに裁断することにより、第2のベースフィル
ム7と筆記層8とが一体となった定尺の定板を作成す
る。
【0037】一方、芯材4は、薄く着色した透明PET
500μであり、前記第1,第2のベースフィルム5,
7と同じ定尺にカットしてある。この定板も両面を接着
性を高めるための軟化処理を事前に施しておく。
500μであり、前記第1,第2のベースフィルム5,
7と同じ定尺にカットしてある。この定板も両面を接着
性を高めるための軟化処理を事前に施しておく。
【0038】次に、これら3種の定板を、すなわち、受
像層6をその表面に有する第1のベースフィルム5と、
芯材4と、及び筆記層8をその表面に有する第2のベー
スフィルム7とを重ねて、さらにその上側と下側に保護
シートをセットして傷をつかないようにして、減圧し、
加熱しながらプレスすることにより一体に融着させる。
減圧する理由は、空気の気泡を層間に取り残さないため
である。
像層6をその表面に有する第1のベースフィルム5と、
芯材4と、及び筆記層8をその表面に有する第2のベー
スフィルム7とを重ねて、さらにその上側と下側に保護
シートをセットして傷をつかないようにして、減圧し、
加熱しながらプレスすることにより一体に融着させる。
減圧する理由は、空気の気泡を層間に取り残さないため
である。
【0039】ついで、冷却後に型によりカード形状に打
ち抜き、その後で上面、裏面にUV(紫外線)硬化イン
クでプレ印刷をすると生カードができあがる。このよう
に作成されたIDカード1の生カードである本発明の画
像記録体1′にあっては、厚みが100μの白PETか
らなる第1,第2のベースフィルム5,7で両側を挟み
込んであるので普通に見ても単なる白い生カードにしか
見えないが、厚さ方向の側面を見ると着色された芯材4
の色のストライブがぐるっとまわっている。
ち抜き、その後で上面、裏面にUV(紫外線)硬化イン
クでプレ印刷をすると生カードができあがる。このよう
に作成されたIDカード1の生カードである本発明の画
像記録体1′にあっては、厚みが100μの白PETか
らなる第1,第2のベースフィルム5,7で両側を挟み
込んであるので普通に見ても単なる白い生カードにしか
見えないが、厚さ方向の側面を見ると着色された芯材4
の色のストライブがぐるっとまわっている。
【0040】従来のPVC製のIDカードの場合は、本
発明にような貼合せ構造ではなく一枚の単板であるの
で、端面は全て白くなっており、したがって、上面、下
面がどんなにカラフルになっていても側面は印刷前の白
となっているものである。
発明にような貼合せ構造ではなく一枚の単板であるの
で、端面は全て白くなっており、したがって、上面、下
面がどんなにカラフルになっていても側面は印刷前の白
となっているものである。
【0041】また、この画像記録体1′により作成され
たIDカード1は、厚みが100μの白PETからなる
第1,第2のベースフィルム5,7で上、下を挟み込ん
であるので、顔画像2の印刷や記載情報3の印刷を終
え、紫外線カット(UVカット)、保護層塗布、硬化後
の仕上がりカードで見ると、通常のカードと全く同じで
あり、何の変化も感じられない。
たIDカード1は、厚みが100μの白PETからなる
第1,第2のベースフィルム5,7で上、下を挟み込ん
であるので、顔画像2の印刷や記載情報3の印刷を終
え、紫外線カット(UVカット)、保護層塗布、硬化後
の仕上がりカードで見ると、通常のカードと全く同じで
あり、何の変化も感じられない。
【0042】しかし、強い陽の光や懐中電灯を当てる
と、支持体である心材4の着色が透けて見えて、全体が
青や赤に染まって見える。したがって、パスケース等に
セットしたものを、そのまま見ても、本物であるか偽造
したものであるかが容易に判別できる。
と、支持体である心材4の着色が透けて見えて、全体が
青や赤に染まって見える。したがって、パスケース等に
セットしたものを、そのまま見ても、本物であるか偽造
したものであるかが容易に判別できる。
【0043】このように光が透過して見えるためには、
両面の不透明の白PETからなる第1,第2のベースフ
ィルム5,7は100μ程度が限度であり、これ以上厚
くしてしまうと、通常の懐中電灯では光が透過せずに暗
く見えるだけである。又、50μ以下に薄くしてしまう
と芯材4や裏面が見えてしまい好ましくない。
両面の不透明の白PETからなる第1,第2のベースフ
ィルム5,7は100μ程度が限度であり、これ以上厚
くしてしまうと、通常の懐中電灯では光が透過せずに暗
く見えるだけである。又、50μ以下に薄くしてしまう
と芯材4や裏面が見えてしまい好ましくない。
【0044】また、中心の芯材4を不透明の着色PET
で構成してしまうと光が透過せずに端面は着色してスト
ライプになるが券面自体は単に暗く見えるだけになって
しまうため、芯材4は透明性を有することが望ましい。
で構成してしまうと光が透過せずに端面は着色してスト
ライプになるが券面自体は単に暗く見えるだけになって
しまうため、芯材4は透明性を有することが望ましい。
【0045】しかし、芯材4に着色をしなければ強い光
をかけると裏面が透けて見えるので単板の白色素材(誰
でもすぐに手に入れることができる。)に比較してこれ
だけでもそれなりの偽造防止性はあるが、パスケース等
にセットしたものを、そのまま見ても分からない場合が
あって偽造防止性が劣るため、本実施例のように例えば
赤や青の着色を施した着色透明PETであることが望ま
しい。
をかけると裏面が透けて見えるので単板の白色素材(誰
でもすぐに手に入れることができる。)に比較してこれ
だけでもそれなりの偽造防止性はあるが、パスケース等
にセットしたものを、そのまま見ても分からない場合が
あって偽造防止性が劣るため、本実施例のように例えば
赤や青の着色を施した着色透明PETであることが望ま
しい。
【0046】上記の画像記録体1′にあっては、製造上
はとっても簡単であるが、個人的に数枚作ろうとする
と、非常に手間ひまがかかってコストが莫大となり、ま
た、何よりも気を付けなければ、そうした偽造防止策が
その本物のカードに組込まれていることを意識したりさ
せないでいて、かつ、本物を知っている人には簡単に発
見できる、安価で、偽造防止性の高い画像記録体を提供
できるものである。なお、本発明は、上記一実施例に限
らず、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能
なことは勿論である。
はとっても簡単であるが、個人的に数枚作ろうとする
と、非常に手間ひまがかかってコストが莫大となり、ま
た、何よりも気を付けなければ、そうした偽造防止策が
その本物のカードに組込まれていることを意識したりさ
せないでいて、かつ、本物を知っている人には簡単に発
見できる、安価で、偽造防止性の高い画像記録体を提供
できるものである。なお、本発明は、上記一実施例に限
らず、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能
なことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1記載の画像記録体によ
れば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体
を不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、
筆記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との
3層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさず
に無公害のカードを実現できる。
のような効果を奏する。請求項1記載の画像記録体によ
れば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体
を不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、
筆記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との
3層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさず
に無公害のカードを実現できる。
【0048】また、芯材を着色したPETで構成するこ
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
【0049】また偽造防止策を芯材に組み込むことで、
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
【0050】また、請求項2記載の画像記録体によれ
ば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体を
不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、筆
記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との3
層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさずに
無公害のカードを実現できる。
ば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体を
不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、筆
記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との3
層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさずに
無公害のカードを実現できる。
【0051】また、芯材を着色したPETで構成するこ
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
【0052】また偽造防止策を芯材に組み込むことで、
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
【0053】また、請求項3記載の画像記録体によれ
ば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体を
不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、筆
記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との3
層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさずに
無公害のカードを実現できる。
ば、単板構造では色彩を鮮やかに見せるためには全体を
不透明の白色で構成せざる得ないが、今回は受像層、筆
記層をロール状のベースフィルムに塗布し、芯材との3
層構造にすることにより、生産性をそれほど落とさずに
無公害のカードを実現できる。
【0054】また、芯材を着色したPETで構成するこ
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
とで、端面の着色ストライプや、光にかざした時の券面
全体の発色によりコピーでは実現できない偽造防止性を
高めることができた。
【0055】また偽造防止策を芯材に組み込むことで、
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
一般の人には通常の使用過程ではそういう防止策が組み
込まれていることが分からず、従って、偽造の対象とな
らないために、単純でありながら、かえって、偽造防止
性の高いカードを提供することができる。
【0056】光にかざした時の券面全体の発色によりコ
ピーでは実現できない偽造防止性を高めることができ
た。また偽造防止策を芯材に組み込むことで、一般の人
には通常の使用過程ではそういう防止策が組み込まれて
いることが分からず、従って、偽造の対象とならないた
めに、単純でありながら、かえって、偽造防止性の高い
カードを提供することができる。
ピーでは実現できない偽造防止性を高めることができ
た。また偽造防止策を芯材に組み込むことで、一般の人
には通常の使用過程ではそういう防止策が組み込まれて
いることが分からず、従って、偽造の対象とならないた
めに、単純でありながら、かえって、偽造防止性の高い
カードを提供することができる。
【図1】本発明の画像記録体を使用して作成したIDカ
ードの外観斜視図。
ードの外観斜視図。
【図2】本発明の画像記録体の断面図。
【図3】本発明の画像記録体を使用して作成したIDカ
ードの断面図。
ードの断面図。
1…IDカード、1′…画像記録体、2…顔画像、2A
…顔画像となる染料インク、3…記載情報、3A…記載
情報となる溶融転写インク、4…芯材、5…第1のベー
スフィルム、6…受像層、7…第2のベースフィルム、
8…筆記層、9…プレ印刷、10…紫外線カット層、1
1…表面保護層。
…顔画像となる染料インク、3…記載情報、3A…記載
情報となる溶融転写インク、4…芯材、5…第1のベー
スフィルム、6…受像層、7…第2のベースフィルム、
8…筆記層、9…プレ印刷、10…紫外線カット層、1
1…表面保護層。
Claims (3)
- 【請求項1】透明性部材で構成された芯材と、 この芯材の一面に重合されると共に表面に受像層が形成
された白色の第1のベースフィルムと、 前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆記層が形成
された前記第1のベースフィルムとほぼ同等の厚さを有
する白色の第2のベースフィルムと、を具備してなるこ
とを特徴とする画像記録体。 - 【請求項2】着色した透明性の部材で構成された芯材
と、 この芯材の一面に重合されると共に表面に受像層が形成
された白色の第1のベースフィルムと、 前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆記層が形成
された前記第1のベースフィルムとほぼ同等の厚さを有
する白色の第2のベースフィルムと、を具備してなるこ
とを特徴とする画像記録体。 - 【請求項3】着色した透明性の部材で構成された芯材
と、 この芯材の一面に重合されると共に表面に受像層が形成
された白色の第1のベースフィルムと、 前記芯材の他面に重合されると共に表面に筆記層が形成
された前記第1のベースフィルムとほぼ同等の厚さを有
する白色の第2のベースフィルムと、を具備し、 前記第1,第2のベースフィルムの厚みを50〜100
μとしたことを特徴とする画像記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165167A JPH0825854A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画像記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165167A JPH0825854A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画像記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825854A true JPH0825854A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15807138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165167A Pending JPH0825854A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画像記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014008731A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 個人情報表示体 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165167A patent/JPH0825854A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014008731A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 個人情報表示体 |
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